JPH04254815A - 走査型顕微鏡 - Google Patents

走査型顕微鏡

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JPH04254815A
JPH04254815A JP1655391A JP1655391A JPH04254815A JP H04254815 A JPH04254815 A JP H04254815A JP 1655391 A JP1655391 A JP 1655391A JP 1655391 A JP1655391 A JP 1655391A JP H04254815 A JPH04254815 A JP H04254815A
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JP
Japan
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light
sample
optical system
wavelength
phase
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1655391A
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English (en)
Inventor
Toshihito Kimura
木村俊仁
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学式の走査型顕微鏡に
関し、特に詳細には、一般的な明視野像も撮像可能で、
また透明試料の位相情報を可視化することも可能にした
走査型顕微鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、照明光を微小な光点に収束さ
せ、この光点を試料上において2次元的に走査させ、そ
の際該試料を透過した光あるいはそこで反射した光、さ
らには試料から発せられた蛍光を光検出器で検出して、
試料の拡大像を担持する電気信号を得るようにした光学
式走査型顕微鏡が公知となっている。なお特開昭62−
217218 号公報には、この光学式走査型顕微鏡の
一例が示されている。
【0003】一方従来より、透明な物体(位相物体)を
観察するための顕微鏡の一つとして、位相差顕微鏡が提
供されている。この位相差顕微鏡は基本的に、試料をは
さんで互いに反対側に配されたλ/4板等の位相板とリ
ング絞りとを有し、試料で回折した照明光と、試料を透
過あるいはそこで反射した非回折照明光の一方のみに位
相遅れを与えた上で干渉させ、それにより、試料の位相
情報を明暗に変換するようにしたものである。最近では
、このような位相差顕微鏡を、共焦点走査型のものとし
て構成する試みもなされている。
【0004】ところで、走査型顕微鏡を使用するユーザ
ーにあっては、位相差顕微鏡のみを使用したいという要
求はほとんど無く、位相差顕微鏡が望まれる場合でも、
通常の明視野像も撮像可能とすることが要求されるのが
常である。
【0005】そこで従来は位相差顕微鏡が望まれる場合
は、光学式走査型顕微鏡の光学系として、通常のものと
、上記位相板等を含む位相差顕微鏡用のものとを用意し
ておき、それらを切換え使用することにより通常画像、
あるいは位相画像を撮像するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
光学系をいちいち切換え使用するのは大変面倒であり、
その作業は顕微鏡使用者にとって大きな負担となってい
た。
【0007】また、ある瞬間の試料の状態を通常画像と
位相画像の双方で観察したいという要求も存在するが、
上記のように光学系を切換え使用する場合は、その切換
え作業をいかに素早く行なっても、厳密に同時点の通常
画像と位相画像の双方を得ることは当然不可能である。
【0008】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たものであり、煩わしい光学系の切換え操作を必要とせ
ずに通常画像と位相画像の双方を得ることが可能で、ま
た、厳密に同時点のこれら両画像を得ることができる光
学式走査型顕微鏡を提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の走査
型顕微鏡は、◆試料が載置される試料台と、◆第1の方
向に直線偏光した光、およびそれと直交する第2の方向
に直線偏光した光を含む照明光を発する光源と、◆上記
第1の方向に直線偏光した照明光のみを通過させる所定
形状の第1の偏光子と、◆上記第2の方向に直線偏光し
た照明光のみを通過させる第2の偏光子と、◆これら第
1および第2の偏光子を通過した照明光を試料上におい
て微小な光点として結像させる送光光学系と、◆上記光
点を試料上で2次元的に走査させる走査手段と、◆第1
の偏光子の形状に対応した形状を有し、試料を経た(す
なわちそこを透過し、もしくはそこで反射した)、第1
の方向に直線偏光した光のみを通過させてそれに位相遅
れを与える検光位相板と、◆この検光位相板の後方側に
配されて、第1の方向に直線偏光した光と、第2の方向
に直線偏光した光とを互いに分岐する偏光ビームスプリ
ッタと、◆この偏光ビームスプリッタにより分岐された
第1の方向に直線偏光した光を集光して点像に結像させ
る第1の受光光学系と、◆上記偏光ビームスプリッタに
より分岐された第2の方向に直線偏光した光を集光して
点像に結像させる第2の受光光学系と、◆第1の受光光
学系が結像した点像を検出する第1の光検出器と、◆第
2の受光光学系が結像した点像を検出する第2の光検出
器とから構成されたことを特徴とするものである。
【0010】なお上記の検光位相板は、一般的な検光子
とλ/4板等の位相板とを貼り合わせたり、互いに間隔
を置いて配置する等により形成することができる。
【0011】また本発明による第2の走査型顕微鏡は、
◆試料が載置される試料台と、◆第1の方向に直線偏光
した光、およびそれと直交する第2の方向に直線偏光し
た光を含む照明光を発する光源と、◆所定形状の部分に
おいて、上記照明光に位相遅れを与える位相板と、◆こ
の位相板を通過しない照明光のうち第1の方向に直線偏
光した光のみを通過させる偏光子と、◆この偏光子およ
び位相板を通過した照明光を、試料上において微小な光
点として結像させる送光光学系と、◆上記光点を試料上
で2次元的に走査させる走査手段と、◆上記試料を経た
、第1の方向に直線偏光した光のみを通過させる第1の
検光子と、◆上記位相板の所定形状部分に対応した形状
を有し、位相が遅れて試料を経た光のうち、第2の方向
に直線偏光した光のみを通過させる第2の検光子と、◆
