JPH0423199Y2 - - Google Patents

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JPH0423199Y2
JPH0423199Y2 JP1986133506U JP13350686U JPH0423199Y2 JP H0423199 Y2 JPH0423199 Y2 JP H0423199Y2 JP 1986133506 U JP1986133506 U JP 1986133506U JP 13350686 U JP13350686 U JP 13350686U JP H0423199 Y2 JPH0423199 Y2 JP H0423199Y2
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JP
Japan
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blind
locking
string
tilting
plate
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JP1986133506U
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JPS6340491U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、建築物の窓の屋外側に取付けるブラ
インドに関するもので、特に非常時の進入口とな
る窓に取付けるためのブラインドに関するもので
ある。
従来の技術 法規により建築物の高さ31m以下の部分にある
3階以上の階には、火災等の非常の際に消防士が
進入するための進入口を設けなければならないこ
とになつており、このため建築物の所定の箇所に
は屋外側から解放することができる窓が設けてあ
るが、このような窓の前面に取付けるブラインド
は、消防士の屋外からの進入の妨げになるため、
従来は例えば実開昭58−143990号公報に示すよう
に、火災報知装置と連動させて、非常の際に非常
用巻上げスイツチを入れ、モーターを作動させて
障害となるシヤツター等を巻上げて進入口を形成
するようにしたものが知られていた。
考案が解決しようとする問題点 前記のような従来の開閉装置は、シヤツター等
を巻上げるための電源が必要となり、火災時に電
源が切れても作動するように非常用電源を設備し
なければならず、また装置も複雑となり高価とな
る点が問題となつていた。
そこで本考案は、従来の問題点を解消して、非
常用電源を必要とせずに、安価でしかも簡単な構
造で、完全な非常進入口を容易に形成できる非常
進入口用ブラインドを提供することを目的とした
ものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、従来の問題点を解消するため、第1
図および第7図に示すように、上端を巻上軸に固
定し、下端をブラインドの下框8に固定した昇降
紐7に、傾動紐5により多数のスラツト4を連結
したブラインド本体を挿通して構成した非常進入
口用ブラインドにおいて、スラツト4の最上位に
摺動可能な上下2枚の係止板1,1aを設け、こ
の2枚の係止板1,1aに上下に連通する切欠部
10,17を設けると共に、この切欠部10,1
7にその先端を突出させて一方の係止板に係止ピ
ン11を取付け、そしてこの係止ピン11に、前
記傾動紐5と傾動軸に掛渡した傾動操作紐6と
を、前記切欠部10,17を挿通して係止連結し
て構成し、非常の際には、他方の係止板を摺動さ
せて、その切欠部17の縁部により係止ピン11
に係止した傾動紐5と傾動操作紐6とを外すこと
により、係止板1,1aとブラインド本体を自重
によりブラインドの下框8上に降下させるように
して、安価にしかも簡単な構造で、完全な非常進
入口を容易に形成できる非常進入口用ブラインド
としたものである。
実施例 以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は本考案の非常進入口用ブラインドの係
止板の斜視図であつて係止状態を示したもので、
1は係止板で上板2、下板3よりなり、ブライン
ドにおける直射日光を遮断するところの多数のス
ラツト4の最上位にあつて、ブラインドボツクス
9内の下端に配置され、非常の際に傾動操作紐6
と傾動紐5との係止を解除することにより、ブラ
インド本体を構成する多数のスラツト4と一緒
に、係止板もブラインドの下端の下框8上に降下
させて非常用進入口を形成するものである。係止
板の上板2には、傾動紐5および傾動操作紐6の
通る位置である前側部と後側部の4箇所に切欠部
10,10,10,10が形成されており、この
切欠部10には、上板2に固定した係止ピン11
の先端が突出して設けてある。そしてこの係止ピ
ン11には、ブラインドボツクス9内に設けた傾
動軸に掛渡した傾動操作紐6の下端に形成したル
ープ部と、多数のスラツト4を連結した傾動紐5
の上端に形成したループ部が夫々係止されるよう
に構成されている。また上板2の巾方向の中心線
上には、下端をブラインドの下框8に固定し、多
数のスラツト4を挿通した、ブラインドボツクス
9内に設けた巻上軸によりブラインドを巻上げ、
巻下げするところの昇降紐7を通すところの細長
い透孔12,12が穿設してあり、これに近接し
て下板3に取付けたガイドピン14を案内すると
ころの長孔13が穿設されている。そして中央の
前側部近くには、上板2と下板3との移動を阻止
するところのストツパーとなる割ピン15を挿通
する孔が設けられている。係止板の下板3には、
上板2の切欠部10に対応する位置に、上板2の
切欠部10より巾の狭い切欠部17が4箇所に形
成されている。この下板3の切欠部17は、第2
図に示すように、係止ピン11の突出した先端の
一部が切欠部17の一側部にかかり、係止ピン1
1に係止した傾動紐5のループ部が通過できる程
度の巾を有するように形成してある。そして下板
3の巾方向の中心線上には、上板2と一致する昇
降紐7を通すところの細長い透孔が穿設してあ
り、これに近接して上板2の長孔13に嵌合する
ところの頭部を備えたガイドピン14が取付けら
れている。また下板3の前側部には、係止ピン1
1に係止した傾動操作紐6のループ部と傾動紐5
のループ部を、係止ピン11より外すために、下
