JPH0418192Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0418192Y2
JPH0418192Y2 JP1985070898U JP7089885U JPH0418192Y2 JP H0418192 Y2 JPH0418192 Y2 JP H0418192Y2 JP 1985070898 U JP1985070898 U JP 1985070898U JP 7089885 U JP7089885 U JP 7089885U JP H0418192 Y2 JPH0418192 Y2 JP H0418192Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable contact
contact
fixed contact
movable
operating member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985070898U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61186152U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985070898U priority Critical patent/JPH0418192Y2/ja
Publication of JPS61186152U publication Critical patent/JPS61186152U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0418192Y2 publication Critical patent/JPH0418192Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は小形化に対処し得るように改良した回
路しや断器に関する。
[考案の技術的背景] 従来、回路しや断器においては、第5図及び第
6図に示すように構成したものがある。即ち、ま
ず第5図において、1はケース2に固定配置され
た固定接触子、3は一端側(図では左端側)にこ
の固定接触子1の固定接点1aに対向する可動接
点3aを有する可動接触子で、この可動接触子3
は開離用ばね4によつて常時固定接触子1から開
離する方向(図では上方)へ付勢されている。5
は操作部材たるクロスバーで、これは、開離用ば
ね4と可動接触子3の可動接点3aとの間に位置
して可動接触子3に上方から係接し、第6図にも
示すようにケース2の摺動壁6に沿つて上下に摺
動可能に設けられている。そして、このクロスバ
ー5の上方には図示はしないが操作機構を設けて
いて、この操作機構によつてクロスバー5を上下
に摺動させることにより可動接触子3を固定接触
子1に対して接触及び開離させるようにしてい
る。一方、7は引外し装置の磁性部材で、これの
透孔7a内に前記可動接触子3の他端側を通して
いる。而して、可動接触子3の可動接点3aが固
定接触子1の固定接点1aに接触した第5図の状
態において、引き外し装置が過電流を検出する
と、この引き外し装置によつて前記操作機構を介
してクロスバー5を上方に移動させ、以て可動接
触子3を固定接触子1から開離させてトリツプ状
態にするようになつている。
[背景技術の問題点] ところで、近年では配電盤スペースの減少等に
より回路しや断器を小形化する要求が高まつてい
る。しかしながら、上記構成の回路しや断器を小
形化する場合、ケース2内に立設した摺動壁6等
を薄くすることが考えられるが、これの成形時に
おける抜き勾配を考えるとその上部は更に薄くし
なければならず、成形時等にこれが割れたり欠け
たりするという問題点があつた。一方、その摺動
壁6特にはクロスバー5と開離用ばね4との間の
摺動壁6の厚さを確保しようとすると、クロスバ
ー5を固定接触子1側(第5図では左側)に位置
させるようにしなければならず、この様にする
と、可動接触子3に対するクロスバー5の係接点
8も左側に位置し、従つて可動接触子3における
係接点8から可動接点3aまでの距離が短くなる
ので、トリツプ状態で可動接触子3が固定接触子
1から開離した際の固定接点1aと可動接点3a
との開極距離が小さくなつてしまいその開極距離
を充分に確保できなくなつてしまうという問題点
があつた。
[考案の目的] 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、摺動壁の厚さを確保すると共に
開極距離も充分に確保しながら小形化を図り得る
回路しや断器を提供するにある。
[考案の概要] 本考案は上記の目的を達成するために、可動接
触子を押圧する操作部材の係接部を、操作部材の
摺動壁に対する摺動面より開離用ばね側に位置す
るように設け、以て操作部材の摺動壁に対する摺
動面と開離用ばねとの距離を確保することにより
これらの間の摺動壁の厚さを確保でき、しかも可
動接触子における操作部材との係接点から可動接
点までの距離を確保できるようにしたところに特
徴を有する。
[考案の実施例] 以下本考案の一実施例につき第1図乃至第4図
を参照して説明する。まず第1図において、11
は回路しや断器のケースで、これはプラスチツク
等の絶縁材によつて形成された下ケース12及び
上ケース13から成る。14は下ケース12に固
定配置された固定接触子で、ケース11内の一端
側に固定接点14aを有し、ケース11外の他端
側に電源側ケーブル(図示せず)を接続するため
の端子部14bを有している。15はケース11
内に配設された可動接触子で、一端側(図では左
端側)に固定接触子14の固定接点14aに対向
する可動接点15aを有している。16は圧縮コ
イルばねから成る開離用ばねで、可動接触子15
を常に開離方向たる上方に付勢している。17は
操作部材たるクロスバーで、可動接触子15の上
方でこれと交差し且つ開離用ばね16と可動接触
子15の可動接点15aとの間に位置してその可
動接触子15と係接し、下ケース12に立設され
た摺動壁18(第3図参照)に沿つて上下に摺動
可能に設けられている。そして、このクロスバー
17には、これが可動接触子15を介して開離用
ばね16のばね力に抗して上下に摺動する際に可
