JPH042169A - 横形伝導度変調型半導体装置 - Google Patents

横形伝導度変調型半導体装置

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JPH042169A
JPH042169A JP10358390A JP10358390A JPH042169A JP H042169 A JPH042169 A JP H042169A JP 10358390 A JP10358390 A JP 10358390A JP 10358390 A JP10358390 A JP 10358390A JP H042169 A JPH042169 A JP H042169A
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conductivity type
type
conductivity
semiconductor layer
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JP10358390A
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Naoki Kumagai
直樹 熊谷
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、横形伝導度変調型半導体装置に関し、さら
に詳しくは、電源装置などの半導体スイッチング素子と
して利用される装置構造、特にアノードショート構造を
有する横形IGBTの改良に係るものである。
[従来の技術] 従来のこの種のアノードショート構造による横形IGB
Tの概要構成を第4図に示す。
この第4図従来構成において、符号】01はp−型半導
体基板、102は当該p−型半導体基板101上にエピ
タキシャル成長されたn−型半導体層であり、103は
p9型埋め込み層、104は当該p4型埋め込み層10
3上に形成された素子間分離のための分離領域である。
また、105は前記n−型半導体層102の表面の一部
に選択的に形成されたp型ベース領域、106は当該p
型ベース領域105の一部に選択的に形成されたn′″
′″−ス領域であり、107は当該n′″′″−ス領域
106と前記n−型半導体層102とに挟まれたp型ベ
ース領域105の表面にゲート絶縁膜108を介して設
けられたゲート電極、109は前記n゛゛ソース領域1
06の表面にオーミック接続されたソース電極である。
さらに、110は前記p型ベース領域105から間隔を
隔てた位置で、前記n−型半導体層102の表面の一部
に選択的に形成されたn型バッファ領域、111.11
1は当該n型バッファ領域110内の一部にあって、オ
ーミックコンタクトのための00型コンタクト領域11
2と共に、選択的に並列形成されたそれぞれにp4型ド
レイン領域であり、113は前記各p゛型トドレイン領
域11.111間を含んで、前記n゛゛コンタクト領域
112の表面に設けられたドレイン電極である。
しかして、上記構成のアノードショート構造をもつ横形
IGBTの場合には、通常の横形MOSFETに比較す
るとき、p′″型ドリドレイン領域111の正孔の注入
によって、低オン電圧化を可能にすると共に、 n型バ
ッファ領域110とp9型ドレイン領域111 とを短
絡させることにより、 n型バッファ領域110からの
電子の引き抜きを行い、ここでのアノードショート構造
をもたない横形IGBTよりも高速でスイッチングを行
わせ得るのである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記構成のアノードショート構造をもつ
横形I GBTにおいて、n型バッファ領域110は、
高電圧印加時での空乏層のストッパとして、p型ベース
領域105 、 n−型半導体層102およびp′″型
ドリドレイン領域111り構成されるpnp接合構造の
パンチスルーな防止する働きを有しているために、比較
的低比抵抗である必要がある。
そして一方、この種のアノードショート構造をもつ横形
I GBT構成での伝導度変調は、p“型ドレイン領域
111の直下のn型バッファ領域110を流れる電流に
よる電圧降下により、p゛型トドレイン領域111 n
