JPH074366A - スクロール型コンプレッサ - Google Patents
スクロール型コンプレッサInfo
- Publication number
- JPH074366A JPH074366A JP5171101A JP17110193A JPH074366A JP H074366 A JPH074366 A JP H074366A JP 5171101 A JP5171101 A JP 5171101A JP 17110193 A JP17110193 A JP 17110193A JP H074366 A JPH074366 A JP H074366A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thrust bearing
- scroll member
- shaft
- drive shaft
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0215—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/0042—Driving elements, brakes, couplings, transmissions specially adapted for pumps
- F04C29/005—Means for transmitting movement from the prime mover to driven parts of the pump, e.g. clutches, couplings, transmissions
- F04C29/0057—Means for transmitting movement from the prime mover to driven parts of the pump, e.g. clutches, couplings, transmissions for eccentric movement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C23/00—Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C23/008—Hermetic pumps
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スラスト軸受にかかる荷重を軽減し、スラス
ト軸受の焼付きを防止すると共に、スラスト軸受の耐久
性を向上させる。 【構成】 スラスト軸受の内径と揺動軸の外径を等しく
したことによって、スラスト軸受を必要最小限にできる
ためにスラスト軸受での動力損失を小さくすることがで
きる。
ト軸受の焼付きを防止すると共に、スラスト軸受の耐久
性を向上させる。 【構成】 スラスト軸受の内径と揺動軸の外径を等しく
したことによって、スラスト軸受を必要最小限にできる
ためにスラスト軸受での動力損失を小さくすることがで
きる。
Description
【0001】この発明は、固定スクロール部材と揺動ス
クロール部材によって形成された圧縮室の容積を変化さ
せ、吸入した冷媒を圧縮するスクロール型コンプレッサ
に関する。
クロール部材によって形成された圧縮室の容積を変化さ
せ、吸入した冷媒を圧縮するスクロール型コンプレッサ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スクロール型コンプレッサにおい
ては、固定スクロール部材及び揺動スクロール部材によ
って圧縮室を画成すると共に、固定スクロール部材に対
して揺動スクロール部材が揺動運動するために、前記お
互いの摺動当接面における潤滑及びシールが重要な問題
となっている。
ては、固定スクロール部材及び揺動スクロール部材によ
って圧縮室を画成すると共に、固定スクロール部材に対
して揺動スクロール部材が揺動運動するために、前記お
互いの摺動当接面における潤滑及びシールが重要な問題
となっている。
【0003】この問題に対して、例えば特開平3−14
9391号公報に示されるスクロール型コンプレッサ
は、ロータリー式の容積型の油ポンプを構成配置するこ
とにより、圧縮作業空間に供給する潤滑油の流量とは無
関係に、十分な流量で確実に軸受に給油することを可能
としたものである。これによって、旋回駆動軸受、偏心
軸受や第1主軸受にかかる高い負荷に対して、大きな潤
滑油量を確保できるものである。
9391号公報に示されるスクロール型コンプレッサ
は、ロータリー式の容積型の油ポンプを構成配置するこ
