JPH04189890A - 水系ペースト状撥水性皮膜除去剤、ガラス面の撥水性皮膜の除去方法及びガラス面の清浄化方法 - Google Patents

水系ペースト状撥水性皮膜除去剤、ガラス面の撥水性皮膜の除去方法及びガラス面の清浄化方法

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JPH04189890A
JPH04189890A JP32014890A JP32014890A JPH04189890A JP H04189890 A JPH04189890 A JP H04189890A JP 32014890 A JP32014890 A JP 32014890A JP 32014890 A JP32014890 A JP 32014890A JP H04189890 A JPH04189890 A JP H04189890A
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日高 信昭
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木島 徹男
Shogo Shinohara
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特に撥水性皮膜に対しても優れた洗浄効果を
発揮し、ガラス面の清浄化に有利に利用される水系ペー
スト状組成物、ならびに、それを用いるガラス面の撥水
性皮膜の除去方法およびガラス面の清浄化方法に関する
さらに詳しく言うと、本発明は、自動車類のフロントガ
ラス等のガラス面から、該ガラス面に塗布された撥水処
理剤に由来する撥水性皮膜をも容易に除去することかて
きる水系ペースト状組成物、ならびに、その水系ペース
ト状組成物を用いてガラス面から少なくとも該ガラスに
塗布された撥水処理剤に由来する撥水性皮膜を除去する
方法、および、該水系ペースト状組成物を用いてガラス
面から少なくとも上記撥水性皮膜を除去し、親水性の高
い清浄なガラス面にするガラス面の清浄化方法に関する
なお、本発明の水系ペースト状組成物、それを用いる本
発明の撥水性皮膜の除去方法Σよびガラス面の清浄化方
法は、自動車のフロントガラス等のガラス面から通常の
油膜や埃等の汚れやシリコーン皮膜等を洗浄除去し、通
常時のガラスの透視性や外観を確保するのに有効なたけ
てなく、上記撥水性皮膜をも十分に除去しガラス面に高
い親木性を与えることかできるのて、特に少雨時におけ
る自動車の比較的低速ての運行時にワイパーを使用する
際の、油膜、シリコーン皮膜また特にト記撥水性皮膜か
原因となって発生する水滴や不均質な厚みの水膜に起因
するフロントガラス等のガラス面の乱反射や曇りを防止
し、高い透視性を維持するために有効に利用することか
てきる。
[従来技術と発明か解決しようとする課B]自動車に用
いられているガラスの表面、特に外側には、砂埃や土埃
、排気ガスなどの自然現象による汚れ、および塗装面に
施した艶出し剤による油性の汚れなど各種の汚れか付着
する。この艶出し剤としては、ワックス類特にシリコー
ンオイルを用いるものか多く、シリコーンオイルによる
汚れはシリコーン皮膜とも言われている。こうした各種
の汚れは、ガラスの外観を損なうたけてなく、透視性を
低下させるのて適時除去する必要かある。
こうしたガラス面の汚れを除去するための洗浄剤として
は、その汚れの種類や性質に応して各種のものか知られ
ている。たとえば埃や軽度の油性汚れに対しては通常の
界面活性剤を主成分とする水溶液のものても十分に清浄
化可能であるか、シリコーン皮膜等の比較的頑固な油膜
等の汚れに対しては少量の研磨剤を分散させた流動性の
ある液状のものか用いられている。
ところて、最近、自動車用ガラス特にフロントガラス面
に撥水処理剤を塗布することによって撥水性皮膜を設け
ることか行なわれるようになってきた。これは、雨天時
の高速走行中においてはワイパーの動きか邪魔になるの
てそれを用いずに、カラス面特にフロントガラス面に付
着する雨滴をその撥水性皮膜の強い撥水性によって比較
的大きいサイズの水滴とし、これを高速走行による強い
空気流によってフロント面(透視面)から飛散させるこ
とにより、走行中の透視性を確保しようとするものであ
る。
しかしながら、こうした撥水処理剤を使用した場合、雨
天時の高速運転時においては上記の原理によってフロン
トガラスの透視性を有効に維持することかてきるものの
、雨天の低速運転時にワイパーを使用する場合には、そ
の強い撥水性によって、ガラスの透視面に不均一な厚み
の水膜模様(縞模様など)か生したり、水滴か残留した
