JPH04208214A - 頭髪用染毛剤及びその製造方法並びにその染毛方法 - Google Patents

頭髪用染毛剤及びその製造方法並びにその染毛方法

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JPH04208214A
JPH04208214A JP2336606A JP33660690A JPH04208214A JP H04208214 A JPH04208214 A JP H04208214A JP 2336606 A JP2336606 A JP 2336606A JP 33660690 A JP33660690 A JP 33660690A JP H04208214 A JPH04208214 A JP H04208214A
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hair
agent
dye
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weight
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JP2336606A
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Morimasa Yaoi
矢追 盛雅
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SEIHO KIKAKU KK
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SEIHO KIKAKU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は植物色素染料と錯を作り発色する媒染剤をイオ
ン化して第1剤とし、毛髪組織内に浸透させる植物色素
染料を第2剤とし、第1剤を毛髪組織内に浸透させてイ
オン化した媒染剤を金属低分子の微粒子として毛髪組織
内に残留させ、第2剤を毛髪組織内に浸透させ、残留し
ている金属低分子の微粒子と毛髪組織内で化合、重合さ
せ、重合中に毛髪組織を包合して発色固定させ、染毛す
る頭髪用染毛剤及びその製造方法並びにその染毛方法に
関する。
[従来の技術] 従来の頭髪用染毛剤及びその染毛方法は、化学合成され
た色素を毛髪内に固定するものと植物色素染料で染毛す
るものに大別されている。
前者の染毛剤及び染毛方法においては、先ず、強いアル
カリ液で毛髪組織を強制的に弛緩、拡張させ、次いで、
毛髪組織内に低分子色素誘導体(主としてタール系)を
浸透させ、そして、強制酸化剤を浸透させて、毛髪組織
内で色素を酸化(強制又は促進)重結合させて発色させ
る方法で毛髪組織内に固定し染毛する。しかる後、酸化
結合の進行を見ながら、5分〜30分後に、湯水又は水
で毛髪に塗布した余分の染毛剤をよく洗い流すことによ
り染毛を行なうものである。
後者の染毛剤及び染毛方法は、植物色素染料に媒染剤を
配合した液状、糊状の染毛剤であり、毛髪中に存在する
媒染体との化合発色、自然発色、自然酸化の発色及びブ
ラッシング等での摩擦熱による酸化発色を期待して染毛
を行なうものである。
[発明が解決しようとする問題点] 前記化学合成された色素を毛髪内に固定する染毛剤及び
染毛方法は、5〜30分程度の短時間で染毛でき、しか
も一般的に普及してコストが低い利点があるの対して、
アルカリ液(アンモニアを使用)で毛髪を強制的に弛緩
、拡張するため、毛髪と皮膚に大きな損傷を与える問題
点が存した。
この損傷を回復するのに2〜3力月を要した。
と同時に強制酸化剤(過酸化水素等)が毛髪と皮膚を著
しく損傷させ、炎症やがぶれの発生が多い問題点も存し
た。
又タール系の色素誘導体(発癌性の疑いもある)は、体
内に浸透、吸収されて抗体を作り、連用しているうちに
アレルギー性の体質者が多くなる問題点も存した。−旦
、アレルギ一体質になると、かぶれ、発疹等の副作用の
ために染毛することが苦痛になる問題点が存した。
更に、従来の化学合成された色素を毛髪内に固定する染
毛剤における最大の問題点は、頭皮から露出している毛
髪しか染毛できないことであり、このため、毛髪の成長
に伴って順次白髪部分が伸長し、それを防ぐために度々
染毛をしなければ黒髪を維持することができなかった。
次に植物色素染料で染毛する染毛剤においては、植物色
素染料を使用しているので、毛髪や皮膚に損傷を及ぼす
ことなく、育毛や脱毛防止に効果が期待できる利点があ
るのに対して、染毛ができない、染毛率が極端に低い等
の問題点が存した。
染毛ができない理由としては、染毛剤の中で植物色素染
料と媒染剤が混合されており、染毛剤の中で結合発色が
完了しているため、毛髪組織内に浸透しても重合発色が
できないからであり、この結合発色済の結合分子は、毛
髪組織内に入っても洗髪と共に容易に脱出するものであ
り、従って染″   毛ができない問題点が存した。
又毛髪中に媒染剤(発色助剤)を保有する個体(ヒト)
は、極めて稀であり、すなわち、有効率は極端に低い問
題点が存した。
ところで、白髪の生ずる原因は、頭皮特に皮下細胞の栄
養が失調することにより、毛受、毛根が老化し、それに
伴ってメラニン色素を生成する機能が減退し、次第に白
髪化することによるとされている。
このため、頭皮から露出している毛髪だけを染毛するの