上記第1の検光子を通過した光と、第2の検光子を通過
した光とを互いに分岐する偏光ビームスプリッタと、◆
この偏光ビームスプリッタにより分岐された第1の方向
に直線偏光した光を集光して点像に結像させる第1の受
光光学系と、◆上記偏光ビームスプリッタにより分岐さ
れた第2の方向に直線偏光した光を集光して点像に結像
させる第2の受光光学系と、◆第1の受光光学系が結像
した点像を検出する第1の光検出器と、◆第2の受光光
学系が結像した点像を検出する第2の光検出器とから構
成されたことを特徴とするものである。
【0012】また本発明による第3の走査型顕微鏡は、
◆試料が載置される試料台と、◆第1の波長の光、およ
びそれと異なる第2の波長の光を含む照明光を発する光
源と、◆第1の波長の照明光のみを通過させる所定形状
の第1のフィルターと、◆第2の波長の照明光のみを通
過させる第2のフィルターと、◆これら第1および第2
のフィルターを通過した照明光を、試料上において微小
な光点として結像させる送光光学系と、◆上記光点を試
料上で2次元的に走査させる走査手段と、◆上記第1の
フィルターの形状に対応した形状を有し、試料を経た、
第1の波長の光のみを通過させてそれに位相遅れを与え
る波長選択性位相板と、◆この波長選択性位相板の後方
側に配されて、第1の波長の光と、第2の波長の光とを
互いに分岐する分波手段と、◆この分波手段により分岐
された第1の波長の光を集光して点像に結像させる第1
の受光光学系と、◆上記分波手段により分岐された第2
の波長の光を集光して点像に結像させる第2の受光光学
系と、◆第1の受光光学系が結像した点像を検出する第
1の光検出器と、◆第2の受光光学系が結像した点像を
検出する第2の光検出器とから構成されたことを特徴と
するものである。
【0013】なお上記の波長選択性位相板は、一般的な
光学フィルターとλ/4板等の位相板とを貼り合わせた
り、互いに間隔を置いて配置する等により形成すること
ができる。
【0014】また本発明による第4の走査型顕微鏡は、
◆試料が載置される試料台と、◆第1の波長の光、およ
びそれと異なる第2の波長の光を含む照明光を発する光
源と、◆所定形状の部分において、上記照明光に位相遅
れを与える位相板と、◆この位相板を通過しない照明光
のうち第1の波長の光のみを通過させる送光側フィルタ
ーと、◆この送光側フィルターおよび位相板を通過した
照明光を、試料上において微小な光点として結像させる
送光光学系と、◆上記光点を試料上で2次元的に走査さ
せる走査手段と、◆上記試料を経た、第1の波長の光の
みを通過させる第1の受光側フィルターと、  上記位
相板の所定形状部分に対応した形状を有し、位相が遅れ
て試料を経た光のうち、第2の波長の光のみを通過させ
る第2の受光側フィルターと、◆上記第1のフィルター
を通過した光と、第2の受光側フィルターを通過した光
とを互いに分岐する分波手段と、◆この分波手段により
分岐された第1の波長の光を集光して点像に結像させる
第1の受光光学系と、◆上記分波手段により分岐された
第2の波長の光を集光して点像に結像させる第2の受光
光学系と、◆第1の受光光学系が結像した点像を検出す
る第1の光検出器と、◆第2の受光光学系が結像した点
像を検出する第2の光検出器とから構成されたことを特
徴とするものである。
【0015】
【作用】上記構成の第1の走査型顕微鏡においては、検
光位相板の後方側、すなわち試料と反対側にあって第1
の方向に直線偏光した光には、検光位相板を通過して位
相が遅れた非回折光と、試料で回折したために検光位相
板を通過しなかった光(これは当然位相遅れを生じてい
ない)とが含まれる。したがって、この走査型顕微鏡に
おいて第1の光検出器が検出する点像は、上記位相が遅
れた非回折光と、位相遅れのない回折光とが干渉したも
のとなるから、この第1の光検出器の出力に基づいて画
像を再生すれば、それは試料の位相画像となる。
【0016】またこの第1の走査型顕微鏡において、検
光位相板の後方側にあって第2の方向に直線偏光した光
は、検光位相板を通過しなかったものであるから、当然
位相遅れのないものであり、そしてそれには、非回折光
と試料で回折した回折光とが含まれる。したがって、こ
の走査型顕微鏡において第2の光検出器が検出する点像
は、ともに位相遅れのない上記非回折光と回折光とによ
るものとなるから、この第2の光検出器の出力に基づい
て画像を再生すれば、それは試料の通常画像となる。
【0017】一方上記構成の第2の走査型顕微鏡におい
て、第1の検光子には、位相板を通らずに偏光子により
第1の方向に直線偏光した非回折光が入射するとともに
、位相板により位相遅れを生じてかつ試料で回折した光
(第1の方向に直線偏光した光と第2の方向に直線偏光
した光とを含む)が入射する。そこでこの第1の検光子
からは、それぞれ第1の方向に直線偏光した、位相遅れ
のない非回折光と位相遅れを生じた回折光とが出射する
。したがって、この走査型顕微鏡において第1の光検出
器が検出する点像は、上記位相遅れのない非回折光と、
位相が遅れた回折光とが干渉したものとなるから、この
第1の光検出器の出力に基づいて画像を再生すれば、そ
れは試料の位相画像となる。
【0018】また第2の検光子には、位相板を通過して
位相が遅れた非回折光と回折光(第1の方向に直線偏光
した光と第2の方向に直線偏光した光とを含む)が入射
するとともに、位相板を通らないで第1の方向に直線偏
光した回折光が入射する。そこでこの第2の検光子から
は、ともに第2の方向に直線偏光して位相が遅れた非回
折光と回折光とが出射する。したがって、この走査型顕
微鏡において第2の光検出器が検出する点像は、ともに
位相が遅れた非回折光と回折光とによるものとなるから
、この第2の光検出器の出力に基づいて画像を再生すれ
ば、それは試料の通常画像となる。
【0019】一方上記構成の第3の走査型顕微鏡におい
ては、波長選択性位相板の後方側、すなわち試料と反対
側にある第1の波長の光には、位相板を通過して位相が
遅れた非回折光と、試料で回折したために位相板を通過
しなかった光(これは当然位相遅れを生じていない)と
が含まれる。したがって、この走査型顕微鏡において第
1の光検出器が検出する点像は、上記位相が遅れた非回
折光と、位相遅れのない回折光とが干渉したものとなる
から、この第1の光検出器の出力に基づいて画像を再生
すれば、それは試料の位相画像となる。
【0020】またこの第3の走査型顕微鏡において、波
長選択性位相板の後方側にある第2の波長の光は、位相
板を通過しなかったものであるから、当然位相遅れのな
いものであり、そしてそれには、非回折光と試料で回折
した回折光とが含まれる。したがって、この走査型顕微