り、あるいは少雨時には微細な曇りが生しるなどによっ
てガラス面の透視性がむしろ悪化し、逆効果となる。す
なわち、高速運転時以外の雨天時の通常の走行状態の場
合には、ガラス面からは撥水処理剤が除去されている方
か望ましく、むしろガラス面を十分に親水性にして、付
着する水滴を均一な膜厚の水膜とする方かガラス面の透
視性を確保するのに有効であることか判明した。
ところが、上記撥水処理剤は、−度ガラス面に処理する
と除去しにくい性質があり、従来の界面活性剤を主体と
する洗浄剤や研磨剤を分散させた液状の洗浄剤等の従来
の洗浄剤てはその除去か非常に困難であるという問題点
かあった。
本発明は上記の事情を鑑みてなされたちのである。
本発明の目的は、少なくとも、−度ガラス面に処理され
た撥水処理剤をはじめとする従来の洗浄剤ては除去しに
くい撥水性皮膜をそのガラス面から容易にかつ十分に除
去することかてき、ガラス面の清浄化することかてき、
特に自動車の雨天時の通常の運行状態てのフロントガラ
ス等のガラスの透視性を向上させるのに極めて有効な水
系ペースト状組成物を提供するとともに、その水系ベー
スト状組成物を用いてガラス面から少なくとも撥水処理
剤等による撥水性皮膜を十分に除去する方法、さらには
該撥水性皮膜を除去し、ガラス面により一層の親水性を
付与するというガラス面の清浄化方法を併せて提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、前記問題点を解決すべく、自動車のフロ
ントガラス等のガラスの各種の汚れたけてなく、それに
塗布された撥水処理剤に由来する撥水性皮膜をも容易に
洗浄除去することかてきる強力なガラス面清浄化剤を開
発すべく鋭意研究を行った結果、平均粒径か特定の値以
下にあり、しかも硬度かガラス面上にある撥水性皮膜の
硬度よりも大きいという特定の範囲にある研磨剤を特定
の範囲の割合て含有する水系ペースト状組成物を用いて
ガラス面上の撥水性皮膜の除去を試みたところ、該撥水
性皮膜を他の油膜等の汚れとともに容易にかつ極めて有
効に除去することがてきることを見出した。また、ガラ
ス面から撥水性皮膜を除去しその親木性を十分に高める
ことによって、ガラス面に付着する雨滴等の水をその高
い親水性によって均一な膜厚の薄い水膜とすることかて
き、結果として自動車の雨天通常運行時(特にワイパー
を使用する時)におけるフロントガラス等のガラス面の
透視性か著しく向上することもわかった。
この発明者らは、これらの知見に基づいて本発明を完成
するに至った。
すなわち、本発明は、平均粒径か10μm以下であると
ともに、硬度かガラス面上の撥水性皮膜よりも大きい研
磨剤を5〜30重量%含有することを特徴とする水系ペ
ースト状組成物に係り、また、本発明の水系ペースト状
組成物をガラス面の洗浄・清浄化に利用する方法として
、該水系ペースト状組成物を使用することを特徴とする
ガラス面の撥水性皮膜の除去方法、 および、該水系ペースト状組成物を用いてガラス面の撥
水性皮膜を除去した後に、親木化処理を施すことを特徴
とするガラス面の清浄化方法、を併せて提供するもので
ある。
一水系ペースト状組成物− 本発明の水系ペースト状組成物は、主として自動車のフ
ロントガラス面等のガラス面上の埃や通常の油膜等の汚
れ、あるいはボディーの艶出し剤の付着によるシリコー
ン皮膜等の汚れを除去するたけてなく、ガラス面に塗布
された撥水処理剤をも除去するためのガラス面の強力な
洗浄剤(清浄化剤)として有用な組成物てあり、そのた
め、前記したように、特定の平均粒径て、特定の硬度範
囲にあるという特定の性状の研磨剤を、特定の割合て含
有していることか重要である。
すなわち、本発明の水系ペースト状組成物には平均粒径
か10pm以下、好ましくは0.5〜5pmの範囲にあ
る研磨剤を含有させることか重要である。
研磨剤の平均粒径か10μmより大きいと、使用する際
に洗浄面において研磨剤粒子の転勤か生して、研磨効果
か不十分となり、油膜やシリコーン皮膜等の微細な汚れ
を充分に除去することかできなかったり、あるいはこれ
らを除去することかてきたとしても撥水処理剤に由来す
る撥水性皮膜を十分に除去することか困難となり、本発
明の目的を十分に達成することかてきない。また、この
平均粒径かあまり小さすぎると、十分な研磨力か得られ
ないことかある。
なお、この研磨剤粒子の形状としては、特に制限はなく
、角状、針状、繊維状、扁平状、不特定の形状のものな
どどのような形状のものても使用可能であるか、通常は
、角ばった形状のものの方か研磨効果か大きくて好まし
い。
また、前記研磨剤は、上記特定の平均粒径を有するとと
もに、そのカラス面上にある前記撥水性皮膜よりもその
