JPH04247587A - グラフィック表示装置 - Google Patents

グラフィック表示装置

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JPH04247587A
JPH04247587A JP3033638A JP3363891A JPH04247587A JP H04247587 A JPH04247587 A JP H04247587A JP 3033638 A JP3033638 A JP 3033638A JP 3363891 A JP3363891 A JP 3363891A JP H04247587 A JPH04247587 A JP H04247587A
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JP
Japan
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data
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graphic
pixel
polygon
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Application number
JP3033638A
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Inventor
Hiroshi Nakayama
寛 中山
Hiromichi Iwase
岩瀬 洋道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 概要 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用 実施例 A.第1実施例 B.第2実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はグラフィック表示装置に
係り、特に図形データを同じ面上に重ねて描画するとき
の制御に関するものである。
【0003】
【従来の技術】一般にグラフィック表示装置では、ユー
ザが表示したい図形の形状や色などの情報を図形リスト
として記述し、表示装置は図形リストを記述された順番
に処理して最終的に画面に図形を表示させている。
【0004】近年、このグラフィック表示装置は三次元
空間上に定義された図形データを処理する三次元処理装
置が一般的となり、建築物や部品の設計、シミュレーシ
ョンなどに使用されている。
【0005】従来の三次元グラフィック表示装置を図8
(A)にもとづき説明する。
【0006】ホスト50は、ユーザの指示により多角形
頂点の座標値、色情報等の図形データや、視点、光源、
座標変換行列などの属性データを編集して図形リスト記
憶手段51に記憶させたり、これらの編集データを幾何
変換処理部52に転送する。
【0007】幾何変換処理部52は、入力される属性デ
ータの設定や図形データに対する座標、変換、色計算ク
リッピングなどの幾何変換処理を、各頂点のデータにつ
いて行う。なおクリッピングは、拡大処理や移動処理に
もとづき表示画面から外れるものが存在するとき、表示
画面内のものを区別する処理である。
【0008】なお、上記幾何変換処理に際しては、図形
データのX座標がディスプレイやプリンタなどの表示部
56の横軸方向の位置になるように、図形データのY座
標が表示部56の縦軸方向の位置になるように、図形デ
ータのZ座標が視点からの距離つまり奥行き情報になる
ように座標変換を施すのが一般的である。
【0009】描画部53は幾何変換処理部52によって
処理された多角形の頂点データに基づき、多角形内部の
画素に対する色値や奥行情報を補間計算する。
【0010】Zバッファ54は表示部56の各画素に対
する奥行き情報を記憶するものである。
【0011】フレームバッファ55は各画素に対する色
情報を記憶するものである。図形データが描画部53に
対し幾何変換部52から伝達されたとき、描画部53は
伝達された図形データを画素情報に展開し、画素の奥行
き情報とその画素に対してZバッファ54に記憶中の奥
行き情報とを比較し、現在処理している図形が手前にあ
