JPH04228050A - 高級脂肪アルコール含有水溶性組成物及びその製造方法 - Google Patents

高級脂肪アルコール含有水溶性組成物及びその製造方法

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JPH04228050A
JPH04228050A JP3140890A JP14089091A JPH04228050A JP H04228050 A JPH04228050 A JP H04228050A JP 3140890 A JP3140890 A JP 3140890A JP 14089091 A JP14089091 A JP 14089091A JP H04228050 A JPH04228050 A JP H04228050A
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JP
Japan
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higher fatty
fatty alcohol
water
alcohol
soluble composition
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JP3140890A
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English (en)
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Yoshihide Nagasaka
長坂 義秀
Naoko Sugiura
杉浦 直子
Yoshiharu Tanaka
善晴 田中
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は中性及び酸性条件下で均
一に可溶化し、極めて可溶化安定性の高い高級脂肪アル
コール含有水溶性組成物及びその製造方法に関する。近
年、植物ろうの成分である高級脂肪アルコールが、その
有する生理活性作用により注目されている。それらは、
ドコサノール(C22H46O)、テトラコサノール(
C24H50O)、ヘキサコサノール(C26H54O
)、オクタコサノール(C28H58O)、トリアコン
タノール(C30H62O)、ドトリアコンタノール(
C32H66O)、テトラトリアコンタノール(C34
H70O)などを挙げることができる。特に、オクタコ
サノールは運動量の増加、耐久力の向上、活力の増強、
筋肉の痛み軽減などの優れた生理活性作用を有すること
が知られている。このように、炭素数20以上の高級脂
肪アルコールは、その有する生理活性作用により、その
将来性が高く評価されるようになってきている。したが
って、高級脂肪アルコールを食品に、特に飲料に添加す
ることが期待されることになる。
【0002】
【従来の技術】高級脂肪アルコールは融点が極めて高く
(融点70〜91℃)、殆どの物質に溶解しにくいため
、均一に分散して安定な溶液として利用することは困難
であった。そのため、高級脂肪アルコールの使用方法は
キャンディやアイスクリームのような固形状の食品に限
られ、細かい粉末としてふりかけたり、溶融して練り込
んだりして食品に添加する。そこで、現在では高級脂肪
アルコールを摂取しやすくするため、高級脂肪アルコー
ルの液状化が課題となってきた。高級脂肪アルコールを
液状化する方法として、例えば乳化剤としてポリグリセ
リン脂肪酸エステルを含む水溶液に、オクタコサノール
を単独で、若しくは油脂に溶解した混合物の状態で加え
、ホモミキサーを用いて乳化することにより、オクタコ
サノールを乳化又は可溶化したオクタコサノール含有水
溶性組成物を得る方法(特開昭61−263937号公
報)、界面活性剤を含む水に高級脂肪アルコールを加え
、高級脂肪アルコールの融点以上に加熱し、乳化機を用
いて乳化する方法(特開昭61−31064号公報)や
高級アルコールを低級アルコールに溶解し、次いで水を
混合することにより高級アルコールを析出させ、さらに
低級アルコールを除去した後、界面活性剤を加えて析出
した高級アルコールを水に分散させることを特徴とする
高級アルコールの分散方法(特開昭62−99334号
公報)が提案されている。しかし、これらの方法で製造
した乳化液を飲料に用いた場合には、保存中に高級脂肪
アルコールが上部に遊離したり、又は沈殿したりして分
散安定性の点に問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、長期間保存
しても、あるいは酸性条件下においても、高級脂肪アル
コールが沈殿又は遊離しないで均一な可溶化状態を保つ
ことができる可溶化安定性に優れた高級脂肪アルコール
含有水溶性組成物及びその製造方法を提供することを目
的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、可溶化安
定性が極めて良好な高級脂肪アルコール含有水溶性組成
物及びその製造方法を提供することを目的として鋭意研
究した結果、特定の界面活性剤及び低級アルコールを用
い、まず、高級脂肪アルコールと界面活性剤を低級アル
コールに溶解混合し、次いでこれとは別に用意した水に
、先の高級脂肪アルコールの混合物を乳化混合して、さ
らに低級アルコールを除去するという特別の手順によっ
て可溶化すれば、驚くべきことに、高級脂肪アルコール
を水に均一に、かつ極めて安定に水に可溶化させること
を見い出し、この知見に基づき本発明を完成するに至っ
た。
【0005】すなわち、本発明は、界面活性剤及び低級
アルコールの存在下で、炭素数20〜36の高級脂肪ア
ルコールを可溶化した水溶性組成物であって、該界面活
性剤が重合度4〜10のポリグリセリンとカプリル酸、
ラウリン酸及びオレイン酸とのモノエステルの中から選
ばれる少なくとも1種の化合物である高級脂肪アルコー
ル含有水溶性組成物、特に、前記低級アルコールがエタ
ノールであることを特徴とする高級脂肪アルコール含有
水溶性組成物並びに該組成物を製造するに当たって、高
級脂肪アルコールと界面活性剤を低級アルコールに溶解
して溶液を得て、次いで、この溶液を水と混合したのち
に、低級アルコールを実質的に除去することにより高級
脂肪アルコールを水に均一に可溶化させることを特徴と
する高級脂肪アルコール含有水溶性組成物の製造方法を
提供するものである。
【0006】本発明の高級脂肪アルコール含有水溶性組
成物は、主に、スポーツ飲料、炭酸飲料、栄養飲料など
の飲料やいわゆる機能性食品などに、高級脂肪アルコー
ルを添加するための原料として使用することができる。 本発明で用いる高級脂肪アルコールは小麦胚芽油、密ろ
う、キャンデリラろう、カルナバろう、木ろう、モンタ
ンろう、オウリキユリーろう、米ぬかろう、鯨ろうなど
の天然動植物から抽出、分離、濃縮されたものを好適に
使用することができる。
【0007】本発明に用いる高級脂肪アルコールの純度
は、特に制限がなく、例えば5〜100重量%のものを
使用することができる。また、これら天然由来の高級脂
肪アルコール中には、通常炭素数の異なる高級脂肪アル
コールが混在しているが、これらの高級脂肪アルコール
が混在したままの状態で使用することができる。本発明
組成物中における高級脂肪アルコールの配合量は、0.
000085〜10重量%、好ましくは0.00008
5〜5重量%となるように配合するのが適当である。
【0008】高級脂肪アルコールの配合量が0.000
085重量%未満の場合、生理作用上の効果が望めない
。また高級脂肪アルコールの配合量が10重量%を超え
ると高級脂肪アルコールを安定に可溶化させることが困
難となる。本発明では、界面活性剤として重合度4〜1
0のポリグリセリンと、カプリル酸、ラウリン酸又はオ
レイン酸とのモノエステルを使用することができる。 本発明に用いる界面活性剤として、種々の重合度のポリ
グリセリンと種々の上記有機酸とからなるモノエステル
の2種以上の混合物を使用することができる。
【0009】本発明組成物中の界面活性剤の配合量は、
高級脂肪アルコール1重量部に対して1〜300重量部
、好ましくは1〜200重量部が適当である。配合量が
高級脂肪アルコール1重量部に対して1重量部未満の場
合、高級脂肪アルコールを安定に可溶化させることが困
難となり、300重量部を超えると風味が悪くなる。 本発明に用いる安定剤としてキラヤサポニンなどのサポ
ニン類、アラビアガム、キサンタンガム、トラガントガ
ム、グアガム、ローカストビーンガムなどを単独あるい
は2種以上混合することができるが、組成物の粘度に対
する影響の点からサポニン類が特に好ましい。
【0010】本発明組成物中の安定剤の配合量は、高級
