JPH04227343A - 地上交信局を介してホストコンピュータと交信するための航空機システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の分野】この発明は、２つまたはそれ以上のコン
ピュータ間でデータを伝送しかつ受信するためのシステ
ムに関するものであり、より特定的には航空機飛行管理
コンピュータおよび地上に本拠地を置かれた航空会社の
ホストコンピュータの間でデータを伝送しかつ受信する
ための装置および方法に関するものである。

【０００２】

【発明の背景】著しい数の航空会社航空機が、サービス
提供者の地上局および航空機交信アドレスおよび報告シ
ステム（ａｎ　　Ａｉｒｃｒａｆｔ　　Ｃｏｍｍｕｎｉ
ｃａｔｉｏｎｓ　　Ａｄｄｒｅｓｓｉｎｇ　　ａｎｄ　
　Ｒｅｐｏｒｔｉｎｇ　　Ｓｙｓｔｅｍ）（ＡＣＡＲＳ
）を介して航空会社の中央コンピュータからのデジタル
データを伝送し（ダウンリンクする）かつ受信する（ア
ップリンクする）能力を有する。現在ＡＣＡＲＳはＡＲ
ＩＮＣ　　７２４Ｂ仕様書によって管理される。

【０００３】このシステムは、従来は、更新された飛行
場到着時刻および航空機保守問題のような情報を航空会
社の地上ユニットに交信するために使用されてきた。こ
れは、航空機機上のＶＨＦトランシーバを利用し地上局
のネットワークと交信する航空機ＡＣＡＲＳ管理ユニッ
ト（Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ　　Ｕｎｉｔ）によって達成
された。管理ユニットは、地上局と航空機機上の様々な
コンピュータシステムとの間でＶＨＦリンクによって交
信を取扱うことに対して責任があった。

【０００４】多数の航空会社航空機は飛行計画管理能力
を与える機載された飛行管理コンピュータ（ｆｌｉｇｈ
ｔ　　ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ　　ｃｏｍｐｕｔｅｒｓ）
（ＦＭＣ）を有する。これらの能力は航空データベース
による完全な飛行計画のエントリ、飛行計画に対する性
能データのエントリ、および飛行計画に対する横方向と
垂直方向の翼型誘導データを含む。管理ユニットが交信
するコンピュータシステムの１つがＦＭＣである。

【０００５】従来から、アップリンクは、ＦＭＣへの直
接エントリのための飛行計画、航空機性能、風、および
離陸に関するデータを与えてきた。アップリンクはまた
、ＦＭＣに、航空機位置報告のような情報を地上局を介
して航空会社のホストコンピュータにダウンリンクする
ように要求してきた。ダウンリンクは、推定された行先
への到着時刻、航空機位置、および空中の風のような内
部のＦＭＣデータを航空会社のホストコンピュータに与
えてきた。さらに、ダウンリンクは航空会社のホストコ
ンピュータが風のデータ、飛行計画データおよび性能デ
ータのような情報をＦＭＣに送ることを要求してきた。

【０００６】従来から、ＦＭＣおよび航空会社のホスト
コンピュータの間のインタフェースは指定された航空会
社の末端使用者に対する特定のフォーマットにおいて「
ハードコード」されてきた。これはいくつかの問題をも
たらした。１つには、パラメータ内容と同様にＦＭＣ／
ＡＣＡＲＳアップリンクおよびダウンリンクメッセージ
要求並びにＦＭＣ／ＡＣＡＲＳダウンリンクプロンプト
およびトリガ条件が航空会社間で異なっていた。さらに
、末端使用者の要求と同様に、管理するＡＲＩＮＣ　　
７２４Ｂ文書下の要求は変化を被ってきた。過去におい
てはこのような変化に応じることは高価でかつ時間のか
かる修正を必要としてきた。

【０００７】

【発明の概要】この発明はロード可能な表を与えること
によって従来のＦＭＣ／ＡＣＡＲＳインタフェースの前
述の欠陥を克服し、それはＡＣＡＲＳメッセージをホス
トコンピュータへの伝送のためのフォーマットと飛行管
理コンピュータによる使用のためのフォーマットとのど
ちらかに変換するためのデータを含む。

【０００８】より具体的には、この発明は情報メッセー
ジを地上局に伝送しかつ情報メッセージを地上局から受
信するためのＶＨＦトランシーバのような手段を含む。 情報メッセージは識別子部分およびデータ部分を含むフ
ォーマットにある。さらに、飛行管理コンピュータに対
して特定のフォーマットにあるデータをストアし、検索
しかつ処理するための飛行管理コンピュータのような手
段がある。アップリンク項目番号表のような第１の表を
ストアするための手段もまた設けられており、それは情
報メッセージのデータ部分を情報メッセージフォーマッ
ト（ＡＣＡＲＳフォーマット）と飛行管理コンピュータ
処理フォーマットとのどちらかに変換するための情報を
含む。

