JPH04212338A - 超音波治療装置 - Google Patents
超音波治療装置Info
- Publication number
- JPH04212338A JPH04212338A JP3002347A JP234791A JPH04212338A JP H04212338 A JPH04212338 A JP H04212338A JP 3002347 A JP3002347 A JP 3002347A JP 234791 A JP234791 A JP 234791A JP H04212338 A JPH04212338 A JP H04212338A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- vibration
- ultrasonic
- tip
- modification
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000011282 treatment Methods 0.000 claims description 55
- 238000009210 therapy by ultrasound Methods 0.000 claims description 19
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 17
- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 claims description 4
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 34
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 34
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 15
- 238000002679 ablation Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 3
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 3
- 230000002262 irrigation Effects 0.000 description 3
- 238000003973 irrigation Methods 0.000 description 3
- 229910001069 Ti alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 238000002224 dissection Methods 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 2
- 238000005245 sintering Methods 0.000 description 2
- 238000001356 surgical procedure Methods 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000740 bleeding effect Effects 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波振動する工具を
用いて体腔内の治療を行う超音波治療装置に係わり、特
に先端に板状の処置部を有する超音波治療装置に関する
。
用いて体腔内の治療を行う超音波治療装置に係わり、特
に先端に板状の処置部を有する超音波治療装置に関する
。
【0002】
【従来の技術】従来、板状の処置部を先端に有する工具
を備えた超音波治療装置としては、特公昭62−436
92号公報(文献1)、特開昭62−66848号公報
(文献2)、実公昭56−24038号公報(文献3)
により開示された医療器具が知られている。また、先行
技術として実願昭1−129854号により本発明に関
連する超音波治療装置が提案されている。
を備えた超音波治療装置としては、特公昭62−436
92号公報(文献1)、特開昭62−66848号公報
(文献2)、実公昭56−24038号公報(文献3)
により開示された医療器具が知られている。また、先行
技術として実願昭1−129854号により本発明に関
連する超音波治療装置が提案されている。
【0003】上記文献1に示す医療器具は、鋭利な刃を
有する工具を、先端よりλ/2の長さの部位で振動伝達
部に連結したものである。また、文献2および文献3に
示す医療器具は、鋭利な刃を有するメスをホ−ンに対し
て捩子により着脱可能としたものである。また、上記先
願に係わる超音波治療装置は、鈍的な剥離等に使用可能
な工具を有し、振動伝達部材の内部に灌流液の吸引通路
を備え、工具の先端部近傍の開口から灌流液を吸引する
ことができる。
有する工具を、先端よりλ/2の長さの部位で振動伝達
部に連結したものである。また、文献2および文献3に
