JPH04211341A - 甘味剤 - Google Patents

甘味剤

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JPH04211341A
JPH04211341A JP3015693A JP1569391A JPH04211341A JP H04211341 A JPH04211341 A JP H04211341A JP 3015693 A JP3015693 A JP 3015693A JP 1569391 A JP1569391 A JP 1569391A JP H04211341 A JPH04211341 A JP H04211341A
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JP
Japan
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fructose
isomaltulose
glucopyranoside
sucrose
cells
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JP3015693A
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English (en)
Inventor
Munier Mohammad
モハマツド・ムニール
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SUEDDEUTSHE ZUCKER AG
Suedzucker AG
Original Assignee
SUEDDEUTSHE ZUCKER AG
Suedzucker AG
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は甘味剤としての1−O−α−D−
グルコピラノシド−D−フルクトースの使用に関する。
【0002】G. Avidad(Biochem. 
J. 73、587[1959])はスクロース及びフ
ルクトースの混合物に対するイーストの作用により1−
O−α−D−グルコピラノシド−D−フルクトースを得
ることを報告した。しかしながら、収率が非常に低かつ
た(出発スクロースを基準として0.77%)。B. 
M. Lund及びG.M.Wyatt(J. Gen
. Microbiol. 78[Pt.2]、331
−6[1973])はスクロース2−4%を含有する栄
養溶液に対するエルビニア  カロトボラ  アトロセ
プチカ(Ervinia carotovora at
roseptica)の作用により6−O−α−D−グ
ルコピラノシド−D−フルクトース(イソマルチユロー
ス)の他に1−O−α−グルコピラノシド−D−フルク
トースを製造することができた。
【0003】これらの製造方法は非常に低い収率である
という欠点を有し、従つてこの方法の工業的使用は可能
ではなかつた。
【0004】ドイツ公開3038219は1−O−α−
D−グルコピラノシド−D−フルクトースは固定化バク
テリア細胞(immobilized bacteri
al cells)を使用してスクロースからの酵素に
よる転化によりイソマルチユロース(6−O−α−D−
グルコピラノシド−D−フルクトース)の製造における
副生物として形成されることを開示している。
【0005】反応の正しい条件を観測することによつて
、生成物溶液はサツカロースからイソマルチユロースを
形成する微生物を使用してスクロース溶液及びイソマル
チユロース溶液の両方から製造することができ、驚くべ
きことに該生成物溶液は主成分として1−O−α−D−
グルコピラノシド−D−フルクトースを含有する。微生
物が生きている形態又は死んだ形態の完全細胞(Who
le cells)として使用されるか又は細胞が固定
化されていないか(free)もしくは固定化されてい
る(immobilized)かどうか或いは酵素が最
初細胞から導かれ次いで固定化されていない酵素として
もしくは固定化された形態で使用されるかどうかはこの
点に関しては重要ではない。スクロース又はイソマルチ
ユロースからの酵素による転化(enzymatic 
conversion)により1−O−α−D−グルコ
ピラノシド−D−フルクトースを製造するための本発明
の方法は、スクロース又はイソマルチユロースの溶液を
スクロースからイソマルチユロースを形成する微生物の
固定化されていない又は固定化された酵素抽出物又は固
定化されていないもしくは固定化された、生きているも
しくは死んだ完全細胞と接触させ、1−O−α−D−グ
ルコピラノシド−D−フルクトースをイオン交換体又は
他の適当な分離物質によるクロマトグラフイー分離によ
り水溶液として先ず得、次いでそれをそれ自体公知の方
法で乾燥形態に転化することを特徴とする。