とにより、圧縮作業空間に供給する潤滑油の流量とは無
関係に、十分な流量で確実に軸受に給油することを可能
としたものである。これによって、旋回駆動軸受、偏心
軸受や第1主軸受にかかる高い負荷に対して、大きな潤
滑油量を確保できるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記引例にお
いて、コンプレッサの軽量化、原価低減等の理由によっ
て、固定スクロール部材及び揺動スクロール部材を鉄系
以外の材料、例えばアルミニウム等で作った場合、揺動
スクロール部材にかかる背圧が高圧であるために、揺動
スクロール部材は固定スクロール部材側に押圧されるこ
ととなり、揺動スクロール部材と固定スクロール部材の
摺動当接部分が焼き付くという問題点が発生し,これを
解決するために、この駆動軸にかかる荷重をスラスト軸
受を設けて受けることとなる。
いて、コンプレッサの軽量化、原価低減等の理由によっ
て、固定スクロール部材及び揺動スクロール部材を鉄系
以外の材料、例えばアルミニウム等で作った場合、揺動
スクロール部材にかかる背圧が高圧であるために、揺動
スクロール部材は固定スクロール部材側に押圧されるこ
ととなり、揺動スクロール部材と固定スクロール部材の
摺動当接部分が焼き付くという問題点が発生し,これを
解決するために、この駆動軸にかかる荷重をスラスト軸
受を設けて受けることとなる。
【0005】しかし、この荷重が大きいとスラスト軸受
の焼き付きが発生することとなり、また常にこの荷重が
かかることから、スラスト軸受の耐久性が短くなるとい
う問題点が生じてくる。
の焼き付きが発生することとなり、また常にこの荷重が
かかることから、スラスト軸受の耐久性が短くなるとい
う問題点が生じてくる。
【0006】このために、この発明は、スラスト軸受に
かかる荷重を軽減し、スラスト軸受の焼付きを防止する
と共に、スラスト軸受の耐久性を向上させることのでき
るスクロール型コンプレッサを提供することにある。
かかる荷重を軽減し、スラスト軸受の焼付きを防止する
と共に、スラスト軸受の耐久性を向上させることのでき
るスクロール型コンプレッサを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するために手段】しかして、この発明は、
密閉ケース内の高圧空間に配され、密閉ケース内に固着
された固定子と駆動軸に固着される回転子とによって構
成される電動機と、前記駆動軸に偏心して延出した揺動
軸と、この揺動軸が挿入される挿入孔を有する揺動スク
ロール部材と、この揺動スクロール部材に噛合して圧縮
室を形成する固定スクロール部材と、この固定スクロー
ル部材を密閉ケース内に固定すると共に、前記揺動スク
ロール部材を前記固定スクロール部材と旋回自在に挟持
するブロックとを有し、前記駆動軸と前記ブロックとの
間にスラスト軸受を介在させて高圧側と低圧側とをシー
ルし、前記スラスト軸受の内径と前記揺動軸の外径を略
等しくしたことにある。
密閉ケース内の高圧空間に配され、密閉ケース内に固着
された固定子と駆動軸に固着される回転子とによって構
成される電動機と、前記駆動軸に偏心して延出した揺動
軸と、この揺動軸が挿入される挿入孔を有する揺動スク
ロール部材と、この揺動スクロール部材に噛合して圧縮
室を形成する固定スクロール部材と、この固定スクロー
ル部材を密閉ケース内に固定すると共に、前記揺動スク
ロール部材を前記固定スクロール部材と旋回自在に挟持
するブロックとを有し、前記駆動軸と前記ブロックとの
間にスラスト軸受を介在させて高圧側と低圧側とをシー
ルし、前記スラスト軸受の内径と前記揺動軸の外径を略
等しくしたことにある。
【0008】
【作用】したがって、この発明においては、スラスト軸
受の内径と揺動軸の外径を等しくしたことによって、ス
ラスト軸受を必要最小限にできるためにスラスト軸受で
の動力損失を小さくすることができ、上記課題が達成で
きるものである。
受の内径と揺動軸の外径を等しくしたことによって、ス
ラスト軸受を必要最小限にできるためにスラスト軸受で
の動力損失を小さくすることができ、上記課題が達成で
きるものである。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面により
説明する。
説明する。
【0010】図1で示すスクロール型コンプレッサ1に
おいて、冷媒吸入口2が設けられた円筒状部材3と、こ
の円筒状部材3の上端を閉塞する蓋体部材4と、下端を
閉塞する底体部材5とによって密閉ケース6が構成され
る。尚、前記蓋体部材4には、冷媒吐出口7と電動機8
の電力供給用端子9が設けられている。