板3を上板2に沿つて左方に摺動するところの取
手18が取付けらえている。この取手18は、第
9図に示すように屋外より操作ができるようにブ
ラインドボツクス9の下端より突出するように配
置されている。
次に係止板1の操作について説明すると、第4
図乃至第6図は係止ピン11の部分を拡大して係
止ピン11の部分を拡大して係止の解除状態を順
に示したもので、非常時の際に係止を解除するに
は、まず屋外から係止板1のストツパーである割
ピン15の下端についているリング16を第3図
に示すように強く下方に引いて割ピン15を取り
除き、次いで取手18を握つて下板3を上板2に
沿つて左方に摺動させる。第4図は通常の係止さ
れている状態を示したもので、傾動操作紐6のル
ープ部と傾動紐5のループ部は係止ピン11に係
止されていて、傾動操作紐6を操作することによ
り傾動紐5を上下させてスラツト4の取付角度を
調整することができるようになつている。この状
態では係止ピン11に係止されている両ループ部
は、係止ピン11の先端が下板3の切欠部17よ
り突出しているため、通常の使用時には係止ピン
11より外れることがないようにしてある。取手
18を左方に移動すると、下板3が上板2に沿つ
て摺動し、下板3の切欠部17によつて係止ピン
11に係止されている両ループ部が左方に移動さ
れ、第5図に示すように係止ピン11から外れ、
上板2の切欠部10と下板3の切欠部17が左方
において一致し、傾動紐5は連結している多数の
スラツト4の自重により昇降紐7にそつてブライ
ンドの下框8上に降下し折畳まれて、窓に非常用
進入口が形成される。この時係止ピン11より傾
動操作紐6のループ部も外れるため、傾動操作紐
6により吊下げられていた係止板1も自重により
昇降紐7にそつてブラインドの下框8上に降下す
る。スラツト4は細巾の薄いプラスチツク板また
は薄い金属板よりなるため軽く、また傾斜して降
下しにくい場合でも上方よりスラツト4より重い
係止板1を降下させることにより容易に非常進入
口を形成することができる。
第7図および第8図は本考案の他の実施例の係
止板1aを示したもので、ストツパーである割ピ
ン15を引抜いた時に、係止板の下板3がスプリ
ング19の付勢力により自動的に上板2に沿つて
左方に摺動し、係止ピン11に係止している傾動
操作紐6のループ部および傾動紐5のループ部を
外すようにしたものである。係止板1の下板3
は、上板2の一端のピン20に取付けた引張りス
プリング19の他端を、上板2に穿設した長孔2
2を通して固定したピン21に張架することによ
り左方へ付勢されるように構成されている。通常
時は、スプリング19に抗して下板3を右方へ移
動し、割ピン15を上板2と下板3とに挿通して
移動を阻止するようにしてあり、非常時には第8
図に示すように第3図に示す実施例と同様に、リ
ング16を引いて割ピン15を引抜いて下板3を
スプリング19の付勢力により上板2に沿つて左
方に摺動して、傾動操作紐6と傾動紐5との係止
を外して、多数のスツト4と係止板1とをブライ
ンドの下框8上に降下させて、非常進入口を形成
するようにしたものである。
考案の効果 本考案は、以上のような構成であつて、スラツ
トの最上位に摺動可能な上下2枚の係止板を設
け、この2枚の係止板に上下に連通する切欠部を
設けると共に、この切欠部にその先端を突出させ
て一方の係止板に係止ピンを取付け、そしてこの
係止ピンに傾動紐と傾動操作紐とを係止連結して
構成し、非常の際に他方の係止板を摺動させて係
止ピンへの係止を解除して係止板とブラインド本
体を、ブラインドの下框上に降下させて非常進入
口を形成するようにしたため、簡単な構成で容易
に非常進入口を形成できると共に、係止板をブラ
インド本体と一緒に降下させるため、スラツトが
途中で止まることがなく完全に降下させることが
できる等優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の非常進入口用ブラインドの係
止板の斜視図、第2図は同じく平面図、第3図は
同じく側面図、第4図、第5図、第6図は係止の
解除状態を順に示した部分拡大図、第7図は本考
案の他の実施例の平面図、第8図は同じく側面
図、第9図は本考案の非常進入口用ブラインドの
取付状態を示す正面図である。 1,1a……係止板、2……上板、3……下
板、5……傾動紐、6……傾動操作紐、8……ブ
ラインドの下框、10,17……切欠部、11…
…係止ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端を巻上軸に固定し、下端をブラインドの下
    框8に固定した昇降紐7に、傾動紐5により多数
    のスラツト4を連結したブラインド本体を挿通し
    て構成した非常進入口用ブラインドにおいて、ス
    ラツト4の最上位に摺動可能な上下2枚の係止板
    1,1aを設け、この2枚の係止板1,1aに上
    下に連通する切欠部10,17を設けると共に、
    この切欠部10,17にその先端を突出させて一
    方の係止板に係止ピン11を取付け、そしてこの
    係止ピン11に、前記傾動紐5と傾動軸に掛渡し
    た傾動操作紐6とを、前記切欠部10,17を挿
    通して係止連結して構成し、非常の際には、他方
    の係止板を摺動させて、その切欠部17の縁部に
    より係止ピン11に係止した傾動紐5と傾動操作
    紐6とを外すことにより、係止板1,1aとブラ
    インド本体をブラインドの下框8上に降下するよ
    うにしたことを特徴とする非常進入口用ブライン
    ド。
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JPS6340491U JPS6340491U (ja) 1988-03-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60112600U (ja) * 1984-01-09 1985-07-30 株式会社 ニチベイ 横型ブラインド

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JPS6340491U (ja) 1988-03-16

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