硬度か大きいことか重要である。
なお、使用する研磨剤の硬度か対象とするガラスのそれ
より大きい場合てあっても、使用するスポンジ等によっ
て分担荷重を小さくすることにより、ガラス面に傷を付
けることなく、撥水性皮膜を除去することがてきる。研
磨剤の硬度かその撥水性皮膜のそれより小さいと、該撥
水性皮膜を十分に除去することかてきない。
なお、本発明において、前記研磨剤の硬度範囲は以下の
基準によって定義されるものとする。
すなわち、研磨剤の硬度の上限は、研磨剤(具体的には
、研磨剤を含有する水系ペースト状組成物)によってそ
のガラス面をこすった際に、そのガラス面を傷付けない
程度てあればよく、対象とするガラス面の種類に応して
異なるのて一律の数値によっては表わしていないか、上
記の基準に従って実験によって予め決定することかてき
る。−方、研磨剤の硬度か前記撥水性皮膜の硬度よりも
大きいということは、撥水性皮膜を面上に有するガラス
を研磨剤(具体的には、研磨剤を含有する水系ペースト
状組成物)によってこすって該撥水性皮膜を除去しよう
とした際に、該撥水性皮膜を十分にこすり取ることかで
きるほどに十分に硬いということを意味している。した
がって、本発明に使用する前記研磨剤の硬度の下限は、
撥水性皮膜を形成させるために使用した撥水処理剤の種
類に応して異なる。したかって、研磨剤の硬度の下限を
一律の数値によっては表わしていないか、上記の基準に
従って予め実験によって決定することかできる。
言換えれば、研磨剤好ましくは研磨剤を含有する水系ペ
ースト状組成物を用いて、実際に撥水性皮膜を有するガ
ラス面を洗浄し、ガラス面に傷か付かず、かつ、撥水性
皮膜を十分に除去することがてきるかどうかによってそ
の研磨剤の硬度の判定基準とすればよく、硬度そのもの
の範囲を数値て決定しなくても、その判定基準に合格し
た研磨剤の種類を選定する方法を採用すれば十分である
このように、本発明の水系ペースト状組成物に使用する
前記研磨剤の硬度範囲は、硬度を必ずしも数値で表わさ
なくとも、対象とするガラスの種類および使用された撥
水処理剤の種類に応して、直接に実験によって決定する
ことかできる。
したかって、本発明の水系ペースト状組成物に使用する
研磨剤の前記硬度範囲は、厳密には対象とするガラスの
種類および使用された撥水処理剤の種類に応して異なる
のであるか、実用りは、たとえば自動車のフロントガラ
ス面に使用する場合には対象とするガラスの種類や使用
される撥水処理剤の種類も事実上限定されており、また
、一般にも使用する分野を定めればガラスや撥水処理剤
の種類(すなわちガラスおよび撥水性皮膜の硬度)も限
定されてくるし、さらに一般には、使用する分野を特に
限定しないても、それぞれに応して士、分に軟らかいガ
ラスおよび十分に硬い撥水性皮膜による実験は可能であ
るのて、適宜余裕をもって研磨剤の硬度範囲を十分に狭
く定めることによって、本発明の水系ペースト状組成物
を各種分野毎に、あるいは、広い分野に渡って、さらに
は全ての分野に渡って使用することかてきるものとして
市場に供給することかてきる。なお、自動車のフロント
ガラス面に形成された撥水性皮膜について言うと、一般
的に研磨剤の硬度かモース硬度て5〜lOである研磨剤
か好ましい。
前記撥水処理剤としては、各種のものか使用されており
、その具体例としてはたとえば、特開昭52−8608
4号公報に記載されているオルガノポリシロキサン系の
組成物や特公昭50−15473号に記載されているア
ルコール、酸およびオルガノポリシロキサン系の成分を
有効成分とするRa1nX [UNELKOC0RPO
RATION(USA)の製造する撥水剤の商標]など
を挙げることかてきる。
本発明の水系ペースト状組成物に含有させる前記研磨剤
の種類としては、上記の平均粒径および硬度範囲を満足
するものてあれば種々の粒子状のものか使用可能てあり
、具体的にはたとえば、アルミナ(モース硬度、9)、
シリカ(モース硬度、約7)、酸化セリウム(モース硬
度;5)、%化チタン(モース硬度、6〜7)、酸化ジ
ルコニウム(モース硬度、7)、酸化鉄(モース硬度。
5.5N6.5)、炭化ケイ素(モース硬度。
9.1)、窒化ケイ素(干−ス硬度+8.5)等の無機
化合物や天然産の無機物などを挙げることかてきる。こ
れらの中ても、特に、アルミナ、酸化セリウム、炭化ケ
イ素などが好ましい。
なお、これらの研磨剤は、一種単独で使用してもよく、
二種以上を併用することもてきる。
本発明の水系ペースト状組成物は、少なくとも前記研磨
剤と水から構成されるものてあり、必要に応して、増粘
剤、分散効果や洗浄効果を有する界面活性剤、水可溶性
溶媒等の溶媒などの他の任意成分を適宜含有させること
