JPH04233218A - 基板上にマスクパターンを投影する装置 - Google Patents

基板上にマスクパターンを投影する装置

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JPH04233218A
JPH04233218A JP3199921A JP19992191A JPH04233218A JP H04233218 A JPH04233218 A JP H04233218A JP 3199921 A JP3199921 A JP 3199921A JP 19992191 A JP19992191 A JP 19992191A JP H04233218 A JPH04233218 A JP H04233218A
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板上にマスクパター
ンを投影する装置であって、該装置は投影ビームを供給
するための照明システムと、マスク保持器と、投影レン
ズシステム及び基板保持器とを相継いで具え、且つ更に
基板調整印とマスク調整印とによって基板に対してマス
クを調整するための装置を具えており、前記装置は調整
ビームを供給する放射線源と、第1調整印とその上に第
1調整印が映像される第2調整印と相互作用していた選
択された調整ビーム部分の通路内に、投影レンズシステ
ム及び放射線高感度検出システムとを具えており、前記
検出システムの出力信号は調整印の相互位置の尺度であ
る、基板上にマスクパターンを投影する装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】マスク印と基板印とを相互に対して調整
することは、これらの調整印を直接にも又間接にも調整
することを意味すると理解される。直接調整の場合には
、マスク調整印又は基板調整印が他方の印、即ち基板調
整印又はマスク調整印上に投影され、且つ放射線高感度
検出システムが前記他方の調整印の後方に配設されてい
る。間接調整の場合には、基板調整印とマスク調整印と
の両方が別の調整印の異なる部分上に投影され、一方放
射線高感度検出システムがこの別の調整印の後方に配設
される。基板調節印とマスク調節印とが相互に対して調
整される範囲は、基板とマスク調整印が別の調整印に対
してどの範囲に調整されるかを検出することにより決定
される。
【0003】選択された調整ビーム部分は第1調整印を
第2調整印上に投影するために有効に使用される調整ビ
ームの部分である。調整印が回折格子である場合には、
この選択された調整ビーム部分は好適に第1調整印によ
りこの調整ビームから形成された+1次及び−1次サブ
ビームである。その代わりに例えば、+3次及び−3次
又はもっと高い次数のサブビームが用いられてもよい。 その他の調整印が用いられる場合には、選択されるビー
ム部分は異なる種類のものである。一例は、この印から
の放射線の0次サブビームが抑制され、且つ分離された
次数がこのサブビームの両側に置かれたビーム部分内で
識別され得ない、第1調整印のいわゆる暗視野照明であ
る。
【0004】上述の種類の装置は、マスクパターン、例
えば一つの且つ同一基板上への集積回路(IC)のパタ
ーンの、反復し且つ縮小した投影用の装置に関連する、
米国特許第4778275 号公報に記載されており、
そのマスクパターン及び基板は、例えば基板平面とマス
ク平面とに平行な平面内で二つの相互に垂直な方向に沿
った二つの連続する照明の間を、相互に対して動かされ
る。
【0005】集積回路は拡散及びマスキング技術によっ
て製造される。異なるマスクパターンを有する多数のマ
スクが半導体基板上の一つの且つ同じ位置に連続的に投
影される。同じ位置への連続的な投影の間にこの基板は
所望の物理的及び化学的変化を受けなくてはならない。 この目的のために、この基板はそれがマスクパターンに
より照明された後にその装置から取り外されねばならず
、且つ基板が所望の処理工程を受けた後に第2マスクパ
ターンにより基板を照明するように基板は再び同じ位置
にその装置内に置かれなくてはならず、以下同様であっ
て、一方第2のマスクパターンの投影及び引き続くマス
クパターンの投影が基板に対して正確に位置決めされる
ことが補償されなくてはならない。
【0006】拡散及びマスキング技術はミクロン単位の
詳細な寸法、例えば統合された光学システムの構造又は
強磁性磁区メモリの案内及び検出パターン及び液晶表示
パネルの構造、を有するその他の構造の製造でも用いら
れ得る。これらの構造の製造においてもまた、マスクパ
ターンの投影は基板に対して非常に正確に調整されねば
ならない。
【0007】基板の単位表面積当たりの多数の電子構成
部品の観点において、且つ結果としてのこれらの構成部
品の小さい寸法の観点において、集積回路が製造される
精度にますます厳しい要求が課せられる。連続するマス
クが基板上に投影される位置は、それ故にもっともっと
正確に確立されねばならない。
【0008】この要求された、基板に対するマスクパタ
ーンの投影の米国特許第4778275 号明細書によ
る装置内で、1ミクロンの数十分の一以内の非常に正確
な位置決め精度を実現することができるために、この装
置は基板内に設けられた調整マスクがそれによりそのマ
スク内に設けられた調整印上に映像されるマスクパター
ンに対して基板を調整するための装置を具えている。基
板調整印の映像がマスク調整印と正確に一致した場合に
は、その基板はマスクパターンに対して正しく調整され
ている。 マスク印上に基板印を映像するための主要素は、投影レ
ンズシステム、すなわちマスクパターンがそれにより基
板上に映像される映像システムにより構成される。
【0009】米国特許第4778275 号明細書によ
る調整装置は充分な態様で主として動作するが、しかし
ある環境の下では今までに不可解な調整誤差が生じるこ
とが見出されていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれらの調整
誤差の原因の発見に関係し、且つこれらの誤差が除去さ
れる装置を提供することをその目的としてとしている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による装置は、検
出システムにより受信される前記選択された調整ビーム
部分内に生じるマスク板における反射による位相差を防
止する手段が、選択された調整ビーム部分の放射線通路
内に配設されたことを特徴とする。
【0012】例えば基板調整印がマスク調整印上に投影
され、且つ調整印が回折格子である場合には、基板調整
印により形成される+1次及び−1次調整ビーム部分が
投影に対して用いられるのに対して、これらの調整ビー
ム部分の対称軸はマスク板に垂直ではなくて、調整に無
関係である特別位相差及びそれ故に特別強度変化が、得
られる調整誤差信号はもはや正しくないと言う結果によ
って、検出システムにより受信される放射線内に作り出
され得ると言う発見に本発明は基づいている。二倍次数
サブビームの部分、だから基板調整印とマスク調整印と
の両方によって回折されるサブビームがマスク板により
マスク調整印に向かってもう一度反射され、且つこの印
により続いて反射され二重次数サブビームの方向に回折
されるので、これらの特別強度変化が作り出される。三
倍次数サブビームとして設計され得るこれらの部分はマ
スク板内の異なる通路長を横切り、検出システムの位置
において相互位相差を具現するので、それらはこの検出
システムの出力信号に影響する。
【0013】マスク板内に反射されたビーム部分がマス
ク調整印上に再び入射しない、あるいは回折格子以外の
印が調整印として用いられている調整装置においても、
上述の位相差及び従って間違った調整信号が作り出され
得る。
【0014】上述の位相差はマスク板の厚さに依存する
ので、基板に対する第1マスク板の調整は、一つの且つ
同じ装置内で異なる厚さのマスク板を用いた場合に、同
じ基板に対して第2マスク板の調整と異なり得る。
【0015】前記位相差が調整誤差に導く程度はマスク
板の反射係数に依存するので、一つの且つ同じ装置にお
ける異なる反射係数を有するマスク板の使用は今度は同
じ基板に対する第1マスク板の調整と第2マスク板の調
整との間の差に導く。
【0016】最後に前記位相差はマスク板上の垂線と調
整ビーム部分の対称軸との間の角に依存し、その角は装
置相互間で異なるであろう。幾つかの装置が一つの且つ
同じ基板の連続した処理過程のために用いられる場合に
は、使用されるマスク板が同じ厚さと反射係数を有して
いる場合さえも、マスクに対する基板の調整は異なり得
る。調整の程度でのこの差はこの時その装置自身内で修
正され得る。しかしながら、使用されるマスク板が異な
る厚さと反射係数との両方又はいずれか一方を有する場
