JPH0423339B2 - - Google Patents

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JPH0423339B2
JPH0423339B2 JP56067406A JP6740681A JPH0423339B2 JP H0423339 B2 JPH0423339 B2 JP H0423339B2 JP 56067406 A JP56067406 A JP 56067406A JP 6740681 A JP6740681 A JP 6740681A JP H0423339 B2 JPH0423339 B2 JP H0423339B2
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JP
Japan
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disk
disc
slider
clamp arm
guide groove
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP56067406A
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English (en)
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JPS57181415A (en
Inventor
Hideyuki Takahashi
Isami Kenmochi
Takahiro Okajima
Yoshio Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP6740681A priority Critical patent/JPS57181415A/ja
Publication of JPS57181415A publication Critical patent/JPS57181415A/ja
Publication of JPH0423339B2 publication Critical patent/JPH0423339B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/022Positioning or locking of single discs
    • G11B17/028Positioning or locking of single discs of discs rotating during transducing operation
    • G11B17/0284Positioning or locking of single discs of discs rotating during transducing operation by clampers
    • G11B17/0286Positioning or locking of single discs of discs rotating during transducing operation by clampers mounted on a pivotal lever

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  • Automatic Disk Changers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はデイスク演奏装置に関し、特に複数枚
のデイスクを収納出来かつその収納された任意の
デイスクを順次選択して連続した演奏が可能なデ
イスク演奏装置に関するものである。
かかるデイスク演奏装置としては、ジユークボ
ツクスが一般的に知られている。ところが、従来
のジユークボツクスは本体そのものが非常に大き
く、家庭用ジユークボツクスとしては不向きであ
り、業務用として用いられているのが殆どであつ
た。
そこで、本発明は非常に小型にしてデイスクク
ランプ及びアンクランプ動作が確実なデイスク演
奏装置を提供することを目的とする。
近時、デイスクにデイジタル的に信号を入れる
ことにより従来のアナログ的に信号を入れたオー
デイオデイスクに比較して大幅に収容する情報量
を増加させる手段が数種類提案されている。特
に、レーザ光を用いて信号をピツクアツプする一
般にコンパクトデイスクと呼ばれているデイスク
を用いる方法はデイスクの直径が12cmと小さいた
め取り扱いが簡単になると共に、演奏装置を小型
にすることが出来、更には演奏時間が片面で1時
間と従来のオーデイオデイスクの両面演奏時間の
約1.5倍の情報量を収容することが出来る。その
ため、例えば50枚のデイスクには演奏時間が3分
の曲を1000曲収容することが出来、コンパクトデ
イスクはその厚さが約12mmであるため50枚で約6
cmの厚さとなり、その中に1000曲もの曲を収容す
ることが出来る。このようにコンパクトデイスク
を用いることにより一般家庭で使用することので
きる極めて小型のジユークボツクスを提供するこ
とが出来る。そして、この発明のジユークボツク
スを使用することにより多くのデイスクを収容す
るデイスク収容箱を別に用意する必要がなく、又
デイスクにいつさい触れることなくデイスクの選
曲と演奏が出来るため女性や小人が使用してもデ
イスクを損傷したり装置を損傷されることがな
い。
本発明によるデイスク演奏装置においては、デ
イスクをデイスク演奏手段の演奏位置に搬送する
スライダと、該スライダを移動せしめる駆動手段
と、該演奏位置に達したデイスクを演奏可能状態
にクランプするクランパーと、クランプ位置及び
非クランプ位置の間で揺動自在に設けられて該ク
ランパーを支持したクランプアームとを有し、該
スライダに該クランプアームと係合して該クラン
プアームを案内してこれを揺動せしめる少なくと
も一端が開口した案内溝部が形成され、該案内溝
部は該スライダが上記デイスク演奏手段の近傍に
達したときにその開口にて上記クランプアームに
係合し、上記クランプアームに対して上記案内溝
部に沿う揺動の方向とは反対方向へのバイアス力
を付与するバイアス力付与手段を有し、上記案内
溝部の開口端部には該案内溝部の最深部に向つて
漸次縮径するが如きテーパ面が形成されているこ
とを特徴としている。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細
に説明する。
第1図は本発明によるデイスク演奏装置の全体
の構成を示す斜視図である。図において、4は複
数枚のデイスク2を収納しかつ当該デイスクを自