【０００９】メッセージ識別子（ＩＭＩおよびＩＥＩの
ような）および変換データ識別子（ＩＭＩ／ＩＥＩ項目
番号）のリストを含む第２の表をストアするための手段
もまた設けられる。さらに、情報メッセージの識別子部
分と相関する変換データ識別子（項目番号）を決定する
ために、情報メッセージの識別子部分（ＩＭＩ／ＩＥＩ
）に応答して第２の表を読出すための手段がある。さら
に、第１の表を読出すためのかつ第２の表から読出され
た変換データ識別子（項目番号）に相関する第１の表か
らの変換データを検索するための手段かある。検索され
た変換データは、情報メッセージのデータ部分を情報メ
ッセージフォーマットと飛行管理コンピュータフォーマ
ットとのどちらかに変換するために使用される。

【００１０】この発明のこれらのおよび他の特徴は添付
の図面を参照にして以下の詳細な説明においてさらに詳
しく記述されるであろう。

【００１１】

【実施例の説明】例示の実施例において、この発明は、
機載のＡＣＡＲＳ管理ユニット、機載のＡＣＡＲＳトラ
ンシーバおよび地上交信局を利用することによって航空
機飛行管理コンピュータを航空会社のホストコンピュー
タとインタフェースするための装置および方法として記
述されるであろう。より具体的には、この発明は飛行管
理コンピュータおよびホストコンピュータの間の交信の
ためのＡＣＡＲＳメッセージを解釈しかつ構成するため
の要求に関係する。しかしながら、この発明の範囲は以
下の例示の実施例に制限されないことが理解されるべき
である。

【００１２】この発明の説明に進む前に、データをアッ
プリンクするおよびダウンリンクするための従来のシス
テムのさらなる説明が与えられるであろう。従来は、管
理ユニットは航空機機上の様々なデータユニット（ＦＭ
Ｃを含む）とデータバスネットワークを介して交信した
。航空機および航空会社のホストコンピュータ間で伝送
された情報は「フリーテキストフィールド」と呼ばれた
ＡＣＡＲＳメッセージのセクションにあった。フィール
ドにおいて含まれるデータを識別する２つの指示子があ
った。１つの指示子はＩＭＩ（埋没されたメッセージ識
別子）であり、それは伝送されているデータの型（たと
えば、飛行計画データ、風データなど）について、ＦＭ
Ｃ（アップリンクの関する）または航空会社のホストコ
ンピュータ（ダウンリンクに関する）に通知した。指示
子の他方の型はＩＥＩ（埋没された要素識別子）であり
、それは各ＩＭＩ内において位置するデータをさらに識
別した。より具体的には、ＩＥＩは２キャラクタコード
が続く斜線（／）から成った。たとえば、アップリンク
ＩＥＩ「／ＣＩ０２０」はＦＭＣにコスト索引（Ｃｏｓ
ｔ　　Ｉｎｄｅｘ）（ＣＩ）に関するデータがメッセー
ジの中にあるということを通知した。ＦＭＣ／ＡＣＡＲ
Ｓによる使用のために利用可能なＩＭＩおよびＩＥＩは
、メリーランド州（Ｍｄ）、アナポリス（Ａｎｎａｐｏ
ｌｉｓ）のエアロノーティカル・ラジオ・インコーポレ
ーティッド（ＡｅｒｏｎａｕｔｉｃａｌＲａｄｉｏ，Ｉ
ｎｃ．）によって出版された最近のＡＲＩＮＣ　　７２
４文書において述べられている。

【００１３】アップリンク処理に関しては、管理ユニッ
トの責任は航空会社のホストコンピュータから受信され
たメッセージを航空機機上の様々なユニットに経路付け
ることであった。それは、アップリンクメッセージアド
レスを識別しかつデータをそれに応じて経路付けること
によってこれを行なった。ＦＭＣは、管理ユニットから
それへ経路付けられたメッセージのフリーテキスト部分
をデコードしかつＦＭＣメモリ内の選択された記憶場所
にデータをストアすることに対して責任があった。

【００１４】ＦＭＣの内側には多数の処理ルーチンがあ
り、その各々は別個のＩＭＩ／ＩＥＩを処理することに
専用にされた。この態様において、ＦＭＣがアップリン
クを識別したとき、対応する処理ルーチンが検索され、
それはデータを識別し、適切なコードにデータをフォー
マットし、かつそれからＦＭＣメモリ内の選択された記
憶場所にデータをストアした。新しいＩＭＩまたはＩＥ
Ｉを加えることまたはＩＭＩ／ＩＥＩを変更することが
必要な場合は、ＦＭＣは取除かれかつ修正のために売主
に戻された。

【００１５】ダウンリンクに関しては、管理ユニットの
責任はメッセージを様々な機載のコンピュータから地上
局へ（そこでメッセージは航空会社のホストコンピュー
タに経路付けられた）経路付けることであった。それは
、機載のコンピュータからダウンリンクデータを受信し
かつＶＨＦトランシーバを介して地上局へデータを送る
ことによってこれを行なった。ＦＭＣはまずダウンリン
クがいつ起こるべきかを決定し、それから適切にフォー
マットされたダウンリンクメッセージを構成しかつ管理
ユニットへダウンリンクメッセージを経路付けることに
対して責任があった。