かてきる。通常は。
前記研磨剤および水の他に少なくとも適当な増粘剤さら
には分散効果や洗浄効果を有する界面活性剤、および水
可溶性溶媒剤等を適宜に含有させることか好ましい。
本発明の水系ペースト状組成物において、重要な点の一
つは、前記特定の平均粒径範囲および前記特定の硬度範
囲を満足する研磨剤を、5〜30重量%、好ましくは1
0〜25重量%の範囲の割合て含有することである。こ
の研磨剤の含有割合か5重量%未満ては、処理面におけ
る単位面積当たりの研磨剤の量か少なくなり、撥水性皮
膜の除去効果か不十分になり、また、組成物をペースト
状に仕上げることか困難になる場合かあり −方、30
重量%を超えても研磨効果の向上は見られず過剰の研磨
剤か無駄になり、また研磨剤の割合かあまり多すぎると
組成物か硬くなりすぎるなどして洗浄操作か困難になる
木の含有量としては、通常、50〜90重量%、好まし
くは、60〜80重量%の範囲にするのか適当である。
前記増粘剤としては、特に制限はなく、通常この種の洗
浄剤に使用されるものなど各種のものを使用することか
てき、具体的にはたとえば、クレー、ベントナイト、メ
チルセルロース、ポリエチレンクリコール、アルギン酸
ソータ、ポリアクリルアミド、ポリアフリルミ1.!粉
などを挙げることかできる。これらの中ても、特に、ベ
ントナイト、クレーなどが好ましい。
なお、これらの増粘剤は、必要に応して、一種単独て使
用してもよく、二種以上を併用してもよい。
前記増粘剤は、通常0.1〜25重量%、特に0.5〜
20重量%の範囲の割合て含有させるのか好ましい。
ここて、増粘剤の含有割合かあまり少なすぎると得られ
る組成物かペースト状にならず流動性のある液状になる
ことかあり、一方、その含有割合かあまり多すぎると、
得られる組成物か硬くなりすぎて洗浄効果か低下したり
、洗浄操作か困難になるなどの支障を生しることかある
前記分散効果や洗浄効果を有する界面活性剤としては、
特に制限はなく、通常この種の洗浄剤に使用されるもの
など各種のものを使用することかてき、具体的にはたと
えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、高級脂肪酸塩、
ナフタリンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物塩、アル
キルりん酸塩、高級硫酸エステル塩、脂肪族アミンの硫
酸塩等のアニオン系界面活性剤、POEアルキルエーテ
ル、POEアルキルフェノールエーテル、脂肪酸エステ
ル等のノニオン系界面活性剤を挙げることかてきる。こ
れらの界面活性剤の中でも特にアルキルベンゼンスルホ
ン酸塩、ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物
ソーダ塩などのアニオン系界面活性剤か好ましい。これ
らの界面活性剤は、必要に応して、一種単独て使用して
もよく、二種以上を併用してもよい。
前記界面活性剤は、通常、必要に応して、5重量%以下
の範囲の割合て添加される。
前記界面活性剤を添加することによって、研磨剤の分散
性を著しく向上させ、ペースト状態をより一層安定に保
持することかてき、また、洗浄性を一層向上させること
かてきるなどの効果かある。
前記水可溶性溶媒としては、たとえば、メタノール、エ
タノール、プロパツール、イソプロパツール、フタノー
ル等の低級アルコール、エチレンクリコール(EG) 
、プロピレンクリコール(PG) 、クリセリン、ペン
タエリスリトール等の多価アルコール類、セロソルフ類
、メチルエチルケトン、メチルイソフチルケトン等のケ
トン類などを挙げることかできる。これらの中ても、特
に、EG、PC、クリセリンなどが好ましい。
これらの水可溶性溶媒は、一種単独て使用してもよいし
、二種以上を併用してもよい。
なお、これらの水可溶性溶媒を添加することによって、
水の液性を調節するなどして、研磨剤粒子の分散性や増
粘剤の効果を助長するなどの効果を奏することかてきる
前記水可溶性溶媒は1通常、3〜20重量%の範囲から
選択させる割合て含有させることか好ましい。
また、本発明の水系ペースト状組成物には、必要に応し
て上記以外の他の成分を、本発明の目的を阻害しない範
囲て適宜含有させることもてきる。たとえば、前記研磨
剤以外の特性を有する研磨剤か支障の範囲の割合含有さ
れていても構わないし、また、必要に応して香料、着色
剤、防腐剤などを少量含有させてもよい。
本発明の水系ペースト状組成物は、上記各成分に水を添
加して、ペースト状にしたものであるか、添加する水の
量は特に限定されるものてはなく、少なくとも各成分に
