JPH04203911A

JPH04203911A - 表面歪測定方法及び装置

Info

Publication number: JPH04203911A
Application number: JP2335999A
Authority: JP
Inventors: Hitoshi Yoshimi; 吉見　均; Masa Sugawa; 須川　雅
Original assignee: Sumitomo Rubber Industries Ltd
Current assignee: Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date: 1990-11-29
Filing date: 1990-11-29
Publication date: 1992-07-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は物品、特にタイヤ等の被測定物の表面歪測定方
法及び装置に関する。

（従来の技術）例えば高荷重用空気入りタイヤでは、今後のタイヤ開発
上の基礎資料、或いは現生産品の品質確認等のために、
タイヤの表面歪を測定している。

この表面歪を測定する場合、タイヤをホイールに組付け
て規定空気圧を充填した後、タイヤの表面に格子模様の
マークを付着させておき、タイヤの接地面に荷重を加え
た負荷時と無負荷時とにおけるマークの格子模様の間隔
を夫々読取り、その変化状態によりタイヤの表面歪、即
ちせん断・圧縮歪を測定する方法を採っている。そして
、マークの格子模様の間隔の読取りには、−ａに拡大鏡
を用い目視に中頁っている。

（発明が解決しようとする課題）従来の測定方法は、作業員の目視に鯨っているため作業
能率が悪く、また個人間で測定誤差に大きなバラツキが
あって、信頬性に欠ける欠点がある。

本発明は、かかる点に鑑み、タイヤ等の被測定物の表面
歪を容易かつ迅速し、しかも高精度で読取り得る方法及
び装置を提供するものである。

（ｔ！ＪＮを解決するための手段）本発明に係る測定方法は、被測定物の表面に付したマー
クを資料８に転写し、この資料８の模様を光学的に読取
って被測定物の表面歪を測定するものである。

また、本発明に係る測定装置は、被測定物の表面に付し
たマークを転写した資料８を載せるオートスキャンステ
ージ２をＸ軸及びＹ軸方向に移動可能に設けると共に、
オートスキャンステージ２の上方に、資料８の模様を光
学的に読取る光ファイバーセンサー１３を設け、この光
ファイバーセンサーＩ３で読取った信号を処理する信号
処理装置１６を設けたものである。

（作　用）表面歪の測定に際しては、タイヤ等の被測定物の表面に
付したマークの模様を資料８に転写する。

次に、この資料８をオートスキャンステージ２上にセッ
トした後、オートスキャンステージ２を所定方向に移動
させながら、その上方に光ファイバーセンサー１３によ
り光学的に資料８の模様を読取り、信号処理装置１６で
信号処理を行って表面歪を測定する。

従って、表面歪の測定を非常に容易かつ迅速に能率良く
行うことができる。また自動的に読取るため、測定誤差
のバラツキもなく高精度での読取りが可能である。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。

第１図及び第２図において、１は固定台、２は固定台１
上に設けられたオートスキャンステージで、Ｘ軸及びＹ
軸方向に夫々移動自在であり、Ｘ軸パルスモータ３及び
Ｙ軸パルスモータ４により軸５，６を介してＸ軸及びＹ
軸方向に駆動されるようになっている。オートスキャン
ステージ２上には透明の資料台７を載置するようになっ
ており、この資料台７には例えば４枚の資料８が貼付け
られている。各資料８はタイヤの表面に付したマークの
マークの格子模様９を透明のテープ等に転写したもので
ある。

１０はドライバーボックス、１１はコントローラーボッ
クスで、これらにより各パルスモータ３，４に指令を与
えて制御するオペレーションユニット２が構成されてい
る。１３は光ファイバーセンサーで、オートスキャンス
テージ２の上方に、各資料８の格子模様を光学的に読取
り得るように下向きに設けられており、この光ファイバ
ーセンサー１３は固定ボス）１４の上端から横方向に張
出すアーム１５の先端に取付けられている。１６はマイ
コン等からなる信号処理装置で、光ファイバーセンサー
１３で読取った格子模様９の信号、ドライバーボックス
１０からのオートスキャンステージ２の位置信号等から
資料８の格子模様９の線間の間隔を演算し、タイヤの表
面歪を算出するようになっている。なお、表面歪は、次
式で算出する。