鏡において第2の光検出器が検出する点像は、ともに位
相遅れのない上記非回折光と回折光とによるものとなる
から、この第2の光検出器の出力に基づいて画像を再生
すれば、それは試料の通常画像となる。
【0021】一方上記構成の第4の走査型顕微鏡におい
て、第1の受光側フィルターには、位相板を通らずに送
光側フィルターを通過した第1の波長の非回折光が入射
するとともに、位相板により位相遅れを生じてかつ試料
で回折した光(第1の波長の光と第2の波長の光とを含
む)が入射する。そこでこの第1の受光側フィルターか
らは、それぞれ第1の波長を有する、位相遅れのない非
回折光と位相遅れを生じた回折光とが出射する。したが
って、この走査型顕微鏡において第1の光検出器が検出
する点像は、上記位相遅れのない非回折光と、位相が遅
れた回折光とが干渉したものとなるから、この第1の光
検出器の出力に基づいて画像を再生すれば、それは試料
の位相画像となる。
【0022】また第2の受光側フィルターには、位相板
を通過して位相が遅れた非回折光と回折光(第1の波長
の光と第2の波長の光とを含む)が入射するとともに、
位相板を通らずに送光側フィルターを通過した第1の波
長の回折光が入射する。そこでこの第2の受光側フィル
ターからは、ともに第2の波長で位相が遅れた非回折光
と回折光とが出射する。したがって、この走査型顕微鏡
において第2の光検出器が検出する点像は、ともに位相
が遅れた非回折光と回折光とによるものとなるから、こ
の第2の光検出器の出力に基づいて画像を再生すれば、
それは試料の通常画像となる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明による走査型顕微鏡
においては、第1および第2の光検出器の各出力のうち
どちらを利用するかという簡単な選択操作により、試料
の通常画像もまた位相画像も随意に得ることができる。
【0024】また、位相が相等しい非回折光および回折
光による点像と、一方が位相遅れを生じている非回折光
および回折光による点像は、同時に結像されるものであ
るから、第1および第2の光検出器の出力の双方を利用
することにより、厳密に同じ時点における試料の通常画
像と位相画像とを撮像することも可能となる。
【0025】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を
詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施例による透
過型の共焦点走査型顕微鏡を示すものである。図示され
るように単色光レーザ10からは、照明光としてのレー
ザビーム11が射出される。無偏光光であるこの照明光
11はコリメーターレンズ12で平行光化された後、収
束レンズ13で集光されて光ファイバー14内に入射せ
しめられる。
【0026】この光ファイバー14の一端は移動台15
に固定されており、該光ファイバー14内を伝搬した照
明光11はこの一端から出射する。この際光ファイバー
14の一端は、点光源状に照明光11を発することにな
る。移動台15には、コリメーターレンズ16および対
物レンズ(コンデンサーレンズ)17からなる送光光学
系18が保持されている。そしてこれら両レンズ16、
17の間には、複合偏光板3が配されている。この複合
偏光板3は図2に平面形状を示すように、環状の第1の
偏光子1と、この第1の偏光子1の内側および外側に配
された第2の偏光子2とが組み合わされてなるものであ
る。第1の偏光子1は、図1において左右方向に直線偏
光した光のみを通過させる。なおこの偏光方向を第1の
方向とし、図中では概略的に両向きの矢印で示す。一方
第2の偏光子2は、図1において紙面と垂直な方向に直
線偏光した光のみを通過させる。なおこの偏光方向を第
2の方向とし、図中では概略的に黒点入りの丸で示す。
【0027】上述の通り本実施例では、照明光源として
、無偏光光である照明光11を発する単色光レーザ10
が用いられているが、その代わりに、ある方向に直線偏
光した光と、それと直交する方向に直線偏光した光とを
発する光源を用いるようにしてもよい。
【0028】また移動台15にはさらに、対物レンズ1
9および集光レンズ20が保持されており、これら両レ
ンズ19、20の間には円板4が配されている。この円
板4は図3の平面図にも示される通り、後述のように検
光子および位相板として作用する環状部分4aを有する
ものである。上記送光光学系18と両レンズ19、20
とは、互いに光軸を一致させて固定されている。また送
光光学系18と対物レンズ19との間には、移動台15
と別体とされた試料台22が配されている。この試料台
22と移動台15は、後述するようにして架台32に保
持されている。なお複合偏光板3は、対物レンズ17の
前側焦点面に配され、円板4は複合偏光板3と共役の関
係に配されている。
【0029】上記の照明光11はコリメーターレンズ1
6によって平行光とされた上で、複合偏光板3に入射す
る。 すると、この照明光11のうち前記第1の方向に直線偏
光した成分のみが第1の偏光子1を通過し、また第2の
方向に直線偏光した成分のみが第2の偏光子2を通過す
る。なお第1の偏光子1は前述の通りの形状のものであ
るから、この第1の偏光子1を通過した照明光11は輪
帯光となる。こうして上記2つの偏光成分のみからなる
ものとなった照明光11は、対物レンズ17によって集
光され、試料台22に載置された試料23上で(表面あ
るいは内部で)微小な光点Pに収束する。
【0030】試料23を透過した透過光(非回折光)1
1’の光束は、対物レンズ19によって平行光とされ、
円板4を通過し、次に集光レンズ20によって集光され
て収束する。この収束位置において移動台15にはピン
ホール板26が固定されており、このピンホール板26
を通過した透過光11’は、架台32に保持されたコリ
メーターレンズ36に入射する。コリメーターレンズ3
6によって平行光とされた透過光11’は偏光ビームス
プリッタ37に入射し、その膜面37aにP偏光として
入射した光(つまり第1の方向に直線偏光した光)はそ
こを透過し、膜面37aにS偏光として入射した光(つ
まり第2の方向に直線偏光した光)はそこで反射する。
【0031】膜面37aを透過した光11Tは、前記レ
ンズ19、20、36とともに第1の受光光学系を構成
する集光レンズ38によって集光され、点像Q1に結像
する。この点像Q1は光電子増倍管等からなる第1の光
検出器39によって検出され、この第1の光検出器39
は点像Q1の明るさを示す信号S1を出力する。一方膜
面37aで反射した光11Hは、前記レンズ19、20
、36とともに第2の受光光学系を構成する集光レンズ
40によって集光され、点像Q2に結像する。この点像