水を添加して得られる水系ペースト状組成物のペースト
状態か以下の範囲になるように添加混合すれば良い。す
なわち、ペースト状態の硬さとしては針入度て、通常、
15〜30gの範囲にあるものか望ましい。組成物の針
入度か15g未満であると、組成物とガラス面との密着
性か不十分になり、撥水性皮膜等の汚れの除去能力か低
下することかある。また、組成物の針入度か著しく小さ
くなってペースト状てはなくなり流動性の液状になると
、撥水性皮膜等の強固な汚れを除去することか困難にな
り本発明の目的を十分に達成することかてきなくなる。
一方、組成物の針入度か30gを超えると組成物か硬く
なりすぎて、洗浄の際に無駄な力を必要とするなとの不
都合を生しることかある。また、組成物の針入度か著し
く大きくなるともはやペースト状とは言えず固形物のよ
うになり、その場合には、洗浄操作か困難となる。
すなわち、本発明の組成物は、上記のように適度の硬さ
のペースト状であることによって、撥水性皮膜等の強固
な付着物や汚れを効果的に除去することかてきるのであ
る。
また1本発明の組成物は、適度の硬さのペースト状であ
ることによって、■従来の液状の洗浄剤の場合、該液状
組成物か自動車のボディー等の洗浄面以外の面に飛散し
て付着するなとの不都合を生し易く、ボディーを汚した
り、それを拭き取る際に塗装面を傷付けるなど支障をき
たすことかあるか、本発明の組成物てはこのようなこと
かない、■洗浄に使用後拭き取りという簡単な操作てガ
ラス面から容易にかつ完全に除去することかてきるので
従来の液状の洗浄剤と比較して取り扱い性および操作性
的に著しく優れている、■従来の液状の研磨剤含有洗浄
剤のように組成物の相分離を起こすことかなく常時高い
分散状態を維持することかできる、(4)本発明の組成
物の場合、たとえばチューン等に収納することもできる
ので、取り扱い上および保管上の点ても有利になる、な
どの種々の利点を有している。
このように、本発明の水系ペースト状組成物を適度の硬
さのペースト状とするには、前記各成分の組成を適宜調
整することによて容易になすことかてきる。
本発明の水系ペースト状組成物は、前記所定の各成分を
所定量混合することによって得ることかてきる。
各成分の混合の順序や方式については特に制限はなく、
任意の順序て混合してもよい。好ましい調製方法の一例
を示すと、たとえば、水に前記界面活性剤および水可溶
性溶剤を適量混合し、これに次いて前記研磨剤を所定量
添加してよく分散せしめた後、前記増粘剤を適量混合す
る方法などを挙げることかてきる。混合に供する前記各
成分の割合は、前記した通ってあり、その割合を所定の
割合を満足する範囲で使用目的等に応して適宜調整して
所望の硬さのペースト状の組成物として仕上げればよい
以」二のようにして調製した本発明の水系ペースト状組
成物は、自動車のフロントカラス等の撥水処理剤したガ
ラス面上の撥水性皮膜を容易に除去することかてきる強
力なガラス面洗浄剤(清浄化剤)てあり、撥水性皮膜た
けてなく、土埃、砂埃等の埃、排気ガス等による汚れ、
通常の油膜、あるいはボディー等の塗装面の艶出し剤に
由来するシリコーン膜などの種々の汚れや付着物をも同
時に除去することもできる実用上著しく有利なガラス面
洗浄剤(清浄化剤)である。また、本発明の水系ペース
ト状組成物は、ペースト状であるのて、前記■〜■の種
々の利点を有している。なお、本発明の水系ペースト状
組成物は、撥水性皮膜を有しないガラス面に対しても有
効に利用することかてきる。
したかって、本発明の水系ペースト状組r&物は自動車
のフロントガラス等の撥水性皮膜を有するカラス面の洗
浄(清浄化)をはじめとする種々のガラス面の洗浄(清
浄化)分野に有利に利用することかてきる。
さらに、本発明の水系ペースト状組成物は、ガラス面以
外の対象物の汚れの洗浄剤としても好適に流用すること
もてきる。
一撥水性皮膜の除去方法− 本発明の水系ペースト状組成物は、前記したように自動
車のフロントガラス等のガラス面に強固に付着した前記
撥水処理剤に由来する撥水性皮膜を容易に除去すること
かてきる強力な洗浄剤(清浄化剤)である。
本発明の撥水性皮膜の除去方法は、前記した本発明の水
系ペースト状組成物を用いて前記撥水性皮膜を除去する
という点以外は、特に制限はなく、たとえば、従来の研
磨剤含有液状洗浄剤によるシリコーン皮膜の除去の際に
用いる操作と同様にしてもよいし1本発明の組成物かペ
ースト状であることを生かした方法など、様々な操作に
よって行ないうる。
具体的には、たとえば、本発明の水系ペースト状組成物
を所望のガラス面および/または洗浄布にチューン等か
ら取り、そのままガラス面をこすって撥水性皮膜を除去
