JPH04227620A - ポリウレタン反応混合物及びそれより得られるコーティング組成物 - Google Patents

ポリウレタン反応混合物及びそれより得られるコーティング組成物

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JPH04227620A
JPH04227620A JP3116574A JP11657491A JPH04227620A JP H04227620 A JPH04227620 A JP H04227620A JP 3116574 A JP3116574 A JP 3116574A JP 11657491 A JP11657491 A JP 11657491A JP H04227620 A JPH04227620 A JP H04227620A
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polyurethane
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polyol
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アリー ノーメン
Johannes Wilhelmus Franciscus L Seetz
ヨハネス ウィルヘルムス フランシスクス ルーカス ゼッツ
Huig Klinkenberg
フイグ クリンケンベルグ
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Akzo NV
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は広く、ポリオールとポリ
イソシアネートとの間の触媒反応により作られるポリウ
レタン、及びこれらの反応混合物に基づくコーティング
組成物に関する。 【0002】 【従来の技術とその課題】ポリウレタンのコーティング
組成物は、しばしば二液系(two−pack sys
tem)として処方され、第一液はポリオール及び大抵
の場合触媒と他の通常の添加物を含み、第二液はポリイ
ソシアネート架橋剤を含む。その二つの液は通常、コー
ティングの施与の直前に混合される。 【0003】二つの液を混合すると、ポリオールのヒド
ロキシル基とポリイソシアネートのイソシアネート基と
の間の化学反応が始まり、最終的にゲル化する。系の粘
度が基体に施与し得るに十分低く保たれる時間は、しば
しば“ポットライフ”と呼ばれる。 【0004】いくつかのポリウレタン系、特に低分子量
のポリオールに基づくものは、極めて遅い硬化速度を有
する。硬化速度は、周知の多くのポリウレタン触媒のい
ずれかを添加することによって改善される;しかしなが
ら、触媒の使用によって、系のポットライフが不適当な
ものとなる程度にまで硬化速度が増大し得る。 【0005】この問題に対する一つの有効な解答が、米
国特許第4788083 号明細書に教示されている。 この刊行物は、延長されたポットライフを供し、しかし
蒸気状のアミンまたは加熱によって容易に活性化され得
る、錯形成した(ブロックした)特定の触媒を開示して
いる。記載された錯形成した触媒は通常、スズ及び/ま
たはビスマス系のポリウレタン触媒と、メルカプトまた
はポリフェノール化合物から選択される過剰モル量の錯
化剤との反応生成物を含有する。 【0006】しかしながら、米国特許第4788083
 号明細書中に記載されたような蒸気状アミンの使用及
び/または加熱による活性化方法には、工業的スケール
上の問題がある。例えば、蒸気状アミンによる活性化は
、現在のエアレススプレー法と相入れない特別でかつ高
価な装置を必要とする。さらに、アミン活性化剤の正確
な投与は困難であり、コーティングの外観及び抗黄変性
に負の影響を与え得る。加熱活性化はオーブンを必要と
し、そのことはコートされる巨大な目的物、例えば航空
機、船舶及び鋼構造については問題である。 【0007】それ故、米国特許第4788083 号明
細書のブロックされた有効な触媒を、そこに開示された
タイプの活性化工程を必要とせずに適用し得るところの
ポリウレタン系に対する需要がある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、ポリウレタン
生成のための触媒反応混合物であって、(A) ポリオ
ール成分、(B) ポリイソシアネート成分、並びに(
C) (C1)スズ及び/またはビスマス系のポリウレ
タン触媒と、(C2)ポリウレタン触媒のための過剰モ
ル量の錯化剤とからの、錯形成したポリウレタン触媒を
含有する触媒反応混合物において、ポリオール成分が約
5以下の酸価を有することを特徴とする混合物を提供す
ることによってこの需要を満たす。 【0009】本文中では、酸価はmgKOH/g の単