動的に演奏可能な装置本体であり、他のほぼ同サ
イズの装置、例えばアンプ,チユーナなどを積重
ね可能な筐体構造となつている。装置本体4の例
えば前方にはデイスク挿入口3が形成されてお
り、デイスクの着脱が容易に行なえる様にデイス
ク収納部(後述する)が挿入口3の近傍に設けら
れている。挿入口3を閉塞するためのドア5が装
置本体4に対して開閉自在に取り付けられてお
り、当該ドア5は本体前面に設けられたドアスイ
ツチ1により開閉される。6は装置本体4に対し
種々の指令を送出する操作部であり、例えば装置
本体1と分離されてワイヤード又はワイヤレス等
の手段により接続される。
第2図には操作部6の構成が示されており、a
は平面図、bは一部断面を含む正面図、cは側断
面図である。操作部6には、選択したいデイスク
のナンバー、曲目のナンバーを指定する0から9
までのナンバーキー7、指定したナンバーをメモ
リーに登録するENTキー8、デイスクの1枚目
から順次演奏させるか又は指定したデイスクの全
曲を演奏させるALLキー9、メモリー登録終了
後に演奏を開始させるSTARTキー10、メモリ
ーに登録されたデイスク又は曲の演奏途中に次に
登録されてあるデイスク又曲へ移動させる
NTXTキー11、メモリーに登録された内容に
従つてもう一度演奏させるAGAINキー12とが
備えられている。更に、収納してあるデイスクの
タイトル、曲目等を記入し得ると共にその内容を
デイスクの入替に関連して変更可能でかつ容易に
検索可能な記憶手段としての複数枚のインデクス
プレート13、このプレート13に連動して検索
中のインデクスプレートを検出すべくインデクス
プレート13の枚数に対応して設けられた複数の
インデクススイツチ14、上記ナンバー7とは別
途にデイスクのナンバーを指定する1から5まで
のインデクスキー15がそれぞれ付属している。
インデクスプレート13は、デイスクの入替に関
連してデイスクのタイトル,曲目等の変更が容易
に可能である。
また、装置本体4及び操作部6の双方には、そ
れぞれ、指定した或いは演奏しているデイスクナ
ンバー及び曲番を表示するデイスクIND16及
びPROGRAM IND17、演奏中であることを
示すPLAY IND18、後述するキヤリアアセン
ブリが所定の位置に停止してから演奏可能な状態
まで点灯するSTAND BY IND19、上記キヤ
リアアセンベリ及び後述するピツクアツプが所定
の位置へ移動している間点灯するACCESS IND
20、更に指定したデイスクナンバー位置にデイ
スクがない場合或いは表裏を誤つて収納してあり
演奏動作時にこれを検知したとき点灯する
ERROR IND21とからなる表示部が設けられ
ている。
なお、上記した構成においては、記憶手段及び
各種操作キーを一体的に形成した操作部6が装置
本体4と分離して設けられているが、装置本体4
との双方或いは装置本体4(例えば前面)のみに
設けられた構成であつても良い。
第3図には本発明によるデイスク演奏装置の内
部の構成が示されており、aは平面図、bは正面
図、cは側面図である。図において、先述したド
ア5は外周部が塗装等の手段により目隠しされて
おり、その左右にはアンダーベース22に固定さ
れた支持ピン23a,23bとそれぞれ嵌合する
軸受24a,24bを備えている。軸受24a,
24bの例えば一方24aには扇形ギヤ25が取
り付けられている。ドア5を開閉する駆動源とし
てのモータ26と減速機構27がアンダーベース
22に固定されており、当該減速機構27の最終
段のギヤ28が上記扇形ギヤ25と噛合してい
る。最終段のギヤ28の軸29には周壁に凹部3
0aを有するカム30が固定されており、更に上
記凹部30aに嵌合することによつてドア5の開
限界及び閉限界をそれぞれ検出するリミツタース
イツチ31a,31bがカム30の周壁に当接し
ている。
複数枚のデイスク2を収納するためのデイスク
収納部32は、第4図に概略斜視図で示す如く、
一定のピツチで形成された複数の溝部33を有し
てアンダーベース22に固定された支持ベース3
4と、この支持ベース34の溝部33に挿入設置
された複数枚の仕切板35とを備え、仕切板35
間に形成されたスロツトにおいて複数のデイスク
を縦に並置収納する構成となつている。支持ベー
ス34は、連続した一体の部材で形成されてお
り、上述した溝部33の他に、挿入されたデイス
ク2の下端を例えば2点で支持しかつデイスクの
前後方向の移動止めを行なうための一対の支持部
材36,37を前後に例えば一体に備えている。
一対の支持部材36,37は装着されたデイスク
の自由移動を規制しかつ外乱等によるデイスクの
前方への脱落を防止すべく前方(デイスク挿入)
側の部材36が後方側の部材37より高くなる様
に構成されており、また支持ベース34とは別体
に形成されても良い。
デイスク収納部32において、デイスクは2枚
の仕切板35の間に挾まれる格好で収納されてお
り、デイスク移動時のデイスク−仕切板間のねじ
れ等による摩擦を少なくすると共にデイスクの損
傷を防止するために仕切板35は第5図aに示す
様にガイド壁38を有する略I型形状になつてい
ると共に少なくともデイスクとの接触部表面にテ
フロンコーテイングなどによる表面処理が施され
ている。また、仕切板35はデイスクの装着を容
易にすると共に演奏装置からデイスクを収納位置
に戻すときのガイドとしてガイド壁38の前後が
テーパー形状若しくは曲面形状をなしている。特
に演奏位置側のテーパー部38aの先端に平行部
39を形成することにより第5図bに示す様に平
行部39間にデイスク2を位置せしめた状態で演
奏を行ない得るため演奏終了後デイスク2の収納
位置への収納を確実に行なえる。
第3図において、キヤリア40は側面に貫通し
て設けられた丸穴41aと長円穴41bにてガイ
ドバー42a,42bに嵌合し移動可能に支持さ
れる。キヤリア40には演奏に際し後述するスラ
イダーによりデイスク収納部32より引き出され
たデイスクに適合して位置決めをなす凹部をその
上面に有する支持ガイド43が設けられている。
この支持ガイド43はデイスクの中心位置が後述
するクランパーの中心位置より僅かに低くなる様
にデイスクの下端を例えば2点で支持する。支持
ガイド43のデイスク収納部32側はデイスク移
動が円滑に行なわれる様に傾斜面43aで形成さ
れている。なお、反対側をも傾斜面とすることに
より、デイスクの移動に際し、デイスクが演奏位
置より後方にずれた場合であつても正常な演奏位
置に確実に復帰させ得る。
キヤリア40はキヤリア駆動モータ44により
減速機構45を介してワイヤー46にて図の左右
方向に駆動される。ワイヤー46は減速機構45
に結合されたプーリ47及びアンダーベース22