【００１６】ＦＭＣがダウンリンクが起こるべきである
と決定したとき（ハードコードされたＣＤＵプロンプト
のパイロットの選択によってかまたはハードコードされ
た事象論理トリガによってのどちらかで）、それは相関
するダウンリンクを構成することに専用にされる処理ル
ーチンを引起こすであろう。それから処理ルーチンは必
要とされるＦＭＣデータを抽出し、データを内部のＦＭ
Ｃフォーマットから情報メッセージフォーマットに変換
しかつ適当なＩＭＩ／ＩＥＩを挿入するであろう。ダウ
ンリンクメッセージはそれからＭＵに経路付けられるで
あろう。新しいダウンリンク条件または新しいダウンリ
ンクメッセージ規定が必要とされた場合、ＦＭＣは取除
かれかつ修正のため売主に戻される。

【００１７】従来のシステムを説明して、今、注意は図
１に移され、そこではこの発明の例示の実施例の動作環
境の単純化されたブロック図が示される。システムは航
空機コックピットにおいて位置する従来の多重制御およ
び表示ユニット（Ｍｕｌｔｉｐｌｅ　　Ｃｏｎｔｒｏｌ
　　ａｎｄ　　Ｄｉｓｐｌａｙ　　Ｕｎｉｔ）（ＭＣＤ
Ｕ）２０を含む。パイロットがデータを航空機と地上と
の間にダウンリンクすることを所望するとき、適当な命
令は、後でより詳細に記述される態様においてＭＣＤＵ
２０に手で入れられる。これらの命令はＭＣＤＵから従
来の飛行管理コンピュータ（ＦＭＣ）２４へ送られる。 もしＭＣＤＵからのコマンドがデータのダウンリンクを
要求すれば、飛行管理コンピュータは適当なデータをコ
ンパイルし、ＩＭＩ／ＩＥＩを含む適切なフォーマット
においてそれを置きかつ独特の新しいインタフェース接
続具２６を介してメッセージテキストを従来の管理ユニ
ット（ＭＵ）２２に経路付ける。それからデータは従来
のＶＨＦ送信機／受信機を使用して航空機から伝送され
る。さらに他の例示の実施例においては、（１）ＭＵ２
２はワシントン州、レッドモンドのサンドストランド・
コーポレーション（Ｓｕｎｄｓｔｒａｎｄ　　Ｃｏｒｐ
ｏｒａｔｉｏｎ　　ｏｆ　　Ｒｅｄｍｏｎｄ，Ｗａｓｈ
ｉｎｇｔｏｎ）によって製造された模型＃９６５−０７
２１−００６、（２）ＦＭＣ２４はミシガン州、グラン
ドラピッズのスミスズ・インダストリーズ（Ｓｍｉｔｈ
ｓ　　Ｉｎｄｕｓｔｒｉｅｓ　　ｏｆ　　Ｇｒａｎｄ　
　Ｒａｐｉｄｓ，Ｍｉｃｈｉｇａｎ）によって製造され
た模型＃１０−６２０４４−５０１−１８であり、（３
）ＶＨＦトランシーバ２８はアイオア州、シーダ・ラピ
ッズのコリンズ（Ｃｏｌｌｉｎｓ　　ｏｆ　　Ｃｅｄａ
ｒ　　Ｒａｐｉｄｓ，Ｉｏｗａ）によって製造された模
型＃６２２−５２１９−１２０および（４）ＭＣＤＵ２
０はミシガン州、グランドラピッズのスミスズ・インダ
ストリーズによって製造された模型＃１０−６２０９４
−００１である。

【００１８】結果として、ＭＣＤＵ２０はＦＭＣ制御器
として動作する。パイロットはダウンリンク命令を伝え
るためにＭＣＤＵによってＦＭＣと直接交信する。ＦＭ
Ｃはこれらの命令を解釈し、ダウンリンクを構成しかつ
それをＭＵに送る。それからＭＵはＶＨＦトランシーバ
を介して適切なアドレス（地上局）にダウンリンクを経
路付ける。アップリンクおよびダウンリンクの両方はＡ
ＲＩＮＣ　　４２９補遺１２において記述されているウ
ィリアムズバグ（Ｗｉｌｌｉａｍｓｂｕｇ）と呼ばれる
プロトコルフォーマットにおいてＦＭＣからＭＵへ伝送
される。

【００１９】アップリンクは航空会社のホストコンピュ
ータによって送られかつサービス提供者の地上局を介し
て機載のＶＨＦトランシーバに伝送される。ＭＵはＶＨ
Ｆトランシーバアップリンクデータをコンパイルしかつ
意図された源を決定する。もし意図された源がＦＭＣで
あれば、アップリンクはそれにしたがって経路付けられ
る。それからＦＭＣは経路づけらたアップリンクデータ
を処理する。

【００２０】航空会社のホストコンピュータおよびＦＭ
Ｃ２４間の交信は独特のインタフェース制御ユニット３
０によってさらに達成され、それはＦＭＣメモリにおい
てストアされかつ飛行管理コンピュータの中央処理ユニ
ットによって処理された独特のソフトウェアプログラム
の形状である。インタフェース制御ユニットの一部は磁
気デスク上に置かれる表を含み、それらはワシントン州
、レッドモンドのサンドストランドによって製造される
模型＃９６４−０４０１−０１５のような従来の機上デ
ータローダによって制御ユニット３０にロードされる。 これらの表は、航空データベース表が従来ＦＭＣにロー
ドされるのと同じ態様において制御ユニット３０にロー
ドされる。