Q2は光電子増倍管等からなる第2の光検出器41によ
って検出され、この第2の光検出器41は点像Q2の明
るさを示す信号S2を出力する。
【0032】次に、照明光光点Pの2次元走査について
説明する。上記移動台15と架台32との間には、積層
ピエゾ素子33が介装されている。この積層ピエゾ素子
33はピエゾ素子駆動回路34から駆動電力を受けて駆
動し、移動台15を矢印X方向に高速で往復移動させる
。なお、光ファイバー14は屈曲可能であるので、照明
光11を伝搬させつつ、移動台15の振動を許容する。
【0033】一方試料台22と架台32との間には、積
層ピエゾ素子47、49が介装されている。積層ピエゾ
素子47はピエゾ素子駆動回路48から駆動電力を受け
て駆動し、試料台22をY方向(図の紙面に垂直な方向
)に高速で往復移動させる。それにより試料台22は移
動台15に対して相対移動され、前記光点Pが試料23
上を、主走査方向Xと直交するY方向に副走査する。な
おこの副走査の速度は主走査速度と比べて十分に低く設
定して、試料台22の移動のために試料23が飛んでし
まうことを防止する。
【0034】以上のようにして光点Pが試料23上を2
次元的に走査することにより、第1の光検出器39およ
び第2の光検出器41からはそれぞれ、試料23の2次
元拡大像を担持する連続的な信号S1、S2が得られる
。これらの信号S1、S2は、例えば所定周期毎にサン
プリングする等により、画素分割された信号とされる。
【0035】ここで、前述した環状の検光位相板4aは
、第1の偏光子1を通過した後に試料23を透過した光
(つまり第1の方向に直線偏光した非回折光)がすべて
入射する大きさとされている。この検光位相板4aは、
ともに環状の位相板(λ/4板)と、第1の方向に直線
偏光した光を通過させる検光子とが貼り合わされてなる
。一方円板4の検光位相板4a以外の部分は、検光作用
も位相板としての作用も果たさない透明部材から形成さ
れている。
【0036】したがって、検光位相板4aの後方側、す
なわち試料23と反対側にあって第1の方向に直線偏光
した光には、検光位相板4aを通過して位相が遅れた非
回折光と、試料23で回折したために検光位相板4aを
通過しなかった光(これは当然位相遅れを生じていない
)とが含まれる。偏光ビームスプリッタ37の膜面37
aを透過した光11Tは、これらの光である。よって第
1の光検出器39が検出する点像Q1は、上記位相が遅
れた非回折光と、位相遅れのない回折光とが干渉したも
のとなる。
【0037】一方検光位相板4aの後方側にあって第2
の方向に直線偏光した光は、検光位相板4aを通過しな
かったものであるから、当然位相遅れのないものであり
、そしてそれには、非回折光と、試料23で回折した回
折光とが含まれる。これらの光はすべて、偏光ビームス
プリッタ37の膜面37aで反射する。よって第2の光
検出器41が検出する点像Q2は、これらの非回折光お
よび回折光によるものとなる。したがって、第1の光検
出器39の出力信号S1が担う試料23の拡大像は、試
料23の位相情報を明暗で示す位相画像となり、他方、
第2の光検出器41の出力信号S2が担う試料23の拡
大像は通常画像となる。そこで、これらの信号S1、S
2をそれぞれ専用の画像再生装置に入力することにより
、厳密に同時点の試料23を示す位相画像および通常画
像を共に再生することができる。なお、これらの位相画
像および通常画像を共に再生するためには、信号S1、
S2の一方を1台の画像再生装置に入力して画像再生に
供し、他方の信号を一旦記憶手段に記憶させてから上記
と同じ画像再生装置に入力するようにしてもよい。
【0038】また、試料23の通常画像および位相画像
のどちらか一方のみしか必要でない場合には、両信号S
1、S2を選択的に切り換えて出力するスイッチ手段を
介して1台の画像再生装置に入力させればよい。そのよ
うな場合でも、通常画像と位相画像の出力切換えは、上
記スイッチ手段の操作のみで済むことになり、よってこ
の出力切換えは極めて簡単になされ得るものとなる。
【0039】またこの実施例の装置は、非回折光11’
をλ/4板からなる位相板4aに通しているので、位相
変化が明るく観察される正の位相コントラストタイプと
なっているが、このλ/4板の代わりに、位相を3λ/
4(3π/2)遅らせる位相板を用いることにより、位
相変化が暗く観察される負の位相コントラストタイプと
することも可能である。
【0040】なお本実施例では光検出器39、41が架
台32に固定されており、後述のように、照明光11の
主走査のために移動台15は架台32に対して相対移動
するので、光検出器39、41としてはある程度広い受
光面を有するものが用いられる。また、これらの光検出
器39、41は、レンズ36、38、40および偏光ビ
ームスプリッタ37とともに移動台15に固定されても
構わない。なお、上記のように透過光11’をピンホー
ル板26を介して検出することにより、そのハローや、
その他の不要光をカットすることができる。
【0041】また、上端に上記副走査用積層ピエゾ素子
47を固定し、下端が粗動ステージ51を介して架台3
2に取り付けられた積層ピエゾ素子49は、ピエゾ素子
駆動回路50から駆動電力を受けて駆動し、試料台22
を保持した積層ピエゾ素子47を、主、副走査方向X、
Yと直交する矢印Z方向に移動させる。こうして試料台
22をZ方向に所定距離移動させる毎に照明光光点Pの
2次元走査を行なえば、合焦点面の情報のみが光検出器
39、41によって検出される。そこで、これらの光検
出器39、41の出力信号S1、S2をフレームメモリ
に取り込むことにより、試料23をZ方向に移動させた
範囲内で、全ての面に焦点が合った画像を担う信号を得
ることが可能となる。
【0042】またピエゾ素子駆動回路34、48および
50には、制御回路35から同期信号が入力され、それ
により、光点Pの主、副走査および試料台22の光軸方
向移動の同期が取られる。また粗動ステージ51は手動
で、あるいは駆動手段を用いてY方向に移動可能であり
、こうして試料台22を動かすことにより、試料23の
交換を容易に行なうことができる。
【0043】なお、試料台22を移動させることによっ
て光点Pの副走査を行なう代わりに、移動台15を移動
させることによって光点Pの副走査を行なうようにして
もよい。また移動台15や試料台22の移動は、積層ピ
エゾ素子を利用して行なう他、例えば音叉、ボイスコイ
ルあるいは超音波による固体の固有振動を利用した走査
方式等により行なうことも可能である。
【0044】次に図4、5および6を参照して、本発明
の第2実施例について説明する。なおこれらの図4〜6
において、既に説明したものと同等の要素については同
