JPH0420793A - 熱交換装置の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は冷凍サイクル装置に適用される熱交換装置に係
り、特に熱交換量用フィンと熱媒体流通用パイプとの組
合わせにより構成される熱交換装置の製造方法の改良に
関する。

（従来の技術） 従来、冷凍サイクル装置に適用される熱交換装置として
、厚さ方向に小間隙をあけて板状のフィンエレメントを
多層配列してなる熱交換用フィンと、前記各フィンエレ
メントに穿設した取付孔に挿通固定され前記熱交換用フ
ィンを貫通する熱交換媒体流通用パイプとを備えた構成
のものが多用されている。

ところで、このような熱交換装置において、各種の大き
さや形状のものを作成するには、その大きさや形状の違
いに対応する加工機械を用い、種々の段取りで作業を行
うのが一般的である。

また、熱交換用フィンやパイプの材料についても、それ
ぞれの形状に対応して交換設定しているしたがって従来
では、段取換えや材料交換等の作業に多くの手間がかか
り、製造効率が低減するとともに、金型等の加工機械の
形状的制約等によって、製品形状の種類や形状も制限さ
れる等の難点かある。

（発明が解決しようとする課題） 従来では、各種の大きさや形状の熱交換装置を作成する
場合、段取換えや材料交換等の作業に多くの手間がかか
り、製造効率が低減するとともに、金型等の加工機械の
形状的制約等によって、製品の種類や形状も制限される
等の難点がある。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、段取
換えや材料交換等の困難を伴うことなく、各種の大きさ
や形状のものを容易に、かつ製作効率良く、しかも高自
由度で作成できる熱交換装置の製造方法を提供すること
を目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明は、多数のフィンエレメントを厚さ方向に小間隙
をあけて積層状に配列してなる熱交換用フィンと、前記
各フィンエレメントに穿設した取付孔を介して前記熱交
換用フィンに貫通固定される熱交換媒体流通用パイプと
を備えた熱交換装置の製造方法において、前記各フィン
エレメントに、それぞれ帯状素材に長手方向に沿って間
隔的に穿設した多数の取付孔間に幅方向に沿う切込線、
スリットまたは鎖状孔等の透孔からなる分断線を形成し
、前記熱交換用フィンへの前記パイプの貫通固定後に前
記分断線に沿って前記フィンエレメントを分断または折
曲することを特徴とする。

（作用） 製造時には、予め帯状素材に取付孔および分断線を形成
してフィンエレメントを構成し、このフィンエレメント
にパイプを挿通した後、拡管等により固定作業を行い、
その後必要長さに応じて分断線に沿って熱交換用フィン
を分断し、または必要形状に応じて分断線を開くように
熱交換用フィンを湾曲させ、これにより熱交換ユニット
を構成すればよい。

したがって、本発明によれば、各種の大きさや形状のも
のを作成する場合、帯状素材からなる長尺な熱交換用フ
ィンを分断線に沿って所定長さに分断し、または所定形
状に湾曲させることで一つの熱交換ユニットが作成でき
るから、その大きさや形状の違いに対応する加工機械を
用いる必要がなく、また作業の段取りを変更する必要も
ない。

また、熱交換用フィンやパイプの材料についても、特に
異なるものを使用する必要がない。したがって、段取換
えや材料交換等の作業に多くの手間を掛ける必要もなく
、製造効率の向上が図れるとともに、製品の種類や形状
の自由度も大幅に拡大できる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図は、予備製品としての長尺な熱交換装置粉体１を
示している。この熱交換装置粉体１は、長尺な熱交換用
フィン２と、この熱交換用フィン２に貫通固定した多数
の熱交換媒体流通用パイプ３とからなる。熱交換用フィ
ン２は、多数の長尺な帯状素材からなるフィンエレメン
ト２ａを、厚さ方向に小間隙をあけて積層状に配列した
ものである。この熱交換用フィン２を構成する各フィン
エレメント２ａに長手方向に沿って、多数の円形の取付
孔４を等間隔で穿設し、この取付孔４に多数の熱交換媒
体流通用パイプ３を挿通している。

そして、このパイプ３を拡管することによって、熱交換
用フィン２に固定している。各パイプ３はＵ字状のもの
で、隣接する一対ずつのフィンエレメント２ａの取付孔
４に跨って取付けている。

