JPH04194440A - チェーン式無段変速機 - Google Patents

チェーン式無段変速機

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JPH04194440A
JPH04194440A JP32679990A JP32679990A JPH04194440A JP H04194440 A JPH04194440 A JP H04194440A JP 32679990 A JP32679990 A JP 32679990A JP 32679990 A JP32679990 A JP 32679990A JP H04194440 A JPH04194440 A JP H04194440A
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JP
Japan
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chain
slider
continuously variable
variable transmission
wheel
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JP32679990A
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English (en)
Inventor
Yasuo Ono
小野 康雄
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Original Assignee
Individual
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Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H9/00Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members
    • F16H9/02Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion
    • F16H9/04Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion using belts, V-belts, or ropes
    • F16H9/10Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion using belts, V-belts, or ropes engaging a pulley provided with radially-actuatable elements carrying the belt

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はチェーン式無段変速機、特に、円滑な動力伝達
が可能なチェーン式無段変速機に関する。
〔従来の技術”〕
無段変速機は、種々の工場設備において古くから用いら
れており、その応用分野はきわめて広く、おおよそ回転
動力を利用する機械のすべてに応用が可能である。特に
、近年では自動制御技術の発展に伴って、この無段変速
機の果たす役割は益々 。
重要なものになってきている。
一般に、無段変速機は、流体式、電気式、機械式、に分
けられるが、効率の面では機械式の無段変速機が最もす
ぐれており、その種類も豊富である。この機械式の無段
変速機は、更にベルト式、チェーン式、摩擦車式、に分
けられる。ベルト式無段変速機は、原動輪と従動輪との
間をベルトで連結し、動力を伝達するものであり、チェ
ーン式無段変速機はベルトの代わりにチェーンで動力を
伝達するものである。また、摩擦車式無段変速機は、原
動輪に従動輪を直接押し付け、摩擦により動力を伝達す
るものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した機械式無段変速機のうち、ベルト式や摩擦車式
のものは、長期間の使用によりベルトや摩擦車が著しく
磨耗する。このため、保守に労力がかかるという問題が
ある。これに比べ、チェーン式無段変速機は、金属から
なるチェーンにより動力伝達を行うため、磨耗や損傷が
少ないというメリットをもつ。ところが、従来から普及
しているチェーン式無段変速機は、円滑な動力伝達動作
が困難であるという問題がある。特に、チェーンギア式
と呼ばれる現在最も普及しているチェーン式無段変速機
では、一対の傘状円錐車によってチェーンを側方から保
持する構成となっており、傘状円錐車の内側面には、チ
ェーンの一部ごとに特殊な噛合作用をする溝が形成され
、これによりほとんどスリップのない動力伝達ができる
。しかしながら、金属からなるチェーンと金属からなる
傘状円錐車の溝との噛み合わせが円滑に行われず、著し
い騒音を発生するのが現状である。
そこで本発明は、円滑な動力伝達を行うことのできるチ