【００２１】今図２を参照すると、ＭＣＤＵ２０がより
詳しく示される。ＭＣＤＵ２０はＣＲＴ表示スクリーン
３１を、スクリーン３１の左および右側に垂直な列で位
置するライン選択キー３２と同様に含む。包括的に３６
と示される専用のファンクションキーと同様、包括的に
３４と示される下部の英数字キーパッドもまた含まれる
。ＦＭＣデータを伝送しかつ受信するために、マスター
メニューは「メニュー」キー３６ａを押すことによって
表示され、それはスクリーン３１の異なったライン上に
表示されている「ＦＭＣモード」および「ＭＵモード」
の迅速な選択の結果をもたらす。ＦＭＣモードは「ＦＭ
Ｃモード」表示に隣接するライン選択キーを押すことに
よって選択される。それからパイロットは適当なファン
クションキー３６によってデータが位置する頁を選択す
る。たとえば、もしタスクがあるルート情報をダウンリ
ンクすることであれば、パイロットは「ルートキー」３
６ｂを押す。これは「ルート」頁が表示されることを引
起こし、それは「ルート報告」と名称付けられたプロン
プトを含む。「ルート報告」プロンプトに隣接するライ
ン選択キーを押すことによって、航空機ルートに関する
情報は地上局にダウンリンクするためにインタフェース
接続２６（図１）を介してＦＭＣからＭＵに送られる。 すなわち、ルートダウンリンク命令がＭＣＤＵを介して
入ったとき、ＦＭＣはルート情報を集め、情報をフォー
マットし、かつそれからそれをＭＵに送り、それは地上
局への伝送のためのＶＨＦトランシーバに情報を送る。

【００２２】ＭＣＤＵの使用によりダウンリンクを始め
ることに加えて、航空機および地上局間の交信は（ｉ）
地上局またはアップリンクを介して航空会社のホストコ
ンピュータによって、または（ｉｉ）航空機の指定され
た中間地点への到着のような選択されたトリガ事象の発
生のときにＦＭＣによって自動的に、開始され得る。ア
ップリンクおよびダウンリンクを開始するためのこれら
の方法のさらなる説明は後で記述されるであろう。

【００２３】この発明においては、アップリンク／ダウ
ンリンクメッセージ内容およびダウンリンク条件（ＦＭ
Ｃ／ＡＣＡＲＳプロンプトおよびトリガからなる）はイ
ンタフェース制御ユニット３０において位置するルック
アップテーブルによって規定される。アップリンクメッ
セージ（それはＡＳＣＩＩフォーマットにおいて伝送さ
れる）を処理するために、アップリンク項目番号表はＦ
ＭＣメモリにおいて「ハードコード」される（ＰＲＯＭ
ｓにおいてストアされる）。アップリンク項目番号表の
一部は図３において示される。アップリンク項目番号表
はＦＭＣにおいて見付けられるすべてのデータ型を規定
するための情報を含む。より具体的には、アップリンク
項目番号表は（ｉ）アップリンクメッセージにおけるデ
ータを識別するために（ｉｉ）データをキャラクタコー
ド（ＡＳＣＩＩ）からＦＭＣにおいて使用されるコード
の型に（たとえば６４増し記法）変換するために、かつ
（ｉｉｉ）ＦＭＣメモリ内の適切な記憶場所において変
換されたアップリンクメッセージデータをストアするた
めの命令を与えるために使用される。たとえば、項目＃
８（図３）は航空機降下遷移高度データに関するもので
ある。アップリンク項目番号表によって示されているよ
うに、データは（ｉ）フィートの単位、（ｉｉ）１００
の尺度（Ｓｃａｌｅ）、および（ｉｉｉ）３つのキャラ
クタの長さにおいて固定数としてアップリンクされる。 アップリンク項目番号表からのこの情報は、それが従来
ＦＭＣメモリにおいてストアされる従来の態様において
ＦＭＣコードにデータを変換するため使用される。