ではなく、頭皮に栄養を与え、皮下の毛受、毛根の賦活
作用を促進して、毛根内においてメラニン色素の正常な
生成を促し、しかも染毛剤が毛髪の組織内部に浸透し、
毛髪内に残留する鉄分等の金属と結合して黒色の不溶性
化合物を生成し、白髪を黒髪に戻すことができると同時
に毛髪を損傷することなく、しかも皮膚疾患の生じない
染毛剤及び染毛方法の開発が強く望まれていた。
[発明の概要コ 本発明は上記要望に応えるためになされたものであり、
植物色素染料と錯を作り発色する媒染剤をイオン化して
第1剤とし、毛髪組織内に浸透させる植物色素染料を第
2剤とし、第1剤を毛髪組織内に浸透させてイオン化し
た媒染剤を金属低分子の微粒子として毛髪組織内に残留
させ、第2剤を毛髪組織内に浸透させ、残留している金
属低分子の微粒子と毛髪組織内で化合、重合させ、重合
中に毛髪組織を包合して発色固定させ、頭髪用染毛剤及
びその製造方法並びにその染毛方法を提供することを目
的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記問題点を解決するために以下の手段を採用
する。
先ず第1の発明は、鉄、クロム、マンガンその他人体に
害を与えない金属からなる媒染剤、アルコール、精製水
から第1剤を形成し、ヘマティン、ヘンナタンニン、カ
テキンその他の植物色素染料又はそれらを混合してなる
植物色素染料、やし油その他の油剤、アルコール、精製
水から第2剤を形成し、これら第1剤と第2剤とからな
ることを特徴とする染毛剤である。
次に第2の発明は、鉄、クロム、マンガンその他人体に
害を与えない金属からなる媒染剤を精製水に添加して攪
拌混合して均一に混和し、この溶液にアルコールを加え
て攪拌混合して均一に混和して第1剤とし、ヘマティン
、ヘンナタンニン、カテキンその他の植物色素染料又は
それらを混合してなる植物色素染料を精製水に添加して
攪拌混合して均一に混和し、この溶液にやし油その他の
油剤を添加して攪拌混合して均一に混和し、この溶液に
アルコールを加えて攪拌混合して均一に混和して第2剤
とし、これら第1剤と第2剤とからなることを特徴とす
る染毛剤の製造方法である。
更に第3の発明は、植物色素染料と錯を作り発色する媒
染剤をイオン化して第1剤とし、毛髪組織内に徐々に浸
透する植物色素染料を第2剤とし、汚れを除去した毛髪
に第1剤を塗布し、毛髪組織を穏やかに拡張して媒染剤
を毛髪組織内に浸透させ、次いで毛髪を乾燥させてイオ
ン化した媒染剤を毛髪組織内部に深く侵入させて媒染剤
の金属低分子の微粒子として毛髪組織内に残留させ、そ
の後、毛髪に第2剤を塗布して植物色素染料を徐々に毛
髪組織内に浸透させ、毛髪組織内に残留している金属低
分子の微粒子と植物色素染料を毛髪組織内で化合、重合
を繰返させて高分子をつくり、重合中に毛髪組織を包合
して発色固定させ、染毛することを特徴とする染毛方法
である。
[作用] 次に、本発明の染毛剤を構成する各原料の性質、役割、
効能等を説明する。
第1剤は、鉄、クロム、マンガンその他人体に害を与え
ない金属からなる媒染剤、やし油その他の油剤、ポリオ
キシエチレングリセリルその他の乳化剤、1・3ブチル
グリコールその他の保湿剤、アルコール、精製水、防腐
剤、消炎剤、微量の色素及び香料からなる。
媒染剤は、イオン化する金属からなり、例えば、鉄、銅
、アルミ、ニッケル、マンガン等の中から適宜選択され
る。この媒染剤を選択することにより、各種の発色が得
られる。黒色の発色を得る場合には、鉄、クロム、マン
ガン等が有効である。
これらの染毛用媒染剤は、食品や、食品添加物として認
められている人体に害を与えない安全な物質から選択さ
れる。
やし油その他の油剤は、水に馴染み、容易にゲル化する
性質を有することが望ましく、例えば、やし油等の植物
油脂が最適である。この油剤は、植物色素染料を毛髪組
織内に浸透させる作用を有する。
ポリオキシエチレングリセリルその他の乳化剤は、油剤
と溶剤をエマルジョン化する作用を有し、第1剤をクリ
ーム状に仕上げる働きを有する。
1・3ブチルグリコールその他の保湿剤は、毛髪の保湿
作用を保持する。
アルコールは、毛髪組織を弛緩拡張して、媒染剤を毛髪
組織内に緩やかに浸透させる作用を有し、又溶液を腐敗
させない殺菌作用を有する。
精製水は、媒染剤その他の諸原料を溶かして溶液化する
溶剤としての作用を有する。
防腐剤は溶液の防腐作用を有し、消炎剤は頭皮のかぶれ
、湿疹等の発生を防止し、色素は着色剤であり、第1剤
を例えばグリーン等の所望の色に着色する場合に使用す
る。
香料は若番剤であり、ブーケ等の各種の香料を適宜選択
して使用し、第1剤を所望の香に若番することができる
。又混和された諸原料の消臭作用をも有し、金属イオン
や色素、毛髪に浸透させる助剤等の消臭作用を有する。
上記した諸原料は製造工程中の混和作業中にそれぞれ化
学反応を生ずることなく、それぞれの有する効能は、製
品化後においてもそのまま独自に発揮され、しかもそれ
らが混和されることによりその複合効果も生じ、より一
層配合された諸原料の有する効能、効果を発揮すること
ができるものである。
次に第2剤は、ヘマティン、ヘンナタンニン、カテキン
その他の植物色素染料又はそれらを混合した植物色素染
料、やし油その他の油剤、ポリオキシエチレングリセリ
ルその他の乳化剤、1・3ブチルグリコールその他の保
湿剤、アルコール、精製水、防腐剤、消炎剤、微量の色
素及び香料からなる。
