JPH11115159A - インキブレードの調整装置及びその調整方法 - Google Patents
インキブレードの調整装置及びその調整方法Info
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- JPH11115159A JPH11115159A JP9288175A JP28817597A JPH11115159A JP H11115159 A JPH11115159 A JP H11115159A JP 9288175 A JP9288175 A JP 9288175A JP 28817597 A JP28817597 A JP 28817597A JP H11115159 A JPH11115159 A JP H11115159A
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- Japan
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- ink
- blade
- source roller
- ink blade
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- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 オペレータの経験や勘に頼ることなくインキ
ブレードの零点設定（零点調整）を容易にしかも高い精
度で正確に行なうことができると共に、省力化（自動
化）や設定作業時間の短縮を図ることができるようなイ
ンキブレードの調整装置及びその調整方法を提供する。 【解決手段】 インキ壺装置Ｒに、インキブレード３の
先端がインキ元ローラ１の外周面に接触したことを検知
する接触状態検知手段（検知装置Ｑ等）と、この接触状
態検知手段からの検知信号に基づいてインキブレード駆
動装置（モータ８等）を作動制御する制御手段（制御装
置２５等）とをそれぞれ設け、接触状態検知手段から制
御手段に検知信号が入力されるのに応じてインキブレー
ド駆動装置を制御手段にて作動制御することにより、イ
ンキブレード３の先端とインキ元ローラ１の外周面との
間の隙間を所定寸法に設定するように構成する。
ブレードの零点設定（零点調整）を容易にしかも高い精
度で正確に行なうことができると共に、省力化（自動
化）や設定作業時間の短縮を図ることができるようなイ
ンキブレードの調整装置及びその調整方法を提供する。 【解決手段】 インキ壺装置Ｒに、インキブレード３の
先端がインキ元ローラ１の外周面に接触したことを検知
する接触状態検知手段（検知装置Ｑ等）と、この接触状
態検知手段からの検知信号に基づいてインキブレード駆
動装置（モータ８等）を作動制御する制御手段（制御装
置２５等）とをそれぞれ設け、接触状態検知手段から制
御手段に検知信号が入力されるのに応じてインキブレー
ド駆動装置を制御手段にて作動制御することにより、イ
ンキブレード３の先端とインキ元ローラ１の外周面との
間の隙間を所定寸法に設定するように構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機のインキ壺
装置においてインキブレードの先端とインキ元ローラの
外周面との間の隙間を調整するためのインキブレードの
調整装置及びその調整方法に関するものである。
装置においてインキブレードの先端とインキ元ローラの
外周面との間の隙間を調整するためのインキブレードの
調整装置及びその調整方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図９は印刷機に配設された従来のインキ
壺装置Ｒ1 の構成を示す図であり、図１０は別の従来の
インキ壺装置Ｒ2 を示している。図９に例示したインキ
壺装置Ｒ1 は、インキ元ローラ１、先端が上記インキ元
ローラ１の外周面に対して接離するように支点軸２を中
心に揺動されるインキブレード３０、及びこのインキブ
レード３０の両側端にそれぞれ設けられた側壁（図９で
は図示せず）等により構成されている。上記インキブレ
ード３０は、インキ壺装置Ｒ1 の横幅方向、すなわちイ
ンキ元ローラ１の軸方向に沿って複数個に分割された部
材であり、複数個に分割された各々のインキブレード３
０ａ〜３０ｎの先端部分の下面には、支点軸５を中心と
して回動可能に支持されたこま（カム）６のカム面が係
合されている。
壺装置Ｒ1 の構成を示す図であり、図１０は別の従来の
インキ壺装置Ｒ2 を示している。図９に例示したインキ
壺装置Ｒ1 は、インキ元ローラ１、先端が上記インキ元
ローラ１の外周面に対して接離するように支点軸２を中
心に揺動されるインキブレード３０、及びこのインキブ
レード３０の両側端にそれぞれ設けられた側壁（図９で
は図示せず）等により構成されている。上記インキブレ
ード３０は、インキ壺装置Ｒ1 の横幅方向、すなわちイ
ンキ元ローラ１の軸方向に沿って複数個に分割された部
材であり、複数個に分割された各々のインキブレード３
０ａ〜３０ｎの先端部分の下面には、支点軸５を中心と
して回動可能に支持されたこま（カム）６のカム面が係
合されている。
【０００３】図９において、Ｐは上記こま６を支点軸５
を中心として回動させるための回動装置であって、この
回動装置Ｐは、装置フレーム７に固設されたモータ８、
このモータ８の軸端へ固着されたギヤ９、このギヤ９に
歯合させたギヤ１０の回動に応じて伸縮する押し棒１
１、及び上記ギヤ９と歯合させたギヤ１２を介して上述
の押し棒１１の伸縮量を計測するポテンショメータ１３
等から構成されている。そして、ポテンショメータ１３
からの出力信号に基づいて上記モータ８が手動操作式の
コントローラ４０にて作動制御されるようになってい
る。
を中心として回動させるための回動装置であって、この
回動装置Ｐは、装置フレーム７に固設されたモータ８、
このモータ８の軸端へ固着されたギヤ９、このギヤ９に
歯合させたギヤ１０の回動に応じて伸縮する押し棒１
１、及び上記ギヤ９と歯合させたギヤ１２を介して上述
の押し棒１１の伸縮量を計測するポテンショメータ１３
等から構成されている。そして、ポテンショメータ１３
からの出力信号に基づいて上記モータ８が手動操作式の
コントローラ４０にて作動制御されるようになってい
る。
【０００４】また、インキブレード３０に取付られたガ
イド棒１６の先端と、ガイド棒１６を介して装置フレー
ム７側へ固定されたブラケット１５との間には圧縮ばね
１４が装着されており、この圧縮ばね１４の付勢力によ
って、インキブレード３０の先端部分の下面がこま６の
カム面へ押圧接触されている。
イド棒１６の先端と、ガイド棒１６を介して装置フレー
ム７側へ固定されたブラケット１５との間には圧縮ばね
１４が装着されており、この圧縮ばね１４の付勢力によ
って、インキブレード３０の先端部分の下面がこま６の
カム面へ押圧接触されている。
【０００５】一方、図１０に例示したインキ壺装置Ｒ2
は、インキ元ローラ１、ガイドレール２６上に摺動する
のに伴って先端が上記インキ元ローラ１の外周面に対し
て接離するように配設されたインキブレード３０、及び
このインキブレード３０の両側端に設けられた側壁（図
１０では図示せず）等により構成されている。
は、インキ元ローラ１、ガイドレール２６上に摺動する
のに伴って先端が上記インキ元ローラ１の外周面に対し
て接離するように配設されたインキブレード３０、及び
このインキブレード３０の両側端に設けられた側壁（図
１０では図示せず）等により構成されている。
