JPH041935A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JPH041935A
JPH041935A JP17962790A JP17962790A JPH041935A JP H041935 A JPH041935 A JP H041935A JP 17962790 A JP17962790 A JP 17962790A JP 17962790 A JP17962790 A JP 17962790A JP H041935 A JPH041935 A JP H041935A
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JP
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objective lens
leaf spring
plate spring
plate
thickness direction
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JP17962790A
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Inventor
Akihiro Kasahara
章裕 笠原
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、光デイスク装置に使用される対物レンズ駆動
装置に関する。
(従来の技術) 対物レンズ駆動装置のフォーカス駆動系、つまり対物レ
ンズを光ディスクの厚み方向に駆動する手段としては、
平行板バネ装置が使用されることがある。ここで従来の
フォーカス駆動系について第20図を参照して説明する
同図に示すように、対物レンズ51はレンズホルダ52
に固定され、平行板バネ装置を形成する2枚の板バネ5
3a、53bによって片持ち支持されている。また、レ
ンズホルダ52の下方には、フォーカスコイル54が固
定されている。今、ここで永久磁石55、ヨーク56か
らなる磁気回路57によってフォーカスコイル54に磁
束を付与すると、フォーカスコイル54に流れる電流と
の間にローレンツ力が発生し、対物レンズ51がその光
軸方向(フォーカス方向;図中2方向)に駆動される。
ここで対物レンズ51が光軸方向に正確に駆動されるの
は、2枚の板バ*53a、53bに同一の変形状態が発
生するためである。
このように、2枚の板バネ53a、53bに同一の変形
状態を実現するためには、板バネ53a。
53bどうしの平行度が正確に管理されている必要があ
る。
ここで、上記した対物レンズ駆動装置における2枚の板
バネ53a、53bなどに代表される平行板バネ装置5
8の製作方法について説明する。
第21図は、板バネ53a、53bと同様に、2枚の板
バネによって構成された平行板バネ装置としてのリーフ
スイッチである。リーフスイッチ101は、略平行に設
けられた板バネ102.103が板バネ102の曲げ変
形により接点104にて接することにより、端部105
.106に接合される図示しない配線を電気的に連結す
るものである。ここで、板バネ102.103の平行度
を保持しているのは樹脂からなる固定部材107であり
、リーフスイッチ101を所望の位置に固定するための
ネジ止め部108などと一体に成形されている。
前記固定部材107は通常、板バネ102.103を平
行に固定した状態で樹脂を射出成形することによって製
作される。しかし、このような方法によると、成形時の
射出圧力が作用し、固定部材107によって固定される
部分の板バネ102゜103(以下、板バネ固定部とい
う)が樹脂の流れる方向に変形して歪みを生じやすい。
そのため、板バネ固定部の平行度が失われることから板
バネ102.103の間隔が不均一なリーフスイッチと
なってしまい、場合によっては板バネ103と接点10
4とが極めて接近したものとなることもあった。
平行板バネ装置としてのリーフスイッチでは、上記のよ
うに板バネ102.103の平行度が多少失われても満
足に機能することもあり、大きな問題となることは少な
い。しかし、板バネの平行度が製品の性能に大きく影響
する場合、例えば前述したように対物レンズ51をフォ
ーカス方向に駆動するような場合は、板バネが歪んで板
バネの平行度が失われ、振動特性が著しく劣化する。し
たがって、光軸に沿って板バネを正確に駆動しなければ
光デイスク面の必要な情報に正確にアクセスすることが
できなくなってしまい、情報の記録・再生が不可能にな
ってしまう。
また、実際の対物レンズ駆動装置では、対物レンズ51