し、その後、拭取布等によって水系ペースト状組成物を
十分に拭き取ればよい。その際、撥水性皮膜とともに他
の汚れを同時に除去することもてきる。また、本発明の
水系ペースト状組成物て撥水性皮膜を除去する前に、予
め埃等の通常汚れを任意の方法て除去しておいてもよい
なお、撥水性皮膜を除去し、水系ペースト状組成物を除
去した後、必要に応し工、さらに乾いた清浄な仕上用布
類や清浄な氷て濡らした什」二用布類で拭いたり、ある
いは後述の親木化処理を施してガラス面を清浄化するな
ど任意の後処理を行なってよい。
前記洗浄布、拭取布、仕上用布類等の布類としては、通
常のガラス面の洗浄分野に使用されているものなど各種
のものか使用可能てあり、具体的にはたとえば、タオル
類、布巾類、雑[1]類、あるいは専用の布類等のいわ
ゆる布類(きれ)、スポンジ、ティウシュ類、非ティッ
シュ性紙類等の紙類などを挙げることかてきる。このほ
か、仕上用布類としてはセーム革などを使用することも
てきる。これらの布類は、その使用目的毎にそれぞれ別
個のものを用いてもよく、また、操作をより簡易化した
り布類な節約するために、一部または全部を共用の布類
によフて行なってもよい。
以上のようにして、ガラス面から前記撥水処理剤に由来
する撥水性皮膜を容易にかつ十分に除去することかてき
、ガラス面を著しく清浄化することもてきる。
一ガラス面の清浄化方法− 本発明のガラス面の清浄化方法においては、前記したよ
うにガラス面から撥水性皮膜を除去した後、該ガラス面
に親木化処理を施して、ガラス面を十分に清浄化する。
この親木化処理は、−常、撥水性皮膜を除去した後、た
とえば前記した方法によって使用した水系ペースト状組
成物を十分に除去した後、実施するのか好ましい。
前記親木化処理としては、各種の方法か可能であるか、
たとえば、該ガラス面を親木性皮膜でコーティングする
方法、あるいは親水性界面活性剤を塗布する方法、ガラ
スの曇り止め剤として製造販売されている「クリーンヒ
ユー」 (タイホー工業株)(特公昭54−13431
号、特公昭52−47926号、特公昭56−1929
9号、特公昭60−4231号公報に記載のガラス表面
処理剤)を塗布する方法などを好適に採用することかて
きる。
以上のようにして、所望のガラス面を著しく清浄化する
ことかてき、カラス面により一層の高い親木性を付与す
ることかできる。
本発明のガラス面の撥水性皮膜の除去方法好ましくは本
発明のガラス面の清浄化方法によると、自動車のフロン
トガラス等のガラス面の、前記撥水処理剤に由来する撥
水性皮膜を容易にかつ十分に除去することかてき、また
、埃や排気ガスに由来する汚れ、油膜等の油性の汚れ、
艶出し剤に由来するシリコーン皮膜なども同時に除去す
ることかてき、極めて清浄なガラス面を短時間の簡単さ
操作て実現することかてきる。また1本発明の方法によ
ると、ガラス面を著しく親水性にすることもてきる。
その結果、通常時のガラスの透視性および外観を著しく
良好のものとすることはもとより、自動車の雨天てワイ
パーを使用する通常の走行時におけるフロントガラス面
等のガラス面(透視面)に対する乱反射や屈折等の原因
になる水滴や不均質な厚みの水膜、縞模様、曇りの発生
等を有効に防止することかてき、そのガラスの透視性を
良好に著しくすることかできるので、安全性を十分に確
保することかてきる。
[実施例] 次に、本発明を実施例および比較例によってさらに具体
的に説明するか、本発明はこれらの実施例に限定される
ものてはない。
(実施例1) 下記に示す各成分を、記載の順に順次混合、下記の組成
の水系ペースト状組成物を調製した。
このペーストの針入度(不動工業■製のレオメータによ
り測定)は23gてあった。
糺胤隻辺兼差 ・水・ ・ ・ ・・・ ・・ ・ ・ ・ ・・ ・
66.5重量%・クリセリン・・・・・・・・・・ 4
.5重量%・クレー・・・・・・・・・・・・13.0
重量%・ヘントナイト・・・・・・・・・ 1.0重量
%・アルミナ(平均粒径1.Oμm) ・15.0重量
%この水系ペースト状組成物を、約5gをスポンジに取
り、撥水処理剤(RainX  既述)て処理された撥
水性皮膜を有する自動車のフロントガラス面(7cmx
20cm)を常法に従って洗浄した。その結果、極めて
容易に撥水性皮膜を除去することかできた。また、この
フロントガラス面には、ボディーの塗装面の艶出し剤に
よるシリコーン皮膜および油膜や埃等の汚れも付着して
いたか、これらも上記洗浄操作によって容易に除去する
ことかてきた。
なお、この洗浄による撥水性皮膜の除去の度合いおよび
容易性によって、洗浄剤の洗浄性の評価基準とし、一方
、洗浄剤(この場合、上記水系ペースト状組成物)の硬
