JPH0424477B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0424477B2
JPH0424477B2 JP62250474A JP25047487A JPH0424477B2 JP H0424477 B2 JPH0424477 B2 JP H0424477B2 JP 62250474 A JP62250474 A JP 62250474A JP 25047487 A JP25047487 A JP 25047487A JP H0424477 B2 JPH0424477 B2 JP H0424477B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
weight
added
silicic acid
bentonite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62250474A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0192498A (ja
Inventor
Takao Sakabe
Akira Pponma
Takao Myamura
Yutaka Suzuki
Takahito Meguro
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokuetsu Paper Mills Ltd
Original Assignee
Hokuetsu Paper Mills Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokuetsu Paper Mills Ltd filed Critical Hokuetsu Paper Mills Ltd
Priority to JP62250474A priority Critical patent/JPH0192498A/ja
Priority to NO884310A priority patent/NO175321C/no
Priority to US07/251,715 priority patent/US4902382A/en
Priority to FI884529A priority patent/FI89731C/fi
Priority to DE8888116185T priority patent/DE3861313D1/de
Priority to EP88116185A priority patent/EP0310959B1/en
Priority to CA000579003A priority patent/CA1301413C/en
Publication of JPH0192498A publication Critical patent/JPH0192498A/ja
Publication of JPH0424477B2 publication Critical patent/JPH0424477B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H23/00Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper
    • D21H23/02Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper characterised by the manner in which substances are added
    • D21H23/04Addition to the pulp; After-treatment of added substances in the pulp
    • D21H23/06Controlling the addition

Landscapes

  • Paper (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、中性紙の製造方法、特に、填料と多
量の高歩留りパルプを含有する中質中性紙を好適
に製造する方法に関し、更に詳しくは、パルプ繊
維及び填料の歩留り及び濾水性が向上し、操業性
が改善された中質中性紙の製造方法に関するもの
である。 〔従来の技術〕 従来、パルプスラリーにアニオン性のロジン系
サイズ剤と定着剤としての水溶性アルミニウム塩
例えば硫酸バン土を多量に添加し、酸性域で抄紙
する酸性抄紙が普通に行われているが、この場
合、アニオン性のポリアクリルアミドのような紙
力増強剤は、アルミニウムイオンにより容易にパ
ルプ繊維に定着し、紙力を増強することも出来、
同様にアニオン性高分子ポリアクリルアミドを添
加して填料や微細繊維の歩留りを向上させること
が出来た。 近年、硫酸バン土を全く使用しないか、又は極
く少量使用してPH6〜9の弱酸性から弱アルカリ
性域で抄紙する所謂中性抄紙が、従来の酸性抄紙
