JPH04175466A - コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 - Google Patents

コンデンサ放電式内燃機関用点火装置

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JPH04175466A
JPH04175466A JP30057190A JP30057190A JPH04175466A JP H04175466 A JPH04175466 A JP H04175466A JP 30057190 A JP30057190 A JP 30057190A JP 30057190 A JP30057190 A JP 30057190A JP H04175466 A JPH04175466 A JP H04175466A
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exciter coil
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voltage
switch
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Atsufumi Kinoshita
敦文 木下
Kenji Kimura
賢司 木邨
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内燃機関により駆動される磁石発電機に設け
られたエキサイタコイルを電源として動作するコンデン
サ放電式の内燃機関用点火装置に関するものである。
[従来の技術] 磁石発電機の回転に伴ってエキサイタコイルに誘起する
電圧でコンデンサを充電するようにしたコンデンサ放電
式の内燃機関用点火装置においては、機関の低速時から
高速時までコンデンサを十分高い電圧で充電して満足な
点火動作を行わせるため、巻数を非常に多くした(3[
IH〜7θ@Oターン)低速用のエキサイタコイルと、
巻数か比較的少ない高速用エキサイタコイルとを設ける
必要があり、発電機の構造が複雑になるという問題があ
った。
また低速用のエキサイタコイルは細い線を用いて多くの
ターン数巻回する必要があるため、巻線の作業性が悪く
、断線等のトラブルが発生し易いという問題があった。
そこで比較的太い線を用いて巻回したエキサイタコイル
を1つだけ用い、該エキサイタコイルに電流遮断式の昇
圧回路を接続することにより、機関の低速時から高速時
まで該エキサイタコイルに十分高い電圧を誘起させるよ
うにした点火装置(特開昭58−172463号)が提
案された。
電流遮断式の昇圧回路は、エキサイタコイルを短絡する
短絡用スイッチと、エキサイタコイルの短絡電流が所定
値に達したときに該短絡用スイッチを遮断状態にする遮
断回路とを備え、短絡用スイッチの遮断によりエキサイ
タコイルを流れていた短絡電流を遮断して、該エキサイ
タコイルに高い電圧を誘起させるものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら電流遮断式の昇圧回路を備えた既提案の点
火装置においても、始動回転数付近で満足な点火動作を
行わせるためにはエキサイタコイルの巻数をIHOター
ン以上に設定する必要があるため、エキサイタコイルの
巻線作業が面倒になるのを避けられなかった。またエキ
サイタコイルを太線により巻回する場合には、1000
ターン以上ものエキサイタコイルを固定子の1つのポー
ルに巻回することは困難であるため、エキサイタコイル
が固定子の2ポ一ル以上を占有することになり、他の発
電コイルを巻回するポールが少なくなるという問題があ
った。
更に、特開昭61−132084号に見られるように、
バッテリの電圧でトランスに1次電流を流し、発振回路
の出力でオンオフ制御されるスイッチによりトランスの
1次電流を断続させることにより、コンデンサ充電用の
高い電圧を発生させるようにしたバッテリ式のコンデン
サ放電式点火装置が知られてモ、)るが、この形式の点
火装置では、トランスの外に発振回路を必要とするため
、点火装置の構成が複雑になるという問題があった。
本発明の目的は、エキサイタコイルの出力電圧を昇圧す
る電流遮断式の昇圧回路を備えたコンデンサ放電式の内
燃機関用点火装置において、エキサイタコイルの巻数を
従来のものよりも更に少なくして、昇圧回路の効率を向
上させることにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、エキサイタコイルの短絡電流にバッテリの出
力電流を重畳させることにより、エキサイタコイルの巻
数を少なくしても、低速時に十分高い電圧を得ることが
できるようにしたものである。
そのため本発明の点火装置は、磁石発電機内に設けられ
たエキサイタコイルと、エキサイタコイルに対して直列
に接続されたバッテリと、エキサイタコイルとバッテリ
との直列回路に対して並列に接続されてエキサイタコイ
ルがバッテリの電圧に相加わる極性の一方の半サイクル
の出力電圧を発生したときに導通する短絡用スイッチと
該短絡用スイッチを流れる電流が所定値に達したときに
該短絡用スイッチを遮断状態にする遮断回路とを有する
電流遮断式昇圧回路と、エキサイタコイルの誘起電圧で
充電されるコンデンサと、内燃機関の点火位置で導通し
てコンデンサの電荷を点火コイルの1次コイルに放電さ
せるサイリスタとにより構成される。
上記エキサイタコイルとバッテリとの間にバッテリ投入
用スイッチを挿入することができる。この場合には、例
えばエキサイタコイルが一方の半サイクルの出力電圧を
発生したときにバッテリ投入用スイッチを導通させるト
リガ回路を設けておく。
上記のようにバッテリ投入用スイッチを設ける場合、内
燃機関の回転速度が設定値以上なったときにバッテリ投
入用スイッチを遮断状態にするターンオフ回路を設けて
、機関の回転速度が高くなった場合にバッテリを切り離
すようにすることができる。この場合、バッテリ投入用
スイッチとバッテリとの直列回路に対して並列に、バッ
テリの電圧が逆方向に印加される向きのダイオードを接
続して、バッテリが切り離された状態でもエキサイタコ
イルの短絡電流が流れるようにしておく。
またエキサイタコイルとバッテリとの間にバッテリ投入
用スイッチを設ける場合に、バッテリの電圧で該バッテ
リ投入用スイッチにトリガ信号を与えるようにしてもよ
い。この場合には、放電用サイリスタが導通していると
きにバッテリ投入用スイッチを遮断状態にするスイッチ
制御回路を設ける。
またこの場合にも、バッテリ投入用スイッチが遮断した
状態でエキサイタコイルに短絡電流を流すことができる
ようにするため、バッテリ投入用スイッチとバッテリと
の直列回路に対して並列に、バッテリの電圧が逆方向に
印加される向きのダイオードを接続しておく。
更にこの場合、内燃機関の回転速度が設定値以上なった
ときにバッテリ投入用スイッチを遮断状態にするターン
オフ回路を設けることができる。
[作 用コ 上記のように、エキサイタコイルの短絡電流にバッテリ
の出力電流を重畳しておくと、機関の低速時にエキサイ
タコイルの出力電圧が低(でも電流の遮断値を大きくす
ることができるため、エキサイタコイルに十分高い電圧
を誘起させることができる。従ってエキサイタコイルの
巻数を少なくすることができる。実験によれば、エキサ
イタコイルの巻数を500ターン以下にしても低速時に
十分な点火性能を得ることができた。
更にエキサイタコイルとバッテリとの間にバッテリ投入
用スイッチを設けて、機関の回転速度が設定値以上なっ
たときに該スイッチを遮断させるようにしておくと、機
関の設定回転速度以上の回転領域でバッテリを切り離す
ことができるため、バッテリの無駄な消耗を防ぐことが
できる。またエキサイタコイルの巻数が少ないので、設
定回転速度以上の領域でエキサイタコイルの短絡電流が
過大になるのを防ぐことができ、発熱を少なくすること
ができる。
更に、バッテリの電圧でトランスに1次電流を流して、
該1次電流を遮断することによりコンデンサ充電用の電
圧を発生させるバッテリ式のコンデンサ放電式点火装置
のように、トランスや発振回路を必要としないため、点
火装置の構成を簡単にすることができる。
[実施例] 以下添付図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は2気筒内燃機関に適用する本発明の実施例を示
したもので、同図において、■G1及びIG2はそれぞ
れ第1の気筒用及び第2の気筒用  ′の点火コイル、
Pl及びPlは内燃機関の第1の気筒及び第2の気筒に
取り付けられた点火プラグである。C1及びC2はそれ
ぞれ点火コイルIGl及びIG2の1次側に設けられた
第1の気筒用及び第2の気筒用の点火エネルギー蓄積用
コンデンサ、Sl及びS2はそれぞれ導通した際にコン
デンサC1及びC2を点火コイルIGI及びIG2の1
