JPH04244193A

JPH04244193A - 洗濯機

Info

Publication number: JPH04244193A
Application number: JP3027824A
Authority: JP
Inventors: Koichi Hasegawa; 弘一長谷川
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1991-01-29
Filing date: 1991-01-29
Publication date: 1992-09-01
Anticipated expiration: 2014-12-20
Also published as: JP2991511B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】［発明の目的］

【０００２】

【産業上の利用分野】本発明は洗濯槽内を撮影して運転
を制御する洗濯機に関する。

【０００３】

【従来の技術】従来より、洗濯機においては、洗濯物の
量や質を、例えば変流器により駆動モータに流れる電流
を検出することによって判定し、又、洗濯物の汚れの度
合やすすぎの度合を、光センサにより水の透過度を検出
することによって判定し、そして、それらの判定結果に
基づき、運転内容を決定し実行するようにしたものが供
されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、洗濯物の量や質を、駆動モータに流れる電流を
検出することによって判定するものでは、その検出の仕
方が直接的でなく、間接的であるため、正確な判定がで
きないという問題点を有していた。又、洗濯物の汚れの
度合やすすぎの度合を、水の透過度だけを検出すること
によって判定するものでは、特にその透過度が低いとき
、それが洗濯物から出た汚れによるものなのか、洗剤成
分によるものなのか、更には水中の泡によるものなのか
といった判断ができず、従って、この場合も正確な判定
ができないという問題点を有していた。

【０００５】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、洗濯物の量や質並びに洗濯
物の汚れの度合やすすぎの度合といったものの判定が極
力正確にできて、的確な内容で運転を行なうことのでき
る優れた洗濯機を提供するにある。

【０００６】［発明の構成］

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯機においては、洗濯槽内を撮影する撮
影装置を具えると共に、この撮影装置で撮影した画像の
データ処理を行なう画像認識装置、並びにこの画像認識
装置からの出力に基づいて運転内容を決定し実行する制
御を行なう制御手段とを具えたことを特徴とする。

【０００８】

【作用】上記手段によれば、洗濯槽内の洗濯物の量や質
並びに洗濯物の汚れの度合やすすぎの度合といったもの
を視覚的で現実的に検出して判定でき、その判定結果で
運転内容を決定し実行することができる。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図面を参照
して説明する。

【００１０】まず図１には洗濯機全体の外箱１を示して
おり、洗濯槽であり又脱水槽でもある内槽２及び水受け
用の外槽３を内設している。内槽２の内底部には撹拌体
４を配設しており、この撹拌体４を洗濯時に回転させ内
槽２を撹拌体４と共に脱水時に回転させるモータ５を主
体とする駆動機構６を外槽３の外下方部に配設している
。このほか、外槽３の外下方部には、排水弁７及び排水
ホース８をも配設している。

【００１１】一方、外箱１の上方前部には、制御手段で
ある制御装置９と画像認識装置１０並びに操作部１１，
表示部１２を配設しており、そのうちの操作部１１及び
表示部１２を図２に詳細に示す。この図２で明らかなよ
うに、これら操作部１１及び表示部１２は使用者が外箱
１の前に立って上方より視認できるように設けられてお
り、その中でも、コースや予約時刻等を設定したり運転
をスタートさせたりする操作部１１は最前列に存し、そ
の後方部に、表示部１２のうちの行程やコースを表示す
るランプ表示部であるＬＥＤ１３が列し、更にその後方
部に、残り時間や現在時刻，予約時刻等を表示する数字
表示部であるＬＥＤ１４と、内槽２内の後述する撮影画
像を表示する画像表示部であるディスプレイ画面１５と
が存している。

【００１２】これらに対して、外箱１の上方後部には、
前記外槽３内（内槽２内）の水位を検出する水位センサ
１６と、内槽２内（外槽３内）に給水する給水弁１７、
及び内槽２内を撮影する撮影装置であるＣＣＤカメラ１
８、内槽２内を照明する照明装置１９を配設しており、
そのうちのＣＣＤカメラ１８及び照明装置１９を図３に
詳細に示す。この図３で明らかなように、これらＣＣＤ
カメラ１８及び照明装置１９は、外箱１上のトップカバ
ー２０に設けた取付ボス部２１，２２にそれぞれ取付金
具２３，２４を介してねじ２５，２６により取付けられ
ており、又、その部分は囲い壁２７と透明板２８とによ
り覆われ防水されている。なお、透明板２８はガラス板
又はアクリル板から成っており、この透明板２８を介し
てＣＣＤカメラ１８と照明装置１９とが内槽２内に臨ん
でいる。

【００１３】そして更に、前記制御装置９も詳細にはマ
イクロコンピュータにより構成されていて、図４に示す
ように、前記操作部１１から操作信号が入力されると共
に、水位センサ１６から水位検出信号が入力されるよう
になっている。又、前記ＣＣＤカメラ１８が撮影した画
像は画像認識装置１０に送られてデータ処理され、その
出力が制御装置９に入力されるようになっており、これ
らの入力並びにあらかじめ記憶された制御プログラムに
従い、制御装置９は、前記駆動機構６のモータ５と、給
水弁１７、排水弁７、表示部１２、ＣＣＤカメラ１８及
び照明装置１９を駆動する駆動回路２９に駆動制御信号
を与えるようになっている。