番号を付してあり、それらについての説明は特に必要の
無い限り省略する(以下、同様)。
【0045】図4に基本構造を示すこの第2実施例装置
は、図1の第1実施例装置と比べると、複合偏光板3に
代えて偏光位相板60が、そして円板4に代えて複合検
光板63が設けられている点が異なっている。上記偏光
位相板60は図5に平面形状を示すように、環状の位相
板(λ/4板)60aと、この位相板60aの内側、外
側に配された偏光子60bとからなる。偏光子60bは
、第1の方向に直線偏光した光のみを通過させ、その表
面部分には、照明光11を適宜吸収する薄層が形成され
ている。また複合検光板63は図6に平面形状を示すよ
うに、第1の検光子61と第2の検光子62とが組み合
わされてなるものである。第2の検光子62は環状に形
成され、第1の検光子61はこの第2の検光子62の内
側および外側に配されている。第1の検光子61は前記
第1の方向に直線偏光した光のみを通過させ、一方第2
の検光子62は第2の方向に直線偏光した光のみを通過
させる。
【0046】上記複合検光板63は、位相板60aを通
過した後に試料23を透過した透過光(非回折光)11
’が、ちょうど第2の検光子62に入射するように配置
されている。すなわち偏光位相板60は対物レンズ17
の前側焦点面に配され、複合検光板63は偏光位相板6
0と共役の関係に配されている。上記の構成において、
偏光位相板60の位相板60aを通って位相がλ/4遅
れた照明光11は、無偏光の輪帯光となって試料23に
入射する。またその他の照明光11は、偏光位相板60
の偏光子60bの部分を通り、第1の方向に直線偏光し
て試料23に入射する。したがって第1の検光子61に
は、位相板60aを通らずに偏光子60bにより第1の
方向に直線偏光した非回折光11’が入射するとともに
、位相板60aにより位相遅れを生じてかつ試料23で
回折した光(第1の方向に直線偏光した光と、第2の方
向に直線偏光した光とを含む)が入射する。そこでこの
第1の検光子61からは、それぞれ第1の方向に直線偏
光した、位相遅れのない非回折光11’と位相遅れを生
じた回折光とが出射する。したがってこの走査型顕微鏡
においても、第1の光検出器39が検出する点像Q1は
、上記位相遅れのない非回折光11’と、位相が遅れた
回折光とが干渉したものとなるから、この第1の光検出
器39の出力信号S1に基づいて画像を再生すれば、そ
れは試料23の位相画像となる。
【0047】また第2の検光子62には、位相板60a
を通過して位相が遅れた非回折光11’と回折光(第1
の方向に直線偏光した光と、第2の方向に直線偏光した
光とを含む)が入射するとともに、偏光子60bを通っ
て第1の方向に直線偏光した回折光が入射する。そこで
この第2の検光子62からは、ともに第2の方向に直線
偏光して位相が遅れた非回折光11’と回折光とが出射
する。したがって、第2の光検出器41が検出する点像
Q2は、ともに位相が遅れた非回折光11’と回折光と
によるものとなるから、この第2の光検出器41の出力
信号S2に基づいて画像を再生すれば、それは試料23
の通常画像となる。
【0048】これらの信号S1、S2に基づいて、厳密
に同時点の試料23を示す位相画像および通常画像を共
に再生することができ、あるいは位相画像と通常画像の
一方を随意に選択して再生できることは、前記第1実施
例におけるのと同様である。
【0049】なおこの場合は、非回折光11’に対して
回折光の位相が約λ/2遅れるので、負の位相コントラ
ストタイプとなる。
【0050】次に図7、8および9を参照して、本発明
の第3実施例について説明する。この第3実施例装置は
図7に示されるように、図1の第1実施例装置と同様の
複合偏光板3、および検光位相板4aを保持した円板4
を備えるが、複合偏光板3の上面には複合フィルター板
5が、また円板4の上面には複合フィルター板6がそれ
ぞれ配されている。そして本装置では照明光源として、
これら3色を含む光を照明光11として発するRGBレ
ーザー80が用いられている。
【0051】上記複合フィルター板5は図8の平面図に
示されるように、図中それぞれR、G、Bの記号を付し
た複数の扇状フィルターが組み合わされてなるものであ
る。扇状フィルターRは赤色光のみを透過させ、扇状フ
ィルターGは緑色光のみを透過させ、そして扇状フィル
ターBは青色光のみを透過させる。他方の複合フィルタ
ー板6も、図9の平面図に示されるように、上記のもの
と同様の扇状フィルターR、扇状フィルターG、および
扇状フィルターBが組み合わされてなる。これらの複合
フィルター板5と複合フィルター板6とは、扇状フィル
ターR、G、Bの配置状態が光軸周りに互いに180 
°ずれた相対関係に配置されている。なお図8において
は複合フィルター板5に対する第1の偏光子1の位置を
、図9においては複合フィルター板6に対する検光位相
板4aの位置をそれぞれ仮想線で示してある。
【0052】この実施例においても、コリメーターレン
ズ36に入射する非回折光と回折光の偏光状態は、第1
実施例におけるのと同様となる。そして本例では、これ
らの非回折光および回折光のうちの赤色光11Rがダイ
クロイックミラー65で反射して、赤色用偏光ビームス
プリッタ66に入射する。この偏光ビームスプリッタ6
6の膜面66aにP偏光として入射した光(つまり第1
の方向に直線偏光した光)はそこを透過し、膜面66a
にS偏光として入射した光(つまり第2の方向に直線偏
光した光)はそこで反射する。
【0053】膜面66aを透過した赤色光11Rは集光
レンズ67によって集光され、点像QR1に結像する。 この点像QR1は赤色用第1の光検出器68によって検
出され、この第1の光検出器68は点像QR1の明るさ
を示す信号SR1を出力する。一方膜面66aで反射し
た赤色光11Rは集光レンズ69によって集光され、点
像QR2に結像する。この点像QR2は赤色用第2の光
検出器70によって検出され、この第2の光検出器70
は点像QR2の明るさを示す信号SR2を出力する。
【0054】この場合も第1実施例におけるのと同じ理
由により、偏光ビームスプリッタ66の膜面66aを透
過した赤色光11Rには、検光位相板4aを通過して位
相が遅れた非回折光と、試料23で回折したために検光
位相板4aを通過しなかった光とが含まれる。よって上
記第1の光検出器68が検出する点像QR1は、上記位
相が遅れた非回折光と、位相遅れのない回折光とが干渉
したものとなる。一方、第2の偏光子2を通過した後に
試料23を透過した光(つまり第2の方向に直線偏光し
た非回折光)はすべて偏光ビームスプリッタ66の膜面
66aで反射し、またこの第2の方向に直線偏光した回
