JPH04243290A - 電子写真記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、トナー画像を一旦中間
転写体に転写する電子写真記録装置に関する。周知のよ
うに、電子写真記録方式には、静電潜像形成プロセス、
静電潜像現像プロセス、転写プロセスおよび定着プロセ
スが含まれる。静電潜像形成プロセスでは、感光体ドラ
ムまたは感光体ベルト上に画像を光学的に投影すること
によって、静電潜像が形成される。静電潜像現像プロセ
スでは、このように形成された静電潜像にトナーを静電
的に付着することによって、静電潜像を可視像化する。 その後、感光体ドラム上のトナー像は、転写プロセスで
記録紙に転写され、次いで転写されたトナー像は定着プ
ロセスで記録紙に定着される。

【０００２】

【従来の技術】ところで、カラープリンタやカラー複写
機のように一枚の用紙に異なる色の印字を行うものでは
、異なる色の印字を行うために、感光体に形成した異な
る色のトナー像を順次転写体に一旦重ねて転写した後、
これらの数回の転写によって完成されたカラートナー像
を記録紙に転写させているものがある。

【０００３】図５はこの種のカラー電子写真記録装置の
概略構成を示したものである。図５に示すカラー電子写
真記録装置においては、感光ベルト４が上下に配設され
た駆動ローラ５に架け渡されており、駆動ローラ５のど
ちらか一方の駆動によって時計方向に回転する。感光ベ
ルト（感光体）４の一方側に沿って感光ベルト４上に帯
電を行う帯電器１と感光ベルト４上に潜像形成のための
露光を行う露光部２と、潜像にトナーを付着させる４つ
の現像器３ａ〜３ｄがそれぞれ配置され、感光ベルト４
の反対側には除電を行う除電器７と、感光ベルト４に残
ったトナーをとりのぞくクリーナ６がそれぞれ配置され
ている。

【０００４】中間転写体８は駆動ローラ１０に架け渡さ
れており、その上部表面が感光ベルト４に接触している
。さらに、その接触部の中間転写体８の内側には、転写
チャージャ９が配置されている。上記カラー電子写真記
録装置において、中間転写体８が感光ベルト４の時計方
向への回転と同期して、反時計方向に回転する時、感光
ベルト４の表面に形成されたトナー像が転写チャージャ
９で中間転写体８に転写される。この転写は、カラーの
場合、複数回異なる色（イエロー、マゼンタ、シアン、
ブラック）のトナー像が重ね合わされるまで繰り返され
た後、中間転写体８上に形成されたカラーのトナー像が
、トナーと逆極性の電圧をかけた転写ローラ１２を記録
紙１４ａの裏から押しつけることによって、記録紙１４
ａに転写され、定着部１５にて定着されて、カラーの画
像の出力する。

【０００５】このように、上記カラー電子写真記録装置
では、異なる色のトナー像を一旦中間転写体８上に重ね
てカラーのトナー像を形成した後、このトナー像を記録
用紙１４ａに転写することにより、カラー画像を出力し
ている。ここで、記録紙１４ａに転写後、中間転写体８
に残ったトナー１６を中間転写体クリーナー１１でクリ
ーニングしている。なお、１３はピックアップローラ、
１４ｂは、給紙カセットである。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のカラー電子記録装置にあっては、中間転写体
には弾性があるため、トナーの接着力が強い。したがっ
て、転写後の中間転写体に残ったトナーをクリーニング
するのは難しい。例えば、図５に示すようなブレードク
リーナー（中間転写体クリーナー）では、中間転写体表
面へのトナーの固着やブレード自体の振動が起きやすく
なり、クリーニング漏れが起きやすくなる。また、ファ
ーブラシクリーナーでは、かきとりの力が弱く、はけむ
ら等のクリーニング不良が起こる。したがって、トナー
が中間転写体上に残ってしまい、混色を招いてしまう。 また、トナーが固着すると、転写チャージャから感光体
上のトナーへ作用する電圧が、固着したトナーの電圧分
割により低下するため、不安定になり、転写効率も悪く
なってくる。

