JPH04196681A - 量子化方法および量子化回路ならびに逆量子化方法および逆量子化回路 - Google Patents

量子化方法および量子化回路ならびに逆量子化方法および逆量子化回路

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JPH04196681A
JPH04196681A JP2321810A JP32181090A JPH04196681A JP H04196681 A JPH04196681 A JP H04196681A JP 2321810 A JP2321810 A JP 2321810A JP 32181090 A JP32181090 A JP 32181090A JP H04196681 A JPH04196681 A JP H04196681A
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JP
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quantization
coefficient
component
threshold
coefficient matrix
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JP2321810A
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English (en)
Inventor
Kimitaka Murashita
君孝 村下
Tsuguo Noda
嗣男 野田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔目 次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術(第11図〜第17図) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(第1図、第2図)作用 実施例(第3図〜第1O図) 発明の効果 〔概 要] 多値画像のデータ量を圧縮する画像データ圧縮装置に用
いられる量子化方法および量子化回路ならびに圧縮デー
タを多値画像に復元する画像データ復元装置に用いられ
る逆量子化方法および逆量子化回路に関し、 量子化処理および逆量子化処理に要する時間を短縮する
ことを目的とし、 多値画像データをN×N画素からなるブロックごとに2
次元直交変換し、得られたN行N列の係数行列の各成分
を対応する量子化閾値を用いて量子化し、符号化して、
画像データを圧縮する画像データ圧縮装置の量子化方法
において、係数行列の各成分に対応する除数である量子
化閾値の値が1であるか否かを判定し、量子化閾値の値
が1である場合は、該当する被除数である係数行列の成
分をそのまま対応する量子化係数とし、量子化閾値の値
が1でない場合は、該当する係数行列の成分の絶対値が
1であるか否かを判定し、係数行列の成分の絶対値が1
である場合は、零を対応する量子化係数とし、係数行列
の成分の絶対値が1でない場合に、係数行列の成分を量
子化閾値で除算して量子化係数を得ることを特徴とする
特[産業上の利用分野] 本発明は、例えば中間階調画像やカラー画像などの多値
画像の圧縮に用いられる適応離散コサイン変換符号化方
式によって画像データを圧縮する画像データ圧縮装置お
よびこの適応離散コサイン変換符号化方式による符号に
基づいて、画像データを復元する画像データ復元装置に
関するものである。
中間階調画像やカラー画像などの多値画像をその特徴を
損なうことなくデータ量を圧縮する符号化方式として、
2次元直交変換を利用した適応離散コサイン変換符号化
方式(Adaptive DiscreteCosin
e Transform、以下ADCT方式と称する)
が広く用いられている。
このADCT方式は、多値画像をそれぞれ所定数の画素
(例えば8×8画素)からなるブロックに分割し、この
ブロックごとに画像データを直交変換して変換係数(以
下、DCT係数と称する)からなる行列を求め、この行
列の各成分をそれぞれ対応する視覚適応閾値(後述する
)を用いて量子化してから可変長符号化することにより
、データ量を圧縮するものである。
〔従来の技術] 第11図に、従来のADCT方式を適用した画像データ
圧縮装置の構成を示す。また、第12図に、多値画像を
分割して得られるブロックの例を示す。
DCT変換部611は、入力されるブロックに対して2
次元離散コサイン変換(以下、DCT変換と称する)処
理を行い、空間周波数成分に対応するDCT係数からな
る8行8列の行列(以下、DCT係数りと称する)に変
換する。第13図に、このDCT係数りの例を示す。
このDCT係数りの各成分は、線型量子化部620のD
CT係数入力部621によって順次に除算器622に入
力され、この除算器622により、量子化閾値保持部6
23に格納された量子化閾値Qt)lの対応する成分を
除数として除算した結果が、量子化係数り、Uの各成分
として出力される。
ここで、各空間周波数成分に対する視覚の感度に関する
実験結果に基づいて、視覚適応閾値が予め決められてお
り、この視覚適応閾値からなる量子化マI−’JクスV
7Hが線型量子化部620に与えられている。また、線
型量子化部620には、1画面の符号化動作に先立って
、この画像の量子化の精度を制御する量子化制御パラメ
ータが入力されており、この量子化制御パラメータと量
子化マトリクス■7oの各成分との乗算結果からなる量
子化閾値QTHが、量子化閾値保持部623に格納され
ている。
一般に、低い空間周波数に対する視覚の感度は高く、高
い空間周波数に対する視覚の感度は低いので、第14図
に示すように、低い空間周波数に対応する量子化マトリ
クスVyHの成分の絶対値は小さく、逆に、高く空間周
波数に対応する成分の絶対値は大きい。このため、量子
化係数IIQUは、第15図に示すように、DC成分を
示す行列の左上隅の成分と低い空間周波数成分を示す極
く少数のAC成分のみが、零以外の値を有する有効係数
となり、大部分のAC成分は値が零である無効係数とな
る場合が多い。
次に、第16図に示すようなジグザグスキャンと呼ばれ
る走査順序に従って上述した量子化係数DQUを走査す
ることにより、2次元に配列された量子化係数DQUの
各成分が1次元の配列に変換され、符号化部631に入
力される。
この符号化部631により、1次元配列として入力され
る量子化係数I)ouの各成分は、有効係数(以下、イ
ンデックスと称する)と各インデックスの前にある無効
係数の連続長(以下、ランと称する)との組に変換され
、これらのインデックスとランとの組のそれぞれに対応
する符号が順次に出力される。
