JPH0418775Y2 - - Google Patents

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JPH0418775Y2
JPH0418775Y2 JP1986143270U JP14327086U JPH0418775Y2 JP H0418775 Y2 JPH0418775 Y2 JP H0418775Y2 JP 1986143270 U JP1986143270 U JP 1986143270U JP 14327086 U JP14327086 U JP 14327086U JP H0418775 Y2 JPH0418775 Y2 JP H0418775Y2
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JP
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pull
pin
rod
hole
cylindrical body
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JP1986143270U
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  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、平行ピン、テーパピン等を始めと
する各種ピンの引抜きに用いるピン引抜き工具に
関する。
(従来の技術) この種ピン引抜き工具としては、例えば、実公
昭51−1120号のものがあつた。同号のものは、第
5図に示すように、ハンマ部材1をはめ込んだ引
抜き棒2の先端にネジ部4を設け、同ネジ部4に
袋ナツト5を螺合させ締付けることにより、引抜
きボルト6を押付けるように固定する。よつて、
前記袋ナツト5を取外すことにより、破損などし
たボルト6を容易に交換できるようにしたもので
ある。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来構成の引抜き工
具は、引抜きボルト6を、引抜き棒2の先端ネジ
部4で直接押さえ付けて固定する方法であるた
め、次のような問題点があつた。
即ち、ピンを引き抜く際の衝撃振動が袋ナツト
5に伝わり、同袋ナツト5が、ネジ部4との螺合
を解く方向の除々に回転し、わずか数本のピンを
引き抜いたのみでボルト6の締め付けが緩んでし
まい、引き抜き作業の途中で再びナツト5を締付
け直さねばならなかつた。
この考案は、ピン引抜き作業中に引抜きボルト
の緩みが発生せず、しかも、同ボルトが破損など
した場合にも容易に取替え交換できる、ピン引抜
き工具を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案に係るピン引抜き工具は、上記目的を
達成するために次の構成からなる。
先端側に取外し自在のピン引抜き部を備えると
ともに、基端側に衝撃受けを備えてなる引抜き棒
と、この引抜き棒に上下動可能にはめ込むハンマ
部材とからなる。ピン引抜き部は、連結ピンによ
るピン結合により前記引抜き棒の先端側に取外し
自在に装着する有底円筒体と、この有底円筒体の
底部に明けた貫通孔からネジ部を突出するように
して、同円筒体内に収める引抜きボルトとからな
る。そして、この引抜きボルトを、前記円筒体内
に形成したネジ孔に螺合する、前記引抜き棒と非
接触の状態にあるネジ部材によつて締め付け固定
してなるものである。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図において、引抜き棒11は、その基端部
にボルト12によつて固着した衝撃受け13を備
え、また、その先端部には、軸方向と直交する方
向に貫通するピン孔14を有する。そして、同引
抜き棒11には、一端にフランジ15を有したハ
ンマ部材Hを上下動可能にはめ込む。
一方、引抜き棒11の先端側には、ピン引抜き
部16を着脱自在に装着する。
ピン引抜き部16は、第2図に明示するよう
に、ピン結合により前記引抜き棒11の先端側に
取り外し自在に嵌合装着する有底円筒体17と、
同円筒体17内に挿入するように収められる引抜
きボルト18と、同ボルト18を締め付け固定す
るネジ部材19とからなる。
そして、前記円筒体17は、前記引抜き棒11
