JPH0422090Y2 - - Google Patents

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JPH0422090Y2
JPH0422090Y2 JP4511188U JP4511188U JPH0422090Y2 JP H0422090 Y2 JPH0422090 Y2 JP H0422090Y2 JP 4511188 U JP4511188 U JP 4511188U JP 4511188 U JP4511188 U JP 4511188U JP H0422090 Y2 JPH0422090 Y2 JP H0422090Y2
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  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、たとえば椅子背凭れ部における背裏
板と背クツシヨン材との接合に用いられる接合構
造に関する。
(従来の技術) 椅子の背凭れ部の接合構造として、たとえば米
国特許第3037814号公報に、背クツシヨン材(一
方の部材)の重ね合せ面に係合突起を複数突設
し、これら係合突起に対応する支持フレーム(他
方の部材)の重ね合わせ面にそれぞれ係合孔を設
け、前記背クツシヨン材を支持フレームに重ね合
せることにより、前記各係合突起をそれぞれ係合
孔に嵌入して、各係合突起を各係合孔に係合固定
させるようにしたものが開示されている。
(考案が解決しようとする課題) このような接合構造においては、背クツシヨン
材の重ね合わせ面に複数の係合突起を取付けると
きや、支持フレームに係合孔を複数設けるとき
に、取付位置の誤差がどうしても生じ、また背ク
ツシヨン材が各係合突起を取付けた後に多少変形
(反り等)してしまう場合もあり、実際、各係合
突起が各係合孔に正確に一致していることは稀で
ある。そのため、背クツシヨン材を支持フレーム
に重ね合せるとき、なかなか全ての係合突起が各
係合孔に係合せず、接合作業に困難を伴つたり、
また無理に各係合突起を各係合孔に係合させても
椅子使用中に係合突起が曲がつたり折れてしまう
等の問題があつた。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、多少取付誤差があつても、また部材が多少
変形していても、各係合突起を各係合孔に容易に
係合されることができると共に、係合突起の損傷
や破損も防止できる椅子背凭れ部等の接合構造を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、一方の
部材の重ね合せ面に複数突設した係合突起を他方
の部材の重ね合せ面に設けた各係合孔に係合させ
て、一方の部材と他方の部材を互いに接合させる
椅子背凭れ部等の接合構造において、前記係合突
起には軸部とその軸部の先端側外面に後端側にい
くにつれて漸次拡がるテーパ面とそのテーパ面の
頂部から前記軸部にかけて軸部の軸線方向と直交
する方向に延びる係合面と前記軸部の後端側に前
記テーパ面の頂部よりも外方にのびる係止頭部を
備えさせ、前記一方の部材には前記軸部よりも大
きくかつ前記係止頭部よりも小さい孔を複数設
け、この各孔に前記係合突起の軸部を挿入させか
つ係合突起の係合頭部を一方の部材の重ね合せ面
と反対側の面に当接させ、前記係合孔は前記係合
突起が挿入される方向の周面を十分な深さに形成
して、該係合孔の周面を前記係合突起の軸部を案
内挿入するテーパ状案内受け面に形成し、前記係
合突起の軸部の先端はこのテーパ状案内受け面に
案内させて係止突起の係合面を前記他方の部材の
係合孔の周縁部に係合させるようにしたものであ
る。
(作用) このような構成によれば、取付誤差で一方の部
材の重ね合せ面に設けた各係合突起の位置が多少
ずれていても、また他方の部材の重ね合せ面に設
けた各係合孔の位置が多少ずれていても、さらに
部材に多少の変形があつても、各係合突起を各係
合孔に挿入すると、各係合突起の軸部の先端が各
係合孔のテーパ状案内受け面に案内されると共
に、各係合突起の係止頭部が軸部の案内に追従し
て移動し、各係合突起それぞれは各係合孔に正確
に指向されて、各係合突起の係合面を容易かつ適
正に各係合孔の周縁部に係合させることができ
る。
そして、各係合突起の係合面が各係合孔の周縁
部に係合されると、この係合と各係合突起の係止
頭部により一方の部材が挟持される状態となつて
一方の部材と他方の部材が接合される。
また、椅子背凭れ部等の使用中に、係合突起に
大きな剪断外力が作用しても、各係合突起は適正
に各係合孔の周縁部に係合されているから、各係
合突起が曲がつたり折れたりすることはほとんど
ない。
(実施例) 以下、椅子背凭れ部における背裏板と背クツシ
ヨン材との接合に適用した実施例を説明する。
まず、第1図ないし第5図に示される一実施例
で説明すると、椅子背凭れ部を構成する一方の部
材つまり背裏板1には重ね合せ面3の反対側の面
3′が装飾カバー7で被覆されており、この背裏