示す医療器具は、鋭利な刃を有するメスをホ−ンに対し
て捩子により着脱可能としたものである。また、上記先
願に係わる超音波治療装置は、鈍的な剥離等に使用可能
な工具を有し、振動伝達部材の内部に灌流液の吸引通路
を備え、工具の先端部近傍の開口から灌流液を吸引する
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記文献1に示す医療
器具では、先端からλ/2の部位で工具を連結している
ので、振動時の応力が最大となる振動の節部近傍に工具
の連結部が位置している。そのため、比較的強度の弱い
連結部で応力集中を起こし、そこから折損するという危
険性があり、超音波振動の振幅を大きくすることができ
ないので、工具の切れ味が劣るという問題がある。
器具では、先端からλ/2の部位で工具を連結している
ので、振動時の応力が最大となる振動の節部近傍に工具
の連結部が位置している。そのため、比較的強度の弱い
連結部で応力集中を起こし、そこから折損するという危
険性があり、超音波振動の振幅を大きくすることができ
ないので、工具の切れ味が劣るという問題がある。
【0005】また、文献2および3に示す医療器具では
、鋭利な刃を有するメスの着脱部の位置を考慮していな
いので、文献1の器具と同様に振動の節部近傍に着脱部
が位置して、メスの着脱部が折損する危険性がある。
、鋭利な刃を有するメスの着脱部の位置を考慮していな
いので、文献1の器具と同様に振動の節部近傍に着脱部
が位置して、メスの着脱部が折損する危険性がある。
【0006】また、上記先願における治療装置では、振
動伝達部材に形成された吸引通路により、振動伝達部材
を十分冷却できるので、不十分な冷却による振動伝達部
および工具の破損を防止することができる。しかしなが
ら、振動伝達部と工具とを一体的に加工形成しているた
め、加工が困難であり、コスト的に高くなるという問題
がある。
動伝達部材に形成された吸引通路により、振動伝達部材
を十分冷却できるので、不十分な冷却による振動伝達部
および工具の破損を防止することができる。しかしなが
ら、振動伝達部と工具とを一体的に加工形成しているた
め、加工が困難であり、コスト的に高くなるという問題
がある。
【0007】本発明は上記課題に着目してなされたもの
であり、その目的は、比較的容易に製作できると共に、
強度を向上させた先端工具を有する超音波治療装置を提
供することにある。
であり、その目的は、比較的容易に製作できると共に、
強度を向上させた先端工具を有する超音波治療装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波治療装置
は、超音波振動子と、この超音波振動子に着脱自在に取
り付けられた振動伝達部材とを有し、前記振動伝達部材
は先端の工具部と管状の軸部とからなり、この工具部は
板状の処置部と円筒状の基部とからなり、工具部の基部
は振動伝達部材を超音波振動させた際に振動の腹部とな
る位置の近傍で前記軸部の先端に溶着され、前記振動伝
達部材の内部には工具部の先端近傍において開口する通
路が形成されていることを特徴としている。
は、超音波振動子と、この超音波振動子に着脱自在に取
り付けられた振動伝達部材とを有し、前記振動伝達部材
は先端の工具部と管状の軸部とからなり、この工具部は
板状の処置部と円筒状の基部とからなり、工具部の基部
は振動伝達部材を超音波振動させた際に振動の腹部とな
る位置の近傍で前記軸部の先端に溶着され、前記振動伝
達部材の内部には工具部の先端近傍において開口する通
路が形成されていることを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明の超音波治療装置では、工具部と軸部と
を連結して円周溶接が可能となる。また、工具部と軸部
との溶着部は、振動伝達部材を超音波振動させた際に振
動の腹部となる部位に配置しているので、超音波振動に
よる応力を比較的受け難く、相対的に強度の弱い溶着部
の折損が防止される。
を連結して円周溶接が可能となる。また、工具部と軸部
との溶着部は、振動伝達部材を超音波振動させた際に振
動の腹部となる部位に配置しているので、超音波振動に
よる応力を比較的受け難く、相対的に強度の弱い溶着部
の折損が防止される。
【0010】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0011】図1に示すように、本発明に係わる超音波
治療装置は、超音波振動を発生させる超音波振動子2と
、超音波振動を伝達するための振動伝達部材18とを備
え、この超音波振動子2は、超音波振動を増幅するため
のホ−ン4と、金属ブロック6と、ホ−ン4と金属ブロ
ック6との間に配設されてボルト8及びナット14によ
り締付け固定された圧電素子10と電極12とから構成
されている。
治療装置は、超音波振動を発生させる超音波振動子2と
、超音波振動を伝達するための振動伝達部材18とを備
え、この超音波振動子2は、超音波振動を増幅するため
