JPH0422410A - 濾材 - Google Patents
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- JPH0422410A JPH0422410A JP2127226A JP12722690A JPH0422410A JP H0422410 A JPH0422410 A JP H0422410A JP 2127226 A JP2127226 A JP 2127226A JP 12722690 A JP12722690 A JP 12722690A JP H0422410 A JPH0422410 A JP H0422410A
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Landscapes
- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、電子産業や医薬品産業、食品産業等の各種産
業分野における水処理や空調等で用いられる濾材で、有
機物などの吸着能と抗菌能とを備えた濾材に関する。
業分野における水処理や空調等で用いられる濾材で、有
機物などの吸着能と抗菌能とを備えた濾材に関する。
従来のこの種の濾材としては、活性炭粒子に銀化合物を
吸着担持させた粒状活性炭が知られている。これは、銀
化合物からの銀イオンの溶出により水中の微生物を死滅
させるものであった。
吸着担持させた粒状活性炭が知られている。これは、銀
化合物からの銀イオンの溶出により水中の微生物を死滅
させるものであった。
しかし、前記従来の技術によるときは、銀イオンの水中
への溶出により抗菌能を発揮するため、つまり、水中に
浸漬している間は飽和濃度に達するまで銀化合物は溶解
しながら銀イオンを放出していくため、短期間で抗菌能
がなくなってしまうものであった。その結果、抗菌能を
継続維持するには、定期的に濾材を交換する必要があっ
て、維持管理費の高騰、維持管理作業の煩雑化を招来し
ていた。
への溶出により抗菌能を発揮するため、つまり、水中に
浸漬している間は飽和濃度に達するまで銀化合物は溶解
しながら銀イオンを放出していくため、短期間で抗菌能
がなくなってしまうものであった。その結果、抗菌能を
継続維持するには、定期的に濾材を交換する必要があっ
て、維持管理費の高騰、維持管理作業の煩雑化を招来し
ていた。
本発明の目的は、耐久性に勝れた濾材を提供する点にあ
る。
る。
本発明による濾材の特徴構成は、イオン交換体の交換基
に銀イオンをイオン交換させてなる抗菌剤及び粉末活性
炭又は繊維活性炭を、抗菌剤及び粉末活性炭又は繊維活
性炭が表面に分散する状態にバインダで成型固化して構
成してある点にある。
に銀イオンをイオン交換させてなる抗菌剤及び粉末活性
炭又は繊維活性炭を、抗菌剤及び粉末活性炭又は繊維活
性炭が表面に分散する状態にバインダで成型固化して構
成してある点にある。
ゼオライト等のイオン交換体の交換基に銀イオンをイオ
ン交換させてなる抗菌剤は、微生物との物理的接触によ
り微生物を死滅させるといった抗菌能を備えていること
が広く一般に知られている。
ン交換させてなる抗菌剤は、微生物との物理的接触によ
り微生物を死滅させるといった抗菌能を備えていること
が広く一般に知られている。
また、イオン交換によりイオン交換体に結合した銀イオ
ンは、一定の溶解を前提とした銀化合物の銀イオンとは
異なり、極めて結合力が強く、かつ、安定しており、そ
の結果、飲料水程度のナトリウムやカリウム等の一価イ
オンの存在下はもちろん、カルシウムやマグネシウム等
の二価イオンの存在下においても、溶離しないというこ
とが知られている。
ンは、一定の溶解を前提とした銀化合物の銀イオンとは
異なり、極めて結合力が強く、かつ、安定しており、そ
の結果、飲料水程度のナトリウムやカリウム等の一価イ
オンの存在下はもちろん、カルシウムやマグネシウム等
の二価イオンの存在下においても、溶離しないというこ
とが知られている。
もちろん、粉末活性炭や繊維活性炭は、有機物等を吸着
する吸着能を有する。
する吸着能を有する。
従って、そのような吸着能を有する粉末活性炭又は繊維
活性炭及び銀イオンをイオン交換結合させである抗菌剤
を、水やガス等の被処理流体に接触する表面に分散させ
であるため、被処理流体中の有機物を吸着できると共に
、被処理流体中の微生物を死滅することができる。
活性炭及び銀イオンをイオン交換結合させである抗菌剤
を、水やガス等の被処理流体に接触する表面に分散させ
であるため、被処理流体中の有機物を吸着できると共に
、被処理流体中の微生物を死滅することができる。
従って、本発明によれば、吸着能及び抗菌能をほぼ恒久
的に維持できて、維持管理を容易・安価に行うことがで
きる濾材を提供できるようになった。
的に維持できて、維持管理を容易・安価に行うことがで
きる濾材を提供できるようになった。
本発明の実施例を次に示す。
濾材は、活性炭と、それを成型固化するためのバインダ
とを主成分とする。
とを主成分とする。
前記活性炭は、粉末活性炭や繊維活性炭である。
前記バインダは、硫黄、ハロゲン化合物を含まない有機
高分子バインダや無機バインダであり、このバインダ中
には、粒径が１〜５μｍ程度の抗菌剤の微粒子が分散さ
れている。
高分子バインダや無機バインダであり、このバインダ中
には、粒径が１〜５μｍ程度の抗菌剤の微粒子が分散さ
れている。
前記抗菌剤は、イオン交換体の交換基に銀イオンをイオ
ン交換させたものであって、銀イオンの微生物への物理
的接触によりその微生物を死滅させるものである。前記
イオン交換体は、合成ゼオライトやイオン交換樹脂であ
る。
ン交換させたものであって、銀イオンの微生物への物理
的接触によりその微生物を死滅させるものである。前記
イオン交換体は、合成ゼオライトやイオン交換樹脂であ
る。
そして濾材は、多孔状で、かつ、被処理流体と接触する
内部表面及び外部表面に活性炭及び抗菌剤が分散する状
態に活性炭をバインダで成型固化したものである。つま
り、表面に分散する活性炭をもって、有機物等の吸着能
を発揮し、表面に分散する抗菌剤をもって、微生物に接