に取り付けられた4個のプーリ48a〜48dに
架設されかつキヤリア40に固定されている。キ
ヤリア40の左右方向における限界位置を検出す
るキヤリアリミツタスイツチ49a,49bが設
けられている。ここで、キヤリア400の退避位
置すなわちホームポジシヨンを図の右限界位置と
した場合、スイツチ49aがキヤリア40のホー
ムポジシヨンを検出する。更に、キヤリア40の
移動位置を検出するキヤリア位置検出センサ50
が設けられている。キヤリア位置検出センサ50
はデイスク収納部32のデイスク収納位置に対応
してキヤリア40の移動方向に沿つて形成された
スリツトを有してアンダーベース22に固定され
たスリツトプレート51と、このスリツトプレー
ト51のスリツト部を挾む様にキヤリア40上に
取り付けられたフオトカプラ52とからなつてい
る。
キヤリア40に取り付けられたメカベース53
には、デイスクを回転させるデイスク駆動モータ
54、メカベース53に対して移動自在に支持さ
れたデイスク情報読取用ピツクアツプ55、この
ピツクアツプ55を駆動する為のピツクアツプ駆
動モータ56及び減速機構57、デイスク収納部
32に収納してあるデイスクを引き出すスライダ
ー58、このスライダー58をガイド、支持する
ガイドベース59等が搭載されている。更に、デ
イスク収納部32より取り出されたデイスクを演
奏位置までガイドする2枚のガイドプレート60
a,60b、これら2枚のガイドプレートのいず
れか一方に取り付けられたデイスクの有無及び表
裏を判別する為のデイスク有無・表裏検知センサ
61、デイスクをクランプする為のクランパー6
2が取り付けられたクランプアーム63などが取
り付けられてキヤリアアセンブリ64を構成し、
デイスク演奏手段となつている。
ピツクアツプ55はメカベース53に取り付け
られた一対のガイドバー65a,65bによりデ
イスクの半径方向において移動自在に支持されて
おり、減速機構57に結合されたプーリ66及び
メカベース53に固定されたプーリ67に架設さ
れたワイヤー68に結合されてピツクアツプ駆動
モータ56により駆動される。ピツクアツプ55
のデイスク内周及び外周における限界位置をそれ
ぞれ検出するピツクアツプリミツタスイツチ69
a,69bが設けられている。
2枚のガイドプレート60a,60bはその後
端部に位置してデイスクが後方に逸脱するのを防
止するストツパーピン70(第15図)により所
定の間隔を維持しつつ保持されていると共に、デ
イスク収納部32側の端部が互いに外側に屈曲し
ている。これによりデイスク収納部32とキヤリ
アアセンブリ64との位置ずれを吸収してデイス
クを確実に演奏位置までガイドし得ると共に演奏
位置でのデイスクの傾きを防止できる。なお、本
実施例においては、ガイドプレート60a,60
bとして板厚の薄い部材を用いその他端を互いに
外側に折り曲げた構成としたが、板厚の厚い部材
を用いその端部間の距離が先端に近づくにつれ
徐々に広がる様に構成されたもの等であつても良
い。
第3図において、デイスクが収納部32から逸
脱するのを阻止するデイスクストツパー71はデ
イスク収納部32の後方に設けられ、又アンダー
ベース22に対して回動自在に枢支されたストツ
パーアーム72により支持されかつ位置規制され
る。ストツパーアーム72には先述したキヤリア
40より突出したカム73に係合可能なカムピン
74が固定されている。カムピン74は、キヤリ
アアセンブリ64が第3図aの右方向の限界位置
すなわちホームポジシヨンにある場合、第6図a
に平面図、bに側面図で示す如く、キヤリア40
のカム73に係合してデイスクストツパー71を
デイスクの移動を阻止する阻止位置に位置せしめ
る。一方、キヤリアアセンブリ64がホームポジ
シヨンから移動した場合には、第7図aに平面
図、bに側面図で示す如く、キヤリア40のカム
73との係合が解除されるためデイスクストツパ
ー71を図の反時計方向に回動せしめてデイスク
の移動を可能とすべく上記阻止位置から退避させ
る。
デイスクストツパー71はデイスク収納部32
のデイスクを後方に押しやつたときにデイスクが
収納部32の支持部材36,37に復帰し得る限
度内で上記阻止位置をとる構成となつており、デ
イスクが支持部材36,37上にあるときデイス
クに接触する位置関係に配置されていても良い。
また、デイスクストツパー71はデイスク収納部
32への装着時にストツパー部材としてデイスク
に係合することによつて収納部32からの逸脱を
阻止すると共に、装置の未使用時には振動等の外
乱による収納部32からのデイスクの移動を阻止
する規制部材として作用する。なお、規制部材は
デイスクストツパー71とは別体に設けられても
良く、又その構成としては種々の達様が考えられ
る。
第8図にはスライダー部の構成が示されてお
り、aは平面図、bは正面図である。図におい
て、ガイドベース59の上面には例えば3本のガ
イド溝75a〜75cが形成されており、スライ
ダー58はガイドピン76a〜76cを介してガ
イド溝75a〜75cに係合することによつてガ
イドベース59に対して直線的に摺動可能となつ
ている。スライダー58にはアーム77a及び7
7bを介して鼓状引出しローラ78及びリセツト
ローラ79が取り付けられており、これらローラ
はデイスク外周を挾持する如く設けられてデイス
ク収納部32から演奏位置へ、逆に演奏位置から
収納部32へデイスクを転がせつつ移動させるデ
イスク移動部材となつており、スライダー58の
摺動方向において所定距離をなして設けられてい
る。
スライダー58を駆動するための駆動モータ8
0及びこのモータ80にベルト81及びプーリ8
2を介して結合したウオームギヤ83がシヤーシ
84を介してガイドベースに取り付けられてい
る。ウオームギヤ83に噛合したメインギヤ85
には同軸に駆動プーリ86が取り付けられてお
り、当該プーリ86に巻き付けられたワイヤー8
7はガイドベース59の両端にそれぞれ設けられ
たプーリ88a,88bを介してスライダー58
に固定されてモータ80の駆動力によつてスライ
ダー58を駆動する。移動するスライダー58の
カム部58aに係合することによつてスライダー
58の摺動限界を検知するスライダーリミツタス
イツチ89a,89b及びデイスク移動時におけ
るデイスクの有無及び表裏を判別する位置を検出
するデイスク判別位置スイツチ89cが設けられ
ている。
第9図にはクランパー部の構成が示されてお
り、aは一部断面を含む平面図、bは一部断面を
含む正面図、cは側面図である。図において、キ
ヤリア40(第3図示)に設けられた受け台90
には軸91を支持点としてクランプアーム63が
