JPH04244109A - 電動歯ブラシ - Google Patents

電動歯ブラシ

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JPH04244109A
JPH04244109A JP3029506A JP2950691A JPH04244109A JP H04244109 A JPH04244109 A JP H04244109A JP 3029506 A JP3029506 A JP 3029506A JP 2950691 A JP2950691 A JP 2950691A JP H04244109 A JPH04244109 A JP H04244109A
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brush bristles
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JP3029506A
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Hiroshi Fukuba
福場 博
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯ブラシに係わり、特
に、ヘッド部が把持部に対して分離可能であり、且つ往
復動される電動歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ブラッシング作業を電動モータを
利用して行なういわゆる電動歯ブラシなるものが開発さ
れている。このうち、例えば特開昭57−166108
号、特開昭58−69505号、特開昭58−1057
09号、特公昭42−27372号などのものは、ブラ
シ毛先を数ミリ程度の短いストロークでヘッド部の軸方
向に略往復動させるものである。また、例えば特開昭5
9−40807号、特開昭57−69806号などに記
載のものは、ブラシ毛先をヘッド部の軸回りに往復回転
動させるものである。
【0003】ところで、上記直線往復動もしくは回転往
復動のストロークは、実際に磨く場所に応じて変化させ
ることが良いとされている。例えば、歯の表面を磨いた
り歯肉のマッサージをする場合には往復動ストロークは
比較的大きい方が良く、逆に微細な部分、例えば歯間部
や歯の噛み合わせ面、歯と歯茎の境目などを磨く場合に
は往復動ストロークは小さい方が良いとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の電動歯ブ
ラシにおいては、往復動のストロークを可変とするよう
なものは無く、従って磨く場所に応じた適切なブラッシ
ングをするためには、往復動ストロークが異なる複数の
電動歯ブラシを用意しなければならないという問題があ
る。ここで駆動源であるモータを正逆転可能とし、スイ
ッチ操作によって、例えば正転時には往復動ストローク
が小さく、逆転時には往復動ストロークは大きいように
することも考えられるが、このように電気的な切換スイ
ッチを利用すると構造が複雑となり、これにともなって
コストの増大を招くと共に故障の発生の原因となる。
【0005】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、構造が簡
単であるとともに、極めて簡単な操作でブラシ毛の往復
動のストロークを可変とすることができる電動歯ブラシ
を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、ブラシ毛が植毛されたヘッド部と
、モータを有する把持部と、把持部に設けられるととも
に前記ヘッド部が脱着可能に連結される連結部材と、連
結部材とモータとの間に介装され、モータの回転動力を
連結部材の往復動に変換する変換機構と、を備え、連結
部材は一定の基準位置から偏位可能に構成され、変換機
構は、連結部材の偏位量に応じて該連結部材の往復動の
ストロークを可変とするよう構成され、かつ連結部材の
偏位量を調節する調節手段が把持部に設けられた電動歯
ブラシである。
【0007】また、本発明は、ブラシ毛が植毛されたヘ
