JPH0422783A - スクロール流体機械 - Google Patents
スクロール流体機械Info
- Publication number
- JPH0422783A JPH0422783A JP12548990A JP12548990A JPH0422783A JP H0422783 A JPH0422783 A JP H0422783A JP 12548990 A JP12548990 A JP 12548990A JP 12548990 A JP12548990 A JP 12548990A JP H0422783 A JPH0422783 A JP H0422783A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scroll member
- oil
- fixed scroll
- case
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 title claims description 19
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 claims description 16
- 239000011148 porous material Substances 0.000 claims description 8
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 claims description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 abstract description 7
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 78
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 8
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 8
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 4
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 2
- 235000013527 bean curd Nutrition 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C27/00—Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C27/005—Axial sealings for working fluid
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C23/00—Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C23/008—Hermetic pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
- F04C29/026—Lubricant separation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、空調装置や冷凍装置等に利用され縦形に設置
される密閉形のスクロール流体機械に関する。
される密閉形のスクロール流体機械に関する。
（従来の技術）
従来のスクロール流体機械としては、渦巻状ノスクロー
ル部材を用いたスクロールタイプの電動圧縮機が知られ
ている。この種の圧縮機では、電動機の駆動軸に対して
偏心したクランク軸を備え、このクランク軸に可動スク
ロール部材か゛連結され、駆動軸の回転に伴って可動ス
クロール部材が偏心運動し、ケースに固設された固定ス
クロール部材との間に形成される複数の圧縮室で冷奴ガ
スの圧縮が行なわれる。
ル部材を用いたスクロールタイプの電動圧縮機が知られ
ている。この種の圧縮機では、電動機の駆動軸に対して
偏心したクランク軸を備え、このクランク軸に可動スク
ロール部材か゛連結され、駆動軸の回転に伴って可動ス
クロール部材が偏心運動し、ケースに固設された固定ス
クロール部材との間に形成される複数の圧縮室で冷奴ガ
スの圧縮が行なわれる。
また、この種の電動圧縮機では、電動機駆動軸を垂直に
した縦形で用いられるものが知られており、この種の縦
形の電動圧縮機ては、冷媒ガスの低圧側である吸入部を
下側に、高圧側である吐出部が双方のスクロール部材の
上側になるように形成されている（例えば、特開昭６１
