JPH04214514A - 焦点検出装置 - Google Patents

焦点検出装置

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JPH04214514A
JPH04214514A JP2410182A JP41018290A JPH04214514A JP H04214514 A JPH04214514 A JP H04214514A JP 2410182 A JP2410182 A JP 2410182A JP 41018290 A JP41018290 A JP 41018290A JP H04214514 A JPH04214514 A JP H04214514A
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JP
Japan
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focus
focus detection
distance measurement
light
mirror
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JP2410182A
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English (en)
Inventor
Yasuaki Ishiguro
石黒 泰明
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一眼レフカメラ等の焦
点検出装置に関し、特に撮影画面内の複数の領域を測距
してピント合わせを行う焦点検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、一眼レフカメラの自動焦点化がめ
ざましく、撮影の簡便化が図られており、撮影者層が拡
大してきている。
【0003】図5は、従来の焦点検出装置を一眼レフカ
メラに適用した場合の光学系を示した説明図で、いわゆ
るTTL位相差検出方式による焦点検出装置である。図
5に示すように、撮影レンズ1の後方には、撮影レンズ
1からの光束をファインダ光学系に導くとともに、一部
透過させるメインミラー2が配置され、更にメインミラ
ー2の上方には、焦点板6、コンデンサレンズ7、ペン
タプリズム8等によってファインダ光学系が構成されて
いる。
【0004】また、ペンタプリズム8の後方には、接眼
レンズ9が取り付けられ、撮影者は、これらの接眼レン
ズ9、ペンタプリズム8等を介して、撮影レンズ1から
入射する被写体像を直接観察することができる。
【0005】図5の焦点検出装置は、主に、ミラーボッ
クス底部に配置されたサブミラー3、セパレータレンズ
4、検出素子5a、5b等の部材から構成されている。
【0006】撮影レンズ1を通過した光束の一部は、メ
インミラー2を透過し、サブミラー3により、セパレー
タレンズ4に導かれ、セパレータレンズ4によって2分
割された後、検出素子5a、5b上に達する。
【0007】検出素子5a、5bは、光束の結像位置を
検出する1次元センサであり、それぞれの素子5a、5
bによって入射した光束を受光し、2本の光束の位相の
ずれ量を所定の演算手段によって演算処理して被写体の
測距を行う。
【0008】しかし、図5の焦点検出装置の測距領域は
、ファインダ内の中央領域に設定されているため、撮影
画面の周辺領域に存在する被写体に焦点を合わせたい場
合は、一旦、ファインダ画面中央にその被写体を配置し
て焦点を合わせる、いわゆるフォーカスロックを行って
から改めてフレーミングを行う必要があった。
【0009】このため、測距領域を画面の周辺領域に拡
大することが考えられるが、特に撮影画面の上下方向に
測距領域を拡大するのは、光束の受光位置をフィルム等
価面に配置しなければならない等の関係から大きな制約
を伴う。即ち、上下方向に拡大された測距領域との対応
位置に焦点検出装置を実装しなければならず、既にシャ
ッタユニット等が配置されているボディ底部に実装する
のはスペース的に困難である。
【0010】そこで、ボディ底部に焦点検出装置を実装
することなく測距領域を画面周辺まで拡大することを目
的とした特開平2−24614号公報記載の焦点検出装
置が提案されている。
【0011】同公報記載の焦点検出装置は、一部に透過
部分(非拡散部分)を有する焦点板をファインダ光学系
に配置し、この焦点板の透過部分からペンタプリズムの
方向に導かれる光束を用いてファインダ画面の周辺領域
に存在する被写体の焦点検出を行うようにしている。