合には、そのような修正は原理的に不可能である。
【0017】調整ビーム部分の対称軸は想像上の軸であ
り物理的軸ではない。第1調整印により+1次と−1次
で回折された調整ビームのサブビームが第2調整印上へ
向けられた場合には、この軸は二つの1次サブビームの
主軸に対して対称に置かれ、且つ例えば投影に関係しな
い架空の0次サブビームの主光線と一致する。
【0018】内部反射による位相差の影響が発見された
後では、本発明で提案されたような全く単純な手段によ
りそれが防止され得る。
【0019】第1の可能性はマスク調整印と対向して置
かれたマスク板表面の一部が調整放射線に対して反射防
止的にされることを特徴とする装置内で実現される。
【0020】これが第2調整印へ反射されるものから二
倍次数のサブビームの部分を防止するので、三倍次数の
サブビームは発生され得ない。
【0021】本発明は調整装置内で用いるように企図さ
れ、且つマスク調整印を有する新奇なマスク板内でも具
現される。このマスク板はマスク調節印に対向して置か
れた板表面の少なくとも一部が調整放射線に対して反射
防止的にされることを特徴とする。
【0022】しかしながら、特殊マスク板を必要としな
い、特別位相差を防止する第2の可能性が好適に利用さ
れる。この可能性が実現される装置は、放射線反射素子
が選択された調整ビーム部分の対称軸をマスク板の平面
にもっぱら垂直に向けるためにマスク調整印の近くに配
設され、前記放射線反射素子は前記マスク板の平面内の
投影ビームの断面よりも相当小さいことを特徴とする。
【0023】二倍次数サブビームの部分は、第2調整印
に向かってもう一度反射され得るので、反対方向に偏向
される三倍次数サブビームが作り出されることは真であ
る。しかしながら、最後に述べたサブビームが第2調整
印の板内の同じ通路長さを横切るので、特別位相差はこ
れらのサブビームの間には生じないことを、この反射素
子が保証する。
【0024】対称軸の垂直方向は、このビーム部分自身
、例えば第1調整印により+1次及び−1次で回折され
たビーム部分が、架空の0次サブビームの主光線に相当
してこれらの部分の対称軸が第2調整印に垂直であるよ
うに向けられることを意味すると理解される。
【0025】偏向素子がマスク調整印の可能な限り近く
に配設されたので、狭いビーム部分が前記印で充分満足
に互いに重なり且つ従ってこの素子の表面は小さくてよ
い。この素子は投影ビームに影響しない。更にその上偏
向素子は比較的小さい方向修正を実現するだけであるの
で、小さい厚さを有することのみが必要である。それ故
に、この素子の機械的及び熱的安定性での厳しい要求を
課する必要はない。
【0026】本発明の別の特徴によると、偏向素子は調
整ビームには透明な材料の楔形本体により構成されてい
る。
【0027】例えば鏡のようなその他の偏向素子が楔形
素子の代わりに用いられてもよい。しかしながら、その
ような鏡に課せられるべき安定性の要求は楔形素子の安
定性に課せられる要求よりも厳しくならねばならない。
【0028】米国特許第4778275 号明細書に記
載されているような基板上にマスクパターンを映像する
装置が、好適に、基板調整印に対して第1マスク調整印
を調整するための前記装置に加えて第2調整ビームによ
って基板調整印に対して第2マスク調整印を調整するた
めの第2の類似の装置を具えている。マスクパターンと
基板との相対角配向はこの時直接的且つ光学的に確立さ
れて、投影レンズシステムが基板上にマスクパターンを
映像する倍率が決定され得る。本発明が使用されるその
ような装置は、第2放射線偏向素子が第2調整ビームの
通路内で且つ第2マスク調整印の近くに配設されている
ことを特徴とする。
【0029】基板単位表面積当たりのもっと多数の電子
構成要素に対する成長する需要、それ故にこれらの構成
要素のより小さい寸法に対する成長する需要によって、
線幅が1μm より相当小さい、例えば0.2 〜0.
3 μm 位の映像をつくることができる装置に対する
大きい要求が存在する。この時には、波長が遠紫外線領
域にある投影ビームが好適に利用される。そのような投
影ビームは、エキシマーレーザ、例えば248nm の
波長を有する弗化クリプトンレーザ、193nm の波
長を有する弗化アルゴンレーザ、あるいは周波数が4倍
され且つ256nm の波長を有するヤグレーザ(ネオ
ジム−イットリウム−アルミニウム−ガーネットレーザ
)により供給され得る。
【0030】米国特許第4778275 号明細書に記
載されていたように、そのようなビームは基板上に設け
られるフォトレジストになんらの変化も生じることがで
きず、且つそのようなビームはこのフォトレジストによ
り弱められないので、633nm の波長を有するヘリ
ウム−ネオンレーザビームが調整ビームとして好適に用
いられる。この投影レンズシステムはこの投影ビーム波
長に対して最適に修正されて、基板上にマスクパターン
の尖鋭な映像を形成できる。しかしながら、調整ビーム
の異なる波長によって、基板印とマスク印とがこのビー
ムと投影レンズシステムとにより相互の上に尖鋭に映像
できない。投影レンズシステムにより形成される基板調
整印の尖鋭な映像は関連するマスク調整印から幾らかの
距離に置かれる。その結果は放射線高感度検出システム
の信号から得られる調整信号はもはや調整誤差のみによ
り決定されず、例えば基板の傾斜によってあるいは調整
ビームの不安定によっても影響されることになる。調整
信号が所望の値を有するようにマスク調整印に対して基
板調整印を移動した場合には、その時調整誤差が依然と
して存在し得る。
【0031】基板調整印が投影レンズシステムに対する
調整ビームの非最適波長にもかかわらず、基板調整印が
それでもマスク調整印上に尖鋭に映像されることを達成
するために、この装置は好適に更に、屈折修正素子が調
整ビームの通路内で且つ投影レンズシステム内に配設さ
れ、該素子は前記素子の平面内で投影レンズシステムの
断面より相当小さく、且つ第1調整印からの選択された
調整ビーム部分のみを第2調整印上に向け且つ合焦する
ことを特徴とする。
【0032】第1調整印により形成される調整ビームの
異なる回折次数のサブビームが、修正素子の平面内で充
分分離されるような高さに、屈折修正素子が投影レンズ
システム内に配設されるので、これらのサブビームは別
々に影響され、且つこの修正素子は投影ビームとそれに
より形成されるマスク映像との上に無視できる影響しか
有しない。そう言う事情ではこの修正素子は投影ビーム
に対して不透明であってもよい。これが投影ビーム内に
おいてこの素子が位相差を生じることを防止する。
【0033】この装置の好適な実施例は、修正素子が投
影レンズシステムのフーリエ面内に配設されていること
を特徴とする。
【0034】この投影レンズは第1レンズ群内と第2レ
ンズ群内とに配設されていると考えてもよい多数のレン
ズ素子を有するレンズシステムを具えている。フーリエ
面はこれらの二つのレンズ群の間に存在する。第1レン
ズ群は対象、この場合には調整印のいわゆるフーリエ変
換を形成し、一方第2レンズ群はこのフーリエ変換を対
象の映像に変換する。対象により形成される調整ビーム
の種々の回折次数がフーリエ面内で合焦され且つ相互か
ら分離される。
【0035】この修正素子は屈折素子であるから、それ
は通過する光線の方向に影響し、従ってこれらの光線が
組み合わされる点の位置を直接移動し、この修正素子そ
れ自身内ですでに非常に有効である。更にその上、屈折
修正素子が第2調整印から比較的大きい距離に配設され
るので、それの有効性が相当増大される。この素子の光
学力はそれ故に制限されたままで留まり得るので光学力
は機械的及び熱的不安定に対して比較的影響されない。
【0036】屈折修正素子の付加的な利点は、この素子
が選択された次数で回折された第2調整印への調整ビー
ムの部分のみを偏向するので、この素子が選択された回
折次数に対して空間的フィルタとして動作することであ
る。結果として、既知の装置のように放射線通路内に個
別の次数のフィルタを配設する必要なく、既知の利点が
得られる。前記の利点は、それによって第1調整印が第
2調整印上に映像されるコントラストが増大し、第1調
整印内の可能な不規則性が得られる調整信号になんら影
響を有さず、且つそれにより二つの印が互いに対して調
整される精度が映像に対して調整ビームの0次サブビー
ムをも用いる場合の二倍大きくなる。
【0037】屈折修正素子は種々の形状を有してもよく
、且つ例えば二重光学楔から成ってもよい。
【0038】この装置の好適な実施例は屈折修正素子が
レンズであることを特徴とする。
【0039】そのような修正レンズによって、焦点の位
置を修正することができるばかりでなく、それにより基
板調整印が映像される倍率がより大きい部分に対して修
正され得る。
【0040】本発明による装置の種々の実施例が存在し