に代わり広く行われるようになつて来ている。 この中性抄紙における歩留り向上法としては、
特開昭55−12868号公報にパルプスラリーに低分
子量カチオン化剤を添加した後、カチオン性の内
添剤、例えばカチオン性紙力増強剤やカチオン性
歩留り向上剤を使用する例が開示されている。
又、コロイド状珪酸を使用する例として、特開昭
57−51900号公報にコロイド状珪酸及びカチオン
化澱粉よりなるバインダーを紙層形成に先立ち原
質中に導入する技術が開示されている。又、特表
昭58−502004号公報にコロイド状珪酸及びカチオ
ン性又は両性のグアーガムを含むバインダーを紙
層形成に先立ち原質中に配合し、更に該バインダ
ーにカチオン化澱粉を含ませることで填料の歩留
りを改良する技術が開示されている。又、特開昭
62−110998号公報には、紙層形成に先立ち原質中
にコロイド状珪酸及びカチオン性もしくは両性の
ポリアクリルアミド誘導体を配合し、更にカチオ
ン化澱粉を含有させることで、中性抄紙系で充分
な填料及び微細繊維歩留りを得る技術が開示され
ている。更に、ベントナイトを使用する例とし
て、特開昭55−152899号公報に填料を含まない原
質中にベントナイトクレーと水溶性高分子非イオ
ン性ポリマーを含ませることで、原質の濾水性と
歩留りを改良する技術が開示されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 中性抄紙を成功させるには、スラリー中の繊維
及び填料の良好な歩留りの確保が不可欠であり、
歩留りが悪い場合には、抄紙系の汚れ、断紙等を
誘発し操業性が著しく悪化する。そのため各種の
歩留り向上剤、歩留り向上システムが提案されて
いることは前述の通りである。 そして、機械パルプ等の高歩留りパルプを全く
又は殆ど含まない上質紙や上質コート原紙、特殊
紙の抄紙の場合と比べて、高歩留りパルプを多く
含有する中質抄紙系では、アニオン性の不純物の
含有量が多く、この抄紙系を中性化した場合の中
質中性抄紙系では、上質漂白パルプを多く用いる
上質中性抄紙系で効果のある歩留り向上剤、歩留
り向上システムも、著しく効果が阻害されるのが
通常である。又、機械パルプが含有する多量のピ
ツチは、中性抄紙系では、所謂ピツチトラブルを
起こし易く、操業性が悪化する。これらの問題は
中質紙の中性化を遅らせる大きな原因となつてお
り、中質中性抄紙系においても通用する新しい歩
留り向上剤、新しい歩留り向上システムの開発が
待たれる所以である。 本発明の目的は、中性抄紙系、特に高歩留りパ
ルプを多く含む中質中性抄紙系で、充分に高い微
細繊維歩留り及び填料歩留りを得ようとするもの
であり、又、濾水性も同時に改良しようとするも
のである。 本発明の他の目的は、これらの歩留りや濾水性
を改善することにより、製紙機械の操業時に発生
する種々のトラブルを減少させ、生産性の高い、
中性紙特に中質中性紙の製造方法を提供すること
にある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、中性抄紙系、特に高歩留りパル
プを多量に配合したパルプスラリーを用いる中性
抄紙系における、微細繊維や填料の歩留り向上に
ついて研究を続けて来た。この結果PH6〜9の弱
酸性乃至弱アルカリ性の領域において、高歩留り
パルプを多量に配合したパルプスラリー中に填料
を添加した抄紙系での歩留り向上には、ベントナ
イト、コロイド状珪酸及びカチオン化澱粉を組合
せ使用することが、極めて有効なことを見いだ
し、本発明を完成するに至つた。 即ち、本発明は、高歩留りパルプを0〜100重
量%含むパルプと填料を含む紙料から中性紙を製
造する方法において、紙料スラリーに、カチオン
化澱粉、ベントナイト、及びコロイド状珪酸を以
下の条件で添加し、PH6〜9の中性域で抄紙する
ことを特徴とする中性紙の製造方法: (a) ベントナイトの添加量がセルロース繊維重量
に対し0.05〜2重量%、 (b) コロイド状珪酸の添加量がセルロース繊維重
量に対し0.01〜1重量%、 (c) コロイド状珪酸:ベントナイトの重量比が
1:0.5〜1:15、 (d) コロイド状珪酸:カチオン化澱粉の重量比が
1:1〜1:25、 に関するものである。 本発明によれば、コロイド状珪酸とカチオン化
澱粉の組合せによる特開昭57−51900号公報に開
示されている技術やベントナイトと水溶性高分子
量の非イオン性ポリマーの組合せによる特開昭55
−152899号公報に開示されている技術からは、全
く予想できないような極めて良好な填料歩留り及
び微細繊維歩留りの向上が実現され、同時に濾水
性が改善される。又、中質中性抄紙系で頻発する
ピツチトラブルが回避できる。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明で云う高歩留りパルプとは、クラフトパ
ルプ、亜硫酸パルプに代表される化学パルプに比
べ、製造時の収率の高いパルプを意味し、セミケ
