JPH0417379A - レーザーダイオードポンピング固体レーザー - Google Patents
レーザーダイオードポンピング固体レーザーInfo
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
ザーダイオード)によってボンピングするレーザーダイ
オードポンピング固体レーザーに関し、特に詳細には、
その固体レーザーロッド自身が光波長変換機能を有し、
固体レーザー発振ビームをその第2高調波、もしくは固
体レーザー発振ビームと別のレーザービームをそれらの
和周波等の光波長変換波に波長変換するようにしたレー
ザーダイオードポンピング固体レーザーに関するもので
ある。
March 1989に記載されているように、Nd(
ネオジウム)等の希土類がドーピングされ、かつ光波長
変換機能を有する固体レーザーロッドとして、Nd:C
0ANP、Nd : PNP等が公知とならでいる。ま
たそのような固体レーザーロッドとして、同誌p132
に記載されているように、Nd:LiNbO2゜NYA
B (Nd −Y+−−AI!3 (BO3)4
X−0,04〜0.08)等も公知であり、これら
は、Self−Frequency−Doubling
Crystal と呼ばれている。
ザーとしては、S P I E Vol、1104
p132 March 1989や、レーザー研究Vo
1.17 NO,12p4g(1989)に示される
ように、NYAB結晶を用い、レーザーダイオードボン
ピングによるその発振レーザビームの第2高調波を得る
ものが知られている。またJ、 Opt、 Soc、
Am Vol、3 p140(19g[i)には、
Nd:Mg0二Li Nb O3を波長0.60μmの
色素レーザーにより励起し、その発振レーザービームの
第2高調波を得ることが示されている。
p13 March(1989)には、Nd ドープ
YAGレーザ一固体ロッドとその共振器内に、固体レー
ザー発振ビームを波長変換するKTP単結晶を配し、そ
れにより、固体レーザー発振ビームとポンピング光との
和周波を得ることが示されている。
レーザーにおいては、非線形光学結晶固体レーザーロッ
ド、出力ミラー1発振レーザービームを縦モードシング
ル化して波長変換波のパワーを安定させる機能を有する
エタロン板や、波長板等の光学素子が固別に配置され、
かつ固別にレーザー用部品として加工、研磨、コートさ
れていた。そのために、加工表面には発振レーザービー
ムの散乱および各コート膜による吸収、散乱。
り共振器内の内部ロスが数%以上と非常に大きなものと
なってしまっていた。これらの内部ロスは、部品点数か
多ければ多いほど増大する。
、その結果、波長変換効率が低下してしまうという問題
点かあった。
固体レーザーのポンプ光源としては、高出力のアレイ・
レーザーが一般に用いられている。
力の共振器内内部パワーを得、波長変換効率を向上させ
るようにしていた。しかし従来のアレイ・レーザーでは
、そのスペクトル線幅が数nmもあるために、固体レー
ザーの発振効率が低く、このことは、エネルギーの利用
効率の低下につながっていた。
に挿入するエタロン板や波長板は、非常に内部ロスを増
大させるために、高出力なアレイ・レーザーもしくはブ
ロードエリアレーザーを用いざるを得なかった。また、
これらの波長板やエタロン板の挿入ロスをなくすために
、それらを取り除いてしまうと、発振レーザービームの
第2高調波を得る場合は、非線形光学素子による発振レ
ーザービームの縦モード間のモード競合によりパワーが
不安定になるという問題点があった。
、波長変換効率が高く、そしてエネルギー利用効率が良
く、かつ波長交換波のパワーが安定するレーザーダイオ
ードポンピング固体レーザーを提供することを目的とす
るものである。
のレーザーダイオードポンピング固体レーザーは、前述
したようにNd等の希土類がドーピングされ、かつ光波
長変換機能を有する固体レーザーロッドを、半導体レー
ザーによってポンピングするレーザーダイオードポンピ
ング固体レーザーにおいて、 固体レーザーロッドの両端面を共振器ミラーとし、 それによる発振レーザービームの第2高調波もしくは、