このようにして、1ブロツクに対応する量子化係数D9
ゎが圧縮符号化される。
上述したDCT変換動作と量子化動作と符号化動作とを
1画面を構成する各ブロックについて繰り返すことによ
り、1画面の画像データの圧縮処理が行われ、この圧縮
データがディスク装置などに蓄積され、′あるいは伝送
路などを介して伝送される。
上述したような符号からなる圧縮データは、第17図に
示す画像データ復元装置によって、画像データに復元さ
れる。
画像データ復元装置の復号部711は、復号表に基づい
て、順次に入力される符号をインデックスとランとの組
合せに復号し、この復号処理で得られたインデックスと
ランとの組合せに基づいて、量子化係数DclL+を復
元する。
この量子化係数り、uの各成分は、逆量子化部720の
量子化係数入力部721により、順次に乗算器722に
入力される。また、量子化閾値保持部723により、量
子化閾値Qt+<の対応する成分が乗算器722に入力
され、この乗算器722により、量子化係数DQUの各
成分が逆量子化され、DCT係数わが復元される。
このようにして得られた各ブロックに対応するDCT係
数りに対して、逆DCT変換部731が2次元逆DCT
変換処理を行うことにより、各ブロックの画像データが
復元される。
(発明が解決しようとする課題〕 ところで、上述した従来の画像データ圧縮装置において
は、線型量子化部620の除算器622は、入力される
被除数および除数の値にかかわらず、除算動作を行って
いる。また、上述した従来の画像データ復元装置におい
ても、逆量子化部720の乗算器722は、入力される
被乗数および乗数の値にかかわらず、乗算動作をおこな
っている。
しかしながら、除数の値がflJであれば、除算結果は
被除数の値に等しく、また、除数がFljよりも大きい
値を有している場合に被除数の絶対値がr14であれば
、除算結果はN’Qjとなることは明らかである。また
、同様に、乗数の値が「1jであれば、乗算結果は被乗
数の値に等しく、乗数がr14以外の値を有する場合に
おいて、被乗数の絶対値がrlJであれば、乗算結果は
乗数の値に被乗数の符号を与えたものとなることは明ら
かである。
このように、除数および被除数の値から除算結果を予想
できる場合や乗数および被乗数の値から乗算結果を予想
できる場合に、除算動作および乗算動作をそれぞれ行う
ことは無駄であるにもかかわらず、従来は、これらの演
算処理を行っていために、量子化処理および逆量子化処
理に要する時間が長かった。
本発明は、このような点にかんがみて創作されたもので
あり、高速処理が可能な量子化方法および量子化回路と
高速処理が可能な逆量子化方法および逆量子化回路を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図(a)は、本発明の量子化方法の原理を示す図で
ある。また、第1図(b)は、本発明の逆量子化方法の
原理を示す図である。
第2図(a)は、本発明の量子化回路の原理ブロック図
である。また、第2図(b)は、本発明の逆量子化回路
の原理ブロック図である。
第1図(a)において、請求項1の発明は、多値画像デ
ータをN×N画素からなるブロックごとに2次元直交変
換し、得られたN行N列の係数行列の各成分を対応する
量子化閾値を用いて量子化し、符号化して、画像データ
を圧縮する画像データ圧縮装置の量子化方法において、
係数行列の各成分に対応する除数である量子化閾値の値
が1であるか否かを判定し、量子化閾値の値が1である
場合は、該当する被除数である係数行列の成分をそのま
ま対応する量子化係数とし、量子化閾値の値が1でない
場合は、該当する係数行列の成分の絶対値が1であるか
否かを判定し、係数行列の成分の絶対値が1である場合
は、零を対応する量子化係数とし、係数行列の成分の絶
対値が1でない場合に、係数行列の成分を量子化閾値で
除算して量子化係数を得る方法である。
第2図(a)において、請求項2の発明は、多値画像デ
ータをブロックごとに2次元直交変換し、得られた係数
行列の各成分を対応する量子化閾値を用いて量子化し、
符号化して、画像データを圧縮する画像データ圧縮装置
の量子化回路において、以下の各手段を備えて構成され
ている。
量子化閾値保持手段111は、係数行列の各成分に対応
する量子化閾値を保持しており、係数行列の各成分の入
力に応じて、対応する量子化閾値を出力する。
除算手段121は、入力される係数行列の各成分を被除
数とし、量子化閾値保持手段111によって出力される
量子化閾値を除数として、除算を行う。
発生手段122は、零を発生する。
量子化係数選択手段123は、係数行列の各成分と除算
手段121によって得られた除算結果と発生手段122
の出力とのいずれかを選択して、係数行列の各成分に対
応する量子化係数として出力する。
第1選択制御手段133は、係数行列の各成分に対応す
る量子化閾値の値が1であるか否かを判別する量子化閾
値判別手段131と、係数行列の各成分の値が1である
か否かを判別する第1係数判別手段132七を有し、量
子化閾値判別手段131と第1係数判別手段132との
判別結果に応じて、量子化係数選択手段123の選択動
作を制御する。
第2図(a)において、請求項3の発明は、請求項2記
載の量子化回路において、第1選択制御手段133が、
第1係数判別手段132に代えて、係数行列の各成分の
値が−1であるか否かを判別する第2係数判別手段13
4を有し、量子化閾値判別手段131と第2係数判別手
段134との判別結果に応じて、量子化係数選択手段1
23の選択動作を制御する構成となっている。
第2図(a)において、請求項4の発明は、請求項2記
載の量子化回路において、第1選択制御手段133が、
係数行列の各成分の値が−1であるか否かを判別する第
2係数判別手段134を有し、量子化閾値判別手段13
1と第1係数判別手段132と第2係数判別手段134
との判別結果に応じて、選択手段123の選択動作を制
御する構成となっている。
第1図(b)において、請求項5の発明は、多値画像デ
ータをブロックごとに2次元直交変換し、得られた係数
行列の各成分を対応する量子化閾値を用いて量子化した
後に符号化して得られる入力符号を復号して量子化係数
からなるN行N列の量子化係数行列を求め、この量子化
係数行列の各成分を対応する逆量子化閾値を用いて逆量
子化し、2次元逆直交変換して、画像データを復元する
画像データ復元装置の逆量子化方法において、量子化係
数行列の各成分に対応する逆量子化閾値の値が1である
か否かを判定し、逆量子化閾値の値が1である場合は、
該当する量子化係数行列の成分をそのまま対応する逆量
子化係数とし、逆量子化閾値の値が1でない場合は、該
当する量子化係数行列の成分の絶対値が1であるか否か
を判定し、量子化係数行列の成分の絶対値が1である場