【００１４】そこで、以下には上記制御装置９の制御に
基づく全体の作用について述べる。まず内槽２内に洗濯
物と洗剤とを入れ、操作部１１により運転のコースを選
択して、運転を開始させる。すると、照明装置１９が内
槽２内を照明すると共に、ＣＣＤカメラ１８が内槽２内
を撮影し、それに基づく画像認識装置１０の出力で、制
御装置９が洗濯物の量や質を判定する。

【００１５】図５は制御装置９が洗濯物の量を判定する
ところの原理を示しており、洗濯物３０の量が小から中
、そして大へと増えるに従い、ＣＣＤカメラ１８の撮影
範囲Ａに占める洗濯物３０の割合がＡ１　からＡ２　，
Ａ３　と増す。画像認識装置１０は、内槽２と洗濯物３
０との色の違い、又は内槽２に設けたドットと洗濯物３
０との模様の違い等により、上記洗濯物３０の割合を出
し、その割合の大小で異なる出力により、制御装置９が
洗濯物の量を判定する。

【００１６】しかして制御装置９は、上記洗濯物の量の
判定結果に基づいて、水位を決定し、その決定した水位
に達するまで、内槽２内に給水弁１７によって給水する
。

【００１７】一方、洗濯物の質は、ＣＣＤカメラ１８に
よって撮影される洗濯物の光反射度（つや）や布目の粗
度等によって判定できる。例えば、洗濯物の光反射度が
高ければシルク、中程度ならば化繊、低ければ木綿とい
った判定ができるものであり、又、布目の粗度について
は、それが高ければジーンズ、もっと高ければ毛糸とい
った判定ができる。

【００１８】制御装置９は、このような洗濯物の量や質
の判定並びに必要な給水を行なって後、モータ５（駆動
機構６）により撹拌体４を一定時間回転させ、この状態
でＣＣＤカメラ１８によって撮影される内槽２内の水の
色や透過度によって、洗濯物の汚れ度合を判定する。

【００１９】すなわち、内槽２内の水の色や透過度は、
洗濯物を一定時間撹拌することによって出る汚れを含ん
で変わるもので、水の色が黒っぽくて透過度が低いほど
、洗濯物の汚れ度合が大きく、水の色が白っぽくて透過
度が高いほど、汚れ度合が小さいと判定できる。この場
合、水の色，透過度は洗濯物より外の範囲で前記内槽２
の色やドット等の模様の色の変化で見ることができる。

【００２０】制御装置９は、上記洗濯物の汚れ度合の判
定結果並びに先の洗濯物の量及び質の判定結果に基づい
て、洗いの強さ並びに時間を設定し、この設定した内容
で洗い運転を行なう。

【００２１】そして、その後に排水をし、給水をして、
撹拌体４を再び一定時間回転させ、この状態でＣＣＤカ
メラ１８によって撮影される内槽２内の水の透過度によ
って、洗濯物のすすぎ度合を判定する。この場合、水の
透過度が低いほどすすぎが足りないと判定するもので、
その判定結果と先の洗濯物の量及び質の判定結果に基づ
いて、すすぎの強さ並びに時間を設定し、この設定した
内容ですすぎ運転を行なう。そして、このすすぎ運転を
繰返すうちで、水の透過度が充分高くなったところで、
すすぎ完了と判定し、すすぎ運転を終了する。

【００２２】そして更に、その後に排水をし、先の洗濯
物の量及び質の判定結果に基づく脱水の強さ並びに時間
を設定して、この設定した内容で脱水運転を行なう。

【００２３】又、この間、ＣＣＤカメラ１８によって撮
影される内槽２内の様子はディスプレイ画面１５に映し
出される。

【００２４】なお、ＣＣＤカメラ１８と照明装置１９は
内槽２内をそれぞれ撮影，照明できる位置であれば、上
述とは違った位置に設けられていても良い。又、洗濯物
の量や質の判定は従来方式と組合わせて行なうようにし
ても良い。更に、ＣＣＤカメラ１８はカラータイプとす
ることによって洗濯物の色柄まで判定させるようにして
も良い。加えて、ディスプレイ画面１５には文字等を表
示させるようにしても良く、又、ディスプレイ画面１５
自体、具えられていなくても良い。

【００２５】そのほか、本発明は上記し且つ図面に示し
た実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱し
ない範囲内で適宜変更して実施し得る。

【００２６】

【発明の効果】以上の記述で明らかなように、本発明の
洗濯機は、洗濯槽内を撮影する撮影装置を具えると共に
、この撮影装置で撮影した画像のデータ処理を行なう画
像認識装置、並びにこの画像認識装置からの出力に基づ
いて運転内容を決定し実行する制御を行なう制御手段と
を具えたことを特徴とするもので、それにより、洗濯槽
内の洗濯物の量や質並びに洗濯物の汚れの度合やすすぎ
の度合といったものを視覚的で現実的に検出して判定で
きるから、極力正確に判定できて、より的確な内容で運
転を行なうことができるという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す全体の概略縦断側面図

【図２】操作・表示両部の平面図

【図３】ＣＣＤカメラ及び照明装置の取付部分の拡大縦
断側面図

【図４】全体の概略電気構成図

【図５】洗濯物の量の判定原理を示した図

【符号の説明】

２は内槽（洗濯槽）、９は制御装置（制御手段）、１０
は画像認識装置、１８はＣＣＤカメラ（撮影装置）を示
す。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　洗濯槽内を撮影する撮影装置を具える
と共に、この撮影装置で撮影した画像のデータ処理を行
なう画像認識装置、並びにこの画像認識装置からの出力
に基づいて運転内容を決定し実行する制御を行なう制御
手段とを具えて成ることを特徴とする洗濯機。