おいて、冷媒吸入口2が設けられた円筒状部材3と、こ
の円筒状部材3の上端を閉塞する蓋体部材4と、下端を
閉塞する底体部材5とによって密閉ケース6が構成され
る。尚、前記蓋体部材4には、冷媒吐出口7と電動機8
の電力供給用端子9が設けられている。
【0011】電動機8は、例えば直流ブラシレスモータ
で、駆動軸10と、この駆動軸10に固着され周囲に永
久磁石が配された回転子(ロータ)11と、前記円筒状
部材3の内周面に固着されコイル12が巻回された固定
子(ステータ)13とによって構成されている。
で、駆動軸10と、この駆動軸10に固着され周囲に永
久磁石が配された回転子(ロータ)11と、前記円筒状
部材3の内周面に固着されコイル12が巻回された固定
子(ステータ)13とによって構成されている。
【0012】駆動軸10は、駆動軸保持部材14にベア
リング15を介して回動自在に保持され、上端近傍に上
部バランスウェート16が配され、この上部バランスウ
ェート16の下方にロータ11が固着されている。この
ロータ11の下方には、下部バランスウェート17が固
着され、このバランスウェート17の下方部分は、下記
するブロック18に形成の貫通孔19に挿入され、主軸
受20によって回転自在に保持されている。さらに駆動
軸10の下端部には、この駆動軸の中心軸に偏心して揺
動軸21が突設されている。
リング15を介して回動自在に保持され、上端近傍に上
部バランスウェート16が配され、この上部バランスウ
ェート16の下方にロータ11が固着されている。この
ロータ11の下方には、下部バランスウェート17が固
着され、このバランスウェート17の下方部分は、下記
するブロック18に形成の貫通孔19に挿入され、主軸
受20によって回転自在に保持されている。さらに駆動
軸10の下端部には、この駆動軸の中心軸に偏心して揺
動軸21が突設されている。
【0013】ブロック18は、前記円筒状部材3の内周
面に固着され、中央を貫通して形成された貫通孔19を
有し、下端面に下記する固定スクロール部材22がネジ
27によって固着され、これによって下記する揺動スク
ロール部材23を旋回自在に挟持している。また、前記
駆動軸10を保持するために、駆動軸10とブロック1
8の間には、主軸受20の他に下記するスラスト軸受
(第2のスラスト軸受)37が介在するものである。
尚、前記貫通孔19の下方部分は、揺動スクロール部材
23の挿入孔23aが形成される突設部23bが揺動で
きるように、径を大きく形成してある。
面に固着され、中央を貫通して形成された貫通孔19を
有し、下端面に下記する固定スクロール部材22がネジ
27によって固着され、これによって下記する揺動スク
ロール部材23を旋回自在に挟持している。また、前記
駆動軸10を保持するために、駆動軸10とブロック1
8の間には、主軸受20の他に下記するスラスト軸受
(第2のスラスト軸受)37が介在するものである。
尚、前記貫通孔19の下方部分は、揺動スクロール部材
23の挿入孔23aが形成される突設部23bが揺動で
きるように、径を大きく形成してある。
【0014】またブロック18には、前記揺動スクロー
ル部材23との摺動面には、揺動スクロール部材23の
自転を防止するオルダムリング24を収納するオルダム
リング収納溝25が形成されている。さらに、この摺動
面には、潤滑油溝が形成された第1のスラスト軸受26
が設けられている。
ル部材23との摺動面には、揺動スクロール部材23の
自転を防止するオルダムリング24を収納するオルダム
リング収納溝25が形成されている。さらに、この摺動
面には、潤滑油溝が形成された第1のスラスト軸受26
が設けられている。
【0015】揺動スクロール部材23は、上端面には、
中央に突設された突設部23bと、この突設部23bに
形成され前記揺動軸21が挿入される挿入孔23aを有
し、また下端面には、渦巻状に形成された揺動スクロー
ル23cが形成されている。
中央に突設された突設部23bと、この突設部23bに
形成され前記揺動軸21が挿入される挿入孔23aを有
し、また下端面には、渦巻状に形成された揺動スクロー
ル23cが形成されている。
【0016】固定スクロール部材22は、前記揺動スク
ロール23cに噛合して圧縮室28を画成する固定スク
ロール22aを有し、また一方の側部には、前記冷媒吸
入口2と圧縮室28の先端部との間に介在する吸入室2
2bが形成され、さらに下端面中央には、圧縮室28の
最終段と連通する冷媒出口22cが形成されている。ま
た、固定スクロール部材22の下端面には、冷媒吐出通
路29を画成するカバー30が固着されている。尚、前