【0012】このため、従来カメラボディ底部に配置し
ていた焦点検出装置をファインダ光学系に実装し、焦点
板の透過部分を通過した光束を利用して、画面周辺の焦
点検出を行っている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の特開平
2−24614号公報記載の焦点検出装置では、一部に
拡散性をもたない素通し部分を有するタイプの焦点板し
か使用できないため、オートフォーカス動作時における
被写体のボケ具合をファインダ画面内の隅々まで確認で
きないという欠点がある。
【0014】本発明は、撮影画面の複数領域が測距可能
であり、全面マット等の拡散型の焦点板を使用すること
ができ、オートフォーカス動作時の被写体のボケ具合を
確認することのできる焦点検出装置を提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の解決手段
は、撮影レンズの透過光の一部をファインダ光学系に反
射するとともに、前記撮影レンズ透過光の残部を透過さ
せるハーフミラーと、前記ハーフミラーの後方に配置さ
れ該ハーフミラーを透過した光をカメラボディ底部に反
射するサブミラーと、前記サブミラーによって反射され
た光を受光し撮影画面の中央領域に存在する被写体の焦
点検出を行う第1の焦点検出手段と、を有するカメラに
おいて、前記ハーフミラーによって反射された光を受光
し、前記中央領域以外に存在する周辺領域の被写体の焦
点検出を行う第2の焦点検出手段を有することを特徴と
している。
【0016】第2の解決手段は、カメラに装填された焦
点板の前記周辺領域との対応位置に透過部分を設け、前
記第2の焦点検出手段は透過した光を受光する如く設け
られているとともに、前記カメラは前記透過部分が拡散
面であるか否かを識別する識別手段を有し、該識別手段
は前記透過部分が拡散面であることを識別したときには
前記第2の焦点検出手段による焦点検出を禁止すること
を特徴としている。
【0017】第3の解決手段は、カメラに装填されたピ
ント合わせ用の拡散面と前記ハーフミラーとの間に、該
ハーフミラーによって反射された光の一部を反射し、該
光の残部を透過させるビームスプリッタを設け、該ビー
ムスプリッタによって反射された光を前記第2の焦点検
出手段により受光して前記周辺領域の焦点検出を行うこ
とを特徴としている。
【0018】
【作用】本発明の第1の解決手段によれば、ボディ底部
の第1の焦点検出手段に加えて、ファインダ光学系にハ
ーフミラーから反射した光を利用して焦点検出を行う第
2の焦点検出手段を設けている。これにより、第1の焦
点検出手段による中央領域の測距と、第2の焦点検出手
段による周辺領域の測距が可能となる。
【0019】第2の解決手段によれば、焦点板の透過部
分が拡散面であるか否かを識別して、透過部分が拡散面
であることを識別した場合には第2の焦点検出手段によ
る焦点検出を禁止するようにしている。このため、拡散
型の焦点板を使用した場合に、被写体のボケ具合を隅々
まで確認することができる。
【0020】第3の解決手段によれば、ピント合わせ用
の拡散面とハーフミラーとの間に、ハーフミラーから反
射した光束を一部透過させるとともに、残りを反射させ
るビームスプリッタを設け、ビームスプリッタから反射
した光を利用して第2の焦点検出手段によって周辺領域
の焦点検出を行う。また、ビームスプリッタを透過して
、拡散面に結像した光を利用して被写体を観察するよう
にしている。これにより、周辺領域の測距中でも被写体
のボケ具合を撮影画面内の隅々まで観察することができ
る。
【0021】
【実施例】以下、図面等を参照して、実施例について、
さらに詳しく説明する。
【0022】図1は、一眼レフカメラに本発明の焦点検
出装置の第1実施例を適用した場合の光学系を示した説
明図である。
【0023】図1に示すように、撮影レンズ11の後方
には、メインミラー12が配置され、メインミラー12
は、反射率が50〜70%程度のハーフミラーである。 従って、撮影レンズ11を透過した光束は、メインミラ
ー12によって上方に反射する光束と、メインミラー1
2を透過する光束に2分割される。
【0024】上方に反射した光束は、カメラボディ内部
のフィルム等価面となる位置に配置した焦点板16上に
結像するとともに、コンデンサレンズ17、ペンタプリ
ズム18、接眼レンズ19等からなるファインダ光学系
へと導かれる。
【0025】また、メインミラー12を透過した光束は
、サブミラー13によって、下方に配置されたボディ側
測距検出部(第1の焦点検出手段)51へと反射し、サ