次コイルに放電させるサイリスタである。
またDi及びD2はそれぞれコンデンサC1及びC2に
充電電流を供給するダイオード、D3及びD4はそれぞ
れ点火コイルIGl及びIG2の1次コイルに対して並
列に接続されたダイオード、R1及びR2はサイリスタ
S1及びS2のゲートカソード間に接続された抵抗であ
り、これらにより第1の気筒用の点火主回路1及び第2
の気筒用の点火主回路2が構成されている。
3は機関の点火位置を制御する制御回路で、この制御回
路は機関に取り付けられた信号発電機内に設けられた第
1の気筒用パルサコイル4及び第2の気筒用パルサコイ
ル5から与えられる信号に基いて演算した第1の気筒及
び第2の気筒の点火位置でそれぞれサイリスタSl及び
S2のゲートにトリガ信号Vgl及びVg2を与える。
制御回路3はまたパルサコイルの出力から機関の回転速
度を検出していて、機関の回転速度が設定値以上になっ
たとき、及び機関が停止しているときに後述するターン
オフ回路をトリガするために用いるターンオフ指令信号
V+oを発生する。
エキサイタコイル10は、機関に取り付けられた磁石発
電機内に設けられていて、該エキサイタコイルの一端は
ダイオードDI及びD2のアノードに共通接続されてい
る。エキサイタコイル10の他端はダイオードD5とト
ランジスタTIのコレクタエミッタ間回路とキースイッ
チSWとを通してバッテリ11の正極端子に接続され、
バッテリ11の負極端子は接地されている。ダイオード
D5とトランジスタT1とによりバッテリ投入用スイッ
チ12が構成され、このスイッチ12とバッテリ11と
の直列回路に対して並列に、バッチIJ11の電圧が逆
方向に印加される向きのダイオードD6が接続されてい
る。またエキサイタコイル10の一端と接地間にアノー
ドを接地側に向けたダイオードD7が接続されている。
トランジスタT1のベースには抵抗R3を介して、エミ
ッタが接地されたトランジスタT2のコレクタが接続さ
れ、トランジスタT2のベースエミッタ間には抵抗R4
が接続されている。トランジスタT2のベースはまた抵
抗R5を通してバッテリ11の正極端子に接続され、ト
ランジスタT2及び抵抗R3〜R5により、バッテリ1
1の出力でバッテリ投入用スイッチ12にトリガ信号を
与えるトリガ回路13が構成されている。
バッテリ11の電圧は制御回路3の電源端子Bにも印加
されている。
エキサイタコイル10の一端にはまたトランジスタT3
のコレクタが接続され、トランジスタT3のエミッタは
抵抗値が十分率さい抵抗R6を通して接地されている。
トランジスタT3のベースコレクタ間には抵抗R7が接
続され、トランジスタT3及び抵抗R6,R7によりエ
キサイタコイル10及びバッテリ11を短絡する短絡用
スイッチ14が構成されている。
トランジスタT3のベースと接地間にサイリスタS3が
接続されている。トランジスタT3のエミッタと接地間
に抵抗R8及びR9の直列回路が接続され、これらの抵
抗の接続点にサイリスタS3のゲートが接続されている
。サイリスタS3と抵抗R8及びR9とにより、短絡用
スイッチ14を流れるエキサイタコイルの短絡電流が所
定値に達したときに短絡用スイッチ14を遮断状態にす
る遮断回路15が構成されてい−る。
短絡用スイッチ14及び遮断回路15により電流遮断式
の昇圧回路16が構成されている。
トランジスタT2のベースにエミッタを接地したトラン
ジスタT4のコレクタが接続され、トランジスタT4の
ベースと接地間に抵抗RIGが接続されている。機関の
回転速度が設定値以上になったときに制御回路3から与
えられるターンオフ指令信号Vjoが抵抗R11を通し
てトランジスタT4のベースに供給されている。トラン
ジスタT4及び抵抗RIO及びR11により、機関の回
転速度が設定値以上になったときにバッテリ投入用スイ
ッチ12を遮断状態iこするターンオフ回路17が構成
されている。
本実施例ではまた、比較器CMI及びCM2と抵抗R1
2ないしR15とからなるスイッチ制御回路18が構成
されている。
比較器CMf及びCM2の出力端子はトランジスタT2
のベースに共通接続され、両比較器の反転入力端子はそ
れぞれ抵抗R12及びR13を通してサイリスタS1及
びS2のゲートに接続されている。バッテリ11の両端
に抵抗R14及びRI5の直列回路からなる分圧回路が
接続され、該分圧回路の分圧点が比較器CMI及び0M
2の非反転入力端子に共通接続されている。
