JPH041790Y2 - - Google Patents

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JPH041790Y2
JPH041790Y2 JP9989687U JP9989687U JPH041790Y2 JP H041790 Y2 JPH041790 Y2 JP H041790Y2 JP 9989687 U JP9989687 U JP 9989687U JP 9989687 U JP9989687 U JP 9989687U JP H041790 Y2 JPH041790 Y2 JP H041790Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエノキ茸栽培容器の口部に扇状の紙を
エノキ茸の子実体の成長に応じて自動的に巻き付
けるための自動紙巻装置における緊急停止装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の装置として、始動スイツチを手
動により投入したのち一連の紙巻作動とともに栽
培容器の供給作動を連続して行い続けるように構
成されたものが特公昭55−42801号公報で提案さ
れている。しかし、このものは一連の紙巻作動を
連続して行い続けるようにしているため栽培容器
が転倒した場合にも連続的に運転し続けようとす
る問題があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来技術においては、栽培容器が紙巻が行
われる所定箇所に供給される前に転倒したような
ときこの転倒状態の栽培容器を無理に加圧して連
続的に運転しようとするため、作動機構に過負荷
が加わり故障し易いという問題点があつた。
そこで、本考案は栽培容器が転倒したとき等の
異常時には緊急停止することが可能なエノキ茸栽
培容器の自動紙巻装置における緊急停止装置を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は作動機構の主軸に歯車を設けるととも
にこの歯車に近接して緊急停止用スイツチを設
け、このスイツチの作動片にローラを先部に有す
る可動片を枢支し、前記ローラを前記歯車に係合
して構成される。
〔作用〕
本考案は通常運転時において主軸の正転による
可動片の往復回動によつて緊急停止用スイツチは
非作動状態を維持し、栽培容器の転倒等によつて
主軸に瞬間的に逆転する力が加わつたとき歯車と
ローラとの係合によつて緊急停止用スイツチは作
動状態となり作動機構を緊急停止する。
〔実施例〕
先ずエノキ茸栽培容器の自動紙巻装置の一実施
例を第5図および第6図により説明する。
1は扇状の紙2が多数重ね合わせて逆さに収納
されている紙収納部であり、カム制御機構などの
作動機構Aにより進退可能に設けられている。ま
た紙収納部1には重ねられた紙2の中央部分を山
状に突出して整形し、かつ紙2の量に応じてスプ
リング3の弾発力によつて押圧保持し得る押板4
が配設されるとともに、この押板4と上記紙収納
部1に設けた押え部材5との間に上記積層された
紙2が挟み込まれて保持されている。なお、紙2
は山状に突出せず偏平な紙束として収納してもよ
い。また横に多数重ね合わせてもよい。
6は紙収納部1に収納された紙2と対向して配
設された左右一対のアームであり、それぞれのア
ーム6の先端には吸盤7が支軸8によつて左右方
向首振り自在に枢着されていると共に、その吸盤
7はバネ9により常時内方に向かつて首振りする
ように弾発力が付与され、内方へほぼ45度傾斜し
た状態で図示しないストツパーにより保持されて
いる。また吸盤7が内方へほぼ45度傾斜している
状態において前記紙2に向かつて吸盤7より突出
するように配設した作動ピン10が吸盤7の基部
側に設けてあり、その作動ピン10の先端部10
aが外方へ屈曲している。また吸盤7には真空ポ
ンプなどの図示しない陰圧発生装置が接続されて
いる。11は吸盤7を取り付けたアーム6の基部
を固設した反転軸であり、左右一対の受板12に
枢架されている。この反転軸11にはカム制御機
構などの作動機構Aによつて動作する適宜反転機
構13が設けられている。その場合図面では反転
軸11に設けたピニオン13aにラツク13bが
噛合して配設されラツク13bの昇降動作により
アーム6が反転するように形成されているがピニ