位で表されると言うことに注意すべきである。 【0010】本発明はさらに、ポリオール成分(A) 
とポリイソシアネート成分(B) とを錯形成したポリ
ウレタン触媒(C) の存在下で反応させることにより
、この触媒反応混合物からポリウレタンを製造する方法
を提供する。 【0011】本発明はさらにまた、上記の触媒したポリ
ウレタン反応混合物に基づくコーティング組成物を提供
する。 【0012】本発明の他の態様において、本発明の触媒
反応混合物及びコーティング組成物のポットライフは、
揮発性の酸を反応混合物中に含めることにより増大させ
ることができる。 【0013】本発明に従う触媒反応混合物及びコーティ
ング組成物は、環境温度にて、かつ米国特許第4788
083 号明細書の系で必要とされたような蒸気状アミ
ン活性化剤なしで、容易に硬化し得る。そのような環境
温度の硬化条件の下で、該触媒反応混合物及びコーティ
ング組成物は、ポットライフと硬化速度の間の優れたバ
ランスを示す。 【0014】本発明のこれらの及び他の特徴及び利点は
、当業者であれば以下の詳細な記載を読むことによって
、より容易に理解することができるであろう。 【0015】先に述べたように、本発明は、その最広の
概念において、ポリウレタン生成のための触媒反応混合
物であって、(A) 特定のポリオール成分、(B) 
ポリイソシアネート成分、並びに(C) 錯形成した特
定のポリウレタン触媒を含有する混合物を提供する。 【0016】ポリオール成分 (A)   ポリオール成分は、一種のポリオールまたは異なる
ポリオールの組み合わせを含有して良い。適当なポリオ
ールとして、ポリウレタンの製造に適したどのようなも
のをも挙げることができる。そのようなポリオールは、
一般に当業者に周知である。例えばエイチ  ジェイ 
 サウンダース(H.J.Saunders)及びケー
  シーフリッシュ(K.C.Frisch)の“ポリ
ウレタンの化学と技術、第1部‐化学〔Poly‐ur
ethane Chemistry and Tech
nology, Part 1 − Chemistr
y 、ニューヨーク(NewYork):インターサイ
エンス社(Interscience)、1964年〕
”を見よ。 【0017】本発明に従うコーティング組成物のために
は、上記の使用に適したどのようなポリオールもこの系
での使用に適していると考えて良い。そのようなポリオ
ールは種々のポリエーテル、ポリエステル、ポリアクリ
ル、ポリビニル、ポリ(エポキシエステル)、ポリカー
ボネート、ポリウレタン及びポリウレアに基づくポリオ
ールを包含する。これらの及び他の適当なポリオールは
、例えばケー  ブィーゲル(K.Weigel)によ
り“ポリウレタン  ラッケ〔Polyurethan
e Lacke、メ−リング(Mering,BRD)
:ホルツ  ベルラグ(Holz Verlag) 、
1966年〕”に例示されたように、当業者に周知であ
る。 【0018】種々の潜在的に適したポリオールの内、好
ましいのはポリエステルポリオール及びポリアクリルポ
リオールである。適当なポリエステルポリオールは、例
えば一以上のジ及び/またはより高官能性のカルボン酸
と一以上のジ及び/またはより高官能性のヒドロキシ化
合物とを、任意的に一以上のモノ官能性カルボン酸及び
/またはヒドロキシ化合物と組み合わせて重縮合するこ
とにより、得ることができる。適当なアクリルポリオー
ルは、例えばヒドロキシ官能性アクリルモノマーと他の
エチレン性不飽和コモノマーとの、ラジカル開始剤の存
在下での(共)重合によって得ることができる。 【0019】ポリオール成分の特定の選択は勿論、第一
に反応混合物の他の成分及び所望の最終用途を包含する
多くの要因に依存する。これらの及び他の要因は当業者
に周知であり、当業者であれば従ってポリオール成分の
適当な選択を行うことができる。 【0020】本発明に従い、特定の選択されたポリオー
ル成分は、(全体で)約5以下の酸価を有するべきであ
る。一般に、約5よりも大きい酸価では、反応混合物の
硬化速度は有意に減少すると言うことが見出されている
。ポリオール成分の酸価が約2以下であることが特に好
ましい。 【0021】当業者であれば、所望のポリオール成分に
よって、所望の酸価を有するポリオール成分を容易に提
供することができる。このことは、どのような周知の方
法、例えばモノマーの適当な選択によって及び/または
過剰の酸官能性と例えばカーボジイミドもしくはモノエ
ポキシ化合物との反応によって達成することができる。 【0022】ポリイソシアネート成分 (B)  ポリ
イソシアネート成分は一種のポリイソシアネートまたは
異なるポリイソシアネートの組み合わせを含有して良い
。ポリオール成分の場合と同様に、適当なポリイソシア
