JPH04230271A - 殺微生物剤 - Google Patents

殺微生物剤

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Publication number
JPH04230271A
JPH04230271A JP3177319A JP17731991A JPH04230271A JP H04230271 A JPH04230271 A JP H04230271A JP 3177319 A JP3177319 A JP 3177319A JP 17731991 A JP17731991 A JP 17731991A JP H04230271 A JPH04230271 A JP H04230271A
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JP
Japan
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group
atom
formula
substituted
nitro
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Pending
Application number
JP3177319A
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English (en)
Inventor
Peter Ackermann
ペーター アッカーマン
Max Schellenbaum
マックス シェレンバウム
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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Publication date
Application filed by Ciba Geigy AG filed Critical Ciba Geigy AG
Publication of JPH04230271A publication Critical patent/JPH04230271A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D249/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D249/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D249/16Heterocyclic compounds containing five-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D249/18Benzotriazoles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/64Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • A01N43/647Triazoles; Hydrogenated triazoles

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  • Agronomy & Crop Science (AREA)
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  • Environmental Sciences (AREA)
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  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は下記の式Iで表される新
規ベンゾトリアゾールスルホン酸誘導体に関する。本発
明は、それらの化合物の製造およびそれらの化合物を少
なくとも1種有効成分として含有する農薬組成物にさら
に関する。本発明はまた、該組成物の製造、および植物
病原性微生物、特に菌類による植物への攻撃を防除する
かまたは予防するための上記化合物または組成物の使用
に関する。
【0002】
【課題を解決するための手段】本発明に係る化合物は一
般式I(化8):
【化8】 〔式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数
1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアル
コキシ基、少なくとも2個の同一もしくは異なるハロゲ
ン原子を有する炭素原子数1ないし4のハロアルコキシ
基、CF3 基、ニトロ基または次式:N(R’)R”
(式中、R’およびR”は互いに独立して炭素原子数1
ないし4のアルキル基を表す)で表される基を表し、R
2 はフェノキシ基またはフェニルチオ基を表し、その
各々は非置換であるか、またはハロゲン原子、炭素原子
数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のア
ルコキシ基、少なくとも2個の同一もしくは異なるハロ
ゲン原子を有する炭素原子数1ないし4のハロアルコキ
シ基、シアノ基、ニトロ基、炭素原子数2ないし4のア
ルケニル基、炭素原子数2ないし4のアルキニル基、フ
ェニル基、2−フェニルエチニル基により、または非置
換またはハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアルキ
ル基および/または炭素原子数1ないし4のアルコキシ
基により置換された別のフェノキシ基により1ないし3
置換されており、またはR2 はO−CH2 −O基を
表し、R3 は炭素原子を最大14個有するアルキル基
、アリール基またはアラルキル基を表し、これらの基は
ハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基およ
び/またはニトロ基により置換されていてもよく、R1
 およびR2 が5位および6位を占める限りにおいて
、これら置換基の位置異性体を包含する〕に相当する。
【0003】アルキル基それ自身またはアルコキシ基も
しくはハロアルコキシ基のような他の置換基の構成成分
としてのアルキル基は表示された炭素原子数に基づいて
、例えば次の直鎖または分枝基:メチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基およびそれらの異性体、例えばイ
ソロピル基、イソブチル基、第三ーブチル等であるとし
て理解されるべきである。ハロゲン原子およびハロはフ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子である
。それ故に、ハロアルコキシ基はモノないし過ハロゲン
化アルコキシ基、例えばOCH2 F、OCHF2 、
OCHFCH3 、OCH2 CH2 Br、OCF2
 CHFCl等である。炭素原子数2ないし4のアルケ
ニル基は1個またはそれ以上の二重結合を有する不飽和
脂肪族基、例えばプロペニ−1−イル基、アリル基、ブ
テニ−1−イル基、ブテニ−2−イル基、ブテニ−3−
イル基等である。アルキニル基は最大4個の炭素原子を
有する不飽和脂肪族基、例えばプロパルギル基、ブチニ
−2−イル基、ブチニ−3−イル基等であると理解され
るべきである。アリール基およびアラルキル基は、例え
ばフェニル基、ベンジル基、フェネチル基、ナフチル基
等である。
【0004】式Iで表される化合物は、室温で安定で、
かつ重要な殺微生物特性により区別される油状物または
固形物である。それらは植物破壊性微生物を防除するた
めに農業領域または関連分野で予防的または治療的に使
用され得る。本発明に係る式Iで表される化合物は、低
施用率で使用される際の優れた殺微生物性、特に殺菌性
だけでなく、極めて良好な植物許容性により区別される
【0005】以下の群の化合物がそれらの顕著な植物保
護特性のために好ましい: 1a)式I中、R1 が水素原子、ハロゲン原子、炭素
原子数1ないし4のアルキル基、メトキシ基、エトキシ
基、CF3 基、NO2 基、少なくとも2個のフッ素
原子を有する炭素原子数1もしくは2のハロアルコキシ
基、ジエチルアミン基またはジメチルアミン基を表し、
そしてR2およびR3 が式Iに対して定義されたもの
と同じ意味を表す化合物。 1b)式I中、R1 が水素原子、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、CF
3 基、NO2 基、少なくとも2個のフッ素原子を有
する炭素原子数1もしくは2のハロアルコキシ基または
ジメチルアミン基を表し、そしてR2 およびR3 が
式Iに対して定義されたものと同じ意味を表す化合物。 1c)式I中、R1 が水素原子、塩素原子、臭素原子
、メチル基、メトキシ基、CF3 基、NO2 基、ト
リフルオロメトキシ基、トリフルオロクロロエトキシ基
、ジフルオロメトキシ基またはジメチルアミン基を表し
、そしてR2 およびR3 が式Iに対して定義された
ものと同じ意味を表す化合物。 1d)式I中、R1 が塩素原子、メチル基、メトキシ
基、CF3基またはジメチルアミン基を表し、そしてR
2 およびR3 が式Iに対して定義されたものと同じ
意味を表す化合物。 2a)式I中、R2 がフェノキシ基またはフェニルチ
オ基を表し、その各々は非置換であるか、またはフッ素
原子、塩素原子、臭素原子、炭素原子数1ないし4のア
ルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、少な
くとも2個のフッ素原子を有する炭素原子数1もしくは
2のハロアルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、アリル基
、プロパルギル基、2−フェニルエチニル基により、ま