折光も膜面66aで反射する。よって上記第2の光検出
器70が検出する点像QR2は、ともに位相遅れのない
この非回折光および回折光によるものとなる。したがっ
て、第1の光検出器68の出力信号SR1が担う試料2
3の拡大像は位相画像となり、他方、第2の光検出器7
0の出力信号SR2が担う試料23の拡大像は通常画像
となる。
【0055】一方、前記ダイクロイックミラー65を透
過した光はもう1つのダイクロイックミラー71に入射
し、そこで緑色光11Gが反射して緑色用偏光ビームス
プリッタ72に入射する。この偏光ビームスプリッタ7
2の膜面72aにP偏光として入射した光(つまり第1
の方向に直線偏光した光)はそこを透過し、膜面72a
にS偏光として入射した光(つまり第2の方向に直線偏
光した光)はそこで反射する。
【0056】膜面72aを透過した緑色光11Rは集光
レンズ73によって集光され、点像QG1に結像する。 この点像QG1は緑色用第1の光検出器74によって検
出され、この第1の光検出器74は点像QG1の明るさ
を示す信号SG1を出力する。一方膜面72aで反射し
た緑色光11Gは集光レンズ75によって集光され、点
像QG2に結像する。この点像QG2は緑色用第2の光
検出器76によって検出され、この第2の光検出器76
は点像QG2の明るさを示す信号SG2を出力する。
【0057】この緑色光11Gの場合も赤色光11Rの
場合と同様に、第1の光検出器74が検出する点像QG
1は、位相が遅れた非回折光と、位相遅れのない回折光
とが干渉したものとなる。一方、第2の光検出器76が
検出する点像QG2は、ともに位相遅れのない非回折光
および回折光によるものとなる。したがって、第1の光
検出器74の出力信号SG1が担う試料23の拡大像は
位相画像となり、他方、第2の光検出器76の出力信号
SG2が担う試料23の拡大像は通常画像となる。
【0058】一方、上記ダイクロイックミラー71を透
過した光つまり青色光11Bは、青色用偏光ビームスプ
リッタ77に入射する。この偏光ビームスプリッタ77
の膜面77aにP偏光として入射した光(つまり第1の
方向に直線偏光した光)はそこを透過し、膜面77aに
S偏光として入射した光(つまり第2の方向に直線偏光
した光)はそこで反射する。
【0059】膜面77aを透過した青色光11Rは集光
レンズ78によって集光され、点像QB1に結像する。 この点像QB1は青色用第1の光検出器79によって検
出され、この第1の光検出器79は点像QB1の明るさ
を示す信号SB1を出力する。一方膜面77aで反射し
た青色光11Bは集光レンズ81によって集光され、点
像QB2に結像する。この点像QB2は青色用第2の光
検出器82によって検出され、この第2の光検出器82
は点像QB2の明るさを示す信号SB2を出力する。
【0060】この青色光11Bの場合も、赤色光11R
および緑色光11Gの場合と同様に、第1の光検出器7
9が検出する点像QB1は、位相が遅れた非回折光と、
位相遅れのない回折光とが干渉したものとなる。一方、
第2の光検出器82が検出する点像QB2は、ともに位
相遅れのない非回折光および回折光によるものとなる。 したがって、第1の光検出器79の出力信号SB1が担
う試料23の拡大像は位相画像となり、他方、第2の光
検出器82の出力信号SB2が担う試料23の拡大像は
通常画像となる。
【0061】そこで、以上説明した信号SR1、SG1
およびSB1をカラー画像再生装置に入力すれば、試料
23のカラー位相画像を再生することができる。一方、
信号SR2、SG2およびSB2をカラー画像再生装置
に入力すれば、カラーの通常画像を再生することができ
る。
【0062】なお、複合偏光板3の第1の偏光子1およ
び第2の偏光子2に色消し処理を施せば、以上説明した
ような複合フィルター板5および6は省くことができる
。また、図4に基本構造を示した第2実施例の装置を、
上記と同様にしてカラー画像を撮像するように構成する
ことも可能である。
【0063】次に図10および11を参照して、本発明
の第4実施例について説明する。図10に基本構成を示
すこの実施例装置においては、照明光源として、第1の
波長λ1 の光と第2の波長λ2 の光とを含む照明光
11を発するレーザ光源装置90が用いられている。こ
のようなレーザ光源装置90は、互いに波長が異なるレ
ーザ光を射出する2つのレーザと、それらから各々発せ
られたレーザ光を合波する手段とから構成することがで
きる。あるいはこの照明光源として、波長λ1 、λ2
 の光を含む白色光等を発するものを用いることもでき
る。
【0064】また送光光学系18の両レンズ16、17
の間には、複合フィルター板93が配されている。この
複合フィルター板93は図11に平面形状を示すように
、環状の第1のフィルター91と、この第1のフィルタ
ー91の内側および外側に配された第2のフィルター9
2とが組み合わされてなるものである。第1のフィルタ
ー91は、上記第1の波長λ1 の光のみを通過させる
。一方第2のフィルター92は、上記第2の波長λ2 
の光のみを通過させる。
【0065】また、受光光学系の一部を構成する対物レ
ンズ19および集光レンズ20の間には、環状の波長選
択性位相板99aを保持した円板99が配されている。 この波長選択性位相板99aは、ともに環状の位相板(
λ/4板)と、第1の波長λ1 の光のみを通過させる
フィルターとが貼り合わされてなり、後述のようにフィ
ルターおよび位相板として作用する。一方円板99の波
長選択性位相板99a以外の部分は、フィルター作用も
位相板としての作用も果たさない透明部材から形成され
ている。なお複合フィルター板93は、対物レンズ17
の前側焦点面に配され、円板99は複合フィルター板9
3と共役の関係に配されている。
【0066】上記の照明光11はコリメーターレンズ1
6によって平行光とされた上で、複合フィルター板93
に入射する。すると、この照明光11のうち第1の波長
λ1 の光のみが第1のフィルター91を通過し、また
第2の波長λ2 の光のみが第2のフィルター92を通
過する。なお第1のフィルター91は前述の通りの形状
のものであるから、この第1のフィルター91を通過し
た波長λ1 の照明光11は輪帯光となる。この複合フ
ィルター板93を通過した照明光11は、対物レンズ1
7によって集光され、試料23上で(表面あるいは内部
で)微小な光点Pに収束する。
【0067】試料23を透過した透過光(非回折光)1
1’の光束は、対物レンズ19によって平行光とされ、
円板99を通過し、次に集光レンズ20によって集光さ
れて収束する。この収束位置においてピンホール板26
を通過した透過光11’は、コリメーターレンズ36に
よって平行光とされた上で、ダイクロイックミラー94
