JPH0418343A - イージーオープン用材料 - Google Patents

イージーオープン用材料

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JPH0418343A
JPH0418343A JP11991190A JP11991190A JPH0418343A JP H0418343 A JPH0418343 A JP H0418343A JP 11991190 A JP11991190 A JP 11991190A JP 11991190 A JP11991190 A JP 11991190A JP H0418343 A JPH0418343 A JP H0418343A
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film layer
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Akira Shimoma
昌 下間
Yoshiyuki Shiyoubouchi
正坊地 義行
Takeo Asai
浅井 武夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、主としてプラスチック容器の蓋材として使用
され、容易に剥離可能な性質を備えた材料で、さらに詳
しくは強靭なフィルム積層構成物の表面上に熱圧着可能
なピーラブル接着層を設けたものであって、該ピーラブ
ル接着層は易剥離層(I)と熱接着層(II)とよりな
り、該易剥離層(I)の剥離強度が0.8〜1.5(b
g/ 15MI中)であり、しかもフィルム積層構造物
は支持体であって、多層である特徴を備えている積層体
(以下、イージーオープン用材料という)である。
〈従来の技術〉 ポリカーボネート樹脂は、耐熱性1寸法安定性等に優れ
ていて、更にもう1つの特性として保香性に非常に優れ
ている。この性質を利用してポリカーボネートフィルム
又はシートから熱成形された容器は、食品包装に広く使
用されてきている。
しかし、ポリカーボネート容器用の蓋材には、同じポリ
カーボネートからなる薄肉のフィルムを220℃以上の
高温で熱融着して使用する状況にある。このような構成
による食品容器は保香性は優れるものの、開封は容易に
行えない、即ち、強固に蓋材と容器本体とが熱融着され
ているためである。この対応策として、ポリエチレン系
やエチレン、酢酸ビニル共重合体(EVA)等の接着剤
をポリエステル等のフィルムに塗布した蓋材の利用が試
みられたか、容器の内容物中の油類に侵蝕され接着力が
弱まり、内容物が浸み出るトラブルや蓋材の支持基材と
して一般のポリエステルフィルムやナイロンフィルムを
使用すると、容器に蓋材を熱圧着した後、剥離しようと
するとき、素早く剥離すると、剥離途中に蓋材の破れか
生じる等のトラブルが発生したため、実用化されずに、
この企画は失敗してしまった。それ故容易に開封できる
容器が強く望まれている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明はかかる問題点を解決するものであり、相溶性の
少し異なる共重合ポリエステルを組み合せ、剥離強度を
一定の範囲におさめることにより、さらに支持体として
、変性されたポリエチレンテレフタレートフィルムをそ
の表面の少くとも一つ(片面)に設けたフィルム積層構
成物を用いる事によって、開封が容易で且素早く剥離し
ても剥離途中に破れが生じない材料を提供するものであ
る。
さらに詳しくは結晶性共重合ポリエステルであってオラ
ス転移点50°C以上のものを積層して熱接着層とする
ことにより内容物中の油類による侵食を防ぎ得、また、
3層の強靭なフィルム積層構成物をピーラブル接着層(
D)の支持体として用いる事によって、強靭でイージー
オープン可能であり、しかも支持体のフィルム積層構造
の内部に印刷、蒸着等の装飾加工を施すことにより、装
飾機能をINしうるイージーオープン用材料の開発に成
功したものである。
く問題を解決するための手段〉 ポリエチレンフィルム層(rV)を介して核層(IV)