ッド部と、モータを有する把持部と、把持部に設けられ
るとともに前記ヘッド部が脱着可能に連結される連結部
材と、連結部材とモータとの間に介装され、モータの回
転動力を連結部材の往復動に変換する変換機構と、把持
部内に設けられてモータの電源をオン・オフするスイッ
チ機構と、を備え、連結部材は、該連結部材に連結され
るヘッド部のブラシ毛表面に対する押付け力に応じて前
記一定の基準位置から偏位可能に把持部に支持され、変
換機構は、連結部材の偏位量に応じて該連結部材の往復
動のストロークを可変とするよう構成され、スイッチ機
構は、連結部材が前記一定の基準位置にあるときにオフ
され、該基準位置から偏位することによりオン状態とな
るよう構成された電動歯ブラシである。
【0008】
【作用】前者の発明によれば、連結部材をその基準位置
から偏位させることにより、その偏位量に応じて往復動
のストロークが変動する。従って、例えば電気的スイッ
チの操作により往復動ストロークを可変とするような複
雑な構造をとる必要がなくなる。また、連結部材の偏位
量を調節手段で調節することにより、往復動ストローク
の変動範囲を規制することが可能となる。このことは、
連結部材を偏位させる力、例えばブラシ毛の歯面への押
圧力が変動しても往復動ストロークを所望の範囲内に規
制できることになる。
【0009】また、後者の発明によれば、ブラシ毛を歯
面等に押圧するという通常のブラッシングの操作だけで
、連結部材が基準位置から偏位するとともにスイッチ機
構がオンされ、モータが駆動してブラシ毛が往復動し、
かつその押圧力を変えることにより、連結部材の偏位量
を変えて往復動ストロークを可変とすることができる。 すなわち、往復動ストロークを変えるためのスイッチ等
の操作が不要であるとともに、モータを駆動するための
、スイッチ操作も不要である。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。
【0011】図1及び図2には本発明の第1実施例が示
されている。まずこの電動歯ブラシは主として、ヘッド
部10と把持部12により構成され、ヘッド部10は把
持部12に対して脱着可能に構成されている。ヘッド部
10は、その頭部にブラシ毛14が植毛され、且つその
基部から軸線方向に延びる支軸挿入穴16が形成されて
いる。
【0012】把持部12は、その外筒18から先端方向
に突出する長板状の支軸20を有し、この支軸20に対
して前記ヘッド部10の支軸挿入穴16を装着すること
により、ヘッド部10が把持部12に対して脱着可能に
取付けられる。把持部12は主として、外筒18内に収
納されたモータ22と、モータ22の回転運動を、支軸
20ひいてはヘッド部10の軸方向の直線往復運動に変
換する変換機構24と、この変換機構24からの往復運
動を受ける前述の支軸20と、により構成されている。 モータ22の回転動力はまずそのピニオン26から傘歯
である中間歯車28に伝達され、ここで中間歯車28は
、実質的に外筒18に支持されるとともに前記ピニオン
26の軸と直交する軸30の回りに回転自在に支持され
ている。この中間歯車28の上面には、前記軸30から
偏心位置するとともに先端に向って徐々に軸30の軸線
に近づくように傾斜する偏心突起32が突設されている
。偏心突起32は図2にも示すように、支軸20の拡大
基端20aに連結されている。すなわち、この基端20
aには、支軸20の幅方向(軸と直角の方向)に長い長
穴21が切欠き形成され、この長穴21に前記偏心突起
32が挿入されている。よって、中間歯車28が軸30
の回りに回転されることにより偏心突起32が支軸の基
端20aの長穴21内を摺動しつつ偏心回転し、これに
よって支軸20が所定のストロークで直線往復動するよ
うに構成されている。
【0013】支軸20の略中央部は、支持部材38に軸
方向に摺動自在に支持され、この支持部材38は先端側
両側壁に形成される回動ピン40を介して外筒18に回
動自在に支承されている。又、支持部材38はコイルば
ね42により、図1に実線で示す基準位置に向けて付勢
され、ストッパー46に当接してその位置を保持されて
いる。さらに、支持部材38の回動ピン回りの回動は別