ミカルパルプ(SCP)、ストーングランドパルプ
(GP)、リフアイナーグランドパルプ(RGP)、
サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメ
カニカルパルプ(CTMP)、ケミグランドパルプ
(CGP)、脱インキ故紙パルプ(DIP)等の漂白及
び未漂白品が含まれる。 これら高歩留りパルプは、通常紙を製造するた
めの一貫工場で直接に生産される。予め乾燥しな
い、多少とも湿つた形のパルプであるため、パル
プ化工程からの有機及び無機の不純物の除去が不
完全であり、通常の製紙工程において重大な問題
をおこす物質を含有する。 又、本発明で云う中質中性紙とは、上記高歩留
りパルプの総パルプ当りの含有量が5〜100%か
らなり、抄紙時の紙料PH6〜9、通常6.5〜8.5の
範囲内で製造される紙、板紙の総称である。 本発明における填料としては、少なくとも部分
的にアニオン性の表面を含有する通常の鉱物填料
のうち任意のものが挙げられる。例えば、カオリ
ン(チヤイナクレー)、二酸化チタン、白土、焼
成クレー、合成シリカ、水酸化アルミニウム、タ
ルク、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム
等はすべて満足して用いられる。 本発明の中性抄紙系においては、これら填料の
うち重質炭酸カルシウム又は軽質炭酸カルシウム
が好んで用いられ、又、これら炭酸カルシウムと
その他の上記填料の混合物も好ましく用いられ
る。填料の紙中における乾燥紙重量に対する割合
は、最高60重量%で、好ましくは5〜40重量%の
範囲内である。60重量%を超えると、成紙の強
度、剛度が著しく低下し、好ましくない。 これらの填料には、新たに添加される物の他、
ブローク、コートブローク、故紙等に由来する填
料も含まれる。 本発明において、ベントナイトとは、モンモリ
ロナイトを主要鉱物とする超微細な粘土であり、
水中で膨潤する層状の珪酸塩を意味する。一般に
定義されるベントナイトの中には、水中で膨潤し
ないか、又は膨潤性が著しく低いものが含まれる
が、それらを本発明で使用する際には、使用前に
活性化する必要がある。即ち、層状珪酸塩を適当
な塩基、例えば炭酸ソーダ又は炭酸カリ等で処理
し水中で膨潤する形へと導くことによつて、本発
明で使用できるベントナイトとなる。本発明にお
いては、ナトリウムベントナイトを使用するとが
好ましい。本発明で用いられるベントナイトは、
膨潤度(g水中膨潤ベントナイト/gベントナイ
ト)5以上、好ましくは8以上のものである。膨
潤度5未満のものは効果が少ない。 これらのベントナイトはセルロース繊維重量に
対し、0.05〜2重量%、好ましくは0.05〜1.0重量
%の範囲で用いるのが良い。0.05重量%未満で
は、填料、繊維の歩留り向上効果が発揮されず、
2重量%を超えると、歩留りが却つて低下する傾
向を示し、好ましくない。 本発明において、コロイド状珪酸とは、ポリ珪
酸又はコロイド珪酸ゾルの形態をとり得るが、コ
ロイド状珪酸ゾルを用いた場合最良の結果が得ら
れる。 このゾル中のコロイド状珪酸は約50〜約1000
m2/gの表面積を有することが望ましく、好まし
くは表面積が約200〜約1000m2/gの範囲が良く、
表面積が約300〜約700m2/gの場合に最良の結果
が得られる。この珪酸ゾルはSiO2:M2Oのモル
比が10:1〜300:1、好ましくは15:1〜100:
1(MはNa,K,Li及びNH4から選ばれたイオ
ン)となるようにアルカリで安定化されている。
コロイド状珪酸粒子の粒径は60nm以下、好まし
くは平均粒径が約20nm以下、より好ましくは平
均粒径が約1nm〜約10nmの範囲に調製する(表
面積が約550m2/gのコロイド状珪酸粒子の平均
粒径は約5.5nmである。) これらのコロイド状珪酸は、セルロース繊維重
量に対し、最高1重量%で、好ましくは0.01〜
0.3重量%の範囲で用いるのが良い。1重量%を
超えると、その添加量に応じて、カチオン化澱
粉、ベントナイトの添加量が増大する結果にな
り、徒にコスト増を招くと共に地合が悪化し、好
ましくない。又、0.01重量%未満では、添加によ
る歩留り向上効果がない。 本発明において用いられるカチオン化澱粉は、
通常の澱粉、例えば、コーン澱粉、馬鈴薯澱粉、
タピオカ澱粉等をカチオン性に誘導することによ
り得られる。カチオン性にするには、公知の手段
により、第一級、第二級、第三級アミンと第四級
アンモニウム基との中から選択される一種以上の
塩基性窒素を導入し、得られた塩基性窒素含有量
は0.1重量%〜0.8重量%、好ましくは0.2重量%〜
0.5重量%の場合に良好な結果が得られる。特に
前記塩基性窒素原子が第四級アンモニウム基によ
る窒素原子であるカチオン化澱粉を用いるのが好
ましい。 製紙工程において、これらベントナイト、コロ
イド状珪酸、及びカチオン化澱粉の3添加成分
は、抄紙機上で紙層が形成される前に紙料スラリ
