JPH0421022Y2 - - Google Patents

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JPH0421022Y2
JPH0421022Y2 JP7794087U JP7794087U JPH0421022Y2 JP H0421022 Y2 JPH0421022 Y2 JP H0421022Y2 JP 7794087 U JP7794087 U JP 7794087U JP 7794087 U JP7794087 U JP 7794087U JP H0421022 Y2 JPH0421022 Y2 JP H0421022Y2
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oil
chamber
port
pressure
cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は可変容量形油圧モータ、或は可変容量
形油圧ポンプの圧力制御装置特にモータの駆動油
圧、或はポンプの吐出圧を一定にする圧力制御装
置に関するものである。
[従来の技術] 可変容量形油圧モータでは油圧モータの容量変
化させる為の手段として斜板を有し、同一駆動圧
油量であれば斜板の角度、即ち傾転角が増大すれ
ば1回転の駆動に要する圧油量が増大し、回転数
は減少、出力トルクは増大する。又、傾転角が減
少すれば1回転の駆動に要する圧油量が減少し、
回転数は増加、出力トルクは減少する。従つて、
可変容量形油圧モータで仕事を行わせる場合、油
圧モータに過大な負荷が掛かることを防止し、或
は駆動油圧を増大させないで大きな負荷に対応さ
せる為に、外力に応じて斜板の傾転角を調整して
モータの駆動油圧を一定にする圧力制御が行われ
る。
従来の可変容量形油圧モータの定圧制御装置と
しては、第2図に示すものがある。
可変容量形油圧モータ(以下油圧モータ)1の
斜板30の傾転角θは差動シリンダ2によつて調
整され、該差動シリンダ2への圧油の供給はパイ
ロツト弁3を介して行われる様にしてある。
以下パイロツト弁3の構造について略述する。
シリンダブロツク4には互に連続し、同一軸心
を有する大径孔5、中径孔6、小径孔7が穿設さ
れ、中径孔6、小径孔7にスプール8を摺動自在
に嵌合する。
該スプール8は前記小径孔7に嵌合する先端細
径部9と、中径孔6に嵌合する大径部10,1
1,12が形成されており、先端細径部9と小径
孔7とで油溜室13、大径部10,11,12に
よつて中径孔6が仕切られて油室14,15,1
6が形成される。該スプール8には1端が前記油
溜室13に開口し、他端が油室16へ連通する油
路17を穿設し、該油路17の所要位置には絞り
18を設ける。前記大径孔5は液密な油室19に
形成され、該油室19には前記スプール8の大径
部12が出入する様になつていると共にスプール
8を油溜室13側へ付勢するスプリング20を設
ける。
又、前記シリンダブロツク4には油室14に連
通する感圧ポート21を、油室15に連通する圧
油導入ポート22を、スプール8の中立位置(油
室14の油圧とスプリング20の付勢力とが釣合
つた位置)で前記大径部11によつて閉塞される
オリフイスポート23を、油室16に連通する排
出ポート24を、油室19に連通する入出ポート
25をそれぞれ穿設する。感圧ポート21及び圧
油導入ポート22は油圧モータ1の給油ライン2
6に接続し、又圧油導入ポート22は差動シリン
ダ2のロツド側シリンダ室27へ連通し、オリフ
イスポート23はピストン側シリンダ室28へ連
通し、排出ポート24、入出ポート25は油タン
ク29へ接続する。
斯かる従来の可変容量形油圧モータに於いて、
スプリング20によつて設定した給油ライン26
の油圧をPoとすると、現実の給油圧がPoより小
さかつた場合、油室14の圧油から受ける力がス
プリング20の付勢力より小さくなりスプール8
は右方へ移動する。スプール8の右方への移動に
よつてオリフイスポート23と排出ポート24と
が油室16を介して連通する。オリフイスポート
23と排出ポート24との連通によりピストン側
シリンダ室28が油タンク29と連通して圧力が
低下してピストンが図中左方へ移動して斜板30
の傾転角を減少させる。従つて油圧モータ1の回
転数が増大し、油圧モータ1の負荷圧力が増大す
る。負荷圧力の増大により給油ライン26の油圧
がPoに達するとスプール8が中立位置となり、
大径部11がオリフイスポート23を閉塞して、
差動シリンダ2の動きを停止させる。従つて、給
油圧(駆動油圧)はPoに復帰する。
又、現実の給油ライン26の油圧がPoより大
きい場合は、油室14の油圧力によつてスプール
8は左方へ移動する。スプール8の左方の移動に
より、圧油導入ポート22とオリフイスポート2
3とが油室15を介して連通し、シリンダ室27
と28とを連通させる。ピストンの受圧面積差に
よりピストンは右方へ移動して、傾転角θを増大
させ、油圧モータ1の回転数を低下させる。回転
数の低下により負荷圧力が軽減されて給油圧が低
下する。給油圧が低下してPoとなると前述した
と同様大径部11がオリフイスポート23を閉塞
して差動シリンダ2の動きは停止する。
而して、給油圧はPoに定圧制御される。
[考案が解決しようとする問題点] 上記したパイロツト弁に於いて、スプール8の
動きに応じ油が油路17を経て油溜室13へ流
入、流出する。この油溜室13への油の流入、流
出の経路にあたる油路17を油が通過する際に油
は絞り18により抵抗を与えられスプール8の移
動に制動がかかる。このスプール8の制動によ