のホ−ン4と、金属ブロック6と、ホ−ン4と金属ブロ
ック6との間に配設されてボルト8及びナット14によ
り締付け固定された圧電素子10と電極12とから構成
されている。
【0012】上記ホ−ン4の先端部には、雌ねじ部16
が形成され、この雌ねじ部16には、振動伝達部材18
の手元側端部に形成された雄ねじ部20が着脱自在に螺
着されている。
が形成され、この雌ねじ部16には、振動伝達部材18
の手元側端部に形成された雄ねじ部20が着脱自在に螺
着されている。
【0013】また、振動伝達部材18は、先端の工具部
26と管状の軸部21とを有し、この軸部21は、機械
加工或いは焼結等により加工形成された手元部材22と
管状部材24とから構成され、手元部材22と管状部材
24とは、第1の溶着部34においてタングステン・イ
ナ−ト・ガスによる溶接(TIG溶接)等の方法により
互いに溶着されている。
26と管状の軸部21とを有し、この軸部21は、機械
加工或いは焼結等により加工形成された手元部材22と
管状部材24とから構成され、手元部材22と管状部材
24とは、第1の溶着部34においてタングステン・イ
ナ−ト・ガスによる溶接(TIG溶接)等の方法により
互いに溶着されている。
【0014】上記工具部26は、その先端に刃物27を
有する板状の処置部28を備えている。そして、工具部
26の基部29は、管状部材24と外径が等しいか又は
やや大きい外径を有する円筒状に形成され、内部に通路
30を有している。この通路30は、円筒状の基部29
の前端に設けられた開口36に連通している。また、工
具部26の基部29は、第2の溶着部44において管状
部材24の先端とTIG溶接等の方法によりインサ−ト
溶接あるいは突当て溶接されている。
有する板状の処置部28を備えている。そして、工具部
26の基部29は、管状部材24と外径が等しいか又は
やや大きい外径を有する円筒状に形成され、内部に通路
30を有している。この通路30は、円筒状の基部29
の前端に設けられた開口36に連通している。また、工
具部26の基部29は、第2の溶着部44において管状
部材24の先端とTIG溶接等の方法によりインサ−ト
溶接あるいは突当て溶接されている。
【0015】また、工具部26の通路30は、軸部21
内に形成される通路と連通し、灌流液を先端の開口36
に向かって供給する送水路として使用しても良く、また
、体腔内の汚物等を吸引するための吸引路として使用し
ても良い。
内に形成される通路と連通し、灌流液を先端の開口36
に向かって供給する送水路として使用しても良く、また
、体腔内の汚物等を吸引するための吸引路として使用し
ても良い。
【0016】上述したように工具部26と軸部21とは
、第2の溶着部44においてTIG溶接等の方法で溶接
されるが、その方法について簡単に説明すると、図1に
示すように、TIG溶接時の溶接ト−チ38が第2の溶
着部44に近接して配置され、この溶接ト−チ38を取
囲んでシ−ルド部材40が配置される。このシ−ルド部
材40内には、矢印で示す方向にArガス等の不活性シ
−ルドガス42が供給される。振動伝達部材18の材料
としては、好ましくはチタン合金が用いられ、チタン合
金を溶着する場合には、酸化防止のためにシ−ルドする
ことが必要となる。従って、本実施例の場合は、Arガ
スを供給しながら、溶接ト−チ38による熱によって溶
着部44が溶接される。
、第2の溶着部44においてTIG溶接等の方法で溶接
されるが、その方法について簡単に説明すると、図1に
示すように、TIG溶接時の溶接ト−チ38が第2の溶
着部44に近接して配置され、この溶接ト−チ38を取
囲んでシ−ルド部材40が配置される。このシ−ルド部
材40内には、矢印で示す方向にArガス等の不活性シ
−ルドガス42が供給される。振動伝達部材18の材料
としては、好ましくはチタン合金が用いられ、チタン合
金を溶着する場合には、酸化防止のためにシ−ルドする
ことが必要となる。従って、本実施例の場合は、Arガ
スを供給しながら、溶接ト−チ38による熱によって溶
着部44が溶接される。
【0017】さらに、本発明に係わる超音波治療装置で
は、図1の下部に示すように、振動伝達部材18とホ−
ン4との連結部および第1、第2の溶着部34,44を
、振動伝達部材18を超音波振動子2により超音波振動
させた際に、振動の腹となる部位の近傍に位置させてい
る。そのため、振動の腹部では作用する応力が比較的小
さいので、溶接により寸法の変化および熱的な材質の変
化を起している溶着部に過大の力が加わることを防止し
、これら部分からの折損等の破損を防止することができ
る。
は、図1の下部に示すように、振動伝達部材18とホ−
ン4との連結部および第1、第2の溶着部34,44を
、振動伝達部材18を超音波振動子2により超音波振動
させた際に、振動の腹となる部位の近傍に位置させてい
る。そのため、振動の腹部では作用する応力が比較的小
さいので、溶接により寸法の変化および熱的な材質の変
化を起している溶着部に過大の力が加わることを防止し
、これら部分からの折損等の破損を防止することができ