記圧縮室28の中段付近には、圧縮室28と前記冷媒吐
出通路29を連通するバイパス通路31が形成されてお
り、圧縮室28内の圧力が所定値以上になった場合に開
放されるようになっている。
ロール23cに噛合して圧縮室28を画成する固定スク
ロール22aを有し、また一方の側部には、前記冷媒吸
入口2と圧縮室28の先端部との間に介在する吸入室2
2bが形成され、さらに下端面中央には、圧縮室28の
最終段と連通する冷媒出口22cが形成されている。ま
た、固定スクロール部材22の下端面には、冷媒吐出通
路29を画成するカバー30が固着されている。尚、前
記圧縮室28の中段付近には、圧縮室28と前記冷媒吐
出通路29を連通するバイパス通路31が形成されてお
り、圧縮室28内の圧力が所定値以上になった場合に開
放されるようになっている。
【0017】以上の構成のスクロール型コンプレッサ1
において、電動機8が駆動すると、前記電動機8の駆動
軸10に偏心して取付られた揺動スクロール部材23
は、固定スクロール部材22に対して揺動運動を行い、
揺動スクロール23cと固定スクロール22aとによっ
て画成される圧縮室28は、吸入側から吐出側へと漸次
容積を減少させていく。これによって、冷媒吸入口2か
ら吸入された冷媒は、圧縮されて冷媒出口22cから冷
媒吐出通路29に吐出され、前記固定スクロール部材2
2及びブロック18に連続して穿設された冷媒貫通路3
2及びブロック18に装着された延出パイプ33を通過
して、前記電動機8が配されている空間(高圧室)34
に至り、冷媒吐出口7より次ぎなる冷房サイクルの行程
に送りだされるものである。
において、電動機8が駆動すると、前記電動機8の駆動
軸10に偏心して取付られた揺動スクロール部材23
は、固定スクロール部材22に対して揺動運動を行い、
揺動スクロール23cと固定スクロール22aとによっ
て画成される圧縮室28は、吸入側から吐出側へと漸次
容積を減少させていく。これによって、冷媒吸入口2か
ら吸入された冷媒は、圧縮されて冷媒出口22cから冷
媒吐出通路29に吐出され、前記固定スクロール部材2
2及びブロック18に連続して穿設された冷媒貫通路3
2及びブロック18に装着された延出パイプ33を通過
して、前記電動機8が配されている空間(高圧室)34
に至り、冷媒吐出口7より次ぎなる冷房サイクルの行程
に送りだされるものである。
【0018】また、この高圧室34においては、電動機
8の回転により分離された潤滑油は、ブロック18の上
部に形成のオイル溜り35に収容される。このオイル溜
り35に収容された潤滑油には、前記高圧室34の圧力
がかかるために、この高圧と圧縮室28の吸入側の低圧
の差圧によって、図2に示す潤滑油吸入口36から前記
第2のスラスト軸受37の上方の空間41に流れ込む。
8の回転により分離された潤滑油は、ブロック18の上
部に形成のオイル溜り35に収容される。このオイル溜
り35に収容された潤滑油には、前記高圧室34の圧力
がかかるために、この高圧と圧縮室28の吸入側の低圧
の差圧によって、図2に示す潤滑油吸入口36から前記
第2のスラスト軸受37の上方の空間41に流れ込む。
【0019】この空間41に流れ込んだ潤滑油は、主軸
受20を潤滑しながら、駆動軸10の外周面に傾斜して
形成されたオイル供給溝38を上昇して上端に至る経路
と、前記第2のスラスト軸受37の上方の空間41から
オイル供給貫通孔39を通って、前記揺動軸21の端部
と挿入孔23aによって画成された空間40に至る経路
に別れるもので、前者経路においてはオイル供給溝38
の上端から外方に流出して再びオイル溜り35に戻るも
のである。
受20を潤滑しながら、駆動軸10の外周面に傾斜して
形成されたオイル供給溝38を上昇して上端に至る経路
と、前記第2のスラスト軸受37の上方の空間41から
オイル供給貫通孔39を通って、前記揺動軸21の端部
と挿入孔23aによって画成された空間40に至る経路
に別れるもので、前者経路においてはオイル供給溝38
の上端から外方に流出して再びオイル溜り35に戻るも
のである。
【0020】また、後者の経路において、前記揺動軸2
1の外周面と挿入孔23aの内周面とによって形成され
るクリアランスの絞り作用によって、前記空間40の圧
力は、高圧に保持される。また、潤滑油は、このクリア
ランスを通過して前記揺動軸21の外周面と挿入孔23
aの内周面の摺動部分を潤滑しながら、第2のスラスト
軸受37の下方の空間42に至るもので、この空間42
からオルダムリング収納溝25、オルダムリング24の
潤滑を行い、固定スクロール部材22に形成の吸入室2