をラジアル方向(第20図中X方向)に駆動することも
あり、2枚の板バネ53a、53bにはその都度、剪断
応力が作用することになる。
そして、この剪断応力によって2枚の板バネ53a、5
3bがねじれるように変形してしまう。すると、例え2
枚の板バネ53a、・53bの平行度が正確に管理され
ていても、対物レンズ51のラジアル方向駆動によって
光軸が傾いてしまうことになる。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように、従来の対物レンズ駆動装置においては、
対物レンズをフォーカス方向に駆動する2枚の板バネの
平行度を正確に管理する必要があった。また、対物レン
ズをラジアル方向に駆動しても、板バネの平行度が保た
れている必要があった。本発明は上記の問題点に鑑みて
なされたものであり、板バネの平行度が正確に管理され
るように製作することが可能であり、しかも対物レンズ
のラジアル方向駆動の際にこの平行度が崩れることのな
い対物レンズ駆動装置の提供を目的とするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために本発明においては、略平行
に配置される複数の板バネ部材と、これら板バネ部材を
厚さ方向に結合する結合部材とからなる板バネと、前記
板バネが厚さ方向に複数並設されるように固定する固定
部材と、前記板バネの厚さ方向に光軸方向を向けるよう
にして固定部材に配設される対物レンズと、前記対物レ
ンズを所定の方向に駆動する駆動手段とを有する対物レ
ンズ駆動装置とした。
(作用) 上記の構成の対物レンズ駆動装置であれば、板バネに射
出成形を施す際に結合部材の部分をモールドすることが
できるので、板バネどうしの平行度が失われる恐れが極
力緩和される。
また、複数の板バネ部材からなる板バネであるので、板
バネの表面積に対する断面積の割合を小さくすることが
できる。したがって、板バネ部材の曲げ剛性に対する剪
断剛性の比率を大きくすることができるため、対物レン
ズの光軸が傾くことがなく、シかもラジアル方向の共振
周波数が高くなり、制御帯域が広くなるので、高精度な
ラジアル動作が可能となる。
(実施例) 以下、図面に従って本発明を説明する。第1図は本発明
の対物レンズ駆動装置を示す斜視図であり、第2図は同
装置の分解斜視図である。ここでは図示しない光ディス
クに対して情報の記録や再生を行うための対物レンズ1
は、二等辺三角形の形状に構成された2枚の板バネユニ
ット(板バネ)2a、2bの頂角付近に固定されたレン
ズホルダ3に保持されている二板バネユニット2a、2
bの両底角付近には板バネ固定部(固定部材)4a。
4bが設けられ、レンズホルダ(固定部材)3と同様に
射出成形により一体的に形成されている。
なお、板バネユニット2a、2bおよびレンズホルダ3
、板バネ固定部4a、4bは平行板バネ装置5を構成し
ている。板バネ画定部4a、4bは、ベース6に対して
回動可能に設けられた回転ドラム7に形成された穴部2
1a、21bが、板バネ固定部4a、4bに形成された
ボス22a、22bと嵌合するように配置される。板バ
ネ固定部4a、4bは、回転ドラム7の中心軸に対して
等距離となる位置に配置されている。
回転ドラム7の形状は、外周が略円弧状に形成された円
弧部位30と、外周が略三角形状に形成された突部位3
1とからなっている。前記平行板バネ装置5はこの突部
位31上に固定されている。
一方、回転ドラム7には突起部8a、8bが形成されて
いる。突起部8a、8bは、やはり回転ドラム7の中心
軸に対して等距離となる位置に配置されており、ここで
はその長手方向が同方向となるようになっている。この
長手方向は、回転ドラム7の中心と対物レンズ1の中心
とを結んだ線分の方向と同方向となっている。そして、
板バネ固定部4a、4bは、この突起部8a、8bに対
して接着または圧接により接合されている。
レンズホルダ3は略円筒形状に形成されており、ここに
はフォーカスコイル9が巻装され、モールドされている
。また、レンズホルダ3の内側には、一部円筒状に形成
された永久磁石10、ヨーク11aおよびヨークllb
からなる磁気回路12が挿通される。永久磁石10は着
磁方向を光軸方向としである。磁気回路12は回転ドラ
ム7の先端部付近に固定される。ここで、回転ドラム7
の先端部に設けられた光路穴13が、磁気回路12およ
びレンズホルダ3に設けられた中空部に対応するように
配置されている。
一方、回転ドラム7の側面には、この回転ドラム7の回
転軸と対称となる位置に2つのラジアルコイル14a、
14bが固定されている。ラジアルコイル14a、14