板1の重ね合せ面3に係合突起5が突設されてい
る。
この係合突起5は、ナイロン樹脂製の一体成形
品で、軸部11の先端に先細の案内面14が形成
さており、軸部11の先端側外面には後端側にい
くにつれて漸次拡がるテーパ面12aとそのテー
パ面12aの頂部から軸部11にかけて軸部11
の軸線方向と直交する方向に延びる係合面12b
が交互にのこ歯状に形成されている。軸部11の
後端側には前記テーパ面12aの頂部よりも外方
にのびる皿形の係止頭部10が形成されている。
また軸部11の先端から係止頭部10に向けて割
り溝15が軸心部の一部9を残して形成されてい
る。
前記背裏板1の四隅部には前記係止突起5の軸
部11より径大で前記係止頭部10よりも径小の
貫通孔8が穿設されており、これら各貫通孔8に
各係合突起5の軸部11を背裏板1の面3′より
挿入して係合突起5の係止頭部10を面3′に当
接させ、各係合突起5の先端側を重ね合せ面3よ
り突き出すことにより、各係合突起5が椅子背凭
れ部を構成する他方の部材つまり背クツシヨン材
2側に突出されている。尚、前記装飾カバー7は
この係合突起5の装備後に、背裏板1の面3′を
覆い、かつ装飾カバー7の周縁部7aを重め合せ
面3にタツカー止め16している。
他方の部材である背クツシヨン材2の重ね合せ
面4には、前記背裏板1の重ね合せ面3に突設さ
れた係合突起5に対応する4個所に係合孔6が設
けられている。すなわち、背クツシヨン材2の基
板19には、前記係合突起5に対応する四隅部に
位置して所定の開口径を有する貫通孔17が穿設
されており、これら各貫通孔17に第5図に示す
ボス部22を嵌入させ、この係合孔形成部材18
のフランジ部21を重ね合せ面4にタツカー止め
20して、係合孔形成部材18を背クツシヨン材
2に固定している。この係合孔6は、前記ボス部
22の内周面によつて係合突起5の挿入される方
向の深さが十分深く確保されていると共に、その
係合孔6の周面を、重ね合せ面4側が大径でその
反対側に漸次小径となるテーパ状案内受け皿23
に形成しており、そのテーパ状案内受け面23の
先端の尖部を係合周縁部とし、前記係合突起5の
いずれかの係合面12bに係合させるようにして
いる。尚、背クツシヨン材2は、重ね合わせ面4
を形成する基板19の裏面にたとえばスポンジな
どのクツシヨン24を糊着し、かつ、このクツシ
ヨン24の表面をタツカー止め25された装飾カ
バー7′で被覆している。また係合孔6の最小内
径は、係合突起5のテーパ面12aの最大外径と
係合面12bの底部外径との中間寸法に設定され
ていて、係合突起5は係合孔6に押圧嵌入し得る
が、第2図のように係合面12bが係合孔6のテ
ーパ状案内受け面23の係合周縁部に係合してし
まえば係合孔6から抜けない構造になつている。
このような構成において、背裏板1と背クツシ
ヨン材2を接合させるときには、背裏板1の各係
合突起5を背クツシヨン材2の各係合孔6に向け
て押圧嵌入させれば、各係合突起5のいずれかの
係合面12bが各係合孔6の係合周縁部に係合さ
れ、背裏板1と背クツシヨン材が接合される。こ
の場合、各係合突起5の係合面12bが各係合孔
6の係合周縁部に係合されると、この係合と各係
合突起5の係止頭部10により背裏板1が挟持さ
れる状態となつて、背裏板1と背クツシヨン材2
は接合される。
また、取付誤差で背裏板1の重ね合せ面3に設
けた各係合突起5の位置が多少ずれていても、ま
た背クツシヨン材2の重せ合せ面4に設けた各係
合孔6の位置が多少ずれていても、さらに部材
2,5等に多少の変形があつても、各係合突起5
を各係合孔6に押圧嵌入すると、各係合突起5の
軸部11の先端が各係合孔6のテーパ状案内受け
面23に案内されると共に、各係合突起5の係止
頭部10が軸部11の案内に追従して移動し、各
係合突起5それぞれは各係合孔6に指向されて、
各係合突起5の係合面12bを容易かつ適正に各
係合孔6の係合周縁部に係合させることができ
る。
また、椅子背凭れ部の使用中に、係合突起5の
軸部に大きな剪断外力が作用しても、係合突起5
が適正に係合孔6の係合周縁部に係合されている
ので、係合突起5が曲がつたり折れたりすること
がほとんどない。
第6図および第7図は本考案の他の実施例を示
している。
この実施例は椅子背凭れ部を構成する背裏板1
を装飾カバーで被覆しない例であり背裏板1の重
ね合せ面3には、係合突起装着部26が四隅部に
設けられており、これら各係合突起装着部26
は、外側に前記係合突起5の係止頭部10を挿脱
させる円形孔部27と、この円形孔部27から重
め合せ面3の中心方向に延び、前記係合突起5の
係止頭部10を重ね合せ面の中心方向に移動させ
て前方に抜け出てないように係止させる係止縁部
30,30を有した方形状の孔28とよりなつて
いる。したがつて、この円形孔部27に係合突起
5の係止頭部10を挿入し、この係止頭部10を
孔28の終端28aまで移動すれば、係止頭部1
0は係止縁部30,30に係止されて離脱するこ
となく重ね合せ面3に係合突起5を突設すること
ができる。尚、この係合突起5を設けた背裏板1
