JPH04244627A - トルク可変型トルクリミッタ - Google Patents

トルク可変型トルクリミッタ

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Publication number
JPH04244627A
JPH04244627A JP896591A JP896591A JPH04244627A JP H04244627 A JPH04244627 A JP H04244627A JP 896591 A JP896591 A JP 896591A JP 896591 A JP896591 A JP 896591A JP H04244627 A JPH04244627 A JP H04244627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
rotating member
spring
guided
coil spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP896591A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Takada
声一 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP896591A priority Critical patent/JPH04244627A/ja
Publication of JPH04244627A publication Critical patent/JPH04244627A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、設定トルクを自動的
に高低2段に切替えられるトルク可変型のトルクリミッ
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハウジングにヒンジを介して蓋を取付け
た各種の機器(例えばコピー機、ワープロ、パソコンな
ど)においては、蓋を閉める際に蓋が勢いよく閉まるこ
とを防止するために、閉鎖寸前に大きいトルクがかかる
ようにする手段、いわゆるダンパーが設けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エアシリンダ等を用い
た従来のダンパーは、設置スペースをとると共に、コス
トが高い問題がある。また閉鎖ストロークのほぼ全体に
わたり一定のトルクを作用させて緩衝させるために、そ
のストロークの全長にわたり大きな負荷がダンパーに作
用する。このため、ダンパーの寿命に影響をもたらす問
題がある。
【0004】そこで、この発明はストロークの前半と後
半とでトルクの大きさを自動的に変わるようにして、ト
ルク発生部に作用する負荷を軽減することを技術的課題
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明はばね座の中心に支持軸を突設し、その
支持軸の先端に回転部材を取付け、上記のばね座と回転
部材との間の支持軸のまわりに軸方向のスリット付きの
ばねスリーブを嵌め、そのばねスリーブの一端を回転部
材に相対的回転を阻止して係合せしめ、上記のばね座と
スリーブとにわたり回転部材の正回転方向と逆方向に巻
かれたコイルばねの一端をばね座に係合すると共にその
他端部をばねスリーブのまわりに拡径状態に巻付けたト
ルクリミッタにおいて、上記のコイルばねのまわりに、
内側から順に制御リング、被ガイドリング及び回転部材
と一体化されたガイドリングを嵌め、コイルばねの一端
を制御リングに係合せしめると共に制御リングの外周面
の軸方向所要範囲に制御爪を設け、被ガイドリングの内
周面に上記の制御爪と回転方向には係合され、軸方向に
相対移動可能に係合される係合突起を設け、被ガイドリ
ングをガイドリングの内周面に回転部材の正回転方向と
同方向のねじ溝により進退自在に螺合せしめ、被ガイド
リングの一端をばね座のガイド溝に嵌めた構成としたも
のである。
【0006】
【作用】回転部材を正回転方向に回転させると、これと
一体のガイドリングに螺合された被ガイドリングがばね
座側へ移動する。また回転部材と係合されたばねスリー
ブも同時に回転するが、そのまわりのコイルばねは制御
リングに係合され、更にその制御リングが被ガイドリン
グに係合されているため、コイルばねの巻き付きは生じ
ない。このため、コイルばねとばねスリーブ間のすべり
抵抗は比較的小さく、従って回転部材に作用するトルク
も小さい。
【0007】回転部材の回転角が更に大きくなると、被