半導体レーザービームと発振レーザービームの和周波等
の波長変換波を取り出すことを特徴とするものである。
体レーザーは、 上記と同様にNd等の希土類がドーピングされ、かつ光
波長変換機能を有する固体レーザーロッドを、半導体レ
ーザーによってポンピングするレーザーダイオードポン
ピング固体レーザーにおいて、固体レーザーロッドの一
端面に、波長変換波のパワーを安定化する機能を有する
エタロンや波長板等の光学素子を貼着して一体化し、 該光学素子の片面を固体レーザーの共振器ミラーとする
一方、前記固体レーザーロッドの他端面をもう1つの共
振器ミラーとして共振器を構成し、それによる発振レー
ザービームの第2高調波もしくは、半導体レーザービー
ムと発振レーザービームの和周波等の波長変換波を取り
出すことを特徴とするものである。
体レーザーは、 上記と同様にNd等の希土類がドーピングされ、かつ光
波長変換機能を有する固体レーザーロッドを、半導体レ
ーザーによってポンピングするレーザーダイオードポン
ピング固体レーザーにおいて、波長変換波のパワーを安
定化する機能を有するエタロンや波長板等の光学素子を
2つの固体レーザーロッドの間に貼着して一体化し、 これら固体レーザーロッドの各外端面を共振器ミラーと
し、 それによる発振レーザービームの第2高調波もしくは、
半導体レーザービームと発振レーザービームの和周波等
の波長変換波を取り出すことを特徴とするものである。
体レーザーは、 上記と同様にNd等の希土類かドーピングされ、かつ光
波長変換機能を有する固体レーザーロ・ンドを、半導体
レーザーによってポンピングするレーザーダイオードポ
ンピング固体レーザーにおいて、波長変換波のパワーを
安定化する機能を有するエタロンや波長板等の複数の光
学素子を、1つもしくは複数の固体レーザーロッドに貼
着して一体化し、 これら光学部品のいずれかの端面を共振器ミラーとして
共振器を構成し、 それによる発振レーザービームの第2高調波もしくは、
半導体レーザービームと発振レーザービームの和周波等
の波長変換波を取り出すことを特徴とするものである。
equency−Doubljng Crystal呼
ばれる材料、すなわち前述のNYAB、Nd : Mg
O: Li NbO3、Nd : PNP等を用い
ることができる。またその他に、無機材料であるKTP
、 β−BBO。
系の半導体にNd等の希土類をドープした波長変換用の
非線形光学材料を用いることも可能である。
角度許容範囲も大きいので、高い波長変換効率を実現で
きる。
−(4−ニトロフェニル)−L−プロリノール)、NP
AN (N−(4−ニトロフェニル)N−メチルアミノ
アセトニトリル)、特開昭62−210432号公報に
開示されたPRA (3,5−ジメチル−1−(4−二
トロフェニル)ピラゾール)等の有機非線形光学材料に
希土類をドープしたものも用いることができる。特にP
RAは非線形光学定数が先のKTPよりも大きく、温度
許容範囲が大きいので高い波長変換効率を実現できる。
器とすることにより、部品点数が減り、加工研磨面およ
びコート面か2面のみとなり、かつレーザー発振ビーム
の吸収媒体も1つとなり、大幅に内部ロスを低減させる
ことができる。その結果、発振レーザービームの内部パ
ワーが増大し、波長変換効率が大幅に向上する。また共
振器長が数mmとなるために縦モード数が減少し、ひい
てはシングルモード化でき、非線形光学結晶を介した縦
モード競合がなくなり、波長変換波のパワーを安定化す
ることができる。
により、強制的に波長変換波のパワーを安定化する場合
においても、入力ミラーおよび出力ミラーがなくなるた
めに、その分の吸収、散乱。
。その結果、発振レーザービームの内部パワーが増大し
、波長変換効率が大幅に向上する。
の和周波を発生させる場合の効率は、その半導体レーザ
ービームのパワーレベルが低いために第2高調波の効率
より低(、実用的ではなかった。しかし本発明において
は、発振レーザービームの内部ロスが低減することでそ
の内部パワーが増大する結果、和周波発生の場合も高効
率化することが可能となる。
おいて、好ましくは、ポンピング用半導体レーザーとし
て単一横モード、単一縦モード半導体レーザーが用いら