ヘマティンは植物色素であり、インド原産のマメ科の植
物から得られ、毛髪の蛋白質繊維の中に浸透して、繊維
の中で毛髪中に残留する微量の鉄分等の媒染剤と結合し
て黒鼠色の不溶性化合物を生成する。水に溶けず、洗髪
によっても色落ちしない。又ヘマティンは毛髪中の色素
を生成すると同時に育毛作用も備えている。
ヘンナタンニンは植物色素であり、シコウカの全草を乾
燥したものを熱水抽出して精製して得られ、毛髪の蛋白
質繊維の中に浸透して繊維の中で毛髪中に残留する微量
の鉄分等の媒染剤と結合して黒色又は濃黒褐色の不溶性
化合物を生成する。
水に溶けず、洗髪によっても色落ちしない。又ヘンナタ
ンニンは毛髪中の色素を生成すると同時に育毛作用も備
えている。
カテキンは植物色素であり、タカサブロウの葉と実の乾
燥物を熱水抽出して精製して得られ、毛髪の蛋白質繊維
の中に浸透して繊維の中で毛髪中に残留する微量の鉄分
等の媒染剤と結合して黒色又は濃黒褐色の不溶性化合物
を生成する作用を有し、水に溶けず、洗髪によっても色
落ちしない。
又カテキンは毛髪中の色素を生成すると同時に育゛毛作
用も備えている。
上記ヘマティン等の植物色素染料は、それぞれの産地で
古来より長い年月に亘って薬草として、滋養強壮、染毛
、美容、化粧、染料、として使用されてきた植物の中か
ら選抜し、安全性の優れた植物色素染料又はその効能を
有する物質である。
やし油その他の油剤は、水に馴染み、容易にゲル化する
性質を有することが望ましく、例えば、やし油等の植物
油脂が最適である。この油剤は、植物色素染料を毛髪組
織内に浸透させる作用を有する。
ポリオキシエチレングリセリルその他の乳化剤は、油剤
と溶剤をエマルジョン化する作用を有し、第2剤をクリ
ーム状に仕上げる働きを有する。
1・3ブチルグリコールその他の保湿剤は、毛髪の保湿
作用を保持する。
アルコールは、毛髪組織を弛緩拡張して、媒染剤を毛髪
組織内に緩やかに浸透させる作用を有し、又溶液を腐敗
させない殺菌作用を有する。
精製水は、媒染剤その他の諸原料を溶かして溶液化する
溶剤としての作用を有する。
防腐剤は溶液の防腐作用を有し、消炎剤は頭髪のかぶれ
、湿疹等の発生を防止し、色素は着色剤であり、第2剤
を例えばグリーン等の所望の色に着色する場合に使用す
る。
香料は若番剤であり、ブーケ等の各種の香料を適宜選択
して使用し、第2剤を所望の香に若番することができる
。又混和された諸原料の消臭作用をも有し、金属イオン
や色素、毛髪に浸透させる助剤等の消臭作用を有する。
又第2剤に保湿剤として、植物抽出エキス混合物を添加
した場合には、染毛作用の他に育毛作用を発揮すること
ができる。例えば、植物抽出エキス混合物として、以下
のものが最適である。
センブリエキスは保湿剤兼栄養剤であり、センブリから
抽出した植物エキスで強い保湿効果と育毛作用がある。
オトギリソウエキスは保湿剤兼栄養剤であり、オトギリ
ソウからとったエキスで保湿効果と育毛作用がある。
トウガラシチンキは保湿剤兼栄養剤であり、トウガラシ
からとったエキスで保湿効果と育毛作用がある。
これらのセンブリ、オトギリソウ、トウガラシチンキは
共に生薬からなる保湿剤兼栄養剤であり、これらの3種
を単独で又は混合して使用することにより、それぞれの
有する個別的な作用効果の他に、3者が混然一体となっ
てその複合作用が生じ、皮下の毛受、毛根並びに毛髪と
頭皮に栄養を与える。
上記した諸原料は製造工程中の混和作業中にそれぞれ化
学反応を生ずることなく、それぞれの有する効能は、製
品化後においてもそのまま独自に発揮され、しかもそれ
らが混和されることによりその複合効果も生じ、より一
層配合された諸原料の有する効能、効果を発揮すること
ができるものである。
次に本発明の染毛剤及び染毛方法の作用を以下説明する
ヘマティン等の植物色素染料と錯を作り発色する鉄等の
人体に害を与えない金属からなる媒染剤をイオン化して
なる第1剤を、汚れを除去した毛髪に塗布すると、アル
コールの作用で毛髪組織は、穏やかに拡張され、媒染剤
は毛髪組織内に充分に浸透する。
次いで、毛髪を自然又は熱風等で乾燥させて水とアルコ
ールを飛散させると、毛髪組織内部に深く侵入したイオ
ン化した媒染剤を、イオン化した金属低分子の微粒子と
して毛髪組織内に残留させることができる。
その後、毛髪に植物色素染料を含有する第2剤を塗布し
て、油剤の作用で植物色素染料を徐々に毛髪組織内に浸
透させると、毛髪組織内に残留しているイオン化した金
属低分子の微粒子と植物色素染料は、毛髪組織内で化合
、重合を繰返して高分子を作り、重合中に毛髪組織を包
合して発色固定させ、染毛することができる。
すなわち、本発明の染毛方法は、植物色素染料と重結合
する媒染剤主成分の極小分子を毛髪組織内に浸透させて
定着し、その後植物色素染料の小分子体が徐々に毛髪組
織内に浸透し、先に浸透定着していた媒染剤成分と結合
させ、発色させる点に特徴を有する。更に、植物色素染
料と極小分子の媒染剤主成分が毛髪組織に絡み付きなが
ら重結合を繰返し、発色が深まり、高分子となって毛髪
組織に固定する点においても特徴を有している。
本発明の染毛剤は、染毛過程において、毛髪の強制弛緩
や強制反応を行なう必要はなく、常温で重結合と発色を
行なうことができ、毛髪や、皮膚を損傷するおそれはな
い。
本発明の染毛剤は、頭皮に栄養を与えて皮下の栄養を取
り戻し、皮下細胞、特に毛受、毛根の細胞を賦活させて