bは前記フォーカスコイル9と直角方向に巻装されてお
り、ベース6に設けられた2つの磁気回路15a、15
bの一部を構成する中ヨーク16a、L6bを非接触に
挿通するようにしである。磁気回路15a、15bは上
から順に上ヨーク17a、17b)永久磁石18a〜1
8d1中ヨーク16 a、  16 b、永久磁石19
a〜19d1ベース6の状態に積層されており、更に上
ヨーク17a、17bと中ヨーク16a、16bは、そ
れぞれの中間部位にて2つの部材を接合してなるもので
ある。永久磁石18a〜18dと永久磁石19a〜19
dは共に着磁方向を積層方向とし、その向きを逆にして
いる。また、磁気回路15a、15bは、回転ドラム7
0回転軸を中心とした円弧に近い形状に形成されている
また、回転ドラム7の内部は電気部品や光学部品、ある
いは光電変換素子などが配置される空間となっており、
ここでは図示しないが外部の電源などとフレキシブル基
板などの手段を介して接続される。これらの部品は下蓋
7aを取り外すことによって取り付は可能となっている
ここで、平行板バネ装置5と突起部8a、8bとの接合
面は、Xz平面に等しくなっている。例えば平行板バネ
装置5が板バネ固定部4a、4bにて回転ドラム7とネ
ジ止めによって固定されるような取り付は手段を採用す
る場合に比べ、取り付は部剛性が高くなる。つまり、ネ
ジ止めを行った場合、可動体の移動速度が十分遅い場合
は問題ないが、可動体の移動速度を速くして目標信号へ
のアクセス時間を短くしようとすると、取り付は部での
共振が発生してしまってそれ程素早いアクセスが達成さ
れなかった。ここでは2方向における平行板バネ装置5
の重心位置付近に突起部8a。
8bが配置されているので、回転ドラム7の回転力が平
行板バネ装置5の重心に対して力の方向から直接に伝達
が行われる。つまり平行板バネユニット5に対し、引張
りまたは圧縮の方向の応力のみが作用することになり、
対物レンズ1のフォーカス方向への曲げモーメントが作
用しない。従って、回転ドラム7がトラック方向へ回転
する際に対物レンズ1がフォーカス方向に振動してしま
うことがなくなり、取り付は部の共振周波数が高くなっ
て、素早いアクセス動作が実現されるものである。
ここで、平行板バネ装置5について第3図乃至第5図を
用いて詳細に説明する。第3図は、板バネユニット2の
斜視図であり、厚み方向に拡大して描いたものである。
板バネユニット2は図示したように、板バネ部材23a
、23bと、これらによって挾まれた状態にある補強板
(結合部材)24a、24bとからなっており、このよ
うな板バネユニット2が2枚平行に配置されるように射
出成形されたものが第1図および第2図に示す平行板バ
ネ装置5である。板バネ部材23a(,23b)および
補強板24g、24bはそれぞれ第4図)こ示すような
形状をなしており、板バネ部材23aに対して補強板2
4a、24bが重なり合うように成形されている。これ
らは例えば第5図に示すように、ステンレス製のシート
25a、25bより一部を連結して残した状態でエツチ
ングまたは板金により切り出されることによって製作さ
れる。なお、本実施例では、シート25aの厚みは20
〜40[μm]、シート25bの厚みは約15[μm]
としたものを採用した。また、シート25a、25bに
は、それぞれ3つの位置決め穴27.28が設けられて
いる。
板バネユニット2を製作する場合、図示しない治具に設
けられたビンを前記シート25a、25bの位置決め穴
27.28に挿通するようにしてシート25a、25b
を重ね合わせ、板バネ部材23a (,23b)と補強
板24a、24bとを正確に位置決めする。この際、シ
ート25aをシート25bで挾み込むように計3枚を重
ねる。しかる後に、板バネ部材23a、23bと補強板
24a、24bとをスポット溶接、レーザ溶接、接着・
加圧などの手段により接合する。本実施例では、第4図
で黒く印した計21か所をスポット溶接することにより
接合を行った。そして、シート25a、25bとの連結
部を切断して分離することにより板バネユニット2が完
成する。板バネ部材23a、23bと補強板24a、2
4bとの位置決めのために加えられる規制力がシート2
5a。
25bに作用するものの、板バネ部材23a、  23
bと補強板24a、24bには作用することがなく、完
成した板バネユニット2は歪みが無く平面性の優れたも
のとなる。また、板バネ部材23aと板バネ部材23b
との間隔は補強板24a。
24bの厚みによって規定されるので、板バネ部材23
a、23b間の高い平行度を得ることができる。
このような工程によって得られた板バネユニット2は、
補強板24gで補強された部位(以下、補強部Aという
