JPH04240389A - 熱間等方圧加圧装置 - Google Patents

熱間等方圧加圧装置

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JPH04240389A
JPH04240389A JP3006532A JP653291A JPH04240389A JP H04240389 A JPH04240389 A JP H04240389A JP 3006532 A JP3006532 A JP 3006532A JP 653291 A JP653291 A JP 653291A JP H04240389 A JPH04240389 A JP H04240389A
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JP
Japan
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reflux
furnace chamber
heat
gas
circulating current
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JP3006532A
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English (en)
Inventor
Shigeru Wataya
茂 綿谷
Takeshi Kanda
剛 神田
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/001Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a flexible element, e.g. diaphragm, urged by fluid pressure; Isostatic presses
    • B30B11/002Isostatic press chambers; Press stands therefor

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間等方圧加圧装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】熱間等方圧加圧(以下、HIPと略称)
において、HIP処理後の冷却工程について、その冷却
時間を短縮するとともに被処理体を均等に冷却し、もっ
て稼動率の向上と被処理体の品質安定化を図る技術とし
て、実開昭63−123999号公報に開示のHIP装
置がある。
【0003】すなわち、この従来のHIP装置は、第8
図に示す通りであり、この第8図において、高圧筒1と
上蓋2、下蓋3とにより画成される高圧室4内に、断熱
層5と、その内側にヒータ6を周設して炉室7となし、
かつ、前記断熱層5を気密構造の外側ケーシング8と内
側ケーシング9との少なくとも2つの倒立コップ形状の
ケーシングを含んで構成し、外側ケーシング8上部に開
閉可能なガス通路8Aを、内側ケーシング9上部にガス
通路9Aを設けると共に、前記内外ケーシング8,9の
ガス通路8A,9A間をガス流通可能に、かつ該断熱層
5下端部を気密に構成した熱間静水圧加圧装置において
;その上端と前記断熱層5間に気体流通自由な間隔を隔
て、前記ヒータ6の内側に周設された案内筒10と;前
記下蓋3に支持部材を介して支持され、被処理体12を
支持する台板11と;その下部を前記台板11にて区画
され、前記案内筒10に囲周されて画成され、被処理体
12を収容する空間を備えた処理室13と;前記処理室
13下方に設けられ、前記台板11を経て該処理室13
と前記炉室7とを連通するガス流路14と;前記ガス流
路14における前記台板11下方に配設され、駆動手段
にて回転される攪拌ファン15と;前記炉室7の下部に
設けられ、前記断熱層5外側の高圧室4と該炉室7とを
連通する下部ガス流路16と;前記下部ガス流路16に