のストッパー47により規制されている。無論、これら
ストッパーに替え、他の規制手段で回動範囲を規制して
も良い。なお外筒18の支軸20を突出させるための開
口44は、この支軸20の回動偏位を許容しうるように
形成されている。
【0014】また、外筒18の内壁にスイッチ機構72
の可動接点たる導電板74が、略水平に片持ちはりのよ
うに支持され、一方、スイッチ機構72の固定接点たる
導電板76が、可動側の導電板74に対して下方に対峙
して固定されている。可動側の導電板74は自由な状態
で固定側の導電板76に接触するよう構成される。但し
、支持部材38が基準位置にあるとき、すなわちブラシ
毛14に押圧力が加わらないとき、支持部材38の上面
に設けられた突起77が可動側導電板74を上方に押し
上げ、これを固定側導電板76から離間させるよう構成
している。各導電板74、76にはそれぞれ、電池等の
電源80、モータ22に連結されて電気回路を形成する
リード線82が接続されている。
【0015】この構成により、モータ22を駆動するに
は、単にブラシ毛14を歯面等に押し付けるだけで良く
、このようにすることにより、支持部材38はピン40
の回りに仮想線で示すように揺動偏位し、支持部材38
の突起77が下降し、可動側導電板74が固定側導電板
76に接触して電気回路が閉じ、モータ22に電源80
からの電流が流れてモータ22が回転する。なお、両導
電板の接触状態は、支持部材38が基準位置から揺動す
ればその揺動偏位量に拘らず維持される。
【0016】モータ22の回転動力はピニオン26を介
して中間歯車28に伝達される。中間歯車28が軸30
の回りに回転することにより偏心突起32は傾斜状態の
まま円弧を描きながら偏心回転し、該突起32が長穴2
1内を摺動可能に支軸20に連結されているので、その
偏心回転の支軸方向移動分が支軸20に伝達される。こ
れによって支軸20は軸方向に往復動される。
【0017】ここで、図1において実線で示す基準位置
付近に軸20がある時、偏心突起32は軸30の軸線に
近い先端部分で支軸20に係合するので、係合部分にお
ける偏心回転半径は比較的短いAであり、従って支軸2
0の往復動のストロークは2Aとなる。一方、図1にお
いて仮想線で示すようにヘッド部10並びに支軸20が
回動ピン40の回りに時計方向に回動すると、偏心突起
32は軸30の軸線から遠い基端部分で支軸20に係合
するので、この係合部分における偏心回転半径は比較的
長いBであり、従って支軸20の往復動ストロークはよ
り大きな2Bとなる。
【0018】よって、歯間部や歯と歯茎の境目などの凹
凸が入り組んだ部分をブラッシングする際には、ブラシ
毛の歯間部等への押圧力を比較的小さいPAとし、ヘッ
ド部10を図1に実線で示すような状態でブラッシング
して比較的小さなストローク2Aでブラシ毛14を往復
回転動させるとよい。小ストロークによるブラッシング
は、いわゆるバス法、スクラブ法のブラッシングを可能
とし、歯垢を効率良く除去できる。一方、歯の表面を磨
く場合や歯茎をマッサージする場合には、ブラシ毛14
を歯面などに押圧力PB で強く押し付けるようにすれ
ばよい。このブラシ毛14を歯面に強く押し付ける力に
よりヘッド部10、支軸20、支持部材38はコイルば
ね42の付勢力に抗して回動ピン40の回りに仮想線に
示したように偏位する。これにより、支軸20は偏心突
起32の根元部に係合し、よってブラシ毛14の往復動
のストロークが比較的大きくなり、充分な達成感を与え
つつ所望の目的を達させることが可能となる。
【0019】本実施例によれば、従来のように外筒に設
けられたスイッチノブを手で操作する必要なく単にブラ
シ毛を歯面に押し付けるなどしてヘッド部をやや揺動さ
せるだけでモータを始動させることができる。外筒にス
イッチノブ等が突出すると、このスイッチ部分から水等
が浸入したり、スイッチノブに歯磨き剤が付着して外観
を損ねたりスイッチ機能が阻害されることあるが、その
ような問題がなくなる。また本実施例によれば、なんら
特別の操作をすることなく、単にブラシ毛14の歯面な
どへの押し付け力を変えるだけで往復動のストロークを
可変とすることができ、構造が簡単であるとともにその
操作も極めて容易である。