【0006】本発明の方法においては、好ましくは約2
0−55重量%の濃度におけるスクロース又はイソマル
チユロースの溶液を固定化されていないもしくは固定化
された細胞又は微生物の酵素抽出物で、25−55℃、
好ましくは30−50℃の温度で、且つスクロースもし
くはイソマルチユロースを所望の糖に十分に転化する時
間処理する。接触時間は少なくとも10−20時間であ
り、好ましくはスクロース溶液に対して少なくとも15
−18時間である。より長い接触時間がイソマルチユロ
ースの溶液に対して必要である。
【0007】スクロース又はイソマルチユロース溶液の
転化は、適当な反応器において、たとえば発酵器(fe
rmenter)中で又は特に固定化された細胞もしく
は酵素抽出物を使用する場合には固定化された細胞もし
くは酵素抽出物を充填されたカラムにおいて連続的に又
はバツチ方式で行なうことができる。
【0008】生きているもしくは死んだ細胞として又は
酵素抽出物の形態の本発明の方法に有用な微生物として
は、固定化されていても固定化されていなくても、スク
ロースをイソマルチユロースに酵素により転化すること
ができる微生物の何れも使用することができる。これら
は、プロトアミノバクタールブルム(Protamin
obacterrwbrum)(CBS574,77)
、セラチアプリムチカ(Serratia plymu
thica)(ATCC15928)、セラチア  マ
ルセツセンス(Serratia marcescen
s)(NCIB8285)、ロイコノストツク  メセ
ンテロイデス(leuconostoc mesent
eroides)(NRRL  B−512F[ATC
C10830a])及びエルヴイナラポンテイシ(Er
winia rhapontici)(NCPPB15
78)を包含する。プロトアミノバクタールブルム(C
BS574,77)の細胞又は酵素抽出物が好ましくは
使用される。
【0009】その後に固定化され又は本発明の方法に対
する酵素抽出に付され得る細胞を製造するために、5重
量%の乾燥物質含有率のみ含有する栄養培地において最
適の細胞増殖が行なわれる。栄養培地はシロツプ(砂糖
工業の中間生成物)、コーンステイープリカー(cor
n steep liquor)及び(NH4)2HP
O4を含有する。しかしながら、テンサイ糖蜜(sug
ar beet molasses)及び(NH4)2
HPO4のみから成る実質的により経済的な栄養剤基質
(mutrient substrate)を使用する
のが有利である。 この栄養剤基質を製造するために、上記糖蜜は乾燥物質
5重量%の含有率まで蒸留水で希釈される。追加の窒素
及びホスフエイト源として(NH4)2HPO4  0
.1Kgをこの溶液100Kgに加える。pH値はカセ
イソーダ又はカセイカリによつて又は塩酸によつて7.
2に調節される。
【0010】イソマルチユロース形成性微生物、たとえ
ば、プロタミノバクター・ルブルム(CBS574,7
7)の接種物(inoculum)は上記組成の無菌の
栄養剤基質10mlと共に振とうフラスコに移されそし
て29℃における同じ栄養剤培地200ml中でインキ
ユベーシヨンする。撹拌された培養物中の細胞計数が5
×109細胞/mlに達するとただちに培養物を上記組
成の栄養剤培地と共に小さな発酵器に移し、そして29
℃の最大可能な通気及び撹拌速度で増殖させる。増殖は
細胞計数の決定により撹拌培養物(agitation
 culture)に対すると同じ方法で制御される。 細胞計数が5×109細胞/mlに達するや否や発酵器
から収穫することができる。
【0011】細胞の固定化は完全細胞を固定化するため
のI.CHIBATA(Immobilized en
zymes, John Wiley and Son
s, New York, London, 1978
)により記載された方法に従つて行なうことができる。 特に適用可能であることが見出された方法はカチオン性
凝集剤による凝集、キトサン(chitosan)によ
る凝集、アルギン酸カルシウムマトリツクスへの封入(
inclusion)、セルロースジアセテート又はセ
ルローストリアセテートへの封入;K−カラジーナンゲ
ル(K−carrageenan gel)への封入及
びカチオン性凝集剤又はアニオン性凝集剤又はこれらの
両方の組合せによる凝集を含む。
【0012】細胞の漏洩を防止するために、上の方法に
より製造された調製物は架橋を必要とする。2官能性試
薬、たとえばグルタルアルデヒドが架橋のために使用さ
れる。イソマルチユロース形成性微生物に関して30−
45分の接触時間に対して2.5〜5%の普通の使用さ
れるグルタルアルデヒドを使用することは可能ではない
。これらの条件下では、固定化された調製物はすべて完
全に不活性化されたことが見出された。本方法に対する
最適架橋条件はグルタルアルデヒド0.1%の濃度、及