配設され、駆動手段にて回転される環流ファン17とを
設けたもので、前記ガス通路8Aは開閉弁手段18で開
閉自在(連通遮断自在)とされている。
【0004】この第8図に示すHIP装置における冷却
工程は次の通りである。すなわち、HIP処理終了後の
冷却工程に移行すると、断熱層5における外側ケーシン
グ8上部のガス通路8Aを開くと共に、攪拌ファン15
および環流ファン17の回転を開始し、攪拌ファン15
にて処理室13内の圧媒ガスをその下方より炉室7側に
送り、環流ファン17にて断熱層5外側の高圧室4側の
圧媒ガスを炉室7側に送る。
【0005】このとき、高圧室4内の圧媒ガスは以下の
作用を受けると共に、炉室7を冷却する作用をなす。 ■;環流ファン17にて炉室7に強制的に送り込まれた
圧媒ガスは炉室7内を上昇し、断熱層5の内外ケーシン
グ8,9上部に設けられたガス通路8A,9Aを経て断
熱層5外へ流出し、断熱層5と上蓋2および高圧筒1間
の間隙を経て流下し、その過程にて低温なる上蓋2と高
圧筒1の内壁と接触することで熱交換されて温度低下し
た後、炉室7下部に設けられた下部ガス流路16を経て
炉室7内に環戻する。
【0006】炉室7内は上記断熱層5外側にて熱交換し
温度低下した後、その下方より上方へ抜ける圧媒ガスの
強制環流にて熱を奪われ効率良く冷却される。また、こ
の冷却効果は環流ファン17の回転数制御による流量加
減にて広範囲に設定自由である。 ■;案内筒10に囲周された処理室13内の圧媒ガスを
その下方に設けたガス流路14を経て攪拌ファン15に
て炉室7側に強制的に送り出すと、炉室7内の圧媒ガス
は案内筒10の上開口部より流入し、案内筒10と被処
理体12間を流下し、処理室13下方のガス流路14よ
り流出し、前記炉室7内を上昇する強制環流と合流して
上方に導かれる。
【0007】すなわち、炉室7上方に存する案内筒10
上部より該案内筒10に流入した圧媒ガスは被処理体1
2と熱交換しつつ流下して、台板11にて区画された処
理室13下方のガス流路14より炉室7側に強制攪拌流
として流出し、炉室7下方より上昇する強制環流と合流
して混合・攪拌され、炉室7上方に上昇する。そしてこ
の圧媒ガスの一部は、案内筒10の上開口部より流入し
、被処理体12と熱交換しつつ流下し、下方のガス流路
14より送り出されて上記と同じ強制攪拌流としての作
用をなす。
【0008】被処理体12を内包する処理室13下方の
上記強制攪拌流の流出部位より上方の炉室7内は、上記
両圧媒ガス流の混合・直接熱交換により、その冷却効率
が高められると共に、攪拌均温化効果により、前記強制
環流による下方先行冷却が軽減される。そしてまた、こ
れら効果は攪拌ファン15の回転数制御による流量加減
にて広範囲に設定自由である。
【0009】■;案内筒10に囲周された処理室13内
を流下する圧媒ガスは被処理体12と接触して熱交換し
、温度上昇しつつ降下する。従って、全体的に下方より
冷却が進展する炉室7内においても、上記熱を補充しつ
つ降下する圧媒ガスに包まれて冷却される被処理体12
は、下方先行冷却されることが抑制されて、上下均等し
て冷却される。
【0010】さらには、攪拌ファン15による流量を著
しく増大させることにより、炉室7の上下方向の温度差
をより縮めることが可能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の技術は
、それ成りに有用であるけれども、次のような問題点が
ある。すなわち、高温のガス流体が前述した通り循環流
として流れるとき、耐圧能力を有する熱吸収体、すなわ
ち高圧室4等の温度過上昇を招き、これが設計許容限界
を越えるときは、安全上の観点から循環流を開閉弁手段
18で遮断する必要がある。
【0012】この結果として、循環流は断続的な流れと
なり、耐圧能力をもつ排熱能力を最大限に活用できず冷
却能力が低下するおそれがあった。本発明は、前述した
従来技術の利点はそのまま奏しながらその問題点を解決
し、併せて急速冷却に寄与する圧媒ガスの流路を、昇温
中およびHIP処理中において断熱層として機能させる