次に上記実施例の動作を説明する。キースイッチSWが
投入されると制御回路3が動作を開始する。制御回路3
は機関が停止している時にターンオフ指令信号Vtoを
出力するため、トランジスタT4が導通し、トランジス
タT2を遮断状態にする。このときトランジスタTlは
遮断状態に保持され、バッテリ11はエキサイタコイル
10から切り離されている。従って機関の停止時にキー
スイッチSWが投入状態に保持されても、バッテリ11
からエキサイタコイル10を通して電流が流れることは
なく、バッテリの無駄な消費が防止される。
機関が回転させられると、制御回路3がターンオフ指令
信号V+oの出力を停止するため、トランジスタT4が
遮断状態になり、トランジスタT2へのベース電流の供
給を許容する。従ってバッテリ11からトランジスタT
2にベース電流が与えられて該トランジスタT2が導通
し、これによりトランジスタTlにベース電流が与えら
れて該トランジスタTIが導通する。また機関が回転さ
せられると、エキサイタコイル10に交流電圧が誘起ス
る。エキサイタコイル10に図示の矢印方向の正の半サ
イクルの電圧が誘起すると、バッテリ11→ダイオード
D5→エキサイタコイル10→抵抗R7→トランジスタ
T3のペースエミッタ間→抵抗に゛6→バッテリ11の
経路で電流が流れ、トランジスタT3が導通する。これ
によりエキサイタコイル10及びバッテリ11が、トラ
ンジスタT3と抵抗値が十分小さい抵抗R6とを通して
(短絡用スイッチを通して)実質的に短絡される。
この短絡電流が設定値に達し、抵抗R6の両端の電圧が
設定値に達すると、サイリスタS3にトリガ信号が与え
られ、該サイリスタS3が導通する。
これによりトランジスタT3が遮断状態になり、エキサ
イタコイル10を流れていた短絡電流を遮断する。機関
の始動時にはエキサイタコイル10の出力電圧が低いが
、本実施例では、エキサイタコイルの短絡電流にはバッ
テリ11の出力電流が重畳されているため、電流の遮断
値を十分高く設定することができ、エキサイタコイル1
0に高い電圧を誘起させることができる。
このエキサイタコイルの誘起電圧はダイオードD1及び
D2を介してコンデンサCI−及びC2に印加されるた
め、両コンデンサが図示の極性に充電される。制御回路
3から第1の気筒の点火位置でサイリスタSlにトリガ
信号が与えられると、サイリスタS1が導通し、コンデ
ンサCIの電荷を点火コイルIGIの1次コイルに放電
させる。
これにより点火コイルIGIの2次コイルに高電圧が誘
起し、点火プラグp1に火花が生じて第1の気筒が点火
される。同様にサイリスタS2にトリガ信号が与えられ
るとサイリスタS2が導通してコンデンサC2の電荷を
点火コイルIG2の1次コイルに放電させ、該点火コイ
ルの2次コイルに高電圧を誘起させる。これにより点火
プラグP2に火花が生じ、第2の気筒が点火される。
サイリスタSlまたはS2が導通しているときには、そ
れぞれのゲートカソード間電圧降下が比 。
較器CMIまたは0M2に入力される。比較器CM1の
非反転入力端子には、抵抗R15の両端の電圧が入力さ
れているが、この電圧はサイリスタのゲートカソード間
電圧降下よりも低くなっている。
そのため比較器CMIにサイリスタSlのゲートカソー
ド間電圧が入力されると該比較器の出力端子電位が零レ
ベル(接地電位)になり、比較器、0M2にサイリスタ
S2のゲートカソード間電圧が入力されると該比較器C
M2の出力端子の電位が零レベルになる。比較器CMI
の出力または比較器CM2の出力のいずれかが零レベル
になると、 ・トランジスタT2が遮断状態になるため
、トランジスタTIが遮断状態にされ、バッテリ11が
エキサイタコイル10から切り離される。
機関の低速時にはエキサイタコイル10の負の半サイク
ルの出力電圧がバッテリ11の電圧よりも低いため、本
実施例においてトランジスタTI及びスイッチ制御回路
18が設けられていなかったとすると、エキサオタコイ
ルが負の半サイクルの電圧を出力したときにバッテリ1
1からエキサイタコイル10を通して点火主回路1及び
2側に電流が流れる。そのためサイリスタSt、S2が
遮断できなくなり、コンデンサCI及びC2の充電がで
きなくなる。そこで本実施例では、スイッチ制御回路1
8を設けて、サイリスタSl、S2が導通しているとき
にはトランジスタTlを遮断状態に保持して、バッテリ
11をエキサイタコイルから切り離すようにしている。
本実施例ではまた、機関が始動した後、機関の回転速度