に入射する。このダイクロイックミラー94は第1の波
長λ1 の光を透過させ、第2の波長λ2 の光を反射
させる。
【0068】ここで、前述した円板99の波長選択性位
相板99aは、第1のフィルター91を通過した後に試
料23を透過した光(つまり第1の波長λ1 の非回折
光)がすべて入射する大きさとされている。したがって
、波長選択性位相板99aの後方側、すなわち試料23
と反対側にある第1の波長λ1 の光には、波長選択性
位相板99aを通過して位相が遅れた非回折光と、試料
23で回折したために波長選択性位相板99aを通過し
なかった光(これは当然位相遅れを生じていない)とが
含まれる。ダイクロイックミラー94を透過した光11
Tは、これらの光である。よって第1の光検出器39が
検出する点像Q1は、上記位相が遅れた非回折光と、位
相遅れのない回折光とが干渉したものとなる。
【0069】一方波長選択性位相板99aの後方側にあ
る第2の波長λ2 の光は、波長選択性位相板99aを
通過しなかったものであるから、当然位相遅れのないも
のであり、そしてそれには、非回折光と、試料23で回
折した回折光とが含まれる。これらの光はすべて、ダイ
クロイックミラー94で反射する。よって第2の光検出
器41が検出する点像Q2は、ともに位相遅れのないこ
れらの非回折光および回折光によるものとなる。
【0070】したがって、第1の光検出器39の出力信
号S1が担う試料23の拡大像は位相画像となり、他方
、第2の光検出器41の出力信号S2が担う試料23の
拡大像は通常画像となる。
【0071】次に図12および13を参照して、本発明
の第5実施例について説明する。図12に基本構造を示
すこの実施例装置は、図10の第4実施例装置と比べる
と、複合フィルター板93に代えてフィルター位相板9
5が、そして円板99に代えて複合フィルター板98が
設けられている点が異なっている。上記フィルター位相
板95は、環状の位相板(λ/4板)95aと、この位
相板95aの内側、外側に配された送光側フィルター9
5bとからなる。フィルター95bは、第1の波長λ1
 の光のみを通過させ、その表面部分には、照明光11
を適宜吸収する薄層が形成されている。
【0072】また複合フィルター板98は図13に平面
形状を示すように、第1の受光側フィルター96と第2
の受光側フィルター97とが組み合わされてなるもので
ある。第2のフィルター97は環状に形成され、第1の
フィルター96はこの第2のフィルター97の内側およ
び外側に配されている。第1のフィルター96は、前記
第1の波長λ1 の光のみを通過させる。一方第2のフ
ィルター97は、前記第2の波長λ2の光のみを通過さ
せる。
【0073】上記複合フィルター板98は、位相板95
aを通過した後に試料23を透過した透過光(非回折光
)11’が、ちょうど第2の受光側フィルター97に入
射するように配置されている。すなわちフィルター位相
板95は対物レンズ17の前側焦点面に配され、複合フ
ィルター板98はフィルター位相板95と共役の関係に
配されている。
【0074】上記の構成において、フィルター位相板9
5の位相板95a部分を通って位相がλ/4遅れた照明
光11は、輪帯光となって試料23に入射する。またそ
の他の照明光11は、フィルター位相板95のフィルタ
ー95bの部分を通り、第1の波長λ1 の光のみが試
料23に入射する。 したがって第1の受光側フィルター96には、位相板9
5aを通らなかった第1の波長λ1 の非回折光11’
が入射するとともに、位相板95aにより位相遅れを生
じてかつ試料23で回折した光(第1の波長λ1 の光
と第2の波長λ2 の光を含む)が入射する。そこでこ
の第1の受光側フィルター96からは、それぞれ第1の
波長λ1 を有する、位相遅れのない非回折光11’と
位相遅れを生じた回折光とが出射する。したがってこの
走査型顕微鏡においても、第1の光検出器39が検出す
る点像Q1は、上記位相遅れのない非回折光11’と、
位相が遅れた回折光とが干渉したものとなるから、この
第1の光検出器39の出力信号S1に基づいて画像を再
生すれば、それは試料23の位相画像となる。
【0075】また第2の受光側フィルター97には、位
相板95aを通過して位相が遅れた非回折光11’と回
折光(第1の波長λ1 の光と第2の波長λ2 の光を
含む)が入射するとともに、フィルター95bを通った
第1の波長λ1 の回折光が入射する。そこでこの第2
の受光側フィルター97からは、ともに第2の波長λ2
 で位相が遅れた非回折光11’と回折光とが出射する
。したがって、第2の光検出器41が検出する点像Q2
は、ともに位相が遅れた非回折光11’と回折光とによ
るものとなるから、この第2の光検出器41の出力信号
S2に基づいて画像を再生すれば、それは試料23の通
常画像となる。
【0076】以上、共焦点走査型顕微鏡に適用された実
施例について説明したが、本発明は共焦点型以外の走査
型顕微鏡にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例装置を示す一部破断正面図
【図2】上記第1実施例装置に用いられた複合偏光板を
示す平面図
【図3】上記第1実施例装置に用いられた検光位相板を
示す平面図
【図4】本発明の第2実施例装置を示す一部破断正面図
【図5】上記第2実施例装置に用いられた偏光位相板を
示す平面図
【図6】上記第2実施例装置に用いられた複合検光板を
示す平面図
【図7】本発明の第3実施例装置を示す一部破断正面図
【図8】上記第3実施例装置に用いられた複合フィルタ
ー板を示す平面図
【図9】上記第3実施例装置に用いられた別の複合フィ
ルター板を示す平面図
【図10】本発明の第4実施例装置を示す一部破断正面
【図11】上記第4実施例装置に用いられた複合フィ
ルター板を示す平面図
【図12】本発明の第5実施例装置を示す一部破断正面
【図13】上記第5実施例装置に用いられた複合フィ
ルター板を示す平面図
【符号の説明】
1    第1の偏光子 2    第2の偏光子 3    複合偏光板 4    円板 4a    検光位相板 5、6、93、98    複合フィルター板10  
  単色光レーザ 11    照明光 11’  透過光 14    光ファイバー 15    移動台 16、36    コリメーターレンズ17、19  
  対物レンズ 18    送光光学系 20、38、40、67、69、73、75、78、8
1    集光レンズ22    試料台 23    試料 32    架台 33、47、49    積層ピエゾ素子34、48、
50    ピエゾ素子駆動回路35    制御回路 37、66、72、77    偏光ビームスプリッタ