オン・ラツクを用いずに図示されないロータリー
アクチエーター等を用いてもよい。
14は紙巻箇所15に供給された栽培容器16
の口部16aの形状に倣つた彎曲状の紙押えであ
り、カム制御機構などにより進退自在に配設され
ている。なお、図示しないが紙押え14の前進に
より吸盤7の陰圧発生装置をオフとし後退により
オンとなるようにしている。17は栽培容器16
を紙巻箇所15に保持し得る保定部材である。
栽培容器16が保持される紙巻箇所15の両側
にはカム制御機構などの作動機構Aによつて適宜
角度往復回転する一対の回転軸18が縦設してあ
り、その回転軸18の上部にはそれぞれ作動杆1
9が架設していると共に、一方の作動杆19には
リンク20を介して弾性を有する彎曲状の下巻用
アーム21が支軸22によつて揺動自在に枢着し
てあり、そのリンク20および下巻用アーム21
にはそれぞれスプリング23により常時栽培容器
16側に向かう力が付与されている。また他方の
作動杆19には上巻用アーム24がスプリング2
5を介して支軸22aによつて揺動自在に枢着さ
れ、この上巻用アーム24にはプラスチツク等の
弾性材よりなるほぼC状のクリツプ26を収納す
る凹溝27が形成してあり、この上巻用アーム2
4の待機状態には一箇のクリツプ26が自重落下
して上記凹溝27に収納され、かつ、上巻用アー
ム24の動作時にはその上巻用アーム24と連動
してシヤツター28がクリツプ26の自重落下を
阻止するようにしてクリツプ収納部29が上巻用
アーム24の上方に配設されている。またそれぞ
れの作動杆19には紙2の下端に接触して紙2が
所定位置より下方にずり落ちることを阻止する紙
受部材30が枢着されていると共にこの紙受部材
30には図示しないバネにより常に栽培容器16
側に向かう力が付与されている。
したがつて、カム制御機構などの作動機構Aに
より紙収納部1が前進すると先ず作動ピン10の
先端部10aが重ね合わされた多数枚の紙2のう
ち一番外側の紙2に接触し、かつ、紙収納部1の
前進に伴い作動ピン10が外方へ移動するため作
動ピン10と一体の吸盤7はバネ9の弾発力に抗
して外方すなわち紙面に向かつて回動し吸盤7は
紙面にならつたほぼ水平状態となつて紙2を吸着
する。
その後カム制御機構などの作動機構Aにより紙
収納部1が後退すると一枚の紙2は吸盤7に吸着
したまま残り、他の紙2は紙収納部1の動きに連
れて後退するが、その際紙収納部1が後退するに
伴い吸盤7はバネ9の弾発力により内方へほぼ45
度の首振り状態に復帰するため吸盤7に吸着した
紙2はほぼU形の彎曲状に整形される。この場合
吸盤7はほぼ45度に首振り保持しているが内方に
適宜角度傾斜していればよくその角度は適宜変更
してもよい。また紙収納部1には山形状に突出し
て成形した押板4を設けて吸着しやすくしている
が平坦的に形成した押板4であつてもよい。また
紙収納部1側でなく吸盤7、アーム6側を進退し
てもよい。また円盤状の吸盤7を図示したがその
形状構造を適宜変更してもよい。
次に上述した様に紙収納部1から一枚の紙2を
取り出した後反転機構13の動作によりアーム6
がほぼ180度方向変換して逆さ向きの紙2が正向
きとなつて紙巻箇所15にすでに供給されている
栽培容器16の口部16aに紙2が供給されしか
も紙2の彎曲した部分2aが口部16aに対応す
るように配設され、次いで、紙押え14がカム制
御機構などの作動機構Aにより前進すると紙2の
彎曲した部分2aが栽培容器16の口部16aの
周面に押接されると共に栽培容器16の口部16
aの外周面に沿つて紙2がほぼU状に保持され
る。また上述した説明では吸盤7のアーム6を反
転して栽培容器16の口部16aに供給するよう
になしている紙2を正状態に収納した紙収納部1
に対し吸盤7のアーム6を進退自在に配設してア
ーム6の進退動作により一枚の紙2を彎曲状に整
形させた後アーム6を反転させずにさらに前進し
て栽培容器16の口部16aに供給するようにし
てもよく、また紙2を彎曲状に整形することなく
平面的に供給する場合もあり、その供給する構成
は適宜変更してもよい。
次に紙2が栽培容器16の口部16aまで移送
保持されたのち、先ず下巻側回転軸18が作動機
構Aにより回転して作動杆19、リンク20およ
び下巻用アーム21が栽培容器16側に移動し彎
曲状の下巻用アーム21の先端が紙2に接触し、
次いでスプリング23の力およびリンク20の作