【0020】また、コイルばね42のばね定数を予め所
定の値に設定するとともに、支軸20の回動ピン40回
りの揺動範囲をストッパー46、47、その他の手段に
より規制している。これにより、ヘッド部ひいては支軸
の揺動可能範囲が、ブラシ毛の歯面に対する押圧力のう
ち歯垢除去のための適正な押圧力の範囲(例えば約70
g〜約150g)と略一致させることが可能となる。よ
って、使用者に対して前記ヘッド部の揺動可能範囲内で
のブラッシングをせしめることにより、使用者は常に適
正な押圧力でブラッシングをし、歯の健康に寄与するこ
とができる。
【0021】図3ないし図5には本発明の第2実施例が
示され、この実施例が第1実施例と異なる点は、変換機
構24がモータ22の回転をヘッド部10の軸回りの回
転往復動に変換すること、およびそれに伴うスイッチ機
構72の構造である。この実施例において、中間歯車2
8はこれと噛合するピニオン26と平行な軸30の回り
に回転する平歯車であり、この中間歯車の先端面に同じ
く平行な偏心突起32が先端方向に突出している。偏心
突起32は図4にも示すように、全体として略U字型を
成す揺動部材34の開放型長穴36に係合し、揺動部材
34は前述の支軸20の基端部に一体に嵌着されている
。よって、中間歯車28が軸30の回りに回転されるこ
とにより偏心突起32が揺動部材34の長穴36内壁を
摺動しつつ偏心回転し、これによって揺動部材34ひい
ては支軸20が所定の回転角で往復回転動する。
【0022】また、図5にも示すように、支持部材38
の一部外壁にスイッチ機構72の可動接点たる導電板7
4が装着され、一方スイッチ機構72の固定接点たる一
対の導電板76、76が支持部材38の両側面を挟持し
つつ可動側の導電板74と対峙している。各固定側導電
板76はベース78に固定されて上方に延在し、この導
電板76には電池等の電源80、モータ22に連続され
るリード線82が接続されている。図3、5に実線で示
す基準位置に支持部材があるとき、すなわちブラシ毛1
4に押圧力が加わらないとき、可動側導電板74の下端
は固定側導電板76から離間しており、モータに電流が
流れず、またブラシ毛14に対する押圧力により、支持
部材38が揺動偏位すると、両導電板74、76が接触
し、モータ22に電流が流れるよう構成されている。そ
して、導電板76が導電板74を挟持して互いに接触す
る状態は、支持部材38の揺動偏位量が変化しても維持
される。他の機能は第1実施例と実質的に異なるところ
はない。
【0023】図6ないし図8には本発明の第3実施例が
示されている。この実施例では、スイッチ機構が支持部
材38の偏位量に応じてモータの回転数を変えられるよ
うにもなっており、かつ変換機構24がモータの回転動
を、往復回転動に加え、直線往復動に変換するようにし
ている。すなわち揺動部材34の頭部には、図8に示す
ように、上方より見て略十字をなすように先端、後端方
向に一対の当接アーム66、66が突設され、該アーム
の各端面は前記支持部材38の基端上面から一体に後方
に延出して前記当接アーム66、66をまたぐように形
成された延出部68の前後内面70、70に当接してい
る。この内面70、70は、図8に示すように上方より
見て傾斜して形成され、互いに平行を保っており、これ
と対応して前記当接アーム66、66の端面は相補形状
に傾斜して形成されている。この構成によれば、中間歯
車28が軸30の回りに回転されることにより、偏心突
起32は偏心回転し、これによって揺動部材34は支軸
20と一体に該支軸20の軸回りに揺動する。揺動部材
34のアーム66、66が支持部材38の延出部68の
内面70、70に傾斜状態で当接しているので、その揺
動にともなって揺動部材34ひいては支軸20は軸方向
に往復動も呈する。ここで、基準位置付近に支軸20が
ある時は支軸20の回転方向往復動の回転角すなわちス
トロークは比較的小さくなるとともに軸方向往復動のス
トロークも比較的小さいRA である。一方、図6に仮
想線で示すようにブラシ毛の押圧力増大により支軸等が
回転ピン40の回りに時計方向に回動すると、支軸20
の回転方向往復動の回転角はより大きくなるとともに軸
方向往復動のストロークもより大きなRB となる。