の両面に熱可塑性樹脂よりなるフィルム層(F[)を積
層してなり、該フィルム層(III)のいずれか一つの
層又は両層がグリコール基は主としてエチレングリコー
ル基、2塩基酸基はテレフタル酸基(^)とイソフタル
酸基(B)よりなり且っ2塩基酸基中の(A)成分のモ
ル比率が0.75乃至0.95、fB)成分のモル比率
が0.25乃至0.05であるポリエステルよりなるフ
ィルム層[C)である積層構成物を支持体とし、該支持
体の構成するフィルム層(C)面の一つの表面に低結晶
性共重合ポリエステル(E)単独か、又は該共重合ポリ
エステル(E)と非晶性共重合ポリエステル(F)との
混合物によりなる易剥離層(I)を設け、更に核層(I
)の上に熱圧着性の結晶性共重合ポリエステル(0)よ
りなる熱接着層(n)を設けてなるイージーオープン用
材料である。これはプラスチック容器に用いる開封が容
易な材料である。更に詳しくはポリカーボネートフィル
ムに熱圧着した場合、剥離強度が0.8”−5(kg/
 15am )の範囲であり、ポリカーボネートフィル
ムより熟成形された食品容器に熱圧着か可能で、しかも
その容器の内容物中の油類のしみ出しを防ぎ、長時間香
りを保つことを可能とし、且つ開封途中でイージーオー
プン用材料に破れが生じず、且支持体のフィルム積層構
造の内層面印刷、蒸着等の装飾を施すことにより該装飾
機能をisしうるイージーオープン用材料である。
ここで述べる易#JM層(I)は、プラスチックフィル
ム積層構成物とポリカーボネート面を熱接着層(n)を
介して繋ぐ接着性の機能をなす6そして開封の際には、
この層(■)が剥離される。
しかして、剥離時には層(I>の凝集破壊により0.8
〜1.5fkg/ 15m+ )の剥離強度を発現して
、容易に開封される性能を呈するものである。更に層(
I>は、共重合ポリエステル(E)又はこれとポリエス
テルfF)との混合物[両者の重量比は、1〜10対9
〜0、特に4〜10対6〜0が好ましい。]を例えば混
合溶剤[トルエン(60〜80重量部)/メチルエチル
ケトン(10〜40重量部)/ジメチルホルムアミド(
1〜20重量部)]或いは[塩化メチレン(50〜90
重量部)/トルエン(10〜30重量部)/メチルエチ
ルケトン(0〜20重量部)]に、固形分10〜40重
量部[特には、10〜30重量部の範囲]となるよう溶
解し、グラビアコーティング。
リバースロールコーティング、キスロールコーティング
、バーコーティング、ドクターナイフコーチインク、コ
ンマコーティング又はエアーナイフコーティング等の公
知の手段により、フィルム積層構成物を形成する変性ポ
リエチレンテレフタレートフィルム面の上に、乾燥後の
厚みが5〜15μm[5μm未満では、剥離強度が0.
8(kg 7’ 15m+ )より弱く、15μmを超
えると、1.5[kg、/ 15+u+ )より強くな
る」となる様塗布せしめるものである。
熱接着層(n)は、結晶性の共重合ポリエステル(G)
[ガラス転移点50℃以上]を用いることにより55°
C程度の温度で容器内の内容物及び内容物中の油類によ
るしみ出し、層(I)の劣化を防ぐ効果がある。層(n
)は共重合ポリエステル(G)を混合溶剤[トルエン(
60〜90重量部)/メチルエチルケトン(40〜10
重量部)]或いは[塩化メチレン(50〜90重量部)
/トルエン(10〜30重量部)/メチルエチルケトン
(0〜20重量部)]に固形分10〜30重量部[特に
は15〜25重量部]となる様溶解し、グラビアコーテ
ィング、リバースロールコーティング、キスロールコー
ティング、バーコーfイング、ドクターナイフコーティ
ング、コンマコーティング又はエアーナイフコーティン
グ等により、フィルム積層構成物を形成する変性ポリエ
チレンテレフタレートフィルム面上に設けられた層(I
)の上に、更に0.5〜8μm程度[特に1〜5μmで
、1μm未満では内容物や内容物中の油類による侵食を
防ぐ効果が少なく、5μmを超えると、剥離強度の低下
をまねく]塗布されるものである。
尚、コーテイング後の巻取時に発生しやすいフィルムロ
ールのシワ防止のために易剥離層(I)用又は/及び熱