型バッファ領域110の接合が順バイアスされて発生す
るために、p4型ドレイン領域111の直下における口
型バッファ領域210の抵抗が低い場合、低電流領域で
は、伝導度変調が発生しないことになる。
ここで、第5図に示されているように、このような構成
のアノードショート構造をもつ横形IGBTでのV−I
特性50は、非アノードショート構造とした通常の横形
IGBTでのV−I特性51に比較するとき、低電流領
域のオン電圧が非常に高くなって、通常使用する電流領
域においても十分にはオン電圧が低下しなくなると共に
、同図に見られる如く負性抵抗特性が発生することにな
るもので、この負性抵抗は、過渡オンロスなどの損失の
増加に併せてノイズ発生の原因になるなどの問題がある
従って、たとえ低電流領域であっても、伝導度変調を発
生させるためには、第6図に示されているように、p′
″型ドレイン領域111の直下でのn型バッファ領域1
10の占める長さを長くする必要があるが、しかし、一
定の素子耐圧を得るのにp型ベース領域105、n型バ
ッファ領域110間の間隔を容易には短(できないこと
から、このようにn型バッファ領域110の占める長さ
を長(とるのは、とりも直さず素子面積の増加を意味し
、これが素子の高集積化を阻害するという欠点になる。
また一方、このための対策として、n型バッファ領域1
10でのp3型ドレイン領域111に近い部分に対し、
逆導電型の不純物を拡散させることにより、実質的にp
0型ドレイン領域111の直下のn型バッファ領域11
0を高比抵抗化するなどの手段も考えられるが、このよ
うな手段では、素子特性のバラツキが徒らに大きくなる
と共に、 n型バッファ領域110が浅い場合、電流が
当該n型バッファ領域110の低抵抗領域を流れてアノ
ードショート部に流入するために、大きな効果を期待で
きないものであった。
従って、この発明の課題は、従来のこのような問題点を
改善して、低電流領域であっても、伝導度変調を効果的
に発生させ得るようにしたこの種の横形伝導度変調型半
導体装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、この発明に係る横形伝導度
変調型半導体装置では、それぞれに次のような装置構成
とする。
a)第1導電型ドレイン領域と、これを取り囲む第2導
電型バッファ領域とを、第2導電型高比抵抗半導体層の
表面部における特定の範囲内で屈曲形状をなすように形
成させることにより、所要面積を大幅には増加させずに
、第1導電型ドレイン領域の直下での第2導電型バッフ
ァ領域長を実質的に増加させる。
b)第1導電型ドレイン領域と第2導電型バッファ領域
との双方に接続されるドレイン電極をショットキ接合に
することにより、第2導電型バッファ領域自体の電位を
低下させて、低電流領域においても、第1導電型ドレイ
ン領域からの正孔の注入を容易にする。
C)抵抗体を介して第1導電型ドレイン領域と第2導電
型バッファ領域とを接続させることにより、第2導電型
バッファ領域自体の電位を低下させて、低電流領域にお
いても、第1導電型ドレイン領域からの正孔の注入を容
易にする。
すなわち、この発明の第1の発明は、第1または第2導
電型半導体基板と、この半導体基板上に形成された第2
導電型高比抵抗半導体層と、当該第2導電型半導体層の
表面の一部に選択的に形成された第1導電型ベース領域
と、当該ベース領域の表面の一部に選択的に形成された
第2導電型ソース領域と、当該ソース領域と前記第2導
電型半導体層に挟まれた第1導電型ベース領域の表面に
絶縁層を介して設けられたゲート電極と、前記ソース領
域にオーミック接続されたソース電極と、前記第2導電
型半導体層の表面のベース領域から離れた位置にあって
、少なくとも両側部が一連の屈曲形状をなすように選択
的に形成された第2導電型バッファ領域と、当該バッフ
ァ領域内で屈曲形状にならって選択的に形成された第1
導電型ドレイン領域と、当該ドレイン領域とバッファ領
域の双方にオーミック接続されるドレイン電極とを備え
て構成したことを特徴とする横形伝導度変調型半導体装
置である。
また、この発明の第2の発明は、第1または第2導電型
半導体基板と、この半導体基板上に形成された第2導電
型高比抵抗半導体層と、当該第2導電型半導体層の表面