ェーン式無段変速機を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段〕 (1)  本願第1の発明は、 所定の中心軸とこの中心軸に対して垂直な対称面とを定
義し、この対称面に関して面対称となり、傾斜面が互い
に向かい合い、円錐の軸が中心軸上にくるように配置さ
れた一対の円錐車と、この一対の円錐車の傾斜面に、中
心部から外側へ向かうように形成され、かつ、向き合う
円錐車間で面対称となるように形成された複数のガイド
溝と、 面対称位置に形成された一対のガイド溝間に挟持され、
側部にこのガイド溝の傾斜度に適合した傾斜エツジが形
成され、外側にチェーンを保持するためのチェーン保持
部が形成された複数の摺動子と、 チェーン保持部にチェーンの駒を係合させるために摺動
子上に設けられた係合突起部材と、摺動子に対して中心
部方向への力を作用させる求心力作用手段と、 によって、原動輪および従動輪を構成し、この原動輪お
よび従動輪にチェーンを装着し、一対の円錐車間め距離
を変えることにより各摺動子を各ガイド溝に沿って摺動
させ、原動輪および従動輪におけるチェーンの装着有効
半径を変化させうるようにしたものである。
(2)  本願第2の発明は、前述の第1の発明に係る
チェーン式無段変速機において、 各ガイド溝の中心方向への延長線が、円錐車の中心軸か
らはずれるように、各ガイド溝をオフセット量をもたせ
た位置に形成したものである。
(3)  本願第3の発明は、 所定の中心軸とこの中心軸に対して垂直な対称面とを定
義し、この対称面に関して面対称となり、傾斜面が互い
に向かい合い、円錐の軸が中心軸上にくるように配置さ
れた一対の円錐車と、この一対の円錐車の傾斜面に、中
心部から外側へ向かうように形成され、かつ、向き合う
円錐車間で面対称となるように形成された複数のガイド
溝と、 面対称位置に形成された二対のガイド溝間に挾持され、
側部にこのガイド溝の傾斜度に適合した傾斜エツジが形
成され、この傾斜エツジにはガイド溝に脱離しないよう
に嵌合する爪部が形成され、外側にチェーンを保持する
ためのチェーン保持部が形成された複数の摺動子と、 チェーン保持部にチェーンの駒を係合させるために摺動
子上に設けられた係合突起部材と、に゛よって、原動輪
および従動輪を構成し、この原動輪および従動輪にチェ
ーンを装着し、一対の円錐車間の距離を変えることによ
り各摺動子を各ガイド溝に沿って摺動させ、原動輪およ
び従動輪におけるチェーンの装着有効半径を変化させう
るようにしたものである。
(4)  本願第4の発明は、前述の第1または第3の
発明に係るチェーン式無段変速機において、係合突起部
材を弾性部材によって支持されたピンによって構成し、
このピンの先端がチェーン保持部に出入自在となるよう
にしたものである。
(5)  本願第5の発明は、前述の第1または第3の
発明に係るチェーン式無段変速機において、チェーン保
持部が摺動子本体の一部を切り欠くことによって形成さ
れ、この切り欠き部分にチェーンを導びくために、切り
欠き部分のエツジにガイド板を設けたものである。
(6)  本願第6の発明は、前述の第1または第3の
発明に係るチェーン式無段変速機において、ガイド溝内
にローラ部材を埋設し、摺動子のエツジを二〇ローラ部
材と接触させるようにしたものである。
〔作 用〕
(1)  本願第1の発明に係るチェーン式無段変速機
によれば、チェーンは円錐車に設けられた溝と噛み合う
のではなく、摺動子上に設けられたチェーン保持部と係
合する。したがって、従来の噛み合わせ機構に比べて円
滑な動力伝達が可能になる。しかも、チェーンの一部は
摺動子上に設けられた係合突起部により確実に係合する
ため、はとんどロスのない動力伝達が可能、になる。摺
動子は円錐車に形成されたガイド溝に沿って摺動するこ
とができる。しかも、求心力作用手段により、摺動子に
は常1、こ中心部方向への力が作用し、かつ、摺動子の
側部にはガイド溝の傾斜度に適合してテーパー状の傾斜
エツジが形成されているため、一対の円錐車間の距離を
変えることにより各摺動子を各ガイド溝に沿って摺動さ
せることができる。
すなわち、円錐車間の距離を縮めると、テーパー状の傾
斜エツジが外側へと押し出され、摺動子は外側へ摺動す
る。逆に、円錐車間の距離を広げると、求心力作用手段
による力により、摺動子は中心部側へ摺動する。こうし
て、原動輪および従動輪におけるチェーンの装着有効半
径を変化させることができ、無段階の変速機能が実現で
きる。
(2)  本願第2の発明に係るチェーン式無段変速機
によれば、各ガイド溝の中心方向への延長線か、円錐車
の中心軸からはすれるように、各ガイド溝かオフセット
量をもたせた位置に形成される。
このような構造は、求心力作用手段の配置を容易にする
ことができる。すなわち、円錐車の中心軸には、動力を
伝達させるための動力軸が配置されることになるか、ガ
イド溝の位置にオフセット量をもたせておくことにより
、求心力作用手段の配置か動力軸に邪魔されることがな
くなる。
(3)  本願第3の発明に係るチェーン式無段変速機
によれば、摺動子の傾斜エツジの部分に爪部が形成され