接着層(n)用の塗布液中にポリマー微粒子、例えば直
径1乃至10μmの(架橋)ポリエチレンやく架橋)ポ
リスチレン徽粒子を塗布剤固形分に対し0.5乃至10
重量部、好ましくは2乃至7重量部を分散せしめておく
と、巻取は容易に行いうる。
本発明に用いる低結晶性の共重合ポリエステルEは、酸
成分としてテレフタル酸とアジピン酸とのモル比が50
〜90対50〜10程度のものであり、グリコール成分
としてエチレングリコール、 1.4−ブタンジオール
、ポリオキシテトラメチレングリコールのモル比が10
〜40対70〜50対20〜10程度としたものである
。酸成分においてテレフタル酸が50モル%未満かつア
ジピン酸が50モル%を超えると結晶性が損われコーテ
イング後のブロッキングが大きくなり加工性か低くなり
不利となる。
またテレフタル酸が90モル%を超えかつアジピン酸が
10モル%未満では結晶化度を20%以内となし得す、
不適当であるばかりか低温シール性も悪くなる。更にグ
リコール成分においてエチレングリコールが10モル%
より少ないと接着力が低下し、40モル%以上となると
結晶性が高すぎてやはり接着力か低下する。1,4−ブ
タンジオールは補遺を不規則にして、融点や結晶性を下
げるために用いるものであるから、上記の虻囲を外れる
と接着力及びブロッキングに悪影響を与えてしまう6ポ
リオキシテトラメチレングリコールも結晶性をコントロ
ールする為に配合されるものであって、10モル%未満
では結晶性が足りず、30モル%以上では結晶性が大き
くなりすぎる。従って、結晶化度とガラス転移点を適宜
調整する必要がある。
層(I)に供される非晶性の共重合ポリエステルFは、
酸成分としてテレフタル酸とセパチン酸のモル比が50
〜90対50〜10であり、グリコール成分としてエチ
レングリコールとネオペンチルグリコールのモル比か、
50〜90対50〜10のものを用いている。酸成分に
おいてテレフタル酸か50モル%未満かつセパチン酸が
50モル%を超すと結晶性となってしまう。結晶化度が
数%以下、実質的に非晶でないと接着力の低下をまねく
。テレフタル酸が90モル%を超えかつセパチン酸が1
0モル%未満では低温シール性か悪くなる傾向がある。
更にグリコール成分においてエチレングリコールが50
モル%未満かつネオペンチルグリコールが50モル%を
超えると、やはり結晶性となり、接着力か低下すると共
にスムーズな剥離をさまたげることになる。またエチレ
ングリコールが90モル%を超えかつネオペンチルグリ
コールが10モル%未満では、溶剤に対する溶解性が低
下して加工性が悪くなってしまう、この理由から共重合
ポリエステルは実質的に非晶性であって、ガラス転移点
が20°C以下となる組成が選択される。
本発明で述べる層(I)とは、低結晶性の共重合ポリエ
ステル(E)又はこの共重合ポリエステルfE)と非晶
性の共重合ポリエステル(F)との混合物より成る。こ
こで共重合ポリエステルH)は、層(I)全体を軟らか
くするために用いられるものである。従って共重合ポリ
エステル(E)と(F)との配合の重量比は1〜10対
9〜0となる。層(I)に非晶性共重合ポリエステル(
F)のみを使用すると、軟らかすぎて、層(n)の塗布
が均一に行えなくなる。
本発明の熱接着層(■)′に用いる共重合ポリエステル
(G)は、酸成分としてテレフタル酸とイソフタル酸を
用い、両者のモル比が30〜70対70〜30であり、
グリコール成分として使用するエチレングリコールとネ
オペンチルグリコールとのモル比が30〜60対70〜
40であり、共重合体のガラス転移点は50℃以上であ
る。
酸成分においてテレフタル酸が30モル%未満かつイソ
フタル酸が70モル%を超えると、ガラス転移点が低下
して耐熱性が低下してしまう。またテレフタル酸が70
モル%を超えかつイソフタル酸が30モル%未満では逆
にガラス転移点が高くなりすぎ低温シール性が悪くなる
。更にグリコール成分においてエチレングリコールか3
0モル%未満でありかつネオペンチルグリコールが70
モル%を超すと結晶化度が低くなり、耐熱性が低下する
。またエチレングリコールか60モル%を超えかつネオ