【０００７】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、クリーニング効率を向上させ
ることができ、クリーニング不足による混色を防ぎ、安
定した転写効率を維持することができる電子写真記録装
置を提供することを目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】図１は本発明の原理説明
図である。図１において、８は感光体４に形成したトナ
ー像を一旦転写する中間転写体、１１は記録紙１４ａに
転写後のトナー１６をクリーニングする中間転写体クリ
ーナー、２４，３５は中間転写体クリーナー１１で除け
なかったトナー１６を粘着させてクリーニングを行うク
リーニグ手段である。

【０００９】

【作用】本発明においては、中間転写体クリーナーで除
けなかったトナーを粘着させてクリーニングを行うクリ
ーニング手段を中間転写体クリーナーと併設した。これ
により、中間転写体クリーナーで落しきれなかったトナ
ー（固着トナー等）や紙粉を粘着させて、クリーニング
することができる。このクリーニング手段は、粘着力で
トナーをとるため、ブレードクリーナーのような振動等
が起きず、確実にクリーニングすることができ、クリー
ニング効率を向上させることができる。その結果、クリ
ーニング不足による混色を防ぐことができ、安定した転
写効率を維持することができる。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図２および図３は本発明の一実施例を示す図であ
る。なお、従来例と同一構成部分については同一符号を
付して詳しい説明を省略する。

【００１１】図２において、１７は粘着ローラであり、
粘着ローラ１７は中間転写体８に接して設けられ、残っ
たトナー１６を粘着させてクリーニングを行う。粘着ロ
ーラ１７は図３に示すように、金属ローラ１７ｂ上に天
然ゴムなどの粘着性の強い粘着ゴム１７ａをライニング
した構造をもつ。１８は粘着ローラ１７をクリーニング
するフリースローラユニットであり、フリースローラユ
ニット１８はクリーニング用の布２２を送り出す送り出
しローラ１９と、布２２を押しあてる押しあてローラ２
０と、布２２を巻き取る巻き取りローラ２１と、布２２
をしめらす水または溶剤２３ａを入れる容器２３ｂから
構成されている。

【００１２】フリースローラユニット１８と粘着ローラ
１７が全体としてクリーニング手段としての粘着ローラ
クリーナーユニット２４を構成している。記録紙１４ａ
に転写後、中間転写体８上に残ったトナー１６は、まず
、中間転写体クリーナー１１により、かきおとされる。 さらに、残ったトナー１６は、金属ローラ１７ｂに天然
ゴムなど粘着性の強いゴム１７ａをライニングした構造
をとった粘着ローラ１７によってクリーニングされる。 この際、粘着ローラ１７は中間転写ベルト８の回転の妨
げにならないよう、ウィズ方向に回転するものとする。

【００１３】その後、この粘着ローラ１７は、フリース
ローラユニット１８によってクリーニングされ、次に備
える。このフリースローラユニット１８は、粘着ローラ
１７をクリーニングするものである。クリーニング用の
布２２が巻きつけてある送り出しローラ１９がその布２
２を送り出し、その布２２は押しあてローラ２０によっ
て粘着ローラ１７に押しつけられて、粘着ローラ１７を
クリーニングし、最後に巻き取りローラ２１に巻き取ら
れていく。この際、布２２は水または溶剤２３ａでしめ
らせてあり、粘着ローラ１７をクリーニングし易いよう
にしてある。この動作を布２２が巻き取られるまで続け
ていき、最後まで巻き取られたら、ユニットごと交換す
るものとする。

【００１４】なお、上記した粘着ローラクリーナーユニ
ット２４および中間転写体クリーナー１１は図示しない
支持機構によって、上下に移動することができ、感光ベ
ルト４から中間転写体８にトナーを転写している際は、
中間転写体８から離れており、中間転写体８から記録紙
１４ａにトナーが転写された後に、中間転写体８に圧接
されるものとする。