【００２４】末端使用者にインタフェースを更新しかつ
変更する方法を与えるために、第２のロード可能な表が
ＡＣＡＲＳメッセージデータをさらに規定するために含
まれる。図４を参照すると、アップリンクＩＭＩ／ＩＥ
Ｉ規定表の一部が示され、それは（ｉ）末端使用者のＦ
ＭＣ／ＡＣＡＲＳシステムにおいて使用されるべきそれ
らのＩＭＩ／ＩＥＩおよび（ｉｉ）アップリンクメッセ
ージにおいて含まれ得るＩＭＩ／ＩＥＩと相関するデー
タ項目を決定する。アップリンクＩＭＩ／ＩＥＩ規定表
におけるエントリは末端使用者によって決定されかつイ
ンタフェース制御ユニット３０にロードされる。たとえ
ば、以下が典型的なアップリンクメッセージであり、Ｐ
ＷＤ／ＤＷ　　２３０、１５０、１５０、２３０、Ｐ１
３、１００２３０　　１５０　　０１０；２２０　　１
２０　　０５０；１９０　　１５００３０である。この
アップリンクを受信すると、アップリンクＩＭＩ／ＩＥ
Ｉ規定表は伝送されたＩＭＩ（「ＰＷＤ」）の位置が突
止められるまで走査される。この例においては、ＰＷＤ
の後に位置する項目数はない（図４）。したがって表（
図４）の走査は相関するＩＥＩの位置を突止めるまで続
く。この例においては相関するＩＥＩは項目番号８、９
、１０、１１、１２、および１３が続く／ＤＷであり、
それらはシーケンシャルに読出される。項目＃８がシー
ケンスの第１の位置を占めるので、アップリンク項目番
号表（図３）への参照は上記のアップリンクメッセージ
、すなわち上記の例の番号「２３０」の第１のデータ要
素項目は降下遷移高度（飛行レベル２３０）である。ア
ップリンク項目番号表からのデータ（キャラクタの長さ
、尺度（Ｓｃａｌａｒ）、単位等）を使用して、アップ
リンクメッセージデータは識別され、ＦＭＣコードに変
換されかつＦＭＣメモリにストアされる。これに続いて
、アップリンクメッセージの次のデータ要素、すなわち
番号「１５０」はアップリンクＩＭＩ／ＩＥＩ規定表（
図４）において項目＃９によって識別される。アップリ
ンク項目番号表（図３）に対する参照によって、このデ
ータは防水オン高度（ＴＡＩ）として識別される。ＦＭ
Ｃにおけるこのデータの変換およびストアに続いて、Ｔ
ＡＩオン／オフ高度（項目＃１０）、降下ＩＳＡデビエ
ーション（項目＃１１）、ＱＮＨ（項目＃１２）、およ
び降下風（項目＃１３）を含むアップリンクメッセージ
の残りの部分が識別され、ＦＭＣコードに変換され、か
つＦＭＣメモリ内の選択された記憶場所にストアされる
。

【００２５】この実施例においては、アップリンクされ
たデータは特定の基準に従ってフォーマットされる。こ
れは、アップリンクされたデータがアップリンクＩＭＩ
／ＩＥＩ規定表（図４）において示されたシーケンスに
おいて配置されることの要求を含む。さらに、特定の項
目番号に相関する各データ要素がコンマによって異なっ
たデータ要素から分離される。もしデータ要素がリスト
構造の形状であるならば（そこにおいては項目番号に相
関する１つのデータよりも多くのデータがある）、リス
トにおける各データセグメントはセミコロンによって分
離される。もし１つまたはそれ以上の項目番号に関する
データがアップリンクから紛失していれば、アップリン
クに置ける空間はコンマによって埋められる。これらの
アップリンク／ダウンリンクＦＭＣ／ＡＣＡＲＳメッセ
ージフォーマットはＡＲＩＮＣ７２４Ｂ文書においてさ
らに詳しく記述されている。

【００２６】末端使用者が付加的なＩＭＩ／ＩＥＩを加
えることによってそのアップリンクの容量を拡大するこ
とを所望する場合には、選択されたＩＭＩ／ＩＥＩがロ
ード可能なアップリンクＩＭＩ／ＩＥＩ規定表（図４）
の中に加えられ、その後に選択された項目番号が続く。 たとえば、もし末端使用者が性能初期化に関する情報を
アップリンクする能力を加えることを所望すれば、選択
された項目番号が続くＩＥＩ「／ＰＩ」はロード可能な
アップリンクＩＭＩ／ＩＥＩ規定表に加えられる。図３
において示されるように、項目番号１４ないし１７はＦ
ＭＣにおいて利用可能な性能初期化データの４つの異な
った型を規定するためのアップリンク項目番号表におけ
るデータに参照番号を付ける。末端使用者は、ロード可
能なＩＭＩ／ＩＥＩ表（図４）における／ＰＩの後の関
連する項目番号を含むことによってアップリンクにおい
て性能初期化に関する１つまたはそれ以上の項目番号を
含む能力を選んでもよい。同様に、もし末端使用者がＡ
ＲＩＮＣ要求における変更ゆえにＩＭＩまたはＩＥＩを
変更することが必要であれば、ロード可能なアップリン
クＩＭＩ／ＩＥＩ規定表における適当な変更をすること
によってそれは達成される。

【００２７】データをＦＭＣからダウンリンクすること
が望ましいとき、これは後で論じられるダウンリンク処
理ルーチンによって達成される。ダウンリンクは（ｉ）
選択されたトリガ事象の発生のときに自動的に、（ｉｉ
）アップリンクにおいて含まれる要求によって、または
（ｉｉｉ）ＭＣＤＵにおける適当なダウンリンクプロン
プトの手による選択によって始められ得る。図５を参照
するとダウンリンク項目番号表の一部が示され、それは
ＦＭＣメモリから選択されたデータを検索しかつ地上局
への伝送のためにデータをＡＳＣＩＩに変換するために
使用される。たとえば、項目番号４１は航空機の現行の
フライトナンバーを識別し、それは英数字コード（ＡＳ
ＣＩＩ）でＦＭＣにおいてストアされ、それは尺度また
は単位を有さず、かつそれは８つのキャラクタからなる
最大の長さを有する。