ネートとしては、ポリウレタンの製造に適したどのよう
なものをも挙げることができる。そのようなポリイソシ
アネートは、一般に当業者に周知である。例えば、先に
引用した米国特許第4788083 号明細書の第8欄
、第63行〜第9欄第30行を見よ。 【0023】ポリイソシアネートの内で好ましいのは、
脂肪族ポリイソシアネート、例えばヘキサメチレンジイ
ソシアネート、特にそのイソシアヌレート及びそのよう
な脂肪族イソシアネートのビウレットトリマーである。 【0024】ポリオール及びポリイソシアネート成分は
種々の割合にて用い得るものの、イソシアネート当量/
ヒドロキシル当量の比は、約1/2〜2/1に渡るのが
好ましい。 【0025】勿論、選択された特定のポリイソシアネー
ト、及びポリイソシアネートに対するポリオールの正確
な比率が、先に記したような多くの要因によって指示さ
れるであろう。これらの及び他の要因もまた、当業者に
周知であり、当業者であれば従って適当な選択を行うこ
とができる。 【0026】錯形成されたポリウレタン触媒 (C) 
 ポリイソシアネート成分のイソシアネート基は、ポリ
ウレタン触媒の作用の下でポリオール成分のヒドロキシ
ル基と架橋する。本発明での使用に適当なポリウレタン
触媒は、先に引用した米国特許第4788083 号明
細書に詳記されたような、錯形成した触媒である。 【0027】一般に、これら錯形成したポリウレタン触
媒は、(C2)メルカプト化合物及び/または隣接ヒド
ロキシル基を有するポリフェノールから選択される過剰
モル量の錯化剤との反応によって錯形成(ブロック)さ
れた、(C1)スズ及び/またはビスマスのポリウレタ
ン触媒として記載することができる。 【0028】種々のスズ及びビスマスのポリウレタン触
媒が適している。詳細な例として、先に引用した米国特
許第4788083 号明細書の第5欄、第8〜32行
に詳記されたものを挙げることができる。特に好ましい
のは、スズオクトエート(tin octoate) 
及びジブチルスズジラウレートを包含する。 【0029】またも、種々のメルカプト化合物及びポリ
フェノールが、触媒の錯化剤としての使用に適している
。好ましいのは、先に引用した米国特許第478808
3 号明細書の第5欄、第33行〜第8欄、第21行に
記載された、モノ及びポリ官能性の、モノマー状の、オ
リゴマー状の及びポリマー状のメルカプタンのようなメ
ルカプト化合物である。特に好ましいものは、オリゴマ
ー状のポリメルカプト化合物、例えばトリメチロールプ
ロパントリメルカプトプロピオネート及びペンタエリト
リトールペンタメルカオプトプロピオネートを包含する
。 【0030】先に示したように、錯形成したポリウレタ
ン触媒は、ポリウレタン触媒を過剰モル量の錯化剤と反
応させることによって作ることができる。触媒/錯化剤
の比は広く変化し得るが、しかしながら、錯化剤の、触
媒の金属群に対するモル比(錯化剤:触媒の金属群)は
、約 2:1〜500:1 、より好ましくは約10:
1〜100:1 、特に約10:1〜50:1に渡るの
が好ましい。 【0031】ポリウレタン触媒(錯形成していない)の
量は、ポリオール成分(A) とポリイソシアネート成
分(B) の合計重量(固形分)に基づき、通常0.0
1〜0.5 重量%に渡る。この量は勿論、例えば特定
の成分、所望の最終用途、硬化条件及び当業者が周知で
かつ評価し得る他の要因に応じて広く変化し得る。 【0032】触媒の量のための一つの重要な変数は、ポ
リオール成分の酸価に関する。酸価が減少すると、触媒
反応混合物の硬化速度が加速されると言うことが見出さ
れている。勿論、使用する触媒の量はまた、硬化速度に
影響し得る;それ故、これらのパラメーターは、ポット
ライフ/硬化速度のバランスを最適なものへと制御する
ために使用し得る。 【0033】潜在的に悪臭のあるメルカプト化合物がポ
リウレタン触媒のための錯化剤として存在するために、
必要とする触媒の量はできるだけ最小限にするのが特に
好ましい。この理由のため、先に述べたように、ポリオ
ール成分は低い、特に約2以下の酸価を有するのが好ま
しい。 【0034】非常に低い酸価のポリオールの使用は、極
めて短いポットライフをもたらすと言うことに注意すべ
きである。もし必要ならば、ポリオール成分の低い酸価
は、本発明に従う反応混合物及びコーティング組成物に
揮発性の酸成分を添加することによっ補償することがで
きる。この方法においては、必要な触媒の量を最小限に
保つことができる。 【0035】後で議論するように、揮発性の酸成分は、
ポリウレタン反応混合物の硬化条件の下で、実質的に揮
発性でなければならない。好ましい実施態様において、
揮発性の酸成分は、約 150℃以下の沸点を有する揮
発性の酸から選択される。好ましい揮発性の酸として、
1〜4個の炭素原子を有するモノカルボン酸から選択さ