揺動自在に取り付けられ、バイアス力付与手段と
してのバネ92により図の時計方向すなわち開方
向に附勢されている。クランプアーム63の回動
量は受け台90より突出したピン93により規制
される。クランプアーム63には先端に磁性体9
4を備えたガイド部95及びクランプアーム63
の反時計方向すなわち閉方向への回動を司るガイ
ドピン96が取り付けられている。ガイドピン9
6は、デイスクが演奏位置にローデイングされた
ときに、先述したスライダー58(第8図参照)
に設けられた係合部材97のガイド溝97aすな
わち案内溝部に係合し、このガイド溝97aに沿
つて移動することによつてクランプアーム63を
バネ92に抗して閉方向に回動させる。略円錐台
状のクランパー62は、底部にリング状マグネツ
ト98、頭部に磁性体99をそれぞれ備え、クラ
ンプアーム63に対しガイド部95にて遊嵌して
いる。なお、クランパー62及びクランプアーム
63は非磁性体からなつている。
クランパー62と対向する側のメカベース53
には、デイスク2を駆動するための駆動モータ5
4が取り付けられており、その回転軸にはデイス
ク駆動手段としてのターンテーブル100が固着
されて回転自在となつている。ターンテーブル1
00はその内部にリング状マグネツト101及び
ヨーク102を内蔵している。
かかる構成のクランパー部において、デイスク
が演奏位置にローデイングされると、スライダー
58に設けられた係合部材97のガイド溝97a
とクランプアーム63のガイドピン96との係合
によりクランプアーム63は閉方向に回動させら
れる。ここで第3図a、第8図a及び第9図aか
ら明らかな如く、案内溝部としてのガイド溝97
aの開口端部には、該ガイド溝の最深部に向つて
漸次縮径するが如きテーパ面97dが形成されて
いる。かかるテーパ面97dを設けたことにより
下記の如き効果が奏される。
即ち、上述した構成においては、クランプアー
ム63が揺動する形式であり、この揺動方向とは
略垂直な方向において移動するスライダ58がこ
れに設けられたガイド溝97aによつて該クラン
プアームのガイドピン96に係合してこれを揺動
せしめるものであるが、このガイド溝97aはス
ライダ58がデイスク演奏手段の近傍に達した時
に初めてガイドピン96に係合するのである。つ
まり、これらクランプアーム及びスライダのよう
に各々が独立した方向において移動する2つの部
材に関し、所定期間においては該両部材が非係合
状態で、ある位置において両者が係合する場合、
各々の部材のメカ動作のバラつきすなわちずれに
よつて係合が円滑に行なわれずに装置全体の動作
不良を招来する懸念がある。前述したテーパ面9
7dはかかる課題を解決するために形成されたも
のである。即ち、ガイド溝97aの開口端部にテ
ーパ面97dを設けることにより、クランプアー
ム63とスライダ58のメカ動作に多少のずれが
出じていようとも、両者の係合が円滑に行なわれ
るのである。
又、前述の如くクランプアーム63に対しバイ
アス力付与手段としてのバネ92によりバイアス
力を付与することによつてその復帰動作をなさし
めると共に、例えば上記の非係合状態におけるク
ランプアーム63の支持をこのバネ92によつて
実施する構成の場合、バネ92の製造時における
ばね定数のバラつき、並びに経年変化によるバイ
アス力の劣化に基づきクランプアーム63の支持
位置が多少変化し、これにより該クランプアーム
とガイド溝97aとの係合が円滑になされなくな
る恐れがある。上述のテーパ面97dの作用によ
つてこの問題も回避することが出来、装置の信頼
性が向上しているのである。さて、クランプアー
ム63の回動に伴つてクランパー62の頭部がデ
イスク2の中心孔を通りターンテーブル100に
挿入される。挿入の際、クランパー頭部の磁性体
99がターンテーブル100内のマグネツト10
1及びヨーク102と共に磁気回路を形成してヨ
ーク102に引かれることにより、クランパー6
2のテーパー部がキヤリア40の支持ガイド43
(第3図c参照)上に載置されたデイスク2を持
ち上げ、ターンテーブル100の載置面100a
にデイスク2を圧接クランプする。更にクランプ
アーム63は回動し、磁性体94とマグネツト9
8との間の吸引力によつて結合していたガイド部
95をクランパー62より離す。これで、クラン
プ力は磁性体99がヨーク102に引かれる力
と、クランパー底部のマグネツト98が磁性体9
4に引かれる力とで二重に強くなる。以上の状態
で、クランパー62、デイスク2及びターンテー
ブル100は他の部材と無接触となり、デイスク
2を安定して回転させることができるのである。
なお、前述した如く、本願発明によるデイスク演
奏装置においては、クランプアーム63が揺動す
る形式であり、スライダー58に形成されたガイ
ド溝97aすなわち案内溝部はクランプアーム6
3の揺動部に設けられたガイドピン96に係合し
てこれを揺動せしめる。かかる揺動形式の故、ガ
イド溝97aをクランプアーム63の一側部のみ
に係合すべく1つだけ設ければクランプアーム6
3は十分なる精度を以て作動する。よつて、ガイ
ド溝97aをクランプアーム63の両側に設け、
しかも該両ガイド溝を同期してクランプアーム6
3に係合せしめるための同期手段を設けるなどの
複雑なる構造とする必要がなく、構成が簡単でコ
ストの低減及び小型化が図り易くなつている。
また、本願発明によるデイスク演奏装置におい
ては、クランプアーム63に対してガイド溝97
aに沿う揺動の方向とは反対方向へのバイアス力
を付与するバイアス力付与手段としてのバネ92
を具備している。従つて、ガイド溝97aがクラ
ンプアーム63から離脱した後の該クランプアー
ムの復帰動作が該バイアス力付与手段により確実
になされ、クランプアーム63の復帰が不完全に
行なわれることによる他部材との接触などが回避
される。
第10図は本発明によるデイスク演奏装置の制
御系のブロツク図であり、操作部6には第2図に
おいて説明した様に選択したいデイスクのナンバ
ー,曲目のナンバーの指定などを行なう選曲用ス
イツチ群601及びデイスクナンバー,曲番或い
は機体の動作モードを表示する表示部602が設
けられている。CPU603、動作プログラムが
書き込まれたROM604及び所定の演算記憶を
するためのRAM605により構成された制御部
は入出力インターフエース606及び出力インタ
ーフエース607を介して前述の操作スイツチ群
601及び表示部602に接続される。
多数のスイツチより成る操作スイツチ群601
はキーマトリクス状に構成され入出力インターフ
エース606を介してキースキヤニング動作によ
り少ない接続線により動作キーの入力が成され