り、スプール8のハンチング現象が防止され、差
動シリンダ2は円滑に動作することになる。
然し、絞り18はスプール8のハンチング防止
効果があるが、反面スプール8の応答性を抑制す
る。つまり差動シリンダ2によりモータ負荷に合
せ傾転角を増減させる動作の遅れを大きくする。
特にモータ負荷が急増し、この傾転角の応答が遅
れると、モータの負荷圧力が必要以上に大きくな
り好ましくない。例えば、油圧モータでウインチ
を駆動する場合、吊荷をブレーキで保持した状態
からブレーキを解除し、吊荷負荷をモータに移行
させた場合(ウインチ起動)などにはモータ負荷
圧力が極端に上昇し吊荷が急激に落下する場合が
あり不具合である。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記実情を鑑みてなしたものであつ
て、一端A側より小径孔7、中径孔6、大径孔5
を同一軸に穿設したシリンダブロツク4と、前記
小径孔7に嵌合する先端細径部9及び中径孔6に
嵌合する大径部10,11,12を有し且つ前記
シリンダブロツク4内に摺動自在に挿入されたス
プール8と、前記先端細径部9及び小径孔7によ
り形成される油溜室13と、前記大径部10,1
1,12により中径孔6が仕切られて形成される
油室14,15,16と、前記大径部12と大径
孔5により形成される油室19と、前記スプール
8に穿設され一端が油溜室13に連通し且つ他端
が油室16へ連通する油路17と、前記油室19
内に設けられスプール8を他端B側より一端A側
へ向つて付勢するスプリング20と、前記シリン
ダブロツク4に油室14に連通するように穿設さ
れた感圧ポート21と、シリンダブロツク4に油
室15に連通するように穿設された圧油導入ポー
ト22と、シリンダブロツク4に油室16に連通
するように穿設された排出ポート24と、前記ス
プール8の中立位置において大径部11により閉
止され且つスプール8がB側へ移動した際に油室
16を介して排出ポート24と連通し得るようシ
リンダブロツク4に穿設されたオリフイスポート
23と、シリンダブロツク4に油室19に連通す
るように穿設された入出ポート25と、前記排出
ポート24に設けた固定オリフイス31とを有す
るパイロツト弁32を備え、可変容量形油圧モー
タもしくは油圧ポンプ1の斜板30に、差動シリ
ンダ2のピストンロツドを連結し、前記感圧ポー
ト21と圧油導入ポート22とを、差動シリンダ
2のロツド側シリンダ室27及び可変容量形油圧
モータもしくは油圧ポンプ1の給油ライン26に
接続し、前記オリフイスポート23を差動シリン
ダ2のピストン側シリンダ室28に接続し、前記
排出ポート24と入出ポート25とを油タンク2
9に接続したことを特徴とするものである。
[作用] スプール8がB側へ移動することにより、油室
15を介して圧力導入ポート22とオリフイスポ
ート23が連通し、圧油が両シリンダ室27,2
8へ作用し、差動シリンダ2のピストンが受圧面
積の大きい側から小さい側へ移動して斜板30の
傾転角を変化させる。
また、スプール8がA側へ移動することによ
り、油室16を介してオリフイスポート23と排
出ポート24とが連通し、シリンダ室28が油タ
ンク29に連通する。
他方のシリンダ室28内の圧油はピストンに押
されて排出ポート24の固定オリフイス31を経
て油タンク29へ排出されるが、排出速度を前記
固定オリフイス31によつて抑制されるので、差
動シリンダ2のピストン移動速度、すなわち斜板
30の傾転角変化速度がコントロールされる。
[実施例] 以下図面に基づき本考案の1実施例を説明す
る。
尚、第1図中第2図中で示したものと同一のも
のには同符号を付してある。
本考案では前述したパイロツト弁3と略同様な
構成を有するが、油路17に絞り18がなく、排
出ポート24には固定オリフイス31を設けたも
のである。
斯かるパイロツト弁32に於いてもスプリング
20の付勢力と油室14の油圧の釣合いによりス
プール8の位置が決定されることに変りなく、給
油圧が設定圧Poに等しい時はスプール8は中立
位置にあり、給油圧が設定圧Poより小さい時は
シリンダ室28と油タンク29とが連通し、給油
圧が設定圧Poより大きい時にはシリンダ室27
と28とが連通する。
給油圧が設定圧Poより小さい時は、スプール
8が図中右方へ移動するが、油溜室13の油は油
路17、固定オリフイス31を経てタンク29へ
排出される。この時固定オリフイス31により油
の排出抵抗が生じスプール8の移動速度の抑制が
行われハンチングが防止される。スプール8の移
動によりシリンダ室28と油タンク29とが連通
し、シリンダ室28内の油が油タンク29へ排出
される。この排出の過程で油はやはり固定オリフ
イス31を通過するので、油の排出速度が抑制さ
れ、差動シリンダ2の動作速度がコントロールさ
れる。
次に、給油圧が設定圧Poより大きい時は、ス
プール8が図中左方へ移動し、タンク29の油は
固定オリフイス31、油路17を経て油溜室13
内へ吸引される。この吸引の過程で油はやはり固
定オリフイス31を通過するので吸引速度が抑制
されて、やはりスプール8のハンチングが防止さ
れる。
両シリンダ室27と28とが連通するとピスト
ンが右方へ移動し、シリンダ室27の油と給油ラ
イン26の油が圧油導入ポート22、オリフイス
ポート23を経てシリンダ室28へ流入する。こ
の過程では流路途中にオリフイスがないので、油
は抵抗なく流れ、差動シリンダ2の動作は迅速に
行われ、斜板30の傾転角θの増大変化は速い。
これは、負荷の増大に対して油圧モータの出力
トルクが迅速に追従することであり、好ましい。
尚、パイロツト弁のスプール等の形状について