)および補強板24bで補強された部位(以下、補強部
Bという)のみが射出時のモールドの対象部分となって
いる。そしてこれら板バネユニット2 (2a、2b)
を用いて射出成形により平行板バネ装置5を製作する場
合、射出に係る補強部A、Bは十分な板厚となっている
ことから、射出時の圧力によって板バネユニット2a、
2bが変形することがない。従って、平行な位置関係と
なるように金型に保持された板バネユニット2a、2b
は、射出時の樹脂(ここではプラスチックなどの熱可塑
性樹脂を使用)の流入によって互いの平行度が失われな
い。また、この平行板バネ装置5を第11図に示した対
物レンズ駆動装置に用いれば、対物レンズ1をフォーカ
ス方向に正確に駆動することができる。なお、板バネ部
材23a、23bおよび補強板、24a、24bに設け
られた複数の孔は、射出成形の際、樹脂が必要な位置に
流れるようにするための流通孔の役目を果たすとともに
、樹脂と板バネとの接合強度を向上させる作用がある。
一般に、材料の曲げ剛性は厚みの3乗に比例し、剪断剛
性は断面積に比例する。上記のように板バネユニット2
が複数枚の板バネ部材23a、23bと1枚以上の補強
板(24a、  24 b)で形成された場合は、板バ
ネユニット2の曲げ剛性に対する剪断剛性の比率を大き
くすることができるため、面方向と直角な方向の共振周
波数に対する面方向の共振周波数を大きくすることがで
きる。対物レンズ駆動装置で言えば、対物レンズ1のフ
ォーカス方向の共振周波数を一定に保ちながらラジアル
方向の共振周波数を高くすることができるので、ラジア
ル方向の制御帯域を広く設定することができ、結果とし
て高精度なラジアル動作を可能にする。
補強部Bは、少なくとも板バネ固定部4a、4bがモー
ルドされる部位にのみ形成されていればよいものである
。但し、本実施例では補強部Bを三角形の一辺(二等辺
三角形の底辺)にわたって形成することによって補強板
の点数を減らすと共に、平行板バネ装置5の取り扱いの
際に板バネ固定部4a、4bを挾み込むように保持して
も前記三角形の一辺が座屈などの変形を起こすことがな
く、従ってバネ作用を生ずる他の二辺(以下、バネ作用
部)が変形してしまうといった悪影響が回避さ朴る。
なお、上記の実施例において、前記バネ作用部は補強板
が設けられていないので中空状であるが、この部分に粘
弾性体(例えばシリコーンゴム)を充填することもでき
る。この場合、シート25bにシート25aを重ねた後
、バネ作用部に粘弾性体を載置し、さらにシート25b
を重ねて3枚のシート25b、25a、25bを接合す
るようにして製作することができる。粘弾性体を充填し
た板バネユニット2を用いれば、面方向と直角な方向の
共振周波数における共振のピークを低くすることができ
、−制御性を大きく向上させることができる。(粘弾性
体を載置した板バネユニットに関する実施例については
後述する。) なお、対物レンズ駆動装置に用いられる平行板バネ装置
としては、前記実施例に示したもののほか、例えば第6
図に示すようなものもある。以下、本発明の他の実施例
を第6図から第15図を参照して説明する。
第6図に示す平行板バネ装置5°については、第1図、
第2図と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省
略する。なお、ここで使用される板バネユニット26a
、26bについては、第7図から第11図に示されるよ
うなものが適宜選択される。
第7図の板バネユニット26は、その中空部に粘弾性体
31(例えばシリコーンゲルやシリコーンゴムなど温度
変化に対して減衰特性や硬度が変化しない材料)を配置
したものである。粘弾性体31の厚みは、補強板28a
、28bの厚みとほぼ同じとなっている。製作方法とし
ては、まず第12図、第13図に示すようなステンレス
製のシート25a  、25b′に、一部を連結して残
した状態でエツチングまたは板金によって切り出された
板バネ部材27.補強板28を作成する。ここで、シー
ト25b’ に関しては、第14図に示すようにあらか
じめシルク印刷または塗布または接着などの手段により
粘弾性体31をコーティングしたものを併せて用意する
。そしてこれとシー)25a’ 、25b’ 、そして
粘弾性体31をコーティングしたシート25b”とを第
7図のごとく位置決めして重ね合わせ、スポット溶接、
レーザ溶接、接着・加圧などの手段によって一体的に接
合するものである。(なお、第12図、第13図、第1
4図では連結部位を大きめに表現している。) ここで、上記粘弾性体31に関しては、■シートにコー
ティングして硬化させてから重ね合わせても、あるいは