ー中に添加される。 なお、本発明において、3添加成分が添加され
る紙料スラリーとは、パルプと填料を含有する物
の他に、未だ填料を添加していないパルプのみの
スラリーをも意味する。即ち、填料のスラリーへ
の添加時期は、3添加成分の何れの添加にも先立
つて行われる場合に限定されない。 更に、ベントナイト、コロイド状珪酸、及びカ
チオン化澱粉の他に水溶性アルミニウム塩を組合
せることによつて、本発明は一層大きな効果が期
待できる。 用いられる水溶性アルミニウム塩の例として
は、硫酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム、
アルミン酸ナトリウム、ポリジアリルジメチルア
ルミニウムクロライド等があり、通常硫酸アルミ
ニウムが好ましく利用できる。水溶性アルミニウ
ム塩は、ベントナイト、コロイド状珪酸を添加す
るのに先がけて添加することが好ましい結果を与
える。この場合、水溶性アルミニウム塩は、Al2
O3としてセルロース繊維重量に対し、0.01〜1.0
重量%、好ましくは0.02〜0.5重量%の範囲で添
加すると良好な結果が得られる。0.01重量%未満
では、歩留り向上への寄与、ピツチトラブル抑制
効果への寄与が少ない。又、1.0重量%を超える
と、填料として炭酸カルシウムが使用されている
場合には、炭酸カルシウムの分解が激しくなり、
又紙力の低下が大きくなり、好ましくない。 これら水溶性アルミニウム塩は、カチオン性物
質として作用し、紙料中のアニオン性不純物に有
効に作用し、カチオン化澱粉、ベントナイト、コ
ロイド状珪酸との組合せにより、歩留り、濾水性
が、水溶性アルミニウム塩を添加しない場合に比
べ、大きく向上すると共に、木材パルプに由来す
るピツチトラブルやコートブロークに含まれるラ
テツクスに由来するホワイトピツチトラブルが回
避でき、高速抄紙機やピツチトラブル問題となつ
ている抄紙系では、特に有効である。 本発明の特徴は、3成分、即ち、ベントナイ
ト、コロイド状珪酸、及びカチオン化澱粉を用い
ることにあるが、これらの3成分は填料の存在す
るパルプスラリー中で複合体を形成し、これによ
り前記本発明の効果を奏するものと考えられる。 コロイド状珪酸:ベントナイトの重量比は1:
0.5〜1:15の範囲であり、又、コロイド状珪
酸:カチオン化澱粉の重量比は1:1〜1:25の
範囲である。これ以外の範囲では、その添加効果
が薄れる。 又、これらの複合体を形成するパルプスラリー
のPH6〜9の範囲、好ましくは6.5〜8.5の範囲
で、アルカリ性填料又はアルカリ性物質及び前記
水溶性アルミニウム塩を添加することによつて調
節することができる。 本発明が充分な効果を奏するためには、上記薬
品の添加方法が重要である。即ち、ベントナイト
とコロイド状珪酸の添加間隔が重要であり、添加
間隔は短いほど良いことが実験により判明した。
添加間隔が60秒を超えると、カチオン化澱粉とコ
ロイド状珪酸の2成分系の組合せよりも効果は却
つて低下し、本発明の目的を果たすことができな
い。従つて、ベントナイトとコロイド状珪酸の添
加間隔は60秒以下、好ましくは30秒以下にする必
要があり、両者の添加を連続的又は同時的に行つ
た場合に最大の効果が得られる。又、添加直前に
ベントナイトとコロイド状珪酸を混合し、次いで
その混合物を添加しても良い。ベントナイトとコ
ロイド状珪酸の添加順序は何れが先でも良いが、
カチオン化澱粉は、これらの薬品の添加に先立ち
紙料に添加することが好ましい。又、これら3種
の薬品を分割して複数個所に添加しても良いが、
少なくとも1個所においては、ベントナイトとコ
ロイド状珪酸の添加方法は上記条件を満足させな
くてはならない。 又、必要に応じてサイズ剤、染料、螢光染料等
抄紙用化学薬品を用いることができる。 本発明のカチオン化澱粉の使用は紙力増強にも
寄与するものではあるが、更に紙力を上げる必要
がある場合には、カチオン性アクリルアミドを併
用することもできる。 本発明は、高歩留りパルプを全く含有しない上
質系中性紙にも応用できるのは勿論であるが、高
歩留りパルプを多量に含有する中質系中性紙の製
造に特に効果的に用いられる。 〔作用〕 本発明の作用機構については、未だ充分に解明
されていないが、本発明の作用効果は、微細繊維
又は/及び填料粒子同士の凝集付着、又はこれら
微細物の長繊維上への凝集付着が、ベントナイ
ト、カチオン化澱粉、及びコロイド状珪酸の複合
体を介し行われることに基づくものと推定され
る。その際、ベントナイトとコロイド状珪酸はア
ニオン性物質として作用すると考えられる。又、
ベントナイトについては、紙料中のアニオン性の
不純物を吸着する作用も有していると考えられ
る。ベントナイトとコロイド状珪酸の添加間隔が
長い場合には、夫々の薬品は紙料中の成分と単独
で反応し、本来有している活性が低下し、ベント
ナイト、コロイド状珪酸、カチオン化澱粉3者に
よる相乗効果が発現されないものと考えられる。
とりわけカチオン化澱粉や水溶性アルミニウム塩
が既に紙料中に添加されている場合、ベントナイ