、それらの実施例は基板調整印とマスク調整印とが相互
の上及びあるいは基準調整印上に映像される方法におい
て互いに区別される。
【0041】第1の実施例は、第1調整印が基板調整印
であり第2調整印がマスク調整印であって、且つ放射線
反射素子が基板調整印から来る調整放射線の通路内に配
設されていることを特徴とする。
【0042】第2の実施例は、第1調整印がマスク調整
印であり第2調整印が基板調整印であって、且つ放射線
反射素子がマスク調整印から来る調整放射線の通路内に
配設されていることを特徴とする。
【0043】第3の実施例は、第2調整印が基板の外側
で且つマスクの外側に置かれた基準調整印であって、且
つ基板調節印とマスク調節印との両方が前記基準調節印
上に各々映像れる第1調整印を構成していることを特徴
とする。
【0044】第4の実施例は、調整装置の放射線源が基
板調整印の平面内、及びマスク調整印の平面内に干渉縞
を形成する二つの放射線ビームを供給し、第1調整印が
前記干渉縞により構成され、且つ基板調整印とマスク調
整印との両方が第2調整印であることを特徴とする。
【0045】この装置の好適な実施例は更に、基板調整
印が位相回折格子により構成され、マスク調整印が振幅
回折格子により構成されていることを特徴とする。
【0046】米国特許第4251160 号明細書に記
載されているように、例えば正方形印又は垂直に交差す
る帯のようなその他の調整印と比較されるような周期的
格子が、位置誤差を測定する場合に格子にわたる平均化
が生じると言う利点を有する。結果として、格子が格子
帯の公称幅からの偏差、及び断面格子の場合には、格子
溝の公称断面からの偏差の両方又はいずれか一方のよう
な不規則性を有する場合でさえも、正確に調整すること
ができる。基板格子は集積回路の全生産サイクルに対し
て一回だけ与えられるべきであり、各々新しく設けられ
る層に設けられる必要はない。振幅格子と比較して、基
板上の位相格子はそれらがよく「見える」ままであると
言う利点を有する。更にその上、位相格子は、それに対
して基板が集積回路の製造中に受けねばならない多数の
拡散過程によく耐える。
【0047】格子形状の調整印を組み合わせること及び
選択された次数のサブビームを濾波することにより、調
整信号が格子形状のより高い次数の偏差により影響され
ないことが達成される。
【0048】本発明による装置の好適な実施例は更に、
第2調整印と検出システムにより観察される第1調整印
のこの印上の映像とを相互に対して周期的に置き換える
ために、周期的信号により制御される手段が調整ビーム
の放射線通路内に配設されていることを特徴としてもよ
い。格子印の場合には、この移動はおよそ第2調整印の
半分の周期である。
【0049】前記の手段は、この調整印が周期的に動か
されるように第2調整印に対する駆動部材によって構成
されてもよく、あるいは第1調整印の映像が第2調整印
を横切って有効に振動されることを保証する偏り高感度
素子と組み合わされた分極変調器によって構成されても
よい。第2印に対して検出システムにより観察される第
1印の映像を周期的に移動することにより、ダイナミッ
ク調整信号が得られ且つこの装置の精度と感度とが大幅
に改善される。基板調整印のみが弱く反射される場合に
は後者が重要である。
【0050】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図面を参照し
て詳細に説明する。
【0051】図1は基板上にマスクパターンを反復的に
映像するための装置の一実施例を示している。この装置
の主構成要素は投影支柱であり、その中に映像されるべ
きマスクパターンcとそれにより基板がマスクパターン
cに対して位置決めされ得る可動基板台WTとが配設さ
れている。
【0052】この投影支柱は、例えばレーザLA、例え
ば弗化クリプトンレーザと、レンズシステムLSと、鏡
REと、及び集光レンズCOとを具えている照明システ
ムを組み込んでいる。投影ビームPBがマスク台MT上
に配置されたマスクMA内に存在するマスクパターンc
を照明する。
【0053】マスクパターンcを通過する投影ビームP
Bは投影支柱内に配設されて図式的にのみ示されている
投影レンズシステムPLを横切り、その投影レンズシス
テムは基板W上にマスクパターンcの映像を形成する。 この投影レンズシステムは、例えば倍率M=1/5 、
開口数N.A.=0.48及び21.2mmの直径を有
する回折制限された映像視野を有している。
【0054】この基板Wは例えば空気軸受に支持された
可動基板台WT上に配置されている。投影レンズシステ
ムPLとこの基板台WTとは、例えば下側では花崗岩の
基台盤BPにより、上側ではマスク台MTにより閉じら
れているハウジングHO内に配設されている。
【0055】図1内の上部右隅に示されているように、
マスクMAは2個の調整印M1 とM2 とを有する。 これらの印は好適に回折格子から構成されているが、そ
れらの印はそれらの周りから光学的に区別される正方形
又は帯のようなその他の印により代わりに形成されても
よい。 この調整印は好適に二次元的であり、すなわちそれらは
図1内のx及びy方向である二つの互いに垂直な方向に
延在している。基板W例えば上にパターンcが何回も隣
合わせて投影されなくてはならない半導体基板が、複数
の調整印、好適には二次元的回折格子をも具えていて、
それらのうちの2個のP1 及びP2 が図1に示され
ている。これらの印P1 及びP2 はパターンcの投
影が形成されねばならない基板W上の領域の外側に置か
れる。好適には、格子印P1 及びP2 は位相格子の
形態であり且つ格子印M1 とM2 とは振幅格子の形
態である。
【0056】図2は拡大寸法で2個の同じ基板位相格子
のうちの1個の実施例を示す。そのような格子は4個の
副格子P1,a,P1,b,P1,c及びP1,dを具
えており、そのうちの2個P1,bとP1,dとはx方
向の調整のために用いられ、他方の2個の副格子P1,
aとP1,cとはy方向の調整のために用いられる。こ
れらの2個の副格子P1,bとP1,cとは、例えば1
6μm の格子周期を有し、副格子P1,aとP1,d
とは、例えば17.6μm の格子周期を有する。各副
格子は例えば200×200 μm の寸法を有し得る
。原理的には 0.1μm より小さい調整精度がこれ
らの格子と適当な光学システムとにより達成され得る。 この調整装置の捕捉範囲を増大するようにこの異なる格
子周期が選択された。
【0057】図1は調整装置の第1実施例、すなわち二
重調整装置を示し、その中では2個の調整ビームbとb
’ とがマスク調整印M2 上に基板調整印P2 を、
且つマスク調整印M1 上に基板調整印P1 を調整す
るために使用されている。このビームbは反射素子30
、例えば鏡によってプリズム26の反射面27へ反射さ
れる。この反射面27はビームbを基板調整印P2 へ
反射し、その基板調整印はビームb1 として放射線の
一部を関連するマスク調整印M2 へ送り、そこで基板
調整印P2 の映像が形成される。反射素子11、例え
ばマスク調整印M2 を通過する放射線を放射線高感度
検出器13へ向けるプリズムが、マスク調整印M2 の
上に配設されている。
【0058】第2調整ビームb’ が鏡31により投影
レンズシステムPL内で反射器29へ反射される。この
反射器29がこのビームb’ をプリズム26の第2反
射面28へ送り、この反射面がこのビームb’ を基板
調整印P1 上へ向ける。この印がビームb1’ とし
てビームb’ の放射線の一部をマスク調整印M1 へ
反射して、そこに基板調整印P1 の映像が形成される
。マスク調整印M1 を通過するビームb1’ の放射
線が反射器11’ により放射線高感度検出器13’ 
の方へ向けられる。
【0059】この二重調整装置の動作はそのような装置
の別の実施例を示している図3を参照して更に説明され
るであろう。
【0060】この投影装置は更に投影レンズシステムP
Lの焦点面と基板Wの表面との間の偏差を決定するため
の焦点誤差検出システムを具えているので、この偏差は
、例えば投影レンズシステムの軸に沿ってこの投影レン
ズシステムを動かすことにより修正され得る。このシス
テムはこの投影レンズシステムへ固定的に接続されてい
る(図示してない)保持器内に配置されている要素40
, 41, 42, 43, 44, 45及び46に
よって構成され得る。参照符号40は放射線源、例えば
合焦ビームb3を放射するダイオードレーザを表してい
る。このビームは反射プリズム42により非常に小さい
角度で基板上へ向けられる。基板により反射されたこの
ビームはプリズム43により逆反射体44の方へ向けら
れる。要素44がそれ自身内でこのビームを反射するの
で、このビーム(b3’)はもう一度プリズム43、基
板W及びプリズム42での反射を通して同じ通路を通過