【００２８】この実施例において、ダウンリンクＩＭＩ
／ＩＥＩ規定表（図６）は末端使用者によってロードさ
れる。たとえば、ダウンリンク「ＦＰＮ／ＦＮ」のため
の要求が地上から、またはトリガ事象によって、または
ＭＣＤＵによってのどれかで始められたとき、ダウンリ
ンクＩＭＩ／ＩＥＩ規定表（図６）はＩＭＩ「ＦＰＮ」
の位置が突止められるまで走査される。このＩＭＩは表
において項目番号が続かないので、表はＩＥＩ「／ＦＮ
」の位置が突止められるまでさらに走査され、一方ダウ
ンリンク項目番号表（図５）の項目＃４１（フライトナ
ンバー）が参照番号を付けられる。ダウンリンク項目番
号表はフライトナンバーがＡＳＣＩＩフォーマットにお
いてストアされ（そのためＡＳＣＩＩへの変換は必要で
ない）かつそれはフライトナンバーデータがＦＭＣメモ
リにおいて位置する記憶場所を与える。この態様におい
て、フライトナンバーはＭＵへの転送およびその後のダ
ウンリンクのためにダウンリンク処理ルーチンによって
従来の態様において検索される。

【００２９】さらに、ダウンリンクがアップリンクメッ
セージによって始められるために、アップリンクは適当
なダウンリンクＩＭＩおよびＩＥＩが続くＩＭＩ「ＲＥ
Ｑ」（図４）を含まねばならない。たとえば、航空機の
フライトナンバーに対するアップリンク要求は以下のよ
うになるであろう。それは「ＲＥＱＦＰＮ／ＦＮ」であ
る。

【００３０】他方では、自動的トリガによって始められ
たダウンリンクは図７において示されるトリガ規定表の
ようなロード可能な表を必要とし、それはトリガが始め
られる条件を規定する。たとえば、行先への推定された
到着時刻における変更がＦＭＣに入れられかつ変更が予
め選択されたしきい値より大きいとき、トリガ「Ｙ分よ
り大きい行先ＥＴＡ変更」に対する条件は満たされる。 これはダウンリンク「ＰＲＧ／ＦＮ／ＤＴ」が自動的に
発生される結果をもたらす。ダウンリンク「ＰＲＧ／Ｆ
Ｎ／ＤＴ」に応答して、ダウンリンク項目番号表および
ロード可能なダウンリンクＩＭＩ／ＩＥＩ規定表が前述
の態様においてダウンリンクを発生するために読出され
、そこにおいては「ＰＲＧ」は相関するＩＭＩおよび「
／ＦＮ」および「／ＤＴ」は相関するＩＥＩである。 この発明においては、図７におけるトリガ規定表は、「
相関するダウンリンク」下の表にダウンリンクＩＭＩ／
ＩＥＩ規定を挿入するかまたは相関するダウンリンクに
入れないことによってトリガを不能化するかのどちらか
の任意選択を有する使用者によってロードされる。

【００３１】ダウンリンクを始める第３の方法はＭＣＤ
Ｕのスクリーン上に表示されるプロンプトによってであ
る。この発明においては、ＭＣＤＵ頁上のあるラインは
使用者指定プロンプトの挿入のために意図的に空白にさ
れている。たとえば、図８において使用者ロード可能プ
ロンプト規定表の一部が示されており、それは（ｉ）プ
ロンプトがその上に置かれてもよいＭＣＤＵ頁、（ｉｉ
）プロンプトに相関するライン選択キー、（ｉｉｉ）表
示された実際のプロンプトテキスト、（ｉｖ）プロンプ
トが表示されるべき条件、および（ｖ）そのプロンプト
に相関するダウンリンクを指定する。この表においては
、末端使用者はどの条件下でプロンプトが頁上に表示さ
れるのか規定してもよい。たとえば、図９において使用
者ロード可能プロンプト表示条件表の一部が示され、そ
れはＭＣＤＵ上にダウンリンクプロンプトを表示するた
めの条件を述べる。より具体的には、表示条件＃１また
は＃２（図９）のどちらかが真であるとき、航空機性能
制限を要求する（図８におけるＰＥＲＦ　　ＬＩＭ　　
　　ＲＥＱＵＥＳＴ）ダウンリンクプロンプトが表示さ
れる。より具体的には、プロンプト表示条件表にしたが
って、ダウンリンクプロンプトは、プロンプトが能動化
されるかまたはＡＣＡＲＳ管理ユニットが故障していな
いかのどちらかのとき表示される。このプロンプトに相
関するダウンリンクＩＭＩ／ＩＥＩは「ＬＩＭ／ＰＬ」
である。「ＬＩＭ／ＰＬ」に相関するダウンリンク項目
番号は図６におけるダウンリンクＩＭＩ／ＩＥＩ規定表
において示される。そこで、「ＬＩＭ／ＰＬ」にハード
コードされたダウンリンク項目番号表の別の部分（図示
せず）において規定される１３の項目番号が続くことが
示される。ダウンリンク項目番号表（図５）において利
用可能な他の選択された項目番号を含むためにダウンリ
ンクＩＭＩ／ＩＥＩ規定表（図６）を変更することによ
ってダウンリンクメッセージを変更することは使用者の
任意選択である。