ると判断した場合、Zバッファの奥行き情報とフレーム
バッファの色情報を現在処理している画素の奥行き情報
と色情報とに更新する。
【0012】表示部56はディスプレイや、プリンタ、
プロッなどフレームバッファ55の画素データを表示す
る手段であり、処理結果を画像として提供するものであ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このようなグラフィッ
ク表示装置では、例えば室内の壁として定義された多角
形上に、壁絵や文字などを多角形として定義する場合の
ように、同一平面上に複数の多角形が定義されている場
合、Zバッファの精度により必らずしもユーザの要求通
りに表示されない場合がある。
【0014】例えば、図8(B)〜(E)に示すように
、頂点D1 ,D2 ,D3 ,D4 ,で示される多
角形D上に、頂点d1 ,d2 ,d3 ,d4 で示
される多角形dを定義するとき、表示部には多角形D上
に多角形dが位置して出力される筈であるが、部分的に
下側の多角形Dが表示されることがある。
【0015】図8(F)に示す如く、多角形a,b,c
,dを斜め下の視点Eよりみたとき、Sをスクリーンと
すると多角形a,b,c,dのj奥行きは、a点とb点
がl1 、c点とd点がl2 となる。
【0016】このようにして、図8(B)に示す頂点D
1 〜D4 で示される多角形Dと、頂点d1 〜d4
 で示される多角形dについて、視線情報により幾何変
換処理部52で演算したとき、図8(C)に示す如き演
算結果が得られると、これを描画部53で画素に展開す
るとき、格子位置に表示されるので、図8(D)に示す
如く、D1 ,D2 はZ=3となり、D3 ,D4 
はZ=1となる。 そしてその中間の画素は、図8(D)に示すD1 〜D
4 にもとづき描画部53で線形補間されて近傍の格子
点に表示されるので、D5 はZ=2となる。
【0017】しかし、多角形dは、図8(D)に示す如
く、d1 ,d2 はZ=3、d3 ,d4 はZ=2
となり、その中間の画素はこれらd1 〜d4 にもと
づき線形補間されて近傍の格子点に表示されるのでd5
 はZ=3となり、多角形DのD5 がZ=2となるた
め、本来は表示されるべきd5 が表示されず、図8(
E)に示す如く、D5 が表示されることになる。すな
わち、多角形dの一部が多角形Dで塗りつぶされること
になる。
【0018】これを防止するため、多角形dを多角形D
より浮かして定義することも考えられるが、このように
すれば、横よりみたとき多角形dがDより浮いて表示さ
れるという欠点が存在する。
【0019】したがって本発明の目的は、同一平面上に
存在する図形データを浮かせることなく、ユーザの要求
通り上の図形が正確に上に表示されるようなグラフィッ
ク表示装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の、本発明では、図1(A)に示す如く、Zバッファ6
,フレームバッファ7の外に優先度バッファ8を設け、
またホストから幾何変換処理部1に入力されるデータに
優先度を示す優先度ラベルを付与しておく。そして、幾
何変換処理部1から描画部2に入力されるデータにも、
図1(C)に示す如く、幾何変換処理された頂点データ
の外に優先度を示す制御優先度ラベル情報が付与される
【0021】画素展開制御部3は、Zバッファ6、フレ
ームバッファに画素展開するとき、優先度バッファ8に
記入された優先度ラベルと、現在処理中の多角形の優先
度ラベルを比較し、優先度ラベルが一致するものについ
ては後から処理する多角形を、先に処理した多角形に上
塗り制御する。
【0022】したがって、図1(C)に示す如く、多角
形F1 ,F2 の優先度ラベルが等しい場合(この例
では優先度ラベルはともに「1」)には、先にフレーム
バッファ7書込み処理された多角形F1 の上に多角形
F2 が無条件で上書きされ、図1(B)に示す如き表
示データがフレームバッファ7に記入されることになる
。なお、図1(C)においてAは多角形F1 の各頂点
の色データ、Bは多角形F2 の各頂点の色データであ
る。
【0023】初期状態でフレームバッファ7、優先度バ
ッファ8は0クリアしておき、Zバッファ8は最も奥の
情報、例えばZバッファ6の精度を3ビットとしてZ値
=7を格納しておく。
【0024】画素展開制御部3は、入力された多角形デ
ータの優先度ラベルが無制御を示すレベル(例えば「0
」)の場合、従来と同様に、展開された各画素に対して
Zバッファ6に記憶されているZ値を読み出し、Z値判
定部5により現在処理している図形が手前にあると判定
した場合、その画素に対するZバッファ6、フレームバ
ッファ7、優先度バッファ8を処理している画素の値に
更新する。
【0025】一方入力された多角形データの優先度ラベ
ルが同一平面制御を行う優先度ラベル(例えば「1」)
の場合、優先度バッファ8に記憶されている優先度ラベ
ル値を読み出し、優先度判定部4により優先度ラベル値
が一致しているか否かの判定を行い、優先度ラベル値が
一致しない場合は、従来と同様にZ値による描画制御を
行う。
【0026】優先度ラベル値が一致する場合には、無条
件にZバッファ6とフレームバッファ7の値を更新する
【0027】
【作用】このように上書きすべき図形については優先度
ラベルを一致させておくことにより、後から描画するも
のを無条件に上書きすることができるので、下側のもの
が不所望に表示されることが改善される。
【0028】
【実施例】A.第1実施例 本発明の第1実施例を図2〜図5にもとづき説明する。
【0029】図2は本発明の一実施例を示し、(A)は
その構成ブロック図、(B)は描画部に入力される表向
きの多角形の頂点データ、(C)は上記(B)により示
される各多角形1〜3の表示状態を示す。
【0030】図3は各多角形の頂点データにもとづき展
開処理を行った後の各バッファの内容を示し、(A)は
多角形1を処理した後のもの、(B)は多角形1に続い
て多角形2を処理した後のもの、(C)は更らに多角形
3を処理した後のものを示す。
【0031】図4は裏面処理の多角形の説明であり、(
A)は裏面処理の多角形の頂点データ、(B)は多角形
の表側説明図、(C)は多角形の裏側説明図である。 すなわち、ベクトルVが多角形の表向きを示し、図4(
C)のように視点Eに対して多角形A,Bが裏向きの場
合、多角形A上に描画された多角形Bは、視点Eから見
えない。
【0032】図5は各多角形の頂点データにもとづき裏
側の展開処理を行った後の各バッファの内容を示し、(
A)は多角形1を処理した後のもの、(B)は続いて多
角形2を処理した後のもの、(C)は更に多角形3を処
理した後のものを示している。この場合、多角形3は多
角形2上に存在するので多角形2が視点に対して裏向き
の場合多角形3は見えないため、図5(C)は(B)と
同一である点に留意されたい。
【0033】図2において、図1と同記号部分は同一部
分を示し、9は表裏判別部、10は表示部である。
【0034】表裏判別部9は、表示すべきものが表向表
示か裏面表示かを判別するものであって、幾何変換部1
から入力される表または裏を示す表裏ビットを判別し、
例えば「1」のとき表、「0」のとき裏のように判別す
る、勿論この逆でもよく、複数ビットで表裏を示しても
よい。
【0035】表示部10は、描画部2で展開したデータ
を可視状態に出力するものであって、例えばCRTの如
き表示装置、プリンタ等で構成されるものである。
【0036】図2の動作について説明する、図2ではそ
の(B)に示す如き、各多角形の頂点データが幾何変換
処理部1から伝達される。なお、図2(B)の例は表向
表示の例を示し、表を示すデータは、図示省略したホス
トより送出される属性データにより幾何変換処理部1が
作成する。優先度ラベル情報は、ホストより付加されて
いる。
【0037】幾何変換処理部1は、精度が高い浮動小数
点の高速の積和演算が可能なディジタル・シグナル・プ
ロセッサで構成され、このホストから伝達されたデータ
にもとづき、幾何変換を行ない、その結果得られた頂点
データを、図2(B)に示す如く描画部2に伝達する。 この場合は、図2(C)に示す如く、D1 で示す多角
形1がもっとも手前に表示され、D2 で示す多角形2
上にD3 で示す多角形3が上塗りされている場合を示
すものである。
【0038】本発明における描画部2の動作を、図2(
B)の如き多角形の頂点データの場合について説明する
。頂点データは、X,Yで示す頂点の平面位置と、Zで