、それらが本来的に有していた皮下細胞の果すべき育毛
作用を発揮させることもできる。
すなわち、先ず、生薬エキスであるセンブリエキス、オ
トギリソウエキス、トウガラシチンキ等の各エキスの頭
皮毛受、毛根への緩慢な作用により、毛受、毛根の細胞
を賦活させ、毛髪の自然の成長を促し、かつメラニン色
素の正常な生成を促進させる。すなわち、黒髪を生成す
る人体の本来性する生理的な惰性を促進する作用を有す
るものである。
これらは自然な生理作用に基づいて生成される毛髪のよ
りよく発育させる効果である。
又第2剤のヘマティン等の植物色素染料は、水溶液にお
いて油剤の助けにより、毛髪の内部組織に浸透し、毛髪
に残留する微量の鉄分等の媒染剤とへマチイン等の植物
染料が結合して黒色の不溶性化合物を生成し、これが毛
髪の白髪の部分を自然色の黒色に徐々に変化させる。
次に本発明染毛剤の染毛方法を説明する。
本発明染毛剤において、第1剤はベージュ色の液体状で
、沈澱分離せず、手に採るとサラサラした感触を有し、
僅かに鉄分等の媒染剤の金属の香りが少々する。又微量
の香料を添加した場合には金属の香りが消えて、添加し
た香料の香りが少々する。
次に第2剤は黄褐色の液体状で、沈澱分離せず、手に採
るとサラサラした感触を有し、僅かに青臭いヘマティン
等の植物色素染料の香りが少々する。
又微量の香料を添加した場合にはへマチイン等の植物色
素染料の香りが消えて、添加した香料の香りが少々する
又本発明染毛剤の製造過程において、乳化剤を加えた場
合には、第1剤はベージュ色のクリームで、手に採ると
ネバネバとした感触を有し、僅かに鉄分等の媒染剤の金
属の香りが少々する。又微量の香料を添加した場合には
金属の香りが消えて、添加した香料の香りが少々する。
次に第2剤は黄褐色のクリーム状で、手に採るとネバネ
バとした感触を有し、僅かに青臭いヘマティン等の植物
色素染料の香りが少々する。又微量の香料を添加した場
合にはヘマティン等の植物色素染料の香りが消えて、添
加した香料の香りが少々する。
本発明染毛剤は、原則として1日1回(朝又は夜等)毛
髪全体に塗擦する。塗擦に際しては、先ず・、洗髪した
後、髪の毛をリンスするような要領で第1剤を毛髪全体
に塗擦する。そして第1剤を洗い流した後、乾燥させて
水分とアルコール分を飛散させ、 次いで、整髪料を使用する要領で第2剤を塗擦する。
個人差、年令差、性別差等においてそれ程の違いはなく
、一般的には、1回の塗擦、染毛後、水洗した場合にお
いて、濃いねずみ色に染毛される。
1週間程度の塗擦、染毛後、水洗した場合において、平
均的な日本人の毛髪である黒褐色に染毛される。
次に毛髪全体が黒色化した後、本発明染毛剤の塗擦を中
止した場合には、中止してから約2ケ月前後で白髪が出
始めるため、その後も継続使用の必要がある。
この継続使用は、黒髪を生成する人体の生理的惰性を維
持できる程度の作用効果を発揮できればよく、毎日塗擦
する必要はなく、個人差、年令差、性別差等はあまりな
く、例えば、1週間に1度程度の塗擦を行うことで十分
に黒髪を維持できるものであり、本発明染毛剤の効果を
発揮することができるものである。
次に本発明染毛剤の製造方法の作用を説明する。
本発明の染毛剤において、先ず、鉄、クロム、マンガン
その他人体に害を与えない金属の媒染剤を精製水に添加
して、70℃〜80℃前後の温度下で攪拌混合して均一
に混和する。
ここにおいて、これら・の第1剤の原料を混和するのは
、これらは、互いに混和し易い性質を有し、しかも70
℃〜80°C前後で最も良好に溶は易く、このため混和
作業を容易かつ能率的に行うことができるからである。
そして前記均一に混和された溶液を常温に冷却した後、
アルコールを加えて攪拌混合し、均一に混和して第1剤
が得られる。
次にヘマティン、ヘンナタンニン、カテキンその他の植
物色素染料をそれぞれ単独で又はヘマティン、ヘンナタ
ンニン及びカテキンその他の植物色素染料を混合し、こ
の植物色素染料を精製水に添加して、70℃〜80℃前
後の温度下で攪拌混合して均一に混和する。この溶液に
やし油その他の油剤を添加して、70℃〜80℃前後の
温度下で攪拌混合して均一に混和する。
そして前記均一に混和された溶液を常温に冷却した後、
アルコールを加えて攪拌混合し、均一に混和して第2剤
が得られる。
ここにおいて、油剤を70℃〜80℃前後の温度下で混
合するのは、添加されたヘマティン等の植物色素染料の
混和を容易とするためである。
又植物抽出エキス混合物を保湿剤として添加する場合、
70℃〜80’C前後の温度の選択は添加されるセンブ
リエキス、オトギリソウエキス、トウガラシチンキ等の
育毛エキスの効能を減殺しないで、しかも混和状態を良
好にし、全体の混和作業を容易かつ能率的に行うためで
ある。
本発明において、ヘマティン等の植物色素染料の配合割
合が、0.2〜5重量%とされているが、この配合割合
を5重量%以上とした場合には、毛髪及び頭皮への塗擦
に際して、ヘマティン等の植物色素染料全てが毛根、毛
髪に浸透しないで、その一部が毛髪表面に付着し、無駄
になるばかりでなく、その付着部分が手、寝具、帽子等
に付着し、使用上不便となる。
又ヘマティンの配合割合を0.2重量%以下とした場合
には、黒髪化の作用が効果的に発揮できない。
[発明の効果] 本発明は上記構成を有することにより、植物色素染料と
重結合する媒染剤主成分の極小分子を毛髪組織内に予め
浸透させて定着し、その後植物色素染料の小分子体が徐