ペンチルグリコールが30モル%未満では溶剤への溶解
性が低下し、結果的に加工性か悪くなる。
共重合ポリエステルCG)のガラス転移点は50″C以
上である。真夏時の輸送車中は50°C以上に温度が上
昇する場合もあり、ガラス転移点50℃以下の共重合ポ
リエステルを用いると、この櫟な環境で内容物や内容物
中の油類のしみ出しを完全に防ぐことは離しい。
本発明に用いる共重合ポリエステル(E)、実質的に非
晶性の共重合ポリエステル(F)及び結晶性の共重合ポ
リエステル(G)の分子量はいずれも10000〜30
000程度が好ましいものである0分子量が10000
より小さいと、フィルム積層構成物の表面を形成する変
性ポリエチレンテレフタレートフィルム層に対する濡れ
が悪くなり、また30000を超えると凝集力が大きす
ぎるため接着性が低下する。
次いで本発明に用いるフィルム槓層梢成物について詳述
する。
ピーラブル層(D)[易剥離層(I)十熱接着層(■)
]を、市販の一般のポリエチレンテレフタレートフィル
ムやナイロンフィルム上に設置すると、プラスチック容
器、例えばポリカーボネート容器に熱接着した後素早く
剥離しようとすると、剥離途中に熱接着部の成る点から
フィルム支持体に破れが生じるようなトラブルが発生す
る事かしばしばある。
本発明はかかる問題点の解決のため種々検討した結果、
イソフタル酸基(B)をテレフタル酸基TA)に対し以
下に記す比率で共重合した変性されたポリエチレンテレ
フタレートよりなるフィルムを用うべき事を見出した。
即ち、本発明に用いる改良されたポリエチレンテレフタ
レートとは、グリコール基は主としてエチレングリコー
ル基からなり、2塩基酸基中の成分(八)成分のモル比
率を0.75乃至0.95、(B)成分のモル比率を0
.25乃至0.05とするもの、好ましくはfA)成分
のモル比率を0.83乃至0.93(B)成分のモル比
率0.17乃至0.07としたポリエステルである。
尚、グリコールは主としてエチレングリコールよりなる
が、時として重合途中に生成するジエチレングリコール
基か2〜3%程度の割合でポリエステル中に含まれてい
ても本発明を実施するに際しては何ら支障とはならない
本発明の構成成分となるフィルム積層構成物は、ポリエ
チレンフィルム層(IV)を中心にして核層(IV)の
少くとも一つの面にイソフタル酸基を共重合した変性ポ
リエチレンテレフタレートフィルム層(C)を設けてな
るものである。そして、フィルム層(C)は以下に記す
如くに作成する。先ず核層(C)を形成するイソフタル
酸基を共重合した変性ポリエチレンテレフタレートを溶
融した後、ダイスを通して押出し、キャスティングドラ
ム上にキャストしてフィルムを得る。好ましくはこのキ
ャスト(未延伸)フィルムを、タテ、ヨコそれぞれの方
向に2.7乃至3.8倍延伸し、さらに160℃乃至2
30℃の範囲にて熱固定し、より好ましくは2.8乃至
3.5倍延伸し、180℃乃至220°Cの範囲にて熱
固定したフィルムを得る。次いで例えば、該フィルム(
C)と熱可塑性樹脂よりなるフィルム又はフィルム(C
)の間に溶融したポリエチレンをタイから押出して冷却
ロール上でラミネートするか、或いは該フィルムに接し
てポリエチレンフィルムさらに該ポリエチレンフィルム
に接して熱可塑性樹脂よりなるフィルム又はフィルム(
C)を加熱ロール上で加圧圧着して所謂ドライラミネー
トする等の方法によりフィルム積層構成物を得る。
変性されたポリエチレンテレフタレートに共重合される
イソフタル酸成分の2塩基酸中のモル比率が0.05よ
り小さいとフィルムの改良効果が不充分で、容器に接着
した蓋材を素早く剥離するも剥離途中に蓋材に破れが生
じる事がある。また0、25より大きいとフィルムとし
ての耐熱性が不足して、易剥離層(I)及び/又は熱接
着層(III)をフィルム支持体上にコーティングする
に際してよく形態を保ち得す、コーティングが回器とな
る。
また変性されたポリエチレンテレフタレートフィルムを
タテ、ヨコそれぞれの方向に2.7乃至3.8倍延伸し
、さらに160℃乃至230℃の範囲にて熱固定する。
延伸熱固定条件として、より好ましくは2.8乃至3.