る。
【0018】本発明では、超音波振動子2の長さはλ/
2(λは波長)であり、振動伝達部材18の長さはnλ
/2(nは整数)に設定されている。そのため、処置部
28における刃物27の先端は振動の腹となる。
2(λは波長)であり、振動伝達部材18の長さはnλ
/2(nは整数)に設定されている。そのため、処置部
28における刃物27の先端は振動の腹となる。
【0019】なお、上記工具部26は、軸部21と同様
に切削加工あるいは焼結等の加工方法により形成されて
いる。また、超音波振動子2の外周および振動伝達部材
18のほぼ全長にわたる外周は、図1に2点鎖線で示す
カバ−46により被覆されて使用される。
に切削加工あるいは焼結等の加工方法により形成されて
いる。また、超音波振動子2の外周および振動伝達部材
18のほぼ全長にわたる外周は、図1に2点鎖線で示す
カバ−46により被覆されて使用される。
【0020】第1実施例における工具部26の処置部2
8は、図2に示すように鋭利な刃50を有するメス48
と、メス48を着脱自在に保持する保持部材とから構成
し、工具部26の基部29を軸部18の先端に溶着して
いるが、溶着部44で工具部26と軸部18とを溶着す
ることなく、図3に示すように、ねじ部52によって螺
着しても良い。このように構成することにより、工具部
26を着脱可能にすることができ、メス48の交換が容
易となる。
8は、図2に示すように鋭利な刃50を有するメス48
と、メス48を着脱自在に保持する保持部材とから構成
し、工具部26の基部29を軸部18の先端に溶着して
いるが、溶着部44で工具部26と軸部18とを溶着す
ることなく、図3に示すように、ねじ部52によって螺
着しても良い。このように構成することにより、工具部
26を着脱可能にすることができ、メス48の交換が容
易となる。
【0021】本発明に係わる超音波治療装置では、メス
48を超音波振動させるので、従来のメスに比べて切れ
味が大巾に向上する。
48を超音波振動させるので、従来のメスに比べて切れ
味が大巾に向上する。
【0022】次に、図4を参照しながら本発明に係わる
超音波治療装置の工具部における先端処置部の変形例に
ついて説明する。
超音波治療装置の工具部における先端処置部の変形例に
ついて説明する。
【0023】図4(a)は第1の変形例に係わる処置部
を示している。この第1変形例は、処置部を鈍的は剥離
を目的としたへら状に形成したものである。このへら状
の処置部では、体腔内の癒着部を鈍的に剥離することが
できる。
を示している。この第1変形例は、処置部を鈍的は剥離
を目的としたへら状に形成したものである。このへら状
の処置部では、体腔内の癒着部を鈍的に剥離することが
できる。
【0024】図4(b)は第2の変形例を示している。
この第2変形例の処置部は、先端部の全周に刃56を設
けたものである。従って、生体組織の鋭的な切開が可能
である。
けたものである。従って、生体組織の鋭的な切開が可能
である。
【0025】図4(c)は第3の変形例を示している。
この第3変形例の処置部は、先端部の側方に切欠状部5
8を形成し、その内側に刃60を設けたものである。こ
の処置部では、切欠状部58を組織に引っ掛けて切開す
ることができる。
8を形成し、その内側に刃60を設けたものである。こ
の処置部では、切欠状部58を組織に引っ掛けて切開す
ることができる。
【0026】図4(d)は第4の変形例を示している。
この第4変形例の処置部は、先端部をセン刃状に形成し
、刃62を設けたものである。この処置部では、鋭的な
切開が可能である。
、刃62を設けたものである。この処置部では、鋭的な
切開が可能である。
【0027】図4(e)は第5の変形例を示している。
この第5変形例の処置部は、先端部に凹部64を形成し
、凹部64に刃66を設けたものである。この処置部で
は、凹部64により組織を保持しながら生体組織を切開
することが可能なため、組織が刃から逃げず、より確実
な切開ができる。
、凹部64に刃66を設けたものである。この処置部で
は、凹部64により組織を保持しながら生体組織を切開
することが可能なため、組織が刃から逃げず、より確実
な切開ができる。
【0028】図4(f)および(g)は第6の変形例を
示している。この第6変形例の処置部は、先端部に貫通
溝68を形成し、その周囲に刃70を設けたものである
。この処置部は、***した組織の切除に効果的である。
示している。この第6変形例の処置部は、先端部に貫通
溝68を形成し、その周囲に刃70を設けたものである
。この処置部は、***した組織の切除に効果的である。
【0029】次に、図5を参照しながら、先端処置部の
他の変形例について説明する。
他の変形例について説明する。
【0030】図5(a)〜(d)に示す処置部の第7か
ら第10の変形例は、第1実施例の工具部26に、鋭的
な切開を行なうための刃部72,76,80,84と、
鈍的な剥離を行なうための鈍部74,78,82,86
とを形成したものである。このように処置部を構成する
ことにより、1本の振動伝達部材で鋭的な切開と鈍的な
