JPH04196382A - 補強板付プリント基板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子機器を構成するのに用いるプリント基板
の反りや輸送時の割れなどを防止するため補強板を付加
した補強板付プリント基板に関するものである。

〔従来の技術〕

従来のプリント基板の補強板は、プラスチック製で作ら
れており、熱変形や後作業の生産性を考慮して、電子部
品を挿入し、はんだ付けした後のプリント基板の組立が
完了する直前の工程で、ねし等を利用してプリント基板
の補強をするのが一般的であった。しかし、電子部品挿
入工程から補強板を取付ける工程までの間でのプリント
基板のそりや割れ、さらに挿入された電子部品リートの
曲がり防止には配慮されていなかった。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、プリント基板の強度やそり、プリント
基板に挿入された電子部品リートの保護の点について配
慮がされておらず、プリント基板のクランクや割れ並び
に電子部品リードの曲がりや接触の問題があった。また
作業性の点について配慮されておらず、補強板の取り付
は作業に多くの工数を必要とするという問題もあった。

本発明の目的は、プリント基板のクラックや割れ並びに
該基板に挿入された電子部品リードの曲がりや接触を防
止することができ、かつ作業性にも優れた補強板付プリ
ント基板を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的達成のため、本発明では、四角形状をなすプリ
ント基板の辺に沿って適宜の間隔で孔を開けておき、長
尺状の補強板を前記基板の辺に沿って配置すると共に、
該補強板の側縁部に適宜の間隔を置いて形成しておいた
脚部を前記基板の辺に沿って開けられている前記孔に挿
入して突出させ、該突出部が挿入した孔から抜けないよ
うに仮固定した後、その仮固定部をはんだ付けするよう
にした。

又、プリント基板に挿入されている電子部品リードの曲
がりや接触を防止するために、はんだ付けした仮固定部
の基板面からの突出長を電子部品リートの突出長よりや
や長くしたものである。

〔作用〕

プリント基板の補強板は、プリント基板のそりや割れ、
電子部品リートの曲がりを防止する様に動作する。それ
によって、プリント基板は、補強板の剛性により強度が
増すので、そりや割れがなくなる。又、補強板のはんだ
付けした仮固定部は、電子部品リードより剛性があり、
やや長めのため電子部品リードには、直接外力が加わる
ことがなくなるので、電子部品リートの曲がりがなくな
る。

換言すれば、補強板のはんだ付けされた仮固定部として
の脚部に半田付けすることでプリント基板と補強板が一
体となり、半田槽を通した時の熱によるプリント基板の
反りはおさえられる。また、プリント基板端部を補強板
で保持する為、輸送時の振動などによるプリント基板の
変形がなくなりプリント基板割れが防げる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図、第２図により説明す
る。第１図は本発明の一実施例を示す斜視図であり、第
２図は第１図のＡ−Ａ’線断面図である。

第１図、第２図を参照する。プリント基板１に予め孔２
を明けておき、その後に補強板３の脚部４を挿入し、電
子部品リート保護部ともなる該脚部４をひねり、プリン
ト基板１を補強板３とで仮固定する。

そして、電子部品５を挿入してはんだ付けし、補強板３
の脚部４とプリント基板１とをはんだ６で固定する。

本実施例によれば、プリント基板１のそりや割れを防止
でき、又、脚部４を電子部品リート７より長くしておく
ことで、該リード７の曲がりや電子部品５の破損を防止
する効果がある。

第３図は本発明の他の実施例を示す平面図、第４図はそ
の右側面図、第５図は第４図のＡ部の拡大図、第６図は
第５図に示したＡ部の分解図、第７図は第５図のＢ−Ｂ
断面図、である。

これらの図を参照する。プリント基板１１の繊維方向と
直角でプリント基板１１の両端部に補強板１２を設け、
プリント基板１１を保持する保持部１２ｂと傾斜部１２
ｃとの距離ｔを、プリント基板１１の板厚Ｔより小さく
（シラＴ−０，２）ｍｍ設定した脚部１２ｄをプリント
基板の嵌合穴１１ａに挿入し、第５図のように矢印方向
に補強板１２をスライドし仮固定した後、半田槽を通し
て、脚部１２ｄを半田１３付けし固定する。

本実施例によれば、半田槽を通した時のプリント基板の
凸反り防止ができ、また、テレビセットの輸送途中での
プリント基板割れ防止の効果がある。

〔発明の効果〕

本発明によれば、プリント基板は、補強板とその脚部（
電子部品リート保護部）のひねりによって、はぼ水平に
固定できるので、はんだ付は工程の熱変形によるそりや
修正等の後作業時の割れを補強板の剛性で防止できる効
果がある。

また、脚部（電子部品リート保護部）は、電子部品リー
トよりやや長いので、電子部品リートの曲がりを防止で
きる効果もある。

更に、プリント基板繊維方向に直角に補強板を設ける為
、半田槽を通す時のプリント基板の反り及び輸送時の割
れを防止でき、作業性も良くコスト安の効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図は第１
図のＡ−Ａ’線断面図、第３図は本発明の他の実施例を
示す平面図、第４図はその右側面図、第５図は第４図の
Ａ部の拡大図、第６図は第５図に示したＡ部の分解図、
第７図は第５図のＢ−Ｂ断面図、である。 １・・・プリント基板、　　　　　　　　２・・孔。 ３・・・補強板。 ４・・脚部（電子部品リード保護部）。 ５・・・電子部品、　　　　　　　　６・・・はんだ。 ７・・・電子部品リート、１１・・・プリント基板。 １１ａ・・・嵌合穴、１２・・・補強金具。 １２ａ・・・絞り部、　　　　　　　１２ｂ・・・保持
部。 １２ｃ・・・傾斜部、１２ｄ・・・脚部。 １３・・・半田。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．四角形状をなすプリント基板の辺に沿って適宜の間
   隔で孔を開けておき、長尺状の補強板を前記基板の辺に
   沿って配置すると共に、該補強板の側縁部に適宜の間隔
   を置いて形成しておいた脚部を前記基板の辺に沿って開
   けられている前記孔に挿入して突出させ、該突出部が挿
   入した孔から抜けないように仮固定した後、その仮固定
   部をはんだ付けして成ることを特徴とする補強板付プリ
   ント基板。