JPH0422943Y2 - - Google Patents

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JPH0422943Y2
JPH0422943Y2 JP1988144586U JP14458688U JPH0422943Y2 JP H0422943 Y2 JPH0422943 Y2 JP H0422943Y2 JP 1988144586 U JP1988144586 U JP 1988144586U JP 14458688 U JP14458688 U JP 14458688U JP H0422943 Y2 JPH0422943 Y2 JP H0422943Y2
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JP
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cylindrical lens
laser beam
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laser
half mirror
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、レーザー光線を天井等に投影せしめ
て、主に建築用の墨出し作業に使用される墨出し
用レーザー装置の改良に関する。
(従来の技術) 従来、この種墨出し用レーザー装置としては、
例えば本件出願人が開発した実願昭62−184053号
所載のスポツトレーザー装置が存在する。
即ち、この従来のスポツトレーザー装置は、レ
ーザー管を鉛直上向き及び下向きにレーザー光線
を投射可能に構成すると共に、上向きのレーザー
光線の通過路に鉛直方向に透過可能で且つ横方向
に反射可能なハーフミラー18aを第4図に示す
ように設けてなるものである。そして、その使用
に際しては下向きのレーザー光線のスポツトを床
面にしるされた所定の地墨に投射せしめ、鉛直上
向きのレーザー光線の約半分はハーフミラー18
aを透過して天井にスポツト投影されると共に、
残り半分のレーザー光線はハーフミラー18aに
て矢印A方向に反射して壁面にスポツト投影さ
れ、これにより鉛直墨出しと水平墨出しとを同時
に行えるように構成したものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のスポツトレーザー装
置に於いては、単にレーザー管から投射されるレ
ーザー光線の通過路にハーフミラー18aを配設
しただけのものであるために、かかるハーフミラ
ー18aを介して投射される鉛直上向き及び横向
きのレーザー光線を天井及び壁面にスポツト投影
することしかできず、よつて例えば間切りのため
に天井、壁面墨出しを行う場合には、天井、壁面
の数箇所にスポツト投影が必要となり、その作業
が極めて煩雑となる大なる問題点を有していたの
である。
それ故に、本考案は上記従来の問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的とすると
ころは、レーザー光線を天井、壁面にわたつて投
影できるようにして、簡易に且つ迅速に鉛直及び
水平墨出し作業を同時に行える作業性に優れ、し
かも所謂通り芯を出すことも可能な墨出し用レー
ザー装置を提供する点にある。
(課題を解決するための手段) 即ち、上記目的を達成するために本考案に係る
墨出し用レーザー装置は、一方のシリンドリカル
レンズ20が水平配置されると共に、該シリンド
リカルレンズ20に対して他方のシリンドリカル
レンズ21がT字状に当接され、且つ該当接部分
は前記鉛直方向に透過したレーザー光線の通過路
に配設されてなり、しかも前記一方のシリンドリ
カルレンズ20と同方向で且つ前記ハーフミラー
18にて横方向に反射したレーザー光線の通過路
にシリンドリカルレンズ25が配設されてなるこ
とを、その構成の要旨とするものである。
(作用) 従つて、墨出し用レーザー装置は上記のように
構成されてなるために、例えば該墨出し用レーザ
ー装置を六方平面で囲まれた空間で使用した場
合、鉛直方向に透過したレーザー光線は一方のシ
リンドリカルレンズ20に入射して分散され、上
面から一側面にわたつて投影線が投影されると共
に、該投影線に直角に交差する投影線が前記一方
のシリンドリカルレンズ20にT字状に当接され
た他方のシリンドリカルレンズ21にて上面に分
散投影され、よつて十字状の線が上面に投影され
ることになる。
一方、横方向に反射されたレーザー光線はシリ
ンドリカルレンズ25にて分散されて下面から前
記一側面にわたる投影線が投影され、前記シリン
ドリカルレンズ20により上面から一側面にわた
つて投影された投影線と一直線状に合致すること
となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に従つて説明す
る。
第1図に於いて、1はアルミニウムからなる筒
状の保護管2内に配設される所謂ヘリウムガスレ
ーザー式1mmW直進偏向型のレーザー管を示す。
3は前記保護管2が内装された円筒状の風防で、
この上端部には多角形状のヘツド4が取着されて
なる。5は保護管2の上部に連結されて前記ヘツ
ド4内に設けられたジヤイロで、保護管2を自動
で鉛直調整しうるように構成されている。6は風
防3の下端部に昇降自在に外嵌着された円筒状の
ストツパー管を示し、その内周部には前記レーザ
ー管1の下端部が挿通可能な孔6aが穿設された
ストツパープレート7が横設されてなる。
第2図イ中、8は前記保護管2の上部に螺着さ
れた鏡胴本体であり、ピント調節機構(図示せ
ず)を有してなる。9は鏡胴本体8の上部に螺着
された投光対で、該投光対9は外周面にネジが螺
刻され且つ略中央に孔10が設けられた鍔部11
に筒体12が穿設して構成されてなり、しかも筒
体12の一側面には縦向きの凹溝14を設けた平
面部13が形成されている。
15は中央に貫通孔16が穿設され且つ該貫通
孔16に連通する孔17が背面側に設けられたハ
ーフミラー装着体であり、孔17が前記投光体9
の凹溝14の位置に一致するように投光体9の筒
体12内に嵌入着されてなり、しかも該ハーフミ
ラー装着体の上面は背面側から45°の傾斜状に形
成されている。18がガラス板の一側面にアルミ
蒸着が施された正面略正方形状のハーフミラー
で、この一側面側を下向きにして前記ハーフミラ
ー装着体15の上面に貫通孔16を閉鎖するよう
に取着せしめ、鉛直上向きに入射したレーザー光
線の約半分を透過させると共に、残りのレーザー
光線を反射しうるように構成されてなる。
同図イ,ロ,ハに於いて、19は前記フランジ
9の上面にねじ(図示せず)により取着された円
板状の取着部材で、その上面には円筒形状のシリ
ンドリカルレンズ20,21を取着部材19の略
中央部に穿設された孔22の上部位置で当接する
ようにT字状に水平配設して取付けられている。
23は投光体9の平面部13にねじ(図示せず)
により取着された板状体で、その略中央部には前
記ハーフミラー18で反射したレーザー光線が通
過する孔24が穿設されてなる。25は板状体2
3の孔24を横断するようにして前記一方のシリ
ンドリカルレンズ20と同方向に取着された円筒
状のシリンドリカルレンズで、止具(図示せず)
にて取付けられてなる。
第1図中、26はヘツド4の下面に固定ネジに
て取付けられた開閉可能な三脚で、その下端部に
は調整ネジ27が螺着されてなる。28は風防3
の側面に螺入してその先端部を保護管2の側面に
押圧当接せしめ、保護管2を固定するための固定
具、29はヘツド4の下面部に取付けられたスイ
ツチ、30はスイツチ29を介してレーザー管1
及びジヤイロ5に電流を供給するための電源コー
ドを示す。
本実施例に係る墨出し用レーザー装置は以上の
ような構成からなるが、例えば床面の地墨より天
井及び壁面に墨出しを行う場合には、次の様にし
て使用する。
先ず、墨出し用レーザー装置のスイツチ29を
入れて、レーザー管1の上下端よりレーザー光線
を投射する。この場合に於いて、レーザー管1内
の保護管2はジヤイロ5の回転により自動で鉛直
調整され、これにより第3図に示す様にレーザー
管1の下端より投射されるレーザー光線は鉛直下
向きに直進して、床面31にスポツト投影され
る。この様にして投影されたスポツト32を床面
31の地墨33に合致させるべく墨出し用レーザ
ー装置の位置を正確にセツトする。
一方、レーザー管1の上端から投射されるレー
ザー光線は第2図イに示す矢印の様に鏡胴8を通
過してハーフミラー18に入射し、レーザー光線
の約半分はハーフミラー18を透過してシリンド
リカルレンズ20,21に入射し、第3図の如く
一方のシリンドリカルレンズ20にてその周方向
に分散されて、天井34から一壁面35にかけて
投影線36として投影されると共に、他方のシリ
ンドリカルレンズ21にて分散されて天井34に
前記投影線36に直角に交差する投影線37が投
影されることとなる。かかる交差点にしるしを付
けて、これにより天井34への鉛直墨出しが行え
るのである。
また、レーザー光線の残りの約半分はハーフミ
ラー18の下面で90°反射して取付部材23のシ
リンドリカルレンズ25に入射し、これによりレ
ーザー光線が分散されて床面31から一壁面35
にかけて投影線38が投影され、前記シリンドリ
カルレンズ20を介して天井34から一壁面35
にかけて投影された前記投影線36と繋がつて一
本の線として壁面35等に投影されることとな
る。かかる投影線36,38上にしるしを付け、
これによつて床面から壁面、天井にわたる水平墨
出しと所謂通り芯を出すことができることとな
る。
即ち、床面31の地墨33を基準として、同時
に天井34への鉛直墨出しと一壁面35及び床面
31への水平墨出し等が、かかる一回の投影によ
りこれら全て行え、よつてその作業性が著しく向
上することとなる。
尚、上記実施例に於いてはハーフミラー18を
45°に傾斜させてなるが、その傾斜角はこれに限
定されるものではない。要は、レーザー管1の上
端から投射されるレーザー光線を上向き鉛直方向
に対して、横方向に反射しうる様所定角度に配設
すればよい。
また、ハーフミラー18は上記実施例の如くレ
ーザー光線を略等量に透過及び反射するものに限
定されるものではなく、またその構成もガラス板
にアルミ蒸着したものに限定されない。
その他、鏡胴本体8、投光体9、板状体19、
取付部材23の形状等の具体的な構成も全て本考
案の意図する範囲内に於いて任意に設計変更自在
である。
(考案の効果) 叙上の様に、本考案は、水平配置された一方の
シリンドリカルレンズにT字状に他方のシリンド
リカルレンズが当接され、しかも該当接部分は鉛
直方向に透過したレーザー光線の通過路に配設さ
れてなるために、シリンドリカルレンズの当接部
分に入射したレーザー光線は一方のシリンドリカ
ルレンズにより上面から側面にわたる投影線が投
影され、他方のシリンドリカルレンズに入射した
レーザー光線は該シリンドリカルレンズにより前
記一方のシリンドリカルレンズによる投影線に十
字に交差する投影線が投影されて、鉛直方向の墨
出しが行えるのである。
また、横方向に反射されたレーザー光線の通過
路にはシリンドリカルレンズが前記一方のシリン
ドリカルレンズと同方向に配設けされてなるため
に、レーザー光線は該シリンドリカルレンズによ
り、下面から一側面にわたる投影線が前記一方の
シリンドリカルレンズによる投影線と一直線上に
合致することとなる。これにより、水平墨出しと
所謂通り芯を簡単に出すことができるのである。
従つて、この様な極めて簡易な一度の投影作業
によつて鉛直及び水平墨出しが同時に行えること
となり、従来に比してその作業性が著しく向上す
ると共に、床面から壁面、天井にわたつて投影線
が投影されるために、通り芯をも容易に出すこと
ができるという格別顕著な効果を得られるに至つ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は墨出し用レーザー装置の正面図、第2図
イは墨出し用レーザー装置の要部正面図、同図ロ
は墨出し用レーザー装置の要部平面図、同図ハは
墨出し用レーザー装置の要部斜視図、第3図は使
用状態を示す説明図。第4図は従来を示す墨出し
用レーザー装置の要部正面図。 1……レーザー管、18……ハーフミラー、2
0……シリンドリカルレンズ、21……シリンド
リカルレンズ、25……シリンドリカルレンズ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レーザー管1から鉛直方向に投射される上向き
    のレーザー光線を鉛直方向に透過可能で且つ横方
    向に反射可能なハーフミラー18が前記レーザー
    光線の通過路に設けられた墨出し用レーザー装置
    に於いて、一方のシリンドリカルレンズ20が水
    平配置されると共に、該シリンドリカルレンズ2
    0に対して他方のシリンドリカルレンズ21がT
    字状に当接され、且つ該当接部分は前記鉛直方向
    に透過したレーザー光線の通過路に配設されてな
    り、しかも前記一方のシリンドリカルレンズ20
    と同方向で且つ前記ハーフミラー18にて横方向
    に反射したレーザー光線の通過路にシリンドリカ
    ルレンズ25が配設されてなることを特徴とする
    墨出し用レーザー装置。
JP1988144586U 1988-11-04 1988-11-04 Expired JPH0422943Y2 (ja)

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JP1988144586U JPH0422943Y2 (ja) 1988-11-04 1988-11-04

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JP1988144586U JPH0422943Y2 (ja) 1988-11-04 1988-11-04

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Publication Number Publication Date
JPH0266979U JPH0266979U (ja) 1990-05-21
JPH0422943Y2 true JPH0422943Y2 (ja) 1992-05-27

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ID=31412421

Family Applications (1)

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JP1988144586U Expired JPH0422943Y2 (ja) 1988-11-04 1988-11-04

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5149963U (ja) * 1974-10-11 1976-04-15

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5149963U (ja) * 1974-10-11 1976-04-15

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JPH0266979U (ja) 1990-05-21

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