剥離を行なうことができ、振動伝達部材における工具部
の多機能化が図れる。そのため、術中の工具の交換の回
数が減り、手術の効率を向上させ、手術時間の短縮が図
れる。
ら第10の変形例は、第1実施例の工具部26に、鋭的
な切開を行なうための刃部72,76,80,84と、
鈍的な剥離を行なうための鈍部74,78,82,86
とを形成したものである。このように処置部を構成する
ことにより、1本の振動伝達部材で鋭的な切開と鈍的な
剥離を行なうことができ、振動伝達部材における工具部
の多機能化が図れる。そのため、術中の工具の交換の回
数が減り、手術の効率を向上させ、手術時間の短縮が図
れる。
【0031】なお、図4(a)〜(g)および図5(a
)〜(d)に示す各種形状の工具部を、第1実施例で説
明したように着脱自在に交換できるようにしても良い。 また、図示しないが、高周波電源装置を工具部に接続し
、通常の切開、剥離と同時に、または独立させて高周波
焼灼を行うように構成すれば、さらに組織の切開が容易
となると共に、切開時の止血も行なうことができる。
)〜(d)に示す各種形状の工具部を、第1実施例で説
明したように着脱自在に交換できるようにしても良い。 また、図示しないが、高周波電源装置を工具部に接続し
、通常の切開、剥離と同時に、または独立させて高周波
焼灼を行うように構成すれば、さらに組織の切開が容易
となると共に、切開時の止血も行なうことができる。
【0032】次に、図6及び図7を参照しながら処置部
の更に異なる変形例について説明する。
の更に異なる変形例について説明する。
【0033】図6(a)は第11の変形例に係わる処置
部を示している。第11の変形例では、処置部の先端部
が鉤状に形成されている。そして、この処置部の鉤状部
90は、内側部91に組織を引っ掛けて引っ張るのに適
した形状に形成され、処置部を超音波振動させても組織
が鉤状部90から逃げにくい。特にこの変形例は繊維質
組織や管状組織の切開あるいは剥離に有効である。
部を示している。第11の変形例では、処置部の先端部
が鉤状に形成されている。そして、この処置部の鉤状部
90は、内側部91に組織を引っ掛けて引っ張るのに適
した形状に形成され、処置部を超音波振動させても組織
が鉤状部90から逃げにくい。特にこの変形例は繊維質
組織や管状組織の切開あるいは剥離に有効である。
【0034】図6(b)は第12の変形例に係わる処置
部を示している。この変形例は、第11の変形例におい
て鉤状部92の内側に刃93を設けたもので、鉤状部9
2の内側で鋭的な切開が可能である。
部を示している。この変形例は、第11の変形例におい
て鉤状部92の内側に刃93を設けたもので、鉤状部9
2の内側で鋭的な切開が可能である。
【0035】図6(c)は第13の変形例に係わる処置
部を示している。この変形例は、第11の変形例におい
て、鉤状部95の外側に刃96を設けたもので、処置部
の先端では鋭的な切開が、鉤状部の内側では鈍的な剥離
が可能である。
部を示している。この変形例は、第11の変形例におい
て、鉤状部95の外側に刃96を設けたもので、処置部
の先端では鋭的な切開が、鉤状部の内側では鈍的な剥離
が可能である。
【0036】なお、第11の変形例に係わる処置部にお
いて、鉤状部の外側および内側に刃を設けてもよい。ま
た、鉤状部の形状は円弧状である必要はない。図6(d
)に示す第14の変形例では、鉤状部に直線部99を設
けているが、この場合、超音波振動時に応力が集中しな
いように、滑らかに形成しなければならない。
いて、鉤状部の外側および内側に刃を設けてもよい。ま
た、鉤状部の形状は円弧状である必要はない。図6(d
)に示す第14の変形例では、鉤状部に直線部99を設
けているが、この場合、超音波振動時に応力が集中しな
いように、滑らかに形成しなければならない。
【0037】図7(a)は第15の変形例に係わる処置
部を示している。この第15の変形例では、処置部28
の先端部に複数の鉤状部100,102を設けるととも
に、それぞれの鉤状部を異なる大きさ或いは形状とした
ものである。この処置部では、管状組織の太さに応じて
鉤状部を使い分けることによって、より容易に治療を行
うことができる。
部を示している。この第15の変形例では、処置部28
の先端部に複数の鉤状部100,102を設けるととも
に、それぞれの鉤状部を異なる大きさ或いは形状とした
ものである。この処置部では、管状組織の太さに応じて
鉤状部を使い分けることによって、より容易に治療を行
うことができる。
【0038】図7(b)は第16の変形例に係わる処置
部を示している。この第16の変形例は、処置部28に
鉤状部104を設けるとともに、先端部に凹部106を
設けたものである。この処置部では、細い繊維状または
管状の組織は鉤状部104で、癒着の剥離は先端の凹部
106で処置することができる。
部を示している。この第16の変形例は、処置部28に
鉤状部104を設けるとともに、先端部に凹部106を
設けたものである。この処置部では、細い繊維状または