【００３２】インタフェース制御ユニット３０（図１）
を論じて、今注意は図１０においてより詳細に示される
インタフェース接続具２６に移されるであろう。インタ
フェース接続具は、ＦＭＣからＭＵへデータを出力する
ための低速出力バス４０を含む（ＡＲＩＮＣ　　４２９
仕様書において規定されているように）。出力バス４０
はＦＭＣの真中のプラグピンＡ９（Ａ）およびＢ９（Ｂ
）とＭＵの真中のプラグピンＧ１３（Ａ）およびピンＨ
１３（Ｂ）との間に接続される。インタフェース接続具
においてまた含まれるのはＭＵからＦＭＣへデータを入
力するための低速入力バス４２であり、それはＭＵの真
中のプラグピンＥ１５（Ａ）およびピンＨ１５（Ｂ）と
ＦＭＣの真中のプラグピンＧ３（Ａ）およびピンＨ３（
Ｂ）との間に接続される。

【００３３】インタフェース制御ユニットの全体の動作
に関して、今注意は図１１ないし図１４において示され
るフローチャートに移される。図１１において示されて
いるように、プロセスはアップリンクメッセージの到着
を待つこと（ブロック＃１００）によって始まる。アッ
プリンクが受信されたとき、アップリンクの初めの３つ
のキャラクタはＩＭＩとして指定される（ブロック＃１
０２）。それからＩＭＩは、どの動作が達成されるべき
かを決定するためにアップリンク規定表にアクセスする
ために使用される（ブロック＃１０４）。ここでＦＭＣ
は、たとえば「飛行計画を造れ」、または「飛行計画を
修正せよ」、または「包括データを挿入せよ」、または
「要求をダウンリンクせよ」のようなＩＭＩの「型」を
決定する。ＩＭＩの「型」に基づいて、ＦＭＣは適当な
動作を達成する。どの動作が取られたかによって、ＦＭ
Ｃはいずれかの項目番号がＩＭＩ／ＩＥＩ規定表におい
てＩＭＩ識別子が続くかどうかを決定する。もし必要と
される動作がＦＭＣの中へのデータの挿入を含むならば
（決定ブロック＃１０６）、アップリンクＩＭＩに相関
する項目番号はアップリンクＩＭＩ／ＩＥＩ規定表から
抽出される（図１２のブロック＃１１０）。キャラクタ
データはアップリンクメッセージから抽出され（ブロッ
ク＃１１２）かつアップリンク項目番号表からの相関す
る規定データはキャラクタデータセグメントをフォーマ
ットするために使用される（ブロック＃１１４）。それ
からフォーマットされたデータは指定されたアドレスに
ＦＭＣの中に挿入される（ブロック＃１１６）。これに
続いて、次の２つのキャラクタはＩＥＩとして指定され
かつほんの今記述された態様において処理される（ブロ
ック＃１１８）。処理はテキストメッセージの終端が遭
遇するまで続く（決定ブロック＃１２０）。

【００３４】図１１を参照すると、もし必要とされる動
作がアップリンク要求の結果としてダウンリンクを造る
べきであれば、アップリンクＩＭＩ／ＩＥＩ規定はダウ
ンリンクメッセージ規定としてダウンリンク処理へわた
される（ブロック＃１２５）。その後、相関するＩＭＩ
／ＩＥＩがダウンリンクメッセージテキストに割当てら
れ（図１３におけるブロック＃１２６）かつ相関する項
目番号がダウンリンクＩＭＩ／ＩＥＩ規定表から読出さ
れる（ブロック＃１２８）。参照番号を付けられた項目
番号を使用して、ダウンリンク項目番号表はＦＭＣメモ
リから関連したデータを抽出するために使用され（ブロ
ック＃１２９）からＦＭＣデータをキャラクタフォーマ
ットに変換する（ブロック＃１３０）。それからフォー
マットされたデータはダウンリンクメッセージテキスト
に挿入される（ブロック＃１３２）。

【００３５】ＭＣＤＵプロンプトによって始められたダ
ウンリンク命令に応答し（図１４における決定ブロック
＃１３５）かつプロンプト規定表において示される条件
が真であると決定されたとき（決定ブロック＃１３６）
、相関するプロンプトは表示される（ブロック＃１３７
）。このプロンプトがパイロットによって選択されたと
き（決定ブロック＃１３８）、プロンプトに相関するダ
ウンリンクメッセージは図１３において記述された態様
でダウンリンクのためにフォーマットされる（ブロック
＃１４０）。

