JPH04185339A - コンペンセータロール中央復帰装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は１輪転印刷機において、縦方向の見当合わせの
ために印刷ユニット間に配属されたコンペンセータロー
ルを中央位置に復帰させるための装置に関する。

〔従来の技術〕

従来１輪転印刷機には、縦方向の見当合わせのために印
刷ユニット間にコンペンセータロール及びそのコンペン
セータロールを移動させるためのコンベンセータ白−ル
駆動モータ等を備えた見当合わせ装置を設けており、印
刷機運転中にウェブ上の印刷位置を検出し。

その検出信号に応じてこのコンペンセータロールをコン
ペンセータロール駆動モータによって自動的に移動させ
、印刷ユニット間のバス長を調整し、に！１方向の見当
合わせを行っている。

このようなコンペンセータロールを備えた印刷機におい
て１版胴交換等のために印刷機を停止すると、コンペン
セータロールはその時の位置で停止する。この時の停止
位置は、コンペンセータロールの可変範囲のどの位置と
なっているか一定しないので、印刷機の起動の前には作
業者がコンペンセータロール駆動モータを手動操作して
コンペンセータロールを中央位置に復帰させている。そ
して２版胴を交換し、その版胴の初期位相合わせを行っ
た後、印刷を開始する。これにより、コンペンセータロ
ールはその可動範囲の中央から見当合わせのために変位
することとなり、常に可動範囲内の変位で良好な見当合
わせを行うことができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記したように従来装置では、コンペン
セータロールの中央への復帰を作業者が手動操作で行っ
ているので１作業者への負担となり、しかもコンペンセ
ータロールが中央に戻ったことを目視によって判断して
いるため、正確に中央位置に戻すことができない等の問
題があった。

本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、コンペ
ンセータロールを自動的に中央位置に戻すことの可能な
コンペンセータロール中央復帰装置を提供することを目
的とする。

〔課題を解決するだめの手段〕

本発明は、上記目的を達成すべくなされたもので。

コンペンセータロールの位置に応じた信号を出力する位
置検出器と、該位置検出器の信号に応じてコンペンセー
タロールを中央位置ムこ復帰させるよう、コンペンセー
タロール駆動モータを制御する制御装置とを有するコン
ペンセータロール中央復帰装置を要旨とする。

〔作用〕

本発明は上記構成になるので、コンペンセータロールの
位置を位置検出器が検出し、制御装置がその位置検出器
からの信号に応してコンペンセータロール駆動モータを
制御してコンペンセータロールを中央位置に復帰させる
ことができる。

〔実施例〕

以下５図面に示す本発明の詳細な説明する。

第４図は輪転印刷機の二つの印刷ユニット１．２を示す
ものであり、３は版胴、４は圧胴、５はウェブである。

ウェブ５は左側の印刷ユニット１で印刷された後１次の
印刷ユニット２に送られ、印刷されている。

この印刷ユニ７）１．２の間に、定位置に設けられたガ
イドロール６．７と、矢印Ａで示すように水平に移動可
能なコンペンセータロール８等を備えた見当合わせ装置
が配置されており、コンペンセータロール８の移動によ
り印刷二二ノ）１．２の間のバス長を変化させて見当合
わせを行うようになっている。

第１図はこの見当合わせ装置を拡大して示すものである
。コンペンセータロール８はその両端を軸受ブロック９
　（一方のみ開示）に保持されており、軸受プロ、り９
は、コンペンセータロール８の軸線に直角となるように
定位置に回転可能に設けられたねし軸１０にねし係合し
ている。また、ねし軸１０の先端にはギア１１が取付け
られ、コンペンセータロール駆動モータ１２で駆動され
る軸１３に取付けられたギア１４に噛み合っている。こ
の構成により、コンペンセータロール駆動モータ１２が
回転するとねし軸１０が回転し、それに応してコンペン
セータロール８が矢印Ａで示すように移動する。軸受ブ
ロフク９にはトング１５が取付けられており、また、そ
のドッグ１５の移動位置の近傍には位置検出器１６が定
位置に固定して設けられている。

第２図はそのドッグ１５及び位置検出器１６を拡大して
示す概略側面図である。ドッグ１５は細長い形状をして
おり、その−＠（図面では右端）になだらかに傾斜した
曲面１５ａを有し、上面に平坦面１５ｂを有している。

一方１位置検出器１６は所定の角度範囲で回動可能なア
クチュエータ１７を有しており、そのアクチュエータ１
７の曲がり角度に応じた出力信号（例えば電圧信号）を
出力するもの１例えば７回転型の可変抵抗器よりなるポ
テンショメータを用いたものである。この位置検出器１
６は、そのアクチュエータ１７がトング１５に接触する
位置に配置されている。更に詳しくは、コンペンセータ
ロールがその移動範囲の右端位置に移動し、ドッグ】５
が二点鎖！１５Ａで示す位置を占める時に、アクチュエ
ータ１７がドッグ上面の平坦面１５ｂに接触して二点鎖
線１７Ａで示すように大きく曲がった位Ｗ（曲げ角θ１
）を占め、コンペンセータロールが移動範囲の中央位置
に位置し１　ドッグ１５が実線で示す位置を占める時に
は、アクチュエータ１７が実線で示すように、トング１
５の曲面１５ａの中間の所定点１５ｃに接触して角度θ
１の約半分曲がった位置（曲げ角θ。）を占め、コンペ
ンセータロールが中央位置より成る程度左方同に移動し
。

ド、７グ１５が二点鎖線１５Ｂで示す位置となると、ア
クチエエータ１７がドッグから離れ二点鎖線１６Ｂで示
すように１曲げ角０となるように１位置検出器１６が配
置されている。従って、ドッグ１５がコンペンセータロ
ールの移動に応じて移動する際１位置検出器１６のアク
チュエータ１７の曲げ角が変化し１位置検出器１６の出
力信号は第３図に示すように、Ｖｌとｖ２の間で変化し
、コンペンセータロールが中央位置となると、出力信号
は■。となる。

第１図において５位置検出器１６の出力信号は２コンペ
ンセータロール駆動モータ１２の制御装置２０に送られ
るようになっている。制御装置２０は１位置検出器１６
からの出力信号を受け、その信号が所望の設定値（中央
位置信号）１例えば■。になるように、コンペンセータ
ロール駆動モータ１２’ｔ−制ｍするコンペンセータロ
ール中央復帰回路及びその回路の作動を開始させる中央
復帰操作ボタンを備えている。なお７図示は省略してい
るが、コンペンセータロール８の下流にはウェブ５上の
印刷位置を検出する検出器が設けられ２その信号も制？
１１装置２０に入力されており、制御装置２０はその信
号に応してコンペンセータロール駆動モータ１２を制御
し、見当合わせを行う見当合わせ制御回路も備えている
。

次に上記構成の装置の動作を説明する。通常の印刷中は
１　印刷ユニット１で印刷した絵柄がそれに続く印刷ユ
ニット２で印刷する絵柄に重なるように、制？！Ｉ＋装
置２０がコンペンセータロール駆動モータ１２を制御し
、コンペンセータロール８が矢印六方向に移動してウェ
ブ５のバス長を変化させ、縦方向の見当合わせが行われ
る。次に、印刷終了後、適当な時期に制御装置２０の中
央復帰操作ボタン（図示せず）を押す。すると、制御装
置２０は、その時の位置検出器１６の出力信号を入力し
、その信号を予め設定している中央位置信号（■。）と
比較し、その差が０になるように、コンペンセータロー
ル駆動用モータ１２を制御する。これによって、コンペ
ンセータロール８が中央位置に向かって移動し、中央位
置に達した時点で停止する。かくして、自動的にコンペ
ンセータロール８を中央位置に復帰させることができる
。

ここで、コンペンセータロール８を中央位置で停止させ
るには、コンペンセータロールが中央位置付近で移動す
る際に位置検出器出力信号が変化していることは必要で
あるが、中央位置を離れた位置では変化しなくてもよい
。そのため、上記実施例では第３図に示すように、コン
ペンセータロールの移動範囲の両端部分では出力信号を
一定とし、中央付近のみでコンペンセータロール位置の
変化に対応して出力信号を変化させているっこのように
構成すると、コンペンセータロールの中央位置付近で１
位置検出器出力信号が急激に変化し、コンペンセータロ
ール８の中央位置に正確に停止させることが可能となり
１好ましい。このような特性は６　ドッグ１５のアクチ
ュエータに対する接触面の設計によって容易に得られる
ので、必要とされるコンペンセータロール位置と位置検
出器出力信号の特性曲線の傾き（即ち検出感度）に応し
てドッグ１５の曲面の種類や傾斜を選択すればよい。な
お、ドッグ１５の曲面１５ａに代えて平坦な傾斜面を用
いてもよい。

上記実施例ではドッグ１５によって位置検出器１６のア
クチュエータ１７を回転させ１例えば回転型の可変抵抗
器よりなるポテンショメータ等を用い、その曲がり角度
に応した出力信号を利用する構成としたが１本発明はこ
の構成に限らず１例えばスライド抵抗器等よりなるポテ
ンショメータ等を用いて、アクチュエータが直線状に移
動しその移動量に応じた出力信号を出す位置検出器を用
い、ドッグの移動に応じてアクチュエータを直線状に移
動させる構成としてもよい。更には１位置検出器は必ず
しも図示実施例のように）ノブで操作される形式のもの
に限らず、コンペンセータロールの位置に応した信号を
出力しうるちのを適宜使用可能である。なお１図示実施
例のようにドッグで操作されるアクチュエータを備えた
形式のものを用いると、比較的安価に製造できるので、
好ましい。

〔発明の効果〕

以上に説明したように１本発明は、コンペンセータロー
ルの位置に応した信号を出力する位置検出器と。

該位置検出器の信号に応してコンペンセータロールを中
央位置に復帰させるよう、コンペンセータロール駆動モ
ータを制御する制御装置とを存しているので、コンペン
セータロールの位置を位置検出器が検出し、制御装置が
その位置検出器からの信号に応してコンペンセータロー
ル駆動モータを制御してコンペンセータロールを中央位
置に復帰させるごとができ、従来の手動操作によるコン
ペンセータロールの中央復帰動作を自動化できるという
効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例によるコンペンセータロール中
央復帰装置を備えた見当合わせ装置を示す概略斜視図、
第２図はその装置におけるドッグ及び位置検出器の要部
を拡大して示す概略側面図、第３図はその位置検出器の
出力を示すグラフ、第４図は印刷機の二つの印刷ユニッ
トを示す概略側面図である。 １．２−−一印刷ユニット　３−版胴、４−圧胴、５−
ウェブ、６．７−・ガイドロール、８−コンペンセータ
ロール、９−軸受ブロック、１０−ねし軸、１１−ギア
、１２−・−コンペンセーフロール駆動モータ、　　１
　：３−軸、　　１４−ギア、１５−　ドッグ、１６−
位置検出器。 １７−アクチュエータ１２０−・−制御装置。 代理人　弁理士　乗　松　恭　三 牙２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コンペンセータロールの位置に応じた信号を出力する位
   置検出器と、該位置検出器の信号に応じてコンペンセー
   タロールを中央位置に復帰させるよう、コンペンセータ
   ロール駆動モータを制御する制御装置とを有するコンペ
   ンセータロール中央復帰装置。