−８４０７号、特開昭６１−４０４８３号、特公平１−
１６３４６号）。
した縦形で用いられるものが知られており、この種の縦
形の電動圧縮機ては、冷媒ガスの低圧側である吸入部を
下側に、高圧側である吐出部が双方のスクロール部材の
上側になるように形成されている（例えば、特開昭６１
−８４０７号、特開昭６１−４０４８３号、特公平１−
１６３４６号）。
（発明が解決しようとする課題）
ところが、上述した従来のスクロール流体機械によれは
、オイル室がケースの下部に設けられていたので、駆動
軸の摺動部等に潤滑油を供給するには、オイル室から吸
上げるため、オイルポンプやオイル孔を設けなけらばな
らず、構造が複雑となる。また、双方のスクロール部材
による冷媒の圧縮時には、スラスト方向の大きな力が可
動スクロール部材に作用し、これに伴って可動スクロー
ル部材とこれを支持する支持部材との摺擦部の摩擦力が
増大するとともに効率が低下するという不具合があった
。
、オイル室がケースの下部に設けられていたので、駆動
軸の摺動部等に潤滑油を供給するには、オイル室から吸
上げるため、オイルポンプやオイル孔を設けなけらばな
らず、構造が複雑となる。また、双方のスクロール部材
による冷媒の圧縮時には、スラスト方向の大きな力が可
動スクロール部材に作用し、これに伴って可動スクロー
ル部材とこれを支持する支持部材との摺擦部の摩擦力が
増大するとともに効率が低下するという不具合があった
。
そこて、本発明では、オイル室を高圧側に設けることに
より、上記問題点を解決することを目的としている。
より、上記問題点を解決することを目的としている。
（課題を解決するための手段及びその作用）第１請求項
に係るスクロール流体機械は、冷媒の吐出側を上部にし
て設置されるケースと、支持ブロックに支持された電動
機の駆動軸と、この駆動軸に一体的に形成されたクラン
ク軸と、このクランク軸に結合されて偏心運動する可動
スクロール部材と、この可動スクロール部材に上方から
噛み合うよう前記ケースに固定された固定スクロール部
材とを備えたスクロール流体機械であって、前記固定ス
クロール部材の冷媒吐出部にオイル分離器を設けるとと
もに、固定スクロール部材を前記ケースに密閉的に組み
付け、固定スクロール部材の上部空間をオイル室とした
構成とされている。
に係るスクロール流体機械は、冷媒の吐出側を上部にし
て設置されるケースと、支持ブロックに支持された電動
機の駆動軸と、この駆動軸に一体的に形成されたクラン
ク軸と、このクランク軸に結合されて偏心運動する可動
スクロール部材と、この可動スクロール部材に上方から
噛み合うよう前記ケースに固定された固定スクロール部
材とを備えたスクロール流体機械であって、前記固定ス
クロール部材の冷媒吐出部にオイル分離器を設けるとと
もに、固定スクロール部材を前記ケースに密閉的に組み
付け、固定スクロール部材の上部空間をオイル室とした
構成とされている。
したがって、オイル室が固定スクロール部材の上側に位
置するので、オイル室内の高圧のオイルの重量及び圧力
により、該固定スクロール部材は下方に向は押し付けら
れ、可動スクロール部材とのシール性が向上する。
置するので、オイル室内の高圧のオイルの重量及び圧力
により、該固定スクロール部材は下方に向は押し付けら
れ、可動スクロール部材とのシール性が向上する。
第２請求項に係るスクロール流体機械は、冷媒の吐出側
を上部にして設置されるケースと、支持ブロックに支持
された電動機の駆動軸と、この駆動軸に一体的に形成さ
れたクランク軸と、このクランク軸に結合されて偏心運
動する可動スクロール部材と、この可動スクロール部材
に上方から噛み合うよう前記ケースに固定された固定ス
クロール部材とを備えたスクロール流体機械であって、
前記固定スクロール部材の冷媒吐出部にオイル分離器を
設けるとともに、固定スクロール部材を前記ケースに密
閉的に組み付け、固定スクロール部材の上部空間をオイ
ル室とし、このオイル室と前記可動スクロール部材の背
面側とに連通しオイル室の高圧を導く細孔を設けた構成
どされている。
を上部にして設置されるケースと、支持ブロックに支持
された電動機の駆動軸と、この駆動軸に一体的に形成さ
れたクランク軸と、このクランク軸に結合されて偏心運
動する可動スクロール部材と、この可動スクロール部材
に上方から噛み合うよう前記ケースに固定された固定ス
クロール部材とを備えたスクロール流体機械であって、
前記固定スクロール部材の冷媒吐出部にオイル分離器を
設けるとともに、固定スクロール部材を前記ケースに密
閉的に組み付け、固定スクロール部材の上部空間をオイ
ル室とし、このオイル室と前記可動スクロール部材の背
面側とに連通しオイル室の高圧を導く細孔を設けた構成
どされている。