5倍延伸し、180℃乃至220℃の範囲にて熱固定す
ると、コーティング時の耐熱性の優れた且素早く剥離し
ても剥離途中に蓋材破れのないより優れたフィルム又は
シートを得る事が出来る。
なお、このフィルム積層構成物を作成するに際して、フ
ィルム(C)及び/又は熱可塑性樹脂よりなるフィルム
に印刷、蒸着等の装飾を施し、該装飾面がポリエチレン
フィルム層(IV)に接するように積層すると、装飾面
を保護する事が出来る。
本発明によるイージーオープン用材料は、内容物中に油
類を含む食品の包装用蓋材として有効であり、特に即席
固形カレー用途に最も適する。
以下実施例を挙げて本発明の詳細な説明する。
なお実施例中の各試験方法は次の通りである。
く試験1:剥離強度の測定〉 得られた蓋材を15市の巾に切り、テスター産業■製ヒ
ートシーラーを使い、圧力3 kg /−・fで100
℃、120°C140℃、160℃、180°C及び。
200℃の各温度にて1.5秒間ポリカーボネートフィ
ルム(厚さ120μm)と熱圧着したサンプルを5枚ず
つ作成した。室温まで冷却した後、ミネベア■製引張試
験IITcM−100型を用いて、180℃剥離、引張
速度200及び500(間7分)にて、剥離強度を測定
した。
〈試験2:即席固形カレーの漏れ試験〉ポリカーボネー
トフィルムより熱成形された容器に、即席固形カレー(
S&Bディナーカレー中辛> 100 gを詰め、容器
と蓋材の層(II)面をテスター産業■製カップシーラ
ーを用い、温度160℃、圧力3−/−・fで1.5秒
間熱圧着したサンプルを作成した。その後、雰囲気温度
55℃の恒温槽内に容器を斜めに立てかけて即席固形カ
レーの漏れの状況を観察した。
く参考例〉 実施例に供する共重合体は常法で製造したものであり、
その組成、結晶化度、分子量及びカラス転移点に次の通
りである。
共重合ポリエステル(ポリマーE) テレフタル酸5.9モル%、アジピン酸4.1モル%、
エチレングリコール3.0モル%、1,4−ブタンジオ
ール5.8モル%及びポリオキシテトラメチレングリコ
ール(分子量的250(1)  1.2モル% 分子量    約25000 結晶化度   約20% ガラス転移点 −20℃ 共重合ポリエステル(ポリマーF) テレフタル酸5.0モル%、イソフタルfi50モル%
、エチレングリコール4.5モル%、ネオペンチルグリ
コール55モル% 分子量    約25000 結晶化度   非晶 ガラス転移点 8℃ 共重合ポリエステル(ポリマーG) テシフタル酸7oモル2g、セハシシ酸30モル5’5
、エチレングリコール56モル?6、ネオペンチルグリ
コール44モル?6 分子量    約20000 結晶化度   約30?6 カラス転移点 67℃ 〈実施例1〉 2塩基酸基中にイソフタル酸基を10モル九共重合した
変性ポリエチレンフタレートよりなり、溶融キャスト後
、タテ方向に3.3倍、ヨコ方向に3.5倍延伸し、さ
らに220 ’Cにて熱固定した厚さ20μmのフィル
ムfK]と、イソフタル酸基を共重合しない通常のポリ
エチレンテレフタレートを溶融キャスト後、タテ方向に
3.6@、ヨコ方向に3.8倍延伸し、さらに230”
Cにて熱固定した25μmのフィルムIL]の間に溶融
したポリエチレンをダイスから押出して20μmの層と
して冷却ロール上でフィルム[K]及び[L]とともに
MHIラミネートしてフィルム積層構造物を得た6次い
で、ポリマーEをトルエン79部、メチルエチルケトン
16部及びジメチルホルムアミド5部よりなる混合溶剤
に70℃に加熱して30分間を要しながら溶解し、固形
分が10重量%となる塗液T−1を調合した。この塗液
を室温まで冷却した後、上に記したフィルム積層構成物
のフィルム層[K]部面上マイヤーバー(401)を用
いて塗布し、塗布後100℃の温度で乾燥(約1分間)
したところ、層(I)として7μm厚さのものか得られ
た。
次いで、ポリマー〇をトルエン(B0部)及びメチルエ
チルケトン20部からなる混合溶剤に撹拌しながら溶解
し、固形分20重量%の塗液T−2を調合した。この塗
液を先に加工処理したフィルムの第1層の上に、更に、
マイヤーバー(10番)により塗布し、同様に100℃
の乾燥温度で乾燥し、第■層として厚さ2.5μmのも
のを得た。
かくして得られた試料について評価試験を行った。試験
1による剥離強度は100℃〜200℃の各温度及び2
00及び500(m+7分)の各剥離速度において0.