用によつて紙2の一側を栽培容器16の口部16
aに押接しかつ皺あるいは緩みなどを伸ばすよう
に徐々に巻き付け、次いで上巻側回転軸18が回
転して作動杆19および上巻用アーム24が栽培
容器16側に移動してクリツプ26の端部が紙2
の他側に接触し次いでスプリング25の力により
紙2の他側を栽培容器16の口部16aに沿つて
皺を伸ばすように巻き付けて紙2の両端を上下に
重ね合わせ、その巻き付けが終了すると同時にク
リツプ26は凹溝27から離脱して自動的に口部
16aを嵌着し紙2を巻き付け固定する。その場
合下巻用アーム21および上巻用アーム24に連
動して紙受部材30が紙2の下端および上側を支
持している。
その後上巻用アーム24および下巻用アーム2
1は復帰する。その場合下巻用アーム21はリン
ク作用により栽培容器16の口部16a周面に添
うようにして復帰する。なお以上は紙2の両側を
巻回しクリツプ26により固定する機構の一例を
示したにすぎず、上述した説明ではクリツプ26
を紙2に直接押接して巻き付けるように形成した
が上巻用アーム24を紙2に直接押接して巻き付
けるよう形成してもよく、あるいは上記クリツプ
26と上巻用アーム24とを同時に紙2に押接し
て巻き付けるようにしてもよい。なお紙を巻き付
ける場合上巻用アームによつて巻き付けたのち個
別に配設したクリツプ収納部を動作させてクリツ
プを栽培容器の口部に嵌着してもよい。またクリ
ツプを使用せずに、あらかじめ紙の両端にフアス
ナー等を設けることにより、紙を栽培容器の口部
に巻回するとフアスナー等により紙の両端が重ね
合わされて固定するように形成してもよい。また
作動機構Aは例えば同出願人が提案した特開昭60
−70009号公報を用いればよい。
次に栽培容器の搬入により一連の紙巻作動を一
サイクル行う始動スイツチ及び栽培容器の移送機
構Bについて説明する。
紙巻箇所15の前方側すなわち紙供給用アーム
6と反対側には栽培容器16の移送台31が配置
され、この移送台31の一側の搬入箇所15a側
には搬入用コンベア32などから栽培容器16が
搬入することにより始動スイツチ33を動作する
ためのスイツチ作動部材となるレバー33bが配
置され、このレバー33bの一端が前記移送台3
1に枢支部34により支持されレバー33bの先
端側に前記始動スイツチ33が臨んでいる。そし
て搬入箇所15aに栽培容器16が搬入するとレ
バー33が押動されて枢支部34を中心に回動
し、始動スイツチ33の作動片33aをスイツチ
33に内蔵する図示しない弾機の力に抗して押圧
することにより始動スイツチ33を動作し、栽培
容器16が搬入箇所15aから栽培容器16の紙
巻箇所15側に向かつて移動することによつて作
動片33aが自動復帰し、この復帰作動に伴い前
記レバー33bを回動復帰するように構成してい
る。
35は前記レバー33bの後側に位置して栽培
容器16の移送経路方向に直線状に延びて垂直な
案内面35aを形成するガイド部材であり、この
ガイド部材35は移送台31に止着固定されてい
る。そして搬入箇所15aに栽培容器16が搬入
するとスイツチ作動部材となるレバー33が枢支
部34を中心に回動し、始動スイツチAを押圧動
作し、レバー33は始動スイツチ33の作動片3
3aに無理な力を加えない状態でガイド部材35
の下端側の係止部35bに位置規制される。さら
に始動スイツチ33のON動作によつて栽培容器
16はガイド部材35の案内面35aに沿つて移
送するため栽培容器16の移送位置がずれたりあ
るいは転倒したりすることが予防される。
また移送台31は搬入箇所15a側から紙巻箇
所15の中継箇所15bまで横方向の第1の案内
溝36が設けられ、この第1の案内溝36には案
内溝36に沿つて往復移動しながら搬入箇所15
aに搬入された栽培容器16を中継箇所15bま
で押圧移動する第1の移送部材37が配置され、
中継箇所15bからそれの紙巻箇所15までの縦
方向の第2の案内溝38が上記第1の案内溝36
と交叉方向になるように配置され、その第2の案
内溝38にはその案内溝38に沿つて往復動しな
がら第1の移送部材37によつて移送された栽培
容器16を紙巻箇所15まで移送しかつ紙巻後再
び中継箇所15bまで移送する第2の移送部材3
9が配置されている。その場合第1の移送部材3
7は栽培容器16の一側を押圧する一枚の平板で
あり、第2の移送部材39は栽培容器16の前後
側を押圧できるために連続した二枚の平板から形