々に毛髪組織内に浸透し、先に浸透定着していた媒染剤
成分と結合し、発色することができる。すなわち、植物
色素染料と極小分子の媒染剤主成分が毛髪組織に絡み付
きながら重結合を繰返し、発色が深まり、高分子となっ
て毛髪組織に固定することができる。
このように本発明の染毛剤は、染毛過程において、毛髪
の強制弛緩や強制反応を行なう必要はなく、常温で重結
合と発色を行なうことができ、毛髪や、皮膚を損傷する
おそれはないものである。
又本発明は、頭皮に栄養を与えて皮下の栄養を取り戻し
、皮下細胞、特に毛受、毛根の細胞を賦活させて、それ
らが本来的に有していた皮下細胞の果すべき育毛作用を
発揮させることもできる。
すなわち、先ず、生薬エキスであるセンブリエキス、オ
トギリソウエキス、トウガラシチンキ等の各エキス及び
ヘマティン、ヘンナタンニン又はカテキン等の植物色素
染料の頭皮毛受、毛根への緩慢な作用により、毛受、毛
根の細胞を賦活させ、毛髪の自然の成長を促し、かつメ
ラニン色素の正常な生成を促進させる。すなわち、黒髪
を生成する人体の本来性する生理的な惰性を促進する作
用を有するものである。
これらは自然な生理作用に基づいて生成される毛髪のよ
りよく発育させる効果である。
更に本発明を頭皮の地膚に継続的に塗擦し、皮下に浸透
させて毛受、毛根へ緩慢に作用させ、毛受、毛根の細胞
を賦活させて毛髪の自然な成長を促し、同時にメラニン
色素の正常な生成を促進させ、人体の自然の生理作用に
もとづいて白髪を黒髪に戻すことができるものである。
[実施例] 本発明の実施例を以下詳細に説明する。
実験例1 鉄粉(硫酸第1鉄)2g(微量の色素、香料と共に)を
精製水72gに添加し、70℃前後の温度下で攪拌混合
して均一に混和した。
そして前記均一に混和された溶液を常温に冷却した後、
セタノール26gを加えて攪拌混合し、均一に混和して
100gの第1剤が得られた。
この第1剤はベージュ色の液体状で、沈澱分離せず、手
に採るとサラサラした感触を有し、僅かに添加した香料
の香りが少々する。
次に液状のヘマティン2g(微量の色素、香料と共に)
を精製水65gに添加して70’C前後の温度下で5分
間前後攪拌混合し、前記均一に混和された溶液を常温に
冷却した後、セタノール33gを加えて攪拌混合し、均
一に混和して100gの第2剤が得られた。
この第2剤は黄褐色の液体状で、沈澱分離せず、手に採
るとサラサラした感触を有し、僅かに添加した香料の香
りが少々する。
実験例2 鉄粉(硫酸第1鉄)2g(微量の色素、香料と共に)を
精製水63gに添加して80℃前後の温度下で攪拌混合
して均一に混和し、やし油10g1ポリオキシエチレン
グリセリルLog、1・3ブチルグリコ一ル5gを80
℃前後の温度下で攪拌混合して均一に混和し、この溶液
を前記溶液に徐々に加えて80℃前後の温度下で更に攪
拌混合して均一に混和し、この溶液を常温に戻した後セ
タノール10gを加えて更に攪拌混合して均一に混和し
て100gの第1剤が得られた。
この第1剤はベージュ色のクリーム状で、手に採るとネ
バネバとした感触を有し、僅かに添加した香料の香りが
少々する。
次に液状のヘマティン1g(微量の色素、香料と共に)
を精製水64gに添加して80℃前後の温度下で攪拌混
合して均一に混和し、、やし油10g1ポリオキシエチ
レングリセリルLog、1・3ブチルグリコ一ル5gを
80℃前後の温度下で攪拌混合して均一に混和し、この
溶液を、前記溶液に徐々に加えて80°C前後の温度下
で更に攪拌混合して均一に混和し、この溶液を常温に戻
した後セタノール10gを加えて更に攪拌混合して均一
に混和して第2剤が得られた。
この第2剤は黄褐色のクリーム状で、手に採るとネバネ
バとした感触を有し、僅かに添加した香料の香りが少々
する。
実験例3 鉄粉(硫酸第1鉄)2g(微量の色素、バニラと共に)
を精製水62.8gに添加して80℃前後の温度下で攪
拌混合して均一に混和し、流動パラフィン5g1アボガ
ドオイル3g1スクワレンオイル2g1ポリオキシエチ
レングリセリル7g1塩化トリエチルアンモニュウム3
g11・3ブチルグリコ一ル3g1無水コラーゲン1g
1白色ラノリン1g1パラベン0.2gを800C前後
の温度下で攪拌混合して均一に混和し、この溶液を前記
溶液に徐々に加えて80’C前後の温度下で更に攪拌混
合して均一に混和し、この溶液を常温に戻した後セタノ
ール10gを加えて更に攪拌混合して均一に混和して1
00gの第1剤が得られた。
この第1剤はベージュ色のクリーム状で、手に採るとネ
バネバとした感触を有し、バニラの香りが少々する。
次に液状のヘマティン1g(微量の色素、バニラと共に
)を精製水63.8gに添加して80°C前後の温度下
で攪拌混合して均一に混和し、流動パラフィン5g1ア
ボガドオイル3g1スクワレンオイル2g1ポリオキシ
エチレングリセリル7g11・3ブチルグリコ一ル2g
1無水コラーゲン2g1植物抽出エキス混合物(センブ
リエキス、オトギリソウエキス、トウガラシチンキ等)
3g1グリチルレチン酸1g1パラベン0.2gを80
℃前後の温度下で攪拌混合して均一に混和し、この溶液
を前記溶液に徐々に加えて80℃前後の、温度下で更に
攪拌混合して均一に混和し、この溶液を常温に戻した後
セタノール10gを加えて更に攪拌混合して均一に混和
して100gの竿2剤が得られた。
この第2剤は黄褐色のクリーム状で、手に採るとネバネ
バとした感触を有し、僅かにバニラの香りが少々する。