90〜0.95 (kg / 15市巾)であり、剥離
はすべてポリマーEよりなる層(1)に生じていた。
また141Mの状況は凝集破壊によるものであったがポ
リマーEは薄い層でしかもポリカーボネートのフィルム
に熱接着層(IIIのポリマーG及びポリマーEが残存
しているので、破壊(剥M)面は目立たなかった。
また、剥離途中に蓋材の破れる事は何れの試験条件のサ
ンプルにも全くなかった。
試験2による即席固形カレーの漏れテストでは3週間放
置したが全く漏れはなかった。
く比較例1〉 実施例1にて作成したフィルムILIとポリエチレンフ
ィルム(20μm)とを用いてフィルムrL]/ポリエ
チレン/フィルム[口の構成となるようドライラミネー
トしてフィルム積層構造物を作成した。
次いで、該積層構造物のフィルム[L1層上に、実施例
1に調合した塗液T−1を同じ〈実施例1にて用いたマ
イヤバー及び乾燥条件にてフィルム(厚さ20μm)上
に塗布して7μm厚の層(I)を設け、さらに実施例1
にて調合した塗?liT−2を、実施例1と同一条件に
て塗布し2,5μm厚の層(II)の試料を得た。かく
して得られた試料について評価試験を行った。試験1に
よる剥離強度は、100℃〜200℃の各温度及び20
0及び500(柑/分)の各剥離速度とも0.90〜0
.95 (kg、’ 15[1tl中)であったが、剥
離速度200m/分で剥離したサンプルは5ケ中5ケと
も剥離途中に破れが生じた。
く比較例2〉 比較例1にて作成したフィルム積層構造物のフィルムL
口面上に、実施PA1と同じ塗液を同じ条件にて塗布し
、7μmの層(I)と2.5μmの層(II)を設置し
た。
該サンプルについて評価試験1を実施したが、剥離速度
200■/分では5ケとも破れは発生しなかったか、5
00+m+/分では5ヶ中4ヶ破れが発生した。
〈実施例2〉 先ずイソフタル酸基10モル%を共重合した変性ポリエ
チレンテレフタレートを溶融し、冷却ドラム上にキャス
トし、さらにタテ方向に、2.9倍、ヨコ方向に3.2
倍延伸し、次いで185℃にて熱同定した厚み18μm
のフィルム[M]を得た。さらに、該フィルム[H]と
市販のナイロン6フィルム(東洋紡社製N1100.1
5μm)との間に溶融したポリエチレンをダイスから押
出して20μmの層として冷却ロール上でフィルム[8
]と該ナイロン6フィルムとを積層ラミネートしてフィ
ルム積層構造物を作成した。
一方、塗布液を以下の如く作成した。
ポリマーEを塩化メチレン中に溶解し、固形分33重量
%となるように塗液T−3を調合した。
方ポリマーFを塩化メチレン中に溶解し、固形分33重
量%となるように塗液T−4を調合した。
次いでT−3及びT−4を混合し、さらにエルエン及び
メチルエチルケトンを追加して、塗iT5を調合した。
塗液T−5の組成は、溶蝶か塩化メチレン70(重量)
部、トルエン(重量)20部及びメチルエチルケトン重
量10部よりなり、固形分は26重量%であり、その固
形分中のポリマーEとポリマーFとの重量比が1:1で
ある。他方、ポリマーGを塩化メチレン中に中溶解し、
さらにトルエン及びメチルエチルケトンを加えて、その
組成が塩化メチレン70重量部、トルエン20重量部及
びメチルエチルケトン101!jL量重1%となるよう
に調製した塗液T−6を調合した6次いで先に作成した
フィルム積層構成物のフィルム層[H]上に塗液T−5
をコンマコーターを用いて塗布し、110°Cにて乾燥
し、厚さ8μmの層(I)を設けた。
次いで、塗液T−6をグラビアコーターを用いて先に加
工処理した層(I)の上に塗布し、110℃にて乾燥し
て厚さ2.5μmの層(II)を設けた。
かくして得られた試料について評価試験を行った。
試験1による剥離強度は、100℃〜200℃の各温度
及び200及び500(m+/分)の各剥離速度におい
て1.1〜1.3  (kg/15■巾)であり、剥離
途中に蓋材の破れる事は試験条件を問わず全くながった
,なお、試験2による即席固形カレーの漏れテストでは
3週間放置したが全く漏れなかった。
〈実施例3〉 支持体フィルムとしては、イソフタル酸基にモル%を共
重合した変性ポリエチレンテレフタレートを溶融し、冷
却ドラム上にキャストし、さらにタテ方向に3.0倍、