ト、コロイド状珪酸の添加間隔が長いと、何れか
一方のみカチオン性物質と優先的に反応する結果
となり著しく相乗効果が阻害されるものと推定さ
れる。 〔実施例〕 以下実施例によつて本発明を詳しく説明する。
例中%及び部は重量%及び重量部を意味する。
又、実施例における評価値の測定法を下記に示
す。 歩留りの測定 実験室での歩留り測定には、ブリツト・ジヤー
(Britt−Jar)を用いた。脱水速度はゴム管とコ
ーン形のガラス管を取り付け、ガラス管の先端の
穴径を選択することによつて調節し、流量を200
ml/minとした。ワイヤーは80メツシユのプラス
チツク抄網を用い、実際の抄紙機を想定した条件
とした。パルプスラリーは400mlCSFに叩解した
LBKP40部、550mlCSFに叩解したNBKP30部、
及び150mlCSFの漂白ストーングランドパルプ
(BGP)30部に、填料として軽質炭酸カルシウム
20部を加えたものを総固形分0.6%になるように
調製した。測定手順は次の通り行つた。 (A) 500mlのパルプスラリーをジヤーの中に入れ、
1500rpmで攪拌し、水溶性アルミニウム塩を添
加して計時を開始した。水溶性アルミニウム塩
を添加しない場合は、そのまま計時を開始し
た。 (B) 60秒後に軽質炭酸カルシウムを添加した。 (C) 更に60秒後にカチオン化澱粉を添加した。 (D) 更に30秒後に攪拌を800rpmに低下した。 (E) 更に30秒後にベントナイトを添加した。同時
添加の場合は、ベントナイトとコロイド状珪酸
を同時に添加した。連続添加の場合は、ベント
ナイト添加後間隔を置かず、コロイド状珪酸を
添加した。 (F) 同時及び連続添加でない場合は、更に60秒後
コロイド状珪酸を添加した。 (G) コロイド状珪酸添加後5秒後に排水を開始
し、10秒間は水を採取しない。 (H) 排水開始後10秒後100mlの水を採取し、重さ
を計量して特定の定量濾紙(東洋濾紙製5C)
にて濾過し、105℃で乾燥して固形分重量を求
めた。この重量を“t”とする。 (I) 次いで、450℃で焼いて灰にし、灰分重量を
求めた。この重量を“a”とする。 (J) 元のパルプ懸濁液100ml中の正確な固形分
(繊維+填料)の重量を求めておき、これを
“T”とした。 (K) 同様に正確な灰分重量を求めておき、これを
“A”とした。 (L) 歩留りは、次式によつて計算した。 紙料歩留り=〔(T−t)/T〕×100 填料歩留り=〔(A−a)/A〕×100 実抄紙機での歩留りの測定は、ツインワイヤー
の抄紙機で、秒速640m/min、米坪64g/m2の中
質紙を抄造した時のデータである。パルプスラリ
ーはLBKP60部、NBKP2O部、BGP20部に、填
料として重質炭酸カルシウム15部を使用した。 濾水度の測定 実験室での濾水度の測定は、底穴を塞いだカナ
ダ標準形濾水度試験器を用いて行つた。パルプス
ラリーは、歩留りの測定と全く同じものを使用
し、パルプスラリー1を容器に入れ、同じ条件
で水溶性アルミニウム塩、炭酸カルシウム、カチ
オン化澱粉を添加した。カチオン化澱粉添加60秒
後攪拌を止め、直ちに紙料を1のメスシリンダ
ーに移し、更にベントナイトを添加し、メスシリ
ンダーを3回逆さに回転させた。 同時添加の場合は、ベントナイトとコロイド状
珪酸を同時に添加した。 連続添加の場合は、ベントナイト添加後間隔を
置かずコロイド状珪酸を添加した。 同時添加及び連続添加でない場合は、ベントナ
イトを添加し、メスシリンダーを回転させた後、
60秒後コロイド状珪酸を添加し、更にメスシリン
ダーを3回逆さに回転させた。回転させた後、紙
料をカナダ標準形濾水度試験器の濾水筒に入れ紙
料から700mlの濾水が出る迄の時間を測定した。 実施例 1〜11比較例1〜10 塩基性窒素含有量0.30%の馬鈴薯を原料とした
カチオン化澱粉と比表面積約500m2/gを有する
コロイド状珪酸、ベントナイト(アライド・コロ
イズ社製、商品名オーガノゾープ)を使用した例
を第1表に示した。 又、水溶性アルミニウム塩としては、硫酸バン
土を使用し、添加率は、Al2O3として、対パルプ
0.05%であつた。添加方法の欄は、ベントナイト
とコロイド状珪酸の添加間隔を示す。 薬品の添加量は対パルプ比率で行い、填料歩留
り及び紙料歩留りを測定した。この時使用したパ
ルプスラリー中の紙料固形分Tは0.584gで、灰分
重量Aは、0.111g、PHは7.9であつた。 比較例として、ベントナイトを全く添加しない
系での歩留りを測定し、これを比較例1〜6とす
る。又、コロイド状珪酸を使用せず、ベントナイ
トとアニオン性ポリアクリルアミドを使用し、歩
留りを測定した。これを比較例7〜9とする。
又、実施例8の比較として、ベントナイトとコロ
イド状珪酸の添加間隔を60秒にした場合の歩留り
を測定した。これを比較例10とする。測定した歩
留りの結果を第1表に示す。 実施例12、比較例11,12 実施例12は、実抄紙機での歩留り結果である。