合は、逆量子化閾値に量子化係数行列の成分の符号を与
えて逆量子化係数とし、量子化係数行列の成分の絶対値
が1でない場合に、量子化係数行列の成分と逆量子化閾
値とを乗算して逆量子化係数を得る方法である。
第2図(b)において、請求項6の発明は、多値画像デ
ータをブロックごとに2次元直交変換し、得られた係数
行列の各成分を対応する量子化閾値を用いて量子化した
後に符号化して得られる入力符号を復号して量子化係数
行列を求め、この量子化係数行列の各成分を対応する逆
量子化閾値を用いて逆量子化し、2次元逆直交変換して
、画像データを復元する画像データ復元装置の逆量子化
回路において、以下の各手段を備えて構成されている。
逆量子化閾値保持手段141は、量子化係数行列の各成
分に対応する逆量子化閾値を保持しており、量子化係数
行列の各成分の入力に応じて、対応する逆量子化閾値を
出力する。
乗算手段151は、入力される量子化係数行列の各成分
と逆量子化閾値保持手段141によって出力される逆量
子化閾値との乗算を行う。
逆量子化係数選択手段152は、量子化係数行列の各成
分と乗算手段151によって得られた乗算結果と逆量子
化閾値保持手段141の出力とのいずれかを選択して、
量子化係数行列の各成分に対応する逆量子化係数として
出力する。
第2選択制御手段163は、量子化係数行列の各成分に
対応する逆量子化閾値の値が1であるか否かを判別する
逆量子化閾値判別手段161と、量子化係数行列の各成
分の値が1であるか否かを判別する第1量子化係数判別
手段162とを有し、逆量子化閾値判別手段161と第
1量子化係数判別手段162との判別結果に応じて、逆
量子化係数選択手段152の選択動作を制御する。
第2図(b)において、請求項7の発明は、請求項6記
載の逆量子化回路において、逆量子化閾値保持手段14
1によって出力された逆量子化閾値を対応する負の数に
変換する変換手段153を備え、第2選択制御手段16
3が、量子化係数行列の各成分の値が−1であるか否か
を判別する第2量子化係数判別手段164を有し、逆量
子化閾値判別手段161と第1量子化係数判別手段16
2と第2量子化係数判別手段164とによる判別結果に
応じて、逆量子化係数選択手段152による選択動作を
制御し、逆量子化係数選択手段152が、量子化係数行
列の各成分と乗算手段151による乗算結果と逆量子化
閾値保持手段141の出力と変換手段153の出力との
いずれかを選択する構成となっている。
第2図(b)において、請求項8の発明は、請求項6記
載の逆量子化回路において、逆量子化閾値保持手段14
1によって出力された閾値を対応する負の数に変換する
変換手段153を備え、第2選択制御手段163が、第
1量子化係数判別手段162に代えて、第2量子化係数
判別手段164を有し、逆量子化閾値判別手段161と
第2量子化係数判別手段164とによる判別結果に応じ
て、逆量子化係数選択手段152による選択動作を制御
し、逆量子化係数選択手段152が、量子化係数行列の
各成分と乗算手段151による乗算結果と変換手段15
3の出力とのいずれかを選択する構成となっている。
(作 用〕 請求項1の発明は、除数の値が1である場合と被乗数の
絶対値が1である場合とを判別し、これらの場合につい
ては、係数行列の該当する成分と零とをそれぞれ対応す
る量子化係数として、除算結果と同等な量子化結果を得
るものである。これにより、量子化処理における除算処
理の回数が削減され1.量子化処理に要する時間を短縮
することが可能となる。
請求項2の発明は、量子化閾値判別手段131と第1係
数判別手段132とによる判別結果に応じて、第1選択
制御手段133が、除数の値が1である場合と被除数の
値が1である場合とを判別し、これらの場合に、量子化
係数選択手段123を制御して、被除数として入力され
た係数行列の成分と発生手段122の出力とをそれぞれ
選択させることを可能とするものである。これにより、
これらの場合には、除算手段121による除算動作の終
了を待つことなく、除算結果と同等な量子化係数を得る
ことができるので、量子化処理に要する時間を短縮する
ことが可能となる。
一方、除数および被除数の両方が1以外の値である場合
は、第1選択制御手段133は、量子化、係数選択手段
123に対して、除算手段121の出力の選択を指示し
て、この除算手段121において、該当する係数行列の
成分を量子化閾値保持手段111の出力で除算した結果
を出力すればよい。
請求項3の発明は、量子化閾値判別手段131と第2係
数判別手段134とによる判別結果に応じて、第1選択
制御手段133が除数の値が1である場合と被除数の値
が−1である場合とを判別し、この第1選択制御手段1
33による指示に応じて、量子化係数選択手段123が
、該当する係数行列の成分と発生手段122の出力とを
それぞれ選択することにより、上述した2つの場合につ
いて、除算結果と同等な量子化係数を得るものである。
請求項4の発明は、量子化閾値判別手段131と第1係
数判別手段132と第2係数判別手段134とによる判
別結果に応じて、第1選択制御手段133が、除数の値
が1である場合と被除数の絶対値が1である場合とを判
別し、この第1選択制御手段133による指示に応じて
、量子化係数選択手段123が、入力される係数行列の
各成分と発生手段122の出力とをそれぞれ選択するこ
とにより、上述した2つの場合について、除算結果と同
等な量子化係数を得るものである。
請求項5の発明は、乗数の値が1である場合と被乗数の
絶対値が1である場合とを判別し、これらの場合につい
ては、被乗数と乗数に被乗数の符号を与えたものとをそ
れぞれ対応する逆量子化係数とすることにより、乗算結
果と同等な逆量子化結果を得るものである。これにより
、逆量子化処理における乗算処理の回数が削減され、逆
量子化処理に要する時間を短縮することが可能となる。
請求項6の発明は、逆量子化閾値判別手段161と第1
量子化係数判別手段162とによる判別結果に応じて、
第2選択制御手段163が、乗数の値が1である場合と
被乗数の値が1である場合とを判別し、これらの場合に
、逆量子化係数選択手段152を制御して、該当する量
子化係数行列の成分(被乗数)と逆量子化閾値保持手段
141の出力(乗数)とをそれぞれ選択させることを可
能とするものである。これにより、これらの場合には、
乗算手段151による乗算動作の終了を待つことなく、
乗算結果と同等な逆量子化係数を得ることができるので
、量子化処理に要する時間を短縮することが可能となる
一方、被乗数および乗数の両方が1以外の値を有する場
合は、第2選択制御手段163が、逆量子化係数選択手
段152に対して、乗算手段151の出力の選択を指示
し、乗算手段151において得られた乗算結果を対応す
る逆量子化係数として出力すればよい。