さを洗浄剤の際の状態によって評価した。
これらの評価結果は、第1表に示す。
(実施例2) 下記に示す各成分を、記載の順に順次混合、下記の組成
の水系ペースト状組成物を調製した。
このペーストの針入度は28gてあった。
糺り春五皿減 ・水・・・・・・・・・・・・・・60.0重量%・P
G・ ・・・・・・・・・・・・ 7.0重量%・ベン
トナイト・・・・・・・・・ 3.0重量%・アルミナ
(平均粒径0.5μm) ・ 5.0重量%・酸化ケイ
素(平均粒径1.OBm) 15.0重量%この水系ペ
ースト状組成物を、約5gをスポンジに取り、撥水処理
剤(RainX ・既述)で処理された撥水性皮膜を有
する自動車のフロントガラス面(7cmx20cm)を
常法に従って洗浄した。その結果、極めて容易に撥水性
皮膜を除去することができた。また、このフロントガラ
ス面には、ボディーの塗装面の艶出し剤によるシリコー
ン皮膜および油膜や埃等の汚れも付着していたが、これ
らも上記洗浄操作によって容易に除去することができた
なお、この洗浄剤の洗浄性および硬さを実施例1と同様
の基準で評価した。
これらの評価結果は、第1表に示す。
(実施例3) 下記に示す各成分を、記載の順に順次混合、下記の組成
の水系ペースト状組成物物を調製した。
このペーストの針入度は25gであった。
肚皮亘五皿滅 ・水・・・ ・・・・・・・・ ・・・72.0重量%
・POEノニルフェノールエーテル(I社則6)・・・
・・ 0.5重量% ・ベントナイト・・・・・・・・・ 25重量%・酸化
セリウム (平均粒径1.0μm)・・25.0重量%この水系ペ
ースト状組成物を、約5gをスポンジに取り、撥水処理
剤(RainX :既述)で処理された撥水性皮膜を有
する自動車のフロントガラス面(7cmx20cm)を
常法に従って洗浄した。その結果、極めて容易に撥水性
皮膜を除去することができた。また、このフロントガラ
ス面には、ボディーの塗装面の艶出し剤によるシリコー
ン皮膜および油膜や埃等の汚れも付着していたが、これ
らも上記洗浄操作によって容易に除去することができた
なお、この洗浄剤の洗浄性および硬さを実施例1と同様
の基準で評価した。
これらの評価結果は、第1表に示す。
(実施例4) 下記に示す各成分を、記載の順に順次混合、下記の組成
の水系ペースト状組成物を調製した。
このペーストの針入度は14gであった。
組成物の組成 ・水・・・・ ・・・−・・・ ・−−71,5重量%
・EG・・ ・・・・・・・・・・・10.0重量%・
クレー・・・・・・・・・・・・ 50重量%・ベント
ナイト・・・・・・・・・ 1.5重量%・アルミナ(
平均粒径1.0μm)・15.0重量%・炭化ケイ素(
平均粒径1.0μm) 10.0重量%・ドデシルベン
ゼンスルホン酸ソーダ ・ ・ ・・・ 05重量% この水系ペースト状組成物を、約5gをスポンジに取り
、撥水処理剤(RainX :既述)で処理された撥水
性皮膜を有する自動車のフロントガラス面(7cmx2
0cm)を常法に従って洗浄した。その結果、極めて容
易に撥水性皮膜を除去することができた。また、このフ
ロントガラス面には、ボディーの塗装面の艶出し剤によ
るシリコーン皮膜および油膜や埃等の汚れも付着してい
たが、これらも上記洗浄操作によって容易に除去するこ
とができた。
なお、この洗浄剤の洗浄性および硬さのを実施例1と同
様の基準で評価した。
これらの評価結果は、第1表に示す。
(比較例1) 比較例として下記の組成の洗浄剤を調製し、これを実施
例1の水系ペースト状組成物に代えて用いたほかは、実
施例1と同様にしてフロントガラス面の撥水性皮膜等の
洗浄除去を試みた。
紅皮惣匁亙戴 ・水・・・・・・・・・・・・・・73.0重量%・P
G・・・・・・・・・・・・・ 70重量%・アルミナ
(平均粒径zoum)  ・・20−0重量%その際の
、この洗浄剤の洗浄性および硬さを実施例】の基準によ
って評価した。    ゛結果は、第1表に示す。
(比較例2) 比較例として下記の組成の洗浄剤を調製し、これを実施
例1の水系ペースト状組成物に代えて用いたほかは、実
施例1と同様にしてフロントガラス面の撥水性皮膜等の
洗浄除去を試みた。
組成物の組成 ・水・・・・・・・・ ・・・・・・650重量%・グ
リセリン・・・・・・・・・・10.0重量%・酸化セ
リウム (平均粒径3.Oum)  ・ 5.0重量%・アルミ
ナ(平均粒径1.0μm)・20.0重量%その際の、
この洗浄剤の洗浄性および硬さを実施例Iの基準によっ
て評価した。
結果は、第1表に示す。
(比較例3) 比較例として下記の組成の洗浄剤を調製し、これを実施
例1の水系ペースト状組成物に代えて用いたほかは、実