【０００６】図１０に示すインキ壺装置Ｒにおいても、
図９に示す装置の場合と同様に、インキブレード３０が
装置の横幅方向に沿って複数個に分割されてそれらの先
端がインキ元ローラ１の外周面に対応配置されている。
なお、インキブレード３０の駆動装置の構造としては、
次のような構成となされている。すなわち、各インキブ
レード３０ａ〜３０ｎの後端下方へ突出されたブラケッ
ト２７に、装置フレーム７に軸着されたねじ棒２８のね
じ部が螺合されており、このねじ棒２８の後端に固着さ
れたギヤ１０が、装置フレーム７に固設されたモータ８
の回転軸に固着されたギヤ９と歯合されている。さら
に、上記ギヤ９と歯合されたギヤ１２を介して、ねじ棒
２８の回転数を計測するためのポテンショメータ１３が
上記装置フレーム７に併設されている。そして、ポテン
ショメータ１３からの出力信号に基づいて上記モータ８
が手動操作式のコントローラ４０にて作動制御されるよ
うになっている。
図９に示す装置の場合と同様に、インキブレード３０が
装置の横幅方向に沿って複数個に分割されてそれらの先
端がインキ元ローラ１の外周面に対応配置されている。
なお、インキブレード３０の駆動装置の構造としては、
次のような構成となされている。すなわち、各インキブ
レード３０ａ〜３０ｎの後端下方へ突出されたブラケッ
ト２７に、装置フレーム７に軸着されたねじ棒２８のね
じ部が螺合されており、このねじ棒２８の後端に固着さ
れたギヤ１０が、装置フレーム７に固設されたモータ８
の回転軸に固着されたギヤ９と歯合されている。さら
に、上記ギヤ９と歯合されたギヤ１２を介して、ねじ棒
２８の回転数を計測するためのポテンショメータ１３が
上記装置フレーム７に併設されている。そして、ポテン
ショメータ１３からの出力信号に基づいて上記モータ８
が手動操作式のコントローラ４０にて作動制御されるよ
うになっている。
【０００７】ところで、印刷に供するインキ１７（図９
及び図１０参照）は、上記インキ元ローラ１とインキブ
レード３０及び図外の両側壁で構成されたインキ壺装置
Ｒ1又はＲ2 へ供給された後に、インキ元ローラ１の回
転によってインキ元ローラ１の外周面へインキ膜２９と
して送り出され、このインキ元ローラ１に対して接離す
る呼び出しローラ１８を経てインキローラ１９群を順次
転移し、しかる後に図示省略の版胴へ供給される。続い
て、上記版胴から図示省略のブランケット胴へ絵柄が転
写され、上記ブランケット胴と図示省略の圧胴との中間
を走行するシート上へ印刷が施される。この際の印刷紙
面のインキ濃度は、インキブレード３０の先端と上記イ
ンキ元ローラ１の外周面との間の隙間を制御してインキ
ローラ１９群へ供給するインキ量を増減すること、つま
り、インキ元ローラ１の外周面へ形成するインキ膜２９
の厚さを適宜にコントロールすることによって行なわれ
るようになっている。
及び図１０参照）は、上記インキ元ローラ１とインキブ
レード３０及び図外の両側壁で構成されたインキ壺装置
Ｒ1又はＲ2 へ供給された後に、インキ元ローラ１の回
転によってインキ元ローラ１の外周面へインキ膜２９と
して送り出され、このインキ元ローラ１に対して接離す
る呼び出しローラ１８を経てインキローラ１９群を順次
転移し、しかる後に図示省略の版胴へ供給される。続い
て、上記版胴から図示省略のブランケット胴へ絵柄が転
写され、上記ブランケット胴と図示省略の圧胴との中間
を走行するシート上へ印刷が施される。この際の印刷紙
面のインキ濃度は、インキブレード３０の先端と上記イ
ンキ元ローラ１の外周面との間の隙間を制御してインキ
ローラ１９群へ供給するインキ量を増減すること、つま
り、インキ元ローラ１の外周面へ形成するインキ膜２９
の厚さを適宜にコントロールすることによって行なわれ
るようになっている。
【０００８】インキ膜２９の厚さを制御する手段、すな
わちインキブレード３０の先端とインキ元ローラ１の外
周面との間の隙間を調整する手段（隙間調整装置）とし
て図９に例示したものは、モータ８の回転駆動により押
し棒１１を伸縮させ、こま６を支点軸５を中心に矢印α
方向に回動させることによりインキブレード３０を支点
軸２を中心として矢印β方向に揺動昇降させ、このイン
キブレード３０の先端をインキ元ローラ１の外周面に対
して接離させるよう構成したものである。なお、インキ
元ローラ１とインキブレード３０の先端の隙間を調整す
るに当たっては、上記インキブレード３０の先端をイン
キ元ローラ１の外周面に一旦接触させた後に押し棒１１
を後退（収縮）させ、その収縮量をギヤ１０，ギヤ９，
ギヤ１２を介してポテンショメータ１３にて計測し、そ
の計測に基づいて手動操作式のコントローラ４０にて上
記モータ８の作動制御を行なうことにより、上記隙間を
所定寸法に設定するようにしている。
わちインキブレード３０の先端とインキ元ローラ１の外
周面との間の隙間を調整する手段（隙間調整装置）とし
て図９に例示したものは、モータ８の回転駆動により押
し棒１１を伸縮させ、こま６を支点軸５を中心に矢印α
方向に回動させることによりインキブレード３０を支点
軸２を中心として矢印β方向に揺動昇降させ、このイン
キブレード３０の先端をインキ元ローラ１の外周面に対
して接離させるよう構成したものである。なお、インキ
元ローラ１とインキブレード３０の先端の隙間を調整す
るに当たっては、上記インキブレード３０の先端をイン
キ元ローラ１の外周面に一旦接触させた後に押し棒１１
を後退（収縮）させ、その収縮量をギヤ１０，ギヤ９，
ギヤ１２を介してポテンショメータ１３にて計測し、そ
の計測に基づいて手動操作式のコントローラ４０にて上
記モータ８の作動制御を行なうことにより、上記隙間を
所定寸法に設定するようにしている。
【０００９】一方、インキブレード３０の先端とインキ
元ローラ１の外周面との間の隙間を調整する手段（隙間
調整装置）として図１０に例示したものは、モータ８の
駆動によってねじ棒２８を回動させ、このねじ棒２８が
螺合されたブラケット２７を介してインキブレード３０
を前後方向（図１０において矢印γ方向）にスライド移
動させてインキブレード３０の先端をインキ元ローラ１
の外周面へ直線的に接離させるよう構成したものであ
る。なお、インキ元ローラ１とインキブレード３０の先
端の隙間を調整するに当たっては、インキブレード３０
の先端をモータ８を介してインキ元ローラ１へ一旦接触
させた後にねじ棒２８を逆転させ、インキブレード３０
の後退量をギヤ１０，ギヤ９，ギヤ１２を介してポテン
ショメータ１３で計測し、その計測に基づいて手動操作
式のコントローラ４０にて上記モータ８の作動制御を行
なうことにより、上記隙間を所定寸法に設定するように
している。
元ローラ１の外周面との間の隙間を調整する手段（隙間
調整装置）として図１０に例示したものは、モータ８の
駆動によってねじ棒２８を回動させ、このねじ棒２８が
螺合されたブラケット２７を介してインキブレード３０
を前後方向（図１０において矢印γ方向）にスライド移
動させてインキブレード３０の先端をインキ元ローラ１
の外周面へ直線的に接離させるよう構成したものであ
る。なお、インキ元ローラ１とインキブレード３０の先
端の隙間を調整するに当たっては、インキブレード３０
の先端をモータ８を介してインキ元ローラ１へ一旦接触
させた後にねじ棒２８を逆転させ、インキブレード３０
の後退量をギヤ１０，ギヤ９，ギヤ１２を介してポテン
ショメータ１３で計測し、その計測に基づいて手動操作
式のコントローラ４０にて上記モータ８の作動制御を行
なうことにより、上記隙間を所定寸法に設定するように