この実施例においては、油剤として流動パラフィン、ア
ボガドオイル及びスクワレンオイルの3種類を用いてい
るが、各種の油剤を使用することにより、毛髪を効果的
に保護することができる。
又塩化トリエチルアンモニュウムは、乳化剤としての作
用を有する他、毛髪を穏やかに広げる機能をも有してい
る。
治験例1 白髪を有する30才の男性に実験例1で得られた本発明
染毛剤を1日1回(夜)白髪及びその根元の頭皮に塗擦
する治験を行ったところ以下の結果が得られた。
1回の塗擦でヘマティンが徐々に毛髪組織内に浸透し、
毛髪組織内に残留する約60%の鉄分の金属低分子の微
粒子と毛髪組織内で化合、重合を繰返して高分子をつく
り、重合中に毛髪組織を包合して毛髪を鼠色に発色固定
させた。
2回の塗擦でヘマティンが徐々に毛髪組織内に浸透し、
毛髪組織内に残留する約70%の鉄分の金属低分子の微
粒子と毛髪組織内で化合、重合を繰返して高分子をつく
り、重合中に毛髪組織を包合して毛髪を第1回の時より
や\濃い鼠色に発色固定させた。
3回の塗擦でヘマティンが徐々に毛髪組織内に浸透し、
毛髪組織内に残留する約75%の鉄分の金属低分子の微
粒子と毛髪組織内で化合、重合を繰返して高分子をつく
り、重合中に毛髪組織を包合して毛髪を第2回の時より
や\濃い鼠色に発色固定させた。
4回の塗擦でヘマティンが徐々に毛髪組織内に浸透し、
毛髪組織内に残留する約77%の鉄分の金属低分子の微
粒子と毛髪組織内で化合、重合を繰返して高分子をつく
り、重合中に毛髪組織を包合して毛髪を第3回の時より
や\濃い鼠色に発色固定させた。
このように塗擦の回数を重ねるにつれ、順次頭髪の色が
濃くなり、毎日塗擦して1週間目で約80%の鉄分と化
合し、日本人の平均的な髪の色である黒褐色に染毛する
ことができた。
治験例2 白髪を有する40才及び50才の男性並びに55才の女
性に実験例1で得られた本発明染毛剤を1日1回(夜)
白髪及びその根元の頭皮に塗擦する治験をそれぞれ行っ
たところ、治験例1の場合と同様の結果が得られた。
これらの治験例から本発明の染毛剤は、年齢、性別に関
係なくその染毛作用を発揮することができることが理解
される。
治験例3 白髪を有する30才の男性に実験例2で得られた本発明
染毛剤を1日1回(夜)白髪及びその根元の頭皮に塗擦
する治験を行ったところ以下の結果が得られた。
1回の塗擦でヘンナタンニンが徐々に毛髪組織内に浸透
し、毛髪組織内に残留する約60%の鉄分の金属低分子
の微粒子と毛髪組織内で化合、重合を繰返して高分子を
つくり、重合中に毛髪組織を包合して毛髪を薄い黒褐色
に発色固定させた。
2回の塗擦でヘンナタンニンが徐々に毛髪組織内に浸透
し、毛髪組織内に残留する約70%の鉄分の金属低分子
の微粒子と毛髪組織内で化合、重合を繰返して高分子を
つくり、重合中に毛髪組織を包合して毛髪を第1回の時
よりや\濃い黒褐色に発色固定させた。
3回の塗擦でヘンナタンニンが徐々に毛髪組織内に浸透
し、毛髪組織内に残留する約75%の鉄分の金属低分子
の微粒子と毛髪組織内で化合、重合を繰返して高分子を
つくり、重合中に毛髪組織を包合して毛髪を第2回の時
よりや\濃い黒褐色に発色固定させた。
4回の塗擦でヘンナタンニンが徐々に毛髪組織内に浸透
し、毛髪組織内に残留する約77%の鉄分の金属低分子
の微粒子と毛髪組織内で化合、重合を繰返して高分子を
つくり、重合中に毛髪組織を包合して毛髪を第3回の時
よりや\濃い黒褐色に発色固定させた。
このように塗擦の回数を重ねるにつれ、順次頭髪の色が
濃くなり、毎日塗擦して1週間目で約80%の鉄分と化
合し、日本人の平均的な髪の色である黒褐色に染毛する
ことができた。
治験例4 白髪を有する40才及び50才の男性並びに55才の女
性に実験例2で得られた本発明染毛剤を1日1回(夜)
白髪及びその根元の頭皮に塗擦する治験をそれぞれ行っ
たところ、治験例1の場合と同様の結果が得られた。
これらの治験例から本発明の染毛剤は、年齢、性別に関
係なくその染毛作用を発揮することがで  、きること
が理解される。
治験例5 白髪を有する30才の男性に実験例3で得られた本発明
染毛剤を1日1回(夜)白髪及びその根元の頭皮に塗擦
する治験を行ったところ以下の結果が得られた。
1回の塗擦でカテキンが徐々に毛髪組織内に浸透し、毛
髪組織内に残留する約60%の鉄分の金属低分子の微粒
子と毛髪組織内で化合、重合を繰返して高分子をつくり
、重合中に毛髪組織を包合して毛髪を薄い黒褐色に発色
固定させた。
2回の塗擦でカテキンが徐々に毛髪組織内に浸透し、毛
髪組織内に残留する約70%の鉄分の金属低分子の微粒
子と毛髪組織内で化合、重合を繰返して高分子をつくり
、重合中に毛髪組織を包合して毛髪を第1回の時よりや
\濃い黒褐色に発色固定させた。
3回の塗擦でカテキンが徐々に毛髪組織内に浸透し、毛
髪組織内に残留する約75%の鉄分の金属低分子の微粒
子と毛髪組織内で化合、重合を繰返して高分子をつくり
、重合中に毛髪組織を包含して毛髪を第2回の時よりや
\濃い黒褐色に発色固定させた。
4回の塗擦でカテキンが徐々に毛髪組織内に浸透し、毛
髪組織内に残留する約77%の鉄分の金属低分子の微粒
子と毛髪組織内で化合、重合を繰返して高分子をつくり
、重合中に毛髪組織を包合して毛髪を第3回の時よりや
\濃い黒褐色に発色固定させた。
このように塗擦の回数を重ねるにつれ、順次頭髪の色が
濃くなり、毎日塗擦して1週間目で約80%の鉄分と化