成されそれぞれテーパ状案内部39aが設けられ
ている。また第1の案内溝36の延長上すなわち
移送台31の搬入箇所15aと反対側には搬出箇
所15cが設けられ、この搬出箇所15cには搬
出用コンベア40が連続配置している。
したがつて、第8図Aのように搬入用コンベア
32の動作により1個の栽培容器16が移送台3
1の搬入箇所15aに供給されるとスイツチ作動
部材となるレバー33bが回動してガイド部材3
5の一部で位置規制されるとともに、栽培容器1
6もガイド部材35の移送経路に沿つた垂直な案
内面35aに位置規制され、良好に保持される。
このとき、前記レバー33bの回動により始動
スイツチ33の作動片33aが押圧されて始動ス
イツチが作動し、一連の自動紙巻の一サイクルの
動作を開始する。
まず第8図Bのように第1の移送部材37が第
1の案内溝36に沿つて栽培容器16を押圧しな
がら移動して栽培容器16を中継箇所15bまで
移送する。この場合栽培容器16はガイド部材3
5の案内面35aに沿つて安定した状態で送られ
る。さらに中継箇所15bにおいて第2の移送部
材39により挟まれた状態となる。次いで第8図
Cのように第2の移送部材39が第2の案内溝3
8に沿つて栽培容器16を押圧しながら移動して
紙巻箇所15に位置すると共に、第1の移送部材
37が復帰する。その後第8図Dのように既述し
た紙2の巻き付け保持工程を行つた後に第8図A
のように第2の移送部材39が復帰して紙巻箇所
15の中継箇所15bまで移送する。これと同時
に同じ動作が反復して第8図Aのように搬入用コ
ンベア32が動作し1個の栽培容器16が搬入箇
所15aに供給されかつ第1の移送部材37によ
り栽培容器16が紙巻箇所15の中継箇所15b
まで移送すると、第8図Bのようにこの移送され
た栽培容器16により第2の移送部材39に挟ま
れた状態の紙巻きされた栽培容器16が中継箇所
15bにおいて押し出されて入れ代わり、その押
し出された栽培容器16は順次搬出箇所15cへ
と移動して搬出コンベア40によつて自動的に搬
出される。またーサイクル終了後に自動停止する
ための図示しない適宜自動停止手段が設けられて
いる。なお、第1の移送部材37と第2の移送部
材39の作動機構Aとしてはカム機構、シリンダ
ー機構、チエーン、スプロケツト機構等を適宜選
定すればよいが、以下にカム機構を用いた場合の
一例について説明すると、第1の案内溝36に沿
つて第1の移送部材37の案内レール42が第2
の案内溝36に沿つて第2の移送部材39の案内
レール43がそれぞれ配置されていると共に、第
1の移送部材37に突起44と溝45とによつて
連結されたリンク片46が連接杆47を介してリ
ンクアーム48と連結され、そのリンクアーム4
8がローラ49を介してカム50と係合しており
また第2の移送部材39は連接杆47aを介して
リンクアーム48aと連結され、そのリンクアー
ム48aがローラ49aを介してカム50aと係
合している。51はリンクアーム48,48aに
連結したスプリングである。したがつてカム軸5
2の回転駆動によつてリンクアーム48,48a
が支軸53を中心に回動することにより連接杆4
7,47aを介して第1、第2の移送部材37,
39が案内レール42,43に沿つて摺動するも
のである。
また搬出用の第3の移送部材を設けてもよい。
また搬出用コンベアは搬入用コンベアと直交方向
に配置した場合を示したが平行方向に配置し案内
板によりその搬出用コンベアに栽培容器を送るよ
うにしてもよい。
上述した実施例では個別の搬入、搬出機構を設
けたが手先で栽培容器16を搬入箇所15aに送
り込み搬出箇所15cより紙巻された栽培容器1
6を取り出すようにしてもよい。
次に緊急停止装置Cについて第1図乃至第4図
により説明する。
第1図、第2図および第6図のように前記作動
機構Aの主軸であるカム軸52の一端にはかさ歯
車53,53Aを介してブレーキ付きのモータ5
4が連結されているとともに前記カム軸52の他
端には歯車であるスプロケツト55が固定されて
いる。このスプロケツト55の正回転側上部に近
接して例えばリミツトスイツチからなる緊急停止
用スイツチDが傾斜して設けられており、このス
イツチDの作動片56の先端には可動片57の上
端がスプロケツト55の径方向回動可能に軸57
aを介して枢支され、前記可動片57の下端には
ローラ58が回転可動に枢支され、このローラ5