ガイドリングの係合突起が制御リングの制御爪から外れ
るため、コイルばねはばねスリーブの回転により巻き付
き量が増す方向にひきずられて縮径し、同時にばねスリ
ーブも縮径させる。このため、コイルばねとばねスリー
ブとの間のすべり抵抗が大きくなり、回転部材に作用す
るトルクは大きくなる。
【0008】
【実施例】添付図面に示した実施例のトルク可変型トル
クリミッタは、ばね座1を有する。このばね座1は小径
部2と大径部3とから成り、大径部3には中心対称の2
箇所に幅の広いガイド溝4(図5参照)が軸方向に設け
られる。ばね座1の中心穴には支持軸5の一端が挿入さ
れ、大径部3に径方向に貫通したピン6により固定され
る。支持軸5の先端部分はばね座1の小径部2から突出
しており、その突出部分の先端に歯車等の回転部材7が
取付けられ、その回転部材7とばね座1との間にばねス
リーブ8が介在される。ばねスリーブ8は軸方向のスリ
ット9を有し、半径方向に内向きの力が作用すると、ス
リット9が狭くなって縮径し、その力がなくなると弾力
により元の径に戻る。このばねスリーブ8の外端には係
合凹所10が設けられ、回転部材7の内面に形成された
係合突部11と緩く係合される。このため、回転部材7
とばねスリーブ8は相対回転が阻止されるが、ばねスリ
ーブ8の径方向の伸縮を許容する。
【0009】上記のばね座1とばねスリーブ8の外周面
には、これら両者にわたるコイルばね12が巻き付けら
れる。コイルばね12は断面四角形の線条をコイル状に
密に巻いたものであり、ばね座1側の端部には軸方向に
延びた係合端13が形成され、また他方端部には半径方
向に屈曲された係合端14が形成される。コイルばね1
2の自然状態における内径は、ばね座1の小径部2の外
径と同等か又はこれより小さく形成され、またばねスリ
ーブ8の自然状態の外径より小さく形成される。このた
め、コイルばね12のばね座1側の係合端14は、ばね
座1の大径部3に形成されたスリット15(図5参照)
に係合される。また、コイルばね12はばねスリーブ8
を若干縮径させた状態でそのまわりに巻き付けられる。 回転部材7側から見たコイルばね12の巻き方向は、回
転部材7の正回転方向(図1、図5の矢印a参照)と逆
の方向、即ち右巻きに形成される。
【0010】また、ばね座1の大径部3と回転部材7と
の間において、コイルばね12のまわりには制御リング
16が遊嵌される。制御リング16の回転部材7側の内
端面には係合凹所17が形成され、その係合凹所17に
コイルばね12の係合端13が係合される。また制御リ
ング16の外周面には、その前半部分に制御爪18が設
けられる(図5参照)。この制御リング16の外側には
被ガイドリング19が嵌められ、更にその外側にはガイ
ドリング20が嵌められる。
【0011】ガイドリング20はピン21により回転部
材7のボス部に一体化される。またガイドリング20の
内周面には、ピッチの粗いねじ溝22が形成される。こ
のねじ溝22は、回転部材7の正回転方向と同じ方向、
即ち左巻きに形成される。
【0012】被ガイドリング19の外周面には前記のね
じ溝22に嵌合する雄ねじ23が形成される。被ガイド
リング19の後端には、ばね座1のガイド溝4に嵌合す
るガイド片24が形成される。また被ガイドリング19
の内周面には、係合突起25が形成され(図2参照)、
被ガイドリング19が回転部材7側へ前進した図1の状
態で制御リング16の制御爪18と係合する。
【0013】上記のガイドリング20及びばね座1のま
わりにはハウジング26が嵌合され、その内周面の段部
27をばね座1の大径部3に当て、また先端部分の内周
面をガイドリング20の一端部外周面に接触させ、ガイ
ドリング20の位置決めを図っている。
【0014】実施例のトルクリミッタは以上のように構
成され、ハウジング26をケース本体28に固定するこ
とにより取付けられる。また蓋29(図6参照)に取付
けた歯車30を回転部材7にかみ合わせる。
【0015】図6に示すように、蓋29を開放した状態
では、制御爪18が係合突起25に係合している(図2
参照)。この状態から蓋29を閉めはじめると回転部材
7が正回転し、これと一体のガイドリング20が回転す
るので、そのねじ溝22に嵌合した被ガイドリング19
がばね座1側へ移動する。また回転部材7と一体のばね
スリーブ8も回転するが、コイルばね12は制御リング
16に係合され、更にその制御リング16が被ガイドリ
ング19に係合しているため、コイルばね12の引きず
りは生じない。このため、コイルばね12とばねスリー
ブ8との間のすべり抵抗は比較的小さく、従って、回転
部材7に作用するトルクは比較的低トルクであり、蓋2
9は軽く閉鎖される。