たは非置換またはフッ素原子、塩素原子、臭素原子もし
くはメチル基により置換された別のフェノキシ基により
1もしくは2置換されており、そしてR1 およびR3
 が式Iに対して定義されたものと同じ意味を表す化合
物。 2b)式I中、R2 がフェノキシ基を表し、該基は非
置換であるか、またはフッ素原子、塩素原子、臭素原子
、炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1な
いし4のアルコキシ基、少なくとも2個のフッ素原子を
有する炭素原子数1もしくは2のハロアルコキシ基、シ
アノ基、ニトロ基、アリル基、プロパルギル基、2−フ
ェニルエチニル基により、または非置換またはフッ素原
子、塩素原子、臭素原子もしくはメチル基により置換さ
れた別のフェノキシ基により置換されており、そしてR
1 およびR3 が式Iに対して定義されたものと同じ
意味を表す化合物。 2c)式I中、R2 がフェニルチオ基を表し、該基は
非置換であるか、またはフッ素原子、塩素原子、炭素原
子数1もしくは2のアルキル基、炭素原子数1もしくは
2のアルコキシ基、少なくとも2個のフッ素原子を有す
る炭素原子数1もしくは2のハロアルコキシ基、ニトロ
基、アリル基、プロパルギル基、もしくは2−フェニル
エチニル基により置換されており、そしてR1 および
R3 が式Iに対して定義されたものと同じ意味を表す
化合物。 2d)式I中、R2 がフェノキシ基を表し、該基は非
置換であるか、または塩素原子、臭素原子、メチル基、
第三ブチル基、メトキシ基、エトキシ基、トリフルオロ
メトキシ基、シアノ基、ニトロ基、アリル基、プロパル
ギル基、2−フェニルエチニル基により、または非置換
またはフッ素原子、臭素原子、もしくはメチル基により
置換された別のフェノキシ基により置換されており、そ
してR1 およびR3 が式Iに対して定義されたもの
と同じ意味を表す化合物。 3a)式I中、R3 が炭素原子数1ないし4のアルキ
ル基;ハロゲン原子により置換された炭素原子数1ない
し4のアルキル基;フェニル基;ハロゲン原子、炭素原
子数1ないし4のアルキル基および/またはニトロ基に
より置換されたフェニル基;ベンジル基;またはハロゲ
ン原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基および/ま
たはニトロ基により置換されたベンジル基を表し、そし
てR1 およびR2 が式Iに対して定義されたものと
同じ意味を表す化合物。 3b)式I中、R3 が炭素原子数1ないし4のアルキ
ル基;フッ素原子もしくは塩素原子により置換された炭
素原子数1ないし4のアルキル基;フェニル基;塩素原
子、メチル基もしくはニトロ基により置換されたフェニ
ル基;ベンジル基;または塩素原子、メチル基もしくは
ニトロ基により置換されたベンジル基を表し、そしてR
1 およびR2 が式Iに対して定義されたものと同じ
意味を表す化合物。 4a)式I中、R1 が水素原子、ハロゲン原子、炭素
原子数1ないし4のアルキル基、メトキシ基、エトキシ
基、CF3 基、NO2 基、少なくとも2個のフッ素
原子および/または塩素原子を有する炭素原子数1もし
くは2のハロアルコキシ基、ジエチルアミン基またはジ
メチルアミン基を表し、R2 がフェノキシ基またはフ
ェニルチオ基を表し、その各々は非置換であるか、また
はフッ素原子、塩素原子、臭素原子、炭素原子数1ない
し4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ
基、少なくとも2個のフッ素原子を有する炭素原子数1
もしくは2のハロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、
アリル基、プロパルギル基、2−フェニルエチニル基に
より、または非置換またはフッ素原子、塩素原子、臭素
原子もしくはメチル基により置換された別のフェノキシ
基により1もしくは2置換されており、そしてR3 が
炭素原子数1ないし4のアルキル基;ハロゲン原子によ
り置換された炭素原子数1ないし4のアルキル基;フェ
ニル基;ハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアルキ
ル基および/またはニトロ基により置換されたフェニル
基;ベンジル基;またはハロゲン原子、炭素原子数1な
いし4のアルキル基および/またはニトロ基により置換
されたベンジル基を表す化合物。 4b)式I中、R1 が水素原子、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、CF
3 基、NO2 基、少なくとも2個のフッ素原子を有
する炭素原子数1もしくは2のハロアルコキシ基または
ジメチルアミン基を表し、R2 がフェノキシ基を表し
、該基は非置換であるか、またはフッ素原子、塩素原子
、臭素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素
原子数1ないし4のアルコキシ基、少なくとも2個のフ
ッ素原子を有する炭素原子数1もしくは2のハロアルコ
キシ基、シアノ基、ニトロ基、アリル基、プロパルギル
基、2−フェニルエチニル基により、または非置換また
はフッ素原子、臭素原子もしくはメチル基により置換さ
れた別のフェノキシ基により置換されており、そしてR
3 が炭素原子数1ないし4のアルキル基;フッ素原子
もしくは塩素原子により置換された炭素原子数1ないし
4のアルキル基;フェニル基;塩素原子、メチル基もし
くはニトロ基により置換されたフェニル基;ベンジル基
;または塩素原子、メチル基もしくはニトロ基によりに
より置換されたベンジル基を表す化合物。 4c)式I中、R1 が水素原子、塩素原子、臭素原子
、メチル基、メトキシ基、CF3 基、NO2 基、ト
リフルオロメトキシ基、トリフルオロクロロエトキシ基
、ジフルオロメトキシ基またはジメチルアミン基を表し
、R2 がフェニルチオ基を表し、該基は非置換である
か、またはフッ素原子、塩素原子、炭素原子数1もしく
は2のアルキル基、炭素原子数1もしくは2のアルコキ
シ基、少なくとも2個のフッ素原子を有する炭素原子数
1もしくは2のハロアルコキシ基、ニトロ基、アリル基
、プロパルギル基もしくは2−フェニルエチニル基によ
り置換されており、そしてR3 が炭素原子数1ないし
4のアルキル基;フッ素原子もしくは塩素原子により置
換された炭素原子数1ないし4のアルキル基;フェニル
基;塩素原子、メチル基もしくはニトロ基により置換さ
れたフェニル基;ベンジル基;または塩素原子、メチル
基もしくはニトロ基により置換されたベンジル基を表す
化合物。 4d)式I中、R1 が塩素原子、メチル基、メトキシ
基、CF3基またはジメチルアミン基を表し、R2 が
フェノキシ基を表し、該基は非置換であるか、または塩
素原子、臭素原子、メチル基、第三ブチル基、メトキシ
基、エトキシ基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基、
ニトロ基、アリル基、プロパルギル基、2−フェニルエ
チニル基により、または非置換またはフッ素原子、臭素
原子もしくはメチル基により置換された別のフェノキシ
基により置換されており、そしてR3 が炭素原子数1
ないし4のアルキル基;フッ素原子もしくは塩素原子に
より置換された炭素原子数1ないし4のアルキル基;フ
ェニル基;塩素原子、メチル基もしくはニトロ基により
置換されたフェニル基;ベンジル基;または塩素原子、
メチル基もしくはニトロ基により置換されたベンジル基
を表す化合物。
【0006】上記の作用様式のために好ましい式Iで表
される化合物は以下のものである:1−N−メタンスル
ホニル−5−クロロ−6−フェノキシ−ベンゾトリアゾ
ール;1−N−メタンスルホニル−5−クロロ−6−(
2−クロロフェノキシ)−ベンゾトリアゾール;1−N
−メタンスルホニル−5−クロロ−6−(4−クロロフ
ェノキシ)−ベンゾトリアゾール;1−N−メタンスル
ホニル−5−クロロ−6−(2,4−ジブロモフェノキ
シ)−ベンゾトリアゾール;1−N−メタンスルホニル
−5−クロロ−6−(2−フルオロフェノキシ)−ベン
ゾトリアゾール;1−N−メタンスルホニル−5−クロ
ロ−6−(4−エトキシフェノキシ)−ベンゾトリアゾ
ール;3−N−メタンスルホニル−5−クロロ−6−フ
ェノキシ−ベンゾトリアゾール;3−N−メタンスルホ
ニル−5−クロロ−6−(2−クロロフェノキシ)−ベ
ンゾトリアゾール;3−N−メタンスルホニル−5−ク
ロロ−6−(4−クロロフェノキシ)−ベンゾトリアゾ
ール;3−N−メタンスルホニル−5−クロロ−6−(
2,4−ジブロモフェノキシ)−ベンゾトリアゾール;
3−N−メタンスルホニル−5−クロロ−6−(2−フ
ルオロフェノキシ)−ベンゾトリアゾール;および3−
N−メタンスルホニル−5−クロロ−6−(4−エトキ
シフェノキシ)−ベンゾトリアゾール;ならびに1−N
−および3−N−置換された構造異性体の混合物。
【0007】式Iで表される化合物は1)次式II(化
9):
【化9】 で表される化合物を次式III: Q−SO2 −R3       (III)(式中、
R1 、R2 およびR3 は式Iに対して定義された
ものと同じ意味を表し、Mは水素原子またはアルカリ金
属、好ましくはナトリウム、カリウムまたはリチウムを
表し、そしてQはハロゲン原子、好ましくは塩素原子、
または次式:O−SO2 −R3 で表される基を表す
)で表される化合物と、不活性溶媒中、塩基の存在下ま
たは不在下、−30℃ないし180℃、好ましくは−1
0℃ないし80℃の温度で、通常の圧力下、減圧下また
は高められた圧力下、好ましくは通常の圧力下で反応さ
せるか、または2)次式IV(化10):
【化10】 (式中、R1 、R2 およびR3 は式Iに対して定
義されたものと同じ意味を表す)で表される化合物を、
a)無機ナイトライトと溶媒中、好ましくは水または水
とアルコール(好ましくはメタノールまたはエタノール
)の混合物、または水とエーテル(好ましくはジオキサ
ンまたはジメトキシエタン)中、酸の存在下、−30℃
ないし180℃、好ましくは0℃ないし80℃の温度で
;または b)有機ナイトライト、好ましくはエチルナイトライト
、アミルナイトライト、または第三ブチルナイトライト
と溶媒中、好ましくはアルコール例えばメタノールもし
くはエタノール、またはエーテル例えばジオキサンもし
くはジメトキシエタン中、酸の存在下または不在下、−
30℃ないし180℃、好ましくは0℃ないし80℃の
温度で、通常の圧力下または高められた圧力下、のいず
れかでジアゾ化することにより製造される。
【0008】次式IIa(化11):
【化11】 〔式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数
1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアル
コキシ基、少なくとも2個の同一もしくは異なるハロゲ
ン原子を有する炭素原子数1ないし4のハロアルコキシ
基、CF3 基、ニトロ基または次式:N(R’)R”
(式中、R’およびR”は互いに独立して炭素原子数1
ないし4のアルキル基を表す)で表される基を表し、R
2 はフェノキシ基またはフェニルチオ基を表し、その
各々は非置換であるか、またはハロゲン原子、炭素原子
数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のア
ルコキシ基、少なくとも2個の同一もしくは異なるハロ
ゲン原子を有する炭素原子数1ないし4のハロアルコキ
シ基、シアノ基、ニトロ基、炭素原子数2ないし4のア
ルケニル基、炭素原子数2ないし4のアルキニル基、フ
ェニル基、2−フェニルエチニル基により、または非置
換またはハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアルキ
ル基および/または炭素原子数1ないし4のアルコキシ
基により置換された別のフェノキシ基により1ないし3
置換されており、R3 は炭素原子を最大14個有する
アルキル基、アリール基またはアラルキル基を表し、こ
れらの基はハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアル
キル基および/またはニトロ基により置換されていても
よい〕で表される化合物は、上記使途IIa中でR1 
が水素原子を、そしてR2 が5−(2−クロロ−4−
トリフルオロメチルフェノキシ)基を同時に表すか、ま
たはR1 が6−塩素原子を、そしてR2 が5−フェ
ノキシ基を同時に表す化合物を除いて新規である。
【0009】式IIaで表される化合物は3)次式V(
化12):
【化12】 (式中、R1 およびR2 は式IIaに対して定義さ
れたものと同じ意味を表す)で表される化合物を、3a
)無機ナイトライトと溶媒中、好ましくは水または水と
アルコール(好ましくはメタノールまたはエタノール)
の混合物、または水とエーテル(好ましくはジオキサン
またはジメトキシエタン)中、酸の存在下、−30℃な
いし180℃、好ましくは0℃ないし80℃の温度で;
または 3b)有機ナイトライト、好ましくはエチルナイトライ
ト、アミルナイトライト、または第三ブチルナイトライ
トと溶媒中、好ましくはアルコール例えばメタノールも
しくはエタノール、またはエーテル例えばジオキサンも
しくはジメトキシエタン中、酸の存在下または不在下、
−30℃ないし180℃、好ましくは0℃ないし80℃
の温度で、通常の圧力下または高められた圧力下、のい
ずれかでジアゾ化するか、または4)次式VI(化13
):
【化13】 (式中、R1 およびR2 は式IIaに対して定義さ
れたものと同じ意味を表し、そしてXはハロゲン原子、
好ましくはフッ素原子または塩素原子を表す)で表され
る化合物を、ヒドラジンまたはヒドラジン水和物と、溶
媒中、好ましくはアルコール例えばメタノールまたはエ
タノール中、酸結合性剤、好ましくは炭酸アトリウム、
炭酸カリウムまたはトリエチルアミンの存在下、反応媒
体の還流温度で反応させ、次式VII(化14):
【化
14】 で表される化合物を形成し、次いでこれを次式VIII
:Cl−CH2 −CO−(炭素原子数1ないし6のア
ルキル基)  (VIII)で表されるクロロケトン、
好ましくはクロロアセトンと、溶媒中、塩基の存在下、
40℃ないし140℃、好ましくは60℃ないし120
℃の温度で反応させることにより製造される。
【0010】以下の不活性溶媒が上記方法に適当である
:脂肪族、環状脂肪族または芳香族炭化水素、例えばヘ
キサン、シクロヘキサン、トルエン、キシレン、石油エ
ーテルまたはリグロイン;塩素化炭化水素、例えば塩化
メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン
;エーテル、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピル
エーテル、フラン、テトラヒドロフラン、ジオキサン;
ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン;アルコ
ール、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノー
ル;エステル、例えば酢酸エチル、酢酸ブチル;ニトリ
ル、例えばアセトニトリル、プロピオニトリル;酸アミ
ド、例えばジメチルホルムアミド;スルホンおよびスル
ホキシド、例えばジメチルスルホキシド、スルホラン。
【0011】適当な塩基または酸結合性剤は、例えばア
ルカリ金属の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩またはアル
コレート;および第三アミン、例えばトリエチルアミン
、トリイソプロピルアミン、ピリジンまたは4−N,N
−ジメチルアミノピリジンである。
【0012】上記の方法は文献から公知である合成方法
に相当する。それらは、例えばChem. Revie
ws 46, 1 (1950)およびドイツ国特許公
開公報第3406011号に記載されている。式IVで
表されるタイプの出発化合物の合成は米国特許第294
3017号明細書から公知である。
【0013】ベンゾトリアゾールスルホン酸構造を有す
る化合物は既に知られている。そのような化合物は殺菌
剤として使用され得る有効成分としてDE−10469
37号、GB−885843号およびUS−29430
17号に記載されている。
【0014】しかしながら、公知化合物は、実際に殺菌
剤として現在のそれらに必要な要件を十分に満足させる
ことが常にできるわけではなく、、特に低い施用率で使
用される時や、ある種の害虫に対しては不十分である。
【0015】驚くべきことに、式Iで表される化合物が
実際のフィールド施用目的に対して、植物病原性微生物
、特に菌類の防除に非常に有利な殺生物的スペクトルを
有することが見出された。これら化合物は、非常に有利
な治療的、予防的、そして特に浸透的特性を有し、そし
て多数の栽培植物を保護するために使用される。
【0016】式Iで表される新規化合物は不完全菌類〔
例えばセルコスポラ(Cercospora) 〕、担
子菌類〔例えばプシニア(Puccinia)〕および
子嚢菌類〔例えばエリシフェ(Erysiphe)およ
びベンチュリア(Venturia)〕、そして特に卵
菌類〔例えばプラスモパラ(Plasmopara)お
よびフィトフトーラ(Phytophthora)〕の
菌類の特定の属に対して有効であることが証明された。 それ故に、植物保護の分野において、それら化合物は、
植物病原性菌類を防除するための組成物に対して重要な
付加を示す。実際のフィールド施用の目的のために、そ
れらは有効に治療性および予防性ならびに浸透性を示し
、そして多数の栽培植物を保護するために使用され得る
。これらの化合物でもって、有用植物の異なる作物にお
いて、植物または植物の一部(果実、花、葉、茎、塊茎
、根)に生じる害虫を阻害または破壊することが可能で
あり、同時に、後に生じる植物の部分もまた、例えば植
物病原性菌類から保護される。式Iで表される化合物は
また、種子(果実、根茎、穀物)および植物切り枝を菌
感染ならびに土壌に発生する植物病原性菌類から保護す
るための粉衣剤としても使用され得る。
【0017】本発明はまた、式Iで表される化合物を有
効成分として含有する組成物、特に植物保護性組成物に
関し、そして農業領域または関連分野におけるそれらの
使用に関する。
【0018】本発明はさらに、上記有効成分を本明細書
に記載した1種もしくはそれ以上の化合物または化合物
の群と均一に混合することからなる上記組成物の製造を
包含する。さらに、本発明は式Iで表される新規化合物
または新規組成物を植物に施用することからなる植物の
処理方法に関する。
【0019】本発明の範囲内で保護されるべき標的作物
は例えば以下の植物種からなる:穀物(小麦、大麦、ラ
イ麦、オート麦、イネ、トウモロコシ、サトウモロコシ
および関連作物);ビート(砂糖ビートおよびフォダー
ビート);梨果、石果および軟性果(リンゴ、洋ナシ、
プラム、桃、アーモンド、サクランボ、イチゴ、ラズベ
リーおよびブラックベリー);マメ科植物(ソラマメ、
レンズマメ、エンドウマメ、ダイズ);油植物(アブラ
ナ、カラシ、ケシ、オリーブ、ヒマワリ、ココナッツ、
ヒマ、ココアマメ、落花生);ウリ科植物(キュウリ、
マロー、メロン);繊維植物(ワタ、亜麻、麻、黄麻)
;柑橘果実(オレンジ、レモン、グレープフルーツ、マ
ンダリン);野菜(ホウレンソウ、レタス、アスパラガ
ス、キャベツ、ニンジン、タマネギ、トマト、ジャガイ
モ、パプリカ);クスノキ科(アボカド、桂皮、樟脳)
または植物、例えばタバコ、ナッツ、コーヒー、サトウ
キビ、茶、ブドウ、ホップ、バナナおよび天然ゴム植物
ならびに観用植物。
【0020】式Iで表される化合物は通常、組成物の形
態で施用され、処理すべき栽培地または植物に、別の化
合物と同時にまたは続いて施用され得る。これらの別の
化合物は肥料または微量栄養供与剤または植物の成長に
影響を与える他の製剤であり得る。それらは、所望によ
り製剤技術において慣用的に使用されるその他の担体、
界面活性剤またはその他の施用促進助剤を含む選択的除
草剤、殺虫剤、殺菌剤、殺バクテリア剤、殺線虫剤、殺
軟体動物剤またはこれらの製剤のいくつかの混合物であ
り得る。
【0021】適する担体および助剤は固体または液体で
あってよく、製剤技術で通常使用される物質、例えば天
然または再生鉱物物質、溶媒、分散剤、湿潤剤、粘着剤
、増粘剤、結合剤または肥料が相当し得る。
【0022】式Iで表される化合物または該化合物の少
なくとも1種を含有する農薬組成物を施用する好ましい
方法は葉施用である。施用の回数および施用率は相当す
る病原体による感染の危険性によって決定する。しかし
ながら、式Iで表される化合物はまた、植物の生育地に
液体製剤が注入されるか、または化合物が固体、例えば
顆粒の形態で土壌に施用されるならば(土壌施用)、土
壌を介して根をとおり植物に浸透することができる(浸
透作用)。水田でのイネ栽培において、そのような顆粒
は水を満たした稲田に計算量施用され得る。しかしなが
ら、式Iで表される化合物は該化合物を含む液体製剤に
種子を浸漬するか、または該製剤で種子を被覆すること
により種子(被覆)に適用されてもよい。
【0023】式Iで表される化合物はそのまま、または
好ましくは製剤業界で慣用的に使用されている助剤と共
に使用され、そしてこの目的のために、公知方法により
例えば乳剤原液、被覆可能なペースト、直接噴霧または
希釈しうる溶液、希釈乳剤、水和剤、溶解性粉末、粉剤
、粒剤、およびさらに例えばポリマー物質に充填したカ
プセル剤に製剤化される。組成物の性質と同様に、施用
方法、例えば噴霧、霧化、散布、散水、被覆または注水
等は、目的とする対象および施用環境によって選択され
る。有利な施用率は、通常はヘクタール(ha)当たり
10gないし5kgの有効成分(a.i.) 、好まし
くは20gないし1kgのa.i./haである。
【0024】製剤、すなわち式Iで表される化合物 (
有効成分) 、および適当な場合には固体または液体の
助剤を含む組成物、製剤または混合物は、公知の方法に
より、例えば有効成分を増量剤、例えば溶媒、固体担体
および適当な場合には表面活性化合物(界面活性剤)と
均一に混合および/または摩砕することにより製造され
る。
【0025】適当な溶媒は次のものである:芳香族炭化
水素、好ましくは炭素原子数8ないし12の部分、例え
ばキシレン混合物または置換ナフタレン;ジブチルフタ
レートまたはジオクチルフタレートのようなフタレート
;シクロヘキサンまたはパラフィンのような脂肪族炭化
水素;エタノール、エチレングリコール、エチレングリ
コールモノメチルまたはモノエチルエーテルのようなア
ルコールおよびグリコール並びにそれらのエーテルおよ
びエステル;シクロヘキサノンのようなケトン;N−メ
チル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシドまたはジ
メチルホルムアミドのような強極性溶媒;並びにエポキ
シ化ココナッツ油または大豆油のような植物油またはエ
ポキシ化植物油;または水。
【0026】例えば粉剤および分散性粉末に使用される
固体担体は通常、方解石、タルク、カオリン、モンモリ
ロナイトまたはアタパルジャイトのような天然鉱物充填
剤である。物性を改良するために、高分散ケイ酸または
高分散吸収性ポリマーを加えることも可能である。適当
な粒状化吸収性担体は多孔性型のもので、例えば軽石、
破砕レンガ、セピオライトまたはベントナイトであり;
そして適当な非吸収性担体は方解石または砂のような物
質である。更に非常に多くの予備粒状化した無機質およ
び有機質の物質、特にドロマイトまたは粉状化植物残骸
が使用し得る。
【0027】配合されるべき式Iで表される化合物の性
質に応じて、適当な表面活性化合物は良好な乳化性、分
散性および湿潤性を有する非イオン性、カチオン性およ
び/またはアニオン性界面活性剤である。「界面活性剤
」という語は界面活性剤の混合物をも含むものと理解さ
れるであろう。
【0028】適当なアニオン性界面活性剤は、いわゆる
水溶性石鹸および水溶性合成表面活性化合物の両方であ
る。
【0029】適当な石鹸は高級脂肪酸(C10〜C22
)のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、または非置
換もしくは置換のアンモニウム塩、例えばオレイン酸ま
たはステアリン酸、または例えばココナッツ油もしくは
獣脂から得られる天然脂肪酸混合物のナトリウムまたは
カリウム塩である。脂肪酸メチルタウリン塩もまた記載
し得る。
【0030】しかしながら、いわゆる合成界面活性剤、
特に脂肪スルホネート、脂肪サルフェート、スルホン化
ベンズイミダゾール誘導体またはアルキルアリールスル
ホネートが更に頻繁に使用される。
【0031】脂肪スルホネートまたはサルフェートは通
常アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩または非置換も
しくは置換のアンモニウム塩の形態にあり、そしてアシ
ル基のアルキル部分をも含む炭素原子数8ないし22の
アルキル基を一般に含み、例えばリグノスルホン酸、ド
デシルサルフェートまたは天然脂肪酸から得られる脂肪
アルコールサルフェートの混合物のナトリウムまたはカ
ルシウム塩である。これらの化合物には硫酸化およびス
ルホン化脂肪アルコール/エチレンオキシド付加物の塩
も含まれる。スルホン化ベンズイミダゾール誘導体は、
好ましくは二つのスルホン酸基と8ないし22個の炭素
原子を含む一つの脂肪酸基とを含む。アルキルアリール
スルホネートの例は、ドデシルベンゼンスルホン酸、ジ
ブチルナフタレンスルホン酸、またはナフタレンスルホ
ン酸/ホルムアルデヒド縮合生成物のナトリウム、カル
シウムまたはトリエタノールアミン塩である。対応する
ホスフェート、例えば4ないし14モルのエチレンオキ
シドを含むp−ノニルフェノール付加物のリン酸エステ
ルの塩もまた適当である。
【0032】非イオン性界面活性剤は、好ましくは脂肪
族もしくは脂環式アルコール、または飽和もしくは不飽
和脂肪酸およびアルキルフェノールのポリグリコールエ
ーテル誘導体であり、該誘導体は3ないし30個のグリ
コールエーテル基、(脂肪族)炭化水素部分に8ないし
20個の炭素原子、そしてアルキルフェノールのアルキ
ル部分に6ないし18個の炭素原子を含む。
【0033】他の適当な非イオン性界面活性剤は、ポリ
エチレンオキシドとポリプロピレングリコール、エチレ
ンジアミノポリプロピレングリコールおよびアルキル鎖
中に1ないし10個の炭素原子を含むアルキルポリプロ
ピレングリコールとの水溶性付加物であり、その付加物
は20ないし250個のエチレングリコールエーテル基
および10ないし100個のプロピレングリコールエー
テル基を含む。これらの化合物は通常プロピレングリコ
ール単位当たり1ないし5個のエチレングリコール単位
を含む。
【0034】非イオン性界面活性剤の代表例は、ノニル
フェノールポリエトキシエタノール、ヒマシ油ポリエチ
レングリコールエーテル、ポリプロピレン/ポリエチレ
ンオキシド付加物、トリブチルフェノキシポリエトキシ
エタノール、ポリエチレングリコールおよびオクチルフ
ェノキシポリエトキシエタノールである。ポリオキシエ
チレンソルビタンの脂肪酸エステル、例えばポリオキシ
エチレンソルビタントリオレートもまた適当な非イオン
性界面活性剤である。
【0035】カチオン性界面活性剤は、好ましくはN−
置換基として少なくとも一つの炭素原子数8ないし22
のアルキル基と、他の置換基として低級非置換またはハ
ロゲン化アルキル基、ベンジル基または低級ヒドロキシ
アルキル基とを含む第四アンモニウム塩である。該塩は
好ましくはハロゲン化物、メチル硫酸塩またはエチル硫
酸塩の形態にあり、例えばステアリルトリメチルアンモ
ニウムクロリドまたはベンジルジ−(2−クロロエチル
)エチルアンモニウムブロミドである。
【0036】製剤業界で慣用のその他の界面活性剤は当
業者には公知であるか、または関連する専門の文献から
採択され得る。
【0037】農薬組成物は一般に0.1ないし99重量
%、好ましくは0.1ないし95重量%の式Iで表され
る化合物、99.9ないし1重量%、好ましくは99.
9ないし5重量%の固体または液体助剤、および0ない
し25重量%、好ましくは0.1ないし25重量%の界
面活性剤を含有する。
【0038】市販の製品は濃厚物として製剤化されるの
が好ましいが、最終使用者は通常希釈製剤を用いるであ
ろう。
【0039】組成物はまた、その他の助剤、例えば安定
剤、消泡剤、粘度調節剤、結合剤、増粘剤ならびに肥料
または特別な効果を得るためのその他の有効成分を含有
し得る。
【実施例】
【0040】以下の実施例は本発明をさらに詳細に説明
するが、これにより本発明を限定するものでない。 1.  製造実施例 1.1  5−(2,3−ジクロロフェノキシ)4−ク
ロロ−2−ニトロアニリンの製造
【化15】 2,3−ジクロロフェノール171gおよび4,5−ジ
クロロ−2−ニトロアニリン186gの混合物を150
℃まで加熱する。50%水酸化カリウム溶液101gを
暗赤色液に1時間かけて滴下する。形成された反応水は
少量のフェノールと共に留去される。反応混合物を15
0℃で一晩攪拌し、次にその温度でジメチルホルムアミ
ド450mlを添加する。溶液を冷却し、そして水31
gおよび濃水酸化ナトリウム溶液150mlの混合物に
全部注入する。緑色状の懸濁液を室温で1時間攪拌し、
形成する結晶をろ別し、水で洗浄して中性にし、そして
乾燥させる。依然として湿気のある黄色状結晶が次の反
応段階において粗成形態で使用される。
【0041】1.2  4−クロロ−5−(2,3−ジ
クロロフェノキシ)−o−フェニレンジアミンの製造

化16】 氷酢酸17mlを水400ml中の鉄粉80gの懸濁液
に80分間かけて滴下し、そして混合物を次に還流温度
まで加熱する。クロロベンゼン100mlを添加した後
、実施例1.1で製造されたニトロアニリンを2時間か
けて反応混合物に添加した。この添加の間に、発熱反応
が観察される。還流下で14時間加熱した後、ニトロ基
の還元が完了する。混合物を冷却し、クロロベンゼン5
00mlで希釈し、そして水相を炭酸ナトリウム溶液で
アルカリ性にする。有機相を除去し、硫酸ナトリウムで
乾燥し、そして減圧下で濃縮する。粗生成物に石油エー
テル100mlを添加した後、結晶塊が得られ、それを
ろ別し、石油エーテルで洗浄すると、融点110−11
2℃の表題化合物が得られる。
【0042】1.3  5−クロロ−6−(2,3−ジ
クロロフェノキシ)ベンゾトリアゾールの製造
【化17
】 実施例1.2で製造したジアミン7.5gを水50ml
中に懸濁し、そして室温で酢酸2.9mlを添加する。 60℃まで短時間加熱した後、反応溶液を5℃まで冷却
し、そしてその温度で水12ml中の亜硝酸ナトリウム
3.9gの溶液を添加する。混合物を次に80℃で3時
間加熱し、褐色の懸濁液を冷却し、そしてろ過する。得
られた結晶をエタノール/水から2回再結晶させると、
融点173℃を有する表題化合物が得られる。
【0043】1.4  1−N−(メタンスルホニル)
−および3−N−(メタンスルホニル)−5−クロロ−
6−(2,3−ジクロロフェノキシ)−ベンゾトリアゾ
ールの製造
【化17】実施例1.3からのベンゾトリアゾール3.
1gをジメチルホルムアミド30mlおよびトリエチル
アミン2.78ml中に溶解する。外部から加熱せずに
、塩化メタンスルホニル1.56mlを褐色溶液に滴下
すると、その間に温度は45℃まで上昇する。次に混合
物を室温で1時間攪拌し、そして懸濁液を水500ml
中に注入する。沈殿する白色生成物をろ別し、そしてエ
タノールから再結晶させると、融点178−180℃を
有する異性体混合物の形態で所望の生成物が得られる。
【0044】表I:
【表1】 *=5位または6位にあるR1 およびR2 に関する
異性体混合物
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】 *=個々の異性体 表II:
【表6】
【表7】 表III:
【表8】
【表9】 表IV:
【表10】
【表11】 表V:
【表12】 なお、表中の物理的データにおけるm.p.は融点を意
味し、oilは油状物であることを意味する。
【0045】2.  式Iで表される有効成分の配合実
施例(%は全て重量%である) 2.1  水和剤                 
                         
 a)   b)   c) 表の化合物      
                         
               25%  50%  
 75%リグノスルホン酸ナトリウム        
                       5%
   5%    −ラウリル硫酸ナトリウム    
                         
      3%   −    5%ジイソブチルナ
フタレンスルホン酸ナトリウム           
     −  6%   10%オクチルフェノール
ポリエチレングリコールエーテル(エチレンオキシド7
〜8モル)                    
         −  2%    −高分散性ケイ
酸                        
                   5%  10
%   10%カオリン              
                         
          62% 27%    −有効成
分を助剤と十分に混合し、混合物を適当なミル中で十分
に摩砕すると、水で希釈することにより所望濃度の懸濁
液を得ることのできる水和剤が得られる。 2.2  乳剤原液 表の化合物                    
                         
   10% オクチルフェノールポリエチレングリコ
ールエーテル              (エチレン
オキシド4〜5モル)               
               3% ドデシルベンゼ
ンスルホン酸カルシウム              
         3% ヒマシ油ポリグリコールエー
テル                       
         (エチレンオキシド36モル)  
                         
     4% シクロヘキサノン         
                         
        30% キシレン混合物      
                         
             50%   この原液を水
で希釈することにより、あらゆる所望の濃度の乳剤が得
られる。 2.3  粉剤           a)    b
) 表の化合物             5%   
 8% タルク                95
%   −  カオリン              
−    92% 有効成分を担体と混合し、そして適
当なミル中で混合物を摩砕することにより、そのまま使
用しうる粉剤を得る。 2.4  押し出し粒剤 表の化合物                    
  10% リグノスルホン酸ナトリウム      
 2% カルボキシメチルセルロース       1
% カオリン                   
     87% 有効成分を助剤と混合および摩砕し
て、そして該混合物を水で湿めらせる。該混合物を押し
出し、その後空気流中で乾燥する。 2.5  被覆粒剤 表の化合物                    
           3% ポリエチレングリコール
(分子量200)   3% カオリン       
                         
94%   微細に摩砕した有効成分を、ミキサー中で
、ポリエチレングリコールで湿らせたカオリンに均一に
塗布する。この方法により非粉塵性の塗布された粒剤が
得られる。 2.6  懸濁原液 表の化合物                    
                    40%  
 エチレングリコール               
                 10%   ノニ
ルフェノールポリエチレングリコールエーテル (エチ
レンオキシド15モル)              
          6%   リグノスルホン酸ナト
リウム                      
  10%   カルボキシメチルセルロース    
                     1%  
 37%ホルムアルデヒド水溶液          
             0.2%   75%の水
性乳剤の形態のシリコン油             
    0.8%   水             
                         
          32%     微細に摩砕した
有効成分を助剤と均一に混合すると、水で希釈すること
によりあらゆる所望の濃度の懸濁液を得ることのできる
懸濁原液を得る。
【0046】3.  生物学的実施例 実施例3.1:ブドウ上のべと病(Plasmopar
a viticola) に対する作用 a)残留保護作用 4ないし5葉期のブドウの苗木に、試験化合物の水和剤
から調製した噴霧混合物(有効成分0.02%)を噴霧
する。24時間後に、処理した植物を菌の胞子嚢懸濁液
で感染させる。相対湿度95−100%および温度20
℃で6日間保温した後、菌の攻撃を評価する。 b)残留治療作用 4ないし5葉期のブドウの苗木を、菌の胞子嚢懸濁液で
感染させる。相対湿度95−100%および温度20℃
の湿度室において24時間保温した後、感染させた植物
を乾燥し、次いでこの植物に試験化合物の水和剤から調
製した噴霧混合物(有効成分0.02%)を噴霧する。 噴霧被膜が乾燥してから、処理した植物を前記湿度室に
戻す。感染させてから6日後に菌による攻撃を評価する
。表の化合物はブドウ上のべと病に対して非常によい殺
菌作用を示し、特に化合物No.1.6、1.13、1
.14、1.16および1.30は菌の攻撃を完全に阻
害する(残留攻撃0ないし5%)。他方、未処理で感染
させた対照植物ではべと病攻撃が100%である。
【0047】実施例3.2:トマト植物上のフィトフト
ーラ(Phytophthora)に対する作用a)残
留保護作用 3週間の栽培期間の後のトマト植物に、試験化合物の水
和剤から調製した噴霧混合物(有効成分0.02%)を
噴霧する。24時間後に、処理した植物を菌の胞子嚢懸
濁液で感染させる。次に、感染させた植物を相対湿度9
0−100%および温度20℃で5日間保温し、そして
菌による攻撃の評価をする。 b)浸透作用 3週間の栽培期間の後のトマト植物に、試験化合物の水
和剤から調製した噴霧混合物(土壌容積に基づいて有効
成分0.002%)を注水する。この際、噴霧混合物が
植物の地上部分に接触しないように注意する。48時間
後に、処理した植物を菌の胞子嚢懸濁液で感染させる。 次いで、感染させた植物を相対湿度90−100%およ
び20℃で5日間保温し、そして菌による攻撃の評価を
する。表の化合物は永続的作用を示す(20%より低い
菌の攻撃)。化合物No.1.3、1.6、1.13、
1.14、1.16、1.30および1.58は菌の攻
撃をほぼ完全に阻害する(0ないし5%の攻撃)。これ
に対し、未処理で感染させた対照植物ではフィトフトー
ラ攻撃が100%である。
【0048】実施例3.3:ジャガイモ植物上のフィト
フトーラに対する作用 a)残留保護作用 ジャガイモ植物を3週間栽培した後、2ないし3週齢の
ジャガイモ植物(Bintje種)に、試験化合物の水
和剤から調製した噴霧混合物(有効成分0.02%)を
噴霧する。24時間後に、処理した植物を菌の胞子嚢懸
濁液で感染させる。次いで、感染させた植物を相対湿度
90−100%および温度20℃で5日間保温し、そし
て菌の攻撃の評価をする。 b)浸透作用 3週間の栽培期間の後、試験化合物の水和剤から調製し
た噴霧混合物(土壌容量に基づいて有効成分0.002
%)が2ないし3週齢のジャガイモ植物(Bintje
種)に注水するために使用される。この際、散布液が植
物の地上部分に接触しないように注意する。48時間後
に、処理した植物を菌の胞子嚢懸濁液で感染させる。次
いで、感染させた植物を相対湿度90−100%および
20℃で5日間保持し、そして菌による攻撃の評価をす
る。表の化合物は永続的作用を示す(20%より低い菌
の攻撃)。化合物No.1.6、1.13、1.14、
1.30および1.58は菌の感染をほぼ完全に阻害す
る(0ないし5%の攻撃)。これに対し、未処理で感染
させた対照植物ではフィトフトーラ攻撃が100%であ
る。
【化18】

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  次式I(化1): 【化1】 〔式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数
    1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアル
    コキシ基、少なくとも2個の同一もしくは異なるハロゲ
    ン原子を有する炭素原子数1ないし4のハロアルコキシ
    基、CF3 基、ニトロ基または次式:N(R’)R”
    (式中、R’およびR”は互いに独立して炭素原子数1
    ないし4のアルキル基を表す)で表される基を表し、R
    2 はフェノキシ基またはフェニルチオ基を表し、その
    各々は非置換であるか、またはハロゲン原子、炭素原子
    数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のア
    ルコキシ基、少なくとも2個の同一もしくは異なるハロ
    ゲン原子を有する炭素原子数1ないし4のハロアルコキ
    シ基、シアノ基、ニトロ基、炭素原子数2ないし4のア
    ルケニル基、炭素原子数2ないし4のアルキニル基、フ
    ェニル基、2−フェニルエチニル基により、または非置
    換またはハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアルキ
    ル基および/または炭素原子数1ないし4のアルコキシ
    基により置換された別のフェノキシ基により1ないし3
    置換されており、またはR2 はO−CH2 −O基を
    表し、R3 は炭素原子を最大14個有するアルキル基
    、アリール基またはアラルキル基を表し、これらの基は
    ハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基およ
    び/またはニトロ基により置換されていてもよく、R1
     およびR2 が5位および6位を占める限りにおいて
    、これら置換基の位置異性体を包含する〕で表される化
    合物。
  2. 【請求項2】  式I中、R1 が水素原子、ハロゲン
    原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、メトキシ基
    、エトキシ基、CF3 基、NO2 基、少なくとも2
    個のフッ素原子を有する炭素原子数1もしくは2のハロ
    アルコキシ基、ジエチルアミン基またはジメチルアミン
    基を表し、そしてR2 およびR3 が式Iに対して定
    義されたものと同じ意味を表す請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】  式I中、R1 が水素原子、フッ素原
    子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基、メトキ
    シ基、CF3 基、NO2 基、少なくとも2個のフッ
    素原子を有する炭素原子数1もしくは2のハロアルコキ
    シ基またはジメチルアミン基を表し、そしてR2 およ
    びR3 が式Iに対して定義されたものと同じ意味を表
    す請求項2記載の化合物。
  4. 【請求項4】  式I中、R1 が水素原子、塩素原子
    、臭素原子、メチル基、メトキシ基、CF3 基、NO
    2 基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロクロロ
    エトキシ基、ジフルオロメトキシ基またはジメチルアミ
    ン基を表し、そしてR2 およびR3 が式Iに対して
    定義されたものと同じ意味を表す請求項3記載の化合物
  5. 【請求項5】  式I中、R1 が塩素原子、メチル基
    、メトキシ基、CF3 基またはジメチルアミン基を表
    し、そしてR2 およびR3 が式Iに対して定義され
    たものと同じ意味を表す請求項4記載の化合物。
  6. 【請求項6】  式I中、R2 がフェノキシ基または
    フェニルチオ基を表し、その各々は非置換であるか、ま
    たはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、炭素原子数1な
    いし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキ
    シ基、少なくとも2個のフッ素原子を有する炭素原子数
    1もしくは2のハロアルコキシ基、ニトロ基、シアノ基
    、アリル基、プロパルギル基、2−フェニルエチニル基
    により、または非置換またはフッ素原子、塩素原子、臭
    素原子もしくはメチル基により置換された別のフェノキ
    シ基により1もしくは2置換されており、そしてR1 
    およびR3 が式Iに対して定義されたものと同じ意味
    を表す請求項1記載の化合物。
  7. 【請求項7】  式I中、R2 がフェノキシ基を表し
    、該基は非置換であるか、またはフッ素原子、塩素原子
    、臭素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素
    原子数1ないし4のアルコキシ基、少なくとも2個のフ
    ッ素原子を有する炭素原子数1もしくは2のハロアルコ
    キシ基、シアノ基、ニトロ基、アリル基、プロパルギル
    基、2−フェニルエチニル基により、または非置換また
    はフッ素原子、塩素原子、臭素原子もしくはメチル基に
    より置換された別のフェノキシ基により置換されており
    、そしてR1 およびR3 が式Iに対して定義された
    ものと同じ意味を表す請求項6記載の化合物。
  8. 【請求項8】  式I中、R2 がフェニルチオ基を表
    し、該基は非置換であるか、またはフッ素原子、塩素原
    子、炭素原子数1もしくは2のアルキル基、炭素原子数
    1もしくは2のアルコキシ基、少なくとも2個のフッ素
    原子を有する炭素原子数1もしくは2のハロアルコキシ
    基、ニトロ基、アリル基、プロパルギル基、もしくは2
    −フェニルエチニル基により置換されており、そしてR
    1 およびR3 が式Iに対して定義されたものと同じ
    意味を表す請求項7記載の化合物。
  9. 【請求項9】  式I中、R2 がフェノキシ基を表し
    、該基は非置換であるか、または塩素原子、臭素原子、
    メチル基、第三ブチル基、メトキシ基、エトキシ基、ト
    リフルオロメトキシ基、シアノ基、ニトロ基、アリル基
    、プロパルギル基、2−フェニルエチニル基により、ま
    たは非置換またはフッ素原子、臭素原子、もしくはメチ
    ル基により置換された別のフェノキシ基により置換され
    ており、そしてR1 およびR3 が式Iに対して定義
    されたものと同じ意味を表す請求項8記載の化合物。
  10. 【請求項10】  式I中、R3 が炭素原子数1ない
    し4のアルキル基;ハロゲン原子により置換された炭素
    原子数1ないし4のアルキル基;フェニル基;ハロゲン
    原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基および/また
    はニトロ基により置換されたフェニル基;ベンジル基;
    またはハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアルキル
    基および/またはニトロ基により置換されたベンジル基
    を表し、そしてR1 およびR2 が式Iに対して定義
    されたものと同じ意味を表す請求項1記載の化合物。
  11. 【請求項11】  式I中、R3 が炭素原子数1ない
    し4のアルキル基;フッ素原子もしくは塩素原子により
    置換された炭素原子数1ないし4のアルキル基;フェニ
    ル基;塩素原子、メチル基もしくはニトロ基により置換
    されたフェニル基;ベンジル基;または塩素原子、メチ
    ル基もしくはニトロ基により置換されたベンジル基を表
    し、そしてR1 およびR2 が式Iに対して定義され
    たものと同じ意味を表す請求項10記載の化合物。
  12. 【請求項12】  式I中、R1 が水素原子、ハロゲ
    ン原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、メトキシ
    基、エトキシ基、CF3 基、NO2 基、少なくとも
    2個のフッ素原子および/または塩素原子を有する炭素
    原子数1もしくは2のハロアルコキシ基、ジエチルアミ
    ン基またはジメチルアミン基を表し、R2 がフェノキ
    シ基またはフェニルチオ基を表し、その各々は非置換で
    あるか、またはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、炭素
    原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4
    のアルコキシ基、少なくとも2個のフッ素原子を有する
    炭素原子数1もしくは2のハロアルコキシ基、シアノ基
    、ニトロ基、アリル基、プロパルギル基、2−フェニル
    エチニル基により、または非置換またはフッ素原子、塩
    素原子、臭素原子もしくはメチル基により置換された別
    のフェノキシ基により1もしくは2置換されており、そ
    してR3 が炭素原子数1ないし4のアルキル基;ハロ
    ゲン原子により置換された炭素原子数1ないし4のアル
    キル基;フェニル基;ハロゲン原子、炭素原子数1ない
    し4のアルキル基および/またはニトロ基により置換さ
    れたフェニル基;ベンジル基;またはハロゲン原子、炭
    素原子数1ないし4のアルキル基および/またはニトロ
    基により置換されたベンジル基を表す請求項1記載の化
    合物。
  13. 【請求項13】  式I中、R1 が水素原子、フッ素
    原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基、メト
    キシ基、CF3 基、NO2基、少なくとも2個のフッ
    素原子を有する炭素原子数1もしくは2のハロアルコキ
    シ基またはジメチルアミン基を表し、R2 がフェノキ
    シ基を表し、該基は非置換であるか、またはフッ素原子
    、塩素原子、臭素原子、炭素原子数1ないし4のアルキ
    ル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、少なくと
    も2個のフッ素原子を有する炭素原子数1もしくは2の
    ハロアルコキシ基、シアノ基、ニトロ基、アリル基、プ
    ロパルギル基、2−フェニルエチニル基により、または
    非置換またはフッ素原子、臭素原子もしくはメチル基に
    より置換された別のフェノキシ基により置換されており