示すその頂点の奥行と、その頂点の色データで構成され
ている。そして画素展開制御部3は、これらの頂点デー
タを直線補間により各画素単位にそれぞれ展開処理を行
う。また、画素展開制御部3には、多角形が表向きか、
裏向きかを判別する表裏判別部9が設けられて表裏を判
別し、表向きの場合には、図3に示す如き制御を行い、
裏向きの場合には図5に示す如き制御を行う。
【0039】初期状態では、フレームバッファ7と優先
度バッファ8はオール0にクリアしておき、Zバッファ
6は最も奥の情報、例えばZバッファ6の精度が3ビッ
トのときオール7が記入される。
【0040】先ず、図2(B)に示す多角形1の図形デ
ータが描画部2に入力されると、画素展開制御部3は各
頂点データにもとづき各画素データに展開する。そして
優先度ラベル値が「0」であり無制御を示すラベルであ
ることを判別し、Z値判定による描画を行う、この場合
、多角形1の頂点データのZ値はいずれも「0」であり
、Z値判定部5はZバッファ6に記入されている7より
手前にあると判定し、Zバッファ6に、図3(A)に示
す如く、多角形1の表示領域に「0」を記入し、これに
対応してフレームバッファ7に、図3(A)に示す如く
、色情報「1」が画素展開制御部3により記入される。 このようにして、各バッファは図3(A)に示す如き状
態になる。
【0041】次に、図2(B)に示す多角形2の図形デ
ータが描画部2に入力されると、画素展開制御部3は、
各頂点データにもとづき、各画素データに展開する。こ
のとき、優先度ラベル値が「1」なので、画素展開制御
部3により展開された各画素に対して優先度判定部4が
優先度バッファ8から対応する画素の優先度ラベル値を
読み出し、多角形2の優先度ラベル値「1」と比較する
。この場合、優先度バッファ8から読み出される各画素
のラベル値はいずれも「0」であって同一平面制御を行
うべき優先度ラベルの値とは等しくないので、Z値判定
による制御が行われる。そして多角形2の各画素のZ値
はいずれも「1」であり、多角形1のZ値「0」より後
になるので、多角形1と重ならない領域のZバッファ6
、フレームバッファ7、優先度バッファ8がそれぞれ更
新されて、図3(B)に示す如き状態になる。
【0042】それから図2(B)に示す多角形3の図形
データが描画部2に入力されると、上記多角形2の場合
と同様に、画素展開制御部3は各頂点データにもとづき
、各画素データに展開する。このとき優先度ラベル値が
「1」なので、画素展開制御部3により展開された各画
素に対して優先度バッファ8から対応する画素の優先度
ラベル値が読み出され、優先度判定部4にて比較される
。この場合、優先度バッファ8から読み出される多角形
2と重なる部分は優先度ラベル値が「1」で一致するの
で、画素展開制御部3はこの重なる部分については無条
件に後からのデータに後からのものに更新する(Z値が
2の画素でもフレームバッファは更新されている)。
【0043】しかし多角形1と重なる部分については優
先度ラベル値が異なるので、Z値判定により更新するか
否かが判別され、この場合では多角形1が多角形3より
手前にあるので、更新されないものとなる。このように
して、フレームバッファ7には多角形2の上に、多角形
3が記入され、図3(C)に示す状態となる。この結果
図2(C)に示す如く、多角形1の後方の多角形2上に
多角形3を上書き表示できる。
【0044】次に、図4(A)に示す如く、多角形が裏
面処理される場合について説明する。図形データには図
4(B)、(C)に示す如く、表側向きを示すベクトル
情報Vが付加されており、これと視点Eの位置から幾何
変換処理部1が図形データの表裏を判別する。
【0045】裏を向いている多角形1〜多角形3は、図
4(A)に示す如く、裏を示す情報が付加された多角形
データとして幾何変換処理部1から描画部2に入力され
る。このとき、各多角形は視点に対して裏を向いた状態
にあり、多角形1と多角形2は互いに平行な多角形であ
り、かつ多角形1が多角形2よりも手前側にある。そし
て多角形3は多角形2の上に、張りつけられ、また多角
形2,3には優先度ラベル値1が割り当てられている。 ただしZバッファの精度により多角形2と多角形3のZ
値は必ずしも一致していないものとする。また多角形1
