JPH0422961Y2 - - Google Patents
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- JPH0422961Y2 JPH0422961Y2 JP8623686U JP8623686U JPH0422961Y2 JP H0422961 Y2 JPH0422961 Y2 JP H0422961Y2 JP 8623686 U JP8623686 U JP 8623686U JP 8623686 U JP8623686 U JP 8623686U JP H0422961 Y2 JPH0422961 Y2 JP H0422961Y2
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Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は不燃建材等の難切削材を切断する超硬
質チツプをろう付した丸鋸即ちチツプソーに関す
る。
質チツプをろう付した丸鋸即ちチツプソーに関す
る。
従来技術
従来、チツプソーは台金刃体部の超硬チツプが
段引部に銀ろう若しくはサンドウイツチ銀ろうの
ようにろう付温度が比較的低温度のろう剤で接着
されていて、ろう付面積が８mm2程度のものでは特
に問題はなかつた。
段引部に銀ろう若しくはサンドウイツチ銀ろうの
ようにろう付温度が比較的低温度のろう剤で接着
されていて、ろう付面積が８mm2程度のものでは特
に問題はなかつた。
考案が解決しようとする問題点
しかしながら、被削材の切断巾を狭くして材料
の無駄を少なくするとき、或いはチツプに高価な
ダイヤモンド焼結体等を用いる時はチツプはより
小さなものが用いられる。このようにチツプが小
さくなると接着面積が小さくなり、従来の銀ろう
によりろう付けしたものでは切削応力に耐えうる
だけの接着強度が時として得られず、切削中チツ
プの剥離が問題となる。この問題を解決するため
に銀ろうより接着強度の高いろう剤を用いれば良
いことになるが、一般に接着強度が高いろう剤は
ろう付温度が高くなるために、刃体部の段引部周
辺が広範囲に加熱され台金金属組織を劣化させる
ことになる。従つて切削応力によつてろう付部で
なく段引部近傍の台金から破断する危険性があ
る。
の無駄を少なくするとき、或いはチツプに高価な
ダイヤモンド焼結体等を用いる時はチツプはより
小さなものが用いられる。このようにチツプが小
さくなると接着面積が小さくなり、従来の銀ろう
によりろう付けしたものでは切削応力に耐えうる
だけの接着強度が時として得られず、切削中チツ
プの剥離が問題となる。この問題を解決するため
に銀ろうより接着強度の高いろう剤を用いれば良
いことになるが、一般に接着強度が高いろう剤は
ろう付温度が高くなるために、刃体部の段引部周
辺が広範囲に加熱され台金金属組織を劣化させる
ことになる。従つて切削応力によつてろう付部で
なく段引部近傍の台金から破断する危険性があ
る。
問題点を解決するための手段
超硬質チツプ６がろう付強度の高い第１ろう剤
でろう付された該ろう付温度で金属組織を劣化さ
せない材料でなる台座４を、台金刃体部２の段引
部３に第１ろう剤より低温度接着の第２ろう剤で
ろう付したものである。
でろう付された該ろう付温度で金属組織を劣化さ
せない材料でなる台座４を、台金刃体部２の段引
部３に第１ろう剤より低温度接着の第２ろう剤で
ろう付したものである。
実施例
以下本考案の実施例を図面にもとづき説明す
る。丸鋸の台金１の円周上の複数個の刃体部には
それぞれ段引部３が削設されており、この段引部
３にチツプ付台座４がろう付されている。台座４
は台金１の刃体部２の巾と同じか、この巾より僅
かに大きな巾を有し段引部３の深さより僅かに大
きな厚みにつくられ台座４の巾より僅かにおおき
な巾のチツプをろう付する段部５が第２図、第３
図または第４図のように形成されている。そして
台座４の材料はチツプのろう付温度に対して金属
組織に劣化をきたさない例えば高速度工具鋼また
はダイス鋼等が用いられる。台座４が第３図のも
のは段部のコーナが曲線のためこの部分よりクラ
ツクが入る恐れが少ない。また第４図のものは段
部５が円弧状に形成されクラツクが入る恐れが少
ないとともに、チツプ６は円筒のものを４分割し
たものが用いられ経済的である。小形の高硬度の
チツプ６は例えば超硬合金材、窒素硼素材、焼結
ダイヤ材等で成形されたものが用いられ、台座４
の段部５の形状に合うようにつくられている。こ
のチツプ６は台座４の段部５にろう付強度が、銀
ろう、サンドウイツチ銀ろうより高いろう剤例え
ば接合温度1100〜1200℃の銅ろう剤、1000〜
1100°のニツケルろう剤でろう付接着されている。
そしてこの台座４が刃体２の段引部３に銀ろう若
しくはサンドウイツチ銀ろうでろう付で接着され
ているものである。さらに鋸刃を千鳥状に交互に
形成するものでは、第５図または第６図のように
刃体部２の巾の1/2以上の巾を有するチツプ６の
台座４の角の段部５にろう付する。そして右角、
左角にろう付したものを交互に組合わせる。第６
図の場合は第４図同様円筒のチツプの４分割した
ものが用いられ経済的である。
る。丸鋸の台金１の円周上の複数個の刃体部には
それぞれ段引部３が削設されており、この段引部
３にチツプ付台座４がろう付されている。台座４
は台金１の刃体部２の巾と同じか、この巾より僅
かに大きな巾を有し段引部３の深さより僅かに大