の一部に選択的に形成された第1導電型ベース領域と、
当該ベース領域の表面の一部に選択的に形成された第2
導電型ソース領域と、当該ソース領域と前記第2導電型
半導体層に挟まれた第1導電型ベース領域の表面に絶縁
層を介して設けられたゲート電極と、前記ソース領域に
オーミック接続されたソース電極と、前記第2導電型半
導体層の表面のベース領域から離れた位置で選択的に形
成された第2導電型バッファ領域と、当該バッファ領域
内で選択的に形成された第1導電型ドレイン領域と、前
記第2導電型バッファー領域とショットキ接合を形成し
て設けられた金属電極からなるドレイン電極とを備えて
構成したことを特徴とする横形伝導度変調型半導体装置
である。
さらに、この発明の第3の発明は、第1または第2導電
型半導体基板と、この半導体基板上に形成された第2導
電型高比抵抗半導体層と、当該第2導電型半導体層の表
面の一部に選択的に形成された第1導電型ベース領域と
、当該ベース領域の表面の一部に選択的に形成された第
2導電型ソース領域と、当該ソース領域と前記第2導電
型半導体層に挟まれた第1導電型ベース領域の表面に絶
縁層を介して設けられたゲート電極と、前記ソース領域
にオーミック接続されたソース電極と、前記第2導電型
半導体層の表面のベース領域から離れた位置で選択的に
形成された第2導電型バッファ領域と、当該バッファ領
域内で選択的に形成された第1導電型ドレイン領域と、
前記第2導電型バッファ領域との間に抵抗層を介して設
けられるドレイン電極とを備えて構成したことを特徴と
する横形伝導度変調型半導体装置である。
〔作   用〕
従って、この発明の第1の発明においては、第1導電型
ドレイン領域と、これを取り囲む第2導電型バッファ領
域とを、第2導電型高比抵抗半導体層の表面部における
特定の範囲内で屈曲形状をなすように形成させたので、
所要面積を大幅には増加させずに、第1導電型ドレイン
領域の直下での第2導電型バッファ領域長を実質的に増
加させることになり、このために少ない電流で大きな電
圧降下が得られ、低電流領域においても伝導度変調が発
生してオン電圧を低下させ得る。
また、この発明の第2の発明においては、第2導電型バ
ッファ領域と、当該バッファ領域内で選択的に形成され
た第1導電型ドレイン領域とを設けると共に、第2導電
型バッファ領域とショットキ接合を形成する金属電極か
らなるドレイン電極を設けたので、第2導電型バッファ
領域の電位が、ショットキ電圧相当分だけ上昇して、低
電流領域においても第1導電型ドレイン領域からの正孔
の注入が開始されることになり、伝導度変調が発生して
通常使用する電流領域での低オン電圧化が可能になる。
さらに、この発明の第3の発明においては、第2導電型
バッファ領域と、当該バッファ領域内で選択的に形成さ
れた第1導電型ドレイン領域とを設けると共に、第2導
電型バッファ領域との間に抵抗層を介してドレイン電極
を設けたので、第2導電型バッファ領域から抵抗層を通
して電子電流が流れることで、当該第2導電型バッファ
領域での電圧降下に加え、当該抵抗層での電圧降下が発
生して、低電流領域における伝導度変調が起り易くなり
、ここでも通常使用する電流領域での低オン電圧化が可
能になる。
[実 施 例] 以下、この発明に係る横形伝導度変調型半導体装置の各
別の実施例につき、第1図ないし第3図を参照して詳細
に説明する。
第1図(a)はこの発明の第1実施例を適用したアノー
ドショート構造による横形IGBTの概要構成を模式的
に示す断面図であり、また、第1図(b)は同上バッフ
ァ領域およびドレイン領域を示す平面パターン図である
すなわち、この第1図(a)、(b)に示す第1実施例
構成において、符号11はp−(またはn−)型半導体
基板、工2は当該p−型半導体基板11上にエピタキシ
ャル成長されたn−型半導体層であり、13はp゛型埋
込み層、14は当該p4型埋め込み層13上に形成され
た素子間分離のための分離領域である。
また、15は前記n−型半導体層12の表面の一部に選
択的に形成されたp型ベース領域、16は当該p型ベー
ス領域15の一部に選択的に形成されたn0型ソース領
域であり、17は当該n′″′″−ス領域16と前記n
−型半導体層12とに挟まれたp型ベース領域15の表