は種々考えられ上記実施例の形状に限定されるも
のではない。
更に、上記実施例は油圧モータについて述べた
が、油圧ポンプに実施可能であることはいうまで
もない。
[考案の効果] 以上述べた如く本考案によれば、負荷の減少に
対しては油圧モータの出力トルクを緩かに減少さ
せ、負荷の増加に対しては出力トルクを速かに増
大させるといういずれも安全側に油圧モータの出
力をコントロールし、且出力トルク減少に関して
は減少の度合を一定して安定した可変モータの容
量コントロールを行うものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例を示す説明図、第2
図は従来例を示す説明図である。 1は油圧モータもしくは油圧ポンプ、2は差動
シリンダ、4はシリンダブロツク、5は大径孔、
6は中径孔、7は小径孔、8はスプール、9は先
端細径部、10,11,12は大径部、13は油
溜室、14,15,16、19は油室、17は油
路、20はスプリング、21は感圧ポート、22
は圧油導入ポート、23はオリフイスポート、2
4は排出ポート、25は入出ポート、26は給油
ライン、27はロツド側シリンダ室、28はピス
トン側シリンダ室、29は油タンク、30は斜
板、31は固定オリフイス、32はパイロツト弁
を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端A側より小径孔7、中径孔6、大径孔5を
    同一軸に穿設したシリンダブロツク4と、前記小
    径孔7に嵌合する先端細径部9及び中径孔6に嵌
    合する大径部10,11,12を有し且つ前記シ
    リンダブロツク4内に摺動自在に挿入されたスプ
    ール8と、前記先端細径部9及び小径孔7により
    形成される油溜室13と、前記大径部10,1
    1,12により中径孔6が仕切られて形成される
    油室14,15,16と、前記大径部12と大径
    孔5により形成される油室19と、前記スプール
    8に穿設され一端が油溜室13に連通し且つ他端
    が油室16へ連通する油路17と、前記油室19
    内に設けられスプール8を他端B側より一端A側
    へ向つて付勢するスプリング20と、前記シリン
    ダブロツク4に油室14に連通するように穿設さ
    れた感圧ポート21と、シリンダブロツク4に油
    室15に連通するように穿設された圧油導入ポー
    ト22と、シリンダブロツク4に油室16に連通
    するように穿設された排出ポート24と、前記ス
    プール8の中立位置において大径部11により閉
    止され且つスプール8がB側へ移動した際に油室
    16を介して排出ポート24と連通し得るようシ
    リンダブロツク4に穿設されたオリフイスポート
    23と、シリンダブロツク4に油室19に連通す
    るように穿設された入出ポート25と、前記排出
    ポート24に設けた固定オリフイス31とを有す
    るパイロツト弁32を備え、可変容量形油圧モー
    タもしくは油圧ポンプ1の斜板30に、差動シリ
    ンダ2のピストンロツドを連結し、前記感圧ポー
    ト21と圧油導入ポート22とを、差動シリンダ
    2のロツド側シリンダ室27及び可変容量形油圧
    モータもしくは油圧ポンプ1の給油ライン26に
    接続し、前記オリフイスポート23を差動シリン
    ダ2のピストン側シリンダ室28に接続し、前記
    排出ポート24と入出ポート25とを油タンク2
    9に接続したことを特徴とする可変容量形油圧モ
    ータ、油圧ポンプの圧力制御装置。
JP7794087U 1987-05-23 1987-05-23 Expired JPH0421022Y2 (ja)

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JP7794087U JPH0421022Y2 (ja) 1987-05-23 1987-05-23

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JP7794087U JPH0421022Y2 (ja) 1987-05-23 1987-05-23

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JPS63186977U JPS63186977U (ja) 1988-11-30
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ID=30926422

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014177872A (ja) * 2013-03-13 2014-09-25 Kawasaki Heavy Ind Ltd アキシャルピストンモータ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2524009Y2 (ja) * 1990-03-22 1997-01-29 三菱電機株式会社 比例電磁弁

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JP2014177872A (ja) * 2013-03-13 2014-09-25 Kawasaki Heavy Ind Ltd アキシャルピストンモータ

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