【0016】図7のように蓋29が一層閉まると、回転
部材7の回転角度が大きくなるので、被ガイドリング1
9が一層ばね座1側へ移動する。その結果、図3及び図
4に示すように、制御爪18が係合突起25から外れる
。このため、コイルばね12の端部がばねスリーブ8に
引きずられ、その自身縮径すると共に、ばねスリーブ8
も縮径する結果、コイルばね12とばねスリーブ8との
間に大きいすべり抵抗を発生させる。このため、回転部
材7には高トルクが作用し、蓋29の閉鎖は重くなる。
【0017】また、図8のように、蓋29が完全に閉鎖
された状態から図9のように蓋29を開放させると、前
述の場合と逆に、回転部材7が逆回転するので、被ガイ
ドリング19が元の状態に戻り、制御爪18が再び係合
突起25に係合する。
【0018】しかし、コイルばね12には引きずり方向
と逆の力が作用するので、すべり抵抗は小さい。このた
め、蓋29は軽く開放される。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明は回転部材と一
体のガイドリングにより被ガイドリングを移動させ、そ
の移動ストロークの途中で被ガイドリングに設けた係合
突起を制御リングの制御爪から外れるようにしたので、
回転部材の回転途中でこれに作用するトルクの大きさを
低トルクから高トルクへ変化させることができる。従っ
て、蓋の開閉装置に用いた場合に、高トルクが作用する
範囲を必要最小限度に設定することができ、開閉装置の
長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】低トルク作用時の断面図
【図2】図1のII−II線の断面図
【図3】高トルク作用時の断面図
【図4】図3のIV−IV線の断面図
【図5】分解斜視図
【図6】作用の説明図
【図7】作用の説明図
【図8】作用の説明図
【図9】作用の説明図
【符号の説明】
1  ばね座 2  小径部 3  大径部 4  ガイド溝 5  支持軸 6  ピン 7  回転部材 8  ばねスリーブ 9  スリット 10  係合凹所 11  係合突部 12  コイルばね 13、14  係合端 15  スリット 16  制御リング 17  係合凹所 18  制御爪 19  被ガイドリング 20  ガイドリング 21  ピン 22  ねじ溝 23  雄ねじ 24  ガイド片 25  係合突起 26  ハウジング 27  段部 28  ケース本体 29  蓋 30  歯車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ばね座の中心に支持軸を突設し、その
    支持軸の先端に回転部材を取付け、上記のばね座と回転
    部材との間の支持軸のまわりに軸方向のスリット付きの
    ばねスリーブを嵌め、そのばねスリーブの一端を回転部
    材に相対的回転を阻止して係合せしめ、上記のばね座と
    スリーブとにわたり回転部材の正回転方向と逆方向に巻
    かれたコイルばねの一端をばね座に係合すると共にその
    他端部をばねスリーブのまわりに拡径状態に巻付けたト
    ルクリミッタにおいて、上記のコイルばねのまわりに、
    内側から順に制御リング、被ガイドリング及び回転部材
    と一体化されたガイドリングを嵌め、コイルばねの一端
    を制御リングに係合せしめると共に制御リングの外周面
    の軸方向所要範囲に制御爪を設け、被ガイドリングの内
    周面に上記の制御爪と回転方向には係合され、軸方向に
    相対移動可能に係合される係合突起を設け、被ガイドリ
    ングをガイドリングの内周面に回転部材の正回転方向と
    同方向のねじ溝により進退自在に螺合せしめ、被ガイド
    リングの一端をばね座のガイド溝に嵌めたことを特徴と
    するトルク可変型トルクリミッタ。
JP896591A 1991-01-29 1991-01-29 トルク可変型トルクリミッタ Pending JPH04244627A (ja)

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JPH04244627A true JPH04244627A (ja) 1992-09-01

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JP896591A Pending JPH04244627A (ja) 1991-01-29 1991-01-29 トルク可変型トルクリミッタ

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