8がスプロケツト55の正回転側上部に係合して
いる。また前記可動片57はバネ59によりスプ
ロケツト55側に付勢されている。
そして、正常運転時においては、第3図のよう
にモータ54の回転がかさ歯車53,53Aを介
して主軸であるカム軸52に伝わり、カム軸52
の回転によつて上述した一連の動作が行われる。
この場合、カム軸52とともにスプロケツト55
が正回転するとこれに伴いローラ58がスプロケ
ツト55の歯55aによつてスイツチC側に押動
され可動片57は軸57aを支点として第3図の
反時計回り方向に回動し、歯55aとローラ58
の係合が離脱すると、ローラ58はバネ59の付
勢によつて隣在する歯55bに係合し、このよう
にしてローラ58は順次隣り合う歯55a,55
bと係脱する。これによつて作動片5は回動しな
いため緊急停止用スイツチDは非作動状態を維持
し続ける。
このような正常運転において、例えば第10図
のように中継箇所15bで栽培容器16が転倒し
たような場合、カム軸52の正回転によつて第2
の移送部材39を移動しようとしても転倒した栽
培容器16がガイド部材35や保定部材17等に
衝合してロツク状態となり瞬間的にカム軸52に
逆転力が加わる。そして、カム軸52およびスプ
ロケツト55が逆転すると、ローラ58はスプロ
ケツト55の歯55aによつて上方へ押し上げら
れ可動片57は軸57aを支点として時計方向に
回動しようとするが回転の余裕がないためスイツ
チDの作動片56を押動してスイツチDを作動す
る。これによつてモータ54はブレーキによつて
緊急停止する。
このようにして上記実施例においては一連の紙
巻動作において過負荷状態となつてカム軸52に
瞬間的に逆転力が加わつたとき、ローラ58とス
プロケツト55との係合によつてスイツチDが作
動しモータ54が緊急停止するため、異状状態に
おいて作動機構Aに無理が加わらず損傷を未然に
予防することができる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるもので
はなく本考案の要旨の範囲内において種々の変形
実施が可能である。例えば紙巻装置は各種のタイ
プに適用可能であることは勿論である。またロー
ラ付勢用バネは必要に応じ設ければよい。
〔考案の効果〕
本考案は作動機構の主軸に歯車を設けるととも
に、この歯車に近接して緊急停止用スイツチを設
け、このスイツチの作動片にローラを先部に有す
る可動片を枢支し、前記ローラを前記歯車に係合
してなり、栽培容器が転倒したとき等の異常時に
緊急停止することが可能なエノキ茸栽培容器の自
動紙巻装置における緊急停止装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は緊急停止装置を示し、第1
図は平面図、第2図は側面図、第3図および第4
図は作用状態の断面図、第5図は紙巻装置の全体
平面図、第6図は同側面図、第7図は側面図、第
8図A乃至Dは作用状態を示す平面図、第9図は
断面図、第10図は栽培容器の転倒状態を示す平
面図である。 1……紙収納部、2……紙、16……栽培容
器、16a……口部、55……歯車、56……作
動片、57……可動片、58……ローラ、A……
作動機構、C……緊急停止装置、D……緊急停止
用スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 作動機構の動作により紙収納部から一枚の紙を
    取り出して栽培容器の口部まで供給した後その紙
    を巻き付け部材により栽培容器の口部に巻き付け
    て保持するようにしたエノキ茸栽培容器の自動紙
    巻装置において、前記作動機構の主軸に歯車を設
    けるとともにこの歯車に近接して緊急停止用スイ
    ツチを設け、このスイツチの作動片にローラを先
    部に有する可動片を枢支し、前記緊急停止用スイ
    ツチが前記主軸の正転時に非作動状態、その逆転
    時に作動状態になるようにして、前記ローラを前
    記歯車に係合してなることを特徴とするエノキ茸
    栽培容器の自動紙巻装置における緊急停止装置。
JP9989687U 1987-06-29 1987-06-29 Expired JPH041790Y2 (ja)

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