る。操作スイツチ群601の任意に動作されたス
イツチはキースキヤンにより読み取られ、その内
容は表示部602に表示されると共に順次RAM
605中に書き込まれる。
装置本体4には、操作部6と同様なCPU40
1、RAM402及びROM403より構成され
る制御部と、入力インターフエース404、出力
インターフエース405、駆動回路406、被駆
動部407及び入力信号源408が設けられてい
る。
被駆動部407は、指定されたデイスク位置へ
キヤリアを駆動するキヤリア駆動モータ44、デ
イスクを収納位置より演奏位置へローデイングす
るためのスライダー駆動モータ80、デイスクを
回転駆動するデイスク駆動モータ54、デイスク
情報読取用ピツクアツプをデイスク半径方向に移
動させるピツクアツプ駆動モータ56及び各種表
示用素子等より成る。
入力信号源408は、キヤリア移動位置を検出
するための光学手段等より構成されたキヤリア位
置センサ50、キヤリア所定移動区間内を逸脱し
ない様に設けられたキヤリアリミツタSW49a,
b、デイスクが収納位置及び演奏位置にあること
を検知するスライダーリミツタSW89a,b、
ローデイング時に指定のデイスクの有無,表裏を
検知するデイスク有無・表裏検知センサ61、こ
のセンサ61の作動位置を示すデイスク判別位置
SW89c、ピツクアツプの最内周位置及び最外
周位置を検知するピツクアツプリミツタスイツチ
69a,b、デイス駆動モータ54が所定の回転
数に達した事を検知するデイスクモータ速度セン
サ1、該モータの停止を検知するデイスクモータ
速度センサ2、デイスクより所定の復調回路を通
して検出されたコントロール信号より記録最内
周、記録最外周を示す信号或いは記録された曲番
等の情報を検出する情報検出部より成る。
駆動回路406は、各モータの正方向又は逆方
向への駆動及び停止を制御するために2ビツトの
情報を入力源とし、例えば(0,0)を停止、
(0,1)を正方向、(1,0)を逆方向とする。
また、必要に応じて速度を変更することが出来る
様、上述の制御に対し高速,低速を示す1ビツト
を加えた3ビツト情報を入力源とし、例えば、
(0,0,0)を停止、(0,0,1)を正方向,
低速、(0,1,0)を逆方向,低速、(1,0,
1)を正方向,高速、(1,1,0)を逆方向,
高速とすることも出来る。更に、複数の出力ビツ
トとD/A変換器を用いた速度制御手段の兼用も
可能である。
装置本体4及び操作部6は双方向データ伝送系
460で接続されており、双方のCPU401,
603は周辺インターフエースアダプタ(PIA)
409,608を介して所定の符号化されたパラ
レルデータ及びデータ伝送のタイミング信号とし
てハンドシエークモード信号伝送を行なう。
装置本体4は電源投入により機械的な初期位置
(デイスク駆動モータ停止、スライダー解除、キ
ヤリアホームポジシヨンなど)にメカニズムを駆
動させ、初期位置に復帰後双方向データ伝送系4
60を介して操作部6に第1のデイスクナンバー
の送信を要求する。操作部6は演奏順のプログラ
ミング終了後になされるSTARTキー10(第2
図示)の作動に応答して第1のデイスクナンバー
を双方向伝送系460を介し本体4に送る。本体
4は指示されたデイスクナンバーとキヤリア位置
とが一致する様にキヤリア40を駆動させる。キ
ヤリア40の停止位置制御は、例えばキヤリアに
設けられた位置センサ50の出力のカウント信号
と指定デイスクの収納位置に対応した基準カウン
ト値との比較により行なわれる。この間、本体4
及び操作部6はACCESS中を示す表示を行なう
(本体4より操作部6へはACCESS表示のための
データが双方向データ伝送系460により送られ
る)。
指定位置にキヤリア40が到着し停止すると、
スライダー駆動モータ80が駆動され、該当する
デイスクは演奏位置へローデイングされる。この
とき、ローデイング機構の中途の位置に設けられ
たデイスク判別位置スイツチ89cが作動される
と、デイスク有無・表裏検知センサ61の信号が
入力され、情報面が正しい方向にローテイングさ
れるときのみそのままローテイングが継続され、
逆方向面及びローデイングするデイスクがない事
が判定された場合はローテイング機構が反転しロ
ーデイングを中止する。同時に表示部にて、エラ
ーを示す表示がなされる。
演奏位置にローデイングされたデイスクがクラ
ンパー62に正しくクランプされた後デイスク駆
動モータ54が始動し、所定の回転数に達した事
が検知されると、本体4は指定の曲番を操作部6
に要求する。指定曲番とデイスク情報中の曲番と
の比較がなされ、指定曲番の頭の部分へとピツク
アツプ55は高速駆動される。指定曲番がデイス
ク収録曲数より大なる場合は外周のピツクアツプ
リミツタスイツチ69bが作動し、指定曲の発見
が不能であることが判定される。このときピツク
アツプ55は停止しデイスク内周に高速で戻る。
またこの場合もエラーの表示がなされる。所定の
曲番位置へピツクアツプ55が到着した場合は、
ピツクアツプ55はプレイ状態となり該当の曲を
演奏する。同時に表示部にてプレイの表示がなさ
れる。所定の曲の演奏が終了(指定曲番+1の検
出)すると、プレイ中の表示を消すと共に本体4
は次のナンバーを要求し次の演奏へ移る。
次に演奏すべきデイスクが現在演奏中のデイス
クと異なる場合には前述の逆のプロセスを経たの
ち新しいデイスク位置へ移動し、そのデイスクを
前述と同様の動作によりローデイングし演奏を行
なう。同じデイスクの場合は、そのまま演奏すべ
きプログラムナンバーの送信を要求し演奏を開始
する。
第11図にはドア5の制御部の回路ブロツク図
が示されており、装置全体4の前面に設けられた
ドアスイツチ1は抵抗R111,R112、コンデンサ
C111,C112より構成される微分回路によりパルス
信号を発生し、キヤリア40のホームポジシヨン
を検知するキヤリアリミツタスイツチ49aと共
に録理積ゲート110に入力する。論理積ゲート
110の出力はT型フリツプフロツプ111のク
ロツク入力となる。T型フリツプフロツプ111
の2つの出力Q,は各々ドア開リミツタスイツ
チ31a、ドア閉リミツタスイツチ31bと論理
積ゲート113,114の入力となり、この論理
積ゲート113,114の出力は正転,逆転信号
として駆動回路112を介してドア駆動モータ2
6を回転させる。T型フリツプフロツプ111の
リセツト端子には電源リセツト信号が印加され
る。
かかる制御部においては、電源投入時はドアス
イツチ1の操作、キヤリアポジシヨンに拘わらず
リセツト信号が働き、T型フリツプフロツプ11
1はQ=L、=Hにセツトされるため閉リミツ
タスイツチ31bがLレベル(閉じた状態)とな