面にゲート絶縁膜18を介して設けられたゲート電極、
19は前記n0型ソース領域16の表面に設けられたソ
ース電極である。
さらに、20は前記n−型半導体層12の表面部におけ
るp型ベース領域15から間隔を隔てた位置にあって、
少なくとも両側部が、当該表面部の特定された面積範囲
内で一連に屈曲する形状をなすように選択的に形成され
たn型バッファ領域を示しており、21.21は当該n
型バッファ領域20内で、同様に少なくとも両側部が、
その屈曲形状にならうと共に、相互に並列する領域部分
21a、 21aを有して形成されたp+型トドレイン
領域あって、これらの各p′″′″レイン領域21.2
1での並列された領域部分21a、 21a間には、オ
ーミックコンタクトのためのn゛゛コンタクト領域22
を介してドレイン電極23により接続させたものである
従って、上記構成とした第1実施例のアノードショート
構造による横形IGBTでは、ゲート電極17に対し、
そのしきい値以上の電圧を印加することにより、 p型
ベース領域15の表面に形成される反転層を経て、n゛
゛ソース領域16からn−型半導体層12に流入する電
子が、低抵抗とされたn型バッファ領域20を通って与
えられている屈曲状の形状のままに流れることとなり、
ここでは、p′″′″レイン領域21と、その直下でこ
れを取り囲むn型バッファ領域20とが、特定された面
積範囲内で一連に屈曲する形状に形成されているために
、所要面積の大幅な増加なしに、実質的にn型バッファ
領域20およびp4型ドレイン領域21を長く延ばした
場合と全(同様の作用が果たされて、少ない電流で大き
な電圧降下が得られ、低電流領域においても伝導度変調
が発生してオン電圧を低下させることができる。そして
、いっそう伝導度変調が大きくなってn−型半導体層1
2が低抵抗化されると、電流がn型バッファ領域20に
沿って流れなくなるために、当該伝導度変調の正帰還が
起り難くなって、前記した第5図に示す特性50のよう
な負性抵抗を発生しなくなり、さらに、ターンオフ時に
あっては、この伝導度変調により十分に低抵抗化された
n−型半導体層12を通して多くの電流が流れるために
、再注入が発生し難くなって高速でのターンオフが可能
になるのである。
次に、第2図はこの発明の第2実施例を適用したアノー
ドショート構造による横形IGBTの概要構成を模式的
に示す断面図である。
この第2図に示す第2実施例構成の場合は、前記した第
1実施例構成において、ロー型半導体層12の表面での
p型ベース領域15から間隔を隔てた位置にn型バッフ
ァ領域31を形成させると共に、当該n型バッファ領域
31内に相互に並列されるp0型ドレイン領域32.3
2を形成させ、かつこれらの各p゛型トドレイン領域2
.32間に跨って、前記n型バッファ領域31とショッ
トキ接合を形成するための金属電極からなるドレイン電
極33を設けたものである。すなわち、前記第1実施例
構成との相違点は、 n型バッファ領域31および各p
“型ドレイン領域32.32を従来通りに形成した上で
、オーミックコンタクトのためのn′″型コシコンタク
ト領域略すると共に、これに代えてn型バッファ領域3
1とショットキ接合を形成する金属電極としてのドレイ
ン電極33を設けたことである。
従って、上記構成とした第2実施例のアノードショート
構造による横形IGBTでは、 n型バッファ領域31
の電位が、ショットキ電圧相当分だけ上昇するために、
低電流領域においても各p0型ドレイン領域32.32
からの正孔の注入が開始されて、伝導度変調が起り易く
なり、通常使用する電流領域での低オン電圧化がなされ
るもので、第1実施例構成の場合と同様な作用・効果が
得られるのである。
また次に、第3図はこの発明の第3実施例を適用したア
ノードショート構造による横形I GBTの概要構成を
模式的に示す断面図である。
この第3図に示す第3実施例構成の場合は、前記した第
1実施例構成において、n−型半導体層12の表面の一
部にp型ベース領域15を選択的に形成させ、かつ当該
p型ベース領域15の一部にn0型°ソース領域16お
よびオーミックコンタクトのためのp0型コンタクト領
域41をそれぞれ選択的に形成させておき、また、前記
第2実施例構成の場合と同様に、n−型半導体層12の