■コーティングして重ね合わせ、その後硬化させてもよ
い。なお、本実施例では、■の方式を採用した場合の方
が減衰特性が良好であった。
第8図の板バネユニット26は、第7図に示したのとほ
ぼ同様に製作したものであるが、補強板28a、28b
の厚みが異なるものである。製作方法としては、板バネ
部材27aと板バネ部材27bの両者に対して、あらか
じめシルク印刷または塗布または接着などの手段により
粘弾性体31a、31bをコーティングしたものを用意
し、これらを同図のごとく一体的に接合するものである
補強板28の厚みは、粘弾性体31a、31bの合計厚
みにほぼ等しくなっている。
この実施例によれば、前述の実施例と同様、大きな共振
抑制効果が期待できるほか、同一の部材を接合すること
により製作できるために製作工程が少なくなる。
第9図の板バネユニット26は、前記した2つの実施例
とほぼ同様に製作したものであるが、粘弾性体31の配
置が異なるものである。つまり同図に示すように、各板
バネ部材27.27bに所定間隔をあけて粘弾性体31
 a、  3 l b、  31 c。
31dをコーティングし、これら粘弾性体31a。
31b、31c、31dを互いに対向しないように一体
的に接合するものである。補強板28a。
28bの厚みは、粘弾性体31a、31b、31c、3
1dのそれぞれの厚みにほぼ等しくなっている。
この実施例によれば、前述の実施例と同様、大きな共振
抑制効果が期待できるとともに、同一の部材を接合する
ことにより製作できるために製作工程が少なくなる。
第10図の板バネユニット26は、第8図の実施例を積
層した形状となっている。製作方法としては、板バネ部
材27a、27bの両者の片面に対して、あらかしめシ
ルク印刷または塗布または接着などの手段により粘弾性
体31a、31bをコーティングしたものを用意すると
ともに、板バネ27cの両面にシルク印刷または塗布ま
たは接着などの手段により粘弾性体31c、31dをコ
ーティングしたものを用意し、これら板バネ部材27a
、27b、27cを同図に示すごとく一体的に接合する
ものである。補強板28 a、  28 b。
28c、28dの厚みは、粘弾性体31a、31Cの合
計厚み、または粘弾性体31b、31dの合計厚みにほ
ぼ等しくなっている。
第11図の板バネユニット26は、前述した実施例にお
ける板バネ部材27cを3つ重ね合わせることによって
同図に示すごとく製作しようとするものである。
また、粘弾性体を用いずに板バネユニットを構成しても
もちろんよく、例えば第15図に示すようにな板バネ部
材27a〜27C1補強板28a〜28fからなる各種
板バネユニット26を同様の方法によって製作すること
ができる。
そして、これらの板バネユニット26のうちの適当なも
のを用いて第1の実施例と同様の効果を得ることができ
る。もちろん積層枚数はこれらに限定されるものではな
く、積層枚数が多いほど射出圧力に耐えうるものとなる
。そして同時に板バネユニットの曲げ剛性に対する剪断
剛性の比率が大きくなるので、対物レンズの光軸が傾く
ことがなく、シかもラジアル方向の共振周波数が高くな
り、制御帯域が広くなるので、高精度なラジアル動作が
可能となる。
ところで、例えば第15図(b)に示した板バネユニッ
ト26は積層構造をなしていない。ただし、この実施例
の板バネユニット26は、実際に射出成形時に樹脂が固
着する部位が補強板28a〜28dとなり、樹脂が直接
板バネ部材27a表面に接触することがない。したがっ
て、樹脂がパリとなって板バネ部材27aと接触するこ
とによって、実質的な可動部である板バネ部材27aの
変形特性が製品ごとにまちまちになってしまうといった
ことがない。常に一定の特性を有する平行板バネ装置を
提供することができる。また、同図(a)に示した板バ
ネユニット26に関しても同様の効果を期待することが
できる。また、その他の実施例においても、補強板28
を板バネユニット26表面に固定することによって同様
の効果を期待することができる。
第16図、第17図は、第12図、第13図のごとく用
意されたステンレス製のシート41(第12図のシート
25a  に対応)、シート42(第13図のシート2
5b′ に対応)であり、次にこれらシート41.42
を用いた製作方法について説明する。第18図には、こ
れらシート41゜42を部分的に抽出したものを図示し
ている。ここで、同図(a)は補強板43を有するシー
ト41aであり、同図(b)は板バネ部材44を有する
シート42aである。また、これらシート41a、42
aの両側部には、板バネユニットを製作する際に射出の
圧力によって板バネユニットの平行度が失われないよう