タイヤの表面歪の測定に際しては、タイヤに規定空気圧
を充填した後、負荷時及び無負荷時における資料８をそ
れぞれ取る。これは、タイヤの表面に付したマークの格
子模様を透明テープ等に転写することによって行う。

次に各資料８を資料台７の所定位置に平行に貼付け、そ
の資ネ４台７をオートスキャンステージ２上に載せてセ
ットする。そして、資料８が光ファイバーセンサーＩ３
の下方に位置するようにオートスキャンステージ２をＸ
軸方向に移動させた後、オートスキャンステージ２をＹ
軸方向へと移動させて行く。すると光ファイバーセンサ
ー１３がら出た光が資料８に照射し、格子模様９０線の
部分でのみ反射するので、その反射光を光ファイバーセ
ンサー１３で受光して格子模様９を読取って行く。

一方、オートスキャンステージ２、資料８のＹ軸方向の
移動距離は、Ｙ軸パルスモータ４の回転によりオペレー
ションユニット１２側で１／ｌ０００ａｕｎ単位まで読
取っているので、光ファイバーセンサー１３からの読取
信号とオペレーションユニット１２がらの位置信号を信
号処理装置１６で処理し、資料８の格子模様９０線間の
間隔を算出する。

このようにして各資料８の夫々について同様の処理を行
い、各資料８毎に、或は比較すべき資料８相互間で適宜
処理（格子模様の間隔の差を比較する）を行ってタイヤ
の表面歪を自動的に測定する。従って、表面歪の測定が
自動的になるので、非常に容易かつ迅速に作業を行うこ
とができると共に、測定誤差のバラツキもなく測定精度
が著しく向上する。

また、第１図に示すように光ファイバーセンサー（１３
）のコードにデジタルカウンターを接続する事によりタ
イヤの仕上りコードエンズ数の自動カウントも出来る。

即ち、光ファイバーセンサーの反射光（コードからの）
をデジタルカウンターによってカウントさせ得る。

なお、実施例はタイヤの表面歪について説明したが、被
測定物はタイヤに限定されるものではなく、金属以外の
圧力容器、或いは物体の表面歪の測定にも利用可能であ
ることは云うまでもない。

（発明の効果）本発明に係る測定方法は、被測定物の表面のマークを資
料８に転写し、この資料８の模様を光学的に読取って被
測定物の表面歪を測定するので、容易かつ迅速に行うこ
とができる。

また、本発明に係る測定装置は、被測定物の表面のマー
クを転写した資料８を載せるオートスキャンステージ２
をＸ軸及びＹ軸方向に移動可能に設けると共に、オート
スキャンステージ２の上方に、資料８の模様を光学的に
読取る光ファイバーセンサー１３を設け、この光ファイ
バーセンサー１３で読取った信号を処理する信号処理装
置１６を設けているので、自動的に測定することが可能
であり、従って、容易かつ迅速に測定できると共に、測
定誤差のバラツキがなく測定精度が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す構成図、第２図は同正
面図である。２・・・オートスキャンステージ、８・・・資料、９・
・・格子模様、１３・・・光ファイバーセンサー、１６
・・・信号処理装置。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）被測定物の表面に付したマークを資料（８）に転
写し、この資料（８）の模様を光学的に読取って被測定
物の表面歪を測定することを特徴とする表面歪測定方法
。
（２）被測定物の表面に付したマークを転写した資料（
８）を載せるオートスキャンステージ（２）をＸ軸及び
Ｙ軸方向に移動可能に設けると共に、オートスキャンス
テージ（２）の上方に、資料（８）の模様を光学的に読
取る光ファイバーセンサー（１３）を設け、この光ファ
イバーセンサー（１３）で読取った信号を処理する信号
処理装置（１６）を設けたことを特徴とする表面歪測定
装置。