フィンエレメント２ａを構成する帯状素材には、第２図
に示すように、各パイプ３間に位置するように、取付孔
４間に幅方向に沿う切込線またはスリット状の透孔から
なる分断線５を、帯状素材両側縁から切込み形成してい
る。

しかして、所定長さの熱交換装置とする場合には、熱交
換用フィン２にパイプ３を貫通した前記熱交換装置粉体
１のフィンエレメント２ａを、分断線５に沿って分断す
る。この分断によって、第３図に示すように複数本のパ
イプ３を備えた長さの熱交換装置１　ａ　ｓまたは第４
図に示すように単一パイプ３を備えた熱交換装置１ｂを
つくるものである。

なお、分断線５は第５図に示すように、フィンニレメン
）２ａを構成する帯状素材の一側縁からのみ切込み形成
してもよい。このような構成のものでも、前記同様に分
断線５に沿って分断することにより、第３図および第４
図に示すような熱交換装置１ａ、ｌｂがつくれるほか、
第６図に示すように、分断線５を拡開させるようにフィ
ンエレメント２ａを折曲することによって、湾曲した平
面形状の熱交換装置ＩＣとすることもできる。

すなわち、予め帯状素材に取付孔４および分断線５を形
成してフィンエレメント２ａを構成し、このフィンエレ
メント２ａにパイプ３を挿通した後、拡管等により固定
作業を行い、その後必要長さに応じて分断線５に沿って
熱交換用フィン２を分断し、または必要形状に応じて分
断線を開くように熱交換用フィンを湾曲させることによ
り、熱交換ユニットｌａ、ｌｂ、ｌｃが製造される。

したがって、本実施例によれば、各種の大きさや形状の
熱交換装置１ａ、ｌｂ、ｌｃが、その大きさや形状の違
いに対応する加工機械を用いる必要なく、また作業の段
取りを変更する必要もなく容易に製造できる。また、熱
交換用フィン２やパイプ３の材料についても、特に異な
るものを使用する必要がない。したがって、段取換えや
材料交換等の作業に多くの手間を掛ける必要もなく、製
造効率の向上が図れるとともに、製品の種類や形状の自
由度も大幅に拡大できる。

なお、フィンエレメント２ａを構成する帯状素材が長い
ほど、生産性が向上する。また、帯状素材に形成する分
断線５は鎖状孔その他種々の形状とすることが可能であ
る。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明に係る熱交換装置によれば、長尺
なフィルタエレメントを分断線に沿って分断または折曲
することにより、段取換えや材料交換等の困難を伴うこ
となく、各種の大きさや形状のものを容易に、かつ製作
効率良く、しがも高自由度で作成できるという効果が奏
される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る熱交換装置の製造方法の一実施例
を示すもので、予備製品としての長尺な熱交換装置を示
す斜視図、第２図はフィンエレメントを示す平面図、第
３図および第４図はそれぞれ製品・とじての熱交換装置
を示す斜視図、第５図はフィンエレメントの変形例を示
す平面図、第６図は製品としての熱交換装置の異なる形
状の例を示す平面図である。 １・・・熱交換装置組体、２・・・熱交換用フィン、２
ａ・・・フィンエレメント、３・・・パイプ、４・・・
取付孔、５・・・分断線。 出願人代理人　　　波　多　野　　　久第 １図 値２Ｍ 第３図 ２ａ 第５図 第４図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　多数のフィンエレメントを厚さ方向に小間隙をあけて
   積層状に配列してなる熱交換用フィンと、前記各フィン
   エレメントに穿設した取付孔を介して前記熱交換用フィ
   ンに貫通固定される熱交換媒体流通用パイプとを備えた
   熱交換装置の製造方法において、前記各フィンエレメン
   トに、それぞれ帯状素材に長手方向に沿って間隔的に穿
   設した多数の取付孔間に幅方向に沿う切込線、スリット
   または鎖状孔等の透孔からなる分断線を形成し、前記熱
   交換用フィンへの前記パイプの貫通固定後に前記分断線
   に沿って前記フィンエレメントを分断または折曲するこ
   とを特徴とする熱交換装置の製造方法。