管状の組織は鉤状部104で、癒着の剥離は先端の凹部
106で処置することができる。
【0039】以上図6及び図7に示すように処置部を構
成すると、鉤状部に組織を引っ掛け、引っ張りながら処
置部を超音波振動させて組織を切開あるいは剥離するこ
とができる。その際、先端部は鉤状に形成されているの
で、処置部を超音波振動させながら引っ張っても組織が
逃げ難く、特に繊維質組織の切断や管状組織の剥離に有
効である。また、処置部を引っ張りながら使用する場合
、処置部先端で組織を穿孔する恐れが少なく、治療を行
う組織が鉤状部の手元側にあるため、術部の観察が容易
であり、より安全な治療を行うことができる。
成すると、鉤状部に組織を引っ掛け、引っ張りながら処
置部を超音波振動させて組織を切開あるいは剥離するこ
とができる。その際、先端部は鉤状に形成されているの
で、処置部を超音波振動させながら引っ張っても組織が
逃げ難く、特に繊維質組織の切断や管状組織の剥離に有
効である。また、処置部を引っ張りながら使用する場合
、処置部先端で組織を穿孔する恐れが少なく、治療を行
う組織が鉤状部の手元側にあるため、術部の観察が容易
であり、より安全な治療を行うことができる。
【0040】さらに、このように構成された処置部では
、鉤状部で治療を行うだけでなく、先端部や側面などで
も治療を行うことが可能である。そして、これらの部分
を適当な形状に形成したり、刃を設けたりすることによ
って、より複雑な各種の治療を一本の振動伝達部材で行
うことができるので、術中の工具の交換回数が減り、手
術の効率を向上させ、手術時間の短縮が図れる。
、鉤状部で治療を行うだけでなく、先端部や側面などで
も治療を行うことが可能である。そして、これらの部分
を適当な形状に形成したり、刃を設けたりすることによ
って、より複雑な各種の治療を一本の振動伝達部材で行
うことができるので、術中の工具の交換回数が減り、手
術の効率を向上させ、手術時間の短縮が図れる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる超
音波治療装置では、振動伝達部材における工具部を板状
の処置部と円筒状の基部とから構成し、管状の軸部と別
体で形成することにより、工具部と軸部とを連結して円
周溶接が可能となり、確実に溶着できる。
音波治療装置では、振動伝達部材における工具部を板状
の処置部と円筒状の基部とから構成し、管状の軸部と別
体で形成することにより、工具部と軸部とを連結して円
周溶接が可能となり、確実に溶着できる。
【0042】また、振動伝達部材の内部に灌流液の吸引
或いは送水用の通路を容易に形成できるので、振動伝達
部材を効果的に冷却して振動伝達部材の破損又は工具部
の発熱による熱傷を防止することができる。
或いは送水用の通路を容易に形成できるので、振動伝達
部材を効果的に冷却して振動伝達部材の破損又は工具部
の発熱による熱傷を防止することができる。
【0043】さらに、工具部と軸部との溶着部は、振動
伝達部材を超音波振動させた際に振動の腹部となる部位
に配置しているので、超音波振動による応力を比較的受
け難く、相対的に強度の弱い溶着部の折損を防止するこ
とができる。
伝達部材を超音波振動させた際に振動の腹部となる部位
に配置しているので、超音波振動による応力を比較的受
け難く、相対的に強度の弱い溶着部の折損を防止するこ
とができる。
【図1】図1は本発明の一実施例に係わる超音波治療装
置の一部破断した側面と超音波振動の波形を示す構成図
である。
置の一部破断した側面と超音波振動の波形を示す構成図
である。
【図2】図2は図1に示す超音波治療装置の工具部の一
部破断した側面図である。
部破断した側面図である。
【図3】図3は振動伝達部材における工具部と軸部との
接続構造の変形例を示す部分断面図である。
接続構造の変形例を示す部分断面図である。
【図4】図4(a)〜(f)は上記実施例に係わる超音
波治療装置の工具部における処置部の第1〜第6の変形
例を示す側面図、図4(g)は図4(f)のX−X線に
沿った断面図である。
波治療装置の工具部における処置部の第1〜第6の変形
例を示す側面図、図4(g)は図4(f)のX−X線に
沿った断面図である。
【図5】図5は上記実施例に係わる超音波治療装置の工
具部における処置部の第7〜第10の変形例を示す説明
図である。
具部における処置部の第7〜第10の変形例を示す説明
図である。
【図6】図6は上記処置部の第11〜第14の変形例を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図7】図7は上記処置部の第15及び第16の変形例
を示す側面図である。
を示す側面図である。
2…超音波振動子、18…振動伝達部材、21…軸部、
26…工具部、28…処置部、29…基部。
26…工具部、28…処置部、29…基部。
Claims (1)
- 【請求項1】 超音波振動子と、この超音波振動子に
着脱自在に取り付けられた振動伝達部材とを有する超音
波治療装置において、前記振動伝達部材は先端の工具部
と管状の軸部とからなり、この工具部は板状の処置部と