には、無制御を示す優先度ラベル0が割り当てられてい
る。
【0046】初期状態で、Zバッファ6と優先度バッフ
ァ8を0にクリアしておき、Zバッファは最も奥の情報
、ここではZバッファ6の精度を3ビットとしてZ値=
7を格納しておく。
【0047】先ず、図4(A)に示す多角形1の図形デ
ータが描画部2に入力されると、画素展開制御部3は各
頂点データにもとづき各画素データに展開する。そして
優先度ラベル値が「0」であって無制御を示す優先度ラ
ベルであることを判別し、Z値判定による描画が行われ
る。この結果、前記図3(A)と同様に、各バッファは
図5(A)に示す如き状態になる。
【0048】次に図4(B)に示す多角形2の図形デー
タが描画部2に入力されると、同様に画素展開制御部3
は、各頂点データにもとづき、各画素データに展開する
。このとき優先度ラベル値が「1」なので、画素展開制
御部3により展開された各画素に対して優先度判定部4
が優先度バッファ8から対応する画素の優先度ラベル値
を読み出し比較される。このとき優先度バッファ8から
読み出される対応画素の優先度ラベル値はいずれも「0
」であり優先度ラベル値「1」と一致しないので、Z値
判定による制御が行われ、多角形1と重ならない領域の
各バッファが更新されて図5(B)に示す状態になる。
【0049】それから図4(B)に示す多角形3の図形
データが描画部2に入力されると、同様に画素展開制御
部3は各頂点データにもとづき、各画素データに展開す
る。このとき、多角形3の優先度ラベルは「1」なので
画素展開制御部3により展開された各画素に対して、優
先度バッファ8から対応する画素の優先度ラベル値が読
み出される。
【0050】この場合、多角形3は裏を向いていること
を表裏判別部9が判断しているので、多角形2と重なる
部分、つまり読み出した優先度バッファ8の優先度ラベ
ル値と多角形3の優先度ラベル値とが一致する画素に対
しては、前記表向きの場合と異なり、画素展開制御部3
は各バッファの内容の更新を行わない。
【0051】したがって多角形3を処理した後の各バッ
ファの内容は、図5(C)に示す状態となり、図5(B
)に示す多角形2を処理した後の状態のままである。
【0052】このようにして多角形3が多角形2の上に
張りついているという状態のとき、これらを裏側からみ
れば、多角形2のみが視点から見えるという状況を正確
に実現できる。
【0053】なおこの例は、多角形3が多角形2の内部
に完全に含まれる場合であるが、多角形3が多角形2か
らはみ出すような場合には、はみ出た部分に対して優先
度ラベル値と優先度バッファの値とが異なるので、Z値
判定による処理が行われ、はみ出た部分を表示すること
ができる。
【0054】B.第2実施例 本発明の第2実施例を図6、図7にもとづき説明する。 図6は本発明の第2実施例構成図、図7はその動作説明
用のフローチャートである。
【0055】図6(A)において、10はホスト、11
は幾何変換プロセッサ、12は描画プロセッサ、13は
バッファメモリ、14はD/A変換部、15は表示部、
16は図形リストメモリである。
【0056】ホスト10は、例えばワークステーション
で構成され、図形リストメモリ16に格納されている属
性データ、図形データを幾何変換プロセッサ11に転送
する。
【0057】幾何変換プロセッサ11は、例えば浮動点
の積和演算が可能なディジタル・シグナル・プロセッサ
で構成され、図形データに対して座標変換、色計算、ク
リッピング、表裏判定の処理を実行し、処理結果を整数
化(画素位置)して描画プロセッサ12に転送する。
【0058】描画プロセッサ12は、演算部17、内部
データバス18、制御部20、プログラムメモリ21、
データメモリ22、表裏レジスタ23、レジスタ24、
DDA(ディジタル・ディファレンシャル・アナライザ
)部25、アドレス発生部26、データレジスタ27、
演算結果レジスタ28等を具備し、プログラムメモリ2
1に記述される制御手順にしたがって制御部20が入力
図形データに対する処理を制御する。
【0059】制御部20は読み出し命令のアドレスを示
すプログラムカウンタ、命令を取込むインストラクショ
ンレジスタ、命令を解読するデコーダ、制御信号を発生