れるものを挙げることができる。特に好ましいのは蟻酸
及び酢酸である。 【0036】応用分野に応じて、本発明に従う反応混合
物はまた、任意的に一以上の顔料、染料及び慣用の中間
剤(intermediary agent)、添加剤
及び/または溶剤を含有しても良い。適当な有機溶媒の
例は、エステル、ケトン、芳香族及び脂肪族炭化水素を
包含する。 【0037】先に述べたように、本発明に従う反応混合
物のために特に適した応用は、環境温度で硬化し得るコ
ーティング組成物である。そのように使用される場合、
該反応混合物は、塗料産業で慣用の一以上の添加物、例
えば上記のタイプの、及び当業者に周知の他の添加物を
含有しても良い。 【0038】これらのコーティング組成物は、慣用のい
かなる方法、例えばハケ塗り、噴霧または浸漬によって
基体に施与されても良い。適当な基体は、金属、木、板
紙、プラスチック及び皮革を包含する。 【0039】先に示したように、上記の反応混合物及び
コーティング組成物の硬化は、好ましくは環境温度で、
通常約0〜40℃の間で、好ましくは約5〜30℃の間
で行われる。 【0040】本発明に関する先のより一般的な議論は、
以下の詳細な実施例によりさらに説明される。 【0041】 【実施例】ポリオールの調製   (A) ポリオールA   攪拌機、ディーン‐スターク(Dean−Star
k)水分離器、充填カラム及び窒素導入管を備えた10
リットルの反応器中に、680gの1,4−ジメタノー
ルシクロヘキサン、2873g のヘキサヒドロフタル
酸無水物、及び1595g の3,5,5−トリメチル
ヘキサン酸を仕込み、窒素雰囲気下で撹拌しながら 1
65℃に加熱して、この温度に2時間保った。 【0042】引き続いて、2532g のトリメチロー
ルプロパンを反応器に加え、反応混合物の温度を 23
0℃に上昇させた。反応水を、充填カラムの先端の温度
が 102℃を越えないような速度で留去し、460g
の水が蓄積されるまで 230℃で反応を進行させた。 【0043】反応混合物を次に 175℃に冷却し、充
填カラムを非充填ビグロカラム(unpack−ed 
Vigruex column)に置き換えた。400
gのキシレンを添加した後、キシレンの還流の下、固体
の反応生成物の酸価が 9.3(mg KOH/g)と
なるまで反応を共沸的に継続した。 【0044】次に、該反応混合物を 180℃に冷却し
、1,1−二置換分枝デカンモノカルボン酸のグリシジ
ルエステル〔シェル社(Shell)よりCardur
a E の商標の下で市販されている〕320gを加え
た。反応混合物を 180℃で2時間保ち、次に130
 ℃に冷却して430gのキシレンで希釈した。 【0045】91.4%の固形分、及び1のガードナー
(Gardner) 色値を有するポリエステル樹脂溶
液が得られた。 【0046】このポリエステル樹脂溶液をキシレンでさ
らに希釈して70%の固形分とした。得られた溶液は2
0℃で580mPa.sの粘度を有した。 【0047】該ポリエステル樹脂は 0.2の酸価、1
60 のヒドロキシル価、並びに1090のMn 及び
3140のMw (ゲル透過クロマトグラフィーにより
測定)を有した。 【0048】(B) ポリオールB   攪拌機、還流冷却器、及び窒素導入管を有する2リ
ットルの反応器に、固形分91.4%のポリオールA溶
液 1696g、及び40.3g のフタル酸無水物を
仕込んだ。該反応混合物を、窒素雰囲気下、撹拌しなが
ら160℃に加熱し、この温度に2時間保った。 【0049】130 ℃に冷却し、135gの酢酸ブチ
ルを加えた後、85.2%の固形分及び1のガードナー
色値を有するポリエステル樹脂溶液が得られた。 【0050】このポリエステル樹脂溶液をさらに酢酸ブ
チルで固形分が70%となるまで希釈して、20℃で5
50mPa.sの粘度を有する樹脂溶液を得た。 【0051】該ポリエステル樹脂は、9.0 の酸価、
1120のMn 、3280のMw 、及び 146の
計算されたヒドロキシル価を有した。 【0052】(C) ポリオールC   温度計、攪拌機、供給管、窒素導入管及び凝縮器を
備えた2リットルの反応器に、548gのキシレンを仕
込み、窒素雰囲気下で還流温度まで加熱した。反応温度
を還流温度に保ちながら、153gのスチレン、153
gのメチルメタクリレート、315gの2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート、279gのブチルアクリレート
、40.5g のt−ブチルペルオキシ−3,5,5−
 トリメチルヘキサノエート〔アクゾ  ケミカルズ社
(Akzo Chemicals)よりTrigono
x 42Sの商標で市販されている〕の予め混合された
配合物を3時間かけて加えた。 【0053】モノマー混合物の添加が完了した後、1.
