JPH04185166A - 原稿搬送型光学読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、原稿搬送型の光学読取装置に関するもので
、特に読み取り時の濃度レヘルの補正手段に特徴がある
装置に関するものである。

（従来の技術） 第１Ｏ図は、原稿をプラテンガラス上に固定して光学ユ
ニットを走査して読み取りを行ういわゆるフラットベツ
ド型の読取装置の例を示したものである。図中、１はプ
ラテンガラス、２はキャリ７ジ、３ａはこのキャリッジ
に搭載された光学ユニットで、光源ランプ４ａ、２個の
反射鏡５ａ、６ａ、ロッドレンズ７ａ、および密着型イ
メージセンサ８ａで構成されている。プラテンガラスｌ
の一部には、基準白色面を光学ユニット３ａに向けた白
基準１１と、基準黒色面を光学ユニット３ａに向けた黒
基準１２とが設けられている。光学ユニット３ａは、原
稿を読み取る前にこの白基準１１および黒基準１２を読
み、イメージセンサ８ａの白レベルと黒レベルとを各ビ
ット毎に補正し、これによって光源ランプ４ａの照度分
布や、イメージセンサ８ａのヒ・ノド毎の感度のバラツ
キなとをキャンセルして、均一な濃度の読み取りが行わ
れるようにしている。この場合、白基準や黒基準の基準
色面に付いた暇や汚れで読取レヘルが狂うのを防止する
ために、基準色の読み取りを複数ラスタで行い、各ヒン
ト毎にその中で最も白い信号を白基準とし、最も黒い信
号を黒基準としている。

このような装置で原稿を読み取れるようにするには、同
図に示すようＣニブラテンガラスＩを延長して原稿】０
の読取部１４を設け、白基準１１および黒基準１２で濃
度レヘル補正をしてから光学ユニフ１−３ａを原稿読取
部１４の下に移動させ、原稿１３を原稿読取部１４の上
面に沿って移動させて読み取る構造とするのが普通であ
る。ここで、図中の１５は給紙台、Ｉ６は給紙ローラ、
エフは分離バンド、１８および１９は送りローラ対、２
１は読取済み原稿を収容するスタッカである。

一方、ファクシミリ等に用いられている原稿搬送型の光
学読み取り装置は、第１１図のような構造をしている。

ここで２２は読取部の背面に設けられた裏当ててあり、
３ｂは光学ユニ、ト、４ｂはその光源ランプ、７ｂはヨ
ツトレンズ、８ａは密着型イメージセンサである。この
構造のものでは、裏当て２２の表面を白色とし、それを
白基準として光学ユニット３ｂのイメージセンサ８ｂの
各ビットの白レベルを補正している。

（発明が解決しようとする課題） 上記構造のものは、いずれも原稿の両面読み取りができ
ない。そこで、両面読み取りを行う装置をコンパクトに
構成しようとすると、原稿搬送型とし、原稿通路の両側
にそれぞれ独立した光学ユニットを配置する構造とする
のが合理的である。

この場合、第１０図の従来構造と第１１図の従来構造と
を組み合わせて両面読み取りの可能な光学読取装置を得
ることができる。

しかしこの場合、第１１図の構造をそのまま用いたので
は、黒基準がないために一方の面の階調読み取りが不可
能であるという問題と、裏当て２２の表面が原稿１３に
よって常時摺擦されるので、裏当て１３の表面に紙粉や
暇や汚れが付いてイメージセンサ８ｂの補正レヘルを狂
わせ、読取画像に縦筋が表れ、読取品質が低下するとい
う問題がある。

第１１図の構造で黒基準を補正する一つの方法として、
光源ランプ４ｂを消燈して黒基準を補正する方法がある
が、再点灯後の光量安定化までに時間がかかり、読取動
作のスループットを低下させるという問題がある。

この発明は、原稿の両面を高品質かつ多階調で読み取る
ことができるコンパクトな光学読取装置を得る研究の一
環としてなされたもので、第１１図のような構造の原稿
搬送型の光学読取装置において、裏当て２２の暇や汚れ
による白レベルの補正誤差を防止するとともＱこ、白レ
ベルと黒レベルの両方を正確に補正することができる簡
単な技術手段を提供することを課題としている。

（課題を解決するための手段） この発明では、裏当て３２の表面に基準白色面３３と基
準黒色面３４と裏当て面３５とを顯域分けして設け、裏
当て３２を回動ないし平行移動させることによって光学
ユニット３ｂｌ二対向する面を切り換える構造とし、原
稿１３の読取前に裏当て３２の回動ないし平行移動によ
って基準白色面３３および基準黒色面３４を光学ユニッ
ト３ｂに対向させて白レベルと黒レベルを補正した後、
裏当て３２を回動ないし移動して裏当て面３５を光学ユ
ニット３ｂに対向させた状態で原稿を走行させて読み取
る構造としている。

この場合において、レベル補正時および原稿読取時に光
学ユニソｌ−３ｂに対向する基準白色面３３、黒色面３
４および裏当て面３５が常に同一箇所となるのを避ける
ために、裏当て３２の回動ないし平行移動を司る駆動源
３７の制御装置６１に乱数発生器６２を介装し、光学ユ
ニット３ｂに対向する裏当て３２の表面の位置がランダ
ムに変化するようにするのが好ましい。

（作用） 上記構造のような裏当て３２を用いると、第１０図のよ
うな従来装置と第１１図のような従来装置とを組み合わ
せて両面読取可能な光学読取装置を実現した場合におい
て、一方の光学ユニ７・［３ａに対しては、プラテンガ
ラス１上の白基準１１および黒基準１２によって読取レ
ベルを補正し、他方の光学ユニット３ｂに対しては、裏
当て３２を回動ないし移動させて基準白色面３３および
基準黒色面３４を対向させることにより、白黒両方の読
取レベルを正確に補正することができるから、中間濃度
を正確に階調化することのできる画像品質の高い両面読
取装置を実現できる。

そしてこの発明の構造では、裏当て３２の微小回動ない
し微小移動により基準白色面３３および黒色面３４の読
取位置をずらすことができるので、基準色面３３．３４
の一部に暇や汚れが付いた場合でも、複数ラスタの読み
取りや裏当て３２の停止位置を変更して汚れ付着部分を
回避すること等によって、暇や汚れによる基準レベルの
補正ミスを避けることができる。また裏当て３２の回動
ないし移動量を制御系に介在させた疑ｆ以乱数発生器６
２でランダムに変化させることにより、裏当て３２の表
面を万遍なく用いることができ、常に同一箇所が光源４
ｂａ二曝されたり、原稿１３に摺擦されることによって
汚れや暇が生ずるのを回避することができる。

（実施例） 第１図はこの発明の光学読取装置の一実施例を示した図
で、原稿の下面を読み取る第１読取ユニツト９ａとして
、第１０図に示した従来構造を用い、原稿の上面を読み
取る第２読取ユニフ）９ｂにこの発明の構造の裏当てを
用いたものである。

図中、１５は給紙台、１６は給紙ローラ、１７は分離バ
ンド、１８および１９は送りローラ対、２１はスタッカ
、１はプラテンガラス、１４はプラテンガラス１を延長
して設けた原稿読取部、３ａは第１光学ユニツト、１１
および１２は第１光学ユニ・７ト３ａのための白基準お
よび黒基準で、これらは第１Ｏ図に示した従来構造のも
のと同様である。

第２読取ユニツト９ｂは、第１読取ユニントの原稿読取
部１４と、スタッカ側の送りローラ対１９の間に配置さ
れており、３１は中間送りローラ対、３ｂは第２光学ユ
ニツトで、第１光学ユニツト３ａと同様、光源ランプ４
ｂ、２個の反射鏡５ｂ、６ｂ、口、・ドレンズ７ｂ、お
よび密着型イメージセンサ８ｂで構成されている。３２
は装置フレームの定位置に軸着された円筒形の裏当てで
、その周面ば周方向に３等分され、基準白色面３３と基
準黒色面３４と白地の裏当て面３５が割り当てられてい
る。裏当て３２は、ベルト伝動装置３６を介して、モー
タ３７により回動駆動され、モータ３７の制御装置６１
には疑偵乱数発生器６２が内蔵されている。裏当て３２
の軸３８には、スリント円板３９が固定されており、そ
のスリット４１を検出するためのＬＥＤ４２とフォトト
ランジスタ４３０対からなるスリット検出器４４が設け
られている。

裏当て４２の上方には、読取窓を形成するガラス板４５
が設けられており、このガラス板は第２光学ユニ７）３
ｂを搭載した上部フレーム４６にハネ４７で下方に付勢
して装着されており、このガラス板４５が裏当て３２の
両端に設けた鍔４８に押し付けられることによって一定
隙間の用紙通路４９が形成される。なお第３図に示す５
１は、上部フレーム４６と実質上一体のスト、パて、上
部フレーム４６を開けたときに、ガラス板４５がこのス
トッパ５１に当接する。

第１光学ユニツト３ａおよび第２光学ユニツト３ｂに対
する読取レヘルの補正は、通常−括処理される複数枚の
原稿を読み取る前に一度だけ行われる。しかし−括処理
される原稿の用紙の色がバラバラである場合は、各１枚
の原稿の読み取り毎に読取レベルの補正が行われる。い
ずれのモードで行われるかは、オペレータの指示により
決定される。いずれの場合でもあるタイミングで読み取
りレヘルの補正が指令されたときは、その時点でレベル
補正用のサブプログラムが実行される。

第５図は第２光学ユニ・ノド３ｂのレベル補正のための
サブプログラムの例を示したフローチャートで、レベル
補正が指令されたら、モータ３７に駆動パルスを与え、
スリット４１がスリット検出器４４で検出されるまで裏
当て３２を回転させ、次いで疑似乱数を発生させてその
発生乱数値分たけモータ３７に駆動指令を与える。モー
タ３７による裏当て３２の回転方向を第２図に矢印Ａに
示す方向とし、スリット４１を裏当て面３５と基準白色
面３３の境界５２と一致させて設けたときは、上記乱数
値は、裏当ての各面３３．３４．３５の境界部分にそれ
ぞれ１０度の境界領域をとったとして、５度から１１５
度の間に均一に分布させる。

以上の操作により裏当ての基準白色面３３のいずれかの
箇所が第２光学ユニツト３ｂに対向するから、その位置
で白基準の補正を行い、次にモータ３７を一定値（裏当
て３２が１２０度回動する値）回転させて黒基準の補正
を行い、再びモータ３７を一定値（裏当で３２を１２０
度回動させる値）回転させて、裏当て面３３を第２光学
ユニツト３ｂに対向させて原稿読取動作に入る。上記白
基準および黒基準の補正は、複数ラスタの読み取りで行
うことも可能であり、この場合には、各レベル補正操作
において、■ラスタの読み取りと裏当て３２の微小角度
の回動とを交互ユニ複数回１テゎせることとなる。

以上説明した実施例の裏当て３２は、円筒面の表面に基
準白色面３３と基準黒色面３４と裏当て面３５とを設け
たものであるが、黒基準は円筒の表面を鏡面とすること
により、または第６図に示すように、円筒を一部５３を
切り欠くことによって形成することができる。また裏当
ては必ずしも円筒形である必要はなく、第７図に示すよ
うに六角柱５４状とし、基準白色面３３、基準黒色面３
４および裏当て面３５をそれぞれ２個ずつ設ける構造と
することもできる。

さらに裏当ては、第８図Ｓこ示すようム二可撓性を備え
たシート５５状としてその上面に基準白色面３３、基準
黒色面３４および裏当て面３５を設け、このシート状の
裏当て５５をモータ等で駆動されるロール５６に巻き取
ったり、繰出したりすることによって光学ユニットに対
向する面を変化させるようにすることもできる。なお第
８図の５７はシート５５に繰出し力を与えている引張ハ
ネである。さらに第９図に示すように裏当てを機体５８
で形成し、その上面に基準白色面３３、基準黒色面３４
および裏当て面３５を設け、この板体５８をラックビニ
オン機構等を介してモータで平行移動させることによっ
て光学ユニットに対向する面を変化させるようにする構
成とすることもできる。

（発明の効果） 以上説明したこの発明の構造によれば、原稿搬送型の光
学読取装置において、光学ユニットを移動させることな
く正確に白基準と黒基準の補正を行うことができ、読取
レベルを補正するための基準白色面および基準黒色面の
他に裏当て面を別個に設けているから、原稿との摺擦に
よって基準白色面や基準黒色面が暇ついたり汚れたりす
るのを防止でき、これらの面をランダムに光学ユニット
に対向させることによってこれらの面の一部が局部的に
珊ついたり汚れたりするのも避けることができる。従っ
て、白色と黒色の基準レベルの補正を正確かつ安定に行
うことができるという効果があり、これによって原稿の
両面を多階調でかつ高品質で読み取ることができるコン
パクトな光学読取装置を得ることができるという効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の構造を備えた両面読取装置の一実施
例を模式的に示す側面図、第２図は裏当ての表面分割状
態を示した拡大図、第３図は裏当ての装着構造を示す正
面図、第４図裏当ての回動および基準位置検出装置を模
式的に示す斜視図、第５図はレベル補正動作を示すフロ
ーチャート、第６図ないし第９図は裏当ての他の実施例
を模式的に示す説明図、第１０図および第１１図は従来
の光学読取装置を模式的に示す側面図である。 図中、 １ニブラテンガラス　　　　２：キャリソジ３ａ：光学
ユニット（第１） ３ｂ＝光学ユニツト（第２） １１ニブラテンガラスの白基準 １２ニブラテンガラスの黒基準

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）定位置に設けられた読み取り用の光学ユニット３
   ｂと原稿通路を挟んで対向する裏当て３２の表面に基準
   白色面３３と基準黒色面３４と裏当て面３５とを領域分
   けして設け、原稿１３の読取前に裏当て３２の回動ない
   し移動によって基準白色面３３および基準黒色面３４を
   光学ユニット３ｂに対向させて白レベルと黒レベルを補
   正した後、裏当て３２を回動ないし移動して裏当て面３
   ５を光学ユニット３ｂに対向させた状態で原稿１３を読
   み取ることを特徴とする、原稿搬送型光学読取装置。
2. （２）裏当て３２の回動ないし移動を司る駆動源３７の
   制御装置６１に乱数発生手段６２を介在させ、光学ユニ
   ット３ｂに対向する裏当て３２の表面の位置をランダム
   に変化させることを特徴とする、請求項１記載の原稿搬
   送型光学読取装置。