JPH04187113A - 蒸気処理機能付き炊飯器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、蒸気の発生をなくする機能を付加した蒸気処
理機能付き炊飯器に関する。

従来の技術 従来、炊飯器において、その発生する蒸気をなくするよ
うな機能のついたものはなかった。ただ、排出された蒸
気を多量の送風によって拡散させ、蒸気が凝縮してでき
た湯気を見えなくしている装置は考えられていた。

発明が解決しようとする課題 このように従来の炊飯器では、その発生した蒸気を蒸気
孔からそのまま室内に排出していたため、室杓の環境が
著しく変化し、不快感や室内の汚れや結露などの原因に
なっていた。また、狭い室内のスペースを有効に利用す
るためや、すっきり収納するため、棚などに炊飯器を並
べる場合もあるが、そうすると炊飯器の上方の天面に水
滴が結露したりする。また、熱い蒸気が蒸気孔からでる
ので、その蒸気で火傷する危険性があった。

本発明はこのような従来の課題を解決するもので、排出
される蒸気が室内に出ていくのを防止し、棚などにすっ
きり収納して使用できるようにすることを目的とする。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明の課題解決手段は、炊
飯器本体の後部に熱交換器とファンを上下に配置し、か
つ前記熱交換器を前記ファンと連通ずる送風通路内に設
け、前記熱交換器と前記炊飯器本体の蒸気孔をフレキシ
ブルチューブでつないだものである。また、炊飯器本体
の蓋の内部に逆Ｕ字状のパイプを設け、一端は炊飯鍋の
上部に開口し、他端は炊飯器本体の上枠に設けた筒状の
接続パツキンと当接し、この接続パツキンからはこれに
接続したホースが炊飯器本体内に伸び、ホースの端は熱
交換器とつながっているものである。

作用 本発明は上記した構成により、調理中の発生蒸気は蓋の
蒸気孔よりフレキシブルチューブを通って熱交換器に送
られるが、熱交換器内の蒸気は送風通路を介して送られ
るファンからの冷却風によって冷却され水滴にかえられ
る。このため蒸気は炊飯器本体から外部に出ないのであ
る。

また逆Ｕ字状のパイプと接続パツキンとホースを介して
上記の発生蒸気を炊飯器本体内を通って熱交換器に導く
ことにより蒸気の導入管を炊飯器本体の外部に露出しな
くてもよくなるのである。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。第１図および第２図において、１は炊飯器本体で、上
部に本体１の上端にヒンジ１ａで軸支された開閉自在の
蓋２を有し、蓋２の下部には内蓋３を備えている。本体
１の内部には保護枠４ａによって形成される炊飯室４を
有し、炊飯室４の下部に炊飯ヒータ６と温度センサ７が
配設されて、炊飯室４にセットされた炊飯鍋５の加熱と
温度制御を行うようにしている。

本体１の後部（ヒンジ１ａ下部）には、第２図ｉこ示す
ような熱交換器８とファン９が縦に配列され、カバー１
０内に納めて設けられている。この熱交換器８は熱交換
パイプ１１と熱交換パイプ１１を貫通保持して熱交換パ
イプ１１の熱を放熱するフィン１２と熱交換パイプ１１
とフィン１２を保持し両サイドに蒸気および結露水の通
路を形成する通路部材１３より構成されている。通路部
材１３の下部には結露水を滴下させるドレン孔１４を有
し、その下方に滴下水を受けるドレン容器１５が着脱自
在に設置されている。熱交換器８の背面には、送風通路
１６を形成し、下方に配設したモータ１８によって駆動
するファン９の送風ケースに連通している。１７は熱交
換器８の背面の送風通路１６に設けたルーバーである。

また１０ａはファン９の回転により冷気を吸込む吸入口
で、１０ｂは熱交換器８を通過した空気の排出口である
。

熱交換パイプ１１の入口部には、フレキシブルチューブ
２０の一端が接続され、他端はカバー１０の上面を通っ
て蓋２を貫通して設けた蒸気孔２１に接続されている。

なお、２２は蓋２と本体１の閉止時のロックボタンで、
蓋２のロック時には炊飯鍋５で発生した蒸気は本体１か
ら漏れることはない。

上記構成において、炊飯ヒータ６の加熱によって炊飯鍋
５で発生した蒸気は内蓋３を経て蒸気孔２１を通り、フ
レキシブルチューブ２０より熱交換パイプ１１の入口部
に流入し、さらに熱交換パイプ１１内を第２図に示す矢
印方向に流れて下方の出口部に達する。このとき、熱交
換パイプ１１内の蒸気はファン９で送風通路１６より送
風された冷却空気に熱を奪われて凝縮水となり、ドレン
孔１４からドレン容器１５に滴下する。なおファン９に
より吸入口１０ａから吸入された冷却風は送風通路１６
内を流れるとき、ルーバ１７によって熱交換器８側に曲
げられ、しかも熱交換器８の全面に均一に当たるように
している。

このように炊飯鍋５から発生した蒸気をすべてフレキシ
ブルチューブ２０を通し熱交換器８を介して水滴にする
ことにより、本体１のまわりに蒸気がたちこめることも
なく室内の環境がよくなる。

次に他の実施例について第３図とともに説明する。上記
実施例と相違する点は、外部に露出したフレキシブルチ
ューブ２０の代りに図示のような逆Ｕ字状１７）パイプ
２３とホース２５とを接続パラキン２４で連結して炊飯
器の内部に配設した点である。

すなわち、蓋２Ａ内に逆Ｕ字状のパイプ２３を設け、一
端は炊飯鍋５上の内蓋３に臨み、他端は本体１の上端ヒ
ンジ１ａの近傍で、本体１の上面部の上枠２４ｂに設け
た筒状の接続パツキン２４に連結している。そして本体
１内に設けたＬ字状のホース２５で接続パツキン２４と
熱交換器１０の入口部とを連結している。

上記構成では、蓋２Ａの閉止時にパイプ２３の他端と接
続パツキン２４の上部か気密状に連結し、蓋２Ａの開放
時にはその他端が離脱するようになっている。したがっ
て、調理中には炊飯鍋５の蒸気はパイプ２３とホース２
５を通り、熱交換器８に流入して上述と同様の冷却作用
で水滴になり、ドレン容器１５に収集されるのである。

このように接続パツキン２４を介してパイプ２３とホー
ス２５を本体１内で接続することによって接続部品が露
出せず外観的にすっきりした形態となる。

発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明の蒸気処理機能付
き炊飯器では、炊飯鍋内の蒸気を蓋を介してフレキシブ
ルチューブで熱交換器に導き、水滴にするようにしたの
で、蒸気の室内への排出がなくなる。したがって、従来
のように蒸気で室内の環境が著しく変化したり、不快感
や室内の汚れや結露などがなくなり、また棚などに炊飯
器を収納しても炊飯器の上方の天面に水滴が結露したり
することがなくなる。このためビルトイン炊飯器として
も使用可能であり、いままで台所の調理台などの上に置
かれていた炊飯器をすっきり収納することが可能になる
。また、熱い蒸気が排気孔から出ないので、その蒸気で
人が火傷する危険性がなく、機器としての安全性が向上
する。

また炊飯器本体の外部に蒸気導入用の接続部品が露出し
なくなり、外観がすっきりし、また蓋の開閉に対する上
記フレキシブルチューブの耐久性を考慮する必要がなく
品質の安定を図りやすくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の蒸気処理機能付き炊飯器を
一部切欠いて示した正面図、第２図は同炊飯器の熱交換
器の平面断面図、第３図は開催の実施例の蒸気処理機能
付き炊飯器の一部切欠き正面図である。 １・・・・・・炊飯器本体、２，２Ａ・・・・・・蓋、
８・・・・・・熱交換器、９・・・・・・ファン、１６
・・・・・・送風通路、２゜・・・・・・フレキシブル
チューブ、２１・・・・・・蒸気孔、２３・・・・・・
パイプ、２４・・・・・・接続パツキン、２４ｂ・旧・
・上枠、２５・・・・・・ホース。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）炊飯器本体の後部に熱交換器とファンを上下に配
   置し、かつ前記熱交換器を前記ファンと連通する送風通
   路内に設け、前記熱交換器と前記炊飯器本体の蒸気孔を
   フレキシブルチューブでつないだ蒸気処理機能付き炊飯
   器。
2. （２）炊飯器本体の蓋の内部に逆Ｕ字状のパイプを設け
   、一端は炊飯鍋の上部に開口し、他端は炊飯器本体の上
   枠に設けた筒状の接続パッキンと当接し、この接続パッ
   キンからはこれに接続したホースが前記炊飯器本体内に
   伸び、前記ホースの端は熱交換器とつながっている請求
   項（１）記載の蒸気処理機能付き炊飯器。