ブミラー13下方の一次結像面上に結像する。
【0026】ボディ側測距検出部51は、図1に示すよ
うに、主に、ミラーボックス底部に配置されたサブミラ
ー13、セパレータレンズ14、検出素子15a、15
b等の部材から構成され、撮影画面の中央領域の測距を
行う焦点検出装置である。
【0027】撮影レンズ11を通過した光束の一部は、
メインミラー12を透過し、サブミラー13によって反
射してセパレータレンズ14に導かれた後、セパレータ
レンズ14を透過して2分割され、1次元センサである
検出素子15a、15b上に結像する。
【0028】そして、検出素子15a、15bによって
光束の位相のずれ量を検出し、この検出信号を後述する
演算部によって演算処理することにより、デフォーカス
量を算出する。
【0029】次いで、ファインダ側測距検出部50の構
成について説明する。
【0030】ファインダ側測距検出部50(第2の焦点
検出手段)は、撮影画面の周辺領域の測距を行う焦点検
出装置であり、主にビームスプリッタ20、セパレータ
レンズ21、検出素子22a、22b、23a、23b
…(一部のみ図示)等から構成されている。
【0031】ビームスプリッタ20は、ペンタプリズム
18と、接眼レンズ19との間に配置され、ペンタプリ
ズム18を透過した光束を接眼レンズ19に一部導くと
ともに、その残部をファインダ側測距検出部50に導い
ている。
【0032】ファインダ側測距検出部50に導かれた光
束は、ビームスプリッタ20の上方に配置されたセパレ
ータレンズ21を透過して2分割された後、検出素子2
2a、22b、23a、23b…上に結像する。
【0033】図2は、透過型の焦点板16Aとファイン
ダ側測距検出部50におけるセパレータレンズ21、検
出素子22a、22b、23a、23b…等との関係を
示す説明図である。
【0034】図2に示した縦枠122、123、124
、125及び横枠126、127、128、129は、
焦点板16A上の周辺領域の測距枠を示しており、各枠
は、光束が拡散しない非拡散領域である。
【0035】ここで、縦枠122の測距領域に対しては
検出素子22a、22bが光束の検出を行う。即ち、縦
枠122の領域を透過した光束は、セパレータレンズ2
1を透過して2分割された後、検出素子22a、22b
上に結像し、前述したボディ側測距検出部51と同様に
、結像した光束の位相差を検出することにより、デフォ
ーカス量を演算する。
【0036】これにより、撮影画面内の縦枠122に対
応した周辺領域の測距が可能となる。
【0037】また、縦枠123には、検出素子23a、
23b、縦枠124には、検出素子24a、24b、縦
枠125には、検出素子25a、25bがそれぞれ対応
し、各枠を透過した光束の位相差を検出する。
【0038】更に、横枠126には、検出素子26a、
26b、横枠127には、検出素子27a、27b、横
枠128には、検出素子28a、28b、横枠129に
は、検出素子29a、29bが、それぞれ対応し、光束
の検出を行う。
【0039】また、焦点板16Aの中央に破線で示した
縦枠115及び横枠115Aは、ボディ側測距検出部5
1によって焦点検出を行う中央領域の測距枠を示してお
り、ファインダ側測距検出部50と同時使用することに
より、前述の周辺領域の測距に加えて撮影画面の中央領
域を同時に測距することもできる。
【0040】焦点板16の種類を識別する焦点板識別装
置(識別手段)の構成は以下の通りである。
【0041】図1において、焦点板識別装置は、ばね3
0、接点31から構成されている。ばね30及び接点3
1は、図示しないカメラボディに取り付け固定されると
ともに、測距データを演算する演算部(図1には不図示
)に接続されている。
【0042】図1に示すように、拡散型の焦点板16の
先端には、突起部16aが形成されており、焦点板16
を装着すると、焦点板16の突起部16aがばね30を
押圧して接点31との導通が遮断される。
【0043】従って、拡散型の焦点板16を装着すると
、ファインダ側測距検出部50からの測距データの入力
が行われなくなり、自動的にボディ側焦点検出部51に
よる測距となる。これにより、ボディ側測距検出部51
の測距データによる自動焦点調節が行われる。
【0044】一方、透過型の焦点板16A(図1には不
図示)には、突起部が形成されていないため、焦点板1
6Aを装着した場合にもばね30と接点31との導通状
態が保たれ、ファインダ側測距検出部50から演算部に
対して常時測距データの出力が可能である。
【0045】図3は、本実施例の焦点検出装置の回路構
成を示したブロック図である。