8gのt−ブチルペルオキシ−3,5,5− トリメチ
ルヘキサノエート及び 80gのキシレンの第二の混合
物を30分間に渡って加え、還流しながらさらに2時間
反応を進行させた。引き続いて、バッチを室温へと放冷
した。 【0054】59.2%の固形分、及び20℃で380
0mPa.sの粘度を有するアクリル樹脂溶液が得られ
た。 【0055】該アクリル樹脂は 0.9の酸価、447
5のMn 、9090のMw 、150 の計算された
ヒドロキシル価、及び 295Kの計算されたガラス転
移点(Tg )を有した。 【0056】(D) ポリオールD   温度計、攪拌機、供給管、窒素導入管及び凝縮器を
備えた2リットルの反応器に、565gのキシレンを仕
込み、窒素雰囲気下で還流温度まで加熱した。反応温度
を還流温度に保ちながら、145gのスチレン、145
gのメチルメタクリレート、315gの2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート、283gのブチルアクリレート
、11.7g のアクリル酸及び40.5g のt−ブ
チルペルオキシ−3,5,5− トリメチルヘキサノエ
ートの予め混合された配合物を3時間かけて加えた。 【0057】モノマー混合物の添加が完了した後、1.
8gのt−ブチルペルオキシ−3,5,5− トリメチ
ルヘキサノエート及び 60gのキシレンの第二の混合
物を30分間に渡って加え、還流しながらさらに2時間
反応を進行させた。引き続いて、バッチを室温へと放冷
した。 【0058】59.5%の固形分、及び20℃で625
0mPa.sの粘度を有するアクリル樹脂溶液が得られ
た。 【0059】該アクリル樹脂は10.6の酸価、424
0のMn 、9090のMw 、150 の計算された
ヒドロキシル価、及び 295Kの計算されたガラス転
移点(Tg )を有した。 【0060】(E) ポリオールE   温度計、攪拌機、供給管、窒素導入管及び凝縮器を
備えた2リットルの反応器に、568gのキシレンを仕
込み、窒素雰囲気下で還流温度まで加熱した。反応温度
を還流温度に保ちながら、145gのスチレン、145
gのメチルメタクリレート、315gの2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート、270gのブチルアクリレート
、23.9g のアクリルオキシプロピオン酸〔アルコ
ラック社(Alcolac Inc.)よりSipom
er B−CEA の商標で市販されている〕、及び4
0.5g のt−ブチルペルオキシ−3,5,5− ト
リメチルヘキサノエートの予め混合された配合物を3時
間かけて加えた。 【0061】モノマー混合物の添加が完了した後、1.
8gのt−ブチルペルオキシ−3,5,5− トリメチ
ルヘキサノエート及び 60gのキシレンの第二の混合
物を30分間に渡って加え、還流しながらさらに2時間
反応を進行させた。引き続いて、バッチを室温へと放冷
した。 【0062】59.3%の固形分、及び20℃で700
0mPa.sの粘度を有するアクリル樹脂溶液が得られ
た。 【0063】該アクリル樹脂は10.2の酸価、440
0のMn 、10450 のMw 、150 の計算さ
れたヒドロキシル価、及び 295Kの計算されたガラ
ス転移点(Tg )を有した。 【0064】 【実施例1〜3、比較例1〜4】以下の表1(量は g
にて示されている)に示した処方に従い、コーティング
組成物を調製した。 【0065】 【表1】                          
   表      1  成    分      
                         
 実1    実2    実3    比4    
ポリオールA(固形分70%)           
 70.0    55.7    31.8    
  −    ポリオールB(固形分70%)    
          −    14.3    38
.2    70.0    架橋剤1)      
                        5
9.0    57.2    55.2    51
.9    酢酸ブチル              
               7.5     6.
