JPH04203654A

JPH04203654A - 外径拡張回転体

Info

Publication number: JPH04203654A
Application number: JP33406190A
Authority: JP
Inventors: Katsumi Mogi; 克己茂木; Katsuo Shoji; 庄司　克雄
Original assignee: Mitsubishi Materials Corp
Current assignee: Mitsubishi Materials Corp
Priority date: 1990-11-30
Filing date: 1990-11-30
Publication date: 1992-07-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】【産業上の利用分野】

本発明は、その外周にベルト等を装着する、特に研削、
研磨加工に使用する研磨ヘルドを装着する回転体に関す
る。

【従来の技術】

従来より、金属や硬脆材料等の研削加工においては、一
般に各種砥粒を結合して成型した砥石を回転させて研削
加工がおこななわれている。また、微少欠損、所謂チッ
ピングの少ない加工を要求される場合には、研磨ベルト
による加工をおこなっている。研磨ベルトによる加工で
は、表面に砥粒等研削、研磨材を固着したベルトに所定
の張力を付加して回転させ、緩衝的に被研削物と接触さ
せるので、砥石に比べて装置の占有面積およびラインバ
ランノングでの問題はあるものの、研削面の欠損１割れ
の少ない加工ができる。このような観点から、ときに砥石のような円板状回転体
の外周に弾性的な材料を装着し、そのさらに外周に研磨
ヘルドを装着して加工に供する場合がある。

【発明が解決しようとする課題】

上記のような回転体にベルトを装着するものにあっては
、砥石による加工と研磨ベルトによる加工の中間的な加
工精度が得られ、研磨材の摩耗時にヘルド交換て対処て
きるという利点はあるものの、装着するベルトに最適な
張力を付与する手段がなかった。すなわち、−の円板状
回転体において必要な張力を与えうる手段に欠けること
は、加工中にベルトの脱落を意味するものである。本発明は上記問題を出発点として遂行されたものである
が、さらに、ヘルドに所定の張力を付与することの技術
的価値に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、回転体に装着される各種ベルト体に所要の張力を付
与しまたは調整するため、外径を変化させうる新規な回
転体の提供にある。

【課題を解決するための手段】本発明の外径拡張回転体では、円錐台部の上面側に外周
をねじ部とする円柱部か突設された短軸の内輪と、略短
軸円筒であって前記内輪の円錐台部外周面に当接する該
外周面と同一仰角のテーパーである内筒面を有し、かつ
、複数のスリットが略軸方向に沿って開設され、前記内
輪の円錐台外周面に装着されるコレットと、前記コレッ
トを前記内輪に対して固定するコレット固定機構とから
構成され、前記コレット固定機構は、前記コレットの内
筒面に一体として半径方向内方に向かって突設された環
状片が、前記内輪の円柱部に螺着された２枚の環状体に
より挟着される固定手段を含むことを特徴とする。また、上記回転体にヘルド体を装着するために上記外径
拡張回転体において、前記コレットの外周面に弾性体か
らなる外周体が装着されたことを特徴とする。

【作用】

内輪の円錐台部分の外周面には、この外周面と同一仰角
のテーパーである内筒面を有するコレットが装着される
。コレットには軸方向に沿って複数のスリットか設けら
れているので、内輪の外周面上を摺動させることができ
る。すなわち、相対的に内輪をコレット内筒面の狭広方
向へ押し込むと、スリットの間隙が拡がりフレットの外
径が拡張し、逆に、内輪をコレットの内筒から引き抜く
方向へ移動させると、コレット自体は内輪の外周面に常
時張着しているので、スリットの間隙は狭くなり、コレ
ットの外径は縮小する。また、回転中はコレット固定機
構により、コレットは内輪に対して固定されており、所
定の外径を保持する。装着されたコレットは、内輪に張着しているので、その
摩擦力により滑ることなく内輪に伴うて回転する。そして、上記固定機構にあっては、コレットの内筒面に
一体として半径方向内方に向かって突設された環状片を
、前記内輪の円柱部に螺着された２枚の環状体により挟
着して固定しているので、コレットの外径が拡縮するこ
とかなく外径を一定に保持する。

【実施例】

本発明の実施例を第１図ないし第３図を参照して説明す
る。回転体１は、回転軸が取り付けられる軸穴１３か設けら
れた内輪ＩＯと、該内輪１ｏの外周に円周方向に伸長し
て装着されたコレット２０とから概ね構成されている。内輪１０は鉄、鋼、軽金属等の金属、セラミックス、あ
るいは、硬質プラスチック等の硬質材料からなり、円錐
台部１０ａの上面側に円柱部１０ｂが突設された短軸の
車輪形状をなし、円柱部ｌＯｂの外周部にはねじ部１２
が設けられている。また、コレット２０は、ＳＫ材、ＳＫＤ材等の鋼材や硬
質プラスチック等の硬質弾性材料からなり、略短軸円筒
に形成されているが、その内筒面２１がテーパーとなっ
ている、このテーパー面は前記内輪１０．の外周面ｌｌ
と同一仰角をもって形成されており、内輪ＩＯの円錐台
部ｉｏ砧の外周面１１に対してコレット内筒面２１か当
接する。そして、フレット２０の全周に亙って、略軸方
向に沿って複数のスリットが開設されている。図面では
、円筒両側面２０ａ、２０ｂから軸方向に沿って交互に
端部が開放されたスリット２４＆、２４ｂか開設されて
いる。このスリット２４ａ、２４ｂにより、コレット２
０が実質的に拡径、縮径するもので、そのときスリット
２４λ、２４ｂの各々の奥端部に応力が集中するため、
それら奥端部には開孔部２５ａ、、２５ｂが設けられて
いる。コレット２０は、縮径状態で形成されたうえ、上
記のように内輪１０の外周面１１に装着されるが、コレ
ット２０を内輪１０に対して固定するコレット固定機構
３０が設けられており、内輪１０とコレット２０とを所
望の位置関係にて固定できるようになっている。この固定機構３０では、前記コレット２０の内筒面２１
のテーパー挟周部に内筒面２１に一体として半径方向の
内方に向かって突出させて設けられた環状片２２と、こ
れを軸方向から挟着する２枚の環状体３１．３２から構
成されるものである。環状体３１．３２は、各々内周にねじ部３１ａ。３２ａを有しており、前述した内輪１０の円柱部ｌＧｂ
外周に設けられたねじ部１２に螺着されている。また、
一方の環状体３２には、コレット２０に突設された環状
片２２を挟着する場合に寸法上の有利性から、環状片２
２の厚みよりも僅かに浅い段差の切欠３２ｃか設けられ
、環状片２２が挿着されるようになっている。そして、
環状体３１．３２の円板側周面上には、複数の締付はポ
ルト３３が取り付けられており、これら環状体とうしを
締め付けることによりコレン）−２０の環状片２２を環
状体３１．３２の間に固定する。したがって、環状体３
１にはポルト３３の螺着するねし孔３１ｂが、また、環
状体３２には単に挿通孔３２ｂが開孔されている。さらに、締付はホルト３３に替えて少なくとも１箇所に
は長軸の押しホルト３４が取り付けられており、内輪Ｉ
Ｏの円錐台部１０ａの上面１０ｃを押圧面として、この
ポルト３４によって押し付ける。こうすることにより、
内輪１０のねし部１２に螺着された環状体３１．３２の
回動を規制することかできる。また、環状体３２には前記締付はホルト３３と同一面上
に引っ掛は穴３２ｄが複数箇所に開孔されている。通常
、環状体３２の直径方向に対向する２個を一対とする引
っ掛は穴３２ｃｌ、３２ｄに所定の治具を用いて、この
環状体３２を円柱部ＩＯｂの周囲を回動させることがで
きる。次に、本実施例では、前記コレット２０の外周面２３に
外周体４０が装着されているものを示す。この外周体４０は、合成ゴム、ウレタン樹脂等の弾性体
により一体的に成形された回転体１の外殻となるもので
、コレット２０の外周面２３に接着固定されている。こ
の場合、外周体４０は前記のような弾性的材質のもので
あればコレット２０の拡縮に追従可能であり、さらに、
外周体４０にベルト体を装着した際の滑りを抑制するこ
とができる。尚、回転体ｌを砥石として研削、研磨加工に使用する場
合には、上記外周体４０の外周に研磨ベルト（図示せず
）を装着する。研磨ベルトには、無電解メツキにより金
属皮膜を作成した布材やスヂールベルトの表面に、砥粒
を電着した無端ベルトを用いるのかよい。継いて、このような構成になる回転体の作用について説
明する。回転体Ｉは、内輪１０の軸穴１３て回転軸（図示せず）
に支持される。内輪１０の円錐台部ＩＯ＆の外周面１１
には、コレット２０が前記外周面ＩＩと同一仰角のテー
パーである内筒面２１にて装着されている。しかし、コ
レット２０には軸方向に複数のスリット２４ａ、２４ｂ
が設けられているので、内輪１０の外周面ＩＩ上を摺動
させることができる。すなわち、相対的に内輪１０をコ
レット２０の内筒面２１の狭広方向へ押し込むと、スリ
ット２４ａ、２４ｂの間隙が拡がりコレット２０の外径
が拡張される。逆に、内輪ｌＯをコレン）・２０の内筒
から引き抜く方向へ移動させると、コレット２０自体は
内輪ＩＯの外周面１■に常時張力を持って張着している
ので、スリット２４ａ。２４ｂの間隙が狭くなって、コレット２０の外径は縮小
されるのである。回転体１の回転中には、コレット固定機構３０により内
輪１０に対してコレット２０か固定されており、コレッ
ト２０は所定の外径を保持する。コレット２０は、前記のように内輪１０に張着している
ので、その摩擦力により滑ることなく内輪ＩＯに伴って
回転する。コレット２０を内輪１０に対して移動するには、コレッ
ト２０の環状片２２を挟着している環状体３１．３２を
、締付はホルト３３および押しボルト３４を緩めて環状
体３］、３２を回転させ、内輪１０の円柱部ｌＯｂの外
周上を移動させる。コレット２０は環状体３１．３２に
伴って内輪ｌＯの外周面ｌｌ上を移動する。コレット２
０が所望の外径となったときに、締付はボルト３３およ
び押しホルト３４を締め付けると、コレット２０の環状
片２２は環状体３１．３２により挟着固定されるので、
コレット２０の外径は拡縮することがなく一定に保持さ
れる。このとき、さらに押しボルト３４を締め付けると
、内輪１０の抑圧面１０Ｃからの抗力が環状体３１．３
２のねし部３１ａ。３２において円柱部１０ｂのねしｆｆ＋２へ押圧する力
として作用し、上記環状片２２と環状体３１゜３２の固
着による回動を規制する作用に加えて、さらに環状体３
１．３２の回動を防止する。尚、上述した実施例において、コレット２０に設けられ
るスリットは、略軸方向に沿ってコレット２０内筒面の
広周側端面、即ち符号２０ｂ側に開口して設けられたス
リット２４ｂ、２４ｂ、−。としてもよく、また、軸方向に対して傾斜させて開設さ
れていても同様の効果を得ることかできる。また、環状体３１．３２には、それぞれにねじ部３１ａ
、３２ａが設けられた構成となっているが、押しホルト
３４を設けることにより、少なくとも一方にねじ部が設
けられたものであれば、回転中コレット２０の不測の回
動を防止することかできる。さらに、この押しホルト３
４にあっては、予め環状体３１から挿着面１０ｃ側へ突
出させる軸長を規定することで、内輪１０とコレット２
０との調整基準を設定することかできる。

【効果】

本発明は以上述へたように構成されているので、以下に
記載される効果を奏する。 ■　研磨ベルト等を装着して使用する場合に、ベルト体
に適合させて外径を拡縮し必要な張力を調整して付加す
ることができるので、回転中のベルト体の脱落がない。 ■　コレットの外周面に装着する外周体の形態を適宜勘
案することにより、各種プーリー等に利用てき、ベルト
等の張力を容易に調整することができる駆動力の伝達機
構を提供することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は外径拡
張回転体の平面図、第２図は第１図におけるｌ−１線に
沿う矢視図、第３図は第１図の部断面を示ｔ−ｎ−ｎ線
に沿う矢視図である。ｌ　　外径拡張回転体、１０　　内輪、１１−　内輪外周面、１２−　ねし部、２０　・−コレット、２１・・・コレット内筒面、２２・−環状片、２４ａ、２４ｂ　　　スリット、３０　　コレット固定機構、３１．３２・・・・、環状体、３３−　締付はボルト、３４・・・押しボルト、４０−・・外周体。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）円錐台部の上面側に外周をねじ部とする円柱部が
突設された短軸の内輪と、略短軸円筒であって前記内輪の円錐台部外周面に当接す
る該外周面と同一仰角のテーパーである内筒面を有し、
かつ、複数のスリットが略軸方向に沿って開設され、前
記内輪の円錐台外周面に装着されるコレットと、前記コレットを前記内輪に対して固定するコレット固定
機構とから構成され、前記コレット固定機構は、前記コレットの内筒面に一体
として半径方向内方に向かって突設された環状片が、前
記内輪の円柱部に螺着された２枚の環状体により挟着さ
れる固定手段を含むことを特徴とする外径拡張回転体。
（２）前記コレットの外周面に弾性体からなる外周体が
装着されたことを特徴とする請求項１記載の外径拡張回
転体。