の重ね合せ面3に、たとえば第1図に示される背
クツシヨン材2の重ね合せ面4を上記実施例と同
様に重ね合わせれば、第7図に示すように両部材
1,2は接合される。
上記各実施例では、背裏板1の重ね合せ面3に
係合突起5を突設し、背クツシヨン材2に係合孔
6を設けたものについて説明したが、これに限ら
ず、背裏板1に係合孔6を設け、背クツシヨン材
2に係合突起5を突設したものであつてもよい。
また、上記各実施例では、椅子背凭れ部に本考
案を適用したものについて説明したが、これに限
らず、たとえば椅子着座部の表側クツシヨン材と
着座裏板部材との接合に適用してもよく、さらに
また、一方の部材と他方の部材との重ね合せ面で
接合する各種接合構造に本考案を適用してもよ
い。
なお、第6図および第7図において、第1図な
いし第5図に相当する部分にはそれと同一符号を
付してある。
(効果) 以上のように本考案によれば、各係合突起を各
係合孔に挿入すると、各係合突起の軸部の先端が
各係合孔のテーパ状案内受け面に案内されると共
に、各係合突起の係止頭部が軸部の案内に追従し
て移動し、各係合突起それぞれは各係合孔に正確
に指向されるので、たとえ取付誤差で一方の部材
の重ね合せ面に設けた各係合突起の位置が多少ず
れていても、また他方の部材の重ね合せ面に設け
た各係合孔の位置が多少ずれていても、さらに部
材に多少の変形があつても、各係合突起の係合面
を容易かつ適正に各係合孔の周縁部に係合させる
ことができる。このため、一方の部材と他方の部
材の接合作業が非常に容易(楽)に行えると共
に、椅子背凭れ部等の使用中、係合突起の軸部に
大きな剪断外力が作用しても適正に係合されてい
るから、係合突起が曲がつたり折れたりすること
もほとんどない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示
し、第1図は背裏板に背クツシヨン材を接合する
前の状態を示す斜視図、第2図は接合状態を拡大
して示す側断面図、第3図は係合突起の斜視図、
第4図は第3図−線より見た正面図、第5図
は係合孔の斜視図、第6図および第7図は背裏板
の他の実施例を示し、第6図は斜視図、第7図は
接合状態を拡大して示す第2図相当の側断面図で
ある。 1……背裏板(一方の部材)、2……背クツシ
ヨン材(他方の部材)、3……背裏板の重ね合せ
面、4……背クツシヨン部材の重ね合せ面、5…
…係合突起、6……係合孔、8,28……孔、1
0……係合突起の係止頭部、11……係合突起の
軸部、12a……係合突起のテーパ面、12b…
…係合突起の係合面、23……係合孔のテーパ状
案内受け面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の部材の重ね合せ面に複数突設した係合突
    起を他方の部材の重ね合せ面に設けた各係合孔に
    係合させて、一方の部材と他方の部材を互いに接
    合させる椅子背凭れ部等の接合構造において、前
    記係合突起には軸部とその軸部の先端側外面に後
    端側にいくにつれて漸次拡がるテーパ面とそのテ
    ーパ面の頂部から前記軸部にかけて軸部の軸線方
    向と直交する方向に延びる係合面と前記軸部の後
    端側に前記テーパ面の頂部よりも外方にのびる係
    止頭部が備えられ、前記一方の部材には前記軸部
    よりも大きくかつ前記係止頭部よりも小さい孔が
    複数設けられ、この各孔に前記係合突起の軸部が
    挿入されかつ係合突起の係止頭部が一方の部材の
    重ね合せ面と反対側の面に当接され、前記係合孔
    は前記係合突起が挿入される方向の周面が十分な
    深さに形成されていて、該係合孔の周面が前記係
    合突起の軸部を案内挿入するテーパ状案内受け面
    に形成されており、前記係合突起の軸部の先端は
    このテーパ状案内受け面に案内されて係止突起の
    係合面が前記他方の部材の係合孔の周縁部に係合
    されていることを特徴とする椅子背凭れ部等の接
    合構造。
JP4511188U 1988-04-01 1988-04-01 Expired JPH0422090Y2 (ja)

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08144374A (ja) * 1994-11-22 1996-06-04 Sekisui Chem Co Ltd 屋根ユニットの接合構造
JP2000145738A (ja) * 1998-11-09 2000-05-26 Takano Co Ltd 接合構造
JP5699600B2 (ja) * 2010-12-28 2015-04-15 株式会社イトーキ 木製部材の連結構造及びそれを用いた木製椅子

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JPS63168306U (ja) 1988-11-02

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