きな厚みにつくられ台座４の巾より僅かにおおき
な巾のチツプをろう付する段部５が第２図、第３
図または第４図のように形成されている。そして
台座４の材料はチツプのろう付温度に対して金属
組織に劣化をきたさない例えば高速度工具鋼また
はダイス鋼等が用いられる。台座４が第３図のも
のは段部のコーナが曲線のためこの部分よりクラ
ツクが入る恐れが少ない。また第４図のものは段
部５が円弧状に形成されクラツクが入る恐れが少
ないとともに、チツプ６は円筒のものを４分割し
たものが用いられ経済的である。小形の高硬度の
チツプ６は例えば超硬合金材、窒素硼素材、焼結
ダイヤ材等で成形されたものが用いられ、台座４
の段部５の形状に合うようにつくられている。こ
のチツプ６は台座４の段部５にろう付強度が、銀
ろう、サンドウイツチ銀ろうより高いろう剤例え
ば接合温度1100〜1200℃の銅ろう剤、1000〜
1100°のニツケルろう剤でろう付接着されている。
そしてこの台座４が刃体２の段引部３に銀ろう若
しくはサンドウイツチ銀ろうでろう付で接着され
ているものである。さらに鋸刃を千鳥状に交互に
形成するものでは、第５図または第６図のように
刃体部２の巾の1/2以上の巾を有するチツプ６の
台座４の角の段部５にろう付する。そして右角、
左角にろう付したものを交互に組合わせる。第６
図の場合は第４図同様円筒のチツプの４分割した
ものが用いられ経済的である。
作 用
このように構成したチツプソーの切削試験にお
いてチツプの剥離、刃体部の破段は皆無であつて
所期の目的を充分に達することができた。
いてチツプの剥離、刃体部の破段は皆無であつて
所期の目的を充分に達することができた。
効 果
以上詳述したように本考案は小形チツプの接着
面積の小さいものを高いろう付強度を有するろう
剤で台金にろう付し、接着面積のおおきな台座を
刃体部に低温度のろう剤でろう付したので、小形
チツプの接合強度は切削応力に耐えうる充分高い
強度が得られ、また台金段引部のろう付部近傍の
金属組織の劣化がなくなり刃体部の段引近傍から
の破段の危険性が解消でき、総合接着強度が向上
してチツプ材の寿命を充分に生かして丸鋸の寿命
を大幅に延ばすことができるとともに信頼性も一
段と向上させうる効果を有する。
面積の小さいものを高いろう付強度を有するろう
剤で台金にろう付し、接着面積のおおきな台座を
刃体部に低温度のろう剤でろう付したので、小形
チツプの接合強度は切削応力に耐えうる充分高い
強度が得られ、また台金段引部のろう付部近傍の
金属組織の劣化がなくなり刃体部の段引近傍から
の破段の危険性が解消でき、総合接着強度が向上
してチツプ材の寿命を充分に生かして丸鋸の寿命
を大幅に延ばすことができるとともに信頼性も一
段と向上させうる効果を有する。
第１図は丸鋸の一部を示す図、第２図，第３
図，第４図はチツプを同じ巾の台座に接着した状
態を示す図、第５図，第６図は千鳥状の鋸刃に用
いるチツプ付台座を示す図である。 １……台金、２……刃体部、３……段引部、４
……台座、６……チツプ。
図，第４図はチツプを同じ巾の台座に接着した状
態を示す図、第５図，第６図は千鳥状の鋸刃に用
いるチツプ付台座を示す図である。 １……台金、２……刃体部、３……段引部、４
……台座、６……チツプ。
Claims (1)
- 超硬質チツプがろう付強度の高い第１ろう剤で
ろう付された該ろう付温度で金属組織を劣化させ
ない材料でなる台座を、台金刃体部の段引部に第
１ろう剤より低温度接着の第２ろう剤でろう付し
たことを特徴とする丸鋸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8623686U JPH0422961Y2 (ja) | 1986-06-06 | 1986-06-06 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8623686U JPH0422961Y2 (ja) | 1986-06-06 | 1986-06-06 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62199303U JPS62199303U (ja) | 1987-12-18 |
| JPH0422961Y2 true JPH0422961Y2 (ja) | 1992-05-27 |
Family
ID=30942362
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8623686U Expired JPH0422961Y2 (ja) | 1986-06-06 | 1986-06-06 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0422961Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5582386B2 (ja) * | 2010-02-17 | 2014-09-03 | 株式会社トリガー | チップソー及びその製造方法 |
-
1986
- 1986-06-06 JP JP8623686U patent/JPH0422961Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62199303U (ja) | 1987-12-18 |
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