この時使用した薬品は実施例1〜11と同じもので
ある。ただ、カチオン化澱粉として、塩基性窒素
含有量0.30%のタピオカ澱粉を使用した。 7日間の抄造後抄紙系の各所を点検したが、顕
著な汚れは認められなかつた。 比較例11は、ベントナイト、硫酸バン土を添加
しない系、比較例12はベントナイトを除いた系で
あるが、比較例11では、紙面に汚れが発生し、4
時間後に運転を中止した。比較例12は、紙面に汚
れこそ発生しなかつたが、24時間運転後各所を点
検したところ、ワイヤー、フエルトサクシヨンボ
ツクス、キヤンバス上に汚れが堆積していた。 実抄紙機の結果を第2表に示す。
【表】
【表】
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来の歩留り向上システムに
比べ、高歩留りパルプを多量に含有する抄紙系の
歩留りが大幅に向上すると共に濾水性が向上し、
その結果抄紙速度の向上が可能となる。又、高歩
留りパルプに含まれる樹脂ピツチやコートブロー
クを使用する場合のラテツクスに起因する所謂ホ
ワイトピツチにより、中性抄紙系では頻発してい
たピツチトラブルが大幅に減少し、断紙回数が減
少し、生産効率が向上する。又、白水の濃度が減
少することにより白水処理システムへの負荷が軽
減される。 以上の効果により、従来主として上質紙系で行
われていた中性抄紙が、高歩留りパルプを含有す
る中質紙系でも、操業上の問題を起こすことなく
実施可能となる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高歩留りパルプを0〜100重量%含むパルプ
    と填料を含む紙料から中性紙を製造する方法にお
    いて、紙料スラリーに、カチオン化澱粉、ベント
    ナイト、及びコロイド状珪酸を以下の条件で添加
    し、PH6〜9の中性域で抄紙することを特徴とす
    る中性紙の製造方法。 (a) ベントナイトの添加量がセルロース繊維重量
    に対し0.05〜2重量%、 (b) コロイド状珪酸の添加量がセルロース繊維重
    量に対し0.01〜1重量%、 (c) コロイド状珪酸:ベントナイトの重量比が
    1:0.5〜1:15、 (d) コロイド状珪酸:カチオン化澱粉の重量比が
    1:1〜1:25。 2 紙料スラリー中に、まずカチオン化澱粉が添
    加され、その後、ベントナイトとコロイド状珪酸
    とが同時又は60秒以上の間隔を置かずに引続き添
    加され、抄紙される特許請求の範囲第1項記載の
    中性紙の製造方法。 3 高歩留りパルプを0〜100重%含むパルプと
    填料を含む紙料から中性紙を製造する方法におい
    て、紙料スラリーに、水溶性アルミニウム塩、カ
    チオン化澱粉、ベントナイト、及びコロイド状珪
    酸を以下の条件で添加し、PH6〜9の中性域で抄
    紙することを特徴とする中性紙の製造方法。 (a) ベントナイトの添加量がセルロース繊維重量
    に対し0.05〜2重量%、 (b) コロイド状珪酸の添加量がセルロース繊維重
    量に対し0.01〜1重量%、 (c) コロイド状珪酸:ベントナイトの重量比が
    1:0.5〜1:15、 (d) コロイド状珪酸:カチン化澱粉の重量比が
    1:1〜1:25、 (e) 水溶性アルミニウム塩の添加量がセルロース
    繊維重量に対し、Al2O3として0.01〜1重量%。 4 紙料スラリー中に、水溶性アルミニウム塩、
    カチオン化澱粉が添加され、その後、ベントナ
    イトとコロイド状珪酸とが同時又は60秒以上の
    間隔を置かずに引続き添加され、抄紙される特
    許請求の範囲第3項記載の中性紙の製造方法。
JP62250474A 1987-10-02 1987-10-02 中性紙の製造方法 Granted JPH0192498A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62250474A JPH0192498A (ja) 1987-10-02 1987-10-02 中性紙の製造方法
NO884310A NO175321C (no) 1987-10-02 1988-09-29 Fremgangsmåte for fremstilling av nöytralt papir
US07/251,715 US4902382A (en) 1987-10-02 1988-09-29 Process for producing a neutral paper
FI884529A FI89731C (fi) 1987-10-02 1988-09-30 Foerfarande foer tillverkning av neutralt papper
DE8888116185T DE3861313D1 (de) 1987-10-02 1988-09-30 Verfahren zur herstellung von neutralem papier.