び10分の処理時間であることが見出された。
【0013】本発明の方法に有用な酵素はイソマルチユ
ロース形成性酵素からたとえば分解、硫酸アンモニウム
沈殿及びゲルクロマトグラフイーを含む当業界で良く知
られている方法によつて抽出することができる。それ自
体公知である酵素の固定化方法は適当な固定化された酵
素を製造するために使用することができる。
【0014】固定化された細胞又は酵素は適当なカラム
反応器に入れることができる。この反応器は加熱可能で
なければならずそして約1:1〜1:20、好ましくは
1:1〜1:10、特に1:1.5〜1:5の直径対床
高さ割合であるべきである。スクロース又はイソマルチ
ユロース溶液はカラムの頂部から底部へ又は底部から頂
部へ25〜55℃の温度でポンプ送りされる。流速は適
切な接触時間、たとえば10〜20時間を得るように調
節される。
【0015】本発明の方法に従う方法の他の特徴は本願
において後に記された実施例に関連して記載された好ま
しい方法を参照することによつてより良く理解される。
【0016】本発明の方法により得られた1−O−α−
D−グルコピラノシド−D−フルクトースは食料品、ご
ちそう(delicacies)及び飼料に対する甘味
料として(a)  固体又は液体形態で及び/又は(b
)  スクロースの甘味力に等しいか又はそれより高い
特定の甘さ又は甘味力の甘味料との混合物として(c)
  フルクトース、ソルビツト、キシリツト、パラチニ
ツトR(palatinitR)又はスクロースの甘さ
に匹敵し得る特定の甘さの他の二糖アルコールとの混合
物として、又は (d)  スクロースの溶解性に匹敵し得る溶解性を有
するイソマルチユロースとの混合物として使用すること
ができる。
【0017】比較味試験において決定された通り、1−
O−α−D−グルコピラノシド−D−フルクトースの特
定の甘さはスクロースのそれの45%でありそしてイソ
マルチユロースのそれに等しい。
【0018】スクロース又はイソマルチユロースに比較
して水中の1−O−α−D−グルコピラノシド−D−フ
ルクトースの溶解性は特に高い。たとえば、スクロース
2g、イソマルチユロース0.6gが、しかし4gより
多くの1−O−α−D−グルコピラノシド−D−フルク
トースが20℃で水1gに溶解するであろう。故に、た
とえばイソマルチユロース及び1−O−α−D−グルコ
ピラノシド−D−フルクトースの混合物を使用すること
によつてイソマルチユロースのより低い溶解性に関する
欠点を回避することが可能である。最初の研究はストレ
プトコツカス・ムタンス(Streptococcus
 mutans)によるインキユベーシヨンに続く僅か
な酸形成によりこの糖は非う食原性(non−cari
ogenetic)として分類されるべきことを確かに
するように思われる。更に、それはプラーク・ポリサツ
カライド(plaque polysaccharid
es)の形成に影響を与えないように思われる。1−O
−α−D−グルコピラノシド−D−フルクトースは又人
間の小腸による分離(split)は困難であり、従つ
てそれは部分的にのみ且つ遅延を伴なつて吸収される。
【0019】本発明の方法を下記の参考例及び実施例に
関して以下にさらに説明する。
【0020】
【参考例1】(a) プロタミノバクター・ルブルム菌
株(Protaminobactor rubrum 
strain)(CDS574.77)の接種物(in
oculum)からの細胞を糖植物(乾燥物質含有率=
65%)、コーンステイープリカー2Kg、(NH4)
2HPO4  0.1Kg及び蒸留水89.9Kg(必
要に応じて7.2のpHに調節された)からの濃厚ジユ
ース8Kgから成る無菌の栄養基質10ml中に懸濁さ
せる。この懸濁液を上の組成の栄養溶液の各々200m
lを有する1lフラスコ中での撹拌機プレカルチヤー(
preculture)に対する接種物質(inocu
lating material)として使用する。2
0のかかるフラスコ(全容量=4l)を29℃で30時
間インキユベーシヨンする。しかる後、上記組成の栄養
溶液16lに上記20のフラスコの内容物を30lの小
さな発酵器中において接種しそして20l/分の通気速
度及び350rpmの撹拌速度で29℃で発酵させる。 増殖する細胞計数を顕微鏡で決定する。5×109細胞
/mlを越える細胞計数に達した後、撹拌及び通気を止
めそして温度を20℃に下げることによつて醗酵を停止
する。発酵器内容物は無菌条件下に発酵器中に残りそし
て下記参考例の酵素源として使用する。
【0021】(b) 参考例1(a)における発酵の終
り近くで、乾燥物質内容物の下記組成が確かめられる:
フルクトース                   
                       2−
4重量%グルコース                
                         