2bに至るもので、この吸入室22bから冷媒と共に圧
縮室28内に吸入された圧縮室28のシール及び潤滑を
行うものである。
1の外周面と挿入孔23aの内周面とによって形成され
るクリアランスの絞り作用によって、前記空間40の圧
力は、高圧に保持される。また、潤滑油は、このクリア
ランスを通過して前記揺動軸21の外周面と挿入孔23
aの内周面の摺動部分を潤滑しながら、第2のスラスト
軸受37の下方の空間42に至るもので、この空間42
からオルダムリング収納溝25、オルダムリング24の
潤滑を行い、固定スクロール部材22に形成の吸入室2
2bに至るもので、この吸入室22bから冷媒と共に圧
縮室28内に吸入された圧縮室28のシール及び潤滑を
行うものである。
【0021】前記第2のスラスト軸受37は、従来は図
3に示すように、下記するスラスト力を駆動軸10とブ
ロック18との間に介在して受け止めると共に、高圧で
ある前記空間41と低圧である前記空間42との間をシ
ールするために設けられるもので、駆動軸10の軸心に
対して偏心して設けられた揺動軸21が揺動運動ができ
るように、揺動軸の移動範囲よりもスラスト軸受37の
内径が等しいかそれ以上となるように形成されていた。
3に示すように、下記するスラスト力を駆動軸10とブ
ロック18との間に介在して受け止めると共に、高圧で
ある前記空間41と低圧である前記空間42との間をシ
ールするために設けられるもので、駆動軸10の軸心に
対して偏心して設けられた揺動軸21が揺動運動ができ
るように、揺動軸の移動範囲よりもスラスト軸受37の
内径が等しいかそれ以上となるように形成されていた。
【0022】しかし、スラスト軸受37の内径を大きく
することは、駆動軸10若しくはブロック18との摺動
部分の面積が大きくなり、これによって摺動抵抗が大き
くなるために動力損失が増大するという問題点を有し、
またスラスト軸受37によって高圧と低圧が遮断される
ことからスラスト軸受37が小さい程、駆動軸10の端
部で低圧側に面する部分が小さくなるために、駆動軸1
0にかかるスラスト力は小さくなる。このためにスラス
ト軸受37の内径は小さい程良いものである。
することは、駆動軸10若しくはブロック18との摺動
部分の面積が大きくなり、これによって摺動抵抗が大き
くなるために動力損失が増大するという問題点を有し、
またスラスト軸受37によって高圧と低圧が遮断される
ことからスラスト軸受37が小さい程、駆動軸10の端
部で低圧側に面する部分が小さくなるために、駆動軸1
0にかかるスラスト力は小さくなる。このためにスラス
ト軸受37の内径は小さい程良いものである。
【0023】しかし、スラスト軸受37を装着する場合
には、揺動軸21を通過する必要があるために、スラス
ト軸受37の内径を揺動軸21の外径より小さくするこ
とはできない。このために、スラスト軸受37の内径と
揺動軸21の外径は等しくしなければならないこととな
る。
には、揺動軸21を通過する必要があるために、スラス
ト軸受37の内径を揺動軸21の外径より小さくするこ
とはできない。このために、スラスト軸受37の内径と
揺動軸21の外径は等しくしなければならないこととな
る。
【0024】さらに、揺動軸21の外径と同一に形成さ
れたスラスト軸受37を所定の位置に装着するために、
外径を揺動軸21の径よりも小さく形成した小径部43
を形成するものである。この小径部43によって、揺動
軸21を通過したスラスト軸受37を駆動軸の軸心側に
移動させることができ、所定の位置に装着できるもので
ある。
れたスラスト軸受37を所定の位置に装着するために、
外径を揺動軸21の径よりも小さく形成した小径部43
を形成するものである。この小径部43によって、揺動
軸21を通過したスラスト軸受37を駆動軸の軸心側に
移動させることができ、所定の位置に装着できるもので
ある。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、スラスト軸受の内径を揺動軸の外径まで小さくする
ために、スラスト軸受の動力損失を低減できると共に、
スラスト荷重を低減でき、これによってスラスト軸受の
焼きつきを防止でき、スラスト軸受の耐久性を向上でき
るものである。
ば、スラスト軸受の内径を揺動軸の外径まで小さくする
ために、スラスト軸受の動力損失を低減できると共に、
スラスト荷重を低減でき、これによってスラスト軸受の
焼きつきを防止でき、スラスト軸受の耐久性を向上でき
るものである。
【図1】この発明の実施例に係るスクロール型コンプレ
ッサの断面図である。
ッサの断面図である。
【図2】この発明の実施例に係るスクロール型コンプレ