EP88116185A EP0310959B1 (en) 1987-10-02 1988-09-30 Process for producing a neutral paper
CA000579003A CA1301413C (en) 1987-10-02 1988-09-30 Process for producing a neutral paper

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62250474A JPH0192498A (ja) 1987-10-02 1987-10-02 中性紙の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0192498A JPH0192498A (ja) 1989-04-11
JPH0424477B2 true JPH0424477B2 (ja) 1992-04-27

Family

ID=17208394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62250474A Granted JPH0192498A (ja) 1987-10-02 1987-10-02 中性紙の製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US4902382A (ja)
EP (1) EP0310959B1 (ja)
JP (1) JPH0192498A (ja)
CA (1) CA1301413C (ja)
DE (1) DE3861313D1 (ja)
FI (1) FI89731C (ja)
NO (1) NO175321C (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE68905208T3 (de) * 1988-03-28 2001-02-15 Allied Colloids Ltd Herstellung von Papier und Pappe.
US5501768A (en) * 1992-04-17 1996-03-26 Kimberly-Clark Corporation Method of treating papermaking fibers for making tissue
US5348620A (en) * 1992-04-17 1994-09-20 Kimberly-Clark Corporation Method of treating papermaking fibers for making tissue
SE501216C2 (sv) * 1992-08-31 1994-12-12 Eka Nobel Ab Vattenhaltig, stabil suspension av kolloidala partiklar samt framställning och användning av densamma
GB9301451D0 (en) * 1993-01-26 1993-03-17 Allied Colloids Ltd Production of filled paper
FR2732368B1 (fr) * 1995-03-31 1997-06-06 Roquette Freres Nouveau procede de fabrication de papier
US5882476A (en) * 1995-05-05 1999-03-16 Solvay Minerals, Inc. Deinking printed wastepaper using alkaline solution containing sodium sulfite and sodium carbonate
US5968316A (en) * 1995-06-07 1999-10-19 Mclauglin; John R. Method of making paper using microparticles
US6193844B1 (en) 1995-06-07 2001-02-27 Mclaughlin John R. Method for making paper using microparticles
US5595630A (en) * 1995-08-31 1997-01-21 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for the manufacture of paper
US5900116A (en) 1997-05-19 1999-05-04 Sortwell & Co. Method of making paper
ATE366844T1 (de) 1997-09-30 2007-08-15 Nalco Chemical Co Herstellung von papier mit kolloidalen borosilikaten
US5942087A (en) * 1998-02-17 1999-08-24 Nalco Chemical Company Starch retention in paper and board production
US6099689A (en) * 1998-02-17 2000-08-08 Nalco Chemical Company Production of paper and board products with improved retention, drainage and formation
US7169261B2 (en) 1999-05-04 2007-01-30 Akzo Nobel N.V. Silica-based sols
EP1619171B1 (en) * 1999-05-04 2016-09-07 Akzo Nobel N.V. Silica-based sols
FI19992598A (fi) * 1999-12-02 2001-06-03 Kemira Chemicals Oy Menetelmä paperin valmistamiseksi
US6451170B1 (en) * 2000-08-10 2002-09-17 Cargill, Incorporated Starch compositions and methods for use in papermaking
USRE44519E1 (en) 2000-08-10 2013-10-08 Cargill, Incorporated Starch compositions and methods for use in papermaking
FI20085227L (fi) * 2008-03-14 2009-09-15 Kautar Oy Lujitettu huokoinen kuitutuote
WO2011120876A1 (en) * 2010-03-29 2011-10-06 Akzo Nobel Chemicals International B.V. Process of producing a cellulosic fibre web
WO2012018514A2 (en) 2010-07-26 2012-02-09 Sortwell & Co. Method for dispersing and aggregating components of mineral slurries and high-molecular weight multivalent polymers for clay aggregation
