JPH04251483A - ホームポジション位置決め方法 - Google Patents

ホームポジション位置決め方法

Info

Publication number
JPH04251483A
JPH04251483A JP41808790A JP41808790A JPH04251483A JP H04251483 A JPH04251483 A JP H04251483A JP 41808790 A JP41808790 A JP 41808790A JP 41808790 A JP41808790 A JP 41808790A JP H04251483 A JPH04251483 A JP H04251483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical head
optical
track
home position
card
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP41808790A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisakatsu Tanaka
田中 久勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP41808790A priority Critical patent/JPH04251483A/ja
Publication of JPH04251483A publication Critical patent/JPH04251483A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光カードを用いて情報
の記録および/または再生を行う情報記録再生装置にお
いて、光カードを情報記録再生装置に装着した際に光カ
ードと光学ヘッドとの相対的位置、すなわちホームポジ
ションを位置決めする方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光カードは磁気カードと比較すると、数
千倍〜一万倍の記憶容量を有しており、磁気カードのよ
うに情報の書き換えを行うことはできないが、記憶容量
が1〜2Mバイトと大きいため、銀行用の預金通帳や、
携帯用の地図、あるいは買い物等に用いるプリペイドカ
ード等としての広い応用範囲が考えられている。また、
書き換えができないために、個人の健康管理カードなど
データの改竄を許さないアプリケーションへの応用も考
えられている。
【0003】このような光カードは、従来種々のものが
提案されており、本願人も特開昭63−37886号に
おいて、第6図に示すようなものを提案している。
【0004】図6に示す光カード11には、互いに平行
な複数の情報トラック12を有する光記録部13が設け
られており、光記録部13の両端部には各情報トラック
に対応するアドレス情報を記録したID部14A,14
Bが設けられている。ID部14A,14Bは、光記録
部13の両端部に設けられているため、各トラックのア
ドレスを反対方向から読み取ることができる。これらの
ID部14A,14B間をデータ部15として、例えば
、光カード11が光学ヘッドに対してトラック方向に図
6の左から右へ移動しているとき(以下「順方向」とい
う。)は、右側のID部14Bを読み取って、また、光
カード11が光学ヘッドに対してトラック方向に図6の
右から左へ移動しているとき(以下「逆方向」という。 )は、左側のID部14Aを読み取ってトラックに対応
したトラックアドレス情報を認識する。
【0005】ID部14A,14Bは、カード端部の傷
や汚れの影響を受けるのを防ぐため、及び、光カード1
1と光学ヘッドとのトラック方向における相対的移動速
度を十分に安定させるために、光カード11の端部から
一定の距離(例えば4mm程度)だけ内側に設けるよう
にしている。
【0006】光カード11上には、2000本程度の情
報トラック12が形成されているが、このトラックの中
から所望の情報を再生するために、あるいはこのトラッ
ク中の所望の一本に情報を記録するために、通常はデー
タ部15に記録されている情報を管理する領域(以下「
ディレクトリ領域」という)を設けているのが一般的で
ある。したがって、光カードを情報記録/再生装置に挿
入して情報を記録/再生するにあたっては、まず、光学
ヘッドを光カード11のディレクトリ領域の先頭トラッ
クへなるべく短時間で移動させる必要がある。
【0007】図7は、上述した光カード11を用いて情
報の記録/再生を行う従来の情報記録再生装置の全体の
構成を示す図である。
【0008】光カード11をトラック方向に移動させる
と共に、光学ヘッド21をトラック方向に直交する方向
に移動させて、データの記録/再生を行う。光カード1
1はプーリ22A,22B間に架け渡した搬送ベルト2
3の所定の位置に設けたシャトル24に装填され、モー
タ26によってトラック方向に往復搬送される。モータ
26はモータサーボ回路25により制御されている。モ
ータ26には、シャトル24の光学ヘッド21に対する
位置を検出するためにロータリーエンコーダ27が取り
付けられており、例えば、ロータリーエンコーダ27の
1パルスが光学ヘッド21に対するシャトル24の移動
距離50μmに相当するように設定されている。このロ
ータリーエンコーダ27からの位置情報に応じて、ID
部14A,14B間における光カード11の搬送速度が
定速となるように、コントローラ28からモータサーボ
回路25に制御指令が送られる。
【0009】光学ヘッド21は、光学ヘッド駆動回路1
7の制御の下、モータ18を駆動させて、光カード11
に形成したトラックの延在方向と直交する方向に移動す
るように構成されている。モータ18には、モータ26
と同様に、ロータリーエンコーダ19が取り付けられて
おり、光カード11に対する光学ヘッド21の位置を検
出する。ロータリーエンコーダ19の1パルスが、例え
ば、トラックに直交する方向における光カード11に対
する光学ヘッド21の移動距離50μmに相当するよう
に構成されている。
【0010】ここで、光学ヘッド21に設けた光学系は
いわゆる「軸外し法」と呼ばれるものである。レーザダ
イーオド21Aから放射される光ビームはコリメータレ
ンズ21Bで平行ビームとされた後、回折格子21Cに
よって3つのビームに分割され、対物レンズ21Dへ中
心軸Cからずれた位置に入射する。対物レンズ21Dに
て集束された3つのビームは、光カード11の情報記録
面に3つの微細なビームスポットを形成する。図8は、
これらの3つのビームスポットとガイドトラック12A
との配置を示す図である。これらの3つのビームはガイ
ドトラック12A、12Aに対して斜めに一列に並んだ
状態に配置され、中央に主光軸による主ビーム90を、
両側に副光軸による副ビーム91、92がガイドトラッ
ク12Aに半分かかるように配置されて、光カード11
の情報記録面に集束されている。光カード11からの反
射ビームは、再び対物レンズ21Dを通過し、ミラー2
1Eにてビームの向きを90度変えた後、結像レンズ2
1Fによって光検出器21Gに結像される。
【0011】図9は、光検出器21Gの拡大図である。 光検出器21Gは、中央に配設されたフォーカスエラー
信号検出用の2分割の光検出素子21G−a,21G−
b、この光検出素子21G−a,21G−bの両側に配
置されたトラッキングエラー信号検出用の光検出器21
G−c,21G−dから構成されている。3つの反射ビ
ームのうち、中央の主ビーム90の反射光である主ビー
ムスポット90’は2分割光検出器21G−a,21G
−b上に形成され、両側の副ビーム91、92の反射光
である副ビームスポット91’,92’は、それぞれ光
検出器21G−c,21G−d上に形成される。
【0012】ここで、光カード11の情報記録面に入反
射する主ビームと、2分割光検出器21G−a.21G
−bとの関係を図10に示す。主ビーム90が図10に
実践で示すように、光カード11の情報記録面に合焦状
態(X)で入射したとき、2分割光検出器21G−a,
21G−bの出力の差はゼロとなる。一方、光カード1
1の情報記録面が位置Yに変位したとき、主ビーム90
の反射ビームは光検出器21G−b側に移動して光検出
器21G−aの出力が21G−bの出力より小さくなる
。また、光カード11の情報記録面が位置Zに変位した
とき、主ビーム90の反射ビームは光検出器21G−a
側に移動して光検出器21G−aの出力は21G−b出
力より大きくなる。したがって、この2分割光検出器2
1G−aと21G−bとの差動を演算することにより、
光カード11の変位の方向と、変位量を検出することが
できる。上述したとおり、光カード11と対物レンズ2
1D間の距離が近づいたり、遠ざかったりすると、2分
割光検出器21G−a,21G−b上の主ビームスポッ
ト90’は、図9に矢印Fで示す方向に変位する。 2分割光検出器21G−a,21G−bの位置は、合焦
状態における反射主ビームのスポット90’の中心位置
が、光検出器21G−aと21G−bとの境界線上に位
置するように調整してあり、光検出器21G−aと21
G−bの出力差を検出することによりフォーカスエラー
信号を得ることができる。
【0013】一方、トラッキングエラー信号は、光検出
器21G−cと21G−dの出力差によって求める。こ
の出力差が常にゼロになるように対物レンズ21Dを駆
動することにより主ビーム90が常に情報トラック12
上を追従することとなる。
【0014】図7において、光検出器21Gの出力は復
調回路29に供給され、ここで読み取り信号を得る。ま
た、光検出器21Gの出力からフォーカスエラー信号及
びトラッキングエラー信号を検出し、これらの信号をフ
ォーカス・トラックサーボ回路30に供給する。このフ
ォーカス・トラックサーボ回路30の出力に基づいて対
物レンズ21Dをフォーカス及びトラッキング方向に駆
動して、光カード11上で入射光が常に合焦状態を保っ
て情報トラック12上を追従するように制御している。
【0015】データ再生時においては、コントローラ2
8はレーザ駆動回路31を介してレーザダイオード21
Aの出力を低出力に制御して、読み取り用光ビームを出
力するようにすると共に、モータサーボ回路25、光学
ヘッド駆動回路17、復調回路29及びフォーカス・ト
ラックサーボ回路30を制御して、復調回路29で復調
されたトラックアドレス情報に応じて光学ヘッド21を
所望のトラックにシークしてデータの再生を行う。また
、データ記録時においては、記録を所望するトラックに
光学ヘッド21をシークした後、レーザ駆動回路31を
介してレーザダイオード21Aの出力を高出力に切り替
えて、記録用光ビームを記録すべきデータに応じて変調
して出力させて、当該トラックにデータを記録するよう
に構成されている。
【0016】このような情報記録再生装置においては、
ホームポジションセンサ20を設けて、光カード11を
装着したときに、このホームポジションセンサ20を用
いて光学ヘッド21の位置を決定するようにしている。 図11は光カード11、光学ヘッド21とホームポジシ
ョンセンサ20の関係を示す図であり、図12は光カー
ド11を情報記録再生装置に装着したときの光学ヘッド
21のホームポジション検出動作のフローチャートを示
す。
【0017】光カード11の装着時には光学ヘッド21
は、図11に示すように左側のID部14Aの外側に位
置しており、矢印Fで示す方向に移動する。ホームポジ
ションセンサ20の出力をコントローラ28が検出して
、光学ヘッド21をホームポジションセンサ20の中心
線上で停止させる。次いで、対物レンズ21Dをフォー
カス及びトラッキング方向に駆動して、光カード11の
トラックに入射光が合焦状態で追従するように制御する
。次に、コントローラ28からモータサーボ回路25に
制御指令が送られ、光カード11と光学ヘッド21とを
トラック方向に相対的に移動させ、光検出器21Gの出
力信号を復調回路29で復調して、光学ヘッド21が位
置しているトラックのトラックアドレス情報を得て、光
カード11と光学ヘッド21との位置関係を把握する。 このようにして再生されたアドレス情報は、エラー検出
などの手段により確認され、正常にトラックアドレス情
報が再生できなかった場合は、反対側のID部14Bの
トラックアドレス情報を読み取るなどのエラー処理を実
施する。次に、コントローラ28からモータサーボ回路
25に制御指令が送られ、光カード11と光学ヘッド2
1との相対的な移動を停止する。この後、図示しないホ
ストコンピュータからの指示を待って、情報の記録/再
生を行う。この場合、光カード11の情報記録領域に記
録されている情報を管理しているディレクトリ領域を再
生するように指示が送られてくるのが一般的である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の光情報記録再生装置におけるホームポジション
検出処理方法では、光カード11を情報記録再生装置に
装着した際の光学ヘッド21の位置を決定するために、
ホームポジションセンサ20が必要であり、従って、情
報記録再生装置を構成する部品点数が多くなってしまう
という欠点があった。また、ホームポジションセンサ2
0を取り付ける際に誤差が生じることもあり、ホームポ
ジションセンサ20の感度にもバラツキがある。したが
って、上述したホームポジション検出処理によって再生
したトラックアドレス情報には個々の情報記録再生装置
間で大きなバラツキが生じることとなる。このバラツキ
は、例えば、2台の情報記録再生装置間において、ホー
ムポジションセンサ20の取り付け誤差が500μmで
あった場合、光カード11に形成した情報トラック12
のトラックピッチが12μmとすると、これらの情報記
録再生装置間で上述のホームポジションの検出処理によ
って検出したトラックのアドレスが40本も異なる可能
性がある。
【0019】ディレクトリ領域の先頭トラックをホーム
ポジション位置に設定している場合、上述の方法で光学
ヘッド21を停止させても、光学ヘッドがディレクトリ
領域の先頭トラック上に位置していることはまずないと
いえる。従って、図12に示したフローチャートに示す
処理を経て確認された光学ヘッド21が位置しているト
ラックが、ディレクトリ領域の先頭トラックからトラッ
ク40本分も離れている場合は、光学ヘッド21をトラ
ックジャンプによってディレクトリ領域の先頭トラック
へ移動させることはできず、再度光学ヘッド21をトラ
ックの延在方向に直交する方向にディレクトリ領域の先
頭トラックに向けて、トラックアドレス40本分だけ移
動させて、その後光学ヘッド21をトラック方向に光カ
ード11と相対的に移動させて、光学ヘッド21が位置
しているトラックのアドレス情報を得ることとなる。こ
のため、光カード挿入後に光学ヘッドをディレクトリ領
域の先頭トラックへ位置させ、ディレクトリ領域に記録
された情報を再生するのに時間を要することとなる。
【0020】この場合、更に、光学ヘッド21がトラッ
クの延在方向と直交する方向に移動する際には、ロータ
リーエンコーダ19を使用してその位置決めを実施して
いるため、ロータリーエンコーダ19の分解能によって
位置決め精度が左右される。例えば、ロータリーエンコ
ーダ19の1パルスが、光学ヘッド21の移動距離50
μmに相当するように構成されている場合、光カード1
1に形成したトラックのトラックピッチが12μmのと
き、この位置決めのときに4トラック程度の誤差が生じ
ることになる。したがって、1回のシーク動作で光学ヘ
ッド21をディレクトリ領域の先頭トラックまで移動さ
せられるという保証はなく、このシーク動作によっても
ディレクトリ領域の先頭トラックへ光学ヘッド21を移
動させられない場合は、光学ヘッド21のトラックジャ
ンプを使用して移動させることとなる。したがって、従
来の方法によっては、光カード装着後に、短時間で光学
ヘッド21をディレクトリ領域の先頭トラックまで移動
させることが難しかった。
【0021】光カードの他の例として、例えば特開昭6
2−239354号公報に記載されたものがある。これ
は、図13に示すように、光カード11にホームポジシ
ョンマークを設定したものである。
【0022】このような光カード11では、光記録部1
3の下方の左側にホームポジションマーク16があらか
じめ記録されており、光カード11を情報記録再生装置
に装着した後に、まず、光学ヘッドを図13の矢印方向
にホームポジションマーク16の位置まで移動させる。 ホームポジションマーク16と、ディレクトリ領域との
位置関係はあらかじめ分かっているので、その後、光学
ヘッドをホームポジションマーク16からディレクトリ
領域の先頭トラックの位置まで移動させ、順次ディレク
トリ情報を再生するようにしている。
【0023】しかしながら、このような方法では、ホー
ムポジションセンサは必要ないものの、光カード11に
あらかじめホームポジションマークを設定しておかなけ
ればならないという面倒がある。また、ディレクトリ領
域が光記録部13の中央部に設けられている場合は、光
学ヘッド21の移動精度がよほど高くない限り、短時間
でホームポジションマーク位置からディレクトリ領域の
先頭トラックの位置まで光学ヘッド21を移動させるこ
とはできない。
【0024】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、光カードを用いる情報記録/再生
装置において、短時間でディレクトリ領域の先頭トラッ
クへ光学ヘッドを移動させることができる、光カード装
着時のホームポジション位置決め方法を提供することを
目的とするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するために、本発明のホームポジション位置決め方法は
、光カードと光学ヘッドとを相対的に移動させて情報の
記録および/または再生を行う情報記録再生装置におい
て、前記光カードを装着した際に前記光学ヘッドのホー
ムポジション位置を設定するに当たって、前記光学ヘッ
ドと前記光カードとを、前記光カードに形成したトラッ
クの延在方向と直交する方向に相対的に移動させ、前記
光学ヘッドが前記光カードの記録可能領域からはずれた
ことを検出し、前記光学ヘッドが前記光カードの記録可
能領域をはずれたことを検出したときに前記光学ヘッド
の移動方向を逆転させて前記光学ヘッドを前記記録可能
領域側に戻し、前記光学ヘッドが前記記録可能領域まで
戻ったときに直ちに前記光学ヘッドを停止させて、その
停止位置をホームポジションとして位置決めすることを
特徴とするものである。
【0026】このように、本発明のホームポジション位
置決め方法においては、光学ヘッドと光カードとをトラ
ックの延在方向に直交する方向に相対的に移動させ、光
学ヘッドが光カードの情報記録領域をはずれたことを検
出し、この時、光学ヘッドの移動方向を逆転させて情報
記録領域側に戻した後、光学ヘッドが情報記録領域まで
戻った時に光学ヘッドを停止させ、この停止位置をホー
ムポジションとして位置決めするようにしている。この
ため、ホームポジションセンサが不要であるとともに、
光学ヘッドの停止するトラックにディレクトリ領域の先
頭トラックを設定することによって、本発明の方法で決
定したホームポジションは、常にディレクトリ領域の先
頭トラック近傍に位置することとなる。したがって、情
報記録装置に光カードを装着した後、ディレクトリ情報
を再生するまでの時間を大幅に短縮することができる。
【0027】
【実施例】図1は、本発明のホームポジション位置決め
方法を実施する情報記録再生装置の全体の構成を示す図
である。図7で説明した従来の情報記録再生装置と同じ
構成要素については、同じ符号を付し、その説明は省略
する。
【0028】図7に示す従来の情報記録再生装置との相
違は、ホームポジションセンサ20を設けておらず、そ
の変わりに非記録領域検出回路1及び記録領域検出回路
2とを設けている点である。非記録領域検出回路1は光
学ヘッド21が光カード11の情報記録領域から外れた
ことを検出する回路であり、記録領域検出回路2は光学
ヘッド21が非記録領域から情報記録領域に戻ったこと
を検出する回路である。
【0029】図2は、本発明のホームポジション位置決
め処理の手順を示すフローチャートであり、図3はホー
ムポジション位置決め処理を行う際の光カード11上に
おける光学ヘッド21の動作を説明するための図である
【0030】以下、図1、図2、図3を用いて、本発明
による光カード11を情報記録再生装置に装着したとき
のホームポジション位置決め処理を説明する。
【0031】光カード11の情報記録再生装置への装着
時においては、光学ヘッド21は図3に示すように、光
カード11の左側のID部14Aの外側に光記録部13
のほぼ中央に位置している。光学ヘッド21の対物レン
ズ21Dをフォーカス及びトラッキング方向に駆動して
、光カード11に形成したトラック12を入射光が合焦
状態で追従するように制御した後、次いで、コントロー
ラ28から光学ヘッド駆動回路17に制御指令が送られ
、光学ヘッド21をトラック21と直交する方向に上向
き(図3におけるX方向)に移動させる。光学ヘッド2
1が光記録部13の外まで移動すると、非記録領域検出
回路1によって、光学ヘッド21が記録領域外へ移動し
たことが検出され、コントローラ28へ非記録領域信号
が出力される。コントローラ28はこの信号により、光
学ヘッド21が記録領域外へ移動したことを認識し、光
学ヘッド21の移動を停止すべく光学ヘッド駆動回路1
7に指令を送り、光学ヘッド21を停止させる。次いで
、コントローラ28から再度光学ヘッド駆動回路17に
制御指令が送られ、光学ヘッド21を逆方向、すなわち
、トラック12に直交する方向であって下向き(図3に
おけるY方向)に移動させる。光学ヘッド21が光記録
部13まで移動すると、記録領域検出回路2によって、
光学ヘッド21が光記録部13に移動したことが検出さ
れ、コントローラ28へ記録領域信号が出力される。コ
ントローラ28はこの信号により、光学ヘッド21が記
録領域へ戻ったことを認識し、光学ヘッド21を停止さ
せる。すなわち、光学ヘッド21は、図3におけるA地
点に位置することになる。
【0032】後に詳しく述べるとおり、この光学ヘッド
21の停止位置Aは、情報記録領域の上から2番目の情
報トラックとなる。したがって、この上から2番目のト
ラックにディレクトリ領域の先頭トラックを設けておく
ことにより、光学ヘッド21のホームポジションは常に
ディレクトリ領域の先頭トラックに位置決めされること
となる。次いで、コントローラ28からモータサーボ回
路25に制御指令が送られ、光カード11と光学ヘッド
21とをトラック方向に相対的に移動させ、光検出器2
1Gの出力信号を復調回路29で復調して、トラックア
ドレス情報を得るようにする。
【0033】このようにして再生されたトラックアドレ
ス情報は、エラー検出などの手段により確認される。正
常にトラックアドレス情報が再生できなかった場合は、
反対側のID部14Bを読む等のエラー処理が実施され
る。正常にトラックアドレス情報が再生されたとき、あ
るいはエラー処理が実施されたときは、再度コントロー
ラ28からモータサーボ回路25に制御指令が送られ、
光カード11と光学ヘッド21とのトラック方向におけ
る相対的移動を停止する。
【0034】このような方法により、ホームポジション
の位置決め処理を実施すれば、どの情報記録再生装置で
も、光学ヘッド21はホームポジションにあるとき光カ
ード11のディレクトリ領域の先頭トラックに位置して
いる可能性が非常に高く、たとえ、ディレクトリ領域の
先頭トラックに位置していない場合でも、先頭トラック
に近いところに位置することになるので、トラックジャ
ンプを使って光学ヘッド21を確実にディレクトリ領域
の先頭トラックに移動させることができる。したがって
、従来の方法と比較すると、短時間に光学ヘッド21を
ディレクトリ領域の先頭トラックへ移動させることがで
きる。
【0035】図4は、非記録領域検出回路1の動作を説
明するための波形図である。図4(A)は、図3におい
て、光学ヘッド21がX方向へ移動したときの光学ヘッ
ドの再生信号の波形図であり、光学ヘッド21がガイド
トラック12Aを横切る毎に1の信号が生成されるよう
に構成されている。図4(B)は、この再生信号を2値
化した2値化再生信号を示す波形図であり、図4(C)
は非記録領域信号を示す波形図である。非記録領域信号
はリトリガブルなワンショット回路を使用して2値化再
生信号パルスが連続して出力されなくなったときに発生
するようにしても良く、また、カウンタを使用して規定
時間内に規定個数以上の2値化再生信号パルスが出力さ
れなくないときに発生させるようにすることも可能であ
る。
【0036】図5は、記録領域検出回路2の動作を説明
するための波形図である。図4で説明した非記録領域検
出回路1と同様に構成することができる。すなわち、図
5(A)は、図3において、光学ヘッド21がY方向へ
移動したときの光学ヘッドの再生信号の波形図であり、
光学ヘッド21が情報記録領域まで移動してきた後、ガ
イドトラック12Aを横切る毎に1の信号が生成される
ように構成されている。図5(B)は、この再生信号を
2値化した2値化再生信号を示す波形図である。図5(