ようにした熱間等方圧加圧装置を提供することが目的で
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、高圧筒と上蓋
および下蓋とにより画成される高圧室内に、内側にヒー
タを有する断熱層を設けて該断熱層内に炉室を備え、該
炉室内の被処理体を圧媒ガスでHIP処理するとともに
その後に冷却する装置において、前述の目的を達成する
ために、次の技術的手段を講じている。
【0014】すなわち、本発明は下方より上方に流れる
間に直接もしくは間接に炉室より熱を奪うとともに断熱
層の上部でかつ高圧室にて反転して下方に流下する間に
耐圧能力を有する熱吸収体に放熱する第1環流を生起す
る圧媒ガスの第1環流路を備え、高圧筒内側と炉室外部
の比較的低温部を下方から上方に流れた後、高圧筒の内
面に沿って上方から下方に流下する第2環流を生起する
圧媒ガスの第2環流路を備え、前記第1環流が耐圧を有
する熱吸収体に達するまでに前記第2環流と混合する混
合流路を前記断熱層の上部に備え、前記第2環流路の流
路中に第2環流の流れを遮へいしかつ連通する開閉手段
を備えていることを特徴とする。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照しつつ詳述
する。図1は本発明装置の第1実施例であり、この図1
において、20は高圧筒で、この上・下開口部には上蓋
21および下蓋22が気密状として挿脱自在に嵌合され
、ここに、高圧筒20と上蓋21および下蓋22とによ
り高圧室23が区画され、この内部に断熱層24および
その内側にヒータ25を周設することで炉室26を形成
してHIP装置の主要部が構成されており、被処理体2
7を下蓋22上の下部断熱部28Aを備えた支持部材2
8に支持された台板29上に載置してHIP処理が行わ
れる。
【0016】前記断熱層24は倒立コップ状の内外ケー
シング30,31を含んで、その下端部において金属リ
ング32と溶接等により気密に結合することによって構
成されており、内外ケーシング30,31間には断熱材
が充填されている。更に、前記内外ケーシング30,3
1は金属製の気密な構成のものであって、その上部にガ
ス通路30A,31Aがそれぞれ設けられ、また内外ケ
ーシング30,31のガス通路30A,31A間はガス
流通可能とされており、かつ外側ケーシング31上部の
ガス通路31Aは上蓋21に装設されたシリンダ33に
上下動自由に嵌合したピストン軸下端に弁34を取付け
、この弁34にて開閉される。
【0017】また、上記金属リング32はガス通路32
Aを有する炉室底面板32Bで閉塞され、その下端を下
蓋22に取付けた支持脚32Cで断熱層24を支持する
と共に、断熱層24外側の高圧室23と炉室26側とを
連通する下部ガス流路35の一部を形成するものである
。36は案内筒であって、該案内筒36はその上端と断
熱層24間に間隔を隔て、ヒータ25の内側に配設され
、その内部に被処理体27を収容する処理室37を備え
た金属製筒で、下端をその中央部付近にガス流通孔29
Aを設けた台板29と気密に接続・支持されている。
【0018】なお、本実施例においては、案内筒36と
台板29との接続部に嵌合部を設け分離可能に接続して
いるが、これらは気体低透過性で耐圧・耐熱性のある部
材であれば、適宜、温度条件等を考慮の上、他の部材が
選択されてもよく、また互いの接続方法については熔接
等で一体的に接続されてもよいが、被処理体の装脱を容
易とするため分離可能であることが望ましい。
【0019】38は流路形成体であり、この第1実施例
では、断熱層24の外周部における高圧室23に、上下
遮蔽リング38A,38Bを有する筒体38Cを設ける
ことで構成されている。39は攪拌ポンプであって、該
攪拌ポンプ39は台板29下面と支持部材28の断熱部
28Aとの間に設けた空間、すなわち台板29のガス流
通孔29Aを介して処理室37と連通し、かつ炉室26
側とガス流通自由としたガス流路40内に配設され、そ
の回転により台板29のガス通路29Aを介し処理室3
7の圧媒ガスを外周方向、すなわち炉室26側に送り出
すものである。
【0020】41は環流ポンプであって、該環流ポンプ
41はガス流通口32Aを有する前記炉室底面板32B
と流路形成体38の下遮蔽リング38Bとの間に配置さ
れ、その回転により下部ガス流路35の比較的低温部の
ガスを下方から上方に流れた後、高圧筒20の内面に沿
って上方から下方に流下する第2環流Bを生起させるも
のである。
【0021】また環流ポンプ41の回転により圧媒ガス
を上方向、すなわち断熱層24外側の高圧室23側の圧
媒ガスを炉室26側に送る第1環流Aを促進させる。4
2は回転軸であって、該回転軸42はその下端を下蓋2
2に装設された可変速モータ43と連結し、台板29の
支持部材28における断熱部28Aに設けられた貫通穴
を経て上方のガス流路40内に達するよう配設され、そ
の上端部において攪拌ポンプ39と連結し、かつ下部に
おいて環流ポンプ41と連結してあり、可変速モータ4
3の回転を攪拌ポンプ39と環流ポンプ41とに伝える
と共に、両ポンプ39,41を支持するものである。
【0022】なお、本実施例においては攪拌ポンプ39
と環流ポンプ41を1つのモータによる同軸回転のもの
としたが、これはコンパクトでかつシンプルな構成とな
る利点を得んがためであって、2つの駆動手段を設け、
それぞれの回転数を異って選択し、それぞれ最適流量を
得るべく加減速させる構成とすることが好ましい。なお
、図1において、D,Eは第1環流Aの流路、F,Gは
第2環流Bの流路を示している。
【0023】更に、図1において、53は開閉手段であ
り、第2環流Bの流路Fの途中に設けられ、該第2環流
Bの流れを遮へいしかつ連通するものであり、この第1
実施例では、図2、図3で示す如く下蓋22に取付けた
ガイド部材54に電磁アクチェータ55を取付け、該ア
クチェータ55のプランジャ56にリング形の弁体59
を有する弁棒57を連結し、アクチェータ55への通電
によって弁棒57を鉛直方向に移動させることで、弁体
59によって流路Fを遮へい連通に切換えるものである
【0024】この場合、弁体59は流路形成部材38と
金属リング32に気密に線接触すべくテーパ状に形成し
てあり、アクチェータ55に通電しないときは、バネ5
8によって弁59が遮へいすべく適度の面圧で図2で示
す如く線接触し、アクチェータ55に通電すると、バネ
58に抗して図3の如く連通状態に切換えるものである
【0025】なお、開閉手段53は流路中の他の部位に
設置することも原理的に可能であるが、熱環境が厳しく
ない高圧室23の下部に設けることが弁体59等の熱変
形を避ける点アクチェータ55を正常に動作させる観点
から望ましい。次に、前述した第1実施例の作用を説明
する。昇温中、HIP処理中にあっては、外側ケーシン
グ31のガス通路31Aを弁体34で閉塞し、断熱層2
4にその断熱効果を果たさせ得る状態とする。
【0026】この間の第2環流Bの流路の下部の状態を
図2に示しており、開閉手段53は閉である。すなわち
、電磁アクチェータ55には通電を行わず、弁体59の
テーパ状の面が金属リング32と気密に接触し、流路形
成体38と断熱層24の外側ケーシング31との流路F
にある圧媒ガスと、流路形成体38と高圧筒20の間の
流路Gの圧媒ガスとの対流熱交換を断ち、断熱効果を強
める。この状態の下、既知の手法によりHIP処理を行
う。
【0027】次いで、HIP処理終了後の冷却工程に移
行する。この冷却工程のときは、開閉手段53は開であ
り、図3で示す如く電磁アクチェータ55に通電してバ
ネ58に抗して弁体59を引下げる。更に、断熱層24
における外側ケーシング31上部のガス通路31Aを開
くと共に、攪拌ポンプ39および環流ポンプ41の回転
を開始し、攪拌ポンプ39にて処理室37内の圧媒ガス
をその下方より炉室26側に送り、環流ポンプ41にて
、高圧筒20、上蓋21および下蓋22の内側と断熱層
24の外側ケーシング31の外側の間に、強制的に第2
環流Bを駆動する。同時に断熱層24外側の高圧室23
側と炉室26側の圧媒ガスに自然対流による第1環流A
が生じ環流ポンプ41はこれを促進する。本実施例では
、炉内構造をシンプルに構成するために第1環流Aを独
立に駆動するポンプを設けなかったが、要求される冷却
速度に応じてこれを設置することも可能である。
【0028】すなわち、第1環流Aは下方より上方に流
れる間に直接炉室26より熱を奪い、反転して下方に流
下する間に耐圧能力を有する熱吸収体である高圧筒20
の内面に放熱する。従って、高圧筒20の内面には図示
省略したが、ライナを設けて冷媒を流し、ヒートシンク
としての機能を高めることが望ましい。一方、第2環流
Bは炉室外部の比較的低温部であるガス流路35を、下
方から上方に流れた後に高圧筒20の内面に沿って流下
する循環流であり、前記第1環流Aが耐圧を有する熱吸
収体に達するまでに、第2環流Bとガス通路31A付近
で混合され、ここに、耐圧能力を有する熱吸収体の表面
上の流体温度(圧媒ガス温度)は図8に示した従来例よ
りも低くなり、設計許容限界を越えることがなく、従っ
て、第1環流Aを連続的に循環させての冷却を可能とす
る。
【0029】また、第2環流Bを設けることにより耐圧
を有する熱吸収体の表面上の流量が増大し、熱伝達能も
向上する。ここで、高圧室23内の圧媒ガスの作用を詳
述すると次の通りである。 ■;第1環流Aは炉室26内の比較的高温になる圧媒ガ
スと断熱層24外側の比較的低温なる圧媒ガスの密度差
に起因する自然対流、および環流ポンプ41により生起
させた流れを炉室底面板32B中に配設したガス流路3
2Aを経て炉室26へ強制的に分流した流れにより生ぜ
しめられる。この圧媒ガスは炉室26内を上昇し、断熱
層24の内外ケーシング30,31上部に設けられたガ
ス通路30A,31Aを経て断熱層24外へ流出し、断
熱層24と上蓋21および高圧筒20間の間隙を経て流
下し、その過程にて低温なる上蓋21と高圧筒20の内
壁と接触することで熱交換し温度低下した後、炉室26
下部に設けられた下部ガス流路35を経て炉室26内に
環戻する。
【0030】一方、第2環流Bは環流ポンプ41によっ
て強制的に駆動させられこの圧媒ガスは、ガス流路35
の低温部の下方から上方へ流れ、高圧筒20の内面に沿
って流下して循環され、この第2環流Bによる圧媒ガス
が前記第1環流Aにおける圧媒ガスとガス通路30Aの
付近で混合され、ここに、炉室26内は上記断熱層24
外側にて熱交換し温度低下した後、その下方より上方へ
抜ける圧媒ガスの強制環流にて熱を奪われ効率良く冷却
される。
【0031】また、この冷却効果は環流ポンプ41の回
転数制御による流量加減にて広範囲に設定自由である。 ■;案内筒36に囲周された処理室37内の圧媒ガスは
図1の符号Cの第3環流として循環される。すなわち、
第3環流Cの圧媒ガスは処理室37の下方に設けたガス
流路40を経て攪拌ポンプ39にて炉室26側に強制的
に送り出され、案内筒36と被処理体27間を流上し、
炉室26上部にて反転し、案内筒36外側と、断熱層内
側ケーシング30の間を強制的に流下し、台板29外縁
近傍にて下部より上昇する第1環流と混合しガス流路4
0を経て再び攪拌ポンプ39にて炉室26側に強制的に
送り出される。
【0032】該第3環流のない場合は、処理室37内に
おいて、処理体27により加熱された比較的熱い圧媒ガ
スは、密度差により上方に流れ該処理室内に温度成層を
形成し上に熱く下に冷たい温度差が拡大するが、第3環
流により炉室26内の比較的熱い圧媒ガスを炉室26内
部で循環させることにより、処理室37内の均熱攪拌を
促進するものである。
【0033】さらには、攪拌ポンプ39による流量を著
しく増大させることにより、炉室26の上下方向の温度
差をより縮めることが可能である。なお、この冷却工程
における弁体59はこの開度調整が可能であり、第1環
流Aと第2環流Bの流量比を調整することもできる。図
4は本発明の第2実施例を示し、基本構成は図1および
図2、3を参照して詳述した第1実施例と共通するので
、以下、相違点につき説明し、共通部分は共通符号を示
している。
【0034】断熱層24を、大小2層構造の断熱層24
A,24Bとで構成し、第2環流Bにおける下方から上
方へ流れるガス流路Fを、断熱層内部すなわち、断熱層
24A,24B間に設けていて、開閉手段53はガス流
路Fを遮へい連通自在に切換えるように設けてある。す
なわち、第2環流のうち、下方から上方に向う流れが断
熱層の内部に設定されている。昇温中およびHIP処理
中においては、弁体59が内側断熱層24Bと外側断熱
層24A間の流路Fを閉じ、該流路を断熱層として機能
させる。
【0035】HIP処理後の冷却過程においては、電磁
アクチェータ55に通電し、弁体59を下方へ移動させ
、内側断熱層24Bと外側断熱層24A間の流路Fを開
とし、環流ポンプ41を電動機43により駆動させるこ
とにより、第1環流および第2環流を生ぜしめる。さら
にこの時、断熱層の上部流路31Aの出口付近の圧媒ガ
ス温度を温度センサー46により感知し、その熱起電力
の値により制御器47を介して電磁アクチェータ55に
通電する電力を制御し、開度調整を行う。該開度調整に
より第1環流と第2環流の流量比を調整し、冷却速度制
御を行うものである。
【0036】なお、図4において、48は遮熱板を示し
ている。また、図4において、弁体34は大小断熱層2
4A,24Bのガス通路をともに開閉自在にすることも
できる。図5は本発明の第3実施例を示し、炉室底面板
32Bにおける複数のガス通路32Aを開閉自在にする
弁体44を設けて、該弁体44の開度調整によって第1
環流Aと第2環流Bとの圧媒ガスの分配比率を変化させ
る分配手段45が設けられている。
【0037】このため、温度センサー46を設けて混合
後のガス温度を計測し、この信号で制御器47によって
弁体44、すなわち電磁弁を熱電対の電圧出力により開
度調整するようにされている。すなわち、低温になるほ
ど第1環流Aの比率が増すように弁体44の開度を大と
し、高圧筒20および上蓋21の冷却能力を最大限に利
用し冷却速度を増すようにしている。
【0038】また、高圧筒20の内面だけでなく上蓋2
1の内面にも冷媒用ライナ(図示せず)を設けて、第2
実施例における遮熱板48を省略可能にするとともに、
混合ガスの測温のための測温計46をガス通路31Aの
付近に備えた点が相違し、その他は、図4と同じであり
、共通部分は共通符号で示している。この第3実施例で
は、断熱層上部のガス通路31Aの出口付近で第1環流
Aの圧媒ガスと第2環流Bの圧媒ガスとを混合すること
によりガス温度が低下するため、上蓋21を熱吸収体と
して活用することができる。
【0039】図6は本発明の第4実施例を示し、上蓋2
1と断熱層24との間に、熱交換器49を配置して該熱
交換器49を耐圧を有する熱吸収体として機能するよう
にしたもので、その他の構成、作用は第1実施例、第3
実施例等と共通し、共通部分は共通符号で示している。 図7は本発明の第5実施例であり、前述した第1〜4実
施例のいずれもが、ガス通路31Aを開閉自在にする弁
体34およびこの駆動シリンダ33を備えていたのに対
し、この第5実施例では弁体34、該駆動シリンダ33
をともに備えず、この代りに、モータ50で駆動される
第2環流ポンプ51を上蓋21に設けるとともに、金属
リング32のガス通路32Aを開閉自在にする電磁形の
弁体44を設け、更に、モータ43を油圧ピストン43
Aで上下動可能として炉室底面板32Bと回転軸42と
をシール52で気密状態と開放状態に変更自在にしたも
のである。
【0040】すなわち、この図7に示す第5実施例では
、HIP処理中、冷却中を通じて常にガス通路31Aは
開であり、弁体44を閉塞しておくことにより、HIP
処理時、炉室26内の圧媒ガスの外部への流路はガス通
路31Aのみであるから炉室26内の圧媒ガスの循環は
ない。HIP処理後の冷却工程においては、弁体44に
よってガス通路32Aを開くことにより自然対流が発生
し、図7に破線で示す第1環流Aを生じる。第2環流B