   0.5−1重量%スクロース         
                         
          5−10重量%イソマルチユロー
ス                        
            75−85重量%1−O−α
−D−グルコピラノシド−D−フルクトース    5
−10重量%オリゴマー              
                         
     0.5−2重量%この発酵器液をゆつくり撹
拌しながら通気なしで30℃で更に4時間インキユベー
シヨンすると下記組成物が得られる。
【0022】 フルクトース                   
             5−8重量%乾燥物質含有
率グルコース                   
               2−5重量%    
 〃スクロース                  
                0−0.5重量% 
 〃1−O−α−D−グルコピラノシド− D−フルクトース                 
         10−20重量%乾燥物質含有率イ
ソマルチユロース                 
       65−72重量%   〃オリゴマー 
                         
        3−6重量%     〃  (c)
 参考例1(b)の栄養溶液を遠心分離により細胞から
分離しそして80%の乾燥物質含有率に蒸発させ、そし
て冷却結晶器中でイソマルチユロース種結晶を同時に添
加しながら20℃の温度に1−5℃/時間の速度で冷却
する。発生したイソマルチユロース結晶をストレーナー
バスケツト遠心分離機で除去する。母液を再び80%の
乾燥物質含有率に蒸発させ、そして冷却している結晶化
器中でイソマルチユロース種結晶を添加しながら冷却し
そして0.5−2℃/時間の速度で20℃に冷却する。 母液を再び乾燥物質含有率80%まで蒸発させそして冷
却している結晶化器中でイソマルチユロース種結晶を添
加して0.5〜2℃/時間の速度で20℃に冷却する。 発生したイソマルチユロース結晶をストレーナーバスケ
ツト遠心分離器において分離する。この第2の母液を乾
燥物質含有率85%となるまで蒸発させそしてイソマル
チユロース結晶を接種する(seed)。このシロツプ
をメタノール、エタノール又は他のアルコールで約1:
1容量比に希釈しそしてアルコール性溶液を4℃に冷却
する。結晶化したイソマルチユロースを遠心分離により
除去する。この第3の母液は、ほぼ次の乾燥物質含有率
を有する: フルクトース                   
                         
8−12重量%グルコース             
                         
        4−6重量%スクロース      
                         
               0−2重量%イソマル
チユロース                    
                45−50重量%1
−O−α−D−グルコピラノシド−D−フルクトース 
   30−35重量%オリゴマー         
                         
            3−6重量%  (d) 参
考例1(c)で得られた母液から蒸発によりメタノール
を除去しそして乾燥物質含有率15−20%に調節しそ
してスクロース、グルコース及びフルクトースが溶液中
に見出すことができなくなるまで37℃でパン酵母によ
り発酵させる。酵母を分離する。透明な溶液を乾燥物質
含有率50%に蒸発させ次いでクロマトグラフイー分離
カラムにより分離に付す。1−O−α−D−グルコピラ
ノシド−D−フルクトースを含有するフラクシヨンを採
集しそして完全脱塩に続いて、1−O−α−D−グルコ
ピラノシド−D−フルクトースが結晶化、凍結乾燥、噴
霧乾燥又は他の同様な方法により乾燥形態で得られる。
【0023】(e) 参考例1(d)に記載した酵母に
よる母液の発酵は必須ではない。かかる発酵を省きそし
て母液を直接クロマトグラフイー分離に付すことすら有
利であり得る。かかる態様においては、メタノールは参
考例1(d)により得られた母液から蒸発により除去さ
れ、乾燥物質含有率50%に調節され次いでクロマトグ
ラフイー分離カラムにより分離に付される。糖、1−O
−α−D−グルコピラノシド−D−フルクトースがそれ
を含有するフラクシヨンから結晶化、凍結乾燥、噴霧乾
燥又は他の同様な方法による完全脱塩後に乾燥形態で得
られる。
【0024】収率:仕込みスクロース100Kg当り1
4.3Kgクロマトグラフイー分離において蓄積するフ
ルクトース、グルコース及びイソマルチユロースの如き
他の糖は、他の観点において有用である(たとえばイソ
マルチユロースはパラチニツト(palatinit)
を製造するのに使用される)ので損失にはならない。
【0025】
【参考例2】本参考例で使用する微生物は参考例1(a
)の発酵器液を遠心分離することにより得られ、そして
それ自体既知の方法によつて固定化する。固定化された
細胞は温度制御されたカラム中に入れ、スクロース溶液
(50%乾燥物質含有率)を50℃におけるこれらの固
定化された細胞を連続的に通過させる。流速は10〜2
0時間、好ましくは15−18時間の平均滞留時間が得
られるように調節する。下記例示組成が生成物流におい
て測定される: フルクトース                   
         5.8%乾燥物質含有率グルコース
                         