、この爪部がガイド溝に脱離しないように嵌合する。こ
のため、摺動子に対して求心力を作用させなくても、摺
動子がガイド溝から脱離することはなくなり、求心力作
用手段が不要になる。
(4)  本願第4の発明に係るチェーン式無段変速機
によれば、係合突起部材を弾性部材によって支持された
ビンによって構成し、このビンの先端がチェーン保持部
に出入自在となるように取り付けられる。このため、ビ
ンの位置とチェーンの一部の位置とが一致した場合には
、ビンかチェーンの一部の中に突き出て両者は係合する
。一方、−致しない場合には、チェーンによってビンが
押し込まれるため、ビンの存在によってチェーンの原動
輪あるいは従動輪に対する円滑な掛り巻き状態が阻害さ
れることはなくなる。
(5)  本願第5の発明に係るチェーン式無段変速機
によれば、チェーン保持部が摺動子本体の切り欠き部分
によって形成され、この切り欠き部分のエツジにガイド
板が設けられる。このため、チェーンが原動輪あるいは
従動輪に掛り巻かれるとき、このガイド板によって正し
い位置に導かれるようになる。
(6)  本願第6の発明に係るチェーン式無段変速機
によれば、ガイド溝内にローラ部材が埋設され、摺動子
のエツジはこのローラ部材と接触させられる。このため
、摺動子は非常に円滑な摺動動作を行うことができるよ
うになり、円滑な変速動作が可能になる。
〔実施例〕
以下、本発明を図示する実施例に基づいて説明する。第
1図は本発明の一実施例に係るチェーン式無段変速機を
構成する原動輪の正面図であり、同図(a)は低速運転
状態、同図(b)は高速運転状態を示す。この原、動輪
100の主たる構成要素は、第1の円錐車110、第2
の円錐車120、そして摺動子130である。第1の円
錐車110と第2の円錐車120とは、いずれも截頭円
錐形をしており、この截頭円錐の中心軸が、共通の中心
軸Aに一致するように配置されている。また、両円錐車
110.120は、それぞれ傾斜面が互いに向かい合う
ように配置されており、中心軸Aに対して垂直な対称面
Sに関して面対称となっている。
第1の円錐車110の中心部には軸受孔111が、また
第2の円錐車120の中心部には軸受孔121が、それ
ぞれ形成されており、この軸受孔111.121に、図
示されていない動力軸が挿通する。円錐車110.12
0は、この動力軸に対しては回動しないが、この動力軸
に沿って中心軸Aの軸方向に摺動しうる構成となってい
る。後述するように、この円錐車110,120をこの
動力軸に沿って摺動させ、両円錐車間の距離りを変える
ことにより、無段階に変速を行うことができる。
第1の円錐車110の傾斜面にはガイド溝112が、第
2の円錐車120の傾斜面にはガイド溝122が、それ
ぞれ形成されている。これらのガイド溝112,122
は、それぞれ円錐車110゜120の中心部から外側へ
向かうように形成されている。また、ガイド溝112と
ガイド溝122とは、対称面Sに関して面対称となる位
置に形成されている。すなわち、第1図において、対称
面Sの左右で向かい合うような位置に、ガイド溝112
とガイド溝122とが形成されている。
摺動子130の本体は、薄板状の摺動プレート131で
構成されている。この摺動プレート131の両側部には
、ガイド溝112およびガイド溝122の傾斜度に適合
した傾斜エツジが形成されており、全体的にV字状形を
している。この両傾斜エツジは、それぞれガイド溝11
2およびガイド溝122に緩く嵌合する。したがって、
摺動プレート13,1は、面対称位置に形成された一対
のガイド溝112,122間に挟持された状態となって
いる。摺動プレート131の外側部分(図の上方部分)
には、切り欠き部分132か形成されている。この切り
欠き部分132は、この位置にチェーンを保持するため
のチニーン保持部としての機能を有する。また、この切
り欠き部分132の底部(図の下方部分)には、ビン1
33が設けられている。二のピン133は、切り欠き部
分132に保持されたチェーンの駒を係合させるための
係合突起部材として機能する。摺動プレート131の内
側部分(図の下方部分)には、ワイヤWが接続されてい
る。後述するように、このワイヤWの他端にはスプリン
グが接続され、摺動子130全体に対して内側方向に引
っ張る力を与えている。
第2図は、第1の円錐車110を傾斜面側から見た平面
図である。前述のように、この第1の円錐車110は截
頭円錐状をしており、裁頭部113は平坦面となってお
り、その周囲の傾斜部114が円錐本来の傾斜面となっ
ている。裁頭部113の中心には、軸受孔111が形成
されており、前述したように、この軸受孔111には図
示されていない動力軸か挿通される。この実施例では、
この第1の円錐車110の傾斜面に、中心部から外側へ
向かうように、8本のガイド溝112が形成されている
。ただ、この8本のガイド溝112は、円錐の中心軸か
ら外側に向かう放射状の線からはややずれている。別置
すれば、各ガイド溝112は、その中心方向への延長線
が円錐車の中心軸からはずれるように、オフセット量を
もたせた位置に形成されている。これは、摺動子130
に接続されたワイヤWの配置を容易にするための配慮で