【００１５】以上のようにして、中間転写体８のクリー
ニングを効率良く行い、クリーニング不足による混色を
防ぎ、安定した転写を行うことができるようになる。次
に、図４は本発明の他の実施例を示す。図４において、
３１は粘着テープ、３２は粘着テープ３１を送り出すテ
ープ送り出しローラ、３３は粘着テープ３１を押しあて
る押しあてローラ、３４は粘着テープ３１を巻きとるテ
ープ巻き取りローラであり、これらが全体として、残っ
たトナー１６をクリーニングするクリーニング手段とし
てのフリースローラユニット３５を構成している。

【００１６】記録紙１４ａに転写後、中間転写体８上に
残ったトナー１６は、まず、中間転写体クリーナー１１
により、かきおとされる。さらに、固着したりして残っ
たトナー１６は、粘着テープ３１を巻いたフリースロー
ラユニット３５を動かすことによって、クリーニングさ
れる。粘着テープ３１が巻きつけてあるテープ送り出し
ローラ３２がその粘着テープ３１を送りだし、その粘着
テープ３１は押しあてローラ３３によって中間転写体８
に押しつけられて、中間転写体８をクリーニングし、最
後にテープ巻きとりローラ３４に巻き取られていく。こ
の際、フリースローラユニット３５は中間転写体８の回
転の妨げにならないよう、ウィズ方向に移動するものと
する。この動作を粘着テープ３１が巻き取られるまで続
けていき、最後まで巻き取られたら、ユニットごとに交
換するものとする。

【００１７】本実施例においても、前記実施例と同様な
効果を得ることができる。

【００１８】

【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、中間転写体クリーナーで取りきれなかったトナーや
紙粉をクリーニング手段でクリーニングするようにした
ため、クリーニング効率を向上させることができ、クリ
ーニング不足による混色を防ぎ、安定した転写効率を維
持することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理説明図

【図２】本発明の一実施例を示す図

【図３】粘着ローラの部分断面図

【図４】本発明の他の実施例を示す図

【図５】従来例を示す図

【符号の説明】 １：帯電器 ２：露光部 ３ａ〜３ｄ：現像器 ４：感光ベルト（感光体） ５：駆動ローラ ６：クリーナー ７：除電器 ８：中間転写体 ９：転写チャージャ １０：駆動ローラ １１：中間転写体クリーナー １２：転写ローラ １３：ピックアップローラ １４ａ：記録紙 １４ｂ：給紙カセット １５：定着部 １６：トナー １７：粘着ローラ １７ａ：粘着ゴム １７ｂ：金属ローラ １８：フリースローラユニット １９：送り出しローラ ２０：押しあてローラ ２１：巻き取りローラ ２２：布 ２３ａ：水または溶剤 ２３ｂ：容器 ２４：粘着ローラクリーナーユニット（クリーニング手
段） ３１：粘着テープ ３２：テープ送り出しローラ ３３：押しあてローラ ３４：テープ巻き取りローラ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】感光体（４）に形成したトナー像を一旦中
   間転写体（８）上に転写した後に記録紙（１４ａ）に転
   写し、転写後のトナー（１６）を中間転写体クリーナー
   （１１）でクリーニングする電子写真記録装置において
   、前記中間転写体クリーナー（１１）で除けなかったト
   ナー（１６）を粘着させてクリーニングを行うクリーニ
   グ手段（２４），（３５）を設けたことを特徴とする電
   子写真記録装置。
2. 【請求項２】前記クリーニング手段（２４）として粘着
   ローラ（１７）を有する粘着ローラクリーナユニットを
   用いることを特徴とする請求項１の電子写真記録装置。
3. 【請求項３】前記クリーニング手段（３５）として粘着
   テープ（３１）を有するフリースローラユニットを用い
   ることを特徴とする請求項１の電子写真記録装置。