の先端部が嵌まる嵌入孔20およびその嵌入孔2
0と連通するネジ孔21を備えるとともに、その
周側部にピン挿入孔22を、また、その底部に貫
通孔23をそれぞれ明け備える。よつて、この円
筒体17内に前記ボルト18を挿入するととも
に、そのネジ部24を貫通孔23から突出させた
ところで、前記ネジ部材19をネジ孔21に螺合
させ締め付け固定する。このとき、ネジ部材19
は、引抜き棒11とは接触せず、即ち、ネジ部材
19の上面と、引抜き棒11の下面との間には空
隙が形成されるようにして、ボルト18を締め付
け固定する。
かくして、円筒体17の嵌入孔20内に引抜き
棒11の先端部をはめ込み、そのピン孔14と前
記ピン挿入孔22とが連通するように位置決めし
たところで連結ピン25を挿入し、よつて、引抜
き部16を引抜き棒11に装着する。
なお、26はピン25のつまみ、27はネジ部
材19を締込む際のスパナ掛けである。
さて、このような構成からなる引抜き工具の取
扱いについて説明すると、工具先端に取付けたボ
ルト18を、引抜き対象たるピンのメネジにねじ
込むとともに、ハンマ部材Hを上動させ衝撃受け
13に叩き付ける。この操作を数回繰り返すうち
に、ハンマ衝撃の反動力により前記ピンを引抜く
ことができる。
そして、ハンマ衝撃による振動が引抜き部16
の有底円筒体17に伝わつても、同円筒体17は
連結ピン25によつて引抜き棒11に回転不能に
装着されており、しかも、その引抜き棒11とネ
ジ部材19とは非接触の状態にあるため、同ネジ
部材19には振動が直接伝わらず、ボルト18の
締め付けが緩むようなことはない。
ボルト18が破損した場合には、ピン25を抜
いて引抜き部16を取外すとともに、ネジ部材1
9を取除いてボルト交換する。
また、引抜くピンのメネジの径の大きさに応じ
て引抜き部16を適宜取替える。
即ち、予め複数個の引抜き部16を用意すると
ともに、それぞれネジ径の異なるボルト18を取
付けておき、引抜くピンの大きさに応じて適当な
引抜き部16を取替え選択する。なお、これら複
数個の引抜き部16を構成する各円筒体17は、
当然ながらネジ孔21および貫通孔23の径の大
きさをそれぞれ異にするが、嵌入孔20の径の大
きさについては一定である。
第3図はこの考案の第2実施例を示すものであ
り、前記第1実施例との相違は、引抜き棒11の
先端部に取付けた連結ピン28によつて、同引抜
き棒11と引抜き部16とをピン結合する点にあ
る。即ち、バヨネツトジヨイント方式のように、
円筒体17の上端に逆L字状状に切欠いた溝孔2
9を設け、同溝孔29に前記連結ピン28を挿入
しかつ掛止めることにより、取付け部16を装着
できるようにする。
このような装着構造とすれば、引抜き部16の
脱着が容易となる。
次に第4図はこの考案の第3実施例を示すもの
であり、引抜き部16をワンタツチで脱着できる
ようにした点に特徴がある。
まず引抜き棒11は先端に拡径取付部30を備
え、その軸方向に形成した取付穴31に連結のた
めの引抜き延長棒32を挿入できるようにする。
引抜き延長棒32は、その下端部に円筒体17の
ピン挿入孔22と連通するピン孔33を備え、ま
た、その上端部外周には断面半円状の係合溝34
を備える。よつて、前記ピン孔33に連結ピン2
5を挿入し、その下端部に引抜き部16を取外し
自在に装着できるようにする。
一方、取付部30の側周部には、取付穴31に
貫通しかつ同取付穴31に挿入した前記引抜き延
長棒32の係合溝34に通じる、同係合溝34と
ほぼ同径の貫通孔35を形成する。そして、この
貫通孔35には、係合溝34に係合することによ
り前記引抜き延長棒32を前記取付部30へと連
結する、鋼球36を入れる。
また、取付部30には、その内周部下端寄りに
前記貫通孔35とほぼ同径からなる断面半円状の
鋼球逃がし溝37を備えた、上下動自在の可動円
筒体38を嵌着する。39は同円筒体38の上動
を規制するため、引抜き棒11に取付けたストツ
パである。
かくして、図中矢印で示すように、円筒体38
を上下動操作することにより引抜き部16をワン
タツチで脱着する。
即ち、円筒体38を上方にやや持ち上げれば、
同円筒体38の内周部に形成した逃がし溝37
と、取付部30の貫通孔35とが連通し、鋼球3
6の逃げ孔が形成される。従つて、円筒体38を
持ち上げた状態で引抜き部16を引下げれば、前
記鋼球36と引抜き延長棒32との係合が解除さ