【0046】図3の焦点検出装置の回路は、主にファイ
ンダ側測距検出部50、ボディ側測距検出部51、演算
部52、制御部53、モータ駆動部54、AFモータ5
5、測距範囲選択部56等から構成されている。
【0047】ファインダ側測距検出部50は、前述した
ように、ファインダ光学系に配置されており、識別装置
(ばね30、接点31)を介して演算部52に接続され
ている。
【0048】即ち、透過型の焦点板16Aが装着される
と、図3に示したばね30が接点31に接触して導通状
態になり、ファインダ側測距検出部50から演算部52
に対して測距データが出力可能な状態となる。
【0049】また、ボディ側測距検出部51は、演算部
52に常時接続されており、演算部52に対して常に測
距データを入力することができる。
【0050】演算部52は、ファインダ側測距検出部5
0及びボディ側測距検出部51から入力された測距デー
タに基づいて、デフォーカス量を算出する。このとき、
演算部52は、ファインダ側測距検出部50から測距デ
ータが入力されると、優先的にこの測距データに基づい
てデフォーカス量を演算し、ファインダ側測距検出部5
0から測距データが入力されない場合は、ボディ側測距
検出部51の測距データに基づいてデフォーカス量を演
算する。
【0051】制御部53は、演算部52によって演算さ
れたデフォーカス量に基づいて撮影レンズの制御量を算
出し、この算出値をモータ駆動部54に出力する。モー
タ駆動部54は、制御部53によって算出された制御量
に基づいて、AFモータ55の駆動信号を出力し、AF
モータ55を制御量分だけ前後動させて、ピント合わせ
を行う。
【0052】また、演算部52には、測距領域選択部5
6が接続されており、撮影者が図示しない選択スイッチ
を操作することにより、撮影画面内の所望領域を測距す
ることができる。
【0053】例えば、一つの測距領域に限定して測距を
行ったり、すべての測距領域を測距する等、撮影者が任
意に測距領域を組み合わせて選択することが可能である
【0054】次に、前記の如く構成した本実施例による
焦点検出装置を使用して測距を行った際の動作を透過型
の焦点板を装着した場合と、拡散型の焦点板を装着した
場合について説明する。
【0055】透過型の焦点板を装着すると、ファインダ
側測距検出部50は、前記図1で述べたように、演算部
52と導通状態となり、演算部52に対して、測距デー
タの出力可能な状態となる。
【0056】そして、図1に示すように、撮影レンズ1
1を通過した光束は、メインミラー12、焦点板16上
へと導かれ、更にペンタプリズム18を経てビームスプ
リッタ20によって接眼レンズ19とセパレータレンズ
21の方向に2分割される。
【0057】次いで、セパレータレンズ21の方向に導
かれた光束は、セパレータレンズ21によって2分割さ
れ、この光束を各検出素子22a〜23bによって検出
することにより、測距データを演算部52に出力する。
【0058】一方、演算部52には、ファインダ側測距
検出部50からの測距データの他、ボディ側測距検出部
51による測距データも入力されており、演算部52は
、各々の測距データに基づいて、各測距領域におけるデ
フォーカス量を演算する。
【0059】ここで、実際にピント合わせに使用される
測距データは、前述したように撮影者が測距領域選択部
56を操作して任意に組み合わせることができる。
【0060】例えば、演算部52に入力された5つの領
域の測距データのうち、ピントを合わせたい被写体の存
在する領域のみの測距データに基づいてピント合わせを
行ったり、5つの測距領域すべてを測距するようにする
ことも可能である。
【0061】5つの測距領域すべてを測距した場合は、
被写体との距離が最至近であると検出された測距領域の
データを採用するか、或いは最もコントラストが強く検
出された測距領域のデータを採用するか等の選択パター
ンを予め設定しておき、撮影条件に応じて演算部52が
選択する。
【0062】そして、採用された測距データに基づいて
撮影レンズの駆動量が算出され、制御信号が制御部53
、モータ駆動部54に順次送られて、AFモータ55を
駆動制御する。
【0063】これにより、測距領域を画面周辺部に拡大
することができ、フォーカスロック等の煩わしい作業を
行うことなく周辺領域の測距を行うことが可能となる。
【0064】次に、拡散型の焦点板に交換した場合の測
距動作について説明する。ここで、前述した透過型の焦
点板を装着した場合と同様な動作については、重複する
説明を省略する。
【0065】図1に示すように、透過型の焦点板から拡