動接触子15に当接係合する係接部19を、第2
図に示すように摺動壁18に対する摺動面17a
より開離用ばね16側(右側)に位置するように
突出させて設けている。20はクロスバー17の
上方に設けられた操作機構で、これは、フレーム
21に軸22を介して回動可能に支持したハンド
ル23と、上端側をハンドル23にピン24を介
して連結した第1のリンク25と、中間部を第1
のリンク25の下端側に連結ピン26を介して連
結した略L字形の第2のリンク27とから成り、
連結ピン26はフレーム21に形成した上下に長
い長孔28に挿入支持され、又、第1のリンク2
4は引張コイルばね29により常時下方に付勢さ
れている。30は中間部でフレーム21に軸31
を介して回動可能に支持されたキヤツチで、上部
にトリツプピン32を有し、下部にキヤツチピン
33を有している。34はトリツプピン32とフ
レーム21との間に配設された引張りコイルばね
で、キヤツチ30を常時上方に付勢している。そ
して、前記第2のリンク27は、一端側をクロス
バー17の上端に当接させ、他端側をキヤツチ3
0のキヤツチピン33上に係止せしめている。3
5はケース11内の右側に配設された電磁式の引
き外し装置、36はこれの磁性部材で、この磁性
部材36は下ケース12と上ケース13との間に
上下に設けられていて、その下部に形成した透孔
37に前記可動接触子15の右端側を通してい
る。38は可撓導体で、一端側を可動接触子15
の右端側に接続し、他端側を電磁コイル39の一
端側に接続している。電磁コイル39の他端側に
は、負荷側ケーブル(図示せず)を接続するため
の端子40を接続している。41はL字形の可動
鉄片で、これは上記電磁コイル39に過電流が流
れた際にこの電磁コイル39の磁気力により引張
りコイルばね42のばね力に抗して一端側が吸引
されて回動し、この回動により他端側がキヤツチ
30のトリツプピン32を蹴つてそのキヤツチ3
0を回動させるようになつている。尚、第1図に
おいて、43はデアイオングリツド方式の消弧装
置である。
次に上記構成の作用を説明する。まず第1図は
可動接触子15が固定接触子14から開離したオ
フ状態を示している。この状態から、操作機構2
0のハンドル23を矢印A方向(図中反時計回り
方向)に回動すると、ハンドル23の下部に連結
された第1のリンク25がフレーム21の長孔2
8に沿つて下方に移動し、この第1のリンク25
と連結した第2のリンク27の一端側がクロスバ
ー17を下方に押圧する。これにより、クロスバ
ー17は、摺動壁18に沿つて下方へ摺動して可
動接触子15を開離用ばね16の付勢力に抗して
下方へ押圧する。これにより、可動接触子15
は、磁性部材36の透孔37上縁部に当接した右
端側を中心に反時計回り方向に回動し、そして、
可動接点15aが固定接触子14の固定接点14
aに当接すると、今度は可動接点15aと固定接
点14aとの接点を中心に右端側が時計回り方向
に回動し、その右端側が磁性部材36の透孔37
上縁部から離れ、固定接点14aに対し可動接点
15aにより接圧を与え、第4図に示すようなオ
ン状態となる。
一方、この第2図に示すオン状態において引外
し装置35の電磁コイル39に過電流が流れる
と、この電磁コイル39の磁気力により可動鉄片
41の一端側が吸引されこれが時計回り方向に回
動し、この可動鉄片41の他端側がキヤツチ30
のトリツプピン32を蹴つてキヤツチ30を軸3
1を中心に反時計回り方向に回動させる。する
と、第2のリンク27の他端側に対するキヤツチ
ピン33の係止が外れるので、第2のリンク27
は連結ピン26を中心に時計回り方向に回動して
クロスバー17に対する押圧を解除する。これに
より、クロスバー17は可動接触子15と共に開
離用ばね16の付勢力によつて上方に移動し、以
て可動接触子15が固定接触子14から開離する
トリツプ状態となる。
この様な本実施例によれば、可動接触子15を
押圧するクロスバー17の係接部19を、クロス
バー17の摺動壁18に対する摺動面17aより
開離用ばね16側に突出するように設け、クロス
バー17の可動接触子15に対する係接点44
(第2図参照)を摺動面17aより開離用ばね1
6側に位置させたので、クロスバー17の摺動面
17aと開離用ばね16との間の距離を確保でき
てこれらの間の摺動壁18の厚さを厚くできる。
しかも、可動接触子15におけるクロスバー17
との係接点44から可動接点15aまでの距離L
を大きくすることができることから、トリツプ状
態で可動接触子15が固定接触子14から開離し
た際の固定接点14aと可動接点15aとの開極
距離を大きくできると共に、可動接触子15が固
定接触子14から開離する際の開極速度を速くす
ることができる。更には、可動接触子15におけ
る上記距離Lを大きくできることから、可動接触
子15の可動接点15aが固定接触子14の固定
接点14aに接触する第2図の状態で固定接触子
14がない場合に、可動接触子15がクロスバー
17との係接点44を中心に右端側が磁性部材3
6の透孔37上縁部に当接するまで反時計回り方
向に回動し、この回動時における可動接点15a
の下方への変位量(ワイプという)を大きくする
ことができる。従つて、従来に比べて摺動壁18
の厚さを厚くでき、しかも開極距離を大きくでき
ると共に開極速度を速くでき、更にはワイプも大
きくしながら回路しや断器の小形化を図ることが
できるものである。
[考案の効果] 以上の記述にて明らかなように本考案の回路し
や断器は、可動接触子を押圧する操作部材の係接
部を、操作部材の摺動壁に対する摺動面より開離
用ばね側に位置するように設けた構成としたの
で、摺動壁の厚さを確保し、しかも開極距離を大
きくすると共に開極速度を速くでき、更にはワイ
プも大きくしながら小形化を図り得るという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示し、
第1図は全体の縦断面図、第2図は要部の拡大縦
断面図、第3図は要部の部分平面図、第4図は第
1図と異なる状態を表わす全体縦断面図であり、
そして、第5図及び第6図は従来構成を示し、第
5図は第2図相当図、第6図は第3図相当図であ
る。 図面中、11はケース、14及び14aは固定
接触子及び固定接点、15及び15aは可動接触