2     6.8     7.2    メトキシ
−1− プロピルアセテート−2      14.7
    14.9    15.1    15.5 
   メチルアミルケトン             
       23.5    23.7    24
.1    24.8    エチル−3− エトキシ
プロピオネート      20.6    20.9
    21.1    21.7    ジブチルス
ズジラウレート                  
(1%酢酸ブチル溶液)              
     2.55    2.55    2.50
    2.45     コポリマー2)     
                      0.5
     0.5     0.5     0.5 
   トリメチロールプロパントリメルカプト   2
.35    2.35    2.30    2.
25     プロピオネート(10%酢酸ブチル溶液
)  ポリオール成分の酸価(mg KOH/g ) 
     0.2     2.0     5.0 
    9.0  1)ヘキサメチレンジイソシアネートに基づくトリイソ
シアネート、バイエルエージー(Bayer AG)よ
りDesmodur N 3390 の商標で市販され
ている 2)ポリエステルで変性されたメチルアルキルポリシロ
キサンコポリマーの溶液、ビック  ケミー社(BYK
 Chemie)よりBYK325 の商標で市販され
ている比較例1〜3として、トリメチロールプロパント
リメルカプトプロピオネートを添加しなかった以外は夫
々実施例1〜3と同じ操作を繰り返した。 【0066】これらの実施例、比較例のコーティング組
成物を、ポットライフについて試験した。ポットライフ
は、組成物の粘度が、DINカップ4で測定して、18
秒から30秒へと増加した時間として測定した。 【0067】コーティング組成物を、20℃で24時間
の硬化の後の乾燥厚みが80μmとなるように鋼板に施
与した。そうして施与されたコーティングの耐石油性を
、一滴の特級石油を落としてから1分間後の軟化の程度
として定性的に試験した。それらコーティングの耐メチ
ルエチルケトン性(耐MEK性)を、一滴のメチルエチ
ルケトンを落としてからコーティングが軟化し始めるま
での秒数として測定した。 【0068】これらのコーティングのペルソ硬度(単位
、秒間)を、20℃での24時間の、及び1週間の硬化
の後に測定した。 【0069】その結果を下の表2に示す。 【0070】 【表2】                          
   表      2              
                         
               ペルソ硬度     
 実施例  ポットライフ    耐石油性    耐
MEK性  24時間  1週間      実1  
  3時間10分間  軟化せず        40
″      55″    95″      比1
          50分間  軟化せず     
   45″      95″    90″   
   実2  >8時間        極僅か軟化 
     30″      52″   103″ 
     比2    4時間        極僅か
軟化      35″      55″    9
7″      実3  >8時間        僅
かに軟化      20″      35″   
125″      比3    8時間      
  僅かに軟化      20″      45″
    90″      比4  >8時間    
      軟化        <10″     
 17″   117″【0071】 【実施例4〜7、比較例5〜8】以下の表3(量は g
にて示されている)に示した処方に従い、コーティング
組成物を調製した。 【0072】 【表3】                          
   表      3  成    分      
                         
 実4    実5    実6    実7    
ポリオールA(固形分70%)           
 63.8    32.15   70.0    
70.0    ポリオールB(固形分70%)   
          6.8    37.95   
  −      −    架橋剤(表1と同じ) 
                 55.2    
53.5    55.5    55.5    酢
酸ブチル                     
        6.8     6.6     6
.9     6.9    メチルアミルケトン  
                  19.1   
 19.2    19.2    19.2    
エチルアミルケトン                
    12.0    12.1    12.0 
   12.0    n−ブチルプロピオネート  
              17.1    17.