散型の焦点板16に交換すると、焦点板16には、突起
部16aが形成されているので、突起部16aによって
ばね30が撮影レンズ11の方向に押圧され、接点31
との導通を遮断する。
【0066】このため、図3に示すように、演算部52
に入力される測距データがボディ側測距検出部51によ
る測距データのみとなることから測距領域選択部56に
より、周辺領域の測距を行う選択が行われている場合で
も、その選択は自動的にキャンセルされる。
【0067】そして、演算部52は、ボディ側測距検出
部51から入力される測距データのみに基づいて、デフ
ォーカス量を演算し、前述と同様にAFモータ55を駆
動してピント合わせを行う。
【0068】また、このとき、拡散型の焦点板16が装
着されているので、撮影者は、オートフォーカス時の被
写体のボケ具合を焦点板16によって直接観察すること
ができる。
【0069】このように、透過型又は拡散型の焦点板の
種類をカメラ側が識別して、使用する焦点検出装置を自
動的に切り換えるようにしている。これにより、周辺領
域の測距が可能となるとともに、全面にマット面が形成
された拡散型の焦点板を使用することもでき、撮影者は
、被写体のボケ具合を撮影画面の隅々まで確認すること
ができる。
【0070】次に、本発明による焦点検出装置の第2実
施例について、説明する。図4は、本発明による焦点検
出装置の第2実施例の光学系を示した説明図である。
【0071】ここで、前述した第1実施例と同様な部材
については、同一の符号を付し、異なる点についてのみ
説明する。
【0072】図4に示した第2実施例は、セパレータレ
ンズ71、73、検出素子72a、72b、74a、7
4b等を焦点板66の側方に配置した点が図1の実施例
と相違している。
【0073】焦点板66の一部には、ビームスプリッタ
66A、66A…(図4には二つのみ図示)が形成され
ており、ビームスプリッタ66Aは、ハーフミラー12
から導かれた光の一部をセパレータレンズ71、73の
方向に反射するとともに、その残部をコンデンサレンズ
17の方向に透過させる。
【0074】セパレータレンズ71、73の方向に反射
された光は、検出素子72a、72b、74a、74b
によって受光され、撮影画面の周辺領域に存在する被写
体の焦点検出に利用される。
【0075】また、焦点板66のコンデンサレンズ17
との対向面には、全面にフレネルレンズ状の拡散面66
Bが形成されており、撮影者は、オートフォーカス時に
この拡散面66Bによって被写体のボケ具合を観察する
ことができる。
【0076】このため、周辺領域の測距を行いながら、
その周辺領域の光束を拡散面66Bに結像させることが
でき、周辺領域に存在する被写体のボケ具合を隅々まで
観察することが可能となる。
【0077】尚、前述の第1実施例では、焦点板に形成
された突起部によって焦点板の種類を識別するようにし
ているが、これに限らず、光学センサ等によって拡散光
か、透過光かを検出し、その検出結果によって焦点板の
種類を識別するようにしてもよい。
【0078】また、第1実施例では、焦点板を機械的に
取り替えることによって第1又は第2の焦点検出手段の
いずれか一方を使用するように切り換えているが、液晶
等を利用することで、電気的に透過型から拡散型へ切り
換え可能な焦点板を使用することも可能である。この場
合は、焦点板の交換を行うことなく中央領域及び周辺領
域の測距を行うことができる。
【0079】更に、図4の第2実施例においては、拡散
面66Aを焦点板66に形成したが、コンデンサレンズ
17の下面に拡散面を形成し、コンデンサレンズ17と
拡散面66Aとを兼用し、ビームスプリッタを単独で配
置してもよい。
【0080】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
る焦点検出装置によれば、ボディ内の第1の焦点検出手
段に加えて、ハーフミラーの反射光を利用して焦点検出
を行う第2の焦点検出手段をファインダ光学系に設け、
焦点板の種類に応じて使用する焦点検出手段を切り換え
るようにしている。
【0081】これにより、透過型の焦点板を使用した場
合は、周辺領域の焦点検出が可能になるとともに、全面
にマット面が形成された拡散型の焦点板を使用した場合
には、中央領域の焦点検出を行いながら被写体のボケ具
合を撮影画面の隅々まで確認することができる。
【0082】また、拡散面を有する焦点板にハーフミラ
ーの反射光を一部透過させるビームスプリッタを設け、
ビームスプリッタから反射した光を利用して周辺領域の
焦点検出を行うとともにビームスプリッタを透過した光
を拡散面に結像させるようにしている。これにより、周