するコントローラなどにより構成される。
【0060】データメモリ22は演算の際のワーク領域
として使用される。
【0061】表裏レジスタ23は、図形データの表裏結
果を格納するレジスタであり、例えば1ビット幅であり
、前記図2(B)あるいは図4(A)に示す如き図形デ
ータより、それの表裏に応じて「1」「0」が記入され
る。
【0062】レジスタ24は優先度ラベルレジスタ部、
色レジスタ部、Z値部に分割され、画素あたり例えば3
2ビットで構成され、ラベル値に8ビット、色値に8ビ
ット、Z値に16ビットが割当てられている。優先度ラ
ベル値に8ビットを割当てることにより同一平面の制御
は255種類まで可能となる。また色値8ビットとZ値
16ビットはDDA部25により計算された多角形内部
の各画素の色値とZ値が格納される。
【0063】またレジスタ24の値は32ビットデータ
として内部データバス18と結合され、かつ演算部17
の入力にもなっている。
【0064】アドレス発生部26は、DDA部25によ
り展開された各画素のX・Y座標によりバッファメモリ
13をアクセスするアドレスを発生する。
【0065】データレジスタ27はバッファメモリ13
やデータメモリ22が読み出したデータを格納するレジ
スタであり、演算部17の入力になる。
【0066】演算部17は制御部20の制御により、優
先度ラベル値の比較やZ値の比較などを行う。演算結果
レジスタ28は演算部17の演算結果を格納するレジス
タである。
【0067】バッファメモリ13は、例えば図6(B)
に示すように、各画素に対して32ビットのデータ幅を
有し、上位8ビットに優先度ラベル値、中位8ビットに
色値、下位16ビットにZ値が記録される。
【0068】またD/A変換部14はバッファメモリ1
3の色値をアナグロ信号に変換し、例えばモニタ用の表
示部15に出力し、これにもとづき表示部15は処理画
像を表示する。
【0069】次に図6の動作について、図7のフローチ
ャートにより簡単に説明する。
【0070】■最初にバッファメモリ13及びレジスタ
24等を初期化する。Z値部分は最奥(Z値部分が3ビ
ットのときは「7」、16ビットのときは「65535
」)に、色値部分はオール「0」(黒)に、優先度ラベ
ル値部分はオール「0」(無制御)にする。これらの制
御は制御部20が行う。
【0071】■図形データが幾何変換プロセッサ11か
ら入力されると、制御部20はその表裏データが表裏レ
ジスタ23に登録し、頂点データをDDA部25により
画素データに展開する。
【0072】■制御部20は、入力された図形データの
優先度ラベル値が「0」か否かを判別する。
【0073】■例えば図2(B)の多角形1のように「
0」の場合には、演算部17により、バッファメモリ1
3に記入されているZ値と、展開画素のZ値とを比較さ
せ、展開画素のZ値が手前が等しいときにバッファメモ
リ13の更新を行い、展開画素のZ値をZ値部分に、展
開画素の色値を色値部分に、展開画素の優先度ラベル値
を優先度ラベル値部分に記入する。
【0074】■しかし■において優先度ラベル値が「0
」でない場合は、その優先度ラベル値が優先度バッファ
の優先度ラベル値と等しいか否かを判別し、多角形1と
2、あるいは多角形1と3のように等しくない場合には
前記■の処理を行う。
【0075】■前記■において等しい場合には、入力図
形が表か否かを判別し、図2(B)の多角形2と3のよ
うに表の場合には、バッファの更新を行い、展開画素の
Z値をバッファメモリのZ値部分に、展開画素の色値を
色値部分に記入する。しかし図4(A)の多角形2と3
のように裏の場合は、多角形3についてはバッファの更
新を行わない。
【0076】■そしてこのようなことを展開したすべて
の画素について処理したとき、次の図形データの入力を
待ち、図形データの入力がなければ終了する。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、同一平面上にある図形
データを、その表、裏に応じてユーザの要求する通りに
正しく表示することができるので、三次元表示装置を用
いた設計などにおいてすぐれた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例である。