US8721896B2 (en) 2012-01-25 2014-05-13 Sortwell & Co. Method for dispersing and aggregating components of mineral slurries and low molecular weight multivalent polymers for mineral aggregation

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5512868A (en) * 1978-07-12 1980-01-29 Mitsubishi Paper Mills Ltd Production of neutral paper
JPS5751900A (en) * 1980-05-28 1982-03-26 Eka Ab Papermaking method
JPS62125098A (ja) * 1985-11-21 1987-06-06 バスフ アクチェン ゲゼルシャフト 紙又は厚紙の製法
JPS62191598A (ja) * 1986-01-29 1987-08-21 アライド・コロイズ・リミテツド 紙及び板紙の製造方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2262906A1 (de) * 1972-03-30 1973-10-11 Sandoz Ag Verfahren zur verbesserung der entwaesserungsbeschleunigenden eigenschaften von polyamidaminen, polyaetheraminen und polyaethyleniminen in cellulosefasersuspensionen
DE3065576D1 (en) * 1979-03-28 1983-12-22 Allied Colloids Ltd Production of paper and paper board
AU546999B2 (en) * 1980-05-28 1985-10-03 Eka A.B. Adding binder to paper making stock
JPH0314957B2 (ja) * 1980-09-19 1991-02-27 Sunden Olof
NL8500507A (nl) * 1985-02-22 1986-09-16 Avebe Coop Verkoop Prod Werkwijze voor het vervaardigen van papier en het aldus vervaardigde papier.
US4752356A (en) * 1985-10-18 1988-06-21 Miami University Papermaking process
US4643801A (en) * 1986-02-24 1987-02-17 Nalco Chemical Company Papermaking aid

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5512868A (en) * 1978-07-12 1980-01-29 Mitsubishi Paper Mills Ltd Production of neutral paper
JPS5751900A (en) * 1980-05-28 1982-03-26 Eka Ab Papermaking method
JPS62125098A (ja) * 1985-11-21 1987-06-06 バスフ アクチェン ゲゼルシャフト 紙又は厚紙の製法
JPS62191598A (ja) * 1986-01-29 1987-08-21 アライド・コロイズ・リミテツド 紙及び板紙の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
FI884529A0 (fi) 1988-09-30
NO884310L (no) 1989-04-03
EP0310959B1 (en) 1990-12-19
CA1301413C (en) 1992-05-26
FI89731B (fi) 1993-07-30
US4902382A (en) 1990-02-20
NO884310D0 (no) 1988-09-29
NO175321C (no) 1994-09-28
EP0310959A1 (en) 1989-04-12
DE3861313D1 (de) 1991-01-31
FI89731C (fi) 1993-11-10
FI884529A (fi) 1989-04-03
NO175321B (no) 1994-06-20
JPH0192498A (ja) 1989-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0424477B2 (ja)
US4964954A (en) Process for the production of paper
KR960015749B1 (ko) 시이트나 웨브(web)형 세룰로오스 섬유함유 제품의 제조방법
JP2607219B2 (ja) 紙の製造方法
FI68283C (fi) Foerfarande foer papperstillverkning
EP0218674B1 (en) Papermaking process
AU598416B2 (en) A process for the production of paper
PT100652B (pt) Processo de fabrico de papel usando um agente de retencao contendo grupos anionicos
JPH0219238B2 (ja)
CN1898439B (zh) 用于造纸方法的填料
NZ202628A (en) Papermaking using colloidal silica-guar gum based binder
US20080011438A1 (en) Cellulosic product and process for its production
JP2521539B2 (ja) 製紙方法
CH627216A5 (ja)
KR20050083897A (ko) 셀룰로오스계 제품 및 제조 공정
JP2607161B2 (ja) 紙の製造方法
CA2522242C (en) Paper manufacturing process
JP2004076253A (ja) 紙の生産方法
JPS6034698A (ja) 紙サイジング方法
JPH0663197B2 (ja) 中性紙の製紙方法
JPS60185899A (ja) 中性紙
JPH0345799A (ja) 紙の製造方法
EP1586704A1 (en) Use of ultrafine calcium carbonate particles in papermaking
JP2003221796A (ja) 製紙用添加剤および製紙方法
JPH11247091A (ja) 抄紙方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees