JPH04238662A - ダイカストマシンの鋳造データ表示方法 - Google Patents

ダイカストマシンの鋳造データ表示方法

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Publication number
JPH04238662A
JPH04238662A JP3023651A JP2365191A JPH04238662A JP H04238662 A JPH04238662 A JP H04238662A JP 3023651 A JP3023651 A JP 3023651A JP 2365191 A JP2365191 A JP 2365191A JP H04238662 A JPH04238662 A JP H04238662A
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JP
Japan
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display
data
casting
die
casting machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP3023651A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiro Iwamoto
典裕 岩本
Masayuki Takamura
昌幸 高村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP3023651A priority Critical patent/JPH04238662A/ja
Priority to KR1019920000118A priority patent/KR960007495B1/ko
Priority to US07/818,151 priority patent/US5359531A/en
Publication of JPH04238662A publication Critical patent/JPH04238662A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/20Accessories: Details
    • B22D17/32Controlling equipment

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Recording Measured Values (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダイカストマシンの鋳造
データ表示方法に関し、ダイカストマシンの稼働状態の
監視や記録等を行う方法に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、ダイカストマシンの稼働状態の
監視や記録等を行うために、ダイカストマシン各部に設
置したセンサからの出力信号を適宜処理し、前記ダイカ
ストマシンの鋳造運転状態を画面表示または印刷表示す
ることがなされている。
【0003】従来の鋳造運転状態の表示においては、ユ
ーザの負担を軽減するため、表示形式等がマシンメーカ
により予め設定されていた。例えば、表示データとして
は射出速度や射出圧力、サイクルタイム等がプリセット
され、該当するセンサからの出力から表示データを処理
する演算方式なども予めプリセットされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年のダイ
カストマシンでは、機能の高度化に伴って運転状態を指
定する設定データが増加しており、監視するべき運転状
態データも増加しており、表示部分の混雑が問題なって
いる。また、ユーザが管理したいデータは個々に異なり
、ユーザによっては独自の管理データ項目を設定するこ
とを望む場合もある。
【0005】ところが、前述した従来の表示方式ではプ
リセット式であったため、表示形式等の変更をユーザが
簡単に行うことができなかった。また、プリセット専用
の表示方式であったため、マシンメーカにおいて表示形
式を変更する場合でも困難が伴うものであった。
【0006】そして、表示形式が固定化されてしまうこ
とで、ユーザにとって重要な項目を見やすく表示すると
いった対応ができず、エラー表示等についてもユーザの
必要性に応じて変更することができず、視認性あるいは
監視効率を高めることができないという問題があった。
【0007】さらに、表示データを得るためにダイカス
トマシン各部に設置されるセンサはメーカ指定のものに
限られ、ユーザが他のセンサを用いた場合には特性の違
いから正確に対応できない等の問題があった。
【0008】本発明の目的は、表示形式の変更が容易に
できるとともに監視を効率よく行えるダイカストマシン
の鋳造データ表示方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ダイカストマ
シン各部に設置したセンサからの出力信号を適宜処理し
、前記ダイカストマシンの鋳造運転状態を画面表示また
は印刷表示するダイカストマシンの鋳造データ表示方法
であって、予め運転前に表示形式の設定を行っておけば
、設定された形式に基づいて表示が行われるようにした
ものである。
【0010】すなわち、本発明の第一発明は、運転にあ
たって、予め表示項目を選択し、当該表示項目に対応し
た表示値軸と一射出サイクル分の時間経過に対応した時
間軸との交差座標系を設定するとともに、現在サイクル
の表示データをそのまま表示する直接表示形式と、現在
サイクルの射出開始信号から所定の待ち時間が経過した
時間位置が表示時間軸の先頭位置となるように調整して
表示する先頭合わせ表示形式と、現在サイクルの表示デ
ータのうち値が最大となるピーク位置が表示時間軸の所
定位置となるように調整するピーク位置合わせ表示形式
と、現在サイクルの表示データのうち値が所定以上変化
する立上り位置が表示時間軸の所定位置となるように調
整する立上り位置合わせ表示形式との何れかを選択して
おき、運転の際には、選択した表示形式に基づいて前記
交差座標系に各射出サイクル毎の表示データを順次重ね
合わせて表示することを特徴とする。
【0011】また、本発明の第二発明は、運転にあたっ
て、予め表示すべき表示項目を選択するとともに、各表
示項目の表示位置を設定しておき、運転の際には、各表
示項目の名称等が対応する表示位置に配置されたタイト
ル行を表示し、各射出サイクル毎に各表示項目の現在値
が対応する表示位置に配置されたデータ行を順次表示し
ていくこと特徴とする。
【0012】さらに、本発明の第三発明は、運転にあた
って、予め全ショット数、現在ショット数、残りショッ
ト数を含む各種ショット数項目の中から必要な表示項目
を選択するとともに、各表示項目の表示位置を設定して
おき、運転の際には、各表示項目を対応する表示位置に
表示し、各射出サイクル毎に各表示項目の表示を更新す
ることを特徴とする。
【0013】また、本発明の第四発明は、運転にあたっ
て、予め表示項目を選択し、当該表示項目に対応した表
示値軸と射出サイクル回数を示すショット数軸との交差
座標系を設定しておき、運転の際には、各射出サイクル
の表示値を前記交差座標系に順次プロットしてゆくこと
を特徴とする。
【0014】ここで、運転にあたって設定した表示項目
の許容範囲およびエラーマークを設定しておき、表示の
際には前記許容範囲を越えた項目に前記エラーマークを
付けることが望ましい。また、運転にあたって各センサ
に対応した校正データを設定しておき、表示の際には各
センサからの出力信号を各々に対応する校正データで補
正することが望ましい。さらに、前記設定または選択し
た内容を外部ファイルに記録しておき、運転にあたって
の設定または選択操作時に外部ファイルから読み込むよ
うにすることが望ましい。
【0015】
【作  用】このような本発明においては、運転の際の
表示形式を運転にあたって設定しておけることになり、
ユーザが必要に応じて表示形式を簡単に変更することが
可能となる。
【0016】特に、第一発明では射出サイクル毎の表示
データをグラフ化でき、前回サイクルとの重ね合わせを
行うことで射出動作の監視を視覚的に行えることになる
。また、第二発明では射出サイクル毎の複数データ表示
をリスト形式で表示することで総合的な監視が可能とな
る。さらに、第三発明では各種ショット数の表示により
運転の進捗状況を監視することが可能となり、第四発明
では任意データについてショット毎の変動等をグラフ化
して監視することが可能となる。
【0017】従って、ユーザが任意の表示項目を視認し
やすい形式に適宜設定できるようになるとともに、エラ
ー表示やセンサ特性の補正等を含めて設定できるように
することで監視を効率よく行えるようになる。さらに、
設定内容を外部ファイルに記録できるようにすることで
、運転前の各種設定作業を迅速かつ確実に行えるように
でき、これらにより前記目的が達成される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1にはダイカストマシンの鋳造データ表示装
置10が示されている。この表示装置10は本発明に基
づいてダイカストマシン11の鋳造データを表示するも
のである。このために、ダイカストマシン11には各部
に速度や圧力あるいは温度等のデータを検出する多数の
センサ12が設置されており、各センサ12は表示装置
10の入力チャンネル ch1〜chN にそれぞれ 
A/Dコンバータ13を介して接続されている。
【0019】また、表示装置10にはグラフィック表示
が可能なビットマップ式ディスプレイ等の画面表示手段
14、プリンタ等の印刷表示手段15、各種設定や表示
画面切替えなどの動作指令を行うキーボード等の操作入
力手段16、設定データや表示データ等を記録するため
の外部記憶手段17が接続されている。このうち、外部
記憶手段17としては表示装置10と同じ場所に設置さ
れたフロッピデイスク装置が用いられるほか、ネットワ
ーク等を介して接続される中央管理室のホストコンピュ
ータ等の大型記憶装置等が利用できるようになっている
【0020】さらに、表示装置10には画面表示手段1
4および印刷表示手段15の表示動作を制御するための
出力制御手段18が設置され、出力制御手段18の出力
は必要に応じて外部の他の処理装置や記憶装置に出力デ
ータを転送可能である。例えば、工場内にある複数の表
示装置10はそれぞれ中央管理室のホストコンピュータ
等に接続され、当該ホストコンピュータには各表示装置
10から各々がモニタするダイカストマシン11の鋳造
データが必要に応じて転送され、集中的な監視や工場全
体規模の生産管理等にも利用できるようになっている。
【0021】そして、表示装置10には操作入力手段1
6から入力された設定データ等の処理を行うとともに、
指令に基づいて外部記憶手段17との間の入出力処理等
を行うための設定制御手段19が設置されている。
【0022】表示装置10の入力段には入力校正手段2
0が設置されている。入力校正手段20は、入力チャン
ネル ch1〜chN の各々に対応したデジタル信号
プロセッサ21を有するとともに、各チャンネル毎のセ
ンサ出力校正データを保持するセンサ出力校正データメ
モリ22を備えている。
【0023】各チャンネルのデジタル信号プロセッサ2
1は、 A/Dコンバータ13から送られるセンサ12
の出力信号を受信するとともに、センサ出力校正データ
メモリ22に設定された各チャンネル毎の校正データに
基づいて信号値を補正して検出データとして出力する。
【0024】この校正データは、各チャンネルに使用す
るセンサ12に対して事前にキャリブレーションを行い
、その結果等に基づいて設定される。例えば、図2のよ
うに、あるセンサ12の出力特性S1と所定の基準特性
S0との偏差を計測し、図3のように、この偏差を相殺
する値を与える曲線Pn等として設定される。このよう
な入力校正手段20により、表示装置10ではセンサ1
2の種類等に係わらず一定した特性の入力データが得ら
れるようになっている。
【0025】ここで、センサ出力校正データメモリ22
の内容は設定制御手段19により設定され、設定には操
作入力手段16および画面表示手段14による操作が可
能である。すなわち、操作入力手段16から設定制御手
段19にセンサ出力校正データの設定を指示すると、画
面表示手段14には図4のような設定画面100 が表
示される。図4において、画面100 の左上には現在
の処理を示すタイトル101 が表示されるとともに、
その下にセンサ出力に対応した複数のポイント表示10
2 が横に配置され、左端に入力チャンネル ch1〜
chN に対応したチャンネル表示103 が縦に表示
される。
【0026】各チャンネル表示103 は二段に分けら
れ、上段には「入力電圧」等の設定する校正データの種
別104 が表示され、その右方に並ぶ入力枠105 
には各ポイント毎の校正データポイント値106 が操
作入力手段16から入力が可能である。また、下段には
「W速度計」や「Pre.ヘッド」等の各チェンネルの
センサ12のダイカストマシン11における設置部位の
名称107 が表示され、その右方に並ぶ表示枠108
 には直ぐ上の校正データポイント値106 に対応し
た検出データポイント値109 が換算表示される。こ
のような設定画面100 により、予め各チャンネルの
センサ12の特性を各ポイント毎の値として入力するこ
とで、図3のような校正データPnが設定できるように
なっている。
【0027】図1に戻って、表示装置10には、入力校
正手段20からの検出データに基づいて鋳造サイクルに
関する各種表示を行う鋳造サイクルデータ処理手段30
が設置されている。鋳造サイクルデータ処理手段30は
、ダイカストマシン11の1射出サイクル (1ショッ
ト) 分のデータ処理を行い、例えば各サイクル毎の射
出速度や射出圧力等の変化などを表示するものである。
【0028】このために、鋳造サイクルデータ処理手段
30は入力校正手段20からの検出データを格納する入
力バッファ31を有し、この入力バッファ31の内容に
基づいて各種表示処理を行うグラフ表示部32、リスト
表示部33、エラー表示部34を備えている。さらに、
所定の表示形式データを保持するグラフ表示形式メモリ
35、リスト表示形式メモリ36、エラー表示メモリ3
7を備え、各表示部32〜34は各形式メモリ35〜3
7の内容に応じて表示形式を自由に設定可能である。
【0029】図5には、鋳造サイクルデータ処理手段3
0のグラフ表示部32の構成が示されている。グラフ表
示部32は、項目選択部321 、1サイクル分データ
バッファ322 、グラフ表示生成部323、グラフ表
示フレームメモリ324 、表示開始タイミング調整部
325 、重ね合わせ位置検出部326 、重ね合わせ
タイミング調整部327 を備えている。
【0030】項目選択部321 は、グラフ表示形式メ
モリ35に設定されたグラフ表示項目に基づいて、入力
バッファ31に逐次入力される検出データの中から該当
する項目 (射出速度や射出圧力等) のデータを取り
出す。1サイクル分データバッファ322 は、項目選
択部321 で取り出された検出データを1射出サイク
ル分にわたって保持する。
【0031】グラフ表示生成部323 は、図6のよう
に、指定された項目の検出値を縦軸とし射出サイクルに
応じた時間を横軸とした直交座標系323Aを設定し、
当該座標系323Aに対して1サイクル分データバッフ
ァ322 に保持された1サイクル分の検出データを示
す曲線323Bを重ね書きし、これによりグラフ323
Cを生成する。そして、グラフ323Cのうち図6中の
鎖線で囲まれた表示領域324A内をグラフ表示フレー
ムメモリ324 に書き込む。グラフ表示フレームメモ
リ324 は、書き込まれたイメージを出力制御手段1
8を介して画面表示手段14および印刷表示手段15に
表示させる。
【0032】表示開始タイミング調整部325 は、グ
ラフ表示形式メモリ35に設定された待ち時間に基づい
て、グラフ表示生成部323 に表示開始位置を指定し
、グラフ323Cにおける表示領域324Aの先頭位置
が待ち時間に対応したタイミングとなるように調整し、
先頭合わせ形式の表示が行われる。なお、待ち時間が指
定されていなければグラフ323Cの先頭から表示領域
324Aが設定され、直接表示形式の表示が行われる。
【0033】重ね合わせ位置検出部326 は、グラフ
表示形式メモリ35に設定された重ね合わせ基準項目に
基づいて1サイクル分データバッファ322 内のデー
タを検査して該当する重ね合わせ位置を検出する。重ね
合わせタイミング調整部327 は、検出された重ね合
わせ位置に基づいてグラフ表示生成部323 の表示タ
イミング調整を行い、射出サイクル毎の検出データを重
ね合わせ表示する。
【0034】ピーク位置合わせが設定されている場合、
図7のように、データの値が最大または最小となるピー
ク位置326Aが検出され、検出された重ね合わせ位置
が表示領域324Aの所定位置となるように表示タイミ
ングが調整され、これによりピーク位置合わせ表示形式
での表示が行われ、各射出サイクル毎のグラフ323C
は前回のグラフ323Dと互いのピーク位置326Aを
揃えた状態で重ね書きされる。
【0035】立上り位置合わせが設定されている場合、
図8のように、データの値が所定以上変化する立上り位
置326Bが検出され、検出された重ね合わせ位置が表
示領域324Aの所定位置となるように表示タイミング
が調整され、これにより立上り位置合わせ表示形式での
表示が行われ、各射出サイクル毎のグラフ323Cは前
回のグラフ323Dと互いの立上り位置326Bを揃え
た状態で重ね書きされる。
【0036】ここで、グラフ表示形式メモリ35の内容
は設定制御手段19により設定され、設定には操作入力
手段16および画面表示手段14を用いた操作が可能で
ある。すなわち、操作入力手段16から設定制御手段1
9にグラフ表示形式データの設定を指示すると、画面表
示手段14には図9のような設定画面110 が表示さ
れる。
【0037】図9において、画面110 の左上には現
在の処理を示すタイトル111 が表示され、略中央に
は枠組112 が表示される。枠組112 の上端には
「チャンネル」、「表示Y/N 」、「名称」、「倍率
」、「シフト」等の項目113 が表示される。枠組1
12 の左端には入力チャンネル ch1〜chN の
表示114 が縦に配列され、各々の右に並ぶ枠内11
5 には直ぐ上の項目113 に対応した内容に関する
設定が操作入力手段16から記入できるようになってい
る。ここでは、チャンネル1からの検出データを射出速
度として倍率1.0で表示するとともに、同時にチェン
ネル2からの検出データを射出圧力として倍率0.5 
で表示するように設定されている。
【0038】また、枠組112 の直ぐ上の行には「グ
ラフ指定」という表示に続いて、グラフ表示の時間軸一
目盛りあたりの単位時間116 、重ね合わせ形式11
7 、重ね合わせ基準位置の画面上位置118 の入力
枠が配置され、それぞれ操作入力手段16から設定が可
能である。ここでは、グラフ表示を単位時間が0.2 
秒のピーク位置合わせ方式とし(自動ピーク検出ON)
、自動ピーク検出によるピーク位置を2.0 つまり 
0.2×2 =0.4 秒の位置に表示するように設定
されている。さらに、その上の行には「スタート条件」
として、待ち時間119の入力枠が配置されている。こ
こでは、0 秒待ちつまり射出サイクルの先頭から表示
するように設定されている。
【0039】このようにグラフ表示形式メモリ35を設
定しておき、操作入力手段16から出力制御手段18に
グラフ表示を指示すると、画面表示手段14または印刷
表示手段15にはグラフ表示部32により図10のよう
なグラフ表示画面120 が表示される。
【0040】図10において、画面120 には略全体
にわたって直交座標と目盛り用メッシュを有するグラフ
表示領域121 が設定され、その中段および下段には
現在の射出サイクルの射出圧力変化を示すグラフ122
 と射出速度変化を示すグラフ123 とが同時に平行
表示されている。また、グラフ表示領域121 の上縁
には日付や時間および現在サイクルまでのショット数等
の経過情報表示124 が設定され、グラフ表示領域1
21 の右側部分には不良原因や計測データの数値等の
付帯情報表示125 が設定されている。なお、図10
の画面120 は図9のグラフ指定でピーク位置合わせ
を選択したもので、射出速度変化を示すグラフ123の
最初のピーク位置126 が0.4 秒の位置に合わせ
られている。
【0041】図11には、鋳造サイクルデータ処理手段
30のリスト表示部33およびエラー表示部34の構成
が示されている。リスト表示部33は、項目選択部33
1 、表形式生成部332 、誘導データ演算部333
 、リスト表示生成部334 、リスト表示フレームメ
モリ335 を備えている。
【0042】項目選択部331 は、リスト表示形式メ
モリ36に設定されたリスト表示項目に基づいて、入力
バッファ31に逐次入力される検出データの中から該当
する項目のデータを取り出す。リスト表示項目としては
、射出動作の累計ショット数や経過時間、あるいは射出
サイクルにおける低速移動速度、高速移動速度、昇圧時
間などが選択される。
【0043】表形式生成部332 は、リスト表示形式
メモリ36に設定された表形式データに基づいてリスト
構成を生成する。リスト構成としては、表示部位の上段
にリスト表示項目の名称を含むタイトル行を表示し、そ
の下方に対応する項目データを配置したデータ行を射出
サイクル毎に順次表示してゆく形式などが設定される。
【0044】誘導データ演算部333 は、リスト表示
形式メモリ36に設定された誘導データ演算式に基づい
て所定の誘導データを演算する。誘導データとしては、
入力バッファ31から得られる検出データを所定処理し
て得られる値や、複数の検出データを組み合わせて得ら
れる値などが設定される。
【0045】リスト表示生成部334 は、表形式生成
部332 で生成された表組構成に基づいてリストを生
成行うものであり、タイトル行に続くデータ行において
はリスト中の所定の項目データ位置に項目選択部331
 からの検出データおよび誘導データ演算部333 か
らの誘導データを取り込み、リスト表示フレームメモリ
335 に順次書き込んでゆく。リスト表示フレームメ
モリ335 に書き込まれたリストのイメージは、出力
制御手段18を介して画面表示手段14および印刷表示
手段15に表示される。
【0046】このようなリスト表示部33にはエラー表
示部34が付加されている。エラー表示部34は、項目
選択部341 、エラーチェック部342 、エラーマ
ーク生成部343 を備えている。
【0047】項目選択部341 は、エラー表示形式メ
モリ37に設定されたエラー表示項目に基づいて、入力
バッファ31に逐次入力される検出データの中から該当
する項目のデータを取り出す。
【0048】エラーチェック部342 は、エラー表示
形式メモリ37に設定された各項目毎の許容範囲データ
およびエラーマークに基づいて、項目選択部341 で
取り出された検出データを検査し、許容範囲を越えたデ
ータおよび該当するエラーのエラーマークをエラーマー
ク生成部343 に送る。エラーマークとしては、エラ
ー内容を表示するもののほか、単にエラーであることを
表示するマーク等が使用される。
【0049】エラーマーク生成部343 は、送られた
エラーデータおよびエラーマークをリスト表示部33の
リスト生成部334 に転送し、該当するエラーデータ
に対応する箇所にエラーマークを付加して表示するよう
に指示する。なお、エラーマーク生成部343 は操作
入力手段16にも接続され、操作入力手段16から人手
によりリスト表示中に任意のエラーマークおよびコメン
トを記入できるように構成されている。
【0050】ここで、リスト表示形式メモリ36および
エラー表示形式メモリ37の内容は設定制御手段19に
より設定され、設定には操作入力手段16および画面表
示手段14を用いた操作が可能である。すなわち、操作
入力手段16から設定制御手段19にリスト表示形式デ
ータの設定を指示すると、画面表示手段14には図9の
ような設定画面110 が表示される。
【0051】図9において、画面110 の下段には「
計測結果レイアウト」というサブタイトル1110が表
示され、その下には「累計」、「ショット」、「時間」
という基本項目の表示位置入力枠1111が表示される
。表示位置入力枠1111の右方にはリスト表示項目を
設定する項目入力枠1112が配列され、各々に「低速
」や「高速」ないし「サイクル」等の項目名称を入力す
ることでリスト表示項目が選択される。各項目入力枠1
112の下方には複数の数値入力枠1113が配列され
、各々には左方に示された「単位」、「設定」、「範囲
±」、「アラームY/N 」が入力される。このうち、
「アラームY/N 」がエラー検出を行うか否かの選択
となり、「設定」が基準値、「範囲±」が許容範囲の設
定値となる。
【0052】このようにリスト表示形式メモリ36およ
びエラー表示形式メモリ37の設定を行っておき、操作
入力手段16から出力制御手段18にリスト表示を指示
すると、画面表示手段14または印刷表示手段15には
リスト表示部33およびエラー表示部34により、図1
2のようなリスト表示画面130 が表示される。
【0053】図12において、画面130 の上段には
四行にわたってタイトル行131 が表示される。タイ
トル行131 には、一行目に表示項目の名称132 
が配列されるとともに、二行目から四行目には各表示項
目の単位、設定値、範囲等の設定情報133 が配置さ
れている。タイトル行131 の下方には射出サイクル
毎のデータ行134 が縦に配列されている。データ行
134 は、行頭から右に運転開始からの通算ショット
数135 および条件別ショット数136 が配置され
、続いて表示項目に対応した項目データ137 が配列
されている。これらのデータ行134 は射出動作の進
行に伴って順次最下行に追加表示される。この際、デー
タ行134 には、44ショット目、47ショット目、
55ショット目では「高加」および「高区」の項目に許
容範囲より高いことを示す「H」のエラーマーク138
 が付与され、「Vhセム」には許容範囲より低いこと
を示す「L」のエラーマーク139 が付与されている
【0054】また、データ行134 における右端のコ
メント欄の手前のエラーマーク表示欄1310には、4
1ショット目、42ショット目に不良を示すエラーマー
クとしてアスタリスク記号(*) が付されている。こ
れは、各ショットにおいて鋳造された製品を作業者が検
査し、その不良が見つかった際に操作入力手段16から
入力したものである。そして、エラーマーク表示欄13
10における桁位置は不良内容項目に応じて設定され、
アスタリスク記号は不良内容に応じた位置に記入されて
いる。なお、エラーマークはアスタリスク記号に限らず
、他の記号が用いられるほか、必要に応じて各不良項目
の程度を表す記号等が記入される。
【0055】図1に戻って、表示装置10には、入力校
正手段20からの検出データに基づいて鋳造運転の管理
に必要な各種表示を行う鋳造運転管理データ処理手段4
0が設置されている。鋳造運転管理データ処理手段40
は、ダイカストマシン11の運転に伴う管理データ処理
を行い、例えば運転中のショット数の表示や各射出サイ
クルの繰り返しの間の変動などを表示するものである。
【0056】このために、鋳造運転管理データ処理手段
40は入力校正手段20からの検出データを格納する入
力バッファ41を有し、この入力バッファ41の内容に
基づいて各種表示処理を行う変動表示部42、ショット
表示部43を備えている。さらに、所定の表示形式デー
タを保持する変動表示形式メモリ45、ショット表示形
式メモリ44を備え、各表示部42, 43は各形式メ
モリ44, 45の内容に応じて表示形式を自由に設定
可能である。
【0057】図13には、鋳造運転管理データ処理手段
40の変動表示部42の構成が示されている。変動表示
部42は、項目選択部421 、ショット別データバッ
ファ422 、変動データ演算部423 、変動表示生
成部424 、変動表示フレームメモリ425 を有す
る。
【0058】項目選択部421 は、変動表示形式メモ
リ44に設定された変動表示項目に基づいて、入力バッ
ファ41に逐次入力される検出データの中から該当する
項目 (射出速度や射出圧力等) のデータを取り出し
、取り出されたデータは射出サイクル毎にショット別デ
ータバッファ422 に記録される。
【0059】変動データ演算部423 は、ショット別
データメモリ422 に記録されたショット別データか
ら射出サイクルの進行に伴う変動データを演算するもの
であり、ここでは平均値演算部423Aにより平均値を
演算するとともに、変動率演算部423Bにより変動率
を演算する。
【0060】変動表示生成部424 は、変動表示形式
メモリ44に設定された変動表示形式に基づいてショッ
ト別データメモリ422 に記録されたショット別デー
タおよび変動データ演算部423 で演算された変動デ
ータを表示するものであり、例えば、変動データを数値
表示するとともに、ショット別データの変動をグラフ表
示する画像を変動表示フレームメモリ425 に書き込
む。変動表示フレームメモリ425 は、書き込まれた
イメージを出力制御手段18を介して画面表示手段14
および印刷表示手段15に表示させる。
【0061】従って、操作入力手段16および画面表示
手段14を用いて設定制御手段19により変動表示形式
メモリ44に適宜設定を行っておき、操作入力手段16
から出力制御手段18に変動表示を指示すると、画面表
示手段14または印刷表示手段15には変動表示部42
により、図14のような変動表示画面130 が表示さ
れる。
【0062】図14において、画面140 には左上に
現在の処理を示すタイトル141 が表示され、その下
には「低速」および「高速」という項目表示142 が
配置され、各々の項目に関する項目領域が二段にわたっ
て表示される。各領域には左側に平均値表示143 お
よび変動率表示144 が配置され、その右には横軸に
ショット数をとり縦軸にショット別データをプロットし
たグラフ145 が表示される。
【0063】図15には、鋳造運転管理データ処理手段
40のショット表示部43の構成が示されている。ショ
ット表示部43は、ショット表示用レジスタ群431 
、ショット表示生成部432 、ショット表示フレーム
メモリ433 を有する。ショット表示用レジスタ群4
31 は、現在ショット数カウンタ51、不良ショット
数カウンタ52、全ショット数レジスタ53、良品ショ
ット数カウンタ54、残りショット数カウンタ55、サ
イクル時間レジスタ56、残り時間カウンタ57、条件
別ショット数カウンタ58、条件別ショット数カウンタ
メモリ59を備えている。
【0064】現在ショット数カウンタ51は、入力バッ
ファ41に順次入力される検出データに基づいて射出サ
イクルの実行を監視し、現在までの射出サイクル実行回
数つまり現在ショット数Stをカウントする。
【0065】不良ショット数カウンタ52は、エラー表
示部34におけるエラー検出を監視し、エラーが検出さ
れた時点のショット数とエラーとなった不良項目とをシ
ョット別データDiとして記憶するとともに、エラーが
検出されたショットの回数を不良ショット数Siとして
カウントする。
【0066】全ショット数レジスタ53は、ショット表
示形式メモリ45の設定に基づいて、今回の運転の目標
射出回数つまり全ショット数Soを保持する。良品ショ
ット数カウンタ54は、現在ショット数カウンタ51の
現在ショット数Stから不良ショット数カウンタ52の
不良ショット数Siを減算して得られる良品ショット数
Snを記憶する。
【0067】残りショット数カウンタ55は、全ショッ
ト数レジスタ53の全ショット数Soから良品ショット
数カウンタ54の良品ショット数Snを減算して得られ
る残りショット数Sr1 および全ショット数Soから
現在ショット数Stを減算して得られる残りショット数
Sr2 を記憶する。
【0068】サイクル時間レジスタ56は、ショット表
示形式メモリ45の設定に基づいて、1ショットあたり
の所要時間つまりサイクル時間tsを保持する。残り時
間カウンタ57は、サイクル時間レジスタ56のサイク
ル時間tsと残りショット数カウンタ55の残りショッ
ト数Sr( Sr1またはSr2 ) とを乗算して得
られる残り時間trを記憶する。
【0069】条件別ショット数カウンタ58は、入力バ
ッファ41により射出サイクルの実行を監視するととも
に、ダイカストマシン11の制御を行う鋳造動作制御装
置11A を監視し、鋳造条件が同じショット毎の現在
までの回数つまり条件別ショット数Scをカウントし、
条件別ショット数メモリ59に記録する。
【0070】条件別ショット数カウンタメモリ59は、
鋳造条件とその条件で行われたショット数とを条件別デ
ータDcとして保持する。なお、条件別ショット数カウ
ンタ58は鋳造動作制御装置11A の条件設定が変更
される毎には条件別ショット数カウンタメモリ59を調
べ、新たな条件設定と同じ条件別データDcがある場合
には当該データDcのショット数を読み込んでカウント
を継続する。
【0071】ショット表示生成部432 は、ショット
表示形式メモリ45に設定されたショット表示形式に基
づいて、ショット表示用レジスタ群431 の各カウン
タおよびレジスタ51〜59の内容を表示する画像を変
動表示フレームメモリ425 に書き込む。表示形式と
しては、数値表示を適宜配置して項目を上書きしていく
形式が基本となるが、特定の項目については帯グラフ等
による表示とされる。ショット表示フレームメモリ43
3は、書き込まれたイメージを出力制御手段18を介し
て画面表示手段14および印刷表示手段15に表示させ
る。
【0072】従って、操作入力手段16および画面表示
手段14を用いて設定制御手段19からショット表示形
式メモリ45に適宜設定を行っておき、操作入力手段1
6から出力制御手段18にショット表示を指示すると、
画面表示手段14または印刷表示手段15にはショット
表示部43により、図16のようなショット表示画面1
50 が表示される。
【0073】図16において、画面150 には上部に
現在の処理を示すタイトル151 が表示され、その下
には「計画ショット数」、「現在ショット数」、「良品
ショット数」という項目表示152, 153, 15
4が縦に配置され、各々の右にはそれぞれ全ショット数
So、現在ショット数St、良品ショット数Snが表示
される。さらに下には「残ショット数」という項目表示
155 、横に長い帯グラフ156 、「終了までの残
り時間」という項目表示157 が縦に配置されている
【0074】項目表示155 の右には「全」の表示に
続いて全ショット数Soから求めた残りショット数Sr
2 が表示され、「良」の表示に続いて良品ショット数
Snから求めた残りショット数Sr1 が表示されてい
る。項目表示157 の右には残り時間trが表示され
、帯グラフ156 は残り時間trに応じた長さを表示
している。ここで、全ショット数Soを除く各ショット
数St, Sn, Sr2, Sr1および残り時間t
rの表示数値は鋳造運転の進行に伴って逐次書換えられ
、同時に帯グラフ156 も書換えられる。なお、画面
150 の右側には不良ショット表示領域158 が表
示され、不良ショット数カウンタ52の内容に基づいて
不良ショット項目および各々のショット数が表示される
【0075】図1に戻って、設定制御手段19は、前述
のような外部操作による各メモリ22〜45の設定を行
うほか、各メモリ22〜45の設定内容を外部記憶手段
17に保存するとともに、外部記憶手段17から読み出
した内容を各メモリ22〜45に格納する処理を行える
ように構成されている。
【0076】図17に示すように、外部記憶手段17に
は複数の表示形式データファイル60が保存されている
。ファイル60はファイル管理データ部61、センサ出
力校正用データ部62、サイクルデータ処理用形式デー
タ部63、運転管理データ処理用形式データ部64によ
り構成されている。
【0077】このうち、ファイル管理データ部61は当
該ファイル60の識別用ファイル名61A その他のフ
ァイル管理データ等を記録する領域である。ここで、フ
ァイル名61A としては当該ファイル60の対象とな
る鋳造製品名や製品コード、もしくは鋳造に用いる金型
の名称やコードが用いられる。
【0078】一方、センサ出力校正用データ部62はセ
ンサ出力校正データメモリ22に設定されるセンサ出力
校正データを記憶する領域であり、入力チャンネル c
h1〜chN に対応した N個の校正データ62A 
が格納される。サイクルデータ処理用形式データ部63
は鋳造サイクルデーダ処理手段30の各表示形式メモリ
35〜37に設定されるグラフ表示形式データ63A 
、リスト表示形式データ63B 、エラー表示形式デー
タ63C を記録する領域である。運転管理データ処理
用形式データ部64は鋳造運転管理データ処理手段40
の各表示形式メモリ44, 45に設定されるショット
表示形式データ64A 、変動表示形式データ64B 
を記録する領域である。
【0079】次に、表示形式データの設定操作および設
定内容の外部記憶操作を行う手順について説明する。図
18において、表示装置10の動作開始にあたっては、
予め表示形式を設定しておく。まず、新たな設定を行う
か否かの選択を行う (処理70) 。新たな設定を行
う場合、外部操作により各形式メモリに所定の表示形式
データを設定する (処理71) 。ここで、設定内容
を外部記憶しておくか否かを選択し (処理72) 、
記憶しておく場合はファイル名を指定して外部記憶操作
を行い、各形式メモリの内容を外部ファイルに書き出す
 (処理73) 。
【0080】一方、新たな設定を行わない場合には、外
部記憶された表示形式データにより設定を行う。外部記
憶された表示形式データを用いる場合、該当する表示形
式データを記録した外部ファイルのファイル名を指定し
て読み込み操作を行い (処理74) 、指定されたフ
ァイル名の外部ファイルを外部記憶から読み出してその
内容を各形式メモリに設定する( 処理75) 。
【0081】このような手順で各形式メモリに設定を行
った後、ダイカストマシン11において所定の鋳造動作
を開始する。この間、表示装置10は設定された表示形
式データに基づいて各種表示を実行する (処理76)
 。所定の鋳造動作が完了した時点で表示装置10の設
定の変更が必要か否かを選択する (処理77) 。設
定の変更が必要であれば、前述した処理71に戻って同
様の手順を繰り返す。 なお、設定の変更は動作中において表示形式の設定に変
更が必要となった場合に適宜行ってもよい。
【0082】設定が良好であったならば、この設定を外
部記憶しておくか否かを選択し (処理78) 、記憶
しておく場合はファイル名を指定して外部記憶操作を行
い、各形式メモリの内容を外部ファイルに書き出す (
処理79) 。これにより良好な設定が外部記憶され、
適宜読み出して再利用することが可能である。なお、外
部記憶する際のファイル名として使用する金型コード等
を利用し、外部記憶媒体としてフロッピディスク等の携
帯式のものを用い、金型に付属させておいて金型の交換
時に付属のフロッピディスクから金型による鋳造に適し
た設定を行うとしてもよい。
【0083】このような本実施例によれば、以下に述べ
るような効果がある。すなわち、表示装置10は予め設
定された表示形式データに基づいて表示を行うため、ユ
ーザが必要に応じて表示形式を簡単に変更することがで
きる。このため、従来のマシンメーカにより固定化され
ていた表示に比べ、必要な項目を確実に表示させて視認
性を高めることができ、監視作業を効率的に行うことが
できる。そして、表示にあたっては、各種の表示形式を
選択することで、監視に適した状態での表示を行うこと
ができる。
【0084】例えば、グラフ表示を行うことにより、射
出サイクル毎の任意のデータについての変動を明確に把
握できる。特に、グラフ表示においては、ピーク位置合
わせ形式や立上り位置合わせ形式を用いて前回サイクル
との重ね合わせ表示を行った場合、サイクル毎の変動を
監視することができる。
【0085】また、リスト表示することで、複数の射出
サイクルにわたって総合的な監視を行うことができる。 特に、リスト表示においては、任意に選択した複数項目
について順次サイクル毎のデータ行を表示配列してゆく
ため、必要な項目を確実に監視することができる。また
、リスト表示にあたっては、表示するデータを演算する
ための演算式をも外部設定できるようにたため、必要に
応じた最適なデータを表示することができる。
【0086】さらに、リスト表示にはエラー表示を付加
したため、エラー監視を確実に行うことができる。特に
、エラー表示においては、エラー項目の近くにエラーマ
ークを付与するようにし、マークによって高低の別等に
ついても表示するようにたため、より確実かつ迅速なエ
ラー対応を行うことができる。
【0087】そして、ショット数表示により、各種のシ
ョット数を表示することができ、鋳造運転の進捗状況を
監視することができる。この際、表示するショット数項
目は任意に選択でき、必要な項目のみを選択することで
確実な監視を行うことができる。
【0088】さらに、変動表示により、任意データにつ
いてのショット毎の変動等をグラフ化して監視すること
ができる。
【0089】これらの設定にあたっては、画面表示手段
14と操作入力手段16とを用い、設定制御手段19に
よる設定画面に対して簡単な入力操作を行うだけでよく
、迅速かつ確実な操作を行うことができる。
【0090】また、設定の内容は適宜外部記憶しておく
ことができ、同じ条件での表示が必要な場合など、以前
に設定した表示形式を随時呼び出して再利用することが
でき、作業効率を向上することができる。
【0091】さらに、表示装置10では、適宜設定した
校正データによりセンサ12の入力を補正するようにし
たため、使用するセンサがメーカー指定のものに限定さ
れず、多様なセンサが利用できるようになる。そして、
この校正データについても外部記憶しておくことが可能
であり、運転にあたっての作業を省力化できる。
【0092】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明を達成しようとする範囲内の変形等
は本発明に含まれるものである。例えば、表示装置10
、ダイカストマシン11、センサ12、 A/Dコンバ
ータ13、画面表示手段14、印刷表示手段15、操作
入力手段16、外部記憶手段17等の形式や性能、数や
接続形態等は必要に応じて適宜選択すればよい。
【0093】また、表示装置10に構成した入力校正手
段20、鋳造サイクルデータ処理手段30、鋳造運転管
理データ処理手段40等の具体的な回路構成等も実施に
あたって適宜設定すればよい。
【0094】さらに、各処理手段30, 40において
選択可能なグラフ表示やリスト表示等の表示形態も適宜
準備すればよく、必要に応じて各表示部31〜34, 
42, 43等を設置すればよい。
【0095】また、各表示部31〜34, 42, 4
3による表示画面120, 130, 140, 15
0、あるいは設定制御手段19による選択画面100,
 110は、各々図示のものに限らず、適宜設定を変更
して別の画面となるようにしてもよい。
【0096】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
ユーザが表示形式を簡単に変更でき、かつ多様な表示形
式を選択でき、監視を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施例のセンサ出力校正を示すグラ
フ。
【図3】本発明の一実施例の校正データを示すグラフ。
【図4】本発明の一実施例の校正データの設定画面を示
す図。
【図5】本発明の一実施例のグラフ表示部を示すブロッ
ク図。
【図6】本発明の一実施例のグラフ表示の状態を示すグ
ラフ。
【図7】本発明の一実施例のグラフ表示のピーク位置合
わせを示すグラフ。
【図8】本発明の一実施例のグラフ表示の立上り位置合
わせを示すグラフ。
【図9】本発明の一実施例の表示形式の設定画面を示す
図。
【図10】本発明の一実施例のグラフ表示画面を示す図
【図11】本発明の一実施例のリスト表示部およびエラ
ー表示部を示すブロック図。
【図12】本発明の一実施例のリスト表示画面を示す図
【図13】本発明の一実施例の変動表示部を示すブロッ
ク図。
【図14】本発明の一実施例の変動表示画面を示す図。
【図15】本発明の一実施例のショット表示部を示すブ
ロック図。
【図16】本発明の一実施例のショット表示画面を示す
図。