るまで逆転駆動しドア5を閉じる。一方、ドアス
イツチ1の操作信号はキヤリア40のホームポジ
シヨンを検知するスイツチ49aがLレベル(ホ
ームポジシヨンにある)のときのみ有効となりT
型フリツプフロツプ111を反転し、開リミツタ
スイツチ31aがLレベル(閉じた状態)となる
まで正転しドア1を開き、閉リミツタスイツチ3
1bがLレベル(閉じた状態)となるまで逆転し
ドア1を閉じる。
かかるドア制御部においては、演奏システムを
搭載したキヤリア40がホームポジシヨンにある
ときのみドア5を開放し得る構成であり、これに
より演奏中のデイスクの収納位置に新たなデイス
クを誤収納する等の不具合を未然に防止出来る。
次に、上述した構成のデイスク演奏装置の動作
を説明する。
まず、デイスクの収納に関しては、装置本体4
の前面に設けられたドアスイツチ1を押すと、ド
ア5が自動的に開きドア5のすぐ後方に設けられ
たデイスク収納部32が現われるため仕切板35
で形成された任意のストロツトにデイスク2を差
し込むだけで良い。このとき、ホームポジシヨン
にあるキヤリア40のカム73との係合によりデ
イスクストツパー71が所定の阻止位置にあるた
め(第6図参照)、収納したデイスクが後方に逸
脱することなく確実に収納部32に装着される。
デイスクの収納と同時に操作部6に設けられた該
当するインデクスプレート13のインデクス部1
3aにデイスクのタイトル名、又MEMO部13
bに曲目等を記録しておくことにより収納デイス
クのタイトル及び曲目等を容易に検索出来ること
になる。デイスクの収納終了後、再びドアスイツ
チ1を押すとドア5は自動的に閉じ、選曲可能状
態となる。
選曲方法には、操作部6のナンバーキー7を用
いてデイスクのナンバー、曲のナンバーを順次指
定して行く方法と、複数枚のインデクスプレート
13を開閉し希望するデイスクをインンデクスキ
ー15により指定する方法(曲の指定はナンバー
キー7を用いて行なう)とがある。
前者の選曲方法により例えば収納デイスクのう
ち3枚目のデイスクの5曲目と23枚目のデイスク
の10曲目を指定登録する場合は、第12図aに示
す操作手順に従つてナンバーキー7及びその他の
キーを操作することにより行なわれる。一方、後
者の選曲方法により8枚目のデイスクの3曲目及
び33枚目のデイスクの5曲目を指定登録する場合
は、まず第12図b及びcに示す様に該当するデ
イスクナンバーが記入されたページのインデクス
プレート13を開きデイスクナンバーに対応する
インデクスキー15(図に斜線で示す)を操作
し、次いでナンバーキー7により曲番を指定し、
その後第12図dに示す操作手順に従つて各キー
を操作することにより行なわれる。なお、インデ
クスプレート13を開閉することによりこれに連
動するインデクススイツチが作動しキーの内容が
自動的に変更される。
上記いずれかの選曲方法によるデイスクナンバ
及び曲番の指定登録が終了し、STARTキー10
を押すとACCESS IND20が点灯し、各機構が
動作を開始する。以下第13図のフローチヤート
に基づいて各機構の動作を説明する。
STARTキー10によるスタート指令に応答し
てキヤリアアセンブリ64が所定のデイスク位置
へ移動を開始する。このとき、収納したデイスク
が後方に転るのを防止するデイスクストツパー7
1は、キヤリアアセンブリ64の移動に伴いキヤ
リア40から突出したカム73とデイスクストツ
パー71を支持するストツパーアーム72に固定
されたカムピン74との係合が徐々にはずれ、自
重により第6図bの状態から反時計方向に回動し
収納したデイスクを演奏位置まで引出すのに何ら
支障のない位置まで退避する(第7図参照)。キ
ヤリアアセンブリ64の移動に伴つてDISK
IND16がカウントアツプしデイスク位置に対
応した数で停止し、同時にACCESS IND20が
消灯する。
キヤリアアセンブリ64が所定の位置に停止
後、収納デイスクを演奏位置までローデインする
スライダー58が移動を開始する。スライダー5
8の移動に伴いSTAND BY IND19が点灯す
る。このSTAND BY IND19はデイスクがタ
ーンテーブル100に装着されかつデイスク駆動
モータ54が回転し演奏が開始されるまで点灯し
ている。
スライダー部の動作を第14図を参照して説明
するに、キヤリア40が指定デイスク位置に停止
したときには、スライダー58に取り付けられた
引出しローラ78及びリセツトローラ79は第1
4図aに示す状態にある。この状態でスライダー
駆動モータ80が始動し、スライダー58を後方
(図の矢印方向)に向つて移動させる。これによ
り引出しローラ78がデイスクの外周に当接しデ
イスクをスライダー58の移動に伴ないクランパ
ー62との係合位置すなわち演奏位置(キヤリア
40に設けられた傾斜面43aを有する支持ガイ
ド43)へと移動させる(第14図b)。スライ
ダー58により搬送されたデイスクはキヤリア4
0の支持ガイド43にセツトされる。その後もス
ライダー58は第14図cに示す様にデイスクの
セツト位置より更に移動を続け、これによりデイ
スク外周との間に余剰ストロークSが設けられ
る。この余剰ストロークSにおいて後述するデイ
スクのクランプ動作が行なわれるのである。
スライダー58はデイスクのローデイング中に
そのカム部58aにてデイスク判別位置スイツチ
89cをONさせる。このスイツチ89cのON
に応答して第15図a,bに示す様にガイドプレ
ート60aに設けられたデイスク有無・表裏判別
センサ61が作動し、もしデイスクが無い場合或
いはデイスクが裏面の場合には、スライダー58
はデイスクを収納部32へ返却すべく移動方向を
変える。同時にERROR IND21が点灯する。
正常な場合にはローデイング動作を続け、デイス
クを演奏位置にセツトする。
演奏位置におけるデイスク2′は、第16図に
示す如く、その中心が収納部32におけるデイス
ク2の中心より距離t1だけ低くなる様に支持ガイ
ド43により支持される。デイスクが演奏位置に
セツトされた後、スライダー58の前述した余剰
ストロークSによりスライダー58に設けられた
係合部材97のガイド溝97aとクランプアーム
68に固定されたガイドピン96とが係合してク
ランプアーム68を閉方向に回動させる。クラン
プアーム68の回動に伴つてクランパー62の頭
部がデイスク中心孔を通りターンテーブル100
に挿入される。挿入の際、クランパー頭部の磁性
体99がターンテーブル100内のヨーク102
に引かれることによりクランパー62のテーパー
部62aが支持ガイド43上に載置されたデイス
クを持ち上げ、ターンテーブル100の載置面1
00aにデイスクを圧接クランプする。このとき