する。このビームb3’ は部分的反射素子41、反射
素子45を介して放射線高感度検出システム46へ到達
する。この検出システムは、例えば位置依存検出器又は
2個の分離検出器を具えている。このシステム上にビー
ムb3’ により形成される放射線スポットの位置は、
それに対してこの投影レンズシステムの焦点面が基板W
の平面と一致する程度に依存している。この焦点誤差検
出システムの広範な説明に対する参考文献は米国特許請
第4356392 号明細書になされている。
【0061】非常に正確に基板台WTのx及びy位置を
決定するために、この投影装置は多軸干渉計を具えてお
り、その多軸干渉計の単一軸サブシステムのみが、レー
ザの形態での放射線源50、ビーム分割器51、固定的
に配置された反射素子52及び検出システム53によっ
て図1に図式的に示されている。この放射線源50によ
り放射されるビームb4はビーム分割器により測定ビー
ムb4,mと基準ビームb4,rとに分割される。測定
ビームは基板台の反射側面に到達し、且つビーム分割器
51が反射された測定ビームを反射素子52により反射
された基準ビームと検出システム53の位置で干渉縞を
形成するように結合する。合成干渉計システムは米国特
許第4251160 号明細書に記載されたように実行
されてもよく、且つその時そのシステムは二つのビーム
により動作する。このいわゆる2軸干渉計システムの代
わりに、米国特許第4737823 号明細書に記載さ
れたような3軸システムが用いられ得る。
【0062】位置の調整の間に干渉計の形態でのこの基
板台位置検出装置を用いることによって、調整印P1 
とP2 及びM1 とM2 の位置及びそれらの間の相
互距離が前記の干渉計システムにより定義された座標の
システムに関係付けられ得る。それで投影装置のフレー
ム、又はこのフレームの構成要素を参照することは必要
ないので、例えば温度変動、機械的歪み及び同様なもの
によるこのフレーム内の変動は測定になんらの影響をも
有しない。
【0063】投影レンズシステム内へ調整ビームbとb
’ とを結合する異なる方法により図1の実施例と区別
される実施例を参照して、図3は二重調整装置の原理を
示している。この装置は二つの分離された且つ同一の調
整システムAS1 とAS2 とを具えており、それら
の調整システムはこの投影レンズシステムPLの光学軸
A−A’ に対して対称に位置決めされている。調整シ
ステムAS1 はマスク調整印M2 に関連し、調整シ
ステムAS2 はマスク調整印M1 に関連している。 二つの調整システムの相当する要素は同じ参照符号によ
り表されており、調整システムAS2 の参照符号はダ
ッシュを付けることにより調整システムAS1 の符号
と区別されている。
【0064】マスク印M2 と例えば基板印P2 との
相対位置が決定される方法と同様に、調整システムAS
1 の構造を以下に説明しよう。
【0065】この調整システムAS1 は放射線源1、
例えば調整ビームbを放射するヘリウム−ネオンレーザ
を具えている。このビームはビーム分割器2により基板
Wに向けて反射される。このビーム分割器は部分的透明
鏡又は部分的透明プリズムであってもよいが、そのビー
ム分割器はなるべくλがビームbの波長である四分の一
波長板(以下λ/4板と略する)3に継承される偏光高
感度分割プリズムであるとよい。この投影レンズシステ
ムPLは、ビームbを基板W上に大体1mmの直径を有
する小さい放射点Vへ合焦する。この基板がマスクMの
方向にビームb1としてビームの一部を反射する。この
ビームb1が投影レンズシステムPLを横切り、そのシ
ステムがマスク上に放射点Vを映像する。この基板が照
明装置内に配置される前に、この装置へ結合された前調
整部署、例えば欧州特許出願第0164165 号明細
書に記載された部署において前調整されているので、放
射点Vは基板印P2 上に置かれる。それでこの印はマ
スク印M2 上にビームb1により映像される。この投
影レンズシステムの倍率Mを考慮して、マスク印M2 
の寸法は基板印P2 の寸法が適用されるので、この二
つの印が正しい方法で相互に位置決めされた場合には、
基板印P2 の映像はマスク印M2 と正確に一致する
【0066】基板Wへの及び基板Wからのビームの通路
上で、ビームbとb1とは光学軸が放射線源1から来る
線型に偏光されたビームbの偏光の方向に45°の角度
で延在するλ/4板3を二回横切る。それでこのλ/4
板を通過するビームb1は、ビームbに対して90°回
転されている偏光の方向を有するので、ビームb1は偏
光分割プリズム2を通過する。λ/4板と組み合わせた
偏光分割プリズムの使用は、調整ビームを調整システム
の放射線通路内へ結合する場合に、最小放射線損失の利
点を与える。
【0067】調整印M2 を通過したビームb1はプリ
ズム11により反射されて、例えば別の反射プリズム1
2により放射線高感度検出器13の方へ向けられる。こ
の検出器は、例えば図2による副格子の数と一致して4
個の別々の放射線高感度範囲を有する、例えば合成フォ
トダイオードである。これらの検出器の出力信号は基板
印P2 の映像とのマスク印M2 の一致の尺度である
。これらの信号は電子的に処理され得て、駆動システム
(図示せず)によって基板に対してマスクを動かすため
に用いられ得るので、基板印P2 の映像はマスク印M
2 と一致する。 かくして、自動調整装置が得られる。
【0068】例えば部分的透明プリズムの形態でのビー
ム分割器14は、プリズム11と検出器13との間に配
置され得て、そのビーム分割器がビームb2としてビー
ムb1の一部を分割する。分割されたビームb2はその
時、例えば調整印P2 とM2 とが照明装置の操作者
に見えるモニタ(図示せず)へ結合されているテレビジ
ョンカメラ17上の2個のレンズ15と16とを介して
入射する。この操作者はそれで二つの印が一致している
かどうかを確かめ得て、もし必要ならば、これらの印が
一致するようにマニピュレータによって操作者が基板W
を動かし得る。
【0069】調整印M2 とP2 とに対してこれまで
説明したの類似して、調整印M1 とP2 及び調整印
M1 とP1 がそれぞれ相互に対して調整され得る。 調整システムAS2 がこの二つの最後に述べた調整に
対して用いられる。
【0070】この調整システムによった調整手順につい
ての詳細に対する参照は米国特許第4778275 号
明細書でなされる。
【0071】格子又はその他の回折素子の形態での調整
印P1 とP2 とは、その上に入射する調整ビームを
反射されない0次サブビームと複数の(反射された)1
次及びもっと高い次数のサブビームとに分割する。これ
らのサブビームのうちの同じ次数を有するサブビームの
みが、好適には1次サブビームのみが、マスク調整印上
に基板調整印を映像するように調整装置内で選択される
。 マスク調整印上に入射するサブビームがこの印により異
なる回折次数に分割されるので、二倍回折次数の複数の
サブビームが作り出され、それらのサブビームは関連す
る放射線高感度検出器13と13’ の方へ向けられて
互いに干渉する。基板に対するマスクの調整誤差が生じ
た場合に動く干渉縞がそれでこの検出システムの位置で
作り出される。
【0072】図1及び図3に示したように、基板調整印
P2 とP1 とにより形成されるサブビームの対称軸
であると考えられるビームb1とb1’ との主光線は
、マスク板MAを斜めに横切る。格子の形態での調整印
M1 の位置におけるこのマスク板の一部が図4に拡大
尺度で示してある。この図も、基板調整印(図示せず)
により形成された主光線b1’(+1) とb1’(−
1) とを示している。符号SAはサブビームb1’(
+1) とb1’(−1) との対称軸を表しており、
この軸の方向は、例えば、阻止されて印M1 へは到達
しない0次サブビームb1’(0)の軸と一致する。サ
ブビームb1’(+1) から格子印M1 により形成
されるサブビームb1’(+1,0) とb1’(+1
,−1)と、サブビームb1’(−1) から形成され
るサブビームb1’(−1,0) とb1’(−1,+
1)とは、検出システム131(図示せず) により捕
捉される。異なる二倍回折次数を有するサブビームは、
阻止されるか、又はそれらが検出システムへ到達しない
ような角度で回折され得る。
【0073】図4に示したサブビームb1’(−1,0
) 、b1’(+1,−1)、b1’(+1,0) 及
びb1’(−1,+1)のみが検出システムの位置にお
いて互いに干渉するかぎり、対称軸の斜めの部分は調整
誤差にはならない。しかしながら、本出願人が発見し且
つ図5に示したように、二倍次数サブビームb1’(+
1,0) の部分はマスク板MAの上側により反射され
るので、その部分はもう一度格子印M1 上に入射する
。 三倍次数サブビームb1’(+1,0,−1) がその