ある。第3図は、第2図に示す第1の円錐車110の側
面図であり、ガイド溝112上に摺動子130を嵌合さ
せた状態を示している。摺動子130に接続されたワイ
ヤWは、第1の円錐車110の中心部方向へと伸び、ス
プリングSPの一端に接続される。このスプリングSP
の他端は、第1の円錐車110のいずれかの位置に固着
される。かくして、摺動子130全体に対して、第3図
では左方向へ向かう力が作用することになる。
すなわち、第2図では、−点鎖線の矢印Bに示す方向に
、摺動子130に対する力が作用する。この力の作用線
は、第1の円錐車110の中心位置からややはずれた位
置にきている。前述のように、軸受孔111には動力軸
が挿通することになるが、このようにオフセット量を設
けておくことにより、ワイヤWやスプリングSPを、動
力軸に邪魔されることなく配置することができるように
なる。
さて、上述の説明では、図が繁雑になるのを避けるため
、1つの摺動子130を設けた状態のみを示したが、実
際には、この実施例の原動輪100には、8対のガイド
溝が形成されているため、8個の摺動子130が設けら
れる。第2の円錐車120は、図示されていないが、第
2図に示す第1の円錐車110をちょうど鏡に写した形
態のものであり、第1図に示すように両円錐車110゜
120を対称面Sに関して面対称位置に配置すると、8
本のガイド溝112は、それぞれ8本のガイド溝122
に対して面対称となる。こうして、8個の摺動子130
が8対のガイド溝に挟持され、各摺動子130には、そ
れぞれワイヤWとスプリングSPとか接続される。した
がって、各摺動子130には、いずれに対しても中心部
方向へ向かう求心力が作用する(前述のように、ガイド
溝はオフセット量をもって配置されるため、ここでいう
求心力は厳密な意味での幾何学的中心に向かう力ではな
い)。
ここで、再び第1図を参照する。いま、第1図(a)の
状態において、両円錐車110,120を中心軸Aに沿
って、両者間の距離りを縮める方向に摺動させた場合を
考える。すると、摺動子130の両エツジは、ガイド溝
112.122から挾まれる方向に力を受け、外側へと
移動することになる。この結果、同図(b)に示すよう
な状態となる。逆に、同図(b)に示す状態において、
両円錐車110,120を中心軸Aに沿って、両者間の
距離りを広げる方向に摺動させた場合を考える。
この場合、ガイド溝112,122は摺動子130の両
エツジから離れる方向に動こうとするが、摺動子130
には、前述した求心力が作用しているため、摺動子13
0は中心部方向へ移動することになる。この結果、再び
同図(a)に示す状態となる。このように、両円錐車i
10,120の間隔を変えることにより、摺動子130
を第1図(a)に示す状態から同図(b)に示す状態に
至るまでの任意の位置にもってくることができる。後述
するように、この摺動子130の切り欠き部分132に
は、チェーンが保持されることになる。したがって、一
対の円錐車間の距離を変えることによりチェーンの装着
有効半径を変化させることができ、無段階の変速動作を
行うことができる。
以上、原動輪100の構成について説明したが、従動輪
200の構成も全く同じものでかまわない。
!4図は本実施例で用いる従動輪200の正面図であり
、同図(a)は高速運転状態、同図(b)は低速運転状
態を示す。この従動輪200の主たる構成要素は、第1
の円錐車210、第2の円錐車220、そして摺動子2
30である。第1の円錐車210と第2の円錐車220
とは、いずれも第1図に示す原動輪100における第1
の円錐車110および第2の円錐車120と同一のもの
である。両者は、やはり共通の中心軸A上に、対称面S
に関して面対称に配置される。第1の円錐車210の中
心部には軸受孔211が、また第2の円錐車220の中
心部には軸受孔221が、それぞれ形成されており、こ
の軸受孔211,221に、図示されていない動力軸が
挿通する。第1図に示す原動輪100における動力軸に
は、変速前の動力が伝達されるのに対し、この第4図に
示す従動輪200における動力軸には、変速後の動力が
伝達されることになる。
第1の円錐車210の傾斜面にはガイド溝212が、第
2の円錐車220の傾斜面にはガイド溝222が、それ
ぞれ形成されており、向かい合う一対のガイド溝間に摺
動子230が挾持される。
摺動子230の本体は、薄板状の摺動プレート231で
構成されている。この摺動プレート231−の両側部に
は、ガイド溝212およびガイド溝222の傾斜度に適
合した傾斜エツジが形成されており、全体的にV字状形
をしている。この両傾斜エツジは、それぞれガイド溝2
12およびガイド溝222に緩く嵌合する。摺動プレー
ト231の外側部分(図の上方部分)には、チェーンを
保持するための切り欠き部分232が形成されており、
ピン233が設けられている。第1図に示す原動輪10
0に用いる摺動子130における切り欠き部分132と
比べると、第4図に示す従動輪200に用いる摺動子2
30における切り欠き部分232は形状や大きさが若干
異なっているが、これはより円滑な運転を行うための配