【0024】また、この実施例のスイッチ機構24では
、支持部材38から下方に突部84を一体的に突出させ
、そこに少なくとも2種類の抵抗値の異なる導電板74
a、74bを上下方向に連続するように埋設している。 (この実施例では図6の左右に分離させている)。 第1実施例と同様な固定側の一対の導電板76、76が
立設配置され、その内側に折曲した端部76a、76a
のみが前記突部84を挟持している。
【0025】この実施例の構成によれば、支持部材38
が基準位置から揺動偏位すると、固定側導電板76の端
部76aが最初に導電板74aに接触し、偏位量が増大
すると端部76aは導電板74bに接触するようになる
。従って、例えば、導電板74aの抵抗値を導電板74
bのそれよりも大きくすれば、支持部材38の偏位量す
なわちブラシ毛14に対する押圧力が大きい程モータ2
2の回転数が増大し、ヘッド部10の直線および回転の
往復動の周期がより短くなる。このとき、往復動のスト
ロークも同時に大きくなることは前述のとおりである。
【0026】次に図9および図10には本発明の第4実
施例が示され、この実施例は第1実施例と近似するもの
の、特に支持部材38の揺動偏位量を調節する調節手段
を付加した点および、ヘッド部を図9の上方より見て円
又は楕円運動させた点が異なる。すなわち支軸20の基
端20aには、傾斜した偏心突起32を貫通させる連結
孔62が穿設され、この連結孔62は該孔の軸方向中央
部で偏心突起32の外径と略同径の最小内径を有すると
ともに、偏心突起32が軸30の軸線に対して傾斜した
状態で偏心回転しても、常に前記連結孔62の最小内径
の中央部でこの偏心突起32と一体の係合関係を保つよ
う構成されている。また、支軸20は、支持部材38に
対し、軸線方向にも摺動自在に支持され、かつ、支持部
材38の先端側の回動ピン40付近で、該回動ピン40
の軸線と紙面上において垂直方向に直交する軸線x回り
にも揺動自在に支持されている。従って、偏心突起32
の連結孔62との係合部分の中心は円運動をなし、偏心
突起32は連結孔62と一体の係合関係にあるため、支
軸20の基端は同様に円運動を呈し、従って支軸20に
連結されたヘッド部10のブラシ毛14はその揺動支点
からの長さに応じて円もしくは楕円運動を呈する。
【0027】ブラシ毛の歯等に対する押圧力がより大き
くなると、ヘッド部10、支軸20、支持部材38は図
9に仮想線で示すように回動ピン40の回りに揺動偏位
する。これにより、支軸20の連結孔62は、軸30か
らより遠い位置にある偏心突起32の根元部分と係合し
、その係合する根元部分の中心はより大径の円運動をな
す。よって、上記と同様にしてブラシ毛14はより大き
な円もしくは楕円運動を呈する。
【0028】また、図9に示すように、支持部材38の
下面には、調節ねじ90が当接しており、この調節ねじ
90は外筒18などにねじ結合されるとともに外筒18
の外方に突出し、その端部に操作ノブ92を有している
。この操作ノブ92を回転操作することにより、調節ね
じ90は支持部材38に対して進退し、支持部材38の
揺動を阻止又は一定の範囲で規制する。
【0029】この調節ねじ90を図9に示すように最も
上方に突出させて支持部材38をストッパ46に当接さ
せれば、不意にヘッド部10等に力が作用しても支持部
材38は揺動偏位せず、不必要なモータ22の駆動を防
止できる。
【0030】ここで、奥歯等の凹凸が入り組んだ場所等
をブラッシングする際、ブラシ毛を強く押付けるととも
にブラシ毛の往復動ストロークは小さくする必要があり
、また、人によっては押付け力に拘らず、往復動ストロ
ークの変動範囲を一定のものに抑えたい人もいる。前述
の各実施例では押付け力が増大すると往復動ストローク
も自動的に増大してしまうためこの課題を解決するには
不適切である。この実施例によればこの課題を解決さる
ことが可能であり、調節ねじ90を所定の場合に位置せ
しめ、支持部材38の揺動偏位を所望の範囲に規制する
ようにしている。
【0034】なお、以上の実施例では、ブラシ毛の歯等
に対する押圧力が大きくなれば往復動のストロークが大
きくなるようにしたが、これに限定する必要はなく、逆