円筒状の基部とからなり、工具部の基部は振動伝達部材
を超音波振動させた際に振動の腹部となる位置の近傍で
前記軸部の先端に溶着され、前記振動伝達部材の内部に
は工具部の先端近傍において開口する通路が形成されて
いることを特徴とする超音波治療装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3002347A JP2960973B2 (ja) | 1990-03-27 | 1991-01-11 | 超音波治療装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7737590 | 1990-03-27 | ||
JP2-77375 | 1990-03-27 | ||
JP3002347A JP2960973B2 (ja) | 1990-03-27 | 1991-01-11 | 超音波治療装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04212338A true JPH04212338A (ja) | 1992-08-03 |
JP2960973B2 JP2960973B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=26335711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3002347A Expired - Fee Related JP2960973B2 (ja) | 1990-03-27 | 1991-01-11 | 超音波治療装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2960973B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5807285A (en) * | 1994-08-18 | 1998-09-15 | Ethicon-Endo Surgery, Inc. | Medical applications of ultrasonic energy |
JP2004512855A (ja) * | 1999-11-15 | 2004-04-30 | ミソニクス インコーポレイテッド | 冷却機能を具えた超音波切断ブレード |
JP2010500073A (ja) * | 2006-08-07 | 2010-01-07 | アルコン リサーチ, リミテッド | 超音波ナイフ |
US7938779B2 (en) | 2001-10-16 | 2011-05-10 | Olympus Corporation | Treating apparatus and treating device for treating living-body tissue |
WO2012118018A1 (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-07 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 超音波プローブ |
JP2014534007A (ja) * | 2011-10-17 | 2014-12-18 | サウンド サージカル テクノロジーズ エルエルシー | セルライトを処置するための超音波プローブ |
EP2949279A1 (en) * | 2006-06-14 | 2015-12-02 | Misonix, Inc. | Hook shaped ultrasonic cutting blade |
JP6062127B2 (ja) * | 2015-01-07 | 2017-01-18 | オリンパス株式会社 | 超音波プローブと超音波処置具 |
-
1991
- 1991-01-11 JP JP3002347A patent/JP2960973B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5807285A (en) * | 1994-08-18 | 1998-09-15 | Ethicon-Endo Surgery, Inc. | Medical applications of ultrasonic energy |
JP4699667B2 (ja) * | 1999-11-15 | 2011-06-15 | ミソニクス インコーポレイテッド | 冷却機能を具えた超音波切断ブレード |
JP2004512855A (ja) * | 1999-11-15 | 2004-04-30 | ミソニクス インコーポレイテッド | 冷却機能を具えた超音波切断ブレード |
US7938779B2 (en) | 2001-10-16 | 2011-05-10 | Olympus Corporation | Treating apparatus and treating device for treating living-body tissue |