に、強化部位45a、45b(これらは積層されて強化
部材を形成)が形成されている。
第19図には、上記シート41.42を位置決めして重
ね合わせることにより、板バネユニットを製作する過程
が示されている。(ここでは、シート41a、42aの
部分のみを示している。)なお、ここではシート41.
42の厚み方向の寸法を拡大して図示しているが、実際
にはシート41は15[μmコ、シート42は20〜4
0[μm]程度としている。
このように位置決めし固定されたシート41゜42によ
り1つのユニット50を形成すると、ユニット50の中
央部、つまり補強板43間(第19図に鎖線で表示)に
はシート42が存在しないので空間となってしまう。し
かしユニット50の側部には各シート41.42の強化
部位45a。
45bが積層されて空間は形成されない。つまりユニッ
ト50は、強化部位45a、45bによつてシート41
.42が強固かつ正確に保持されるので、補強板43間
は空間が形成されながらも強固かつ正確に保持されるこ
とになる。そのため、2枚のユニットの補強板43の部
位に射出成形を施して平行板バネ装置を製作する際に、
樹脂の流入により板バネユニットが歪んでしまう危険が
一層低減される。したがって、板バネユニットどうしの
平行度が保持され、特性のさらに安定した平行板バネ装
置が提供される。
なお、射出成形を施したユニット50から板バネユニッ
トを分離するために強化部位45a、45bを取り除く
には、板バネユニット(モールドされた部位)と強化部
位45a、45bとの間をレーザによって切断すればよ
い。レーザによる切断という手法を用いれば、モールド
された板バネ部材44に大きなひずみを与えることなく
強化部位45a、45bを取り除くことができる。
なお、第16図、第17図には強化部位45a。
45bが直線状に形成されたシート41.42を示した
が、強化部位45aは補強板43どうしを、そして強化
部位45bは板バネ部材44の端部どうしをそれぞれ連
結した形状であればよい。例えば強化部位45a、45
bの形状が円弧を描くようなものであってもよい。また
、第18図の拡大図では、強化部位45a、45bは各
シート41a、42aに2つづつ設けられているが、少
なくとも1つづつ設けられていれば上記の機能を発揮す
るものである。
なお、本発明においては、板バネや補強板の厚さ、ある
いは材質などは適宜選択することができるものである。
また、上記各平行板バネ装置は、上記したどの方法によ
っても製作することができるものである。また、本発明
の対物レンズ駆動装置に使用される平行板バネ装置は、
他の装置にも適用することができるものである。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、板バネの平行度が正確に
管理されるように製作することが可能であり、しかも対
物レンズのラジアル方向駆動の際にこの平行度が崩れる
ことのない対物レンズ駆動装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の対物レンズ駆動装置を示
す斜視図および分解斜視図、第3図および第4図は本発
明の対物レンズ駆動装置に使用される平行板バネ装置の
板バネユニット(板バネ)を示す斜視図および分解図、
第5図および第12図から第14図は板バネユニットの
製作に係るアルミシートを示す図、第6図から第11図
、および第15図は本発明の他の実施例を示す平行板バ
ネ装置および板バネユニットの斜視図、第16図と第1
7図は同じく板バネユニットの製作に係るアルミシート
を示す図、第18図は第16図と第17図のアルミシー
トの部分図、第19図は第18図のアルミシートを重ね
合わせた状態の一部拡大図、第20図は従来の対物レン
ズ駆動装置を示す斜視図、第21図は従来の平行板バネ
装置(リーフスイッチ)を示す斜視図である。 2a、  2b、  2. 26a、  26b、  
26・・・板ハネユニット(板ハネ) 3.4a、4b、4 ・・板バネ固定部(固定部材) 5.5“、58.101・・・平行板バネ装置23a、
23b、27a 〜27c、44・・・板バネ部材 24a、24.b、28a〜28f、43・・・補強板
(結合部材) 代理人 弁理士  則 近 憲 佑 1・・・対物レンズ / 第 図 (α) (b) (O) 第6 目 (αン $) 第 図 (ト) 第11図 、−/″ (1>) 第10図 25α′ Sb′ 25b# 峙寸峙

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)略平行に配置される複数の板バネ部材と、これら