請求項7の発明は、第2量子化係数判別手段164とに
よる判別結果に応じて、第2選択制御手段163が、上
述した2つの場合に加えて、被乗数の値が−1である場
合を判別し、この場合に、変換手段153の出力を対応
する逆量子化係数として出力させることを可能とするも
のである。これにより、この場合についても、乗算手段
151による乗算動作によらずに、対応する逆量子化係
数を得ることができるので、逆量子化処理に要する時間
を更に短縮することができる。
請求項8の発明は、逆量子化閾値判別手段161と第2
量子化係数判別手段164とによる判別結果に応じて、
第2選択制御手段163が、乗数の値が1である場合と
被乗数の値が−1である場合とを判別し、この第2選択
制御手段163の指示に応じて、逆量子化係数選択手段
152が入力される量子化係数行列の各成分と変換手段
153の出力とをそれぞれ選択することにより、乗算手
段121による乗算結果と同等な逆量子化係数を得るも
のである。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本発明の実施例について詳細に説
明する。
第3図は、本発明の量子化回路を適用した画像データ圧
縮装置の実施例構成を示す。
第6図、第7図は、本発明の量子化回路の実施例構成を
示す。
第8図は、本発明の逆量子化回路を適用した画像データ
復元装置の実施例構成を示す。
第9図、第10図は、本発明の逆量子化回路の実施例構
成を示す。
ここで、第1図と実施例との対応関係について説明して
おく。
量子化閾値保持手段111は、量子化閾値保持部221
に相当する。
除算手段121は、除算器226に相当する。
発生手段122は、第2発生回路227に相当する。
選択手段123は、マルチプレクサ228に相当する。
量子化閾値判別手段131は、第1発生回路224と比
較器223aに相当する。
第1係数判別手段132は、第1発生回路224と比較
器223bとに相当する。
第1選択制御手段133は、第1発生回路224と比較
器223a、223bと切換制御回路229とに相当す
る。
第2係数判別手段134は、第3発生回路241と比較
器242とに相当する。
逆量子化閾値保持手段141は、量子化閾値保持部32
1に相当する。
乗算手段151は、乗算器326に相当する。
逆量子化係数選択手段152は、マルチプレクサ328
.348に相当する。
変換手段153は、減算器343に相当する。
逆量子化閾値判別手段161は、第1発生回路324と
比較器323aとに相当する。
第1量子化係数判別手段162は、第1発生回路324
と比較器323bとに相当する。
第2選択制御手段163は、第1発生回路324と比較
器323a、323bと切換制御回路329とに相当す
る。
第2量子化係数判別手段164は、第3発生回路341
と比較器342とに相当する。
以上のような対応関係があるものとして、以下実施例の
構成および動作について説明する。
第3図において、DCT変換部211は、イメージスキ
ャナーなどによって読み取られた画像データを8×8画
素からなるブロックに分割し、このブロックごとにDC
T変換する。これにより、各ブロックに対応じて、DC
T係数からなる8行゛8列の行列(以下、DCT係数り
と称する)が求められる。
このDCT係数りの各成分は、量子化回路220に入力
されており、この量子化回路220により、上述した量
子化閾値QTIIの対応する成分を用いて量子化される
以下、この量子化回路220の構成および動作について
説明する。
第3図において、量子化閾値保持部221とデマルチプ
レクサ222と比較器223a、223bと第1発生回
路224とスイッチ225と除算器226と第2発生回
路227とマルチプレクサ228と切換制御回路229
とは、量子化回路220を形成している。
上述した量子化閾値保持部221は、第14図に示した
量子化マトリクスVTHと上述した量子化制御パラメー
タとで求められた量子化閾値Q t Hを格納しており
、上述したDCT係数りの各成分(以下、単にDCT係
数と称する)がデマルチプレクサ222に入力されたと
きに、量子化閾値9ア、の対応する成分(以下、単に量
子化閾値と称する)を出力する構成となっている。
また、第1発生回路224は、数値rlJを表すビット
パターンを出力する構成となっており、この第1発生回
路224の出力と上述した量子化閾値保持部221の出
力とが、比較器223aによって比較され、この比較結
果に応じて、デマルチプレクサ222が動作する構成と
なっている。
このデマルチプレクサ222は、比較器223aにより
、量子化閾値保持部221の出力が数値rlJに等しい
とされたときに、入力されたDCT係数を出力ポートA
を介して出力し、数値flJ以外の値であるとされたと
きに、出力ポートBを介して出力する構成となっている
従って、上述した比較器223aにより、該当する量子
化閾値の値が数値[rl、+に等しいとされた場合は、
このデマルチプレクサ222に入力されたDCT係数は
、出力ポートAを介して、マルチプレクサ228の入力
ボートAに入力される。
一方、比較器223aにより、該当する量子化閾値が数
値rlj以外の値であるとされた場合は、該当するDC
T係数が、上述したデマルチプレクサ222の出力ポー
トBを介して出力され、スイッチ225を介して除算器
226の被除数入力端子T0に入力されるとともに、比
較器223bの入力端子の一方に入力される。
この比較器223bの入力端子の他方には、上述した第
1発生回路224の出力が入力されており、この比較器
223bにより、上述したDCT係数と数値rlJとが
比較され、この比較結果に応じて、上述したスイッチ2
25と第2発生回路227とが動作する構成となってい
る。
このスイッチ225は、上述した比較器223bにより
、該当するDCT係数が数値「1」以外の値を有すると
されたときに、上述したデマルチプレクサ222の出力
ポートBと除算器226の被除数入力端子T。とを接続
する構成となっている。この除算器226の除数入力端
子TIには、量子化閾値保持部221の出力が入力され
ており、上述したスイッチ225の動作に応じて、除算
器226による除算動作が行われ、該当するDCT係数
をこのDCT係数に対応する量子化閾値で除算した結果
が、マルチプレクサ228の入力ボートBに入力される
一方、該当するDCT係数の値が数値rlJに等しいと
された場合は、比較器223bの出力に応じて、第2発
生回路224の動作が有効となり、この第2発生回路2
24により、零を表すビットパターンが出力されて、上
述したマルチプレクサ228の入力ボートCに入力され
る。
また、上述した比較器223aおよび比較器223bの
出力は、切換制御回路229に入力されており、この切