EP2949279A1 (en) * | 2006-06-14 | 2015-12-02 | Misonix, Inc. | Hook shaped ultrasonic cutting blade |
KR101331155B1 (ko) * | 2006-08-07 | 2013-11-26 | 알콘 리서치, 리미티드 | 초음파 나이프 |
JP2010500073A (ja) * | 2006-08-07 | 2010-01-07 | アルコン リサーチ, リミテッド | 超音波ナイフ |
WO2012118018A1 (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-07 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 超音波プローブ |
JP5249471B2 (ja) * | 2011-03-01 | 2013-07-31 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 超音波プローブ |
US9427248B2 (en) | 2011-03-01 | 2016-08-30 | Olympus Corporation | Ultrasonic probe |
JP2014534007A (ja) * | 2011-10-17 | 2014-12-18 | サウンド サージカル テクノロジーズ エルエルシー | セルライトを処置するための超音波プローブ |
JP6062127B2 (ja) * | 2015-01-07 | 2017-01-18 | オリンパス株式会社 | 超音波プローブと超音波処置具 |
US10231748B2 (en) | 2015-01-07 | 2019-03-19 | Olympus Corporation | Ultrasonic probe |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2960973B2 (ja) | 1999-10-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6254622B1 (en) | Blade for ultrasonically assisted cutting and hemostasis | |
EP1192907B1 (en) | Ultrasonic scalpel blade | |
US6669690B1 (en) | Ultrasound treatment system | |
US6340352B1 (en) | Ultrasound treatment system | |
JP2578004B2 (ja) | 超音波切断チップ集成体 | |
US5205817A (en) | Surgical instrument | |
JP4330816B2 (ja) | 改善された切断および凝固特性を有する超音波外科ブレード | |
EP0784451B1 (en) | Ultrasonic lipectomy probe | |
JPH10127654A (ja) | 超音波処置具 | |
DE4042435C3 (de) | Ultraschallbehandlungsvorrichtung | |
JP2009539551A (ja) | フック形超音波切断ブレード | |
JPH0595971A (ja) | 回転可能なハンドル付きの水晶体乳濁化変換器 | |
JPH1147143A (ja) | 超音波套管針アセンブリ | |
JPH04212338A (ja) | 超音波治療装置 | |
JP2006340837A (ja) | 超音波手術器 | |
JP2000023994A (ja) | 超音波処置装置 | |
JPH0529696Y2 (ja) | ||
JPH0546428Y2 (ja) | ||
JP2002078714A (ja) | 超音波処置装置 | |
JPH0529701Y2 (ja) | ||
JP2002058679A (ja) | 超音波処置具 | |
JPH0326609B2 (ja) | ||
JPH03151954A (ja) | 超音波治療装置 | |
JPH0529697Y2 (ja) | ||
JP2002035001A (ja) | 超音波手術装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990629 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080730 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090730 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100730 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |