JPH04220972A - 電気コネクタのロック装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、雄、雌一対のコネクタ
からなる電気コネクタの半嵌合状態を防止するロック機
構を備えた電気コネクタに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のこの種の電気コネクタとしては図
４乃至図６に示す如き構造のものがある。すなわち、１
は複数の雄端子（図示せず）を装着した雌型ハウジング
であって、この雌型ハウジング１内には複数の雌端子（
図示せず）を装着した雄型ハウジング２が嵌合されるよ
うになっている。またこの雄型ハウジング２と雌型ハウ
ジング１との嵌合状態を保持せしめるために、その雄型
ハウジング２の外側面には、係止爪３が一体形成されて
いる。また前記雌型ハウジング１にはロック爪４を有す
るロックアーム５を一体成形しているものである。また
前記ロックアーム５では、その長手方向略中央部が支点
６となっており、該ロックアーム５のロック爪４と反対
側端部を操作部７としている。８は操作部の剛性を高め
るための連結部である。なお９は雌型ハウジング１と雄
型ハウジング２との間に介在される防水パッキンを示す
。

【０００３】かかる構造の電気コネクタにおいては、そ
の雌型ハウジング１内に雄型ハウジング２を挿入すると
きその雄型ハウジング２が完全に雌型ハウジング１内に
嵌入されると、ロックアームの復元力でロック４と係止
爪３との係止がなされ双方ハウジングが嵌着されるもの
である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところかかかる構造の
コネクタロック装置にあっては、ロックアーム５の略中
央部に支点６を設け、その先端にロック爪４を設け、他
端にロックアーム５の復元力すなわち剛性を高めるため
の連結部８を形成しており、この連結部８の剛性作用で
ロック爪４が係止爪３に係止されるときの節度感を期待
しているものであるが、この従来構造にあっては、ロッ
クアーム５に設けている連結部８が、ロック爪４を有す
る端部と反対側の端部に設けられていることから、その
ロック爪４部に作用する連結部８の剛性力（反力）は、
ロックアームの全長を経て伝達されることとなり、従っ
て強力な節度感が得られ難いものであった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明はかかる従来例の
不具合に着目してなされたもので、コネクタハウジング
に支点を有するコネクタのロックアームにおいて、その
ロックアームの一端部に相手コネクタハウジングとのロ
ック爪を形成すると共に、その他端部をロック解除操作
部となし、さらに上記ロック爪と支点との間にそのロッ
ク爪を相手コネクタと係止される方向に付勢する可撓性
連結部で連結して、上記可撓性連結部の復元力で、ロッ
ク爪の節度感を高めることができるようにした電気コネ
クタのロック装置を提供することにある。

【０００６】

【実施例】以下に本発明を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明する。

【０００７】１１は内部に雌端子１２を装着している雄
型ハウジングであって、この雄型ハウジング１１の外側
には、外枠１０が隔設され、一端部においてその雄型ハ
ウジング１１と外枠１０とが一体に結合されている。

【０００８】さらにこの雄型ハウジング１１には、従来
例同様のロック爪１３を一端に有し、他端に操作部１４
を有するロックアーム１５が一体形成されている。また
このロックアーム１５の長手方向略中央部にはハウジン
グ１１と一体の支点１６を有する。１７は上記ロックア
ーム１５において、上記ロック爪１３と支点１６との間
より支出されかつ外枠１０に連結されている可撓弾性を
有する連結部を示す。１８は上記雄型ハウジング１１に
対応する雌型ハウジングであって、この雌型ハウジング
１８には、雄端子１９が装着されている。またこの雌型
ハウジング１８の雄型ハウジング嵌合部外側面には、上
記ロックアーム１５のロック爪１３と係止される係止爪
２０が突設されている。なお前記連結部１７は、図２で
示すように前記ロックアーム１５の幅方向２個所に該ロ
ックアームを挾むようにして隔設されているものである
。

【０００９】以上が本実施例の構成であるが、次にその
作用について述べると上記構成の雌型ハウジング１８内
に雄型ハウジング１１を挿入して、それら双方のハウジ
ング内に装着されている雄端子１９と雌端子１２とを接
続するものであるが、雄型ハウジング１１を雌型ハウジ
ング１８内に挿入する課程で、ロックアーム一端に形成
されているロック爪１３が係止爪２０をのり越え、さら
にその雌型ハウジング１８を完全挿入することにより、
ロック爪１３は、係止爪２０の後面と係止されて、図１
に示すように双ハウジングの係止状態が保持されるもの
である。この実施例にあっては、ロックアーム１５と外
枠１０との間に可撓弾性を有する連結部１７が介在され
ていることから、ロックアーム１５のロック爪１３が係
止爪２０をのり越えてその係止爪２０と係止されるよう
にするとき、そのロックアーム１５の復元力に、連結部
１７の復元力が加えられるために、そのロック爪１３の
復元力が増強され、従って係止爪２０をのり越えたとき
の節度感が強力となり雄型ハウジング１１と雌型ハウジ
ング１８との嵌合完了時における嵌合節度感が十分に得
られ両ハウジングの嵌合終了時が容易に確認できるもの
である。

【００１０】

【発明の効果】以上のように本発明は、雌コネクタハウ
ジング１８に雄コネクタハウジング１１を差し込んでこ
れらのコネクタハウジング１８及び１１内に収容された
接続子１９及び１２が互いに接続するようにした電気コ
ネクタにおいて、前記雄コネクタハウジング１１の外側
に外枠１０を設け、この外枠１０内に位置させて前記雄
コネクタハウジング１８の差込方向に延びるロックアー
ム１５のほぼ中央部を支点１８を介して連設し、このロ
ックアーム１５の端部に設けたロック爪１３と支点１８
との間部と前記外枠１０との間を可撓弾性を有する連結
部で連結し、前記雌コネクタハウジング１８の外壁に前
記ロック爪１３が係止される係止爪２０を設け、さらに
前記ロックアーム１５の他端部を上記係止の解除を行な
う操作部１４に形成した電気コネクタのロック装置であ
るから、これによれば、ロックアーム１５と外枠１０と
の間に可撓弾性を有する連結部１７が介在されているこ
とから、ロックアーム１５のロック爪１３が係止爪２０
をのり越えてその係止爪２０と係止されるようにすると
き、そのロックアーム１５の復元力に、連結部１７の復
元力が加えられるために、そのロック爪１３の復元力が
増強され、従って係止爪２０をのり越えたときの節度感
が強力となり雄型ハウジング１１と雌型ハウジング１８
との嵌合完了時における嵌合節度感が十分に得られ両ハ
ウジングの嵌合終了時が容易に確認できるという効果が
得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明よりなる電気コネクタロック装置の実施
例を示した断面説明図。

【図２】連結部の断面構造を示した説明図。

【図３】雄型ハウジングの正面図。

【図４】従来例の断面図。

【図５】従来例の平面図。

【図６】従来例の正面図。

【符号の説明】

１０…外枠　　　　　　　　　　　　　　１１…雄型ハ
ウジング１２…雌端子　　　　　　　　　　　　１３…
ロック爪１４…操作部　　　　　　　　　　　　１５…
ロックアーム１６…支点　　　　　　　　　　　　　　
１７…連結部１８…雌型ハウジング　　　　１９…雄端
子２０…係止爪

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　雌コネクタハウジング（１８）に雄コ
   ネクタハウジング（１１）を差し込んでこれらのコネク
   タハウジング（１８）及び（１１）内に収容された接続
   子（１９）及び（１２）が互いに接続するようにした電
   気コネクタにおいて、前記雄コネクタハウジング（１１
   ）の外側に外枠（１０）を設け、この外枠（１０）内に
   位置させて前記雄コネクタハウジング（１８）の差込方
   向に延びるロックアーム（１５）のほぼ中央部を支点（
   １８）を介して連設し、このロックアーム（１５）の端
   部に設けたロック爪（１３）と支点（１８）との間部と
   前記外枠（１０）との間を可撓弾性を有する連結部で連
   結し、前記雌コネクタハウジング（１８）の外壁に前記
   ロック爪（１３）が係止される係止爪（２０）を設け、
   さらに前記ロックアーム（１５）の他端部を上記係止の
   解除を行なう操作部（１４）に形成したことを特徴とす
   る電気コネクタのロック装置。