のデイスク2″の中心は支持ガイド43上のデイ
スク2′の中心より距離t2(t2<t1)だけ高くなる
(第16図参照)。
ターンテーブル100へのデイスクの装着が完
了すると、スライダーリミツタスイツチ89bが
ONしクランプ完了を検出する。(なお、スイツ
チ89aはスライダー58のホームポジシヨン位
置を検出する。)スイツチ89bのONに応答し
てデイスク駆動モータ54が始動する。デイスク
駆動モータ54が定速に達すると、ピツクアツプ
55が指定曲番の頭の部分へと高速で移動を開始
する。このとき、ACCESS IND20が点灯し、
更にPROGRAM IND7がカウントアツプしピ
ツクアツプ55が指定曲位置で停止すると同時に
その曲番を表示する。ピツクアツプ55は停止位
置から定速走行に移行し演奏を開始する。演奏中
はSTAND BY IND19、ACCESS IND20
は消灯し、PLAY IND18が点灯する。
演奏状態(クランプ状態)においては、第17
図に示す如く、演奏中のデイスク2aの外周がデ
イスク収納部32に位置するデイスク2bの外周
とオーバーラツプし、更には仕切板35の外縁内
に位置する様な位置関係となつている。これによ
り装置本体4の奥行を小さく出来ると共にローデ
イング時のデイスクの引出し量が少なくて良いと
いう効果がある。また、演奏中のデイスク2aの
外周が仕切板35の平行部39間に位置した場合
には、演奏終了後デイスクを収納部32に収納す
るときの誤収納を防止出来るという効果もある。
なお、仕切板35の演奏位置側の形状は第4図に
示す平行部39を有する形状に限定されることな
く、第18図aに示す様にテーパー部35aのみ
を設けこのテーパー部間に演奏中のデイスク外周
を位置せしめても良く、又第18図bに示す様に
単に板状としこの板状の仕切板の端部間に演奏中
のデイスク外周を位置せしめても良い。
指定曲の演奏が終了しかつプログラムされた曲
の演奏がすべて完了すると、PLAY IND18が
消灯しピツクアツプ55がホームポジシヨンに復
帰する。その後デイスクのクランプが解除され、
デイスクがデイスク収納部32に返却される。そ
してキヤリアアセンブリ64がホームポジシヨン
に復帰して一連の動作を終了する。
次に、特殊な場合の動作を説明する。まず、デ
イスクのローデイング中にデイスク有無・表裏判
別センサ61によりデイスクが「無」或いはデイ
スクが「裏面」と判定された場合には、スライダ
ー58の移動方向が反転してデイスク収納部32
へのデイスクの返却動作を行ない、キヤリアアセ
ンブリ64は次の指定デイスク位置へ移動するか
又は指定曲が無い場合にはホームポジシヨンに復
帰する。
また、ピツクアツプ55が移動を開始し指定曲
のサーチを行なつたときに、指定曲番がデイスク
収録曲数より大なる場合すなわち指定曲が無い場
合には外周のピツクアツプリミツタスイツチ69
bの作動によつてピツクアツプ55はホームポジ
シヨンに復帰する。そしてデイスクのクランプを
解除し、デイスクを収納部32へ返却した後は上
述と同様の動作を行なう。
演奏途中でNEXTキー11の操作により次に
登録されてあるデイスク又は曲への移動が指令さ
れたときに、次指定曲が演奏中のデイスクに収録
されている場合はその曲の頭の部分へピツクアツ
プ55が移動し、又次のデイスクへ切換えの場合
は上述した指定曲が無い場合と同様の動作を行な
う。また、AGAINキー12によりメモリーに登
録された内容に従つてもう一度演奏すべく指令さ
れた場合も同様の動作が行なわれる。
なお、かかる構成のデイスク演奏装置は種々の
デイスクサイズに対応出来るが、特に径の小なる
いわゆるコンパクトデイスクと呼ばれるデイジタ
ル・オーデイオ・デイスクに適応することによつ
て従来のジユークボツクスに比して超小型化が可
能となる。また、本発明は上記実施例に限定され
ることなく種々の改変が可能であり、例えばピツ
クアツプ55を含むデイスク演奏手段をデイスク
収納部32の上方に設けた構成であつても良い。
以上から明らかな様に本発明によるデイスク演
奏装置においては、デイスクをデイスク演奏手段
の演奏位置に搬送するスライダ58と、該スライ
ダを移動せしめる駆動手段と、該演奏位置に達し
たデイスクを演奏可能状態にクランプするクラン
パー62と、クランプ位置及び非クランプ位置の
間で揺動自在に設けられて該クランパーを支持し
たクランプアーム63とを有し、該スライダに該
クランプアームと係合して該クランプアームを案
内してこれを揺動せしめる少なくとも一端が開口
した案内溝部(ガイド溝97a)が形成され、該
案内溝部は該スライダが上記デイスク演奏手段の
近傍に達したときにその開口にて上記クランプア
ームに係合し、上記クランプアームに対して上記
案内溝部に沿う揺動の方向とは反対方向へのバイ
アス力を付与するバイアス力付与手段を有する。
このように、デイスクの搬送をなすスライダの
往復動によりクランパーの開閉動作すなわちクラ
ンプ及びクランプ解除動作を行なう構成であり、
スライダの往復動用動力をクランパー開閉動作に
要する動力として兼用しているため、クランパー
開閉専用の動力源が不要でデイスク演奏装置全体
としての小型化が実現しているのである。
また、上述の如く、スライダがデイスク演奏手
段の近傍に達したときに上記案内溝部がクランプ
アームに係合するようになしたことにより、デイ
スク演奏装置全体としての小型化が更に図り易く
なつている。何んとなればクランプアームを位置
決めする他の構成として、大きな案内溝部を設け
てスライダがその全ストロークを移動する間中に
この案内溝部をクランプアームに摺接せしめてお
き、クランプアームをクランプ位置及び非クラン
プ位置の両位置に移動させ且つ位置決めするもの
が考えられる。この構成では案内溝部の長さがス
ライダの全移動ストロークに等しい程度の大きさ
となるために該案内溝部が設けられるスライダ自
体も大きなものとなり、更にこの大きなスライダ
が往復動するための空間も大とせねばならないこ
とからデイスク演奏装置全体が大型となる。
ところが、本発明によるデイスク演奏装置にお
いては上記の如く、スライダがデイスク演奏手段
の近傍に達したときのみクランプアームに係合す
べく案内溝部を小さなものとしているため、デイ
スク演奏装置全体の小型化が図り易くなつている
のである。更に、本願発明によるデイスク演奏装
置においては、クランプアームが揺動する形式で
あり、スライダーに形成された案内溝部はクラン
プアームの揺動部に係合してこれを揺動せしめ
る。かかる揺動形式の故、案内溝部をクランプア
ームの一側部のみに係合すべく1つだけ設ければ
クランプアームは十分なる精度を以て作動する。
よつて、案内溝部をクランプアームの両側に設