表面でのp型ベース領域15から間隔を隔てた位置にn
型バッファ領域31を形成させると共に、当該n型バッ
ファ領域31内に相互に並列されるp゛型トドレイン領
域3232を形成させ、かつこれらの各p′″型ドレイ
ン領域32.32間を、前記n型バッファ領域31との
間にポリシリコン抵抗層42を介したドレイン電極43
で接続させたものである。すなわち、前記第1実施例構
成との相違点は、 n型バッファ領域31および各p゛
型トドレイン領域2.32を従来通りに形成した上で、
オーミックコンタクトのための01型コンタクト領域を
省略すると共に、これに代えてポリシリコン抵抗層42
を介してn型バッファ領域31にドレイン電極33を接
続させたものである。
従って、上記構成とした第3実施例のアノードショート
構造による横形IGBTでは、n型バッファ領域31か
らポリシリコン抵抗層42を通して電子電流が流れると
、n型バッファ領域31での電圧降下に加えて、ポリシ
リコン抵抗層42での電圧降下が発生することにより、
低電流領域においても伝導度変調が起り易くなり、通常
使用する電流領域での低オン電圧化がなされるもので、
ここでも第1実施例構成の場合と同様な作用・効果が得
られるのである。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、この発明の第1の発明によれば、
第2導電型高比抵抗半導体層の表面部における特定の範
囲内にあって、第1導電型ドレイン領域と、その直下で
これを取り囲む第2導電型バッファ領域とを屈曲形状を
なすように形成させたので、所要面積を大幅には増加さ
せずに、第1導電型ドレイン領域の直下における第2導
電型バッファ領域長を実質的に十分増加させることがで
きて、このために少ない電流で大きな電圧降下が得られ
るもので、低電流領域においても、所望通りに伝導度変
調が発生し易くなり、通常使用する電流領域でのオン電
圧を容易に低下させ得るのである。
また、この発明の第2の発明によれば、第2導電型バッ
ファ領域と、当該バッファ領域内で選択的に形成された
第1導電型ドレイン領域とを設けると共に、第2導電型
バッファ領域とショットキ接合を形成するための金属電
極からなるドレイン電極を設けたので、第2導電型バッ
ファ領域の電位が、ショットキ電圧相当分だけ上昇して
、低電流領域においても、第1導電型ドレイン領域から
の正孔の注入が開始されることになり、伝導度変調が発
生して、ここでも通常使用する電流領域での低オン電圧
化が可能になるのである。
さらに、この発明の第3の発明によれば、第2導電型バ
ッファ領域と、当該バッファ領域内で選択的に形成され
た第1導電型ドレイン領域とを設けると共に、第2導電
型バッファ領域との間に抵抗層を介してドレイン電極を
設けたので、第2導電型バッファ領域から抵抗層を通し
て電子電流が流れ、当該第2導電型バッファ領域での電
圧降下に加え、当該抵抗層での電圧降下が発生して、低
電流領域における伝導度変調が起り易(なり、ここでも
通常使用する電流領域での低オン電圧化が可能になるの
である。
すなわち、この発明においては、前記各構成手段の採用
によって、素子面積を大幅には増加させずに、たとえ低
電流領域にあっても、伝導度変調を発生し易くし得るも
ので、この結果、通常使用する電流領域での低オン電圧
化が可能になると共に、ノイズ発生などの原因になる負
性抵抗特性が起り難くなり、併せて、素子構成の高集積
化に役立つなどの優れた特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)はこの発明の第1実施例を適用したアノー
ドショート構造による横形IGBTの概要構成を模式的
に示す断面図、第1図(b)は同上バッファ領域および
ドレイン領域を示す平面パターン図、第2図は同上第2
実施例を適用したアノードショート構造による横形IG
BTの概要構成を模式的に示す断面図、第3図は同上第
3実施例を適用したアノードショート構造による横形I
GBTの概要構成を模式的に示す断面図であり、また、
第4図は従来のアノードショート構造による横形IGB
Tの概要構成を模式的に示す断面図、第5図はアノード
ショート構造の横形IGBTと非アノードショート構造
の横形IGBTとのV−■特性を比較して示すグラフ、