時この格子により形成されて、そのサブビームは二倍次
数サブビームb1’(−1,0) 及びb1’(+1,
−1)と同じ方向を有する。二倍次数サブビームb1’
(−1,0)の部分もマスク板の上側により反射され得
るのでその部分はもう一度格子印M1 上に入射する。 この入射が二倍次数サブビームb1’(+1,0) 及
びb1’(−1,+1)と同じ方向を有する3倍次数サ
ブビームb1’(−1,0,+1)を作り出す。
【0074】マスク印M1 は3次、5次及びもっと高
い次数のサブビームをも供給し得て、且つもっと高い次
数の反射もマスク板内で起こり得るけれども、二倍と三
倍の1次回折サブビームのみを用いるのが包括の目的に
対して一層良く、且つ充分である。
【0075】このサブビームb1’(+1,0,−1)
はマスク板MA内で通路ABCDを通過し、サブビーム
b1’(−1,0,+1)は通路ABCDより短い通路
AEFGを通過する。従って、三倍次数サブビームb1
’(+1,0,−1)とb1’(−1,0,+1)との
間及びこれらのサブビームと相当する二倍次数サブビー
ムとの間に位相差がある。マスク板の厚さ、及び対称軸
SAとマスク板上の垂線nとの間の角φとに主として依
存するこの位相差の結果として、干渉縞が検出システム
に対して移動され、その移動は調整誤差には無関係であ
る。この移動の結果として、いわゆるオフセットが調整
信号と基板に対するマスクの実現された調整とに生じ、
このオフセットの大きさはマスク板の反射係数と厚さと
に依存する。異なるマスクが用いられる一つの投影装置
に対して、このオフセットは異なるマスクに対して異な
り得て、一方異なる投影装置において連続的に用いられ
る一つのマスクに対しては、角φが異なり得るので、こ
の異なる装置内でのオフセットは異なり得る。
【0076】ガスレーザにより供給されるような干渉性
の調整放射線を用いる場合には、前記オフセットは比較
的大きいが、エキシマレーザ、半導体レーザあるいは水
銀灯により供給されるような少ない干渉性又は非干渉性
の調整放射線を用いる場合にも、より小さい程度である
とはいえ生じ得る。
【0077】調整誤差の原因の発見に加えて、本発明は
これらの誤差を除去する二つの可能性をも提供する。一
般的に用いられ得て、即ち調整ビームの回折次数の数に
依存せず、且つ投影装置に対する最も単純な可能性であ
る第1の可能性は、マスク板の上側に反射防止塗装を設
けることである。この時、3倍の回折次数は作り出され
得ず、それが図4に図解した状態となる。
【0078】図6はそのような層ARを有する新奇なマ
スク板MAを示している。この層は投影ビームがそれに
より影響されないような方法で構成され得る。その時こ
の層はマスク板の全表面を覆い得る。
【0079】しかしながら、図7に示したように、その
代わりにマスク調整印M1 とM2 との位置において
のみ反射防止塗装AR1 及びAR2 を塗布すること
も可能である。図1に示したように、投影ビームPBは
マスク調整印M1 とM2 及び層AR1 とAR2 
を横切らないから、この層を構成する場合に投影ビーム
は考慮する必要がない。
【0080】例えば二つの回折次数のみがこのマスク上
に入射する場合である、マスク上に入射する調整放射線
が対称軸を有する場合には、その可能性がマスク板のな
んらの適用をも必要とせず、且つ用いられ得る前記調整
誤差を除去する第2の可能性は、投影レンズシステムP
Lとマスク板MAとの間にビーム偏向素子を配置するこ
とであり、その素子が使用されるサブビームの対称軸が
マスク板に垂直であることを保証し、即ち等しいがしか
し反対回折次数サブビームを有するこれらの主光線が、
等しいがしかし反対の角度でマスク板上に入射すること
を保証する。
【0081】図8は基板調整印P1 から発生する1次
サブビームb1’(−1) 及びb1’(+1) がマ
スク調整印M1 上に対称的に入射する状態を示してい
る。マスク板の上側により反射され且つ格子M1 によ
り3倍次数サブビームb1’(−1,0,+1)として
反射されるサブビームb1’(−1,0) の部分は、
マスク板を通って通路HIK を横切り、その通路は三
倍次数サブビームb1’(+1,0,−1)により横切
られる通路HI’K’ と同じ長さであって、そのサブ
ビームb1’(+1,0,−1)はマスク板の上側によ
り反射されるサブビームb1’(+1,0) の部分か
ら形成される。かくして三倍次数サブビームと相当する
二倍次数サブビームとの間にはもはやなんらの位相差も
存在せず、それにより前述の調整誤差の原因は除去され
る。
【0082】図9は本発明が使用されている二重調整装
置の一実施例を示している。楔形素子WE1 とWE2
 とがマスク調整印M1 とM2 との下に配置され、
その素子が調整ビームb1’ とb1との主光線がマス
ク板MAに垂直になるような方法で基板調整印P1 と
P2 とからのこれらの調整ビームb1’ とb1との
主光線を偏向する。この調整ビームは既知の方法でマス
ク調整印M1 とM2 とを横切り、続いて反射器11
’と11とにより検出システム13’ と13の方へ向
けられる。マスクと基板とはこれらのシステムの出力信
号によって、例えば米国特許第4698575 号明細
書に記載された二つの頭部付き矢印70と平行四辺形構
造71によって記号的に示されているように、マスク台
MTを移動することにより、互いに対して調整され得る
【0083】図9の実施例においては、調整ビームbと
b’とは各々が放射線源1(1’)、2個のレンズ60
, 62(60’, 62’)及びそれによりビームb
(b’)の方向の精密調節が実現され得る調節可能な平
らな平行板61, (61’) を具えている二つの別
々の照明システムIS1 及びIS2 から来る。この
レンズ60と62とは放射線源1(1’)の映像の質が
維持されることを保証する。調整ビームbとb’とは投
影レンズシステム内に存在する反射プリズム26により
基板調整印P1 とP2 との方へ反射される。単純化
のためにフーリエ平面より下のレンズ群のみがこの投影
レンズシステム内の一つのレンズ素子PL1 によって
図式的に図解されている。
【0084】以下に説明するように、ビーム結合プリズ
ム26がこの投影レンズシステムのフーリエ平面の高さ
において好適に存在する。楔によって修正されなくては
ならない角度φは、 tanφ= (M1 −M2)/(2×EP)で定義さ
れ、ここで (M1 −M2)はマスク印M1 とM2
 との間の距離であり、EPはマスク板MAとマスクの
側における投影レンズシステムの出口瞳UPとの間の距
離である。マスク印M1 とM2 との間の距離が96
mmであり、距離EPが 400mmである投影装置の
一実施例においては、修正されるべき角φは120mr
ad である。これがわずか240mrad の楔角φ
WEを有する楔を必要とする。そのような楔はたった2
mmの厚さを有するガラスの小片から成り得る。そのよ
うな楔に機械的及び熱的な安定性の厳しい要求を課する
ことは不必要である。
【0085】軸方向において、この楔はM×Δa/φ(
nm/mrad)の精度でマスク板に対して安定な方法
で位置決めされねばならない。ここでMは投影レンズシ
ステムの倍率であり、Δaは基板の範囲においてまだ容
認できる調整誤差である。倍率M=5を有する一実施例
では、Δa=5nm、φ=120mrad であり、M
×Δa/φの値は120nm である。そのような楔に
ついて、もしマスク印M1 とM2 との間の距離が図
9における距離EPよりも大幅に短ければ、倍率誤差の
測定、及び米国特許第4778275 号明細書に記載
されているように基板印P1 とP2 及びマスク印M
1 とM2 の援助なしに実行され得る検査が、まだ充
分満足に機能することが見出された。
【0086】楔の代わりに、例えば鏡又はレンズのよう
な異なる素子が選択された次数のサブビームの方向を修
正するために用いられてもよい。
【0087】本発明による投影装置において、修正レン
ズまたはもう一つの屈折的修正素子が、投影ビームと調
整ビームとの波長の間の差に対して修正するように、図
1,3及び9にすでに図解されているように、投影レン
ズシステム内に好適に配設される。
【0088】この投影レンズシステムPLは望ましい大
きさの解像力の観点から可能なかぎり小さくなくてはな
らぬ投影ビームPBの波長に対して設計されるので、調
整ビームによって相互の上に調整印P1 ,P2 及び
M1 ,M2 を映像するためにこのシステムPLを用
いる場合には、偏差が生じる。例えば、基板調整印P1
 ,P2 はマスク調整印が置かれるマスクパターンの
平面内に映像されないで、そこから所定の距離に映像さ
れ得て、その距離は、投影ビームの波長と調整ビームの
波長との間の差、及びこの二つの波長に対する投影レン
ズ素子の材料の屈折率の間の差に依存する。投影ビーム