に押圧力が大きくなれば往復動のストロークを小さくす
るようにしても良いことは言うまでもない。また、以上
の実施例では、モータの電源のオン・オフをヘッド部の
揺動により作動する前記スイッチ機構72のみにより行
ったが、外筒18にスイッチノブを追加し、このスイッ
チノブの操作によっても行えるようにしても良い。さら
に、前記スイッチ機構の回路にコンデンサやタイマを介
装し、歯面に対するブラシ毛の押し付けがなくなっても
ブラシ毛の往復動が一定の時間持続するようにしても良
い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
極めて簡単な構造でヘッド部の往復動のストロークを可
変とすることができ、よってブラッシングをする場所に
応じて適宜往復動のストロークを選択してより適切なブ
ラッシング作業を可能にすることができるという優れた
効果がある。さらに調節手段を設けたので、ブラシ毛の
押圧力に拘らず一定の範囲内に往復動ストロークを規制
できるという特有の効果がある。
【0036】また、本発明によれば、連結部材の基準位
置からの偏位のみによりスイッチ機構がオン・オフされ
、スイッチ操作が不要となるとともに、モータ駆動後も
連結部材が偏位して往復動ストロークが可変となるとい
う従来にはない優れた効果がある。
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動歯ブラシの第1実施例を示す
模式図である。
【図2】図1の変換機構の平面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す模式図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図3のV−V線に沿う断面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す模式図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】図6のVIII−VIII線に沿う断面図であ
る。
【図9】本発明の第4実施例を示す模式図である。
【符号の説明】
10  ヘッド部 12  把持部 14  ブラシ毛 20  支軸 21  長穴 22  モータ 24  変換機構 32  偏心突起 34  振動部材 40  回動ピン 72  スイッチ機構 90  調節ねじ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ブラシ毛が植毛されたヘッド部と、モ
    ータを有する把持部と、把持部に設けられるとともに前
    記ヘッド部が脱着可能に連結される連結部材と、連結部
    材とモータとの間に介装され、モータの回転動力を連結
    部材の往復動に変換する変換機構と、を備え、連結部材
    は一定の基準位置から偏位可能に構成され、変換機構は
    、連結部材の偏位量に応じて該連結部材の往復動のスト
    ロークを可変とするよう構成され、かつ連結部材の偏位
    量を調節する調節手段が把持部に設けられた電動歯ブラ
    シ。
  2. 【請求項2】  ブラシ毛が植毛されたヘッド部と、モ
    ータを有する把持部と、把持部に設けられるとともに前
    記ヘッド部が脱着可能に連結される連結部材と、連結部
    材とモータとの間に介装され、モータの回転動力を連結
    部材の往復動に変換する変換機構と、把持部内に設けら
    れてモータの電源をオン・オフするスイッチ機構と、を
    備え、連結部材は、該連結部材に連結されるヘッド部の
    ブラシ毛表面に対する押付け力に応じて前記一定の基準
    位置から偏位可能に把持部に支持され、変換機構は、連
    結部材の偏位量に応じて該連結部材の往復動のストロー
    クを可変とするよう構成され、スイッチ機構は、連結部
    材が前記一定の基準位置にあるときにオフされ、該基準
    位置から偏位することによりオン状態となるよう構成さ
    れた電動歯ブラシ。
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