    板バネ部材を厚さ方向に結合する結合部材とからなる板
    バネと、 前記板バネが厚さ方向に複数並設されるように固定する
    固定部材と、 前記板バネの厚さ方向に光軸方向を向けるようにして固
    定部材に配設される対物レンズと、前記対物レンズを所
    定の方向に駆動する駆動手段と、 を有することを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  2. (2)前記板バネは厚さ方向に2枚並設されることを特
    徴とする請求項1記載の対物レンズ駆動装置。
  3. (3)前記板バネの前記板バネ部材間に粘弾性体を配置
    することを特徴とする請求項1記載の対物レンズ駆動装
    置。
  4. (4)板バネ部材と、 この板バネ部材の厚みが大となるように前記板バネ部材
    に固定される補強部材とからなる板バネと、 前記補強部材の部位をモールドすることにより形成され
    、前記板バネを厚さ方向に複数並設するように固定する
    固定部材と、 前記板バネの厚さ方向に光軸方向を向けるようにして固
    定部材に配設される対物レンズと、前記対物レンズを所
    定の方向に駆動する駆動手段と、 を有することを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  5. (5)前記補強部材によって前記板バネ部材が複数枚並
    設されることを特徴とする請求項4記載の対物レンズ駆
    動装置。
  6. (6)前記板バネの前記板バネ部材間に粘弾性体を配置
    することを特徴とする請求項4記載の対物レンズ駆動装
    置。
  7. (7)射出成形によって板バネを厚さ方向に複数並設さ
    れるように固定する固定部材と、前記板バネの厚さ方向
    に光軸方向を向けるようにして固定部材に配設される対
    物レンズと、前記対物レンズを所定の方向に駆動する駆
    動手段とを有する対物レンズ駆動装置において、前記固
    定部材と前記板バネとの間に部材を介在させることを特
    徴とする対物レンズ駆動装置。
  8. (8)板バネ部材と、 この板バネ部材の厚みが大となるように前記板バネ部材
    に固定される補強部材とからなる板バネと、 前記補強部材の部位をモールドすることにより形成され
    、前記板バネを厚さ方向に複数並設するように固定する
    固定部材と、 前記板バネの厚さ方向に光軸方向を向けるようにして固
    定部材に配設される対物レンズと、前記対物レンズを所
    定の方向に駆動する駆動手段と、 を有する対物レンズ駆動装置において、 前記板バネ部材と前記補強部材とを積層してなる強化部
    材を前記板バネと一体に成形し、モールド後に前記強化
    部材を除去してなることを特徴とする対物レンズ駆動装
    置。
JP17962790A 1989-07-25 1990-07-09 対物レンズ駆動装置 Pending JPH041935A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19053189 1989-07-25
JP1-190531 1989-07-25
JP2-110419 1990-04-27

Publications (1)

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JPH041935A true JPH041935A (ja) 1992-01-07

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ID=16259639

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JP (1) JPH041935A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007334978A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Konica Minolta Opto Inc 光学系駆動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007334978A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Konica Minolta Opto Inc 光学系駆動装置

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