が設定値以上になってエキサイタコイル払出力電圧が十
分に高くなったときに制御回路3がターンオフ指令信号
Vtoを発生する。そのためトランジスタT4が導通し
、トランジスタT2及びT1を遮断状態にする。これに
よりバッテリ11がエキサイタコイル10から切り離さ
れる。バッテリ11がエキサイタコイル10から切り離
された状態では、エキサイタコイル10→トランジスタ
T3−抵抗R6→ダイオードD6→エキサイタコイル1
0の経路でエキサイタコイルの短絡電流が流れる。従っ
て機関の点火は支障なく行われる。
上記のように、本実施例では、機関の回転速度が設定値
以上になってエキサイタコイルが十分高い電圧を発生す
るようになったときにノ<・ソテリ投入用スイッチ12
を遮断状態にしてツク・ソテリをエキサイタコイルから
切り離すので、ノ(・ソテリの無駄な消費を防ぐことが
できる。
尚第1図の実施例においてターンオフ回路17は省略す
ることもできる。
第4図は、巻数を少なくした同じエキサイタコイルを用
いて、エキサイタコイルの短絡電流C二)くッテリの出
力電流を重畳しない従来の点火装置と、第1図に示した
本発明に係わる点火装置とにつ(1て、機関の各回転速
度における点火エネルギー蓄積用コンデンサの充電電圧
を比較して示したもので、同図においてaは従来の点火
装置のコンデンサ充電電圧を示し、bは本発明による場
合のコンデンサ充電電圧を示している。従来の点火装置
では、機関の回転速度が86Orpmに達したときにエ
キサイタコイルの短絡電流の遮断が開始され、点火動作
が開始された。これに対し、本発明によるときには、機
関の回転速度が20Orpmに達したときにエキサイタ
コイルの短絡電流の遮断が開始され、点火動作が開始さ
れた。本発明によれば、2000rpm以下の領域での
コンデンサの充電電圧を大幅に高くして、低速時の点火
性能を改善できることが明らかになった。
第2図は本発明の他の実施例を示したもので、この例で
は、第1図の実施例で用いられていた第2の気筒用の点
火主回路2及び第2の気筒用のパルサコイル5が省略さ
れている。この実施例ではバッテリ投入用スイッチを構
成するトランジスタTIのベースが抵抗R20を介して
エキサイタコイル10の一端に接続されている。エキサ
イタコイル10が正の半サイクルの電圧を誘起したとき
に抵抗R20を通してトランジスタTIにベース電流が
与えられて該トランジスタが導通し、)<・ソテリ11
がエキサイタコイル10に接続される。機関が停止して
いてエキサイタコイルが電圧を誘起していないとき、及
びエキサイタコイルが負の半サイクルの電圧を誘起して
いるときにはトランジスタTIが遮断状態になるため、
バッテリ11がエキサイタコイル10から切り離される
。従ってlくッテリの無駄な消費が防止される。またエ
キサイタコイルが負の半サイクルの電圧を誘起したとき
にバッテリがエキサイタコイルから切り離されるため、
サイリスタSlのターンオフは支障なく行われる。従っ
て第1図の実施例で用いられていたスイッチ制御回路1
8は省略されている。
この実施例でも、図に破線で示したように機関の回転速
度が設定値以上になったときにトランジスタTIを遮断
状態にするターンオフ回路17を設けて、エキサイタコ
イルが十分大きな出力を発生する状態になったときにバ
ッテリ11を切り離すようにしてもよい。この場合、バ
ッテリ投入用スイッチ12とバッテリ11との直列回路
に対して並列に、バッテリの電圧が逆方向に印加される
向きのダイオードD6を接続しておく。
第3図は本発明の更に他の実施例を示したもので、この
実施例ではバッテリ投入用スイッチが省略され、バッテ
リ11の正極端子がキースイッチSWとダイオードD5
とを通してエキサイタコイル10の他端に接続されてい
る。
この例では、機関の低速時にエキサイタコイル10の出
力電圧のピークがバッテリ11の電圧よりも高くなるよ
うになっている。そのため、エキサイタコイル10の負
の半サイクルにおいては、エキサイタコイル10の誘起
電圧によりバッテリからの電流が阻止され、サイリスタ
S1のターンオフが行われる。
第1図ないし第3図の実施例において、機関が停止して
いるときのバッテリの消耗が問題にならない場合には、
キースイッチSWを省略することができる。
[発明の効果コ イルの短絡電流にバッテリの出力電流を重畳するように
したので、機関の低速時にエキサイタコイルの出力電圧
が低くても電流の遮断値を大きくすることができる。従