39、68、74、79    第1の光検出器41、
70、76、82    第2の光検出器60    
偏光位相板 60a    偏光位相板の位相板 60b    偏光位相板の偏光子 61    第1の検光子 62    第2の検光子 63    複合検光板 65、71、94    ダイクロイックミラー80 
   RGBレーザ 90    レーザ光源装置 91、96    第1のフィルター 92、97    第2のフィルター 95    フィルター位相板 95a    フィルター位相板の位相板95b   
 フィルター位相板のフィルター99a    波長選
択性位相板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  試料が載置される試料台と、第1の方
    向に直線偏光した光、およびそれと直交する第2の方向
    に直線偏光した光を含む照明光を発する光源と、前記第
    1の方向に直線偏光した照明光のみを通過させる所定形
    状の第1の偏光子と、前記第2の方向に直線偏光した照
    明光のみを通過させる第2の偏光子と、これら第1およ
    び第2の偏光子を通過した照明光を、試料上において微
    小な光点として結像させる送光光学系と、前記光点を試
    料上で2次元的に走査させる走査手段と、前記第1の偏
    光子の形状に対応した形状を有し、前記試料を経た、第
    1の方向に直線偏光した光のみを通過させてそれに位相
    遅れを与える検光位相板と、この検光位相板の後方側に
    配されて、前記第1の方向に直線偏光した光と、第2の
    方向に直線偏光した光とを互いに分岐する偏光ビームス
    プリッタと、この偏光ビームスプリッタにより分岐され
    た第1の方向に直線偏光した光を集光して点像に結像さ
    せる第1の受光光学系と、前記偏光ビームスプリッタに
    より分岐された第2の方向に直線偏光した光を集光して
    点像に結像させる第2の受光光学系と、第1の受光光学
    系が結像した点像を検出する第1の光検出器と、第2の
    受光光学系が結像した点像を検出する第2の光検出器と
    からなる走査型顕微鏡。
  2. 【請求項2】  試料が載置される試料台と、第1の方
    向に直線偏光した光、およびそれと直交する第2の方向
    に直線偏光した光を含む照明光を発する光源と、所定形
    状の部分において、前記照明光に位相遅れを与える位相
    板と、この位相板を通過しない照明光のうち第1の方向
    に直線偏光した光のみを通過させる偏光子と、この偏光
    子および位相板を通過した照明光を、試料上において微
    小な光点として結像させる送光光学系と、前記光点を試
    料上で2次元的に走査させる走査手段と、前記試料を経
    た、第1の方向に直線偏光した光のみを通過させる第1
    の検光子と、前記位相板の所定形状部分に対応した形状
    を有し、位相が遅れて試料を経た光のうち、第2の方向
    に直線偏光した光のみを通過させる第2の検光子と、前
    記第1の検光子を通過した光と、第2の検光子を通過し
    た光とを互いに分岐する偏光ビームスプリッタと、この
    偏光ビームスプリッタにより分岐された第1の方向に直
    線偏光した光を集光して点像に結像させる第1の受光光
    学系と、前記偏光ビームスプリッタにより分岐された第
    2の方向に直線偏光した光を集光して点像に結像させる
    第2の受光光学系と、第1の受光光学系が結像した点像
    を検出する第1の光検出器と、第2の受光光学系が結像
    した点像を検出する第2の光検出器とからなる走査型顕
    微鏡。
  3. 【請求項3】  試料が載置される試料台と、第1の波
    長の光、およびそれと異なる第2の波長の光を含む照明
    光を発する光源と、前記第1の波長の照明光のみを通過
    させる所定形状の第1のフィルターと、前記第2の波長
    の照明光のみを通過させる第2のフィルターと、これら
    第1および第2のフィルターを通過した照明光を、試料
    上において微小な光点として結像させる送光光学系と、
    前記光点を試料上で2次元的に走査させる走査手段と、
    前記第1のフィルターの形状に対応した形状を有し、前
    記試料を経た、第1の波長の光のみを通過させてそれに
    位相遅れを与える波長選択性位相板と、この波長選択性
    位相板の後方側に配されて、前記第1の波長の光と、第
    2の波長の光とを互いに分岐する分波手段と、この分波
    手段により分岐された第1の波長の光を集光して点像に
    結像させる第1の受光光学系と、前記分波手段により分
    岐された第2の波長の光を集光して点像に結像させる第
    2の受光光学系と、第1の受光光学系が結像した点像を
    検出する第1の光検出器と、第2の受光光学系が結像し
    た点像を検出する第2の光検出器とからなる走査型顕微
    鏡。
  4. 【請求項4】  試料が載置される試料台と、第1の波
    長の光、およびそれと異なる第2の波長の光を含む照明
    光を発する光源と、所定形状の部分において、前記照明
    光に位相遅れを与える位相板と、この位相板を通過しな
    い照明光のうち第1の波長の光のみを通過させる送光側
    フィルターと、この送光側フィルターおよび位相板を通
    過した照明光を、試料上において微小な光点として結像
    させる送光光学系と、前記光点を試料上で2次元的に走
    査させる走査手段と、前記試料を経た、第1の波長の光
    のみを通過させる第1の受光側フィルターと、  前記
    位相板の所定形状部分に対応した形状を有し、位相が遅
    れて試料を経た光のうち、第2の波長の光のみを通過さ
    せる第2の受光側フィルターと、前記第1のフィルター
    を通過した光と、第2の受光側フィルターを通過した光
    とを互いに分岐する分波手段と、この分波手段により分
    岐された第1の波長の光を集光して点像に結像させる第
    1の受光光学系と、前記分波手段により分岐された第2
    の波長の光を集光して点像に結像させる第2の受光光学
    系と、第1の受光光学系が結像した点像を検出する第1
    の光検出器と、第2の受光光学系が結像した点像を検出
    する第2の光検出器とからなる走査型顕微鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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