JPH0419945Y2 - - Google Patents

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JPH0419945Y2
JPH0419945Y2 JP4370683U JP4370683U JPH0419945Y2 JP H0419945 Y2 JPH0419945 Y2 JP H0419945Y2 JP 4370683 U JP4370683 U JP 4370683U JP 4370683 U JP4370683 U JP 4370683U JP H0419945 Y2 JPH0419945 Y2 JP H0419945Y2
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JP
Japan
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cable
shape
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grip
cable grip
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JP4370683U
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JPS59149423U (ja
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ケーブルの配線等を行うのに適した
ケーブルグリツプに関する。
一般に、ケーブルグリツプは、電線やケーブル
の牽引のために広く使用されている。また、近
時、電力線や通信回線、アンテナと送信機を連絡
するケーブル等、各種ケーブルを垂直に相当距離
敷設する場合、中間固定が困難なときの固定手段
としても、ケーブルグリツプがよく用いられるよ
うになつた。
このようなケーブルグリツプには、種々の形式
のものがあるが、通常使用されているものは、第
1図に示すように、細い鋼線をより合わせたより
線で網目状に形成した筒状体Aと、このより線終
端を終結した牽引端Bとから構成され、筒状体A
を軸方向に圧縮して内径を膨らませたのち、筒状
体Aの自由形状内径よりも大きなケーブルCの先
端を挿入して牽引端Bで牽引すると、筒状体Aの
径が縮小してケーブルCの外被等を確実に保持す
ることができる。また、ケーブルCの端部が鋭利
となるときに、筒状体Aの内周面損傷を防ぐため
に、金属製保護管Dをより線に被嵌してある。長
大ケーブルに使用する場合は、長手方向に網目が
切れた筒状体を用い、ケーブルの中間部に装着し
たのち、切れ目の部分を縫合して使用することに
より、中間部を固定している。
しかしながら、このような従来のケーブルグリ
ツプは、細い鋼線をより合わせたより線で網目状
に筒状体を形成する作業が複雑で、材料・工数が
多く、コストが嵩むという欠点があつた。また、
ケーブルを垂直に敷設する場合など、ケーブルの
自重によりケーブルグリツプに加わる張力が大き
くなると、網目状のより線が把持しているケーブ
ルの外被あるいは絶縁体により線が食い込み被覆
が破損し、やがてはその部分の絶縁被覆が剥離す
るという欠点があつた。
本考案の目的は、材料費を節減し、被牽引ケー
ブルの破損を防止することができ、しかも製作・
取扱が簡単なケーブルグリツプ用品を提供するこ
とにある。
前記目的を達成するために、本考案によるケー
ブルグリツプ用品は、可撓性網状体でケーブル端
を把持して牽引するケーブルグリツプにおいて、
比較的太いより線で大きな網目が形成され自由状
態では収縮して円状の開口形状を形成することが
できない網状体部分をもつケーブルグリツプと、
前記ケーブルグリツプの牽引対象である被牽引ケ
ーブルの先端の径よりも大きい内径をもつ筒状の
形状保持部材とを準備し、 前記形状保持部材内に被牽引ケーブルを受け入
れ後前記形状保持部材を除去して前記形状保持部
材により保持されていた前記網状体部分でケーブ
ルを把持して牽引するように構成されている。
前記構成によれば、網目の大きい筒状体内部
に、円筒形状を保持する部材を内包しているの
で、ケーブルの挿入が容易で製作費を低下させる
ことができ、またケーブルの被覆を確実に保護す
ることができ、本考案の目的は完全に達成でき
る。
以下、図面を参照して本考案をさらに詳しく説
明する。
第2図は、本考案によるケーブルグリツプ用品
の一実施例につき全体を示した平面図である。同
図において、筒状体1は、細い鋼線をより合わせ
た細長いより線2のそれぞれの中央部2aを折り
曲げ、折り曲げ部2aが先端になるようにより線
2を編んで従来のケーブルグリツプより大きな網
目の筒状に織り成してある。この筒状体1は、鋼
線数量および工数を節減するため、従来のケーブ
ルグリツプに比しより線2の本数が少なく網目が
大きいので、自由形状が円筒状になり難い。そこ
で、牽引すべきケーブル外径より若干大径の円筒
状に紙で形成した形状保持部材3を巻芯とし、こ
の部材3の外周面上により線2で網目の筒状体1
を形成する。紙の種類・厚み等は、筒状体1の収
縮力に拮抗して所定の内径を維持できる強度を有
するだけの安価なものでよい。また、紙の代わり
に、塩化ビニール・ポリエチレンその他の合成樹
脂、あるいはゴムなど適当な摩擦力を有する軟質
の弾性部材を用いてもよい。なお、網目の大きさ
等によつては、形状保持部材3を使用する必要が
ない場合があることは当然である。
前述のようにして形成した筒状体1のより線2
の終端2bは、さらに2本ずつより合わせて太い