慮である。
摺動プレート231の内側部分(図の下方部分)には、
やはりワイヤWとスプリングSPとが接続され、求心力
が作用する。
続いて、第5図〜第8図を参照しながら、摺動子130
,230の構造をより詳細に説明する。
第5図は原動輪100て用いる摺動子130の正面図、
第6図はその側面図である。前述のように、摺動子13
0の本体は、薄板状の摺動プレート131で構成されて
おり、この摺動プレート131の両側部には、ガイド溝
の傾斜度に適合した傾斜エツジが形成されており、全体
的に7字状形をしている。また、摺動プレート131の
外側部分(図の上方部分)には、チェーンを保持するた
めの切り欠き部分132が形成されており、この切り欠
き部分132の底部(図の下方部分)には、ビン133
が設けられている。切り欠き部分132にチェーンを導
びくために、この切り欠き部分132のエツジにガイド
板134が設けられている。このガイド板134は、摺
動プレート131に対してほぼ直角をなす状態に取り付
けられ、チェーンが切り欠き部分132内に円滑に導入
されるのを助ける。切り欠き部分132の底部より更に
下の部分には、ビン保持部1.35が取り付けられてお
り、ビン133はこのピン保持部135によって保持さ
れる。第6図に示す側面図から明らかなように、本実施
例では、摺動プレート131の両面にピン保持部135
を1つずつ設け、切り欠き部分132に2本のビン13
3が突出するようにしている。摺動プレート131の下
端には、孔部136が形成され、二こに前述したように
ワイヤWが接続される。
一方、第7図は従動輪200で用いる摺動子230の正
面図、第8図はその側面図である。摺動子230の本体
は、薄板状の摺動プレート231で構成されており、こ
の摺動プレート231の両側部には、ガイド溝の傾斜度
に適合した傾斜エツジが形成されており、全体的に7字
状形をしている。また、摺動プレート231の外側部分
(図の上方部分)には、チェーンを保持するための切り
欠き部分232が形成されており、この切り欠き部分2
32の底部(図の下方部分)には、ビン233が設けら
れている。切り欠き部分232にチェーンを導びくため
に、この切り欠き部分232のエツジにガイド板234
が設けられている。このガイド板234は、摺動プレー
ト231に対してほぼ直角をなす状態に取り付けられ、
チェーンが切り欠き部分232内に円滑に導入されるの
を助ける。切り欠き部分232の底部より更に下の部分
には、ピン保持部235が取り付けられており、ビン2
33はこのピン保持部235によって保持される。第8
図に示すように、従動輪200においても2本のビン2
33を用いている。また、摺動プレート231の下端に
は、孔部236が形成され、ここにワイヤWが接続され
る。第5図と第7図とを比較すると明らかなように、摺
動子130と摺動子230とでは、各部に若干の形状や
大きさの相違があるが、これは設計上、より円滑な動作
を可能にさせるための配慮であり、基本的な発明思想の
点からは同一の構成要素である。
続いて、この摺動子130あるいは230と、チェーン
との係合状態を説明する。第9図は、摺動子130とチ
ェーン300との係合状態を示す図であり、摺動子13
0については、第5図の切断線9−9に沿って切断した
断面図が示されている。チェーン300は複数の駒の集
合であり、第9図に示すチェーン300は、ビッヂPで
連続して配された複数の駒から構成されている。各駒は
それぞれが独立した環状体を構成しており、第9図に示
す例では、2本のビン133a、133’bのうち、左
側にあるビン133aがチェーン3゜Oの1駒に係合し
た状態が示されている。このように、本実施例では、切
り欠き部分132内に導かれたチェーン300の1駒は
、いずれが一方のビンと係合する。係合しなかったもう
一方のビン133bは、ビン保持部135b内に埋没し
ている。別置すれば、第9図において、チェーン3゜O
の1駒を構成する環状体の空洞部に位置したビン133
aは、ピン保持部135aがら上方へと突出し、この環
状体と係合するが、環状体自身に当接したビン133b
は、環状体によってビン保持部135b内に押し込まれ
た状態となっている。
このような動作を可能にするために、ビン保持部135
内には第10図に示tように、固着板137とスプリン
グ138とが設けられている(図が繁雑になるのを避け
るため、第9図までにはこれらの部材は示されていない
)。固着板137は、ビン133の所定位置に固着され
たワッシャー状の部材であり、通常の状態では、第10
図(a)に示すように、スプリング138の作用により
固着板ユ37は図の上方に押し上げられる。その結果、
ビン133はビン保持部135から、切り欠き部分13
2の底部上方に突出する。ところが、ビン133の上端
に力が加わると、同図(b)に示すように、スプリング
138が押し縮められ、ビン133の上端はピン保持部
135内に埋没するようになる。このような構造にして
おけば、チェーン300の1駒を構成する環状体の空洞
部に、ビン133がたまたま位置すれば、このビン13
3はビン保持部135′から上方へと突出し、この環状
体と係合することができる。また、ビン133の位置が
、環状体自身に当接する位置であれば、環状体によって
ビン保持部135内に押し込まれる。
このようなビンの働きは、次のような動作を考えれば、
容易に理解できよう。第11図は、本発明に係るチェー
ン式無段変速機の全体構成図である。図の右方に原動輪
100、左方に従動輪200が配置されており、両者間
にチェーン300が巻装されている。図の原動輪100
の右半周部分において、チェーン300は摺動子130
の切り欠き部分132によって保持されており、図の従
動輪200の左半周部分において、チェーン300は摺
動子230の切り欠き部分232によって保持されてい
る。各摺動子130.230において、ビン133,2
33は、たまたまチェーン300の1駒を構成する環状
体の空洞部に位置すれば、ビン保持部135.235か
ら突出してこの環状体と係合する。それ以外のビン13
3,233は、チェーン300に押し込まれてピン保持
部135.235内に埋没した状態となる。結局、チェ
ーン300は、原動輪100側ではチェーンの装着有効
半径r1の円周150上に巻装され、従動輪200側で
はチェーンの装着有効半径r2の円周250上に巻装さ
れる。そして、原動輪100側の少なくとも1本のビン
がチェーンと係合し、従動輪200側の少なくとも1本
のビンがチェーンと係合した状態となる。なぜなら、す
べてのビンが押し込まれた状態では、原動輪100ある
いは従動輪200と、チェーン300との間でわずかな
距離だけスリップが生じ、ビンとチェーンとの位置関係
が変わるようになるため、やがて、少なくとも1本のビ
ンか係合する状態に落ち着くからである。こうして、原
動輪100から従動輪200へと、はとんどスリップを
生じずに動力の伝達を行うことができる。なお、第9図
に示すように、1つの摺動子には2本のビンが設けられ
ているが、この2本のビンの配置間隔は、チェーン30
0のピッチPとは異なる間隔にしておくのか好ましい。
こうすると、2本のビンがともにチェーンに係合するこ
とは期待できなくなるが、2本のビンがともにチェーン
に係合しないという確率を下げることができ、よりスリ
ップの少ない動作が可能になる。前述のように、理論的
には、原動輪100側および従動輪200側において、
それぞれ最低1本ずつのビンがチェーン300に係合し
ていれば、動力の伝達は可能であるが、実際の一動作で
は、複数本のビンが係合した状態での動作が期待できる
原動輪100例のチェーンの装着有効半径r1と、従動
輪200例のチェーンの装着有効半径「2とは、それぞ
れにおいて一対の円錐車間距離に依存して変えることが
できる。こうして、本発明のチェーン式無段変速機では
、無段階の変速動作か可能になる。
続いて、摺動子130.230の摺動動作をより円滑に
するための実施例を述べておく。上述の実施例では、た
とえば、摺動子130の両エツジ部は、ガイド溝112
,122に直接嵌合している。この嵌合をローラを介し
て間接的に行うと、より円滑な摺動動作が期待できる。
すなわち、第12図に示すようなローラ部材10を多数
用意する。このローラ部材10は、第13図の正面図に
示されているように、円盤11.12が軸部材13に所
定間隔おいて固着されたものである。いま、第14図に
示すように、2本の支持レール21゜22を所定間隔お
いて平行に配置し、この支持レール21.22間に多数
のローラ部材10を配置してみる。各ローラ部材10の
軸部材13の両端は、それぞれ支持レール21.22内
に回転自在に埋設されている。したがって、各ローラ部
材10は、定位置において回転運動を行うことができる
。ここて、各ローラ部材10の円盤11と12との間に
形成された溝23を、ガイド溝112゜122として利
用すれば、摺動子130あ円滑な摺動動作が可能になる
。ガイド溝112をこのようにして形成した第1の円錐
車110の平面図を第15図に示す。前述の実施例にお
けるガイド溝112を形成すべき部分に、支持レール2
1.22を配置し、多数のローラ部材10を埋設する。
摺動子130のエツジは、ガイド溝112に直接嵌合す
るのではなく、各ローラ部材10と接触することになる
。第16図は第15図に示す第1の円錐車110を切断
線16−16に沿って切断した状態を示す断面図であり
、摺動子130と複数のローラ部材10との接触状態が
明瞭に示されている。ローラ部材10の回転により、摺
動子130は円滑な摺動運動を行うことが可能になる。
最後に、摺動子に対して求心力を作用させるためのワイ
ヤWやスプリングSPを必要としない別な実施例を述べ
ておく。まず、第1図を参照して、摺動子130に求心
力を作用させねばならない必然性がどこにあるかを考え
てみる。第1図(a)の状態において、円錐車110と
120との間隔りを縮め、同図(b)の状態にもってゆ
くと、摺動子130は外側へ押し出されるように摺動す
る。ところが、逆に、同図(b)の状態において、円錐
車110と120との間隔りを広げ、同図(a)の状態
にもってゆく場合、ワイヤWによる求心力が作用してい
なければ、摺動子130の両エツジはガイド溝112.
122から外れてしまうおそれがある。これを防ぐため
に、ワイヤWにより求心力を与えていたのである。これ
は逆に言えば、同図(b)から同図(a)の状態にもっ
てゆくときに、摺動子130の両エツジがガイド溝11
2.122から外れなければ、求心力を与える必要はな
いのである。以下に述べる実施例は、この点に着目し、
ワイヤWやスプリングSPといった構成要素を省略する
ことのできるものである。したかって、ガイド溝の形成
位置にオフセット量を与える必要もなくなる。
第17図はこの実施例に用いる摺動子130の正面図、
第18図はその側面図、第19図は第17図に示す摺動
子130を切断線19−19に沿って切断した状態を示
す断面図である。前述の実施例の摺動子との違いは、両
エツジ部分に、爪部139が形成されている点である。
この爪部139は、摺動プレート131の端部を片方に
折り曲げ、第19図に示すように、断面がL字型になる
ようにしたものである。このような爪部139を形成し
ておけば、これをガイド溝に嵌合させることができ、摺
動子130をガイド溝に対して脱離しないように、かつ
、摺動自在に接触させることができる。第20図は第1
7図に示す摺動子130をガイド溝に嵌合させた状態を
示す概念図である。この実施例では、前述の実施例と同
様にガイド溝にローラ部材10を配置して円滑な摺動動
作を図っている。すなわち、第1の円錐車110および
第2の円錐車120に、それぞれ支持レール24を取り
付け、この支持レール24内に多数のローラ部材10を
埋設し、摺動プレートの端部をL字型に折り曲げて形成
した爪部139をこのローラ部材10に接触させるよう
な構造にしている。
ここで重要な点は、爪部139かこのローラ部材10か
ら脱離しないように、押え板25を設けた点である。こ
のような構造にしておけば、たとえば、第16図におい
て、摺動子130の下側のエツジはローラ部材10によ
って形成されるガイド溝から脱離することはない。この
ため、前述の実施例で用いたワイヤWやスプリングSP
といった摺動子130に求心力を作用させるような部材
は必要なくなる。なお、爪部139の形状は、ここに示
したような断面り字型のものに限定されるわけではなく
、断面T字型など、どのような形状にしてもかまわない
以上、本発明を図示する実施例に基づいて説明したが、
本発明はこの実施例のみに限定されるものではなく、こ
の他にも種々の態様で実施可能である。たとえば、上述
の実施例では、8対のガイド溝に8個の摺動子を嵌合さ
せているが、ガイド溝や摺動子の数は任意でかまわない
。ただ、Flな動作を行わせるためには、ある程度の数
を用意するのが好ましい。また、円錐車や摺動子の形状
は、ここに示したものに限らす、同等の機能を果たすこ
とができれば、どのような形状のものを用いてもよい。
チェーンと係合させるための係合突゛起部材としては、
上述の実施例ではビンを用いているが、要するにチェー
ンと係合する機能をもったものであればどのようなもの
を用いてもかまわない。また、摺動子に対して中心部方
向への求心力を作用させる手段も、ワイヤとスプリング
の組み合わせだけに限らず、他の弾力性部材を用いるな
どの方法を採ってもよい。用いる弾力性部材によっては
、ガイド溝に対するオフセット量をなくすことも可能で
あろう。
〔発明の効果〕
以上のとおり本発明によれば、一対の円錐車の間に複数
の摺動子を設け、この摺動子に対してチェーンを巻装す
るようにしたため、摺動子の位置を変えることによりチ
ェーンの装着有効半径を変化させることができるように
なり、円滑な動力伝達を行うことのできるチェーン式無
段変速機が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るチェーン式無段変速機
を構成する原動輪の正面図、第2図は第1図に示す円錐
車110を傾斜面側から見た平面図、第3図は第2図に
示す円錐車110の側面図、第4図は本発明の一実施例
に係るチェーン式無段変速機を構成する従動輪の正面図
、第5図は原動輪100で用いる摺動子130の正面図
、第6図はその側面図、第7図は従動輪200で用いる
摺動子230の正面図、第8図はその側面図、第9図は
摺動子130とチェーン300との係合状態を示す側面
図、第10図は摺動子130におけるビン133の取り
付は状態を説明する図、第11図は本発明に係るチェー
ン式無段変速機の全体構成図、第12図は本発明の別な
実施例に係るチェーン式無段変速機に用いるローラ部材
10の斜視図、第13図はその正面図、第14図は第1
0図に示すローラ部材10を埋設した状態を示す平面図
、第15図は第12図に示すローラ部材10を埋設した
円錐車110の平面図、第16図はm15図に示す円錐
車110を切断線16−16に沿って切断した状態を示
す断面図、第17図は本発明の更に別な実施例に用いる
摺動子130の正面図、第18図はその側面図、第19
図は第17図に示す摺動子〕30を切断線19−19に
沿って切断した状態を示す断面図、第20図は第17図
に示す摺動子をガイド溝に嵌合させた状態を示す概念図
である。 10・・・ローラ部材、11.12・・・円盤、13・
・・軸部材、21..22・・・支持レール、23・・
・溝、24・・・支持レール、25・・・押え板、10
0・・・原動輪、110・・・第1の円錐車、111・
・・軸受孔、112・・・ガイド溝、113・・・截頭
部、114・・・傾斜部、120・・・第2の円錐車、
121・・・軸受孔、122・・・ガイド溝、130・
・・摺動子、131・・・摺動プレート、132・・・
切り欠き部分、133゜133a、  133b=−ピ