合し、日本人の平均的な髪の色である黒褐色に染毛する
ことができた。
治験例6 白髪を有する40才及び50才の男性並びに55才の女
性に実験例3で得られた本発明染毛剤を1日1回(夜)
白髪及びその根元の頭皮に塗擦する治験をそれぞれ行っ
たところ、治験例1の場合と同様の結果が得られた。
これらの治験例から本発明の染毛剤は、年齢、性別に関
係なくその染毛作用を発揮することができることが理解
される。
治験例7 白髪を有する30才の男性に実験例3で得られた本発明
染毛剤を1日1回(夜)白髪及びその根元の頭皮に塗擦
する治験を行ったところ以下の結果が得られた。
1回の塗擦でヘマティン、ヘンナタンニン及びカテキン
を混合してなる植物色素染料が徐々に毛髪組織内に浸透
し、毛髪組織内に残留する約60%の鉄分の金属低分子
の微粒子と毛髪組織内で化合、重合を繰返して高分子を
つくり、重合中に毛髪組織を包合して毛髪を薄い黒褐色
に発色固定させた。
2回の塗擦でヘマティン、ヘンナタンニン及びカテキン
を混合してなる植物色素染料が徐々に毛髪組織内に浸透
し、毛髪組織内に残留する約70%の鉄分の金属低分子
の微粒子と毛髪組織内で化合、重合を繰返して高分子を
つくり、重合中に毛髪組織を包合して毛髪を第1回の時
よりや\濃い黒褐色に発色固定させた。
−4+  −− 3回の塗擦でヘマティン、ヘンナタンニン及びカテキン
を混合してなる植物色素染料が徐々に毛髪組織内に浸透
し、毛髪組織内に残留する約75%の鉄分の金属低分子
の微粒子と毛髪組織内で化合、重合を繰返して高分子を
つくり、重合中に毛髪組織を包合して毛髪を第2回の時
よりや\濃い黒褐色に発色固定させた。
4回の塗擦でヘマティン、ヘンナタンニン及ヒカテキン
を混合してなる植物色素染料が徐々に毛髪組織内に浸透
し、毛髪組織内に残留する約77%の鉄分の金属低分子
の微粒子と毛髪組織内で化合、重合を繰返して高分子を
つくり、重合中に毛髪組織を包合して毛髪を第3回の時
よりや\濃い黒褐色に発色固定させた。
このように塗擦の回数を重ねるにつれ、順次頭髪の色が
濃くなり、毎日塗擦して1週間目で約80%の鉄分と化
合し、日本人の平均的な髪の色である黒褐色に染毛する
ことができた。
治験例8 白髪を有する40才及び50才の男性並びに55才の女
性に実験例3で得られた本発明染毛剤を1日1回(夜)
白髪及びその根元の頭皮に塗擦する治験をそれぞれ行っ
たところ、治験例1の場合と同様の結果が得られた。
これらの治験例から本発明の染毛剤は、年齢、性別に関
係なくその染毛作用を発揮することができることが理解
される。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄、クロム、マンガンその他人体に害を与えない
    金属からなる媒染剤、アルコール、精製水から第1剤を
    形成し、ヘマティン、ヘンナタンニン、カテキンその他
    の植物色素染料又はそれらを混合してなる植物色素染料
    、アルコール、精製水から第2剤を形成し、これら第1
    剤と第2剤とからなることを特徴とする染毛剤。
  2. (2)鉄、クロム、マンガンその他人体に害を与えない
    金属からなる媒染剤、やし油その他の油剤、ポリオキシ
    エチレングリセリルその他の乳化剤、1・3ブチルグリ
    コールその他の保湿剤、アルコール、精製水から第1剤
    を形成し、ヘマティン、ヘンナタンニン、カテキンその
    他の植物色素染料又はそれらを混合してなる植物色素染
    料、やし油その他の油剤、ポリオキシエチレングリセリ
    ルその他の乳化剤、1・3ブチルグリコールその他の保
    湿剤、アルコール、精製水から第2剤を形成し、これら
    第1剤と第2剤とからなることを特徴とする請求項1記
    載の染毛剤。
  3. (3)鉄、クロム、マンガンその他人体に害を与えない
    金属からなる媒染剤0.5〜5重量%、やし油その他の
    油剤5〜15重量%、ポリオキシエチレングリセリルそ
    の他の乳化剤5〜15重量%、1・3ブチルグリコール
    その他の保湿剤5〜15重量%、アルコール7〜35重
    量%、精製水43〜72重量%から第1剤を形成し、ヘ
    マティン、ヘンナタンニン、カテキンその他の植物色素
    染料又はそれらを混合してなる植物色素染料0.2〜5
    重量%、やし油その他の油剤5〜15重量%、ポリオキ
    シエチレングリセリルその他の乳化剤5〜15重量%、
    1・3ブチルグリコールその他の保湿剤5〜15重量%
    、アルコール7〜35重量%、精製水43〜72重量%
    から第2剤を形成し、これら第1剤と第2剤とからなる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の染毛剤。
  4. (4)第1剤と第2剤に防腐剤、消炎剤、微量の色素及
    び香料を添加したことを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の染毛剤。
  5. (5)鉄、クロム、マンガンその他人体に害を与えない
    金属からなる媒染剤を精製水に添加して攪拌混合して均
    一に混和し、この溶液にアルコールを加えて攪拌混合し
    て均一に混和して第1剤とし、ヘマティン、ヘンナタン
    ニン、カテキンその他の植物色素染料又はそれらを混合