     2.5%      〃スクロース    
                         
 0           〃イソマルチユロース  
                    65.8 
     〃1−O−α−D−グルコピラノシド− D−フルクトース                 
       23.2      〃オリゴマー  
                         
   2.7        〃(b) 生成物溶液を
80%の乾燥物質含有率に蒸発させそしてイソマルチユ
ロース種結晶を添加して1−5℃/時間の冷却速度で冷
却している結晶器中で20℃に冷却する。発生したイソ
マルチユロース結晶をストレーナー−バスケツト遠心分
離器において除去する。母液を再び80%の乾燥物質含
有率に蒸発させそして冷却している結晶化器においてイ
ソマルチユロース種晶を添加して0.5−2℃の冷却速
度で20℃に冷却する。発生したイソマルチユロース結
晶をストレーナー−バスケツト遠心分離器において除去
する。この第2の母液を85%の乾燥物質含有率になる
まで蒸発させそしてイソマルチユロース結晶を接種する
。このシロツプをメタノール、エタノール、又は他のア
ルコールで約1:1容量比となるように希釈しそしてア
ルコール溶液を4℃に冷却する。結晶化したイソマルチ
ユロースを遠心分離により除去する。 そのように得られた第3の母液は次の例示組成を有する
: フルクトース                   
         12.7%乾燥物質中グルコース 
                         
    5.5        〃スクロース    
                         
 0           〃イソマルチユロース  
                    25.0 
     〃1−O−α−D−グルコピラノシド− D−フルクトース                 
       50.9      〃オリゴマー  
                         
   5.9        〃(c)(1) 参考例
2(b)により得られる母液を蒸発に付してメタノール
を除去し、15−20%の乾燥物質含有率に調節しそし
てスクロース、グルコース又はフルクトースが溶液中に
確かめられなくなるまで37℃でパン酵母で発酵させる
。酵母を除去する。透明な溶液を50%の乾燥物質含有
率となるように蒸発させ、次いでクロマトグラフイー分
離カラムにより分離に付す。1−O−α−D−グルコピ
ラノシド−D−フルクトースがそれを含有するフラクシ
ヨンから、結晶化、凍結乾燥、噴霧乾燥又は他の同様な
方法により乾燥形態で得られる。
【0026】(c)(2) 参考例2(b)により得ら
れた母液を蒸発に付してメタノールを除去し、50%の
乾燥物質含有率に調節し、次いでクロマトグラフイー分
離カラムによつて分離に付す。1−O−α−D−グルコ
ピラノシド−D−フルクトースがそれを含有するフラク
シヨンから、結晶化、凍結乾燥又は他の同様な方法によ
り乾燥形態で得られる。
【0027】 収率:仕込みスクロース100Kg当り18.6Kg