したがって、前記第１請求項の発明に加えて、オイル室
内の高圧のオイルが細孔を通じて可動スクロール部材の
背面側に導かれるので、可動スクロール部材が上方に押
し上けられ、固定スクロール部材とのシール性がより一
層高まり、圧縮効率が向上する。また、可動スクロール
部材と支持ブロックとの摺擦抵抗が減少し駆動効率が向
上する。
内の高圧のオイルが細孔を通じて可動スクロール部材の
背面側に導かれるので、可動スクロール部材が上方に押
し上けられ、固定スクロール部材とのシール性がより一
層高まり、圧縮効率が向上する。また、可動スクロール
部材と支持ブロックとの摺擦抵抗が減少し駆動効率が向
上する。
第３請求項に係るスクロール流体機械は、冷媒の吐出側
を上部にして設置されるケースと、支持ブロックに支持
された電動機の駆動軸と、この駆動軸に一体的に形成さ
れたクランク軸と、このクランク軸に結合されて偏心運
動する可動スクロール部材と、この可動スクロール部材
に上方から噛み合うよう前記ケースに固定された固定ス
クロール部材とを備えたスクロール流体機械てあって、
前記固定スクロール部材の冷媒吐出部にオイル分離器を
設けるとともに、固定スクロール部材を前記ケースに密
閉的に組み付け、固定スクロール部材の上部空間をオイ
ル室とし、このオイル室と前記可動スクロール部材の背
面側とに連通しオイル室の高圧を導く細孔を設け、この
細孔に導かれたオイルを回転摺擦部の潤滑に用いた構成
とされている。
を上部にして設置されるケースと、支持ブロックに支持
された電動機の駆動軸と、この駆動軸に一体的に形成さ
れたクランク軸と、このクランク軸に結合されて偏心運
動する可動スクロール部材と、この可動スクロール部材
に上方から噛み合うよう前記ケースに固定された固定ス
クロール部材とを備えたスクロール流体機械てあって、
前記固定スクロール部材の冷媒吐出部にオイル分離器を
設けるとともに、固定スクロール部材を前記ケースに密
閉的に組み付け、固定スクロール部材の上部空間をオイ
ル室とし、このオイル室と前記可動スクロール部材の背
面側とに連通しオイル室の高圧を導く細孔を設け、この
細孔に導かれたオイルを回転摺擦部の潤滑に用いた構成
とされている。
したがって、前記第２請求項の発明に加えて、オイル室
の高圧のオイルが細孔を通じて低圧側の各部の摺擦部に
供給されるので、ケース下部にオイル室がある場合のよ
うにオイルポンプや長いオイル孔が不要となり、構造が
簡素化される。また、常時高圧によりオイルが供給され
るので、回転速度の犬きさに伴ってオイル供給量が変化
することがなくなり、確実なる潤滑ができる。
の高圧のオイルが細孔を通じて低圧側の各部の摺擦部に
供給されるので、ケース下部にオイル室がある場合のよ
うにオイルポンプや長いオイル孔が不要となり、構造が
簡素化される。また、常時高圧によりオイルが供給され
るので、回転速度の犬きさに伴ってオイル供給量が変化
することがなくなり、確実なる潤滑ができる。
（実施例）
以下に本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
図面はスクロールタイプの密閉形電動圧縮機すなわちス
クロール流体機械１を示しており、同図中２は密閉ケー
スであり、このケース２は筒状部３と上下の閉塞部４及
び５とにより形成されている。
クロール流体機械１を示しており、同図中２は密閉ケー
スであり、このケース２は筒状部３と上下の閉塞部４及
び５とにより形成されている。
上記ケース２内の下部にはブラシレスの直流電動機８が
配設されている。すなわち、電動機８の駆動軸９がケー
ス２の上下方向に配設され、駆動軸９の下部が軸受１０
を介してケース底部に支承されている。駆動軸９の上部
はケース２に固設された支持ソロツク１１の軸受部１１
ａに支持されている。駆動軸９の下端側には積層鉄心か
らなる柱状のロータ１２が固着され、このロータ１２の
周面にはＮ極とＳ極とが交互に配設された永久磁石１３
が取付けられている。また、永久磁石１３の周囲には筒
状の固定子１４が固定部材１５を介して、ボルト１６に
より支持ブロック１１に固設されている。この固定子１
４は積層鉄心により形成され、固定子１４の各突極部に
は励磁コイル１７かそれぞれ巻回されている。尚、励磁
コイル１７は図示しないリー１く線によりケース外に引
出されている。
配設されている。すなわち、電動機８の駆動軸９がケー
ス２の上下方向に配設され、駆動軸９の下部が軸受１０
を介してケース底部に支承されている。駆動軸９の上部
はケース２に固設された支持ソロツク１１の軸受部１１
ａに支持されている。駆動軸９の下端側には積層鉄心か
らなる柱状のロータ１２が固着され、このロータ１２の
周面にはＮ極とＳ極とが交互に配設された永久磁石１３
が取付けられている。また、永久磁石１３の周囲には筒
状の固定子１４が固定部材１５を介して、ボルト１６に
より支持ブロック１１に固設されている。この固定子１
４は積層鉄心により形成され、固定子１４の各突極部に
は励磁コイル１７かそれぞれ巻回されている。尚、励磁
コイル１７は図示しないリー１く線によりケース外に引
出されている。
ケース下部の固定子１４の下側には吸入用のユニオン１
９が取付けられ、このユニオン１９には吸入パイプが接
続されて冷媒ガスか吸入される。
９が取付けられ、このユニオン１９には吸入パイプが接
続されて冷媒ガスか吸入される。
したがって、冷媒カスは、図中の太い矢印で示ずように
、固定子１４の突起間の空間部に導かれて上昇し、固定
子１４及びコイル１７の冷却が行なわれる。
、固定子１４の突起間の空間部に導かれて上昇し、固定
子１４及びコイル１７の冷却が行なわれる。
上記駆動軸９の上端側には、駆動軸９の中心０１から所
定寸法文だけその中心０２が偏心したクランク軸２０が
一体に形成されている。このクランク軸２０は、可動ス
クロール部材２１の背面部に凹状に形成された連結挿入
部２１ａに回転可能に挿入されており、駆動軸９の回転
に伴ってクランク軸２０が偏心運動し、これにより可動
スクロール部材２１が旋回駆動される。また、クランク
軸２０か駆動軸に対して偏心しているので、駆動軸９の
回転バランスを安定させるために、駆動軸９の上部には
バランスウェイト２２が設けられている。
定寸法文だけその中心０２が偏心したクランク軸２０が
一体に形成されている。このクランク軸２０は、可動ス
クロール部材２１の背面部に凹状に形成された連結挿入
部２１ａに回転可能に挿入されており、駆動軸９の回転
に伴ってクランク軸２０が偏心運動し、これにより可動
スクロール部材２１が旋回駆動される。また、クランク
軸２０か駆動軸に対して偏心しているので、駆動軸９の
回転バランスを安定させるために、駆動軸９の上部には
バランスウェイト２２が設けられている。
更に、支持ブロック１１には周方向に亘る数箇所にビン
２３が突設されており、これに対応して可動スクロール
部材２１の背面側周縁部には半円状の切欠部２４が形成
されている。そして、半円形の切欠部２４にピン２３が
それぞれ係合することにより、可動スクロール部材２１
の自転を阻止し、これらによって自転阻止機構が構成さ
れている。
２３が突設されており、これに対応して可動スクロール
部材２１の背面側周縁部には半円状の切欠部２４が形成
されている。そして、半円形の切欠部２４にピン２３が
それぞれ係合することにより、可動スクロール部材２１
の自転を阻止し、これらによって自転阻止機構が構成さ
れている。
上記クランク軸２０に結合された可動スクロール部材２
１は、固定スクロール部材２６と噛み合っており、これ
ら双方のスクロール部材２１と２６により、吸入圧であ
る吸入圧室２７、中間圧に圧縮される中間圧室２８、吐
出圧の高圧まで圧縮される吐出圧室２９とに形成される
。固定スクロール部材２６の中央部には吐出圧室２９に
連通する吐出ボート３０が形成され、この吐出ボート３
０には吐出バイブ３１の下端側が接続されており、吐出
バイブ３１の上端側にはオイル分離器（セパレータ）３
２が設けられている。
１は、固定スクロール部材２６と噛み合っており、これ
ら双方のスクロール部材２１と２６により、吸入圧であ
る吸入圧室２７、中間圧に圧縮される中間圧室２８、吐
出圧の高圧まで圧縮される吐出圧室２９とに形成される
。固定スクロール部材２６の中央部には吐出圧室２９に
連通する吐出ボート３０が形成され、この吐出ボート３
０には吐出バイブ３１の下端側が接続されており、吐出
バイブ３１の上端側にはオイル分離器（セパレータ）３
２が設けられている。
オイル分離器３２は下部案内板３３と上部案内板３４と
を有し、薄い円盤状に形成され、下部案内板３３の中央
部に吐出バイブ３１が接続されている。またオイル分離
器３２の周縁部には分離部材３５が配設され、上記吐出
圧室２９の冷ｔ）Ｘカスが吐出ボート３０．吐出バイブ
３１を通じてオイル分離器３２内に導かれ、周縁部の分
離部材３５を通して、ケース２の上部に取付けられた吐
出用のユニオン３６から吐出される。この場合、分離部
材３５を冷媒ガスが通過する際に、ガス内に混入したミ
スト状のオイルが分離され、重力により固定スクロール
部材２６の上部空間に溜まる。本実施例ては、オイル分
離器３２の直径は可及的に大きい寸法に形成されており
、したがって、オイル分離器３２内でのガス速度が均一
に低下し、オイルの分離効率を高めることかできる。
を有し、薄い円盤状に形成され、下部案内板３３の中央
部に吐出バイブ３１が接続されている。またオイル分離
器３２の周縁部には分離部材３５が配設され、上記吐出
圧室２９の冷ｔ）Ｘカスが吐出ボート３０．吐出バイブ