辺領域の焦点検出を行いながら、撮影者が周辺領域の被
写体のボケ具合を直接確認することができる。
【0083】また、ファインダが交換可能なカメラにお
いては、測距機能を有しないファインダが装着された場
合でも、ボディ側に画面中央部の測距を行う第1の焦点
検出手段が残るため、オートフォーカスによる撮影が可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一眼レフカメラに本発明の焦点検出装置の第1
実施例を適用した場合の光学系を示した説明図である。
【図2】第1実施例における透過型の焦点板とファイン
ダ側測距検出部におけるセパレータレンズ、検出素子と
の関係を示す説明図である。
【図3】第1実施例の焦点検出装置の回路構成を示した
ブロック図である。
【図4】本発明による焦点検出装置の第2実施例の光学
系を示した説明図である。
【図5】従来の焦点検出装置を一眼レフカメラに適用し
た場合の光学系を示した説明図である。
【符号の説明】
11  撮影レンズ 12  メインミラー(ハーフミラー)13  サブミ
ラー 14、21、73  セパレータレンズ15a、15b
、22a〜28a、22b〜28b、72a、72b、
74a 、74b  検出素子 16  拡散型焦点板 16a  突起 16A  透過型焦点板 17  コンデンサレンズ 18  ペンタプリズム 19  接眼レンズ 20  ビームスプリッタ 30  ばね 31  接点 50  ファインダ側測距検出部(第2の焦点検出手段
)51  ボディ側測距検出部(第1の焦点検出手段)
52  演算部 53  制御部 54  モータ駆動部 55  AFモータ 56  測距範囲選択部 66  焦点板 66A  ビームスプリッタ 66B  拡散面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  撮影レンズの透過光の一部をファイン
    ダ光学系に反射するとともに、前記撮影レンズ透過光の
    残部を透過させるハーフミラーと、前記ハーフミラーの
    後方に配置され該ハーフミラーを透過した光をカメラボ
    ディ底部に反射するサブミラーと、前記サブミラーによ
    って反射された光を受光し撮影画面の中央領域に存在す
    る被写体の焦点検出を行う第1の焦点検出手段と、を有
    するカメラにおいて、前記ハーフミラーによって反射さ
    れた光を受光し、前記中央領域以外に存在する周辺領域
    の被写体の焦点検出を行う第2の焦点検出手段を有する
    ことを特徴とする焦点検出装置。
  2. 【請求項2】  カメラに装填された焦点板の前記周辺
    領域との対応位置に透過部分を設け、前記第2の焦点検
    出手段は透過した光を受光する如く設けられているとと
    もに、前記カメラは前記透過部分が拡散面であるか否か
    を識別する識別手段を有し、該識別手段は前記透過部分
    が拡散面であることを識別したときには前記第2の焦点
    検出手段による焦点検出を禁止することを特徴とする請
    求項1記載の焦点検出装置。
  3. 【請求項3】  カメラに装填されたピント合わせ用の
    拡散面と前記ハーフミラーとの間に、該ハーフミラーに
    よって反射された光の一部を反射するとともに該光の残
    部を透過させるビームスプリッタを設け、該ビームスプ
    リッタによって反射された光を前記第2の焦点検出手段
    により受光して前記周辺領域の焦点検出を行うことを特
    徴とする請求項1記載の焦点検出装置。
JP2410182A 1990-12-12 1990-12-12 焦点検出装置 Pending JPH04214514A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5485001A (en) * 1992-08-18 1996-01-16 Nikon Corporation Focus detecting apparatus
JP2005308805A (ja) * 2004-04-16 2005-11-04 Olympus Corp 焦点検出装置及び光学機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5485001A (en) * 1992-08-18 1996-01-16 Nikon Corporation Focus detecting apparatus
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