【図3】バッファ状態説明図である。
【図4】図形データ及び図形の表裏説明図である。
【図5】図形が裏の場合のバッファ状態説明図である。
【図6】本発明の第2実施例である。
【図7】本発明の動作説明フローチャートである。
【図8】従来のグラフィック装置とその問題点説明図で
ある。
【符号の説明】
1  幾何変換処理部 2  描画部 3  画素展開制御部 4  優先度判定部 5  Z値判定部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  三次元空間に定義された図形データを
    表示するグラフィック表示装置において、視点からの奥
    行き情報を保持する奥行情報保持手段(6)と、同一平
    面上に定義された複数の図形データの表示優先度を制御
    するデータを保持する優先度保持手段(8)と、視点か
    らの奥行き情報により視点に近い図形を優先的に表示す
    る画素展開手段(3)を具備し、前記表示優先度を制御
    するデータにより同一平面上の図形データの描画を制御
    することを特徴とするグラフィック表示装置。
  2. 【請求項2】  図形データの表裏情報を判別する表裏
    判別手段(9)を設け、表面データに対しては、同一平
    面上にあることを示す優先度ラベルを割り当て、優先度
    ラベルが同一のとき後から展開した画素に対して無条件
    に表示データを更新するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載のグラフィック表示装置。
  3. 【請求項3】  三次元空間に定義された図形データに
    対して、同一平面上にある複数の図形データに対しては
    表示優先度を制御するデータとして同一の優先度ラベル
    を割当てて表示優先度の低い順に図形データの処理順序
    を定義し、同一平面上の制御を施さない図形データには
    表示優先度を制御しないことを示す優先度ラベルを割当
    て、描画部(2)が図形データを表示手段(10)の画
    素データに展開するとともに、表示優先度を制御しない
    ことを示す優先度ラベルが割り当てられた図形データに
    対しては、奥行き情報により視点に近い画素について表
    示手段(10)の該当画素に対して記憶されている奥行
    き情報、色値、優先度ラベル値などの各データを更新し
    、同一平面上にあることを示すラベルが割り当てられた
    図形データに対しては、優先度ラベルを保持する優先度
    保持手段(8)から該当画素に対応する優先度ラベルを
    読み出して該当画素を含む図形データの優先度ラベルと
    読み出したものとが一致する場合には無条件に該当画素
    に対して記憶されている各データを更新し、読み出した
    優先度ラベルの値が一致しない場合は、奥行き情報によ
    り視点に近い画素についてのみ表示手段(10)の該当
    画素に対して記憶されている各データを更新することを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載のグラフィック表
    示装置。
  4. 【請求項4】  図形データの向きを示す情報と視点の
    位置から図形データの表裏を判定して裏面データに対し
    ては同一平面上にあることを示す優先度ラベルが割り当
    てられた図形に対して、優先度ラベルと読み出した優先
    度ラベルとが一致するとき、該当画素に対して記憶され
    ている各データを更新しないことを特徴とする請求項3
    記載のグラフィック表示装置。
JP3033638A 1991-02-01 1991-02-01 グラフィック表示装置 Pending JPH04247587A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996024124A1 (fr) * 1995-02-03 1996-08-08 Hitachi, Ltd. Dispositif d'affichage de donnees

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