0    17.0    17.0    ジブチル
スズジラウレート                 
 (1%酢酸ブチル溶液)             
      2.4     2.4     2.4
     2.4    コポリマー(表1と同じ) 
              0.5     0.5
     0.5     0.5    トリメチロ
ールプロパントリメルカプト   2.2     2
.2     2.2     2.2    プロピ
オネート(10%酢酸ブチル溶液)    酢酸(10
%酢酸ブチル溶液)                
−      −     0.64    3.20
   ポリオール成分の酸価(mg KOH/g ) 
     1.0     5.0     0.2 
    0.2   全酸価            
                      1.0
     5.0     1.0     5.0    比較例5〜8として、トリメチロールプロパントリ
メルカプトプロピオネートを添加しなかった以外は夫々
実施例4〜7と同じ操作を繰り返した。 【0073】これらのコーティング組成物を、上記のよ
うにポットライフ、耐石油性、耐メチルエチルケトン性
及びペルソ硬度について、並びに無塵乾燥(dust 
free dry−ing time) 時間及び指触
乾燥時間(dry touch time)について試
験した。その結果を、以下の表4に示す。 【0074】 【表4】                          
   表      4          ポット 
 無塵乾  指触乾              耐M
EK    ペルソ硬度  実施例  ライフ  燥時
間  燥時間  耐石油性    性(秒間)    
 (秒間)            (時間) (分間
) (分間)                   
    24時間  1週間    実4  >8  
     230     280   極僅か軟化 
     35      61      220 
    比5    4.5     190    
 260   極僅か軟化      40     
 65      200     実5  >8  
     330     495   極僅か軟化 
     20      54      220 
    比6    8       270    
 465   僅かに軟化      20     
 55      215     実6    4 
       75      85   軟化せず 
       45      66      19
8     比7    1.25     60  
    70   軟化せず        45  
    68      176     実7  >
8       140     165   僅かに
軟化      35      53      2
08     比8    3       100 
    125   極僅か軟化      35  
    51      191  【0075】 【実施例8〜10、比較例9〜12】以下の表5(量は
 gにて示されている)に示した処方に従い、コーティ
ング組成物を調製した。 【0076】 【表5】                          
   表      5  成    分      
                         
 実8    実9    実10    比12  
  ポリオールC(固形分59.2%)       
   90.6    80.5    52.5  
    −    ポリオールD(固形分59.5%)
            −    10.3    
38.5    91.5    架橋剤(表1と同じ
)                  47.0  
  47.0    47.0    47.0   
 酢酸ブチル                   
          6.0     6.0    
 6.0     6.0    メチルアミルケトン
                    19.0 
   19.5    21.0    22.5  
  エチルアミルケトン              
      19.0    19.5    21.
0    22.5    ジブチルスズジラウレート
                  (1%酢酸ブチ
ル溶液)                   2.
04    2.04    2.04    2.0
4     コポリマー(表1と同じ)       
        0.5     0.5     0
.5     0.5    トリメチロールプロパン
トリメルカプト   2.0     2.0    
 2.0     2.0    プロピオネート(1
0%酢酸ブチル溶液)  ポリオール成分の酸価(mg
 KOH/g )      0.9     2.0
     5.0    10.6    比較例9〜11として、トリメチロールプロパント
リメルカプトプロピオネートを添加しなかった以外は夫
々実施例8〜10と同じ操作を繰り返した。 【0077】これらのコーティング組成物を、上記のよ
うにポットライフ、耐石油性、耐メチルエチルケトン性
及びペルソ硬度(24時間の乾燥時間の後のみ)につい
て試験した。その結果を、以下の表6に示す。 【0078】 【表6】                          
 表      6            ポット 
             耐MEK性  ペルソ硬度
    実施例  ライフ    耐石油性    (
秒間)    (秒間)      実8  8時間 
   軟化せず      40          
106       比9  30分間    軟化せ
ず      40          110   
    実9  >8時間  軟化せず      4
0           80       比10 
 50分間    軟化せず      40    
       90       実10  >8時間
  軟化せず      30           
78       比11  65分間    軟化せ
ず      40           85   
    比12  >8時間  軟化した    <1
0           30  【0079】 【実施例11、比較例13】以下の表7(量は gにて
示されている)に示した処方に従い、コーティング組成
物を調製した。 【0080】 【表7】                     表    
  7    成    分            
                    実11  
    ポリオールC(固形分59.2%)     
     72.5      ポリオールE(固形分
59.3%)          18.4     
 架橋剤(表1と同じ)              
    47.0      酢酸ブチル      
                       6.