施例1と同様にしてフロントガラス面の撥水性皮膜等の
洗浄除去を試みた。
組成物の組成 ・水・・・・・・・・・・・・・・670重量%・PG
・・・・ ・・ ・・・・ ・・・ 5.0重量%・ベ
ントナイト・・・・・・・・・ 50重量%・酸化セリ
ウム (平均粒径3.Ourr+)  ・13.0重量%・ア
ルミナ(平均粒径2.Oum)  ・10.0重量%・
クレー・・・・・・・・・・・・200重量%その際の
、この洗浄剤の洗浄性および硬さを実施例jの基準によ
って評価した。
結果は、第1表に示す。
(比較例4) 比較例として下記の組成の洗浄剤を調製し、これを実施
例1の水系ペースト状組成物に代えて用いたほかは、実
施例1と同様にしてフロントガラス面の撥水性皮膜等の
洗浄除去を試みた。
組成物の組成 ・水・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・・ ・・・ ・
560重量%・EG・・・・・・・・・・・・・ 50
重量%・クレー・・・・・・・・・・・・35.0重量
%−炭化ケイ素(平均粒径1.1) am)  4.0
重量%その際の、この洗浄剤の洗浄性および硬さを実施
例1の基準によって評価した。
結果は、第1表に示す。
(比較例5) 比較例として下記の組成の洗浄剤を調製し、これを実施
例1の水系ペースト状組成物に代えて用いたほかは、実
施例1と同様にしてフロントガラス面の撥水性皮膜等の
洗浄除去を試みた。
組成物の組成 ・水・・・・・・・・・・・・・・91.5重量%・P
OEノニルフェノールエーテル (HLB16+  ・ 05重量% ・クレー・・・・・・−・・・・・ 50重量%・酸化
セリウム (平均粒径1.0μm)・ 30重量%その際の、この
洗浄剤の洗浄性および硬さを実施例1の基準によって評
価した。
結果は、第1表に示す。
第1表 *l、洗浄性の評価基準 ○ 水洗い後のガラス面か均一に濡れた。
△ 水洗い後のガラス面のところどころに水玉か生した
× 洗浄前と回しような撥水状態てあった。
[発明の効果] 本発明によると、特定の平均粒径および特定の硬度範囲
にある研磨剤を特定の割合で含有してなるペースト状組
成物として洗浄剤を構成しているので、少な(とも、−
度ガラス面に処理された撥水処理剤をはじめとする従来
の洗浄剤では除去しにくい撥水性皮膜をそのガラス面か
ら容易にかつ十分に除去することができ、ガラス面の清
浄化することができ、特に自動車の雨天時の通常の運行
状態でのフロントガラス等のガラスの透視性を向上させ
るのに極めて有効な水系ペースト状組成物を提供するこ
とができる。
また、本発明によると、本発明の水系ペースト状組成物
を用いて、自動車のフロントガラス面等ガラス面から少
なくとも撥水処理剤等による撥水性皮膜を容易にかつ十
分に除去する方法を提供することができる。
さらに、本発明によると、本発明の水系ペースト状組成
物を用いて上記撥水性皮膜を除去し、自動車のフロント
ガラス等のガラス面に、より一層の親水性を付与すると
ともにガラス面を著しく清浄化する簡便でかつ実用的な
方法を提供することができる。
また、本発明の水系ペースト状組成物は、適度な硬さの
ペースト状であるので、上記の強力な洗浄効果のほかに
、取扱性および保管性等にも著しく優れており、以下の
利、屯をも具備している。
■従来の液状の洗浄剤の場合にありがちな、自動車のボ
ディーの汚染やその塗装面を傷付けることがない。
■洗浄に使用後拭き取りという簡単な操作でガラス面か
ら容易にかつ完全に除去することができる。
■従来の液状の研磨剤含有洗洗剤のように組成物の相分
離を起こすことがなく常時高い分散状態を維持すること
ができる。
■たとえばチューブ等に収納することもできる。
以」二のように本発明は、自動車のフロントガラス面等
のガラス面の洗浄もしくは清浄化分野において極めて価
値が大きい。
特許出願人  タイホーエ業株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均粒径が10μm以下であるとともに、硬度が
    ガラスよりも小さくて該ガラス面上の撥水性皮膜よりも
    大きい研磨剤を5〜30重量%含有することを特徴とす
    る水系ペースト状組成物。
  2. (2)請求項1の水系ペースト状組成物を使用すること
    を特徴とするガラス面の撥水性皮膜の除去方法。
  3. (3)請求項1の水系ペースト状組成物を用いてガラス
    面の撥水性皮膜を除去した後に、親水化処理を施すこと
    を特徴とするガラス面の清浄化方法。
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