脂肪アルコール1重量部に対して、1〜300重量部、
好ましくは1〜200重量部が適当である。安定剤の配
合量が高級アルコール1重量部に対して1重量部未満の
場合、組成物の安定化に効果を示さなくなり、300重
量部を超えると風味が悪くなる。本発明で用いられる低
級アルコールは、溶解する機能上からは、メタノール、
エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノ
ール、イソブタノールなどを使用することができるが、
組成物中に残存した場合に食用としての安全性の点から
エタノールが特に好ましい。
【0011】また、低級アルコール以外にも高級脂肪ア
ルコールを溶解し、かつ水と相溶性のある溶剤も用いる
ことができるが、毒性の点でいずれも適当でない。本発
明組成物中の低級アルコールの配合量は、高級脂肪アル
コール1重量部に対して、3〜10000重量部、好ま
しくは5〜5000重量部が適当である。低級アルコー
ルの配合量が高級脂肪アルコール1重量部に対して3重
量部未満の場合、高級脂肪アルコールを溶解することが
困難となり、10000重量部を超えると低級アルコー
ルの除去が困難になる。
【0012】本発明組成物には、上記の成分の外に、グ
ラニュー糖、ぶどう糖、果糖、塩化ナトリウム、グルタ
ミン酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、ア
スコルビン酸、柑橘果汁、オレンジフレーバー、グレー
プフルーツフレーバーなどの呈味物やフレーバー物質な
どを適宜添加することができる。本発明の高級脂肪アル
コール含有水溶性組成物の製造方法は、次のようにして
実施することができる。
【0013】まず、高級脂肪アルコールと油溶性乳化剤
を低級アルコールに溶解混合する。これとは別に水を6
0〜100℃、好ましくは70〜90℃に昇温した後、
先の高級脂肪アルコールの混合物を添加してよく混合し
、プロペラ式撹拌機を用いて乳化処理しながら、常圧ま
たは減圧下で、場合によって加熱により低級アルコール
を除去し、均一な液状として高級脂肪アルコール含有水
溶性組成物を得る。
【0014】さらに、この高級脂肪アルコール含有水溶
性組成物を60〜100℃で殺菌処理又は必要に応じて
100〜150℃の高温滅菌処理を行うことができる。 このようにして得られた高級脂肪アルコール含有水溶性
組成物は、長期間保存しても高級脂肪アルコールが沈殿
あるいは浮遊することなく、均一な可溶化状態を保つこ
とができる。また、酸性条件下でも安定な可溶化状態を
保つことができる。上記のようにして得た高級脂肪アル
コール含有水溶性組成物はそのまま摂取したり、あるい
は飲料又は食品の添加物原料として使用される。飲料、
食料の添加物原料として用いる場合には、1〜2000
00倍程度に希釈するようにして用いるのが望ましい。
【0015】このようにして得られた飲料は、長期間保
存しても高級脂肪アルコールが沈殿あるいは浮遊するこ
となく、均一な可溶化状態を保つことができる。本発明
の高級脂肪アルコール含有水溶性組成物を含有する飲料
は、60〜100℃で滅菌処理又は必要に応じて100
〜150℃の高温滅菌処理を行うことができる。本発明
の高級脂肪アルコール含有水溶性組成物を含有する飲料
とする場合、例えば食塩などのミネラルを必須成分とし
、さらに酸味料、甘味料、アルコール、ビタミン、フレ
ーバー及び果汁の中の少なくとも1種を含むスポーツ飲
料、その他牛乳、豆乳、果汁飲料、乳酸菌飲料、炭酸飲
料、アルコール入り飲料、ビタミン、ミネラル入り栄養
飲料などを挙げることができる。
【0016】
【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例により詳細
に説明する。実施例1まず、高級脂肪アルコール(組成
を第1表に示す)25gと界面活性剤としてのヘキサグ
リセリンモノオレエート25gをエタノール75gに溶
解混合した。これとは別に水200mlを用意し、この
水を約70℃に昇温した後、先の高級脂肪アルコールの
混合物を添加してよく混合し、次いで、プロペラ式撹拌
機を用いて乳化処理しながら低級アルコールを除去し、
均一な液状として高級脂肪アルコール含有水溶性組成物
を得た。
【0017】
【表1】
【0018】注  brは側鎖が存在する。C28アル
コールはオクタコサノールである。得られた高級脂肪ア
ルコール含有水溶性組成物を60日間40℃恒温槽に保
存して可溶化状態の安定性試験を行った。その結果、6
0日後も高級脂肪アルコールの浮遊、沈殿はまったく認
められず、実施例の高級脂肪アルコールの可溶化安定性
は良好であった。製造1日後及び60日間保存後の乳化
状態の試験結果を第4表に示す。
【0019】比較例1高級脂肪アルコール(組成を第1
表に示す)25gをエタノール75gに溶解混合した。 これとは別に水200mlを用意し、この水を約70℃
に昇温した後、先の高級脂肪アルコールの混合物を添加
してよく混合することにより高級脂肪アルコールを析出
させ、さらに低級アルコールを除去した後、界面活性剤
としてのヘキサグリセリンモノオレエート25gを加え
て析出した高級脂肪アルコールを水に分散させ、高級脂
肪アルコール含有水溶性組成物を得、実施例1と同様の
試験を行った。その結果を第4表に示す。
【0020】実施例2炭素数20〜36のアルコール成
分を含む高級脂肪アルコール(オクタコサノール含量3
0重量%)0.2gと界面活性剤としてのデカグリセリ
ンモノラウレート1.0gをエタノール20gに溶解混
合した。これとは別にアラビアガム2.5gを水250
mlに溶解し、この水溶液を約70℃に昇温した後、先
の高級脂肪アルコールの混合物を添加してよく混合し、
プロペラ式撹拌機を用いて乳化処理しながら低級アルコ
ールを除去し、均一な液状として高級脂肪アルコール含
有水溶性組成物を得た。一方、第2表に示す原材料を水
1580mlに溶解し、この溶液に上記の高級脂肪アル
コール含有水溶液を加え約5分間乳化した。この乳化液
を200mlの缶に充填後85℃で20分間殺菌し、高
級脂肪アルコール含有飲料を得、実施例1と同様の試験
を行った。その結果を第4表に示す。
【0021】
【表2】
【0022】比較例2実施例2において、デカグリセリ
ンモノラウレート1.0gを、トリグリセリントリラウ
レート1.0gに代えて、実施例2に準じて高級脂肪ア
ルコール含有飲料を得、実施例1と同様の試験を行った
。その結果を第4表に示す。
【0023】比較例3実施例2において、デカグリセリ
ンモノラウレート1.0gをクエン酸モノオレエート1
.0gに代えて実施例2に準じて高級脂肪アルコール含
有飲料を得、実施例1と同様の試験を行った。その結果
を第4表に示す。
【0024】比較例4実施例2において、デカグリセリ
ンモノラウレート1.0gを、デカグリセリンモノステ
アレート1.0gに代えて、実施例2に準して高級脂肪
アルコール含有飲料を得、実施例1と同様の試験を行っ
た。その結果を第4表に示す。
【0025】実施例3第1表の組成を有する高級脂肪ア
ルコール(オクタコサノール含量12.5重量%)1.
7mgと界面活性剤としてのテトラグリセリンモノオレ
エート0.51gをエタノール17gに溶解混合した。 これとは別にアラビアガム5gを水1680mlに溶解
し、この水溶液を約70℃に昇温した後、先の高級脂肪
アルコールの混合物を添加してよく混合し、プロペラ式
撹拌機を用いて乳化処理しながら低級アルコールを除去
し、均一な液状として高級脂肪アルコール含有水溶性組
成物を得た。次いで、これを第3表に示す原材料を乳化
液に加え約5分間乳化した。この乳化液を200mlの
缶に充填後85℃で20分間殺菌し、高級脂肪アルコー
ル含有飲料を得、実施例1と同様の試験を行った。その
結果を第4表に示す。
【0026】
【表3】
【0027】比較例5実施例3において、テトラグリセ
リンモノオレエート0.51gを、ヘキサグリセリンペ
ンタオレエート0.51gに代えて、実施例3に準じて
高級脂肪アルコール含有飲料を得て、実施例1と同様の
試験を行った。その結果を第4表に示す。
【0028】比較例6実施例3において、テトラグリセ
リンモノオレエート0.51gを、大豆レシチン0.5
1gに代えて、実施例3に準じて高級脂肪アルコール含
有飲料を得て、実施例1と同様の試験を行った。その結
果を第4表に示す。
【0029】比較例7実施例3において、テトラグリセ
リンモノオレエート0.51gを、ショ糖脂肪酸モノオ
レエート0.51gに代えて、実施例3に準じて高級脂
肪アルコール含有飲料を得て、実施例1と同様の試験を
行った。その結果を第4表に示す。
【0030】実施例4第1表の組成を有する高級脂肪ア
ルコール(オクタコサノール含有12.5重量%)2.
5gと界面活性剤としてのデカグリセリンモノオレエー
ト25gをエタノール50gに溶解混合した。これとは
別にキラヤサポニン4.5gを水218mlに溶解し、
この水溶液を約90℃に昇温した後、先の高級脂肪アル
コールの混合物を添加してよく混合し、プロペラ式撹拌
機を用いて乳化処理しながら低級アルコールを蒸発させ
、均一な液状として高級脂肪アルコール含有水溶性組成
物を得た。得られた可溶化液を200mlの缶に充填後
85℃で20分間殺菌し、高級脂肪アルコール含有水溶
性組成物を得、実施例1と同様の試験を行った。その結
果を第4表に示す
【0031】
【表4】
【0032】注  混合割合欄の括弧内の数字は高級脂
肪アルコールに対する混合割合(重量部)を示す。以上
の実施例1〜4の結果から明らかなように、オクタコサ
ノール水溶性組成物は可溶化安定性が著しく優れている
ことがわかる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、高級脂肪アルコールを
特定の界面活性剤及び低級アルコールの存在下で可溶化
した結果、長期間保存しても高級脂肪アルコールが沈殿
あるいは浮遊することなく、均一な可溶化状態を保った
高級脂肪アルコール含有水溶性組成物を得ることができ
、食品の風味を損なわず、毒性もなく、高級脂肪アルコ
ール含有食品添加物として、種々の食品に広く適用でき
る利点がある。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】界面活性剤及び低級アルコール並びに所望
    によって添加される安定剤の存在下で、炭素数20〜3
    6の高級脂肪アルコールを可溶化した水溶性組成物であ
    って、該界面活性剤が重合度4〜10のポリグリセリン
    とカプリル酸、ラウリン酸及びオレイン酸とのモノエス
    テルの中から選ばれる少なくとも1種の化合物であるこ
    とを特徴とする高級脂肪アルコール含有水溶性組成物。
  2. 【請求項2】低級アルコールがエタノールであることを
    特徴とする請求項1記載の高級脂肪アルコール含有水溶
    性組成物。
  3. 【請求項3】安定剤としてサポニン類を添加することを
    特徴とする請求項1又は2記載の高級脂肪アルコール含
    有水溶性組成物。
  4. 【請求項4】高級脂肪アルコールと界面活性剤を低級ア
    ルコールに溶解して溶液を得て、次いで、この溶液を水
    と混合したのちに、低級アルコールを実質的に除去する
    ことにより高級脂肪アルコールを水に均一に可溶化させ
    ることを特徴とする請求項1、2及び3記載の高級脂肪
    アルコール含有水溶性組成物の製造方法。
JP3140890A 1990-06-29 1991-05-16 高級脂肪アルコール含有水溶性組成物及びその製造方法 Pending JPH04228050A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2815255A1 (fr) * 2001-01-23 2002-04-19 Oreal Composition, notamment cosmetique, comprenant au moins un derive de sapogenine et au moins un solubilisant du derive de sapogenine
JP4948732B2 (ja) * 2000-01-18 2012-06-06 ラボラトワール エクスパンシアンス 5α−レダクターゼ活性を阻害するように設計された組成物を調製するための少なくとも1つの脂肪酸エステルの薬理学、特定の皮膚科学、化粧品における使用および食品添加物としての使用。

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