換制御回路229は、比較器223a、223bによる
比較結果に応じて、マルチプレクサ228を制御する構
成となっている。
比較器223aにより、該当する量子化閾値の値が数値
1」に等しいとされた場合は、上述した切換制御回路2
29は、マルチプレクサ228に対して入力ボートAの
選択を指示すればよい。
これに応じて、マルチプレクサ228により、被除数で
あるDCT係数がそのまま量子化係数として出力される
また、該当する量子化閾値が数値1’1.+以外の値で
あるとされたときに、比較器223bにより、該当する
DCT係数の値が数値11’12に等しいとされた場合
は、切換制御回路229は、マルチプレクサ228に対
して入力ボートCの選択を指示すればよい。これに応じ
て、マルチプレクサ228により、上述したDCT係数
に対応する量子化係数として零が出力される。
このようにして、除数の値が数値「1jである場合と被
除数の値が数値「1」である場合が判別され、これらの
場合に、切換制御回路229の指示に応じて、マルチプ
レクサ228が動作することにより、除算器226によ
る除算動作を行うことなく、除算器226による除算結
果と同等な量子化係数が得られる。
一方、比較器223a、223bにより、被除数と除数
との両方が数値rlJ以外の値であるとされた場合は、
切換制御回路229は、除算器226による除算動作の
終了を待って、マルチプレクサ228に対して入力ボー
トBの選択を指示すればよい。この場合は、従来と同様
に、除算器226による除算結果が、上述したDCT係
数に対応する量子化係数として出力される。
上述したように、切換制御回路229が、比較器223
a、223bの出力に応じてマルチプレクサ228を切
り換えて、除算器226による除算結果の代わりに、入
力されたDCT係数と第2発生回路227の出力とのい
ずれかを出力する構成とし、除数の値が数値1」である
場合と被除数の値が数値「1」である場合に、それぞれ
除算結果と同等な量子化係数を得る構成とする。
これにより、1ブロック分のDCT係数りを量子化する
際の除算動作の回数を削減して、量子化処理に要する時
間を短縮することができる。
ここで、例えば、レントゲン写真などを圧縮して蓄積す
る場合のように、圧縮データから復元された画像を高精
細とする必要がある場合は、量子化閾値Q T Hを求
める際に、量子化マトリクスVTHの各成分に乗する上
述した量子化制御パラメータとして小さい値が用いられ
る。従って、この場合は、第4図に示すように、値が数
値「1」に等しい成分を多く含んでいる量子化閾値Ql
lが得られるので、除算結果の代わりに、入力されたD
CT係数がそのまま出力される場合が多くなり、特に、
量子化処理に要する時間の短縮効果が大きい。
また、第5図に斜線を付して示すように、DCT係数り
は、値が数値r14に等しい成分を多数含んでいる。従
って、これらのDCT係数に対応する量子化係数として
、除算器226の出力の代わりに、第2発生回路224
の出力を出力することにより、更に、量子化処理に要す
る時間を短縮することができる。
なお、第6図に示すように、第3図に示した量子化回路
220に、数値F−IJを表すビットパターンを発生す
る第3発生回路241と、この第3発生回路241の出
力とデマルチプレクサ222のボートBからの出力とを
比較する比較器242とを備えて、量子化回路を構成し
てもよい。
この場合は、上述した比較器223b、242により、
DCT係数の絶対値が数値r14に等しいとされた場合
に、第2発生回路224の動作を有効とすれとともに、
切換制御回路229が、マルチプレクサ228に対して
、入力ポートCの選択を指示すればよい。
これにより、DCT係数りに含まれている絶対値が数値
「1」であるDCT係数についての除算動作を省略する
ことが可能となるので、量子化処理に要する時間を更に
短縮することができる。
また、第7図に示すように、第3図に示した量子化回路
220に、上述した第3発生回路241を付加し、比較
器223bが、この第3発生回路241の出力とデマル
チプレクサ222を介して入力されるDCT係数とを比
較する構成としてもよい。この場合は、DCT係数の値
がf−1jである場合に、除算器226による除算動作
が省略される。
上述したようにして、量子化回路220により、DCT
係数りの各成分の量子化処理が行われ、1ブロック分の
各DCT係数に対応する量子化係数からなる8行8列の
量子化係数DQLIが得られる。
この量子化係数11ouの各成分は、第16図に示した
走査順序に従って符号化部231に入力され、この符号
化部231により、インデックスとランとの組合せに変
換され、これらのシンとインデックスとの組合せに対応
するハフマン符号が符号表232から検索されて、順次
に出力される。
このようにして、1ブロック分の画像データに対応する
量子化係数DQuが、可変長符号化される。
上述したDCT変換動作、量子化動作、符号化動作を各
ブロックについて繰り返すことにより、1画面分の画像
データの圧縮処理が行われる。
次に、本発明の逆量子化回路を適用した画像データ復元
装置の構成および動作について説明する。
第8図において、復号部311は、復号表312に基づ
いて、入力される符号を順次にランとインデックスとの
組合せに復号し、得られたランおよびインデックスに基
づいて、8行8列の量子化係数DQL+を復元する。
逆量子化回路320は、復号部31!によって得られた
量子化係数I)ouに対して、逆量子化処理を行い、D
CT係数りを復元する。
以下、この逆量子化回路320の構成および動作につい
て説明する。
第8図において、量子化閾値保持部321とデマルチプ
レクサ322と比較器323a、323bと第1発生回
路324とスイッチ325と乗算器326とマルチプレ
クサ328と切換制御回路329とは、逆量子化回路3
20を形成している。
上述した量子化閾値保持部321は、上述した量子化閾
値QtHを格納しており、量子化係数I)ouの各成分
(以下、単に量子化係数と称する)がデマルチプレクサ
322に入力されたときに、対応する量子化閾値を出力
する構成となっている。
また、第1発生回路324は、数値「1」を表すビット
パターンを出力する構成となっており、この第1発生回
路324の出力と上述した量子化閾値保持部321の出
力とが、比較器323aによって比較され、この比較結
果に応じて、デマルチプレクサ322が動作する構成と
なっている。
このデマルチプレクサ322は、比較器323aにより
、量子化閾値保持部321によって出力された量子化閾
値が数値「1」に等しいとされたときに、入力された量
子化係数を出力ポートAを介して出力し、数値rlJ以
外の値であるとされたときに、出力ポートBを介して出