ン、134 =−ガイド板、135.135a、135
’b−・・ビン保持部、136・・・孔部、137・・
・固着板、138・・・スプリング、139・・・爪部
、150・・・チェーンの装着有効半径r1の円周、2
00・・・従動輪、210・・・第1の円錐車、211
・・・軸受孔、212・・・ガイド溝、220・・・第
2の円錐車、221・・・軸受孔、222・・・ガイド
溝、230・・・摺動子、231・・・摺動プレート、
232・・・切り欠き部分、233・・・ピン、234
・・・ガイド板、235・・・ピン保持部、236・・
・孔部、250・・・チェーンの装着有効半径「2の円
周、300・・・チェーン、A・・・中心軸、S・・・
対称面、SP・・・スプリング、W・・・ワイヤ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の中心軸とこの中心軸に対して垂直な対称面
    とを定義し、前記対称面に関して面対称となり、傾斜面
    が互いに向かい合い、円錐の軸が前記中心軸上にくるよ
    うに配置された一対の円錐車と、 前記一対の円錐車の前記傾斜面に、中心部から外側へ向
    かうように形成され、かつ、前記対称面に関して面対称
    となるように形成された複数のガイド溝と、 面対称位置に形成された一対のガイド溝間に挟持され、
    側部にこのガイド溝の傾斜度に適合した傾斜エッジが形
    成され、外側にチェーンを保持するためのチェーン保持
    部が形成された複数の摺動子と、 前記チェーン保持部にチェーンの駒を係合させるために
    前記摺動子上に設けられた係合突起部材と、 前記摺動子に対して中心部方向への力を作用させる求心
    力作用手段と、 によって、原動輪および従動輪を構成し、この原動輪お
    よび従動輪にチェーンを装着し、前記一対の円錐車間の
    距離を変えることにより前記摺動子を前記ガイド溝に沿
    って摺動させ、前記原動輪および従動輪におけるチェー
    ンの装着有効半径を変化させうるようにしたことを特徴
    とするチェーン式無段変速機。
  2. (2)請求項1に記載のチェーン式無段変速機において
    、 各ガイド溝の中心方向への延長線が、円錐車の中心軸か
    らはずれるように、各ガイド溝をオフセット量をもたせ
    た位置に形成したことを特徴とするチェーン式無段変速
    機。
  3. (3)所定の中心軸とこの中心軸に対して垂直な対称面
    とを定義し、前記対称面に関して面対称となり、傾斜面
    が互いに向かい合い、円錐の軸が前記中心軸上にくるよ
    うに配置された一対の円錐車と、 前記一対の円錐車の前記傾斜面に、中心部から外側へ向
    かうように形成され、かつ、前記対称面に関して面対称
    となるように形成された複数のガイド溝と、 面対称位置に形成された一対のガイド溝間に挟持され、
    側部にこのガイド溝の傾斜度に適合した傾斜エッジが形
    成され、この傾斜エッジには前記ガイド溝に脱離しない
    ように嵌合する爪部が形成され、外側にチェーンを保持
    するためのチェーン保持部が形成された複数の摺動子と
    、 前記チェーン保持部にチェーンの駒を係合させるために
    前記摺動子上に設けられた係合突起部材と、 によって、原動輪および従動輪を構成し、この原動輪お
    よび従動輪にチェーンを装着し、前記一対の円錐車間の
    距離を変えることにより前記摺動子を前記ガイド溝に沿
    って摺動させ、前記原動輪および従動輪におけるチェー
    ンの装着有効半径を変化させうるようにしたことを特徴
    とするチェーン式無段変速機。
  4. (4)請求項1または3に記載のチェーン式無段変速機
    において、 係合突起部材を弾性部材によって支持されたピンによっ
    て構成し、このピンの先端がチェーン保持部に出入自在
    となるようにしたことを特徴とするチェーン式無段変速
    機。
  5. (5)請求項1または3に記載のチェーン式無段変速機
    において、 チェーン保持部が摺動子本体の一部を切り欠くことによ
    って形成され、この切り欠き部分にチェーンを導びくた
    めに、切り欠き部分のエッジにガイド板を設けたことを
    特徴とするチェーン式無段変速機。
  6. (6)請求項1または3に記載のチェーン式無段変速機
    において、 ガイド溝内にローラ部材を埋設し、摺動子のエッジをこ
    のローラ部材と接触させるようにしたことを特徴とする
    チェーン式無段変速機。
JP32679990A 1990-11-28 1990-11-28 チェーン式無段変速機 Pending JPH04194440A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103573940A (zh) * 2012-07-30 2014-02-12 刘婧莎 一种销齿传动无级变速器
US9175755B2 (en) 2011-07-22 2015-11-03 Cyril Clopet Mechanism for transmitting power of rotation
CN105240473A (zh) * 2015-11-04 2016-01-13 北京工业大学 一种无级变速传动装置的设计方法
WO2017073993A1 (ko) * 2015-10-27 2017-05-04 현경열 무단 변속기

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