より紐状とし、その外部に金属筒4を被嵌し、か
しめて引き金具5と一体に結合している。
以上のように構成した本考案によりケーブルグ
リツプを使用するには、形状保持部材3により所
定内径の円筒状に維持された筒状体1の内部にケ
ーブルの先端を挿入し、牽引端6を引つ張ると、
その張力により筒状体1を形成するより線2の網
目が長手方向に伸びる一方、筒状体1の内径が縮
小してケーブルの外被を締め付けるので、ケーブ
ルは確実にケーブルグリツプ内に把持される。し
たがつて、牽引端6をピアノ線等と結合させ引つ
張ることによりケーブルを確実に牽引移動させる
ことができる。また、ケーブルグリツプを垂下さ
せると、その自重による張力で、筒状体1が長手
方向に伸びるとともに縮径するので、同様にケー
ブルを締縛することができる。
なお、この実施例では、細い網線をよりあわせ
たより線で筒状体を形成したが、合成繊維など必
要な強度を有する可撓性部材を用いて筒状体1を
形成してもよい。
また、筒状体1は第3図に示すように、形状保
持部材3とともに長手方向に割れ目3aを有する
ように形成しておき、この割れ目からケーブルを
挿入したのち、編み込み用鋼線でこの割れ目を縫
合して一体の筒状体を形成するようにすれば、敷
設長の長いケーブルを中間部で固定することがで
きる。その他、ケーブルグリツプは、上下端何れ
の方向からでも筒状体内にケーブルを挿入できる
ように形成された貫通形のものであつてもよい。
以上の説明から明らかなように、本考案により
ケーブルグリツプは、網目が大きくより線の数が
少ない筒状体を使用するようにしたから、部品数
量・工数を節減しコストダウンを図ることができ
る。また、可撓性筒状体内部にケーブルより大径
の形状保持部材を内包するようにしたから、ケー
ブルの挿入が容易かつ円滑であり、また、より線
とケーブルとの接触による外被の損傷や張力によ
る絶縁被覆の破損・剥離等の事故を確実に防止す
ることができる。さらに、ケーブル端部が鋭利な
ものであつてもより線保護管を嵌装する必要がな
いなどの大きな利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のケーブルグリツプにケーブルを
挿入した状態を示す図、第2図は本考案によるケ
ーブルグリツプ用品の一実施例を示す図、第3図
は他の実施例を示す図である。 1……可撓性網筒状体、3……形状保持部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 可撓性網状体でケーブル端を把持して牽引す
    るケーブルグリツプにおいて、 比較的太いより線で大きな網目が形成され自
    由状態では収縮して円状の開口形状を形成する
    ことができない網状体部分をもつケーブルグリ
    ツプと、前記ケーブルグリツプの牽引対象であ
    る被牽引ケーブルの先端の径よりも大きい内径
    をもつ筒状の形状保持部材とを準備し、 前記形状保持部材内に被牽引ケーブルを受け
    入れ後前記形状保持部材を除去して前記形状保
    持部材により保持されていた前記網状体部分で
    ケーブルを把持して牽引することを特徴とする
    ケーブルグリツプ用品。 (2) 前記可撓性網状体が合成繊維をより合わせた
    より線で形成された実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のケーブルグリツプ用品。 (3) 前記形状保持部材が、紙・合成樹脂・ゴムな
    どの軟質弾性部材で形成された実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のケーブルグリツプ用品。
JP4370683U 1983-03-25 1983-03-25 ケ−ブルグリツプ Granted JPS59149423U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4370683U JPS59149423U (ja) 1983-03-25 1983-03-25 ケ−ブルグリツプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4370683U JPS59149423U (ja) 1983-03-25 1983-03-25 ケ−ブルグリツプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59149423U JPS59149423U (ja) 1984-10-05
JPH0419945Y2 true JPH0419945Y2 (ja) 1992-05-07

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ID=30174242

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4370683U Granted JPS59149423U (ja) 1983-03-25 1983-03-25 ケ−ブルグリツプ

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JP (1) JPS59149423U (ja)

Also Published As

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JPS59149423U (ja) 1984-10-05

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