【００３６】能動化されたＦＭＣ／ＡＣＡＲＳトリガ事
象によって発生されたダウンリンク命令に応答して（図
１５における決定ブロック＃１４１）、能動化されたト
リガに相関するダウンリンクメッセージ規定は図１３に
おいて記述された態様でダウンリンクのためにフォーマ
ットされる（ブロック＃１４２）。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明のＦＭＣ／ＡＣＡＲＳデータ伝送シス
テムの単純化されたブロック図である。

【図２】従来の多重制御および表示ユニット（Ｃｏｎｖ
ｅｎｔｉｏｎａｌ　　Ｍｕｌｔｉｐｌｅ　　Ｃｏｎｔｒ
ｏｌ　　ａｎｄ　　Ｄｉｓｐｌａｙ　　Ｕｎｉｔ）（Ｍ
ＣＤＵ）の正面図である。

【図３】例示のアップリンク項目番号表の表現である。

【図４】例示のアップリンクＩＭＩ／ＩＥＩ規定表の表
現である。

【図５】例示のダウンリンク項目番号表の表現である。

【図６】例示のダウンリンクＩＭＩ／ＩＥＩ規定表の表
現である。

【図７】例示のトリガ規定表の表現である。

【図８】例示のプロンプト規定表の表現である。

【図９】例示のプロンプト表示条件表の表現である。

【図１０】例示のＦＭＣ／ＭＵインタフェース接続具の
単純化されたブロック図である。

【図１１】アップリンクメッセージの処理を説明するフ
ローチャートである。

【図１２】アップリンクメッセージの処理をさらに説明
するフローチャートである。

【図１３】ダウンリンクメッセージの処理を説明するフ
ローチャートである。

【図１４】ＭＣＤＵにおいて表示プロンプトによって始
められたダウンリンクメッセージの処理を説明するフロ
ーチャートである。

【図１５】能動化されたトリガによって開始されたダウ
ンリンクメッセージの処理を説明するフローチャートで
ある。

【符号の説明】

２２　　管理ユニット ２４　　飛行管理コンピュータ ３０　　インタフェース制御ユニット

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　地上交信局を介してホストコンピュー
   タと交信するための航空機システムであって、航空機シ
   ステムは、 ａ．識別子部分およびデータ部分を含む情報メッセージ
   フォーマットで地上交信局を介してホストコンピュータ
   へ情報メッセージを伝送するためのかつホストコンピュ
   ータから情報メッセージを受信するための手段と、ｂ．
   処理フォーマットのデータをストアしかつ処理するため
   の手段と、 ｃ．第１の表における変換データの別個の部分がそれぞ
   れの変換データ識別子を含むという態様で情報メッセー
   ジのデータ部分を情報メッセージフォーマットと処理フ
   ォーマットとのどちらかに変換するためのデータを含む
   第１の表をストアするための手段と、 ｄ．（ｉ）情報メッセージ識別子および（ｉｉ）各情報
   メッセージ識別子に相関する変換データ識別子のリスト
   を含む第２の表をストアするための手段と、ｅ．情報メ
   ッセージの識別子部分に応答して、情報メッセージの識
   別子部分に相関する変換データ識別子を決定するために
   第２の表を読出すための手段と、ｆ．情報メッセージの
   データ部分を情報メッセージフォーマットと処理フォー
   マットとのどちらかに変換するための検索された変換デ
   ータを使用するために第２の表から読出された変換デー
   タ識別子に相関する第１の表からの変換データを検索す
   るための手段とを含む航空機システム。
2. 【請求項２】　　第２の表ストア手段は第２の表におい
   て情報メッセージ識別子および変換データ識別子を修正
   するための手段を含み、そのため情報メッセージのデー
   タ部分は第１の表の変換データを変更することなく変更
   されてもよい、請求項１に記載の航空機システム。
3. 【請求項３】　　変換データを変更することになく識別
   子に相関する変換データを変更するために第２の表スト
   ア手段は第２の表における情報メッセージ識別子および
   変換データ識別子を修正するための手段を含む、請求項
   １に記載の航空機システム。
4. 【請求項４】　　新しい識別子部分に対応する情報メッ
   セージ識別子および相関する変換データ識別子を挿入す
   ることによってかつ第１の表における変換データを修正
   することなく新しい識別子部分を含む情報メッセージに
   応答するための手段を第２の表ストア手段が含む、請求
   項１に記載の航空機システム。
5. 【請求項５】　　第１の表における変換データを修正す
   ることなく第２の表から情報メッセージ識別子および相
   関する変換データ識別子を削除するための手段を第２の
   表ストア手段が含む、請求項１に記載の航空機システム
   。
6. 【請求項６】　　地上局からの情報メッセージが、要求
   されたデータの識別子部分を含む態様で地上局から航空
   機への情報メッセージにおいて含まれる要求に応答して
   航空機から地上局への情報メッセージの伝送を始めるた
   めの手段をさらに含む、請求項１に記載の航空機システ
   ム。
7. 【請求項７】　　ａ．処理およびストア手段からのデー
   タを視覚的に表示するためのかつ情報メッセージを地上
   局へ伝送するためのプロンプトを表示するための手段と
   、ｂ．プロンプトを認めることに応答して情報メッセー
   ジの伝送を手で始めるためのキーパッド手段をさらに含
   む、請求項１に記載の航空機システム。