C)に示す記録領域信号は、規定時間内に規定個数以上
の2値化再生信号パルスが出力されたときに発生させる
ようにすれば良い。
【0037】本実施例では、記録領域検出回路2を、2
回連続して2値化再生信号パルスが出力されたときに、
記録領域信号を発生するように構成しており、従って、
光学ヘッド21は上から2番目の情報トラックの上ある
いは近傍で停止する。従って、ディレクトリ領域の先頭
トラックを上から2番目の情報トラックに設定するよう
にすれば、短時間で、光学ヘッド21をディレクトリ領
域の先頭トラックへ移動させることができる。
【0038】尚、光学ヘッド21のY方向における移動
速度をX方向における移動速度より遅くなるように構成
することによって、光学ヘッド21に停止指示を与えて
から実際に光学ヘッド21が停止するまでの距離がより
短くなり、したがって、光学ヘッド21が停止したとき
の位置とディレクトリ領域の先頭トラックとの誤差が非
常に小さくなるため、光学ヘッド21がディレクトリ領
域の先頭トラックに位置する確率もより高くなる。
【0039】また、光学ヘッド21をY方向に駆動させ
て、記録領域を検出し、光学ヘッド21を停止させた後
、その停止位置のトラックのトラック情報を再生して得
たトラックアドレスがディレクトリ領域の先頭トラック
のアドレスである場合には、すなわち、再生したトラッ
クにディレクトリ情報中の最初に再生する情報が記録さ
れている場合は、光カード11と光学ヘッド21のトラ
ック方向における相対的な移動を行うときにデータ部の
再生も行うようにすれば、より短時間にディレクトリ情
報を再生することができる。
【0040】
【発明の効果】上述のとおり、本発明によるホームポジ
ション位置決め方法においては、光カード装着時の光学
ヘッドの位置を決定するためのホームポジションセンサ
が不要であり、したがって、情報記録再生装置を構成す
る部品点数が少なくてすむ。また、複数の情報記録再生
装置の間でも、本発明によるホームポジション位置決め
方法で位置決めされたホームポジションのトラックアド
レスには、ほとんど差がない。すなわち、特定のトラッ
クあるいは特定のトラックの近辺のトラックにホームポ
ジションが設定されることになるため、この特定のトラ
ックにディレクトリ領域の先頭トラックを設定しておけ
ば、光カード装着時のディレクトリ情報の再生を短時間
で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホームポジション位置決め方法を実施
するための情報記録再生装置の一例の構成を示す図であ
る。
【図2】本発明のホームポジション位置決め処理のフロ
ーチャートである。
【図3】本発明のホームポジション位置決め処理を行う
際の、光カード上における光学ヘッドの移動を説明する
ための図である。
【図4】非記録領域検出回路の動作を説明するための波
形図である。
【図5】記録領域検出回路の動作を説明するための波形
図である。
【図6】光カードの構成を示す図である。
【図7】従来のホームポジションセンサを具える情報記
録再生装置の構成を示す図である。
【図8】光カードに形成した情報トラック上に形成され
る光ビームスポットの配置を示す図である。
【図9】情報記録再生装置の光検出器の構成を示す図で
ある。
【図10】情報記録再生装置におけるフォーカッシング
制御を説明するための図である。
【図11】図7に示す従来の情報記録再生装置における
、光カードとホームポジションセンサ及び光学ヘッドの
関係を示す図である。
【図12】図7に示す従来の情報記録再生装置における
ホームポジション検出処理を行うためのフローチャート
である。
【図13】従来の、ホームポジションマークを設けた光
カードの構成を示す図である。
【符号の説明】
1  非記録領域検出回路 2  記録領域検出回路 11  光カード 12  情報トラック 13  光記録部 14  ID部 15  データ部 16  ホームポジションマーク 17  光学ヘッド駆動回路 18  モータ 19  ロータリーエンコーダ 20  ホームポジションセンサ 21  光学ヘッド 21D  対物レンズ 21G  光検出器 25  モータサーボ回路 26  モータ 27  ロータリーエンコーダ 28  コントローラ 29  復調回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  光カードと光学ヘッドとを相対的に移
    動させて情報の記録および/または再生を行う情報記録
    再生装置において、前記光カードを装着した際に前記光
    学ヘッドのホームポジション位置を設定するに当たって
    、前記光学ヘッドと前記光カードとを、前記光カードに
    形成したトラックの延在方向と直交する方向に相対的に
    移動させ、前記光学ヘッドが前記光カードの記録可能領
    域からはずれたことを検出し、前記光学ヘッドが前記光
    カードの記録可能領域をはずれたことを検出したときに
    前記光学ヘッドの移動方向を逆転させて前記光学ヘッド