力する構成となっている。
このデマルチプレクサ322の出力ポートAは、マルチ
プレクサ328の入力ボートAに接続されており、出力
ポートBは、スイッチ325を介して、乗算器326の
被乗数入力端子T。と比較器323bの入力端子の一方
とに接続されている。
また、この比較器323bの入力端子の他方には、上述
した第1発生回路324の出力が入力されており、この
比較器323bによる比較結果に応じて、上述したスイ
ッチ325が動作する構成となっている。
このスイッチ325は、上述した比較器323bにより
、該当する量子化係数が数値「1」以外の値であるとさ
れたときに、上述したデマルチプレクサ322の出力ボ
ートBと乗算器326の被乗数入力端子T0とを接続す
る構成となっている。
この乗算器326の乗数入力端子T1には、量子化閾値
保持部321の出力が入力されており、上述したスイッ
チ325の動作に応じて、乗算器326による乗算動作
が有効となると、該当する量子化係数にこの量子化係数
に対応する量子化閾値を乗じた結果が、マルチプレクサ
328の入力ボートBに入力される。
また、マルチプレクサ328の入力ボートCには、上述
した量子化閾値保持部321の出力が入力されている。
また、上述した比較器323aおよび比較器323bの
出力は、切換制御回路329に入力されており、この切
換制御回路229は、比較器323a、323bによる
比較結果に応じて、マルチプレクサ328を制御する構
成となっている。
比較器323aにより、該当する量子化閾値の値が数値
rlJに等しいとされた場合は、上述した切換制御回路
329は、マルチプレクサ328に対して入カポ−)A
の選択を指示すればよい。
これに応じて、マルチプレクサ328により、被乗数で
ある量子化係数がそのままDCT係数として出力される
また、該当する量子化閾値が数値fij以外の値である
とされたときに、比較器323bにより、該当する量子
化係数の値が数値「1」に等しいとされた場合は、切換
制御回路329は、マルチプレクサ328に対して入力
ボートCの選択を指示すればよい。これに応じて、マル
チプレクサ328により、乗数である量子化閾値が、上
述した量子化係数に対応するDCT係数として出力され
る。
このようにして、乗数である量子化閾値の値が数値[’
ljである場合と被乗数である量子化係数の値が数値「
1」である場合とが判別され、これらの場合に、切換制
御回路329の指示に応じて、マルチプレクサ328が
動作することにより、乗算器326による乗算動作を行
うことなく、乗算結果と同等なりCT係数を得ることが
できる。
一方、比較器323a、323bにより、被乗数および
乗数の両方が数値1」以外の値であるとされた場合は、
この切換制御回路329は、乗算器326による除算動
作の終了を待って、マルチプレクサ328に対して入力
ボートBの選択を指示すればよい。この場合は、従来と
同様に、乗算器326による乗算結果が、上述した量子
化係数に対応するDCT係数として出力される。
上述したように、切換制御回路329が、比較器323
a、323bの出力に応じてマルチプレクサ328を切
り換えて、乗数の値が数値Ir1Jである場合と被乗数
の値が数値flJである場合に、乗算器326による乗
算結果と同等なりCT係数を得る構成とする。
これにより、1ブロック分の量子化係数り、ゎを逆量子
化する際の乗算動作の回数を削減して、逆量子化処理に
要する時間を短縮することができる。
ここで、画質を高精細に保って画像データの圧縮を行っ
た場合は、上述したように、量子化閾値QT)lの値が
一般に小さいので、乗数の値が数値「IJである場合が
適用される率が高い。一方、画質を低精細として圧縮率
を高めた場合は、量子化閾値の値は一般に大きいので、
乗数の値が数値r1」に等しい場合が適用される率は低
くなるが、代わって、量子化係数I)ot+の成分の値
が一般に小さい値となるので、被乗数の値が数値「IJ
である場合が適用される率が高くなる。
従って、第8図に示した画像データ復元装置において、
レントゲン写真などのように高精細な画像を復元する場
合においても電子カタログなどのように低精細な画像を
復元する場合においても、逆量子化処理に要する時間の
短縮効果が期待できる。
また、乗算器”理においては、被乗数と乗数とを置き換
えても乗算結果は等価である。従って、第8図に示した
逆量子化回路320において、量子化閾値を被乗数とし
、量子化係数を乗数として、それぞれの値が数値1r1
.に等しいか否かを判定し、これらの判定結果に応じて
、デマルチプレクサ322とマルチプレクサ328とを
動作させる構成としてもよい。
また、第9図に示すように、上述した逆量子化回路32
0に、数値r−IJを表すビットパターンを発生する第
3発生回路341と、この第3発生回路341の出力と
上述したデマルチプレクサ322を介して入力される量
子化係数とを比較する比較器342と、入力される量子
化閾値を数値「0」から差し引いた結果を出力する減算
器343とを付加し、上述したマルチプレクサ328に
代えて、4つの入力ポートを有するマルチプレクサ34
8を備えて、逆量子化回路を構成してもよい。上述した
減算器343は、比較器342によって量子化係数の値
がF−1jに等しいとされたときに減算動作を行い、こ
の減算結果をマルチプレクサ348の入力ボートDに入
力する構成となっている。
この場合は、上述したスイッチ325は、比較器323
bと比較器332とによって、量子化係数の絶対値がF
工)以外の値であるとされたときに、デマルチプレクサ
322の出力ボートAと乗算器326の被乗数入力端子
T0とを接続すればよい。また、切換制御回路329は
、比較器323a、323b、332の出力に応じて、
マルチプレクサ328に対して、量子化閾値が数値「1
」である場合は人カポ−)Aの選択を指示し、量子化係
数が数値1rlJである、場合は入力ポートCの選択を
指示し、量子化係数が数値「−1」である場合は入カポ
−)Dの選択を指示し、量子化閾値と量子化係数の絶対
値との両方が数値fllでない場合に入力ポートBの選
択を指示すればよい。
これにより、値が数値「−11である量子化係数につい
ても乗算処理が省略されるので、逆量子化処理に要する
時間を更に短縮することができる。
また、第10図に示すように、第8図に示した逆量子化
回路320に、上述した第3発生回路331と減算器3
34とを付加し、比較器323bにおいて、この第3発
生回路331の出力と量子化係数とを比較し、この比較
結果に応じて、スイッチ325と減算器334とを動作
させる構成としてもよい。
この場合は、マルチプレクサ328の入力ポートCには
、量子化閾値保持部321の出力の代わりに、減算器3
34の出力を入力し、比較器323bにより、入力され