【図17】本発明の一実施例の外部記憶手段のファイル
構成を示す概念図。
【図18】本発明の一実施例の設定および外部記憶の手
順を雌フローチャート。
【符号の説明】
10  表示装置 11  ダイカストマシン 14  画面表示手段 15  印刷表示手段 16  操作入力手段 17  外部記憶手段 18  出力制御手段 19  設定制御手段 20  入力校正手段 32  グラフ表示部 33  リスト表示部 34  エラー表示部 42  変動表示部 43  ショット表示部 60  外部ファイル 120  グラフ表示画面 121  直交座標系によるグラフ表示領域122  
射出圧力のグラフ表示 123  射出速度のグラフ表示 130  リスト表示画面 131  タイトル行 132  項目の名称 134  データ行 137  項目データ 138  エラーマーク 139  エラーマーク 140  変動表示画面 143  変動データである平均値 144  変動データである変動率 145  変動のグラフ表示 150  ショット表示画面 So  全ショット数の表示 St  現在ショット数の表示 Sn  良品ショット数の表示 Sr1  残りショット数の表示 Sr2  残りショット数の表示 ts  残り時間の表示 156  残り時間のグラフ表示

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ダイカストマシン各部に設置したセン
    サからの出力信号を適宜処理し、前記ダイカストマシン
    の鋳造運転状態を画面表示または印刷表示するダイカス
    トマシンの鋳造データ表示方法であって、運転にあたっ
    て、予め表示項目を選択し、当該表示項目に対応した表
    示値軸と一射出サイクル分の時間経過に対応した時間軸
    との交差座標系を設定するとともに、現在サイクルの表
    示データをそのまま表示する直接表示形式と、現在サイ
    クルの射出開始信号から所定の待ち時間が経過した時間
    位置が表示時間軸の先頭位置となるように調整して表示
    する先頭合わせ表示形式と、現在サイクルの表示データ
    のうち値が最大となるピーク位置が表示時間軸の所定位
    置となるように調整するピーク位置合わせ表示形式と、
    現在サイクルの表示データのうち値が所定以上変化する
    立上り位置が表示時間軸の所定位置となるように調整す
    る立上り位置合わせ表示形式との何れかを選択しておき
    、運転の際には、選択した表示形式に基づいて前記交差
    座標系に各射出サイクル毎の表示データを順次重ね合わ
    せて表示することを特徴とするダイカストマシンの鋳造
    データ表示方法。
  2. 【請求項2】  ダイカストマシン各部に設置したセン
    サからの出力信号を適宜処理し、前記ダイカストマシン
    の鋳造運転状態を画面表示または印刷表示するダイカス
    トマシンの鋳造データ表示方法であって、運転にあたっ
    て、予め表示すべき表示項目を選択するとともに、各表
    示項目の表示位置を設定しておき、運転の際には、各表
    示項目の名称等が対応する表示位置に配置されたタイト
    ル行を表示し、各射出サイクル毎に各表示項目の現在値
    が対応する表示位置に配置されたデータ行を順次表示し
    ていくこと特徴とするダイカストマシンの鋳造データ表
    示方法。
  3. 【請求項3】  ダイカストマシン各部に設置したセン
    サからの出力信号を適宜処理し、前記ダイカストマシン
    の鋳造運転状態を画面表示または印刷表示するダイカス
    トマシンの鋳造データ表示方法であって、運転にあたっ
    て、予め生産管理に必要な全ショット数、現在ショット
    数、残りショット数を含む各種ショット数項目の中から
    必要な表示項目を選択するとともに、各表示項目の表示
    位置を設定しておき、運転の際には、各表示項目を対応
    する表示位置に表示し、各射出サイクル毎に各表示項目
    の表示を更新することを特徴とするダイカストマシンの
    鋳造データ表示方法。
  4. 【請求項4】  ダイカストマシン各部に設置したセン
    サからの出力信号を適宜処理し、前記ダイカストマシン
    の鋳造運転状態を画面表示または印刷表示するダイカス
    トマシンの鋳造データ表示方法であって、運転にあたっ
    て、予め表示項目を選択し、当該表示項目に対応した表
    示値軸と射出サイクル回数を示すショット数軸との交差
    座標系を設定しておき、運転の際には、各射出サイクル
    の表示値を前記交差座標系に順次プロットしてゆくこと
    を特徴とするダイカストマシンの鋳造データ表示方法。
  5. 【請求項5】  請求項1ないし請求項4の何れかにお
    いて、運転にあたって設定した表示項目の許容範囲およ
    びエラーマークを設定しておき、表示の際には前記許容
    範囲を越えた項目に前記エラーマークを付けることを特
    徴とするダイカストマシンの鋳造データ表示方法。
  6. 【請求項6】  請求項1ないし請求項5の何れかにお
    いて、運転にあたって製品の検査結果に応じてエラーマ
    ークを人手により外部入力し、表示の際には前記入力し
    たエラーマークを対応する項目の表示部分に付けること
    を特徴とするダイカストマシンの鋳造データ表示方法。
  7. 【請求項7】  請求項1ないし請求項6の何れかにお
    いて、運転にあたって各センサに対応した校正データを
    設定しておき、表示の際には各センサからの出力信号を
    各々に対応する校正データで補正することを特徴とする
    ダイカストマシンの鋳造データ表示方法。
  8. 【請求項8】  請求項1ないし請求項7の何れかにお
    いて、前記設定または選択した内容を外部ファイルに記
    録しておき、運転にあたっての設定または選択操作時に
    外部ファイルから読み込むことを特徴とするダイカスト
    マシンの鋳造データ表示方法。
  9. 【請求項9】  請求項1ないし請求項8の何れかにお
    いて、前記各表示の内容を外部の他の処理装置に転送出
    力することを特徴とするダイカストマシンの鋳造データ
    表示方法。
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