している。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来のインキブレードの調整装置及びその調整方法
では、次のような問題点がある。すなわち、インキ元ロ
ーラ１の外周面に対するインキブレード３０の先端の零
点位置を、このインキブレード３０の先端がインキ元ロ
ーラ１の外周面に接触（当接）した状態（制御原点位
置）から僅かな通常隙間ｔ（図９及び図１０参照）だけ
離れた位置、例えばインキ１７の膜厚が略３〜５μｍに
なるような位置に設定するようにしているが、上記図９
及び図１０にそれぞれ示すインキブレードの調整装置及
びその調整方法に共通する不具合として以下の事項が挙
げられる。
如き従来のインキブレードの調整装置及びその調整方法
では、次のような問題点がある。すなわち、インキ元ロ
ーラ１の外周面に対するインキブレード３０の先端の零
点位置を、このインキブレード３０の先端がインキ元ロ
ーラ１の外周面に接触（当接）した状態（制御原点位
置）から僅かな通常隙間ｔ（図９及び図１０参照）だけ
離れた位置、例えばインキ１７の膜厚が略３〜５μｍに
なるような位置に設定するようにしているが、上記図９
及び図１０にそれぞれ示すインキブレードの調整装置及
びその調整方法に共通する不具合として以下の事項が挙
げられる。
【００１１】具体的には、 （１） 従来のインキブレードの調整装置では、インキ
元ローラ１の外周面とインキブレード３０の先端との接
触をオペレータが目視により判断しているため、印刷機
の初期設定時においてインキブレード３０が過接触して
しまうおそれがああり、その場合には、インキブレード
３０からの過大な押圧力によって上記インキ元ローラ１
がたわみ、互いに隣り合うインキブレード３０ａ〜３０
ｎの零点位置が相対的にずれることがある。 （２） インキブレード３０は、通常、インキ元ローラ
１の軸方向において数十個に分割したキー状のプレート
を組み合わせたものであるため、その幅方向の全域に亘
って隙間調整を行なう場合にその設定作業に多大の時間
が必要となる。 （３） 上記に関連して制御原点位置の調整に高度の技
術（経験や勘）が要求されるばかりでなく、省力化や設
定作業時間の短縮を図ることができないのが実状であ
る。等の問題点がある。
元ローラ１の外周面とインキブレード３０の先端との接
触をオペレータが目視により判断しているため、印刷機
の初期設定時においてインキブレード３０が過接触して
しまうおそれがああり、その場合には、インキブレード
３０からの過大な押圧力によって上記インキ元ローラ１
がたわみ、互いに隣り合うインキブレード３０ａ〜３０
ｎの零点位置が相対的にずれることがある。 （２） インキブレード３０は、通常、インキ元ローラ
１の軸方向において数十個に分割したキー状のプレート
を組み合わせたものであるため、その幅方向の全域に亘
って隙間調整を行なう場合にその設定作業に多大の時間
が必要となる。 （３） 上記に関連して制御原点位置の調整に高度の技
術（経験や勘）が要求されるばかりでなく、省力化や設
定作業時間の短縮を図ることができないのが実状であ
る。等の問題点がある。
【００１２】本発明は、このような問題点を解消すべく
なされたものであって、その目的は、オペレータの経験
や勘に頼ることなくインキブレードの零点設定（零点調
整）を容易にしかも高い精度で正確に行なうことができ
ると共に、省力化（自動化）や設定作業時間の短縮を図
ることができるようなインキブレードの調整装置及びそ
の調整方法を提供することにある。
なされたものであって、その目的は、オペレータの経験
や勘に頼ることなくインキブレードの零点設定（零点調
整）を容易にしかも高い精度で正確に行なうことができ
ると共に、省力化（自動化）や設定作業時間の短縮を図
ることができるようなインキブレードの調整装置及びそ
の調整方法を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るインキブレードの調整装置では、イ
ンキ元ローラと、このインキ元ローラの軸方向に沿って
複数個に分割してその先端を上記インキ元ローラの外周
面に対応配置させたインキブレードと、このインキブレ
ードの両側部に配設された側壁とを備えた印刷機のイン
キ壺装置に配設されるインキブレードの調整装置におい
て、上記インキブレードの先端が上記インキ元ローラの
外周面に接触したことを検知する接触状態検知手段と、
上記接触状態検知手段からの検知信号に基づいてインキ
ブレード駆動装置を作動制御する制御手段とをそれぞれ
設け、上記接触状態検知手段から上記制御手段に検知信
号が入力されるのに応じて上記インキブレード駆動装置
を上記制御手段にて作動制御することにより、上記イン
キブレードの先端と上記インキ元ローラの外周面との間
の隙間を所定寸法に設定するように構成している。
めに、本発明に係るインキブレードの調整装置では、イ
ンキ元ローラと、このインキ元ローラの軸方向に沿って
複数個に分割してその先端を上記インキ元ローラの外周
面に対応配置させたインキブレードと、このインキブレ
ードの両側部に配設された側壁とを備えた印刷機のイン
キ壺装置に配設されるインキブレードの調整装置におい
て、上記インキブレードの先端が上記インキ元ローラの
外周面に接触したことを検知する接触状態検知手段と、
上記接触状態検知手段からの検知信号に基づいてインキ
ブレード駆動装置を作動制御する制御手段とをそれぞれ
設け、上記接触状態検知手段から上記制御手段に検知信
号が入力されるのに応じて上記インキブレード駆動装置
を上記制御手段にて作動制御することにより、上記イン
キブレードの先端と上記インキ元ローラの外周面との間
の隙間を所定寸法に設定するように構成している。
【００１４】また、本発明に係るインキブレードの調整
装置では、インキ元ローラと、このインキ元ローラの軸
方向に沿って複数個に分割してその先端を上記インキ元
ローラの外周面に対応配置させたインキブレードと、こ
のインキブレードの両側部に配設された側壁とを備えた
印刷機のインキ壺装置に配設されるインキブレードの調
整装置において、（ａ） 上記複数個のインキブレード
の各々の先端に絶縁物を介してそれぞれ取付けられた導
電体と、（ｂ） 上記導電体を介してインキ元ローラと
上記インキブレードの先端とが互いに接触したことを電
気的に検知する検知装置と、（ｃ） 上記複数個のイン
キブレードの各々の先端を上記インキ元ローラの外周面
に対して接離させるブレード駆動装置と、（ｄ） 上記
検知装置からの検知信号に基づいて上記ブレード駆動装
置の作動を制御する制御装置と、をそれぞれ設けるよう
にしている。
装置では、インキ元ローラと、このインキ元ローラの軸
方向に沿って複数個に分割してその先端を上記インキ元
ローラの外周面に対応配置させたインキブレードと、こ
のインキブレードの両側部に配設された側壁とを備えた
印刷機のインキ壺装置に配設されるインキブレードの調
整装置において、（ａ） 上記複数個のインキブレード
の各々の先端に絶縁物を介してそれぞれ取付けられた導
電体と、（ｂ） 上記導電体を介してインキ元ローラと
上記インキブレードの先端とが互いに接触したことを電
気的に検知する検知装置と、（ｃ） 上記複数個のイン
キブレードの各々の先端を上記インキ元ローラの外周面
に対して接離させるブレード駆動装置と、（ｄ） 上記
検知装置からの検知信号に基づいて上記ブレード駆動装
置の作動を制御する制御装置と、をそれぞれ設けるよう
にしている。
【００１５】また、本発明に係るインキブレードの調整
装置では、上記制御装置が上記インキブレードの先端と