が例えば248nm の波長を有し、調整ビームが63
3nm の波長を有する場合には、この距離は2mと同
じ大きさとなり得る。更にその上、前記波長差によって
基板調整印が所望の倍率から離れた倍率によりマスク調
整印上に映像され、一方その偏差は増大する波長差と共
に増大する。
【0089】前記偏差を修正するために、この投影シス
テムPLは特別レンズ即ち修正レンズ25を組み込んで
いる。基板調整印により形成される、調整ビームの異な
る回折次数のサブビームが、これらのサブビームに別々
に影響できるように修正レンズの平面内に充分離間され
るようなこの投影支柱内の高さにこの修正レンズは配置
されて、一方この修正レンズは投影ビームとそれにより
形成されるマスク映像とに無視できる影響しか有しない
。 この修正レンズは好適にこの投影レンズシステムのフー
リエ面に置かれる。図3及び9に示したように、この修
正レンズ25が調整ビームb1及びb1’ の主光線が
互いに交差する平面24内に置かれた場合には、このレ
ンズは同時にこの二つの調整ビームを修正するために用
いられ得る。
【0090】この修正レンズ25の効果はこの修正レン
ズと基板調整印P2 との間のこの調整ビームの放射線
通路を示す図10を参照して説明できる。この基板調整
印は回折格子の形態である。格子P2 上に入射する調
整ビームbは、このビームbの垂直入射の場合には、こ
のビームbと同じ方向を有する0次サブビームb(0)
 、1次の二つのサブビームb(+1),b(−1)及
び3次、5次、その他のサブビームの多数の対に分割さ
れる。これらのサブビームは投影レンズシステムへ反射
される。1次サブビームは平面24内に置かれた修正レ
ンズ25へ到達する。このレンズは1次サブビームb(
−1)及びb(+1)の方向をこれらのビームの主光線
がマスク調整印M2 の平面内で互いに交差するような
方法で変換するような力を有している。更に、この修正
レンズは1次サブビームよりも大きい角度によって基板
調整印P2 により反射される高い次数のサブビームが
このレンズを通過しないような小さい直径を有している
。更にその上、一つの素子がこの修正レンズに配置され
、その素子が0次サブビームb(0) がこの修正レン
ズを通過しないように防止している。図10の実施例に
おいては、この素子はこの投影レンズシステム内へこの
調整ビームbとb’とを結合するために用いられている
反射プリズム26により構成されている。このプリズム
は入射する調整ビームbに向かって0次サブビームb(
0) を反射する。1次サブビームのみが格子M2 上
に格子P2 を映像するために用いられるので、幾らか
の付加的な利点が得られることが前記手段により達成さ
れる。
【0091】0次サブビームは格子P2 の位置につい
ての情報を具えていない。このサブビームの強度は1次
サブビームの強度と比較して重要であり得て、格子の寸
法、特に格子溝の深さ及びこれらの溝の幅と中間の格子
帯の幅との間の比率とに依存し得る。0次サブビームを
抑制することにより、P2 の映像内のコントラストが
大幅に増大され得る。3次及びもっと高い次数のサブビ
ームが抑制されるので、格子P2 内の不規則性が調整
信号になんらの影響も有しない。1次サブビームのみを
用いる場合には、格子P2 の第2高調波があった通り
に映像され、即ち投影レンズシステムPLの倍率Mは別
として、P2 の映像は格子P2 の周期の半分である
周期を有する。格子M2 の格子周期がP2 の映像の
周期と等しい、即ち格子P2 の格子周期のm/2 倍
に等しい場合には、格子M2 とP2 とが調整される
精度は、その映像に対して完全なビームbが用いられる
場合の二倍の大きさである。
【0092】特に投影ビームPBと調整ビームb,b’
との波長の間の小さい差を有する環境のもとで、且つ投
影レンズシステムに色消しレンズを用いる場合には、1
より高い回折次数を有するサブビームがまだ投影レンズ
システムを介してマスク調整印M2 に到達することが
生じ得る。この場合には絞り板75が1次サブビームの
みが通過する修正レンズ25の面、又はその近くに配置
されてもよい。この板の材料は投影ビームに対して二色
性で且つ透明であるが、調整ビームに対しては不透明で
あってもよい。代わりに、この絞り板75の材料は投影
ビームに対しても調整ビームに対しても両方に透明であ
ってもよい。この時調整ビームの放射線を阻止する領域
は1より高い回折次数を有する調整ビームの部分がこの
板に到達する位置に置かれる。これらの領域は小さく且
つそれらは投影レンズシステムの瞳の表面範囲の5〜1
0%を一緒に覆うのみだから、それらは投影ビームに無
視できる影響しか有しない。
【0093】この修正レンズ25は調整ビームがマスク
平面上に尖鋭に合焦されることを保証するのみでなく、
基板調整印がマスク調整印上に映像される倍率誤差に対
する修正もでき、その倍率誤差はこの投影レンズシステ
ムが調整ビームの波長に対してではなく、投影ビームの
波長に対して設計されていると言う事実の結果である。 この倍率誤差修正は多くの場合に充分となり得る。例え
ば248nm の波長を有する深い紫外線ビームが投影
ビームとして用いられる装置においては、この修正レン
ズ25が倍率誤差を完全に修正できないことが起こり得
る。この場合には特別レンズ9(図3)が残りの倍率誤
差を除去するように、投影レンズシステムPLとマスク
調整印との間の調整ビームの通路内に配置されてもよい
【0094】y−z平面内で回折された1次サブビーム
の援助によりx方向での調整印P2 とM2 の調整は
これまでに説明した。図2に示したように、二次元回折
格子が用いられる場合には、x−z平面内と同じ回折次
数を有するサブビームがy−z平面内でも作り出される
。最初に述べたサブビームの1次サブビームが濾波され
得て、y方向での調整のために用いられ得る。x調整に
対するのと同じ偏向プリズムWE1 とWE2 及び同
じ修正レンズがこの時用いられ得る。
【0095】本発明は二重調整装置と屈折修正素子25
とを有する装置に用いられるのみではなく、米国特許第
4778275 号明細書に記載されたような、この素
子を有しない二重調整装置にも用いられ得る。本発明は
更に修正素子25を含む単一調整装置、あるいは米国特
許第4251160 号明細書に記載された装置のよう
に、この素子を有しない単一修正装置に用いられ得る。
【0096】その上、本発明はマスク調整印と基板調整
印とが互いに直接には調整されないが、基準調整印を通
して調整される投影装置にも用いられ得る。図11はそ
のような装置の一実施例を図式的に示している。この装
置においては調整ビームbが部分的反射素子80、例え
ば部分的透明鏡を介してマスクMA内のマスク調整印M
2 及び併置された窓81を照明する。このマスク調整
印M2 が調整放射線を基準調整印MRの方へ反射する
。この放射線がマスク調整印M2 を基準調整印MR上
に映像し、一方マスク調整印M2 により1次で回折さ
れたサブビームのみがこの投影に関与する。この目的の
ために、フーリエレンズシステムが用いられ得て、その
システムはその焦点面にフィルタ板84が配置された第
1フーリエ変換レンズ82と、それの焦点面がそのフィ
ルタ板84の面と一致する第2フーリエ変換レンズ83
とを具えている。この第1フーリ変換レンズ82は1次
サブビームのみを通過させるフィルタ板上にこのビーム
部分br を合焦する。第2フーリエ変換レンズ83は
基準調整印MRの第1部分上にマスク調整印M2 の映
像を形成する。この部分とM2 の重畳された映像とが
レンズ85により第1検出器86上に映像される。
【0097】窓81を通過する調整ビーム部分bw は
投影レンズシステムPLを介して基板調整印P2 を照
明する。 修正素子25を含んでもよいこのシステムは、1次サブ
ビームのみが用いられて、マスク調整印M2 の面内に
基板調整印P2 を映像する。この時このビーム部分b
w は反射されたビーム部分br と類似した方法でレ
ンズ82、フィルタ板84及びレンズ83を通過するの
で、基板調整印P2 が基準印MRの第2部分上に映像
される。この部分及びP2 の重畳された映像とが第2
検出器87上にレンズ85により映像される。例えばこ
れらの検出器の出力信号の位相を比較することにより、
この印M2 とP2 との相互調整の程度が米国特許第
3811779 号明細書に記載された方法と類似した
方法で決定され得る。
【0098】本発明により、楔WE2 又はその他の偏
向素子が、基板により反射されたビームbw の放射線
通路内で且つマスク板MAの近くに配置され、その楔が
このビームの対称軸がマスク板に垂直であることを保証
する。ビームbw の位置ではマスク板内に調整印が存
在しないので、三倍次数サブビームは形成されないけれ
ども、この板表面上での特別反射によって特別サブビー
ムが作り出され得て、それらが対称軸上に垂直に入射し