た量子化係数の値が数値「−14に等しいとされたとき
に、切換制御回路329が、マルチプレクサ328に対
して、入力ポートCの選択を指示すればよい。これによ
り、量子化係数の値がr−1」である場合に、乗算器3
26による乗算処理が省略される。
このようにして、量子化係数D0oの各成分が逆量子化
され、8行8列のDCT係数わが復元される。
また、この逆量子化回路320によって得られたDCT
係数係数対して、逆DCT変換部331は、2次元逆D
CT変換処理を行って、1ブロック分の画像データを復
元する。
上述した復号動作、逆量子化動作、逆DCT変換動作を
各プロ・ンクについて繰り返すことにより、1画面分の
画像データが復元される。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明の量子化方法および量子化回路
によれば、量子化処理における除算動作の回数が削減さ
れるので、量子化処理を高速に実行することが可能とな
り、画像データの圧縮処理に要する時間の短縮を図るこ
とができる。
また、本発明の逆量子化回路によれば、逆量子化方法お
よび逆量子化処理における乗算動作の回数が削減される
ので、逆量子化処理を高速に実行することが可能となり
、画像データの復元処理に要する時間の短縮を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の量子化方法および逆量子化方法の原理
を示す図、 第2図は本発明の量子化回路および逆量子化回路の原理
ブロック図、 第3図は本発明の量子化回路を適用した画像データ圧縮
装置の実施例構成図、 第4図は量子化閾値QT)lの例を示す図、第5図は本
発明が有効となるDCT係数を示す図、 第6図、第7図は本発明の量子化回路の実施例構成図、 第8図は本発明の逆量子化回路を適用した画像データ復
元装置の実施例構成図、 第9図、第10図は本発明の逆量子化回路の実施例構成
図、 第11図は従来の画像データ圧縮装置の構成図、第12
図はブロックの例を示す図、 第13図はDCT係数りを示す図、 第14図は量子化マトリクスVTHを示す図、第15図
は量子化係数DQLIの例を示す図、第16図は走査順
序の説明図、 第17図は従来の画像データ復元装置の構成図である。 図において、 111は量子化閾値保持手段、 121は除算手段、 122は発生手段、 123は量子化係数選択手段、 131は量子化閾値判別手段、 132は第1係数判別手段、 133は第1選択制御手段、 134は第2係数判別手段、 141は逆量子化閾値保持手段、 151は乗算手段、 152は逆量子化係数選択手段、 153は変換手段、 161は逆量子化閾値判別手段、 162は第1量子化係数判別手段、 163は第2選択制御手段、 164は第2量子化係数判別手段、 211.611はDCT変換部、 220は量子化回路、 221.321,623,723は量子化閾値保持部、 222.322はデマルチプレクサ、 223.242,323,342は比較器、224.3
24は第1発生回路、 225.325はスイッチ、 226.622は除算器、 227は第2発生回路、 228.328はマルチプレクサ、 229.329は切換制御回路、 231.631は符号化部、 232は符号表、 241.341は第3発生回路、 311.711は復号部、 312は復号表、 320は逆量子化回路、 326.722は乗算器、 331.731は逆DCT変換部、 343は減算器、 620は線型量子化部、 621はDCT係数入力部、 720は逆量子化部、 721は量子化係数入力部である。 本発明の量子化方法の原理を示す図 本発明の逆量子化方法の原理を示す図 第1図 量子化閾値Qynの例を示す図 第4図 本発明が有効となるDCT係数を示す図第5図 本発明の量子化回路の原理ブロック図 (a) 第2L 本発明の逆量子化回路の原理ブロック図(b) 預 本発明の量子化回路の実施例構成ロ 第6図 本発明の量子化回路の実施例構成図 第7図 本発明の逆量子化回路の実施例構成図 第9図 本発明の逆量子化回路の実施例構成図 第10図 従来の画像データ圧縮装置の構成図 第11図 従来の画像データ復元装置の構成図 第17図 ブロックの例を示す閲 第12図 DCT係数りの例を示す図 第13図 量子化マトリクスVTMを示す図 第14図 量子化係数[)ouO例を示す図 第15図 走査順序の説明図 第16図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多値画像データをN×N画素からなるブロックご
    とに2次元直交変換し、得られたN行N列の係数行列の
    各成分を対応する量子化閾値を用いて量子化し、符号化
    して、画像データを圧縮する画像データ圧縮装置の量子
    化方法において、 前記係数行列の各成分に対応する除数である量子化閾値
    の値が1であるか否かを判定し、前記量子化閾値の値が
    1である場合は、該当する被除数である係数行列の成分
    をそのまま対応する量子化係数とし、 前記量子化閾値の値が1でない場合は、該当する係数行
    列の成分の絶対値が1であるか否かを判定し、 前記係数行列の成分の絶対値が1である場合は、零を対
    応する量子化係数とし、 前記係数行列の成分の絶対値が1でない場合に、前記係
    数行列の成分を前記量子化閾値で除算して量子化係数を
    得る ことを特徴とする量子化方法。
  2. (2)多値画像データをブロックごとに2次元直交変換
    し、得られた係数行列の各成分を対応する量子化閾値を
    用いて量子化し、符号化して、画像データを圧縮する画
    像データ圧縮装置の量子化回路において、 前記係数行列の各成分に対応する量子化閾値を保持して
    おり、前記係数行列の各成分の入力に応じて、対応する
    量子化閾値を出力する量子化閾値保持手段(111)と
    、 入力される前記係数行列の各成分を被除数とし、前記量
    子化閾値保持手段(111)によって出力される量子化
    閾値を除数として、除算を行う除算手段(121)と、 零を発生する発生手段(122)と、 前記係数行列の各成分と前記除算手段(121)によっ
    て得られた除算結果と前記発生手段(122)の出力と
    のいずれかを選択して、前記係数行列の各成分に対応す
    る量子化係数として出力する量子化係数選択手段(12
    3)と、 前記係数行列の各成分に対応する量子化閾値の値が1で
    あるか否かを判別する量子化閾値判別手段(131)と
    、前記係数行列の各成分の値が1であるか否かを判別す
    る第1係数判別手段(132)とを有し、前記量子化閾
    値判別手段(131)と前記第1係数判別手段(132