３１を通じてオイル分離器３２内に導かれ、周縁部の分
離部材３５を通して、ケース２の上部に取付けられた吐
出用のユニオン３６から吐出される。この場合、分離部
材３５を冷媒ガスが通過する際に、ガス内に混入したミ
スト状のオイルが分離され、重力により固定スクロール
部材２６の上部空間に溜まる。本実施例ては、オイル分
離器３２の直径は可及的に大きい寸法に形成されており
、したがって、オイル分離器３２内でのガス速度が均一
に低下し、オイルの分離効率を高めることかできる。
更に、上記分離されたオイルを溜めるために、固定スク
ロール部材２６がケース２に密閉状に組み付けられ、こ
の固定スクロール部材２６の上部に形成され空間部をオ
イル室３８としている。このオイル室３８は、最大で４
５０ ［ｃｃ］が貯溜でき、通常時には３００ ［ｃｃ
］程度のオイルが溜まる。したかって、圧縮時に固定ス
クロール部材２６の中央部に吐出圧力が作用して固定ス
クロール部材２６がたわむが、オイル室３８内のオイル
の重量によりたわみ量が減少し、可動スクロール部材２
１とのシール性が確実となり、圧縮効率が高まる。
ロール部材２６がケース２に密閉状に組み付けられ、こ
の固定スクロール部材２６の上部に形成され空間部をオ
イル室３８としている。このオイル室３８は、最大で４
５０ ［ｃｃ］が貯溜でき、通常時には３００ ［ｃｃ
］程度のオイルが溜まる。したかって、圧縮時に固定ス
クロール部材２６の中央部に吐出圧力が作用して固定ス
クロール部材２６がたわむが、オイル室３８内のオイル
の重量によりたわみ量が減少し、可動スクロール部材２
１とのシール性が確実となり、圧縮効率が高まる。
また、上記オイル室３８と可動スクロール部材２１の背
面側とに連通し、高圧のオイルを可動スクロール部材２
１に作用させる細孔４０が設けられている。すなわち、
この細孔４０は、固定スクロール部材２６から支持ツ七
ツク１１に亘って樅に形成された縦孔４１と、支持ブロ
ック１１内に横方向に設けられた横孔４２とにより構成
され、横孔４２の先端側が開口し、可動スクロール部材
２１の背面に設けられた切欠部４４に連通している。
面側とに連通し、高圧のオイルを可動スクロール部材２
１に作用させる細孔４０が設けられている。すなわち、
この細孔４０は、固定スクロール部材２６から支持ツ七
ツク１１に亘って樅に形成された縦孔４１と、支持ブロ
ック１１内に横方向に設けられた横孔４２とにより構成
され、横孔４２の先端側が開口し、可動スクロール部材
２１の背面に設けられた切欠部４４に連通している。
そして、オイル室３８のオイルが細孔４０を通じて可動
スクロール部材２１背面側の切欠部４４に導かれ、高圧
のオイルが可動スクロール部材２１の背面に付与される
ことになる。したがって、圧縮時には可動スクロール部
材２１が支持ブロック１１に強く押し付けられることに
なり、これらの摺接力が大きくなるが、高圧のオイルが
可動スクロール部材背面に高圧のオイルが作用すること
により、可動スクロール部材２１を上方に押し上げ、支
持ブロック側に作用する可動スクロール部材２１の力を
緩和することができる。このため、可動スクロール部材
２１と固定スクロール部材２６とのシール性か高まり、
圧縮効率が高まる。また、可動スクロール部材２１と支
持ブロック１１との潤滑が良好となり、駆動効率の向上
を図ることができる。尚、この場合、可動スクロール部
材２１を上方に押し上げる度合は、背面に設ける切欠部
の大きさにより調整可能である。
スクロール部材２１背面側の切欠部４４に導かれ、高圧
のオイルが可動スクロール部材２１の背面に付与される
ことになる。したがって、圧縮時には可動スクロール部
材２１が支持ブロック１１に強く押し付けられることに
なり、これらの摺接力が大きくなるが、高圧のオイルが
可動スクロール部材背面に高圧のオイルが作用すること
により、可動スクロール部材２１を上方に押し上げ、支
持ブロック側に作用する可動スクロール部材２１の力を
緩和することができる。このため、可動スクロール部材
２１と固定スクロール部材２６とのシール性か高まり、
圧縮効率が高まる。また、可動スクロール部材２１と支
持ブロック１１との潤滑が良好となり、駆動効率の向上
を図ることができる。尚、この場合、可動スクロール部
材２１を上方に押し上げる度合は、背面に設ける切欠部
の大きさにより調整可能である。
また、上記切欠部４４には、可動スクロール部材２１に
設けられたオイル孔４５の一端側が連通し、このオイル
孔４５の他端側は、可動スクロール部材２１の連結挿入
部２１ａのクランク軸２０上方まで亘って形成されてい
る。そして、このオイル孔４５に導入されたオイルによ
り、クランク軸２０と可動スクロール部材２１の連結挿
入部２１ａとの間が潤滑される。更にオイル孔４５には
