JPH0418463Y2 - - Google Patents

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JPH0418463Y2
JPH0418463Y2 JP1986086027U JP8602786U JPH0418463Y2 JP H0418463 Y2 JPH0418463 Y2 JP H0418463Y2 JP 1986086027 U JP1986086027 U JP 1986086027U JP 8602786 U JP8602786 U JP 8602786U JP H0418463 Y2 JPH0418463 Y2 JP H0418463Y2
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JP
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wire frame
locking
seat cover
insertion end
pad material
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JP1986086027U
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JPS62197998U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はワイヤフレームを使用した自動車用シ
ートなどにおいて、ワイヤフレームに対するシー
トカバー端末の引き込み構造に特色のある車輌用
シートに関するものである。
(従来の技術) ワイヤフレームに載装支持されるパツド材にシ
ートカバーを被装してその端末をワイヤフレーム
の周縁にホグリングで引き込み係止させた車輌用
シートは、実開昭60−158496号公報に見られるよ
うに強度を特に要求されることのない自動車用リ
ヤシートなどに広く使用されているが、シートカ
バーの端末をホグリングをもつてワイヤフレーム
に引き込み係止させた従来のこの種車輌用シート
は局部的な引き込みとなるので、部分的に皺寄り
が生じて品質的に見劣りがするうえ作業性も悪
い。このような問題を解決したものとしては実開
昭61−63997号公報に見られるように、シートカ
バーの端末に係止用フツク部を設けてこの係止用
フツク部をワイヤフレームの周縁の係止用部に係
止させたものも提案されているが、係止端末が底
部に露呈されるために搬送時や車体への装着時に
この係止端末が他物に触れて作業の邪魔となつた
り場合によつては係止が解かれるなど種々の不都
合がある。また、シートカバーの端末に挿込片を
取り付けてこれをパツド材の底部に穿設した凹部
に挿し込むことにより端末が他物に触れることが
ないようにしたものも実開昭57−37356号公報な
どにみられるが、パツド材の底部に穿設した凹部
は強度的に不充分で長期耐用できないものであつ
た。
(考案が解決しようとする課題) 本考案が解決しようとするところは前記のよう
な問題を解決して係止端末が底部に露呈されるこ
とがないうえに強度的にも充分で長期耐用でき、
しかも、仕上がりがよくて品質的にすぐれている
うえに作業性もよい安価な車輌用シートを提供し
ようとすることにある。
(課題を解決するための手段) 前記のような課題を解決した車輌用シートは、
ワイヤフレームに載装支持されるパツド材にシー
トカバーを被装してその端末をワイヤフレームの
周縁に引き込み係止させた車輌用シートにおい
て、シートカバーの端末を係止用帯板が取付けら
れた挿込端部に形成する一方、ワイヤフレーム側
に該挿込端部を係合させる断面略コ字状の係止用
部を上向きに屈曲形成してこの係止用部をパツド
材の底面に設けた凹部に介入させ、該凹部内にあ
る係止用部に前記挿込端部を係合保持させたこと
を特徴とするものである。
(作用) このような車輌用シートは、ベースとしてワイ
ヤフレームを使用した従来のこの種車輌用シート
と同様にして車体内に装着使用する。
(実施例) 次に、本考案を図示の自動車用リヤシートを実
施例として詳細に説明する。
第1図、第2図に示す第1および第2の実施例
において、1は縦ワイヤ1aと横ワイヤ1bとを
組合わせ結合したワイヤフレームであつて、その
縦ワイヤ1aの端縁方部は上方に向け屈曲された
略コ字状の係止用部2に形成され、また、第2図
に示す第2の実施例のように複数本の縦ワイヤ1
aの相互間隔が広すぎる場合には、両遊端に横ワ
イヤ1b,1bへの連結用部3a,3aを有する
断面が略コ字状のリテーナ3が各係止用部2間に
該連結用部3a,3aを横ワイヤ1b,1bに係
止させた状態で設けられている。4はワイヤフレ
ーム1上に載装支持されたパツド材であつて、該
パツド材4はポリウレタンフオームなどの柔軟性
プラスチツク発泡体よりなり、その底面には前記
ワイヤフレーム1の係止用部2を介入させるに必
要な凹部5が設けられている。6はワイヤフレー
ム1に載装支持されているパツド材4に被装され
るシートカバーであつて、該シートカバー6は合
成樹脂レザー地やフアブリツク地或いは皮革など
をもつて袋状に縫製されてり、その下端開口にあ
たる端末には塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹
脂などよりなる細幅の係止用帯板7が縫着或いは
溶着などの手段で取付けられてこの部分を若干の
弾性を兼ね備えた挿込端部8に形成している。な
お、この挿込端部8はシートカバー6の下端開口
の4側縁にそれぞれ形成しておいてもよいが、シ
ートカバー6が細長の場合は長手方向の2側縁に
のみ形成しておいてもよく、また、係止用帯板7
は各挿込端部8毎に1本宛使用しても複数枚に分
割されたものを配設するようにしてもよい。
このように構成されたものは、ベースとしてワ
イヤフレームを使用した従来のこの種車輌用シー
トと同様車体内に装着して使用した場合、シート
カバー6の端末が係止用帯板7の取付けられた挿
込端部8に形成さていてこの挿込端部8をワイヤ
フレーム1の所要の側縁に上向きに形成されてパ
ツド材4の底面にある凹部5に介入してある断面
略コ字状の係止用部2に係合保持させることによ
り引き込み固定されているので、ホグリングによ
る部分的な引き込みの場合に見られる小皺の発生
がなくて体裁のよい仕上がりが得られ、また、引
き込み作業は係止用帯板7の取付けられた挿込端
部8をその基部から90度以上折り曲げてワイヤフ
レーム1の係止用部2に強制的に係合させるだけ
でよいので作業性も極めてよい。しかも、ワイヤ
フレーム1の所要の側縁に上向きに形成されてい
る断面略コ字状の係止用部2はパツド材4の底面
にある凹部5に介入させてあるので、この係止用
部2やこれに係合させてある挿込端部8が外部に
露呈されることがなくて体裁がよいばかりか他物
にふれて破損したり係止がとかれることがないく
強度的にも充分で長期耐用できるうえに、仕上が
りがよくて品質的に優れたものとなる。
(考案の効果) 本考案は前記説明から明らかなように、シート
カバーの端末を係止用帯板が取付けられた挿込端
部とする一方、ワイヤフレームの端縁側に断面略
コ字状の係止用部を上向きに形成してこれをパツ
ド材低部の凹部に介入させ、この凹部に前記挿込
端部を係合させておくだけの簡単な構成で体裁の
よい仕上がりが得られるうえに装脱も容易で作業
性のよいばかりか、係止用部と挿込端部とよりな
る係止端末が外部に露呈されることがないので、
体裁がよいうえに他物にふれて破損したり係止が
とかれることがなくて強度的にも充分で長期耐用
でき、仕上がりがよくて品質的に優れた車輌用シ
ートを提供できることとなる。
従つて、本考案は従来のこの種車輌用シートの
問題点を解決したもので、部品点数、作業工程が
少ないので安価に量産できる利点と相俟ち実用的
価値極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す一部切欠
側面図、第2図は本考案の第2の実施例を示す要
部の一部切欠側面図である。 1……ワイヤフレーム、2……断面略コ字状の
係止用部、4……パツド材、6……シートカバ
ー、7……係止用帯板、8……挿込端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワイヤフレーム1に載装支持されるパツド材に
    シートカバー6を被装してその端末をワイヤフレ
    ーム1の周縁に引き込み係止させた車輌用シート
    において、シートカバー6の端末を係止用帯板7
    が取付けられた挿込端部8に形成する一方、ワイ
    ヤフレーム1側に該挿込端部8を係合させる断面
    略コ字状の係止用部2を上向きに屈曲形成してこ
    の係止用部2をパツド材4の底面に設けた凹部5
    に介入させ、該凹部5内にある係止用部2に前記
    挿込端部8を係合保持させたことを特徴とする車
    輌用シート。
JP1986086027U 1986-06-05 1986-06-05 Expired JPH0418463Y2 (ja)

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JP1986086027U JPH0418463Y2 (ja) 1986-06-05 1986-06-05

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JP1986086027U JPH0418463Y2 (ja) 1986-06-05 1986-06-05

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Publication Number Publication Date
JPS62197998U JPS62197998U (ja) 1987-12-16
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ID=30941962

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Families Citing this family (2)

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JPH0646399Y2 (ja) * 1989-01-10 1994-11-30 株式会社タチエス 自動車シート
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JPS5737356B2 (ja) * 1977-02-15 1982-08-09

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JPS62197998U (ja) 1987-12-16

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