    )との判別結果に応じて、前記量子化係数選択手段(1
    23)の選択動作を制御する第1選択制御手段(133
    )と を備えたことを特徴とする量子化回路。
  3. (3)請求項2記載の量子化回路において、前記第1選
    択制御手段(133)が、前記第1係数判別手段(13
    2)に代えて、前記係数行列の各成分の値が−1である
    か否かを判別する第2係数判別手段(134)を有し、 前記量子化閾値判別手段(131)と前記第2係数判別
    手段(134)との判別結果に応じて、前記量子化係数
    選択手段(123)の選択動作を制御する構成である ことを特徴とする量子化回路。
  4. (4)請求項2記載の量子化回路において、前記第1選
    択制御手段(133)が、前記係数行列の各成分の値が
    −1であるか否かを判別する第2係数判別手段(134
    )を有し、前記量子化閾値判別手段(131)と前記第
    1係数判別手段(132)と前記第2係数判別手段(1
    34)との判別結果に応じて、前記選択手段(123)
    の選択動作を制御する構成であることを特徴とする量子
    化回路。
  5. (5)多値画像データをブロックごとに2次元直交変換
    し、得られた係数行列の各成分を対応する量子化閾値を
    用いて量子化した後に符号化して得られる入力符号を復
    号して量子化係数からなるN行N列の量子化係数行列を
    求め、この量子化係数行列の各成分を対応する逆量子化
    閾値を用いて逆量子化し、2次元逆直交変換して、画像
    データを復元する画像データ復元装置の逆量子化方法に
    おいて、 前記量子化係数行列の各成分に対応する逆量子化閾値の
    値が1であるか否かを判定し、 前記逆量子化閾値の値が1である場合は、該当する量子
    化係数行列の成分をそのまま対応する逆量子化係数とし
    、 前記逆量子化閾値の値が1でない場合は、該当する量子
    化係数行列の成分の絶対値が1であるか否かを判定し、 前記量子化係数行列の成分の絶対値が1である場合は、
    前記逆量子化閾値に前記量子化係数行列の成分の符号を
    与えて逆量子化係数とし、 前記量子化係数行列の成分の絶対値が1でない場合に、
    前記量子化係数行列の成分と前記逆量子化閾値とを乗算
    して逆量子化係数を得る ことを特徴とする逆量子化方法。
  6. (6)多値画像データをブロックごとに2次元直交変換
    し、得られた係数行列の各成分を対応する量子化閾値を
    用いて量子化した後に符号化して得られる入力符号を復
    号して量子化係数行列を求め、この量子化係数行列の各
    成分を対応する逆量子化閾値を用いて逆量子化し、2次
    元逆直交変換して、画像データを復元する画像データ復
    元装置の逆量子化回路において、 前記量子化係数行列の各成分に対応する逆量子化閾値を
    保持しており、前記量子化係数行列の各成分の入力に応
    じて、対応する逆量子化閾値を出力する逆量子化閾値保
    持手段(141)と、入力される前記量子化係数行列の
    各成分と前記逆量子化閾値保持手段(141)によって
    出力される逆量子化閾値との乗算を行う乗算手段(15
    1)と、 前記量子化係数行列の各成分と前記乗算手段(151)
    によって得られた乗算結果と前記逆量子化閾値保持手段
    (141)の出力とのいずれかを選択して、前記量子化
    係数行列の各成分に対応する逆量子化係数として出力す
    る逆量子化係数選択手段(152)と、 前記量子化係数行列の各成分に対応する逆量子化閾値の
    値が1であるか否かを判別する逆量子化閾値判別手段(
    161)と、前記量子化係数行列の各成分の値が1であ
    るか否かを判別する第1量子化係数判別手段(162)
    とを有し、前記逆量子化閾値判別手段(161)と前記
    第1量子化係数判別手段(162)との判別結果に応じ
    て、前記逆量子化係数選択手段(152)の選択動作を
    制御する第2選択制御手段(163)と を備えたことを特徴とする逆量子化回路。
  7. (7)請求項6記載の逆量子化回路において、前記逆量
    子化閾値保持手段(141)によって出力された逆量子
    化閾値を対応する負の数に変換する変換手段(153)
    を備え、 前記第2選択制御手段(163)が、 前記量子化係数行列の各成分の値が−1であるか否かを
    判別する第2量子化係数判別手段(164)を有し、 前記逆量子化閾値判別手段(161)と前記第1量子化
    係数判別手段(162)と前記第2量子化係数判別手段
    (164)とによる判別結果に応じて、前記逆量子化係
    数選択手段(152)による選択動作を制御し、 前記逆量子化係数選択手段(152)が、前記量子化係
    数行列の各成分と前記乗算手段(151)による乗算結
    果と前記逆量子化閾値保持手段(141)の出力と前記
    変換手段(153)の出力とのいずれかを選択する構成
    である ことを特徴とする逆量子化回路。
  8. (8)請求項6記載の逆量子化回路において、前記逆量
    子化閾値保持手段(141)によって出力された閾値を
    対応する負の数に変換する変換手段(153)を備え、 前記第2選択制御手段(163)が、前記第1量子化係
    数判別手段(162)に代えて、前記第2量子化係数判
    別手段(164)を有し、前記逆量子化閾値判別手段(
    161)と第2量子化係数判別手段(164)とによる
    判別結果に応じて、前記逆量子化係数選択手段(152
    )による選択動作を制御し、 前記逆量子化係数選択手段(152)が、前記量子化係
    数行列の各成分と前記乗算手段(151)による乗算結
    果と前記変換手段(153)の出力とのいずれかを選択
    する構成である ことを特徴とする逆量子化回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5489942A (en) * 1993-06-18 1996-02-06 Sharp Kabushiki Kaisha Image compressing apparatus

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US5489942A (en) * 1993-06-18 1996-02-06 Sharp Kabushiki Kaisha Image compressing apparatus

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