    してなる植物色素染料を精製水に添加して攪拌混合して
    均一に混和し、この溶液にやし油その他の油剤を添加し
    て攪拌混合して均一に混和し、この溶液にアルコールを
    加えて攪拌混合して均一に混和して第2剤とし、これら
    第1剤と第2剤とからなることを特徴とする染毛剤の製
    造方法。
  6. (6)鉄、クロム、マンガンその他人体に害を与えない
    金属からなる媒染剤を精製水に添加して攪拌混合して均
    一に混和し、やし油その他の油剤、ポリオキシエチレン
    グリセリルその他の乳化剤、1・3ブチルグリコールそ
    の他の保湿剤を攪拌混合して均一に混和し、この溶液を
    前記溶液に徐々に加えて更に攪拌混合して均一に混和し
    、この溶液にアルコール加えて更に攪拌混合して均一に
    混和して第1剤を形成し、ヘマティン、ヘンナタンニン
    、カテキンその他の植物色素染料又はそれらを混合して
    なる植物色素染料を精製水に添加して攪拌混合して均一
    に混和し、やし油その他の油剤、ポリオキシエチレング
    リセリルその他の乳化剤、1・3ブチルグリコールその
    他の保湿剤を攪拌混合して均一に混和し、この溶液を、
    前記溶液に徐々に加えて更に攪拌混合して均一に混和し
    、この溶液にアルコールを加えて更に攪拌混合して均一
    に混和して第2剤とし、これら第1剤と第2剤とからな
    ることを特徴とする請求項5記載の染毛剤の製造方法。
  7. (7)鉄、クロム、マンガンその他人体に害を与えない
    金属からなる媒染剤0.5〜5重量%を精製水43〜7
    2重量%に添加して70℃〜80℃前後の温度下で攪拌
    混合して均一に混和し、やし油その他の油剤5〜15重
    量%、ポリオキシエチレングリセリルその他の乳化剤5
    〜15重量%、1・3ブチルグリコールその他の保湿剤
    5〜15重量%を70℃〜80℃前後の温度下で攪拌混
    合して均一に混和し、この溶液を前記溶液に徐々に加え
    て70℃〜80℃前後の温度下で更に攪拌混合して均一
    に混和し、この溶液を常温に戻した後アルコール7〜1
    2.5重量%加えて更に攪拌混合して均一に混和して第
    1剤を形成し、ヘマティン、ヘンナタンニン、カテキン
    その他の植物色素染料又はそれらを混合してなる植物色
    素染料0.2〜5重量%を精製水43〜72重量%に添
    加して70℃〜80℃前後の温度下で攪拌混合して均一
    に混和し、、やし油その他の油剤5〜15重量%、ポリ
    オキシエチレングリセリルその他の乳化剤5〜15重量
    %、1・3ブチルグリコールその他の保湿剤5〜15重
    量%を70℃〜80℃前後の温度下で攪拌混合して均一
    に混和し、この溶液を、前記溶液に徐々に加えて70℃
    〜80℃前後の温度下で更に攪拌混合して均一に混和し
    、この溶液を常温に戻した後アルコール7〜12.8重
    量%加えて更に攪拌混合して均一に混和して第2剤とし
    、これら第1剤と第2剤とからなることを特徴とする請
    求項5又は6記載の染毛剤の製造方法。
  8. (8)第1剤と第2剤に防腐剤、消炎剤、微量の色素及
    び香料を添加したことを特徴とする請求項5、6又は7
    記載の染毛剤の製造方法。
  9. (9)植物色素染料と錯を作り発色する媒染剤をイオン
    化して第1剤とし、毛髪組織内に徐々に浸透する植物色
    素染料を第2剤とし、汚れを除去した毛髪に第1剤を塗
    布し、毛髪組織を穏やかに拡張して媒染剤を毛髪組織内
    に浸透させ、次いで毛髪を乾燥させてイオン化した媒染
    剤を毛髪組織内部に深く侵入させて媒染剤の金属低分子
    の微粒子として毛髪組織内に残留させ、その後、毛髪に
    第2剤を塗布して植物色素染料を徐々に毛髪組織内に浸
    透させ、毛髪組織内に残留している金属低分子の微粒子
    と植物色素染料を毛髪組織内で化合、重合を繰返させて
    高分子をつくり、重合中に毛髪組織を包合して発色固定
    させ、染毛することを特徴とする染毛方法。
  10. (10)ヘマチティンその他の植物色素染料と錯を作り
    発色する鉄その他の媒染剤をイオン化して第1剤とし、
    毛髪組織内に徐々に浸透するヘマティンその他の植物色
    素染料を第2剤とし、汚れを除去した毛髪に第1剤を塗
    布し、アルコール等の作用で毛髪組織を穏やかに拡張し
    て鉄その他の媒染剤を毛髪組織内に浸透させ、次いで毛
    髪を乾燥させてイオン化した鉄その他の媒染剤を毛髪組
    織内部に深く侵入させて鉄その他の媒染剤の金属低分子
    の微粒子として毛髪組織内に残留させ、その後、毛髪に
    第2剤を塗布してヘマティンその他の植物色素染料をポ
    リオキシエチレングリセリルその他乳化剤の作用で徐々
    に毛髪組織内に浸透させ、毛髪組織内に残留している金
    属低分子の微粒子と植物色素染料を毛髪組織内で化合、
    重合を繰返させて高分子をつくり、重合中に毛髪組織を
    包合して発色固定させ、染毛することを特徴とする請求
    項9記載の染毛方法。
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