は上蓋21に固定した新たなモータ50により駆動され
る第2環流ポンプ51で強制的に循環され、攪拌ポンプ
39で第3環流Cを生起する。断熱層24の上部ガス通
路31Aに達した第1環流Aは第2環流Bと混合し高圧
筒20内面を流下しガス通路32A付近に達し循環を繰
り返し、流量調節は複数の弁体44の開度調整により行
う。
【0041】従って、この第5実施例では、第1環流A
、第2環流B、第3環流Cの流量調節を全く独立に行う
ことによって、より高性能な均熱、急速冷却を実現する
ことができる。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上の通りであり、図8に示し
た従来技術の利点をそのまま確保して次のような特有な
作用効果を奏する。すなわち、従来技術にあっては、急
速冷却の速度を向上させるため、第1環流の流量を増大
させても耐圧能力を有する熱吸収体の設計許容限界の要
求からこの第1環流は断続的なものとなり、第1環流の
流量増大は必ずしも冷却速度の増大をもたらさずこの関
係は不定であった。
【0043】これに対し、本発明では、第1環流だけで
なく第2環流を生起し、第1環流が熱吸収体に触れる前
に第2環流と混合するので、第1環流の連続的な循環に
よる冷却が可能となる。従って、第1環流の増大は冷却
速度の着実な増大をもたらし、その関係は定量化でき、
このことはまた、混合ガスの温度を測定して第1環流乃
至第2環流を生起させるポンプを駆動するモータの回転
数制御により、混合ガス比率を変えて冷却速度を制御す
ることもできる。
【0044】また、本発明では第2環流路を遮へい連通
自在とする開閉手段を設けているので、昇温中、HIP
処理中には該開閉手段を閉にしておくことによって、当
該流路をして断熱機能をもたせながら、前述した急速冷
却をも可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例で冷却工程を示した立断面
図である。
【図2】図1の開閉手段を示し、HIP処理中の断面図
である。
【図3】図1の開閉手段を示し、冷却工程中の断面図で
ある。
【図4】本発明の第2実施例で冷却工程を示した立断面
図である。
【図5】本発明の第3実施例で冷却工程を示した立断面
図である。
【図6】本発明の第4実施例で冷却工程を示す立断面図
である。
【図7】本発明の第5実施例で冷却工程を示す立断面図
である。
【図8】従来例の立断面図である。
【符号の説明】
20  高圧筒 21  上蓋 22  下蓋 23  高圧室 24  断熱層 25  ヒータ 26  炉室 38  流路形成体 53  開閉手段 A  第1環流 B  第2環流 D  第1環流流路 E  第1環流流路 F  第2環流流路 G  第2環流流路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  高圧筒と上蓋および下蓋とにより画成
    される高圧室内に、内側にヒータを有する断熱層を設け
    て該断熱層内に炉室を備え、該炉室内の被処理体を圧媒
    ガスでHIP処理するとともにその後に冷却する装置に
    おいて、下方より上方に流れる間に直接もしくは間接に
    炉室より熱を奪うとともに断熱層の上部でかつ高圧室に
    て反転して下方に流下する間に耐圧能力を有する熱吸収
    体に放熱する第1環流を生起する圧媒ガスの第1環流路
    を備え、更に、高圧筒内側と炉室外部の比較的低温部を
    下方から上方に流れた後、高圧筒の内面に沿って上方か
    ら下方に流下する第2環流を生起する圧媒ガスの第2環
    流路を備え、前記第1環流が耐圧を有する熱吸収体に達
    するまでに前記第2環流と混合する混合流路を前記断熱
    層の上部に備え、前記第2環流路の流路中に第2環流の
    流れを遮へいしかつ連通する開閉手段を備えていること
    を特徴とする熱間等方圧加圧装置。
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