ってエキサイタコイルの巻数を少なくしても機関の低速
時にエキサイタコイルに十分高い電圧を誘起させること
ができ、機関の低速時に十分な点火性能を得ることがで
きる利点がある。
また本発明によれば、エキサイタコイルの巻数が少ない
ので、設定回転速度以上の領域でエキサイタコイルの短
絡電流が過大になるのを防ぐこと 1ができ、発熱を少
なくすることができる。
更に本発明によれば、バッテリ式のコンデンサ放電式点
火装置のように、トランスや発振回路を必要としないた
め、点火装置の構成を簡単にすることができる利点があ
る。
特に請求項3または5に記載した発明によれば、エキサ
イタコイルとバッテリとの間にバッテリ投入用スイッチ
を設けて、機関の回転速度が設定値以上なったときに該
スイッチを遮断させるようにしたので、機関の設定回転
速度以上の回転領域でバッテリを切り離すことができ、
バッテリの無駄な消耗を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はそれぞれ本発明の異なる実施例を
示した回路図、第4図は本発明の点火装置と従来の点火
装置とに同じエキサイタコイルを用いた場合のコンデン
サ充電電圧を比較して示した線図である。 1.2・・・点火主回路、C1,C2・・・点火エネル
ギー蓄積用コンデンサ、Sl、S2・・・サイリスタ、
10・;・エキサイタコイル、11・・・バッテリ、1
2・・・バッテリ投入用スイッチ、13・・・スイッチ
12のトリガ回路、14・・・短絡用スイッチ、15・
・・遮断回路、17・・・ターンオフ回路、18・・・
スイッチ制御回路。 第4図 エンジン回転数N[x10’rpm]

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁石発電機内に設けられたエキサイタコイルと、
    前記エキサイタコイルに対して直列に接続されたバッテ
    リと、前記エキサイタコイルとバッテリとの直列回路に
    対して並列に接続されて前記エキサイタコイルが前記バ
    ッテリの電圧に相加わる極性の一方の半サイクルの出力
    電圧を発生したときに導通する短絡用スイッチと該短絡
    用スイッチを流れる電流が所定値に達したときに該短絡
    用スイッチを遮断状態にする遮断回路とを有する電流遮
    断式昇圧回路と、前記短絡用スイッチが遮断したときに
    エキサイタコイルに誘起する電圧で充電されるコンデン
    サと、内燃機関の点火位置で導通して前記コンデンサの
    電荷を点火コイルの1次コイルに放電させるサイリスタ
    とを備えたコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。
  2. (2)前記エキサイタコイルとバッテリとの間に、バッ
    テリ投入用スイッチが挿入され、前記エキサイタコイル
    が一方の半サイクルの出力電圧を発生したときに前記バ
    ッテリ投入用スイッチを導通させるトリガ回路が設けら
    れている請求項1に記載のコンデンサ放電式内燃機関用
    点火装置。
  3. (3)前記バッテリ投入用スイッチとバッテリとの直列
    回路に対して並列に、バッテリの電圧が逆方向に印加さ
    れる向きのダイオードが接続され、内燃機関の回転速度
    が設定値以上なったときに前記バッテリ投入用スイッチ
    を遮断状態にするターンオフ回路が設けられている請求
    項2に記載のコンデンサ放電式内燃機関用点火装置。
  4. (4)前記バッテリの電圧でトリガ信号が与えられて導
    通するバッテリ投入用スイッチがエキサイタコイルとバ
    ッテリとの間に挿入され、 前記放電用サイリスタが導通しているときに前記バッテ
    リ投入用スイッチを遮断状態にするスイッチ制御回路と
    が設けられ、 前記バッテリ投入用スイッチとバッテリとの直列回路に
    対して並列に、前記バッテリの電圧が逆方向に印加され
    る向きのダイオードが接続されている請求項1に記載の
    コンデンサ放電式内燃機関用点火装置。
  5. (5)内燃機関の回転速度が設定値以上なったときに前
    記バッテリ投入用スイッチを遮断状態にするターンオフ
    回路が設けられている請求項4に記載のコンデンサ放電
    式内燃機関用点火装置。
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