    、そしてR3 が炭素原子数1ないし4のアルキル基;
    フッ素原子もしくは塩素原子により置換された炭素原子
    数1ないし4のアルキル基;フェニル基;塩素原子、メ
    チル基もしくはニトロ基により置換されたフェニル基;
    ベンジル基;または塩素原子、メチル基もしくはニトロ
    基によりにより置換されたベンジル基を表す請求項12
    記載の化合物。
  14. 【請求項14】  式I中、R1 が水素原子、塩素原
    子、臭素原子、メチル基、メトキシ基、CF3 基、N
    O2 基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロクロ
    ロエトキシ基、ジフルオロメトキシ基またはジメチルア
    ミン基を表し、R2 がフェニルチオ基を表し、該基は
    非置換であるか、またはフッ素原子、塩素原子、炭素原
    子数1もしくは2のアルキル基、炭素原子数1もしくは
    2のアルコキシ基、少なくとも2個のフッ素原子を有す
    る炭素原子数1もしくは2のハロアルコキシ基、ニトロ
    基、アリル基、プロパルギル基もしくは2−フェニルエ
    チニル基により置換されており、そしてR3 が炭素原
    子数1ないし4のアルキル基;フッ素原子もしくは塩素
    原子により置換された炭素原子数1ないし4のアルキル
    基;フェニル基;塩素原子、メチル基もしくはニトロ基
    により置換されたフェニル基;ベンジル基;または塩素
    原子、メチル基もしくはニトロ基により置換されたベン
    ジル基を表す請求項13記載の化合物。
  15. 【請求項15】  式I中、R1 が塩素原子、メチル
    基、メトキシ基、CF3 基またはジメチルアミン基を
    表し、R2 がフェノキシ基を表し、該基は非置換であ
    るか、または塩素原子、臭素原子、メチル基、第三ブチ
    ル基、メトキシ基、エトキシ基、トリフルオロメトキシ
    基、シアノ基、ニトロ基、アリル基、プロパルギル基、
    2−フェニルエチニル基により、または非置換またはフ
    ッ素原子、臭素原子もしくはメチル基により置換された
    別のフェノキシ基により置換されており、そしてR3 
    が炭素原子数1ないし4のアルキル基;フッ素原子もし
    くは塩素原子により置換された炭素原子数1ないし4の
    アルキル基;フェニル基;塩素原子、メチル基もしくは
    ニトロ基により置換されたフェニル基;ベンジル基;ま
    たは塩素原子、メチル基もしくはニトロ基により置換さ
    れたベンジル基を表す請求項14記載の化合物。
  16. 【請求項16】  以下の群: 1−N−メタンスルホニル−5−クロロ−6−フェノキ
    シ−ベンゾトリアゾール;1−N−メタンスルホニル−
    5−クロロ−6−(2−クロロフェノキシ)−ベンゾト
    リアゾール;1−N−メタンスルホニル−5−クロロ−
    6−(4−クロロフェノキシ)−ベンゾトリアゾール;
    1−N−メタンスルホニル−5−クロロ−6−(2,4
    −ジブロモフェノキシ)−ベンゾトリアゾール;1−N
    −メタンスルホニル−5−クロロ−6−(2−フルオロ
    フェノキシ)−ベンゾトリアゾール;1−N−メタンス
    ルホニル−5−クロロ−6−(4−エトキシフェノキシ
    )−ベンゾトリアゾール;3−N−メタンスルホニル−
    5−クロロ−6−フェノキシ−ベンゾトリアゾール;3
    −N−メタンスルホニル−5−クロロ−6−(2−クロ
    ロフェノキシ)−ベンゾトリアゾール;3−N−メタン
    スルホニル−5−クロロ−6−(4−クロロフェノキシ
    )−ベンゾトリアゾール;3−N−メタンスルホニル−
    5−クロロ−6−(2,4−ジブロモフェノキシ)−ベ
    ンゾトリアゾール;3−N−メタンスルホニル−5−ク
    ロロ−6−(2−フルオロフェノキシ)−ベンゾトリア
    ゾール;および3−N−メタンスルホニル−5−クロロ
    −6−(4−エトキシフェノキシ)−ベンゾトリアゾー
    ル;ならびに1−N−および3−N−置換された構造異
    性体の混合物から選択される請求項1記載の化合物。
  17. 【請求項17】  次式II(化2):【化2】 で表される化合物を次式III: Q−SO2 −R3       (III)(式中、
    R1 、R2 およびR3 は式Iに対して定義された
    ものと同じ意味を表し、Mは水素原子またはアルカリ金
    属を表し、そしてQはハロゲン原子または次式:O−S
    O2 −R3 で表される基を表す)で表される化合物
    と、不活性溶媒中、塩基の存在下または不在下、−30
    ℃ないし180℃の温度で、通常の圧力下、減圧下また
    は高められた圧力下で反応させるか、または次式IV(
    化3): 【化3】 (式中、R1 、R2 およびR3 は式Iに対して定
    義されたものと同じ意味を表す)で表される化合物を、
    a)無機ナイトライトと溶媒中、酸の存在下、−30℃
    ないし180℃の温度で;または b)有機ナイトライトと溶媒中、−30℃ないし180
    ℃の温度で、通常の圧力下または高められた圧力下、の
    いずれかでジアゾ化することからなる請求項1記載の式
    Iで表される化合物の製造方法。
  18. 【請求項18】  有効成分として請求項1記載の式I
    で表される化合物の少なくとも1種を適当な担体と一緒
    に含有する、有害微生物による攻撃の防除または予防の
    ための組成物。
  19. 【請求項19】  有効成分として請求項2ないし11
    のいずれか1項に記載の式Iで表される化合物の少なく
    とも1種を含有する請求項18記載の組成物。
  20. 【請求項20】  有効成分として請求項12ないし1
    5のいずれか1項に記載の式Iで表される化合物の少な
    くとも1種を含有する請求項18記載の組成物。
  21. 【請求項21】  有効成分として請求項16記載の式
    Iで表される化合物の少なくとも1種を含有する請求項
    18記載の組成物。
  22. 【請求項22】  請求項1記載の式Iで表される化合
    物を植物、植物の一部またはその生育地に有効成分とし
    て施用することからなる、植物病原性微生物による栽培
    植物への攻撃を防除または予防する方法。
  23. 【請求項23】  請求項2ないし16のいずれか1項
    に記載の化合物を有効成分として施用することからなる
    請求項22記載の方法。
  24. 【請求項24】  植物病原性菌類が防除される請求項
    22記載の方法。
  25. 【請求項25】  植物病原性菌類が卵菌類である請求
    項22記載の方法。
  26. 【請求項26】  卵菌類がプラスモパラおよびフィト
    フトーラ種である請求項25記載の方法。
  27. 【請求項27】  植物病原性微生物による攻撃から植
    物を保護するために請求項1記載の化合物を使用する方
    法。
  28. 【請求項28】  植物病原性微生物による攻撃から植
    物を保護するために請求項2ないし16のいずれか1項
    に記載の化合物を使用する方法。
  29. 【請求項29】  請求項1記載の式Iで表される化合
    物の少なくとも1種を適当な固体または液体助剤および
    /または界面活性剤と均一に混合することからなる請求
    項18記載の農薬組成物の製造方法。
  30. 【請求項30】  次式IIa(化4):【化4】 〔式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数
    1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアル
    コキシ基、少なくとも2個の同一もしくは異なるハロゲ
    ン原子を有する炭素原子数1ないし4のハロアルコキシ
    基、CF3 基、ニトロ基または次式:N(R’)R”
    (式中、R’およびR”は互いに独立して炭素原子数1
    ないし4のアルキル基を表す)で表される基を表し、R
    2 はフェノキシ基またはフェニルチオ基を表し、その
    各々は非置換であるか、またはハロゲン原子、炭素原子
    数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のア
    ルコキシ基、少なくとも2個の同一もしくは異なるハロ
    ゲン原子を有する炭素原子数1ないし4のハロアルコキ
    シ基、シアノ基、ニトロ基、炭素原子数2ないし4のア
    ルケニル基、炭素原子数2ないし4のアルキニル基、フ
    ェニル基、2−フェニルエチニル基により、または非置
    換またはハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアルキ
    ル基および/または炭素原子数1ないし4のアルコキシ
    基により置換された別のフェノキシ基により1ないし3
    置換されており、R3 は炭素原子を最大14個有する
    アルキル基、アリール基またはアラルキル基を表し、こ
    れらの基はハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアル
    キル基および/またはニトロ基により置換されていても
    よく、ただし、R1 が水素原子を、そしてR2 が5
    −(2−クロロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ)
    基を同時に表すか、またはR1 が6−塩素原子を、そ
    してR2 が5−フェノキシ基を同時に表す化合物は除
    外される〕で表される化合物。
  31. 【請求項31】  次式V(化5): 【化5】 (式中、R1 およびR2 は式IIaに対して定義さ
    れたものと同じ意味を表す)で表される化合物を、a)
    無機ナイトライトと溶媒中、酸の存在下、−30℃ない
    し180℃の温度で;または b)有機ナイトライトと溶媒中、−30℃ないし180
    ℃の温度で、通常の圧力下または高められた圧力下、の
    いずれかでジアゾ化するか、または次式VI(化6):
    【化6】 (式中、R1 およびR2 は式IIaに対して定義さ
    れたものと同じ意味を表し、そしてXはハロゲン原子を
    表す)で表される化合物を、ヒドラジンまたはヒドラジ
    ン水和物と、溶媒中、酸結合性剤の存在下、反応媒体の
    還流温度で反応させ、次式VII(化7):【化7】 で表される化合物を形成し、次いでこれを次式VIII
    :Cl−CH2 −CO−(炭素原子数1ないし6のア
    ルキル基)  (VIII)で表されるクロロケトンと
    、溶媒中、塩基の存在下、40℃ないし140℃の温度
    で反応させることからなる請求項30記載の式IIaで
    表される化合物の製造方法。
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