ない場合にはそのサブビームは相互位相差を具現し得る
ので、間違った調整信号が得られることがある。このビ
ームbw の対称軸がマスク板に垂直であることが保証
されたのでこの影響は回避される。
【0099】図12は相互に対してマスク調整印と基板
調整印とを直接でなく調整するもう一つの可能性を図式
的に示しており、その方法においては物理的調整印の代
わりに人為的調整印が第3の印として用いられる。この
第3の印はマスク調整印M2 の平面内で相互に干渉す
る二つのビームba及びbb により形成された干渉縞
Ip から成っている。相互に対して基板調整印とマス
ク調整印とを調整するために干渉縞を使用する原理は、
英国ケンブリッジのプログラム及び詳録社で1989年
9月28日に発行された ”Microcircuit
 Engineer”内の論文 ”Heterodyn
e HolographicNanometer Al
ignment for a Wafersteppe
r” 内に記載されている。
【0100】図12の上側挿入図版は反射格子として実
行されたマスク調整印M2 上に重畳された干渉縞IP
 を示している。この格子は異なる回折次数の入射放射
線を第1検出器92の方へ偏向する。1次サブビームの
みを通すフィルタ91がこの検出器の前方に配置されて
いる。この検出器92の出力信号は干渉縞Ip に対す
るマスク調整印M2 の位置を表す。
【0101】マスク調整印M2 の隣に、マスクMAは
干渉ビームba 及びbb から投影レンズシステムP
Lまで放射線を通す窓94を有している。このシステム
は干渉縞Ip を図12の下側挿入図版に示したように
基板調整印P2 上へ再映像する。反射格子として設け
られた基板調整印P2 は複数の反射された回折次数で
入射する放射線を偏向する。この反射された放射線が投
影レンズシステムと部分的透明プリズム95とを介して
第2検出器97へ到達する。本発明に従って、楔形ある
いはその他の放射線偏向素子が干渉ビームba 及びb
b の放射線通路内に配設され、この楔が放射線の対称
軸がマスク板に垂直であることを保証する。1次サブビ
ームを選択するためのフィルタ96が検出器97とプリ
ズム95との間に配置されてもよい。
【0102】図1及び図9に示したのと類似して修正素
子25の下に反射器26を配置することもその代わりに
可能であり、その反射器が1次サブビームを右へ反射す
るので、これらのビームは破線光線により表したように
投影レンズ保持器の壁内の窓を介して投影レンズを退去
できる。
【0103】この干渉ビームba 及びbb は異なっ
ている二つのビームに対する変調周波数によって変調さ
れたビームであってもよい。この時形成される干渉縞は
時間によって変化するので、干渉縞がマスク調整印を横
切って、且つ基板調整印を横切って動くことが模擬され
、それが周期的に変動する調整信号となる。検出器92
と97との出力信号の位相の間の差はこの時それに対し
て調整印M2 とP2 とが相互に調整された程度を表
現する。
【0104】図13はマスク調整印M1 又はM2 、
あるいは基板調整印P1 又はP2 が、投影レンズシ
ステムにより及び入ってくるビームbからマスク調整印
により形成される1次サブビームb(+1)及びb(−
1)の助けによって、映像される調整装置の一実施例を
示している。他の実施例におけるように、これらのサブ
ビームはこの投影レンズを斜めに横切る。この条件でプ
リズム100 を介してマスク板MAに垂直に入射する
べきビームbが、この板上の特別反射が得られた調整信
号になんらの影響をも有しないようにするために、本発
明による楔形又はその他の偏向素子WEがマスク板の下
に配置されている。それぞれ基板調整印P1 により反
射され、且つ−1次または+1次で回折されたサブビー
ムb(+1)及びb(−1)の部分、即ち二倍次数サブ
ビームb(+1,−1) 及びb(−1,+1) は、
マスク調整印M1 からの通過しない0次サブビームb
(0) の方向と反対である同じ方向を有する。調整印
M1 とP1 との相互位置についての情報を具えてい
るサブビームb(+1,−1) 及びb(−1,+1)
 は、反射器26により検出システム101 へ反射さ
れる。
【0105】図11, 12 及び13による調整装置
は代わりに二重にされてもよい。
【0106】一般に、マスクパターンと基板との相対角
度配向が光学的に直接敷設され、一方基板及びマスク内
の歪みと同時に投影レンズシステムの倍率誤差が測定さ
れ得るので、二重調整システムが好適である。
【0107】それにより基板調整印がマスク調整印に対
して調整され得る精度は、固定周波数により例えば図1
,3及び9内の13及び13’ の検出器の出力信号を
変調することにより相当増強される。この目的のために
、1984年発行の”SPIE”の470 巻の第62
〜69頁の、論文 ”Optical Microli
thography” III ”Technolog
y for the nextDecade” に記載
されていたように、マスクM及び従って、例えばマスク
印M2 は周期的に動かされ得る。本発明による調整装
置の精度も増強され得る米国特許第4251160 号
明細書に記載された動的調整信号を得るための良好な代
案は、図3に示されている。
【0108】マスク調整印M2 に到達する前に、ビー
ムb1は偏光高感度分割プリズム2を横切るので、この
ビームは線型に偏光されかつ所定の偏光の方向を有して
いる。続いて、このビームb1は複屈折材料、例えばプ
リズム2を離れるビームの偏光の方向に45°の角度で
光学軸が延在する石英の板8を横切る。この素子8はサ
ヴァール板又はウォラストンプリズムであってもよい。 二つの相互に垂直に偏光されたビームがこの板8を離れ
、そのビームはマスク調整印M2 の寸法により決めら
れた所定の距離にわたってマスク調整印M2 の位置で
互いに対して偏移される。調整印として格子を用いる場
合には、前記の距離は格子M2 の格子周期の半分に等
しい。分極変調器18と偏光解析器19とが検出器13
の前に配置されている。変調器18、例えばエラスト光
学変調器が発電機20により供給される電圧VB によ
り制御される。この変調器を通過するビームの偏光の方
向はこれにより交互に90°だけ切り換えられる。この
偏光解析器19は偏光高感度分割プリズム2と同じ主方
向、即ち通過方向を有するので、例えばマスク調整印M
2 上に基板調整印P2 の偏移されない映像を形成さ
れた、偏光の第1方向を有する第1放射線ビームと、例
えば格子周期の半分だけ偏移されたマスク調整印M2 
上に基板調整印P2 の映像を形成された、偏光の第2
方向を有する第2放射線ビームとが交互に検出器13へ
通過される。検出器13の信号は信号VB も印加され
る位相高感度検出回路21内で増幅され且つ処理される
。出力信号SA は所望の動的調整信号である。
【0109】分極変調器18と偏光解析器19とは代わ
りにマスク調整印の前方で放射線通路内に配置されても
よい。
【0110】上述の実施例においては調整印が回折格子
であると言う事実は、本発明がそれに制限れることを意
味するものではない。十文字又は正方形の放射線透明な
又は反射する帯の形態での印によって調整する場合にも
、本発明による偏向素子は、妨害信号あるいはオフセッ
トが生じないように、これらの印を正しい位置に且つ所
望の倍率で映像するために用いられ得る。
【0111】同じ回折次数、例えば+1及び−1又は+
3及び−3を有する二つのサブビームが用いられる調整
装置から離れて、本発明は所定の回折次数を有するサブ
ビームは使用しないが、回折次数がもはや区別され得な
いビーム部分を使用する調整装置にも用いられ得る。一
例はいわゆる暗視野照明が用いられている調整装置であ
る。そのような装置は1979年11月/12月のVa
c. Sci. Technoiogiesの雑誌の第
1929〜1933頁の論文 ”Optical St
ep and Repeat Camera with
 Dark Field Auto−matic Al
ignment”内及び1987年発行の”SPIE”
第772 巻Optical Microlithog
raphyVI の 142〜149 頁の論文”Da
rk Field Technology: a Pr
actical Approach toLocal 
Alignment”内に記載されている。楔形又はそ
の他の偏向素子もこれらの装置内でマスク調整印の近く
に配置され得る。
【0112】前述の調整装置はマスクM内に存在するパ
ターンcの種類に無関係に動作するので、本発明は詳細
なパターンが基板上に移送されねばならず且つこのパタ
ーンが基板に対して非常に正確に調整されねばならぬ場
合にはどこででも非常に立派に使用できる。例は集積さ
れた光学システム又は強磁性磁区メモリの製造のために