れ、そのまま同引抜き部16を引抜き棒11より
取外すことができる。
また一方、引抜き部16を装着する場合には、
前記と同様に円筒体38を持ち上げた状態で引抜
き延長棒32を取付部30へと挿入し、同引抜き
延長棒32の係合溝34と取付部30の貫通孔3
5とが連通したところで、前記円筒体38を放
す。すると同円筒体38の下降により、貫通孔3
5との間で形成した鋼球36の逃げ孔が消滅し、
かつ、同鋼球36は前記係合溝34へと転動係合
し、引抜き延長棒32の抜け落ちを阻止すること
となる。
(考案の効果) この考案に係るピン引抜き工具は、ピン引抜き
部を、連結ピンによるピン結合によつて引抜き棒
の先端側に取外し自在に装着する有底円筒体と、
この有底円筒体の底部に明けた貫通孔からネジ部
を突出するようにして、同円筒体内に収める引抜
きボルトとで構成し、しかも、その引抜きボルト
を、前記円筒体内に形成したネジ孔に螺合する。
前記引抜き棒と非接触の状態にあるネジ部材によ
つて締め付け固定するものである。
従つて、ハンマ衝撃による振動が引抜き部の有
底円筒体に伝わつても、その円筒体はピン結合に
よつて回転不能となつており、しかも、引抜き棒
と、引抜きボルトを締め付けるネジ部材とは非接
触の状態にあるため、そのネジ部材に振動が直接
伝わらず、このため引抜きボルトの締め付けが緩
むようなことがない。
また、引抜きボルトが破損したり、あるいは引
抜くピンのメネジの径の大きさが変われば、前記
ピン結合を解除して引抜き部を取外すことによ
り、ボルト交換を行い、また、そのメネジに対応
する引抜きボルトを備えた引抜き部に取替えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るピン引抜き工具の一実
施例の断面図、第2図はそのピン引抜き部の分解
斜視図、第3図および第4図はそれぞれこの考案
の他の実施例の一部省略正面図および一部省略断
面図、第5図は従来のピン引抜き工具を示す断面
図である。 11……引抜き棒、13……衝撃受け、16…
…ピン引抜き部、17……有底円筒体、18……
引抜きボルト、19……ネジ部材、21……ネジ
孔、23……貫通孔、24……ネジ部、25,2
8……連結ピン、H……ハンマ部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 先端側に取外し自在のピン引抜き部を備える
    とともに、基端側に衝撃受けを備えてなる引抜
    き棒と、この引抜き棒に上下動可能にはめ込む
    ハンマ部材とからなるピン引抜き工具におい
    て、 前記ピン引抜き部は、 連結ピンによるピン結合により前記引抜き棒
    の先端側に取外し自在に装着する有底円筒体
    と、この有底円筒体の底部に明けた貫通孔から
    ネジ部を突出するようにして、同円筒体内に収
    める引抜きボルトとからなり、 この引抜きボルトを、前記円筒体内に形成し
    たネジ孔に螺合する、前記引抜き棒と非接触の
    状態にあるネジ部材によつて締め付け固定して
    なるピン引抜き工具。 2 前記引抜き棒は先端に拡径取付部を備え、同
    取付部の軸方向に形成した取付穴には、 下端部に前記ピン引抜き部を取外し自在に装
    着し、また、上端部外周には断面半円状の係合
    溝を備えた、連結のための引抜き延長棒を挿入
    できるようにし、 一方、前記拡径取付部の側周部には、前記取
    付穴に貫通し、かつ、挿入された前記引抜き延
    長棒の前記係合溝に通じる、同係合溝とほぼ同
    径の貫通孔を形成し、また、同貫通孔には、前
    記係合溝に係合することにより前記引抜き延長
    棒を前記取付部へと連結する鋼球を入れ、 さらに同取付部には、内周部下端寄りに前記
    貫通孔とほぼ同径からなる断面半円状の鋼球逃
    がし溝を備えた、上下動自在の可動円筒体を嵌
    着してなる実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載のピン引抜き工具。
JP1986143270U 1986-09-17 1986-09-17 Expired JPH0418775Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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