    を前記記録可能領域側に戻し、前記光学ヘッドが前記記
    録可能領域まで戻ったときに直ちに前記光学ヘッドを停
    止させて、その停止位置をホームポジションとして位置
    決めすることを特徴とする光カード装置のホームポジシ
    ョン位置決め方法。
JP41808790A 1990-12-28 1990-12-28 ホームポジション位置決め方法 Withdrawn JPH04251483A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41808790A JPH04251483A (ja) 1990-12-28 1990-12-28 ホームポジション位置決め方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP41808790A JPH04251483A (ja) 1990-12-28 1990-12-28 ホームポジション位置決め方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04251483A true JPH04251483A (ja) 1992-09-07

Family

ID=18526036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP41808790A Withdrawn JPH04251483A (ja) 1990-12-28 1990-12-28 ホームポジション位置決め方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04251483A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4787075A (en) Optical information recording medium and apparatus for recording/reproducing information using the same
JP2550051B2 (ja) 光カード,光カードの記録再生方法,及び,光カード記録再生装置
CA1294705C (en) Optical information recording medium and recording-reproducing apparatus
EP0564203B1 (en) Optical information recording/reproducing method and apparatus using card-like optical information recording medium
JPH0426959A (ja) 同期情報記録再生装置
JPH0582659B2 (ja)
US5341354A (en) Apparatus for recording/reproducing optical information on/from optical card
JPH04251483A (ja) ホームポジション位置決め方法
US5426627A (en) Optical information recording/reproducing apparatus
JP2685637B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
EP0383562B1 (en) Optical information recording and/or reproducing apparatus with device for prohibiting movement of optical head
JP2698420B2 (ja) カード状記録媒体のアクセス方法
JPS6257126A (ja) 光学的情報記録媒体
US5144608A (en) Apparatus for recording and reproducing information on and from a recording medium having a reference position mark
JPH0426936A (ja) 光学的情報記録媒体
JP2724002B2 (ja) 光カード装置
JP2656811B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
JP2800155B2 (ja) 情報記録再生方法
JP2741961B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
JP2728418B2 (ja) 情報記録再生装置
JP2698421B2 (ja) 光カード装置
JPH0517612B2 (ja)
JPS6398498A (ja) 光学式カ−ド記録再生装置
JPH0738256B2 (ja) オ−トトラッキング制御装置
JPS62239344A (ja) 光学的情報記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980312