上記インキ元ローラの外周面との間の隙間が所定寸法と
なるように零点設定を行なう装置であり、上記制御装置
により、上記印刷機の昇速，上記印刷機の特定速度にお
ける維持，上記インキ元ローラに対する上記各インキブ
レードの零点移動，上記インキ元ローラに対する上記各
インキブレードの全数の零点の記憶，及び上記全数の零
点の記憶終了後における上記インキ元ローラの運転停止
の一連の制御が順次に自動的に行われて、零点設定のた
めの運転が施行されるように構成している。
装置では、上記制御装置が上記インキブレードの先端と
上記インキ元ローラの外周面との間の隙間が所定寸法と
なるように零点設定を行なう装置であり、上記制御装置
により、上記印刷機の昇速，上記印刷機の特定速度にお
ける維持，上記インキ元ローラに対する上記各インキブ
レードの零点移動，上記インキ元ローラに対する上記各
インキブレードの全数の零点の記憶，及び上記全数の零
点の記憶終了後における上記インキ元ローラの運転停止
の一連の制御が順次に自動的に行われて、零点設定のた
めの運転が施行されるように構成している。
【００１６】また、本発明に係るインキブレードの調整
方法では、インキ元ローラと、このインキ元ローラの軸
方向に沿って複数個に分割してその先端を上記インキ元
ローラの外周面に対応配置させたインキブレードと、こ
のインキブレードの両側部に配設された側壁とで構成さ
れる印刷機のインキ壺装置に配設されるインキブレード
の調整方法において、インキブレードの先端と上記イン
キ元ローラの外周面との間の隙間を調整する際に、上記
インキブレードと上記インキ元ローラとが互いに接触し
たときの電気的導通状態を検知し、この電気的導通状態
を検知した時点を基準として、上記隙間を所定寸法とす
るための零点設定を行なうようにしている。
方法では、インキ元ローラと、このインキ元ローラの軸
方向に沿って複数個に分割してその先端を上記インキ元
ローラの外周面に対応配置させたインキブレードと、こ
のインキブレードの両側部に配設された側壁とで構成さ
れる印刷機のインキ壺装置に配設されるインキブレード
の調整方法において、インキブレードの先端と上記イン
キ元ローラの外周面との間の隙間を調整する際に、上記
インキブレードと上記インキ元ローラとが互いに接触し
たときの電気的導通状態を検知し、この電気的導通状態
を検知した時点を基準として、上記隙間を所定寸法とす
るための零点設定を行なうようにしている。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様について
図１〜図８を参照して説明する。なお、図１〜図８にお
いて、図９及び図１０と同様の部分には同一の符号を付
することとする。
図１〜図８を参照して説明する。なお、図１〜図８にお
いて、図９及び図１０と同様の部分には同一の符号を付
することとする。
【００１８】図１〜図４は本発明の第１実施形態に係る
インキブレードの調整装置を備えた印刷機を示すもので
ある。この印刷機に設備されるインキ壺装置Ｒは、図１
及び図２に示す如く、モータＭにて回転駆動されるイン
キ元ローラ１、支点軸２を中心として揺動しかつ先端を
上記インキ元ローラ１の外周面に対して接離すべく構成
されたインキブレード３、及びこのインキブレード３の
両側端に配設された側壁４ａ，４ｂ等を具備している。
上述のインキブレード３は、図１及び図２に示すように
インキ壺装置Ｒの横幅方向（インキ元ローラ１の軸方
向）において複数個に分割され、その先端部がインキ元
ローラ１の外周面に対応配置されるようにインキ元ロー
ラ１に組み合わされた部材であり、図１及び図３に示す
ように各インキブレード３０ａ〜３０ｎの先端部の下面
には支点軸５を中心として回動するこま（カム）６のカ
ム面が配設（係合）されている。
インキブレードの調整装置を備えた印刷機を示すもので
ある。この印刷機に設備されるインキ壺装置Ｒは、図１
及び図２に示す如く、モータＭにて回転駆動されるイン
キ元ローラ１、支点軸２を中心として揺動しかつ先端を
上記インキ元ローラ１の外周面に対して接離すべく構成
されたインキブレード３、及びこのインキブレード３の
両側端に配設された側壁４ａ，４ｂ等を具備している。
上述のインキブレード３は、図１及び図２に示すように
インキ壺装置Ｒの横幅方向（インキ元ローラ１の軸方
向）において複数個に分割され、その先端部がインキ元
ローラ１の外周面に対応配置されるようにインキ元ロー
ラ１に組み合わされた部材であり、図１及び図３に示す
ように各インキブレード３０ａ〜３０ｎの先端部の下面
には支点軸５を中心として回動するこま（カム）６のカ
ム面が配設（係合）されている。
【００１９】図１及び図３においてＰは上記こま６を支
点軸５を中心として回動するための回動装置であり、こ
の回動装置Ｐは、装置フレーム７へ固設されたモータ
８、このモータ８の軸端へ固着されたギヤ９、このギヤ
９に歯合されたギヤ１０の回動を介して伸縮する押し棒
１１、及び上記ギヤ９に歯合されたギヤ１２を介して既
述の押し棒１１の伸縮量を計測するためのポテンショメ
ータ１３等から構成されている。そして、図１及び図３
に示すように、装置フレーム７側へ取付けられたブラケ
ット１５とインキブレード３に取付けられたガイド棒１
６の先端との間に圧縮ばね１４が装着されており、この
圧縮ばね１４の付勢力によりインキブレード３の下端が
こま６側へ常時押圧されてこま６のカム面に接触されて
いる。
点軸５を中心として回動するための回動装置であり、こ
の回動装置Ｐは、装置フレーム７へ固設されたモータ
８、このモータ８の軸端へ固着されたギヤ９、このギヤ
９に歯合されたギヤ１０の回動を介して伸縮する押し棒
１１、及び上記ギヤ９に歯合されたギヤ１２を介して既
述の押し棒１１の伸縮量を計測するためのポテンショメ
ータ１３等から構成されている。そして、図１及び図３
に示すように、装置フレーム７側へ取付けられたブラケ
ット１５とインキブレード３に取付けられたガイド棒１
６の先端との間に圧縮ばね１４が装着されており、この
圧縮ばね１４の付勢力によりインキブレード３の下端が
こま６側へ常時押圧されてこま６のカム面に接触されて
いる。
【００２０】ところで、インキ１７は、インキ元ローラ
１，インキブレード３及び両側壁４ａ，４ｂにて構成さ
れたインキ壺装置Ｒへ供給された後に、インキ元ローラ
１の回転に伴ってインキ元ローラ１の外周面へインキ膜
２９として給送され、呼び出しローラ１８，インキロー
ラ１９群を順次に転移した後に版胴へ供給される。な
お、これら構成及び一連の機能は既述の従来技術の説明
として述べた機能と同様である。
１，インキブレード３及び両側壁４ａ，４ｂにて構成さ
れたインキ壺装置Ｒへ供給された後に、インキ元ローラ
１の回転に伴ってインキ元ローラ１の外周面へインキ膜
２９として給送され、呼び出しローラ１８，インキロー
ラ１９群を順次に転移した後に版胴へ供給される。な
お、これら構成及び一連の機能は既述の従来技術の説明
として述べた機能と同様である。
【００２１】本発明の第１実施形態においては、上述の
インキ壺装置Ｒの構成に加えて、インキ元ローラ１の外
周面とインキブレード１の先端とが導電体２１（図４参
照）を介して互いに接触したことを電気的に検知する検
知装置Ｑ（電気的導通状態検知手段）と、この検知装置
Ｑからの検知信号に基づいて上記モータ８の駆動制御
（すなわち回動装置Ｐ及びこま６等から成るインキブレ
ード駆動装置の駆動制御）を行ってインキブレード３の
零点調整の自動制御を施行する制御装置（自動操作式の
コントローラ）２５とから成る零点調整機構を備えてい
る。上述の検知装置Ｑは、導電性のインキ元ローラ１
と、図４に示す如くインキブレード３の先端に配設され
た導電体２１と、インキ元ローラ１を軸支する装置フレ
ーム７と上記導電体２１との間に直列接続された電源２
２及び電流計２３等とで構成されている。なお、上記導
電体２１は、図４に明示するように、インキブレード３
の先端に貫通配置された管状の絶縁体２０内に挿入され
てインキブレード３に対して電気的に絶縁された状態で
固着・支持されており、上記導電体２１の先端がインキ
元ローラ１の外周面に対向配置されている。一方、上述
の装置フレーム７は、ベアリング２４を介して軸支させ
たインキ元ローラ１と電気的に連結されている。
インキ壺装置Ｒの構成に加えて、インキ元ローラ１の外
周面とインキブレード１の先端とが導電体２１（図４参
照）を介して互いに接触したことを電気的に検知する検
知装置Ｑ（電気的導通状態検知手段）と、この検知装置
Ｑからの検知信号に基づいて上記モータ８の駆動制御
（すなわち回動装置Ｐ及びこま６等から成るインキブレ
ード駆動装置の駆動制御）を行ってインキブレード３の
零点調整の自動制御を施行する制御装置（自動操作式の
コントローラ）２５とから成る零点調整機構を備えてい
る。上述の検知装置Ｑは、導電性のインキ元ローラ１
と、図４に示す如くインキブレード３の先端に配設され
た導電体２１と、インキ元ローラ１を軸支する装置フレ
ーム７と上記導電体２１との間に直列接続された電源２
２及び電流計２３等とで構成されている。なお、上記導
電体２１は、図４に明示するように、インキブレード３
の先端に貫通配置された管状の絶縁体２０内に挿入され
てインキブレード３に対して電気的に絶縁された状態で
固着・支持されており、上記導電体２１の先端がインキ
元ローラ１の外周面に対向配置されている。一方、上述
の装置フレーム７は、ベアリング２４を介して軸支させ
たインキ元ローラ１と電気的に連結されている。
【００２２】かくして、上記導通体２１がインキ元ロー
ラ１の外周面に接触して上記検知装置Ｑが導通状態にな
るのに応じて、電流計２３に所定の電流が流れてこの電
流計２３から所定の検知信号が出力されるようになって
いる。そして、電流計２３からの検知信号は制御装置２
５に制御信号として供給されるように構成されており、
これに基づいてインキ元ローラ１に対してインキブレー
ド３の先端が接触したことを確認できる構造となってい
る。さらに、制御装置２５にはポテンショメータ１３か
らの計測信号が制御信号として供給されるようになって
いる。すなわち、制御装置２５には、検知装置Ｑからの
検知信号（インキブレード３の先端が導電体２１を介し
てインキ元ローラ１の外周面に接触した旨の信号）と、
ポテンショメータ１３からの計測信号（モータ８の回転
駆動量を示す信号）とがそれぞれ入力されるように構成
され、制御装置２５によるモータ８の駆動制御によっ
て、モータ８の回動に応じて伸縮する押し棒１１，こま
６を介してインキブレード３の先端とインキ元ローラ１
との間の隙間を適宜にコントロールすることができるよ
うに構成されている。なお、ブレード３の導通（接触）
検知手段としては、例示した電流計２３以外の種々の計
器類を採用することが可能である。
ラ１の外周面に接触して上記検知装置Ｑが導通状態にな
るのに応じて、電流計２３に所定の電流が流れてこの電
流計２３から所定の検知信号が出力されるようになって
いる。そして、電流計２３からの検知信号は制御装置２
５に制御信号として供給されるように構成されており、
これに基づいてインキ元ローラ１に対してインキブレー
ド３の先端が接触したことを確認できる構造となってい
る。さらに、制御装置２５にはポテンショメータ１３か
らの計測信号が制御信号として供給されるようになって
いる。すなわち、制御装置２５には、検知装置Ｑからの
検知信号（インキブレード３の先端が導電体２１を介し
てインキ元ローラ１の外周面に接触した旨の信号）と、
ポテンショメータ１３からの計測信号（モータ８の回転
駆動量を示す信号）とがそれぞれ入力されるように構成
され、制御装置２５によるモータ８の駆動制御によっ
て、モータ８の回動に応じて伸縮する押し棒１１，こま
６を介してインキブレード３の先端とインキ元ローラ１
との間の隙間を適宜にコントロールすることができるよ
うに構成されている。なお、ブレード３の導通（接触）
検知手段としては、例示した電流計２３以外の種々の計
器類を採用することが可能である。
【００２３】次に、本例のインキブレードの調整装置に
よってインキブレード３の初期零点設定を行なう際の動
作につき説明すると、以下の通りである。まず、インキ
壺装置Ｒへインキ１７を充填しておき、印刷機の機械速
度を所定速度まで増速し、インキ元ローラ１の回転速度
を上げてインキ１７の送り出し量を最大に設定する。こ
のような状態の下で、モータ８を回転駆動することによ
りインキブレード３を揺動上昇させていくと、これに伴
ってインキブレード３の先端の導電体２１がインキ元ロ
ーラ１の外周面に接触し、検知装置Ｑが導通状態となっ
て電流計２３に所定の電流が流れる。すると、これに応
じて、インキブレード３の先端の導電体２１がインキ元
ローラ１の外周面に接触したことが電気的導通状態検知
手段である検知装置Ｑにて確認（検知）される。
よってインキブレード３の初期零点設定を行なう際の動
作につき説明すると、以下の通りである。まず、インキ
壺装置Ｒへインキ１７を充填しておき、印刷機の機械速
度を所定速度まで増速し、インキ元ローラ１の回転速度
を上げてインキ１７の送り出し量を最大に設定する。こ
のような状態の下で、モータ８を回転駆動することによ
りインキブレード３を揺動上昇させていくと、これに伴
ってインキブレード３の先端の導電体２１がインキ元ロ
ーラ１の外周面に接触し、検知装置Ｑが導通状態となっ
て電流計２３に所定の電流が流れる。すると、これに応
じて、インキブレード３の先端の導電体２１がインキ元
ローラ１の外周面に接触したことが電気的導通状態検知
手段である検知装置Ｑにて確認（検知）される。
【００２４】上記導通によって電流計２３から得られる
接触検知信号は制御装置２５へ送信され、この際の接触
位置から僅かな特定量だけインキブレード３の先端を戻
した位置（インキ元ローラ１の外周面から僅かな特定距
離だけ離間した位置）がインキブレード３の制御原点と
して認識（設定）される。続いて、インキブレード３の
揺動駆動手段であるモータ８が反転作動されてインキブ
レード３が下降されると共に、インキブレード３の先端
とインキ元ローラ１との間の隙間（設定値）が制御装置
２５にて演算されてその演算結果がポテンショメータ１
３の回転数として設定される。しかる後に、ポテンショ
メータ１３が設定された回転数だけ回転されたことが計
測された時点、すなわちインキブレード３の先端とイン
キ元ローラ１の外周面との隙間が所定寸法（例えば通常
印刷の平均的隙間）となった時点で、制御装置２５から
の制御信号にてモータ８の回転が自動的に停止される。
この際のインキブレード３の位置が零点位置であり、こ
のインキブレード３の零点位置は制御装置２５に記憶さ
れる。
接触検知信号は制御装置２５へ送信され、この際の接触
位置から僅かな特定量だけインキブレード３の先端を戻
した位置（インキ元ローラ１の外周面から僅かな特定距
離だけ離間した位置）がインキブレード３の制御原点と
して認識（設定）される。続いて、インキブレード３の
揺動駆動手段であるモータ８が反転作動されてインキブ
レード３が下降されると共に、インキブレード３の先端
とインキ元ローラ１との間の隙間（設定値）が制御装置
２５にて演算されてその演算結果がポテンショメータ１
３の回転数として設定される。しかる後に、ポテンショ
メータ１３が設定された回転数だけ回転されたことが計
測された時点、すなわちインキブレード３の先端とイン
キ元ローラ１の外周面との隙間が所定寸法（例えば通常
印刷の平均的隙間）となった時点で、制御装置２５から
の制御信号にてモータ８の回転が自動的に停止される。
この際のインキブレード３の位置が零点位置であり、こ
のインキブレード３の零点位置は制御装置２５に記憶さ
れる。
【００２５】以上の操作は、分割されて並設された全て
のインキブレード３ａ〜３ｎに亘って個々に行なわれ、
その後に印刷機の各種機械及びインキ元ローラ１が停止
される。
のインキブレード３ａ〜３ｎに亘って個々に行なわれ、
その後に印刷機の各種機械及びインキ元ローラ１が停止
される。
【００２６】なお、インキブレード群３ａ〜３ｎの隙間
調整手順としては、種々の手順を採用できる。その手順
としては、例えば、（Ａ）１枚又は数枚単位のインキブ
レード３ａ〜３ｎを駆動し、或いはインキブレード３ａ
〜３ｎを１枚おきに駆動し、順次全域を調整する手順
や、（Ｂ）インキブレードの横幅方向の全域を同時に駆
動して調整する等が例示的な具体例として考えられる。
上記（Ａ）に記載した調整方法によれば、インキ１７の
流動力が急激に高騰する恐れがなく、インキ元ローラ１
のたわみ等に起因した設定精度の低下が少なくなる。ま
た、上記（Ｂ）に記載した調整方法によれば、インキブ
レード３の零点設定に要する調整時間の大幅な短縮を図
ることができるといった利点がある。
調整手順としては、種々の手順を採用できる。その手順
としては、例えば、（Ａ）１枚又は数枚単位のインキブ
レード３ａ〜３ｎを駆動し、或いはインキブレード３ａ
〜３ｎを１枚おきに駆動し、順次全域を調整する手順
や、（Ｂ）インキブレードの横幅方向の全域を同時に駆
動して調整する等が例示的な具体例として考えられる。
上記（Ａ）に記載した調整方法によれば、インキ１７の
流動力が急激に高騰する恐れがなく、インキ元ローラ１
のたわみ等に起因した設定精度の低下が少なくなる。ま
た、上記（Ｂ）に記載した調整方法によれば、インキブ
レード３の零点設定に要する調整時間の大幅な短縮を図
ることができるといった利点がある。
【００２７】インキ壺装置Ｒに設備した本発明の第１実
施形態に係るインキブレードの調整装置は既述の如く構
成されかつ機能するものあるから、この調整装置によれ
ば次のような実用的な作用効果を得ることができる。 （１） インキブレード３とインキ元ローラ１との接触
状態が電気的に検知できるため、従来においてはオペレ
ータの経験と勘に頼っていたインキブレード３の制御原
点調整を行なう際に高度の技術（熟練）を必要とせず、
しかもインキブレード３の制御原点を高い精度で正確に
確認することができる。 （２） 検知装置Ｑの電流計２３から出力される接触検
知信号を制御装置２５へ入力し、インキブレード３を揺
動昇降させるモータ８を作動させると共にこのインキブ
レード３の先端とインキ元ローラ１の外周面との間の隙
間寸法をポテンショメータ１３の回転数に変換して読み
取り制御するため、所定隙間を形成した零点調整が容易
になる。 （３） 上記インキブレード３の零点調整の際の一連の
操作を制御装置２５にて自動的に行わせるようにしてい
るため、大幅な省力化並びに設定作業時間の短縮を図る
ことができるが可能となる。
施形態に係るインキブレードの調整装置は既述の如く構
成されかつ機能するものあるから、この調整装置によれ
ば次のような実用的な作用効果を得ることができる。 （１） インキブレード３とインキ元ローラ１との接触
状態が電気的に検知できるため、従来においてはオペレ
ータの経験と勘に頼っていたインキブレード３の制御原
点調整を行なう際に高度の技術（熟練）を必要とせず、
しかもインキブレード３の制御原点を高い精度で正確に
確認することができる。 （２） 検知装置Ｑの電流計２３から出力される接触検
知信号を制御装置２５へ入力し、インキブレード３を揺
動昇降させるモータ８を作動させると共にこのインキブ
レード３の先端とインキ元ローラ１の外周面との間の隙
間寸法をポテンショメータ１３の回転数に変換して読み
取り制御するため、所定隙間を形成した零点調整が容易
になる。 （３） 上記インキブレード３の零点調整の際の一連の
操作を制御装置２５にて自動的に行わせるようにしてい
るため、大幅な省力化並びに設定作業時間の短縮を図る
ことができるが可能となる。
【００２８】また、図５〜図８は本発明の第２実施形態
に係るインキブレードの調整装置を備えた印刷機を示す
ものである。この印刷機に設備されるインキ壺装置Ｒ
は、図５及び図６に示す如く、インキ元ローラ１と、前
後方向（図５及び図７において矢印γで示す方向）に沿
って揺動伸縮してインキ元ローラ１の外周面に対して接
離すべく構成されたインキブレード３と、このインキブ
レード３の両側端に配設された側壁４ａ，４ｂ等とによ
り構成されている。
に係るインキブレードの調整装置を備えた印刷機を示す
ものである。この印刷機に設備されるインキ壺装置Ｒ
は、図５及び図６に示す如く、インキ元ローラ１と、前
後方向（図５及び図７において矢印γで示す方向）に沿
って揺動伸縮してインキ元ローラ１の外周面に対して接
離すべく構成されたインキブレード３と、このインキブ
レード３の両側端に配設された側壁４ａ，４ｂ等とによ
り構成されている。
【００２９】上述のインキブレード３は、インキ壺装置
Ｒの横幅方向において複数個に分割されてその先端がイ
ンキ元ローラ１に組み合わされた部材であり、各インキ
ブレード３ａ〜３ｎは既述の図１０の従来例の場合と同
様のブレード駆動機構が採用されている。なお、分割さ
れた各インキブレード３ａ〜３ｎは、それぞれ単独で前
後方向（インキ元ローラ１の外周面に対して切離する方
向）に調整できるようになっている。
Ｒの横幅方向において複数個に分割されてその先端がイ
ンキ元ローラ１に組み合わされた部材であり、各インキ
ブレード３ａ〜３ｎは既述の図１０の従来例の場合と同
様のブレード駆動機構が採用されている。なお、分割さ
れた各インキブレード３ａ〜３ｎは、それぞれ単独で前
後方向（インキ元ローラ１の外周面に対して切離する方
向）に調整できるようになっている。
【００３０】本発明の第２実施形態の場合も、従来のイ
ンキ壺装置Ｒの構成に加え、既述の第１実施形態の場合
と同様に、図８に示す如くインキブレード３ａ〜３ｎに
対して絶縁体２０を介して電気的に絶縁させた導電体２
１が各インキブレード３ａ〜３ｎの先端にそれぞれ組み
込まれており、この導電体２１と、インキ元ローラ１に
電気的につながる装置フレーム７との間に検知装置Ｑ
（電気的導通状態検知手段）が配設されている（図５及
び図６参照）。さらに、上記検知装置Ｑからの接触検知
信号及びポテンショメータ１３からの計測信号に基づい
てインキブレード３の先端とインキ元ローラ１の外周面
との間の隙間を適宜にコントロールする制御装置２５が
備えられている。
ンキ壺装置Ｒの構成に加え、既述の第１実施形態の場合
と同様に、図８に示す如くインキブレード３ａ〜３ｎに
対して絶縁体２０を介して電気的に絶縁させた導電体２
１が各インキブレード３ａ〜３ｎの先端にそれぞれ組み
込まれており、この導電体２１と、インキ元ローラ１に
電気的につながる装置フレーム７との間に検知装置Ｑ
（電気的導通状態検知手段）が配設されている（図５及
び図６参照）。さらに、上記検知装置Ｑからの接触検知
信号及びポテンショメータ１３からの計測信号に基づい
てインキブレード３の先端とインキ元ローラ１の外周面
との間の隙間を適宜にコントロールする制御装置２５が
備えられている。
【００３１】このように本発明の第２実施形態に係るイ
ンキブレードの調整装置は、既述の第１実施形態に対し
インキブレードの駆動形式のみが異なるインキ壺装置Ｒ
に導電体２１，検知装置Ｑ，及び制御装置２５を適用す
るようにしたものであるから、この第２実施形態によれ
ば、インキブレード３の初期零点設定を既述の第１実施
形態の場合と同様に行なうことができる。しかも、零点
調整を自動で行なえる等の第１実施形態の場合と共通し
た効果を得ることができる。
ンキブレードの調整装置は、既述の第１実施形態に対し
インキブレードの駆動形式のみが異なるインキ壺装置Ｒ
に導電体２１，検知装置Ｑ，及び制御装置２５を適用す
るようにしたものであるから、この第２実施形態によれ
ば、インキブレード３の初期零点設定を既述の第１実施
形態の場合と同様に行なうことができる。しかも、零点
調整を自動で行なえる等の第１実施形態の場合と共通し
た効果を得ることができる。
【００３２】本発明の実施形態につき述べたが、本発明
はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明
の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能であ
る。例えば、インキブレード３の先端とインキ元ローラ
１の外周面との接触状態を検出するための手段として
は、既述の電気的導通状態検知手段に限らず、各種の検
知機構（機械的機構を含む）を採用可能である。
はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明
の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能であ
る。例えば、インキブレード３の先端とインキ元ローラ
１の外周面との接触状態を検出するための手段として
は、既述の電気的導通状態検知手段に限らず、各種の検
知機構（機械的機構を含む）を採用可能である。
【００３３】
【発明の効果】請求項１に記載の本発明は、印刷機のイ
ンキ壺装置に、インキブレードの先端がインキ元ローラ
の外周面に接触したことを検知する接触状態検知手段
と、接触状態検知手段からの検知信号に基づいてインキ
ブレード駆動装置を作動制御する制御手段とをそれぞれ
設け、接触状態検知手段から制御手段に検知信号が入力
されるのに応じてインキブレード駆動装置を制御手段に
て作動制御することにより、インキブレードの先端とイ
ンキ元ローラの外周面との間の隙間を所定寸法に設定す
るように構成したものであるから、本発明によれば、イ
ンキブレードとインキ元ローラとの接触状態を確実に検
知することができることとなるため、従来ではオペレー
タの経験と勘に頼っていた制御原点調整（インキブレー
ドの先端をインキ元ローラの外周面に接触させるための
調整）を高度の技術を必要とすることなく、正確に行な
うことができる。
ンキ壺装置に、インキブレードの先端がインキ元ローラ
の外周面に接触したことを検知する接触状態検知手段
と、接触状態検知手段からの検知信号に基づいてインキ
ブレード駆動装置を作動制御する制御手段とをそれぞれ
設け、接触状態検知手段から制御手段に検知信号が入力
されるのに応じてインキブレード駆動装置を制御手段に
て作動制御することにより、インキブレードの先端とイ
ンキ元ローラの外周面との間の隙間を所定寸法に設定す
るように構成したものであるから、本発明によれば、イ
ンキブレードとインキ元ローラとの接触状態を確実に検
知することができることとなるため、従来ではオペレー
タの経験と勘に頼っていた制御原点調整（インキブレー
ドの先端をインキ元ローラの外周面に接触させるための
調整）を高度の技術を必要とすることなく、正確に行な
うことができる。
【００３４】請求項２に記載の本発明は、印刷機のイン
キ壺装置に、分割された複数個のインキブレードの各々
の先端に絶縁物を介してそれぞれ取付けられた導電体
と、導電体を介してインキ元ローラとインキブレードの
先端とが互いに接触したことを電気的に検知する検知装
置と、複数個のインキブレードの各々の先端をインキ元
ローラの外周面に対して接離させるブレード駆動装置
と、検知装置からの検知信号に基づいてブレード駆動装
置の作動を制御する制御装置とをそれぞれ設けたもので
あるから、本発明に係るインキブレードの調整装置によ
れば、インキ元ローラとインキブレードとの電気的導通
状態を検知してこの検知に基づいてこれら両者間の隙間
を所定寸法に設定できることとなり、インキブレードの
先端とインキ元ローラの外周面との間に所定隙間を形成
するための零点設定を容易かつ正確に行なうことができ
る。
キ壺装置に、分割された複数個のインキブレードの各々
の先端に絶縁物を介してそれぞれ取付けられた導電体
と、導電体を介してインキ元ローラとインキブレードの
先端とが互いに接触したことを電気的に検知する検知装
置と、複数個のインキブレードの各々の先端をインキ元
ローラの外周面に対して接離させるブレード駆動装置
と、検知装置からの検知信号に基づいてブレード駆動装
置の作動を制御する制御装置とをそれぞれ設けたもので
あるから、本発明に係るインキブレードの調整装置によ
れば、インキ元ローラとインキブレードとの電気的導通
状態を検知してこの検知に基づいてこれら両者間の隙間
を所定寸法に設定できることとなり、インキブレードの
先端とインキ元ローラの外周面との間に所定隙間を形成
するための零点設定を容易かつ正確に行なうことができ
る。
【００３５】請求項３に記載の本発明は、制御装置がイ
ンキブレードの先端とインキ元ローラの外周面との間の
隙間が所定寸法となるように零点設定を行なう装置であ
り、制御装置により、印刷機の昇速，印刷機の特定速度
における維持，インキ元ローラに対する各インキブレー
ドの零点移動，インキ元ローラに対する各インキブレー
ドの全数の零点の記憶，及び全数の零点の記憶終了後に
おけるインキ元ローラの運転停止の一連の制御が順次に
自動的に行われて、零点設定のための運転が施行される
ように構成したものであるから、本発明に係るインキブ
レードの調整装置によれば、インキブレードの調整に関
する一連の操作が制御装置にて自動的に行なわれること
となるため、省力化や設定作業時間の短縮を図ることが
できる。
ンキブレードの先端とインキ元ローラの外周面との間の
隙間が所定寸法となるように零点設定を行なう装置であ
り、制御装置により、印刷機の昇速，印刷機の特定速度
における維持，インキ元ローラに対する各インキブレー
ドの零点移動，インキ元ローラに対する各インキブレー
ドの全数の零点の記憶，及び全数の零点の記憶終了後に
おけるインキ元ローラの運転停止の一連の制御が順次に
自動的に行われて、零点設定のための運転が施行される
ように構成したものであるから、本発明に係るインキブ
レードの調整装置によれば、インキブレードの調整に関
する一連の操作が制御装置にて自動的に行なわれること
となるため、省力化や設定作業時間の短縮を図ることが
できる。
【００３６】請求項４に記載の本発明は、インキブレー
ドの先端と上記インキ元ローラの外周面との間の隙間を
調整する際に、上記インキブレードと上記インキ元ロー
ラとが互いに接触したときの電気的導通状態を検知し、
この電気的導通状態を検知した時点を基準として、上記
隙間を所定寸法とするための零点設定を行なうようにし
たものであるから、本発明に係るインキブレードの調整
方法によれば、インキブレードの先端の制御原点がイン
キ元ローラの外周面（インキがインキ膜として給送され
る面）となるため、分割された複数個の各インキブレー
ドの先端の零点設定を個々に全て均一にかつ高い精度で
行なうことが可能となる。
ドの先端と上記インキ元ローラの外周面との間の隙間を
調整する際に、上記インキブレードと上記インキ元ロー
ラとが互いに接触したときの電気的導通状態を検知し、
この電気的導通状態を検知した時点を基準として、上記
隙間を所定寸法とするための零点設定を行なうようにし
たものであるから、本発明に係るインキブレードの調整
方法によれば、インキブレードの先端の制御原点がイン
キ元ローラの外周面（インキがインキ膜として給送され
る面）となるため、分割された複数個の各インキブレー
ドの先端の零点設定を個々に全て均一にかつ高い精度で
行なうことが可能となる。
【図１】本発明の第１実施形態に係るインキブレードの
調整装置を備えた印刷機のインキ壺装置の構成を概念的
に示す構成図である。
調整装置を備えた印刷機のインキ壺装置の構成を概念的
に示す構成図である。
【図２】図１に示すインキ壺装置の平面図である。
【図３】図１に示すインキ壺装置の側面図である。
【図４】インキブレードの先端部分を拡大して示す断面
図である。
図である。
【図５】本発明の第２実施形態に係るインキブレードの
調整装置を備えた印刷機のインキ壺装置の構成を概念的
に示す構成図である。
調整装置を備えた印刷機のインキ壺装置の構成を概念的
に示す構成図である。
【図６】図４に示すインキ壺装置の平面図である。
【図７】図４に示すインキ壺装置の側面図である。
【図８】インキブレードの先端部分を拡大して示す断面
図である。
図である。
【図９】従来のインキブレードの調整装置を備えた印刷
機のインキ壺装置の構成を示す構成図である。
機のインキ壺装置の構成を示す構成図である。
【図１０】別の従来のインキブレードの調整装置を備え
た印刷機のインキ壺装置の構成を示す構成図である。
た印刷機のインキ壺装置の構成を示す構成図である。
１ インキ元ローラ ２ 支点軸 ３ インキブレード ４ａ，４ｂ 側壁 ５ 支点軸 ６ こま ７ 装置フレーム ８ モータ １１ 押し棒 １３ ポテンショメータ １７ インキ ２０ 絶縁体 ２１ 導電体 ２２ 電源 ２３ 電流計 ２５ 制御装置 ２６ ガイドレール ２７ ブラケット ２８ ねじ棒 Ｐ 回動装置 Ｑ 検知装置 Ｒ インキ壺装置
Claims (4)
- 【請求項１】 インキ元ローラと、このインキ元ローラ
の軸方向に沿って複数個に分割してその先端を上記イン
キ元ローラの外周面に対応配置させたインキブレード
と、このインキブレードの両側部に配設された側壁とを
備えた印刷機のインキ壺装置に配設されるインキブレー
ドの調整装置において、上記インキブレードの先端が上
記インキ元ローラの外周面に接触したことを検知する接
触状態検知手段と、上記接触状態検知手段からの検知信
号に基づいてインキブレード駆動装置を作動制御する制
御手段とをそれぞれ設け、上記接触状態検知手段から上
記制御手段に検知信号が入力されるのに応じて上記イン
キブレード駆動装置を上記制御手段にて作動制御するこ
とにより、上記インキブレードの先端と上記インキ元ロ
ーラの外周面との間の隙間を所定寸法に設定するように
構成したことを特徴とするインキブレードの調整装置。 - 【請求項２】 インキ元ローラと、このインキ元ローラ
の軸方向に沿って複数個に分割してその先端を上記イン
キ元ローラの外周面に対応配置させたインキブレード
と、このインキブレードの両側部に配設された側壁とを
備えた印刷機のインキ壺装置に配設されるインキブレー
ドの調整装置において、（ａ） 上記複数個のインキブ
レードの各々の先端に絶縁物を介してそれぞれ取付けら
れた導電体と、（ｂ） 上記導電体を介してインキ元ロ
ーラと上記インキブレードの先端とが互いに接触したこ
とを電気的に検知する検知装置と、（ｃ） 上記複数個
のインキブレードの各々の先端を上記インキ元ローラの
外周面に対して接離させるブレード駆動装置と、（ｄ）
上記検知装置からの検知信号に基づいて上記ブレード
駆動装置の作動を制御する制御装置と、をそれぞれ設け
たことを特徴とするインキブレードの調整装置。 - 【請求項３】 上記制御装置が上記インキブレードの先
端と上記インキ元ローラの外周面との間の隙間が所定寸
法となるように零点設定を行なう装置であり、上記制御
装置により、上記印刷機の昇速，上記印刷機の特定速度
における維持，上記インキ元ローラに対する上記各イン
キブレードの零点移動，上記インキ元ローラに対する上
記各インキブレードの全数の零点の記憶，及び上記全数
の零点の記憶終了後における上記インキ元ローラの運転
停止の一連の制御が順次に自動的に行われて、零点設定
のための運転が施行されるように構成したことを特徴と
する請求項１又は２に記載のインキブレードの調整装
置。 - 【請求項４】 インキ元ローラと、このインキ元ローラ
の軸方向に沿って複数個に分割してその先端を上記イン
キ元ローラの外周面に対応配置させたインキブレード
と、このインキブレードの両側部に配設された側壁とで
構成される印刷機のインキ壺装置に配設されるインキブ
レードの調整方法において、インキブレードの先端と上
記インキ元ローラの外周面との間の隙間を調整する際
に、上記インキブレードと上記インキ元ローラとが互い
に接触したときの電気的導通状態を検知し、この電気的
導通状態を検知した時点を基準として、上記隙間を所定
寸法とするための零点設定を行なうようにしたことを特
徴とするインキブレードの調整方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9288175A JPH11115159A (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | インキブレードの調整装置及びその調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9288175A JPH11115159A (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | インキブレードの調整装置及びその調整方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11115159A true JPH11115159A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17726792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9288175A Withdrawn JPH11115159A (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | インキブレードの調整装置及びその調整方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11115159A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1997
- 1997-10-21 JP JP9288175A patent/JPH11115159A/ja not_active Withdrawn
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