子及び可動接点、16は開離用ばね、17はクロ
スバー(操作部材)、17aは摺動面、18は摺
動壁、19は係接部、20は操作機構、35は引
外し装置、44は係接点を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケースに固定配置され固定接点を有した固定接
    触子と、一端側この固定接触子の固定接点に対向
    する可動接点を有した可動接触子と、この可動接
    触子を固定接触子から開離する方向に付勢する開
    離用ばねと、この開離用ばねと前記可動接触子の
    可動接点との間に位置して可動接触子に係接し前
    記ケースの摺動壁に沿つて摺動可能に設けられた
    操作部材と、この操作部材を摺動させて前記可動
    接触子を固定接触子に対して接触及び開離させる
    操作機構と、過電流検出時に前記可動接触子が固
    定接触子から開離するように前記操作機構を動作
    させる引外し装置とを備えたものにおいて、前記
    可動接触子を押圧する前記操作部材の係接部を、
    操作部材の前記摺動壁に対す摺動面より前記開離
    用ばね側に位置するように設けたことを特徴とす
    る回路しや断器。
JP1985070898U 1985-05-14 1985-05-14 Expired JPH0418192Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985070898U JPH0418192Y2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985070898U JPH0418192Y2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61186152U JPS61186152U (ja) 1986-11-20
JPH0418192Y2 true JPH0418192Y2 (ja) 1992-04-23

Family

ID=30607901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985070898U Expired JPH0418192Y2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0418192Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55141028A (en) * 1979-04-19 1980-11-04 Mitsubishi Electric Corp Circuit breaker

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55141028A (en) * 1979-04-19 1980-11-04 Mitsubishi Electric Corp Circuit breaker

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61186152U (ja) 1986-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3826951A (en) Circuit breaker with replaceable rating adjuster and interlock means
US4255732A (en) Current limiting circuit breaker
US4768007A (en) Current breaking device with solid-state switch and built-in protective circuit breaker
US4531172A (en) Electric circuit breaker with a remote controlled static switch
US8796573B2 (en) Circuit breaker
US4220935A (en) Current limiting circuit breaker with high speed magnetic trip device
JPH03133019A (ja) 回路遮断器
KR100480008B1 (ko) 회로 차단기
KR102628345B1 (ko) 소형차단기
JPH0418192Y2 (ja)
KR900006124Y1 (ko) 회로 차단기
US3849619A (en) Circuit breaker with reverse override device
US4748428A (en) Multi-pole circuit interrupter
US4321440A (en) Circuit breaker with extended contact separation after trip
US6400242B1 (en) High current auxiliary switch for a circuit breaker
US5430422A (en) Circuit breaker with anti-shock-off blocking mechanism
US4745384A (en) Circuit interrupter
US6900712B2 (en) Circuit breaker
JPH0755795Y2 (ja) 回路しや断器
US4521756A (en) Circuit breaker having increased contact opening velocity at trip operation
CA1251496A (en) Circuit breaker contact arm with variable force pivot
CA1144964A (en) Circuit breaker with extended contact separation after trip
US2310854A (en) Circuit breaker
US4162467A (en) Circuit breaker contact structure
JP4647821B2 (ja) 漏電遮断器