ヨコ方向に3.1倍延伸し、次いで210°Cにて熱固
定して25μmのフィルム[N]を得た。
該フィルム[N]の一つの片面に印刷を施し、別に巻取
ったフィルム[N]の片面にアルミ蒸着を施した。次い
で、これらフィルムの印刷面並びに蒸着面がポリエチレ
ンフィルム層と接して、即ち印刷面並びに蒸着面がフィ
ルム積層構造物の内部に包含されるようにして、溶融ポ
リエチレンを2つのフィルム[8]の間に押出してラミ
ネートし、フィルム積層構造物を作成した。一方、実施
例2にて得た塗液T−5に、微粒子の架橋ポリスチレン
(住友化学■製、ファインパールP B−30006 
E )を共重合ポリエステル固形分に対し3.5重量%
となるよう混合し、分散せしめて塗液T−7を調合した
次いで上に記したフィルム積層構造物の一つの面に先ず
塗液T −7をコンマコーターを用いて、さらに塗液T
−6をグラビアコーターを用いてそれぞれ110℃にて
乾燥し、8μmの層(I)及び3.5μmの層(n)を
設けた。
試験1による剥離強度は100℃〜200℃の各温度及
び200及び500  (nun/分)の各剥離速度に
おいて1.1〜1.3  (k+r/ 15mn巾)で
あり、剥離途中にR材の破れる事は試験条件を問わず全
くなかった。
〈発明の効果〉 本発明のイージーオープン用材料は前述の通りである。
イソフタル酸により変性した共重合ポリエチレンテレフ
タレートフィルムをポリエチレンフィルムの外表面に貼
合せて、更にその外面上に易剥離層(■)、及び耐油性
の熱接着層(I)を塗設するによって、耐油性で開封容
易であり、素早く開封しても破れか発生しない効果があ
る。しかも、フィルム積層構造物のいずれかの層に印刷
、蒸着等を施しても本発明によって得られた特徴は何ら
損われないことも確認され、実用価値の高い積層物が得
られる。
特許出願人 帝 人 株 式 会 社 手続補正書 平成2年10月72日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ポリエチレンフィルム層(IV)を介して該層(IV)
    の両面に熱可塑性樹脂よりなるフィルム層(III)を積
    層してなり、該フィルム層(III)の少なくとも一つの
    層が、グリコール基は主としてエチレングリコール基、
    2塩基酸基はテレフタル酸基(A)とイソフタル酸基(
    B)よりなり且つ2塩基酸基中の(A)のモル比率が0
    .75乃至0.95、(B)のモル比率が残り(0.2
    5乃至0.05)であるポリエステルよりなるフィルム
    層(C)である3積層構成物を支持体とし、該支持体を
    構成するフィルム層(C)の片面にピーラブル接着層(
    D)を設けてなる積層体。 2)ポリエステルよりなるフィルム層(C)がタテ、ヨ
    コそれぞれの方向に2.7乃至3.8倍延伸され且16
    0℃乃至230℃にて熱固定されたフィルムよりなる請
    求項1に記載した積層体。 3)ピーラブル接着層(D)が請求項1又は2に記載し
    たポリエステルフィルム層(C)に接する易剥離層(
    I )と該易剥離層の上に設けた熱圧着性の結晶性共重合
    ポリエステル(G)よりなる熱接着層(II)とよりなり
    、該易剥離層は低結晶性共重合ポリエステル(E)単独
    か又は該ポリエステル(E)と非晶性ポリエステル(F
    )との混合物である積層体。 4)積層体を蓋材として、該材をプラスチック製容器に
    熱圧着した後における該積層体と該容器との剥離強度が
    0.8〜1.5kg/15mm幅の範囲である請求項1
    乃至3のいずれかに記載された積層体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05329996A (ja) * 1992-05-29 1993-12-14 Dainippon Printing Co Ltd 包装材及びその製造方法
JP2019034753A (ja) * 2017-08-14 2019-03-07 共同印刷株式会社 加熱式即席食品用易剥離性包装材

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