ッサのスラスト軸受部分の一部拡大断面図である。
ッサのスラスト軸受部分の一部拡大断面図である。
【図3】従来のスクロール型コンプレッサのスラスト軸
受部分の一部拡大断面図である。
受部分の一部拡大断面図である。
1 スクロール型コンプレッサ 6 密閉ケース 8 電動機 10 駆動軸 11 回転子 13 固定子 18 ブロック 20 主軸受 21 揺動軸 22 固定スクロール部材 23 揺動スクロール部材 23a 挿入孔 26 第1のスラスト軸受 28 圧縮室 34 高圧室 35 オイル溜り 36 潤滑油導入孔 37 第2のスラスト軸受 39 オイル供給貫通孔 43 小径部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F04C 29/02 361 A 6907−3H
Claims (1)
- 【請求項1】 密閉ケース内の高圧空間に配され、密閉
ケース内に固着された固定子と駆動軸に固着される回転
子とによって構成される電動機と、前記駆動軸に偏心し
て延出した揺動軸と、この揺動軸が挿入される挿入孔を
有する揺動スクロール部材と、この揺動スクロール部材
に噛合して圧縮室を形成する固定スクロール部材と、こ
の固定スクロール部材を密閉ケース内に固定すると共
に、前記揺動スクロール部材を前記固定スクロール部材
と旋回自在に挟持するブロックとを有し、前記駆動軸と
前記ブロックとの間にスラスト軸受を介在させて高圧側
と低圧側とをシールし、前記スラスト軸受の内径と前記
揺動軸の外径を略等しくしたことを特徴とするスクロー
ル型コンプレッサ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5171101A JPH074366A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | スクロール型コンプレッサ |
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DE4422315A DE4422315C2 (de) | 1993-06-17 | 1994-06-17 | Spiralverdichter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP5171101A JPH074366A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | スクロール型コンプレッサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074366A true JPH074366A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15917003
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP5171101A Pending JPH074366A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | スクロール型コンプレッサ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JPH074366A (ja) |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2639136B2 (ja) * | 1989-11-02 | 1997-08-06 | 松下電器産業株式会社 | スクロール圧縮機 |
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- 1994-06-16 US US08/260,990 patent/US5503539A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-06-17 DE DE4422315A patent/DE4422315C2/de not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010533825A (ja) * | 2007-07-16 | 2010-10-28 | クノル−ブレムゼ ジステーメ フューア シーネンファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 偏心軸用の軸受装置 |
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