触してその微生物を死滅させる抗菌能を発揮するもので
ある。
内部表面及び外部表面に活性炭及び抗菌剤が分散する状
態に活性炭をバインダで成型固化したものである。つま
り、表面に分散する活性炭をもって、有機物等の吸着能
を発揮し、表面に分散する抗菌剤をもって、微生物に接
触してその微生物を死滅させる抗菌能を発揮するもので
ある。
前記濾材の製作要領を簡単に述べると、通常の成型活性
炭を作製する場合と同様な活性炭とバインダとの配合比
及び操作をもって作製する。
炭を作製する場合と同様な活性炭とバインダとの配合比
及び操作をもって作製する。
つまり、バインダとして、抗菌剤を分散したものを用い
る点でのみ、通常の成型活性炭を作製する要領と異なり
、他は同じである。
る点でのみ、通常の成型活性炭を作製する要領と異なり
、他は同じである。
本濾材中のバインダの比率は、重量比で２〜２０％で、
また、バインダ中の抗菌剤の比率は、重量比で１０〜３
０％である。
また、バインダ中の抗菌剤の比率は、重量比で１０〜３
０％である。
本発明による濾材の抗菌能を確認するために本発明者が
行った実験を以下に示す。
行った実験を以下に示す。
実験例１
抗菌剤を２５％含むバインダの含有重量の比率が４％及
び８％の２種の濾材を用意し、それらの夫々をそれらと
同容量の供試水（脱塩水）に浸漬し、浸漬直後及び浸漬
２４時間後に供試水を採取して、それら採取した供試水
１ｍｒ中の大腸菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌の数（ｃｅ
ｌｌｓ／−）を計測した。結果を表１に示す。
び８％の２種の濾材を用意し、それらの夫々をそれらと
同容量の供試水（脱塩水）に浸漬し、浸漬直後及び浸漬
２４時間後に供試水を採取して、それら採取した供試水
１ｍｒ中の大腸菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌の数（ｃｅ
ｌｌｓ／−）を計測した。結果を表１に示す。
実験例２
活性炭に対する抗菌剤の含有重量比率が１％の本発明の
濾材（Ａ＞と、粒状活性炭に銀イオンを吸着保持させた
濾材（Ｂ）と、活性炭のみの濾材（Ｃ）とを用意した。
濾材（Ａ＞と、粒状活性炭に銀イオンを吸着保持させた
濾材（Ｂ）と、活性炭のみの濾材（Ｃ）とを用意した。
そして、■水道水３０１７を０．３１！の濾材（Ａ）、
（Ｂ）、 （Ｃ）に５４！／ｍｉｎで通水すること、
０２４時間濾材（Ａ）、 （Ｂ）、 （Ｃ）に滞水させ
てその滞水を１ ｍｌ採取することを繰返し、２日目及
び４日目に採取した水に含まれる菌を２４時間及び４８
時間培養して、一般細菌と大腸菌との数を計測した。結
果を表２に示す。
（Ｂ）、 （Ｃ）に５４！／ｍｉｎで通水すること、
０２４時間濾材（Ａ）、 （Ｂ）、 （Ｃ）に滞水させ
てその滞水を１ ｍｌ採取することを繰返し、２日目及
び４日目に採取した水に含まれる菌を２４時間及び４８
時間培養して、一般細菌と大腸菌との数を計測した。結
果を表２に示す。
表２
表１から本発明の濾材が抗菌能を備えていることが判り
、表２から本発明の濾材が、活性炭のみの濾材はもちろ
ん、粒状活性炭に銀イオンを吸着担持させた濾材に比較
して高い抗菌能を備えていることが判る。
、表２から本発明の濾材が、活性炭のみの濾材はもちろ
ん、粒状活性炭に銀イオンを吸着担持させた濾材に比較
して高い抗菌能を備えていることが判る。
Claims (1)
- イオン交換体の交換基に銀イオンをイオン交換させてな
る抗菌剤及び粉末活性炭又は繊維活性炭を、抗菌剤及び
粉末活性炭又は繊維活性炭が表面に分散する状態にバイ
ンダで成型固化して構成してある濾材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2127226A JPH0422410A (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 濾材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2127226A JPH0422410A (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 濾材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0422410A true JPH0422410A (ja) | 1992-01-27 |
Family
ID=14954854
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2127226A Pending JPH0422410A (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 濾材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0422410A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2003026314A (ja) * | 2001-07-17 | 2003-01-29 | Daiki:Kk | 重量物等運搬用ローラ装置 |
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| JPH01278408A (ja) * | 1988-04-28 | 1989-11-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 防菌性活性炭 |
| JPH01307418A (ja) * | 1988-06-03 | 1989-12-12 | Matsushita Refrig Co Ltd | カップ式飲料自動販売機のフィルタ |
-
1990
- 1990-05-17 JP JP2127226A patent/JPH0422410A/ja active Pending
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