第6図は従来の改良されたアノードショート構造による
横形IGBTの概要構成を模式的に示す断面図である。 11・・・・p−(またはn+)型半導体基板、12・
・・・n−型半導体層、 13・・・・p+型埋め込み層、 14・・・・素子間分離領域、 15・・・・p型ベース領域、 16・・・・n0型ソース領域、 17・・・・ゲート電極、 18・・・・ゲート絶縁膜、 19・・・・ソース電極、 20・・・・屈曲形状をなすn型バッファ領域、21・
・・・屈曲形状をなすp゛型トドレイン領域21a・・
・・p9型ドレイン領域の並列部分、22・・・・n°
型コンタクト領域、 23・・・・ドレイン電極、 31・・・・n型バッファ領域、 32・・・・p4型ドレイン領域、 33・・・・金属電極によるショットキ接合のドレイン
電極、 41・・・・p4型コンタクト領域、 42・・・・ポリシリコン抵抗層、 50・・・・アノードショート構造による横形IGBT
のV−I特性、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1または第2導電型半導体基板と、この半導体
    基板上に形成された第2導電型高比抵抗半導体層と、当
    該第2導電型半導体層の表面の一部に選択的に形成され
    た第1導電型ベース領域と、当該ベース領域の表面の一
    部に選択的に形成された第2導電型ソース領域と、当該
    ソース領域と前記第2導電型半導体層に挟まれた第1導
    電型ベース領域の表面に絶縁層を介して設けられたゲー
    ト電極と、前記ソース領域にオーミック接続されたソー
    ス電極と、前記第2導電型半導体層の表面のベース領域
    から離れた位置にあって、少なくとも両側部が一連の屈
    曲形状をなすように選択的に形成された第2導電型バッ
    ファ領域と、当該バッファ領域内で屈曲形状にならって
    選択的に形成された第1導電型ドレイン領域と、当該ド
    レイン領域とバッファ領域の双方にオーミック接続され
    るドレイン電極とを備えて構成したことを特徴とする横
    形伝導度変調型半導体装置。
  2. (2)第1または第2導電型半導体基板と、この半導体
    基板上に形成された第2導電型高比抵抗半導体層と、当
    該第2導電型半導体層の表面の一部に選択的に形成され
    た第1導電型ベース領域と、当該ベース領域の表面の一
    部に選択的に形成された第2導電型ソース領域と、当該
    ソース領域と前記第2導電型半導体層に挟まれた第1導
    電型ベース領域の表面に絶縁層を介して設けられたゲー
    ト電極と、前記ソース領域にオーミック接続されたソー
    ス電極と、前記第2導電型半導体層の表面のベース領域
    から離れた位置で選択的に形成された第2導電型バッフ
    ァ領域と、当該バッファ領域内で選択的に形成された第
    1導電型ドレイン領域と、前記第2導電型バッファ領域
    とショットキ接合を形成して設けられた金属電極からな
    るドレイン電極とを備えて構成したことを特徴とする横
    形伝導度変調型半導体装置。
  3. (3)第1または第2導電型半導体基板と、この半導体
    基板上に形成された第2導電型高比抵抗半導体層と、当
    該第2導電型半導体層の表面の一部に選択的に形成され
    た第1導電型ベース領域と、当該ベース領域の表面の一
    部に選択的に形成された第2導電型ソース領域と、当該
    ソース領域と前記第2導電型半導体層に挟まれた第1導
    電型ベース領域の表面に絶縁層を介して設けられたゲー
    ト電極と、前記ソース領域にオーミック接続されたソー
    ス電極と、前記第2導電型半導体層の表面のベース領域
    から離れた位置で選択的に形成された第2導電型バッフ
    ァ領域と、当該バッファ領域内で選択的に形成された第
    1導電型ドレイン領域と、前記第2導電型バッファ領域
    との間に抵抗層を介して設けられるドレイン電極とを備
    えて構成したことを特徴とする横形伝導度変調型半導体
    装置。
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