用いられる装置である。パターンが投影される装置は反
復投影装置である必要はない。本発明はパターンが基板
上に一回だけ投影される装置においても有用であり得る
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は基板上にマスクパターンを反復的に映像
するための装置の一実施例を示している。
【図2】図2は二次元的格子の形態での調整印の既知の
実施例を示している。
【図3】二つの調整装置を具えている本発明による装置
の第1実施例を示している。
【図4】図4はマスク板を通る調整放射線の通路を示し
ている。
【図5】図5はこの板上で反射が生じた場合のこの通路
を示している。
【図6】図6は本発明によるマスク板の第1実施例を示
している。
【図7】図7はこの板の第2実施例を示している。
【図8】図8は本発明による装置内でマスク板を通る調
整放射線の通路を示している。
【図9】図9はそのような装置の一実施例を示している
【図10】図10はこの装置内で使用され得る修正レン
ズの動作を示している。
【図11】図11は本発明による調整装置の第2実施例
を示している。
【図12】図12は本発明による調整装置の第3実施例
を示している。
【図13】図13は本発明による調整装置の第4実施例
を示している。
【符号の説明】
1,1’  放射線源 2,2’  ビーム分割器 3,3’  λ/4板 8,8’  複屈折材料の板 9,9’  特別レンズ 11,11’   反射素子 12, 12’   反射プリズム 13, 13’   放射線高感度検出器14, 14
’   ビーム分割器 15, 15’, 16, 16’  レンズ17, 
17’   テレビジョンカメラ18, 18’   
分極変調器 19, 19’   偏光解析器 20  発電機 21  移送高感度検出器 24  平面 25  修正レンズ 26  プリズム 27  反射面 28  第2反射面 29  反射器 30  反射素子 40  放射線源 41  部分的反射素子 42  反射プリズム 43  プリズム 44  逆反射体 45  反射素子 46  放射線高感度検出システム 50  放射線源 51  ビーム分割器 52  反射素子 53  検出システム 60, 60’   レンズ 61, 61’   平らな平行板 62, 62’   レンズ 70  二頭矢印 71  平行四辺形構造 75  絞り板 80  部分的反射素子 81  併置された窓 82  第1フーリエ変換レンズ 83  第2フーリエ変換レンズ 84  フィルタ板 85  レンズ 86  第1検出器 87  第2検出器 91  フィルタ 92  第1検出器 94  窓 95  部分的透明プリズム 96  フィルタ 97  第2検出器 100   プリズム 101   検出システム

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上にマスクパターンを投影する装置で
    あって、該装置は投影ビームを供給するための照明シス
    テムと、マスク保持器と、投影レンズシステム及び基板
    保持器と相継いでを具え、且つ更に基板調整印とマスク
    調整印とによって基板に対してマスクを調整するための
    装置を具えており、前記装置は調整ビームを供給する放
    射線源と、第1調整印と上に第1調整印が映像される第
    2調整印とに相互作用していた選択された調整ビーム部
    分の通路内に、投影レンズシステム及び放射線高感度検
    出システムとを具えており、前記検出システムの出力信
    号が調整印の相互位置の尺度である、基板上にマスクパ
    ターンを投影する装置において、検出システムにより受
    信される前記選択された調整ビーム部分内に生じるマス
    ク板における反射による位相差を防止する手段が、選択
    された調整ビーム部分の放射線通路内に配設されたこと
    を特徴とする基板上にマスクパターンを投影する装置。
  2. 【請求項2】マスク調整印と対向して置かれたマスク板
    表面の一部が調整放射線に対して反射防止的にされるこ
    とを特徴とする請求項1記載の基板上にマスクパターン
    を投影する装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載され且つマスク調整印を有
    する装置に用いるためのマスク板において、マスク調節
    印に対向して置かれた板表面の少なくとも一部が調整放
    射線に対して反射防止的にされることを特徴とするマス
    ク板。
  4. 【請求項4】放射線反射素子が選択された調整ビーム部
    分の対称軸をマスク板の平面にもっぱら垂直に向けるた
    めにマスク調整印の近くに配設され、前記放射線反射素
    子は前記マスク板の平面内の投影ビームの断面より相当
    小さいことを特徴とする請求項1記載の基板上にマスク
    パターンを投影する装置。
  5. 【請求項5】放射線偏向素子が調整ビームに対して透明
    な材料の楔形本体により構成されていることを特徴とす
    る請求項4記載の基板上にマスクパターンを投影する装
    置。
  6. 【請求項6】基板調整印に対して第1マスク調整印を調
    整するための前記装置に加えて第2調整ビームによって
    基板調整印に対して第2マスク調整印を調整するための
    第2の装置を具えている請求項4記載の基板上にマスク
    パターンを投影する装置において、第2放射線偏向素子
    が第2調整ビームの通路内で且つ第2マスク調整印の近
    くに配設されていることを特徴とする基板上にマスクパ
    ターンを投影する装置。
  7. 【請求項7】屈折修正素子が調整ビームの通路内で且つ
    投影レンズシステム内に配設され、該素子は前記素子の
    平面内での投影レンズシステムの断面より相当小さく、
    第1調整印からの選択された調整ビーム部分のみを第2
    調整印上に向け且つ合焦することを特徴とする請求項1
    、2、4、5又は6記載の基板上にマスクパターンを投
    影する装置。
  8. 【請求項8】前記修正素子がレンズであることを特徴と
    する請求項7記載の基板上にマスクパターンを投影する
    装置。
  9. 【請求項9】前記修正素子が投影レンズシステムのフー
    リエ面内に配設されていることを特徴とする請求項7又
    は8記載の基板上にマスクパターンを投影する装置。
  10. 【請求項10】第1調整印が基板調整印であり第2調整
    印がマスク調整印であって、且つ放射線反射素子が基板
    調整印から来る調整放射線の通路内に配設されているこ
    とを特徴とする請求項1、4、5、6、7、8又は9記
    載の基板上にマスクパターンを投影する装置。
  11. 【請求項11】第1調整印がマスク調整印であり第2調
    整印が基板調整印であって、且つ放射線反射素子がマス
    ク調整印から来る調整放射線の通路内に配設されている
    ことを特徴とする請求項1、4、5、6、7、8又は9
    記載の基板上にマスクパターンを投影する装置。
  12. 【請求項12】第2調整印が基板の外側で且つマスクの
    外側に置かれた基準調整印であって、且つ基板調節印と
    マスク調節印との両方が前記基準調節印上に各々映像れ
    る第1調整印を構成していることを特徴とする請求項1
    、4、5、6、7、8又は9記載の基板上にマスクパタ
    ーンを投影する装置。
  13. 【請求項13】調整装置の放射線源が基板調整印の平面
    内、及びマスク調整印の平面内に干渉縞を形成する二つ
    の放射線ビームを供給し、第1調整印が前記干渉縞によ
    り構成され、且つ基板調整印とマスク調整印との両方が
    第2調整印であることを特徴とする請求項1、4、5、
    6、7、8又は9記載の基板上にマスクパターンを投影
    する装置。
  14. 【請求項14】基板調整印が位相回折格子により構成さ
    れ、マスク調整印が振幅回折格子により構成されている
    ことを特徴とする請求項1,2及び4〜13のいずれか
    1項記載の基板上にマスクパターンを投影する装置。
  15. 【請求項15】第2調整印と検出システムにより観察さ
    れる第1調整印の前記印上の映像とを相互に対して周期
    的に置き換えるために、周期的信号により制御される手
    段が調整ビームの放射線通路内に配設されていることを
    特徴とする請求項1,2及び4〜14のいずれか1項記
    載の基板上にマスクパターンを投影する装置。
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