0      メチルアミルケトン         
           20.0      エチルア
ミルケトン                    
20.0      ジブチルスズジラウレート   
                 (1%酢酸ブチル
溶液)                   2.0
4       コポリマー(表1と同じ)     
          0.5      トリメチロー
ルプロパントリメルカプト   2.0      プ
ロピオネート(10%酢酸ブチル溶液)    ポリオ
ール成分の酸価(mg KOH/g )      2
.8    比較例13として、トリメチロールプロパントリメ
ルカプトプロピオネートを添加しなかった以外は実施例
11と同じ操作を繰り返した。 【0081】これらのコーティング組成物を、上記のよ
うにポットライフ、耐石油性、耐メチルエチルケトン性
及びペルソ硬度(24時間の乾燥時間の後のみ)につい
て試験した。その結果を、以下の表8に示す。 【0082】 【表8】                         表
      8            ポット   
         耐MEK性  ペルソ硬度    
実施例  ライフ  耐石油性    (秒間)   
 (秒間)      実11  4時間  軟化せず
      40           85    
   比13  55分間  軟化せず      4
5          110    結果についての検討   上記より見られるように、ポリウレタン系のポット
ライフ/硬化速度の関係は、ポリオール成分(及び系)
の酸価、並びにポリウレタン触媒の錯形成の両者により
大きく影響を受ける。 【0083】実施例1〜3と比較例4、及び実施例8〜
10と比較例13より、環境温度硬化条件のための酸価
の重要性が明瞭に示された‐余りに高い酸価は、余りに
遅い硬化速度もたらす。 【0084】実施例1〜3と比較例1〜3、実施例4〜
7と比較例5〜8、実施例8〜10と比較例9〜11、
及び実施例11と比較例13より、錯形成した触媒を使
用することの重要性がまた、示された‐錯形成なしでは
、ポットライフは著しく減少する。 【0085】換言すると、本発明に従う実施例のみが、
長いポットライフと受容し得るレベルの硬化とを示す。 【0086】さらに、実施例4〜5と6〜7より、ポリ
オール成分の非常に低い酸価(それはある場合には望ま
しくない短いポットライフをもたらす)は、揮発性の酸
を含ませることによって補償し得る言うことが明確に示
される。 【0087】最後に、これらの実施例は、ポリエステル
ポリオール(実施例1〜7)及びポリアクリルポリオー
ル(実施例8〜11)の双方が同じ望ましいポットライ
フ/硬化速度のバランスを示したように、種々のポリオ
ールが本発明での使用に適すると言うことを示す。 【0088】ここに記載された組成物及び方法に関して
、詳細に記載した実施態様に加えて、本発明の概念から
実質的に逸れることなく多くの改変及び変化を行うこと
ができる。従って、ここに記載された本発明の形は単な
る例示であると言うことが明確である。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ポリウレタンを生成するための触媒反
    応混合物であって、(A) ポリオール成分、(B) 
    ポリイソシアネート成分、及び(C) (C1)スズ及
    び/またはビスマス系のポリウレタン触媒と、(C2)
    ポリウレタン触媒のための過剰モル量の錯化剤とからの
    錯形成したポリウレタン触媒を含有する混合物において
    、ポリオール成分が約5以下の酸価を有することを特徴
    とする触媒反応混合物。
  2. 【請求項2】  ポリオール成分(A) が約2以下の
    酸価を有する、請求項1記載の触媒反応混合物。
  3. 【請求項3】  さらに揮発性酸成分を含有する、請求
    項1記載の触媒反応混合物。
  4. 【請求項4】  揮発性酸成分が約 150℃以下の沸
    点を有する揮発性の酸から選択される、請求項3記載の
    触媒反応混合物。
  5. 【請求項5】  揮発性の酸が1〜4個の炭素原子を有
    するモノカルボン酸から選択される、請求項4記載の触
    媒反応混合物。
  6. 【請求項6】  ポリウレタン触媒(C1)がスズ系の
    ポリウレタン触媒から選択される、請求項1記載の触媒
    反応混合物。
  7. 【請求項7】  錯化剤(C2)がメルカプト化合物か
    ら選択される、請求項1記載の触媒反応混合物。
  8. 【請求項8】  錯化剤(C2)対ポリウレタン触媒(
    C1)の金属のモル比が2:1〜500:1に渡る、請
    求項1記載の触媒反応混合物。
  9. 【請求項9】  請求項1〜8のいずれか一つに記載の
    触媒反応混合物からポリウレタンを製造する方法におい
    て、ポリオール成分(A) とポリイソシアネート成分
    (B) が、錯形成したスズ及び/またはビスマス系の
    ポリウレタン触媒(C) の存在下で反応するところの
    方法。
  10. 【請求項10】  反応が約0〜40℃の範囲内の温度
    で起こる、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】  請求項1〜8のいずれか一つに記載
    の触媒反応混合物に基づくコーティング組成物。
  12. 【請求項12】  請求項11記載のコーティング組成
    物を基体に施与し、次に硬化することによって基体をコ
    ートする方法。
  13. 【請求項13】  硬化が約0〜40℃の温度で起こる
    、請求項12記載の方法。
JP3116574A 1990-04-24 1991-04-22 ポリウレタン反応混合物及びそれより得られるコーティング組成物 Pending JPH04227620A (ja)

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