0028】
【参考例3】微生物は参考例1(a)により得られた発
酵器液から遠心分離により得られ、そしてスクロースか
らイソマルチユロースを形成する酵素が分解、硫酸アン
モニウム沈殿及びゲルクロマトグラフイーの如きそれ自
体既知の方法により純粋な形態で単離される。次いでこ
の酵素をそれ自体既知の方法により固定化する。
【0029】固定化された酵素を温度制御されたカラム
反応器中に入れそしてスクロース溶液(50%乾燥物質
含有率)を50℃で連続的に該酵素を通過させる。流速
を10−20時間、好ましくは15−18時間の平均滞
留時間が得られるような方法で調節する。
【0030】生成物流における糖の組成は参考例2(a
)に記載した組成に殆んど等しい。この生成物溶液は実
施例2(b)及び2(c)に記載の如くして更に処理さ
れる。従つて、かくして得られた1−O−α−D−グル
コピラノシド−D−フルクトースは実施例2のそれと実
質的に同一である。即ちそれはスクロースの仕込み量に
対して約18%である。
【0031】
【参考例4】参考例1(a)により製造されそしてそれ
自体既知の細胞固定化方法の1つにより固定化されたプ
ロタミノバクター・ルブルム(CBS574.77)の
固定化された細胞を温度制御されたカラム反応器に加え
、そして50℃のそして30%の乾燥物質含有率を有す
るイソマルチユロース溶液を連続的に該細胞を通過させ
る。イソマルチユロース溶液を循環せしめる。反応はイ
ソマルチユロースが生成物流れ中にもはや存在しなくな
るまで続ける。全接触時間は約150時間になる。生成
物溶液は下記組成物を有することが決定される:フルク
トース                      
              31%(乾燥物質の)グ
ルコース                     
                 31%     
 〃1−O−α−D−グルコピラノシド− D−フルクトース                 
               38%      〃
この生成物溶液を50%の乾燥物質含有率に蒸発させ、
次いでクロマトグラフイー分離カラムにより分離に付す
。上記糖、即ち1−O−α−D−グルコピラノシド−D
−フルクトースがそれを含有するフラクシヨンから、結
晶化、凍結乾燥、噴霧乾燥又は他の同様な方法により乾
燥形態で得られる。
【0032】クロマトグラフイー分離を回避しそして随
伴糖(companion sugar)、フルクトー
ス及びグルコースを酵母を使用して除去することも可能
である。しかしながら、この方法は非経済的である。何
故ならばそれによつて2つの価値ある糖、即ちフルクト
ース及びグルコースが破壊されるからである。
【0033】 収率:仕込みイソマルチユロースの約38%。
【0034】
【実施例1】硬質キヤンデイにおける糖、1−O−α−
D−グルコピラノシド−D−フルクトースの使用:処方
: 25Kgの1−O−α−D−グルコピラノシド−D−フ
ルクトース 8lの水 1.2%酸(クエン酸/酒石酸=1:1)3%香味料た
とえばレツドオレンジ  シレジア(red−oran
ge Silesia)111/658101又はレモ
ン  シレジア(Lemon Silesia)111
/7101341−O−α−D−グルコピラノシド−D
−フルクトースを水に溶解しそして138℃で沸騰させ
る。しかる後その物質を冷却テーブル上に置きそして酸
、香味料及び着色料の混合物を入れる。次いでその物質
をフツク(hook)から数回抜き出し、最後にキヤン
デイに成形する。
【0035】
【実施例2】アイスクリームにおける糖、1−O−α−
D−グルコピラノシド−D−フルクトースの使用処方: 3.6Kgのバター(83%脂肪) 12.5Kgの脱脂ミルク粉末(skimmed mi
lk powder)15Kgの1−O−α−D−グル
コピラノシド−D−フルクトース 0.6Kgの乳化剤[クラノダン(Cranodan)
TEF4、グラインドステツド(Grindsted)
]68.3Kgの水。 上記物質を先ず78℃で低温殺菌し(pasteuri
zed)次いで二段階方法で均一化する(homoge
nized)。
【0036】
【実施例3】ジヤムにおける糖、1−O−α−D−グル
コピラノシド−D−フルクトースの使用処方: 250gの1−O−α−D−グルコピラノシド−D−フ
ルクトース 450gのフルーツ 5gのアミド化ペクチン 2.5gのジエニユーゴム(genugum)4gのク
エン酸 0.8gのソルビン酸カリウム 287.7gの水 乾燥物質:32% 先ず、1−O−α−D−グルコピラノシド−D−フルク
トース、アミド化ペクチン、ジエニユーゴム(genu
gum)、クエン酸及びソルビン酸カリウムから先ず予
備混合物を調製し、次いでこれを微粉砕したフルーツに
加える。混合物を24時間放置する。その後、水を加え
そして混合物を沸騰させる。4分間の沸騰に続いてジヤ
ムをジヤーに充填する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  食品及び甘味剤として1−O−α−D
    −グルコピラノシド−D−フルクトースを含有すること
    を特徴とする甘味付与された組成物。
  2. 【請求項2】  甘味剤が天然又は人工甘味剤を更に含
    有する請求項1記載の組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100731700B1 (ko) * 2000-03-03 2007-06-22 유니레버 엔.브이. 제1 및 제2 조성물 내에 각각 포함된 농도에 민감한불혼화성 활성물질을 갖는 이중 조성물 미용 제품

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5758852A (en) * 1980-09-25 1982-04-08 Mitsui Seito Kk Tooth decay-resistant fondant molasses and its making

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