、クランク軸２０から駆動軸９に亘る内部に設けられた
オイル穴４６が連通し、このオイル穴４６の下部には支
持ブロック１１の軸受部に臨む開口部４７が設けられて
いる。そして、オイル穴４６に供給されたオイルが、開
口部４７を通じて駆動軸９と支持ブロック１１の軸受部
１１ａとの間に供給されて潤滑される。この場合、上記
オイル室３８がケース２の上部に設置されるとともに高
圧状態となっているので、重力と高圧によりオイルが低
圧側の各摺接部に供給されることになり、オイルポンプ
や駆動軸内にオイル孔を設けることか不要となって、構
造が簡素化する。また、回転速度によりオイル供給量が
変化することがなく、オイルむらを生ずることがない。
設けられたオイル孔４５の一端側が連通し、このオイル
孔４５の他端側は、可動スクロール部材２１の連結挿入
部２１ａのクランク軸２０上方まで亘って形成されてい
る。そして、このオイル孔４５に導入されたオイルによ
り、クランク軸２０と可動スクロール部材２１の連結挿
入部２１ａとの間が潤滑される。更にオイル孔４５には
、クランク軸２０から駆動軸９に亘る内部に設けられた
オイル穴４６が連通し、このオイル穴４６の下部には支
持ブロック１１の軸受部に臨む開口部４７が設けられて
いる。そして、オイル穴４６に供給されたオイルが、開
口部４７を通じて駆動軸９と支持ブロック１１の軸受部
１１ａとの間に供給されて潤滑される。この場合、上記
オイル室３８がケース２の上部に設置されるとともに高
圧状態となっているので、重力と高圧によりオイルが低
圧側の各摺接部に供給されることになり、オイルポンプ
や駆動軸内にオイル孔を設けることか不要となって、構
造が簡素化する。また、回転速度によりオイル供給量が
変化することがなく、オイルむらを生ずることがない。
（発明の効果）
以上説明したように、本発明によれば、オイル室を上側
に配置される吐出側に設けたので、オイルの重力により
固定スクロール部材を常時下方に押し付けることとなり
（第１請求項の発明）、可動スクロール部材とのシール
性が高まり、圧縮効率か向上する。
に配置される吐出側に設けたので、オイルの重力により
固定スクロール部材を常時下方に押し付けることとなり
（第１請求項の発明）、可動スクロール部材とのシール
性が高まり、圧縮効率か向上する。
また、オイル室の高圧のオイルが可動スクロール部材の
背面側に供給されるので、可動スクロール部材を固定ス
クロール部材に向は上方へ押し上げる力が作用し、双方
のスクロール部材のシール性か向上し、圧縮効率を向上
することができる（第２請求項の発明）。
背面側に供給されるので、可動スクロール部材を固定ス
クロール部材に向は上方へ押し上げる力が作用し、双方
のスクロール部材のシール性か向上し、圧縮効率を向上
することができる（第２請求項の発明）。
更に、オイル室の高圧のオイルな各摺接部に供給する構
造としたので、常時オイルが供給されることになり、従
来のようにオイルポンプや長いオイル孔が不要となって
構造が簡単となり、回転数によってオイル量が変化する
ことがなくなり、その結果、確実なる潤滑が可能となる
（第３請求項の発明）。
造としたので、常時オイルが供給されることになり、従
来のようにオイルポンプや長いオイル孔が不要となって
構造が簡単となり、回転数によってオイル量が変化する
ことがなくなり、その結果、確実なる潤滑が可能となる
（第３請求項の発明）。
図面は本発明の一実施例を示すスクロール流体機械の継
断面図である。 １・・・スクロール流体機械 ２・・・ケース８．９・
・・電動機及びその駆動軸 １１・・・支持ブロック ２０・・・クランク軸２１
・・・可動スクロール部材 ２６・・・固定スクロール部材 ３２・・・オイル分離器 ３８・・・オイル室 ４０・・・細孔
断面図である。 １・・・スクロール流体機械 ２・・・ケース８．９・
・・電動機及びその駆動軸 １１・・・支持ブロック ２０・・・クランク軸２１
・・・可動スクロール部材 ２６・・・固定スクロール部材 ３２・・・オイル分離器 ３８・・・オイル室 ４０・・・細孔
Claims (3)
- （１）冷媒の吐出側を上部にして設置されるケースと、
支持ブロックに支持された電動機の駆動軸と、この駆動
軸に一体的に形成されたクランク軸と、このクランク軸
に結合されて偏心運動する可動スクロール部材と、この
可動スクロール部材に上方から噛み合うよう前記ケース
に固定された固定スクロール部材とを備えたスクロール
流体機械において、 前記固定スクロール部材の冷媒吐出部にオイル分離器を
設けるとともに、固定スクロール部材を前記ケースに密
閉的に組み付け、固定スクロール部材の上部空間をオイ
ル室としたことを特徴とするスクロール流体機械。 - （２）冷媒の吐出側を上部にして設置されるケースと、
支持ブロックに支持された電動機の駆動軸と、この駆動
軸に一体的に形成されたクランク軸と、このクランク軸
に結合されて偏心運動する可動スクロール部材と、この
可動スクロール部材に上方から噛み合うよう前記ケース
に固定された固定スクロール部材とを備えたスクロール
流体機械において、 前記固定スクロール部材の冷媒吐出部にオイル分離器を
設けるとともに、固定スクロール部材を前記ケースに密
閉的に組み付け、固定スクロール部材の上部空間をオイ
ル室とし、このオイル室と前記可動スクロール部材の背
面側とに連通しオイル室の高圧を導く細孔を設けたこと
を特徴とするスクロール流体機械。 - （３）冷媒の吐出側を上部にして設置されるケースと、
支持ブロックに支持された電動機の駆動軸と、この駆動
軸に一体的に形成されたクランク軸と、このクランク軸
に結合されて偏心運動する可動スクロール部材と、この
可動スクロール部材に上方から噛み合うよう前記ケース
に固定された固定スクロール部材とを備えたスクロール
流体機械において、 前記固定スクロール部材の冷媒吐出部にオイル分離器を
設けるとともに、固定スクロール部材を前記ケースに密
閉的に組み付け、固定スクロール部材の上部空間をオイ
ル室とし、このオイル室と前記可動スクロール部材の背
面側とに連通しオイル室の高圧を導く細孔を設け、この
細孔に導かれたオイルを回転摺擦部の潤滑に用いること
を特徴とするスクロール流体機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12548990A JPH0422783A (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | スクロール流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12548990A JPH0422783A (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | スクロール流体機械 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0422783A true JPH0422783A (ja) | 1992-01-27 |
Family
ID=14911360
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12548990A Pending JPH0422783A (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | スクロール流体機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0422783A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1122437A2 (en) * | 2000-02-02 | 2001-08-08 | Copeland Corporation | Scroll compressor |
| US6309196B1 (en) * | 2000-06-01 | 2001-10-30 | Westinghouse Air Brake Technologies Corporation | Oiless rotary scroll air compressor antirotation lubrication mechanism |
| WO2002044562A3 (en) * | 2000-12-01 | 2002-09-26 | Bristol Compressors | Hermetic compressor |
| WO2004030792A3 (en) * | 2002-10-03 | 2004-07-22 | York Int Corp | Compressor systems for use with smokeless lubricant |
| US20180328364A1 (en) * | 2017-05-12 | 2018-11-15 | Lg Electronics Inc. | Scroll compressor |
-
1990
- 1990-05-17 JP JP12548990A patent/JPH0422783A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1122437A2 (en) * | 2000-02-02 | 2001-08-08 | Copeland Corporation | Scroll compressor |
| EP1122437A3 (en) * | 2000-02-02 | 2002-06-12 | Copeland Corporation | Scroll compressor |
| US6309196B1 (en) * | 2000-06-01 | 2001-10-30 | Westinghouse Air Brake Technologies Corporation | Oiless rotary scroll air compressor antirotation lubrication mechanism |
| WO2002044562A3 (en) * | 2000-12-01 | 2002-09-26 | Bristol Compressors | Hermetic compressor |
| US6499971B2 (en) | 2000-12-01 | 2002-12-31 | Bristol Compressors, Inc. | Compressor utilizing shell with low pressure side motor and high pressure side oil sump |
| CN1308595C (zh) * | 2000-12-01 | 2007-04-04 | 布里斯托尔压缩机公司 | 利用带有低压侧电机和高压侧油槽的壳体的压缩机 |
| WO2004030792A3 (en) * | 2002-10-03 | 2004-07-22 | York Int Corp | Compressor systems for use with smokeless lubricant |
| US6880360B2 (en) | 2002-10-03 | 2005-04-19 | York International Corporation | Compressor systems for use with smokeless lubricant |
| US20180328364A1 (en) * | 2017-05-12 | 2018-11-15 | Lg Electronics Inc. | Scroll compressor |
| US10895260B2 (en) * | 2017-05-12 | 2021-01-19 | Lg Electronics Inc. | Scroll compressor with oil separation member |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US10648471B2 (en) | Scroll compressor | |
| EP1520990B1 (en) | Rotary compressor | |
| KR101719937B1 (ko) | 스크롤 압축기 | |
| MXPA01001069A (es) | Compresor de espiral horizontal. | |
| KR20040081057A (ko) | 스크롤압축기 | |
| CN102472277A (zh) | 压缩机 | |
| EP2187060B1 (en) | Hermetic compressor and refrigeration cycle device having the same | |
| KR101073270B1 (ko) | 압축기 | |
| JP3420641B2 (ja) | 密閉形圧縮機 | |
| KR100612811B1 (ko) | 횡형 로터리 압축기 | |
| JPH0422783A (ja) | スクロール流体機械 | |
| JP2008501080A (ja) | 密閉型圧縮機 | |
| US20120128516A1 (en) | Compressor | |
| EP2466140A1 (en) | Compressor | |
| JP2005139973A (ja) | 多段圧縮式ロータリ圧縮機 | |
| JPH074366A (ja) | スクロール型コンプレッサ | |
| JP2004150406A (ja) | 圧縮機 | |
| JP2009002352A (ja) | 圧縮機 | |
| JP2005344658A (ja) | 電動気体圧縮機 | |
| JPH04203380A (ja) | 横形冷媒圧縮機 | |
| JP4263047B2 (ja) | 横置き型圧縮機 | |
| JPH09151850A (ja) | 密閉型回転圧縮機 | |
| JPH0615870B2 (ja) | 横形ロ−タリ−式圧縮機 | |
| JP6738174B2 (ja) | 冷媒圧縮機 | |
| KR101698085B1 (ko) | 밀폐형 압축기 |