け、しかも該両案内溝部を同期してクランプアー
ムに係合せしめるための同期手段を設けるなどの
複雑なる構造とする必要がなく、構成が簡単でコ
ストの低減及び小型化が図り易くなつているので
ある。
また、本願発明によるデイスク演奏装置におい
ては、クランプアームに対して案内溝部に沿う揺
動の方向とは反対方向へのバイアス力を付与する
バイアス力付与手段を具備している。従つて、案
内溝部がクランプアームから離脱した後の該クラ
ンプアームの復帰動作が該バイアス力付与手段に
より確実になされ、クランプアームの復帰が不完
全に行なわれることによる他部材との接触などが
回避されるのである。更に、本願発明によるデイ
スク演奏装置においては、上述の構成に加え、案
内溝部の開口端部に該案内溝部の最深部に向つて
漸次縮径するが如きテーパ面を形成した構成をも
有している。かかるテーパ面を設けたことにより
奏される効果は下記の如くである。
即ち、上述した本願発明の基本的構成において
は、クランプアームが揺動する形式であり、この
揺動方向とは略垂直な方向において移動するスラ
イダに設けられた案内溝部によつて該クランプア
ームに係合してこれを揺動せしめるそのである
が、この案内溝部はスライダがデイスク演奏手段
の近傍に達した時に初めてクランプアームに係合
するのである。つまり、これらクランプアーム及
びスライダのように各々が独立した方向において
移動する2つの部材に関し、所定期間においては
該両部材が非係合状態で、ある位置において両者
が係合する場合、各々の部材のメカ動作のバラつ
きすなわちずれによつて係合が円滑に行なわれず
に装置全体の動作不良を招来する懸念がある。前
述したテーパ面はかかる課題を解決するために形
成されたものである。即ち、案内溝部の開口端部
にテーパ面を設けることにより、クランプアーム
とスライダのメカ動作に多少のずれが出じていよ
うとも、両者の係合が円滑に行なわれるのであ
る。
又、本願発明の如くクランプアームに対しバイ
アス力付与手段によりバイアス力を付与すること
によつてその復帰動作をなさしめると共に、例え
ば上記の非係合状態におけるクランプアームの支
持をこのバイアス力付与手段によつて実施する構
成の場合、バイアス力付与手段としてのばね部材
の製造時におけるばね定数のバラつき、並びに経
年変化によるバイアス力の劣化に基づきクランプ
アームの支持位置が多少変化し、これにより該ク
ランプアームと案内溝部との係合が円滑になされ
なくなる恐れがある。上述のテーパ面の作用によ
つてこの問題も回避することが出来、装置の信頼
性が向上しているのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるデイスク演奏装置の全体
の構成を示す斜視図、第2図aは操作部の平面
図、bは一部断面を含む正面図、cは側断面図、
第3図aは装置本体の平面図、bは正面図、cは
側面図、第4図はデイスク収納部の概略斜視図、
第5図aは第4図の矢印A方向から見た図、bは
第4図の矢印B方向から見た演奏状態における
図、第6図及び第7図はデイスクストツパーの動
作説明図であり、aは平面図、bは側面図、第8
図aはスライダー部の平面図、bは正面図、第9
図aはクランパー部の一部断面を含む平面図、b
は一部断面を含む正面図、cは側面図、第10図
は制御系のブロツク図、第11図はドアの制御部
の回路ブロツク図、第12図a〜dは選曲時の操
作手順を示す図、第13図は各機構の動作を説明
するためのフローチヤート図、第14図a〜cは
スライダー部の動作説明図、第15図はデイスク
有無・表裏判別時における各部材間の位置関係を
示す図であり、aは平面図、bは側面図、第16
図は収納位置及び演奏位置におけるデイスクの相
関図、第17図は演奏状態における仕切板、ガイ
ドプレート及びデイスクの位置関係を示す図、第
18図a及びbは仕切板の演奏位置側端部の他の
形状を示す平面図である。 主要部分の符号の説明 2…デイスク、4…装
置本体、5…ドア、6…操作部、22…アンダー
ベース、26…ドア駆動モータ、32…デイスク
収納部、34…支持ベース、35…仕切板、3
6,37…支持部材、40…キヤリア、43…支
持ガイド、44…キヤリア駆動モータ、50…キ
ヤリア位置検出センサ、54…デイスク駆動モー
タ、55…ピツクアツプ、56…ピツクアツプ駆
動モータ、58…スライダー、60a,60b…
ガイドプレート、61…デイスク有無・表裏検出
センサ、62…クランパー、63…クランプアー
ム、64…キヤリアアセンブリ、71…デイスク
ストツパー、78…引出しローラ、79…リセツ
トローラ、80…スライダー駆動モータ、96…
ガイドピン、97…係合部材、98,101…マ
グネツト、100…ターンテーブル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 デイスクをデイスク演奏手段の演奏位置に搬
    送するスライダと、前記スライダを移動せしめる
    駆動手段と、前記演奏位置に達したデイスクを演
    奏可能状態にクランプするクランパーと、クラン
    プ位置及び非クランプ位置の間で謡動自在に設け
    られて前記クランパーを支持したクランプアーム
    と前記クランプアームに対して前記非クランプ位
    置に向う方向へのバイアス力を付与するバイアス
    力付与手段とを有する演奏装置であつて、前記ス
    ライダに前記クランプアームと係合して前記クラ
    ンプアームを案内してこれを揺動せしめる少なく
    とも一端が開口した案内溝部が形成され、前記案
    内溝部は前記スライダが前記デイスク演奏手段の
    近傍に達したときに前記開口にて前記クランプア
    ームに係合し、前記案内溝部の開口端部には前記
    案内溝部の最深部に向つて漸次縮径するが如きテ
    ーパ面が形成されていることを特徴とするデイス
    ク演奏装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5788560A (en) * 1980-11-19 1982-06-02 Sony Corp Disc recording medium automatic loader

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5788560A (en) * 1980-11-19 1982-06-02 Sony Corp Disc recording medium automatic loader

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