れる。本発明においては、前述のように内部ロスを極端
に小さくできるので、これらの半導体レーザーにより少
パワーでポンピングしても十分な波長変換効率が得らる
。さらに、これらの単一横モード、単一縦モード半導体
レーザー光は、スペクトル線幅がO,lnm以下と、前
述のブロードエリアレーザーやアレイ・レーザーよりも
狭いので、十分に固体レーザーに吸収され、固体レーザ
ーの発振効率を高めることができ、よってエネルギー利
用効率を向上させることができる。さらに、アレイ・レ
ーザーを用いる場合と異なり、回折限界まで集光できる
ので、ポンピング光と発振レーザー光とのモードマツチ
ングが向上し、その点からも発振効率を向上させること
ができる。さらに和周波発生の場合、アレイ・レーザー
光と発振レーザービームの和周波は、アレイ・レーザー
光のビームが回折限界ビームでないため良好に集光でき
ないという問題点があるが、上記単一縦モード、単一横
モードレーザーでは回折限界ビームを得ることが可能と
なり、十分良好に集光することができる。
率のレーザーダイオードポンピング固体レーザーが提供
されることになる。
明する。
ドポンピング固体レーザーを示すものである。このレー
ザーダイオードポンピング固体レーザーはポンピング光
としてのレーザービームlOを発する半導体レーザー1
1(単一縦モード、単一横モードレーザー二以下、LD
と称する)と、発散光である上記レーザービーム10を
平行光化しかつ集光するセルフォックロッドレンズ12
と、SC1f−Frequency−Doubling
CrystalであるNYA B 。
(図示せず)にマウントされて一体化されている。なお
LDIIは、ペルチェ素子14と図示しない温調回路に
より、所定温度に温調される。
ームlOを発するものが用いられる。一方NYABロッ
ド13は、ドーピングされているネオジウム原子が、上
記レーザービーム10によって励起されることにより、
λ2−10(i2nmのレーザービーム15を発する。
によって形成される。すなわち、入力端共振器ミラーと
して、LDII側のロッド端面13aが曲率半径R=2
mmの球面に形成され、その表面には、波長11062
nのレーザービーム15は良好に反射させ(反射率99
.9%以上)、波長804nmのポンピング用レーザー
ビーム10は良好に透過させる(透過率99%以上)コ
ーティングが施されている。出力側共振器ミラーはもう
一方のロッド端面13bがフラットに鏡面研磨されてな
り、その表面には、波長11062nのレーザービーム
が良好に反射(反射率99.9%以上)され、そして後
述する波長531nmの第2高調波15’ は良好に透
過させるコーティングが施されている。したがって波長
11062nのレーザービーム15は、上記共振器の各
面L3a、 13b間に閉じ込められ、レーザー発振を
起こす。
能を有するNYABロッド13内で、波長が1/2すな
わち531nmの第2高調波15゛ に波長変換される
。なおNYABロッド13は、波長11062nと53
1nmとの間でTYPEIの角度位相整合が取れるよう
に結晶がカットされてなる。共振器の出力側ミラー13
bには、前述した通りのコーティングが施されているの
で、この共振器からは、第2高調波15’が効率良く取
り出される。
光である半導体レーザービーム10の出力を100 m
Wとしたときに、第2高調波15°の出力は約1.0
mWとなった。L−2mniと非常に短い結晶長である
にもかかわらず、本実施例の場合は内部ロスが1%以下
に低減し、高効率の波長変換が可能となった。
ビームは容易に単一縦モード発振し、その結果、パワー
が安定した波長変換波を得ることができる。
明する。なおこの第2図において、前記第1図中の要素
と同等の要素には同番号を付し、それらについての重複
した説明は省略する(以下、同様)。本実施例では、第
1実施例と同様の形状でかつ同様のコートを施したNY
ABロッド13が、ペルチェ素子20上の銅ブロック2
1に貼り付けられ、該銅ブロツク21上のしDllと密
着させて配置されている。このような構成にすることで
、LDパッケージ内に、全てのレーサ一部品を封入する
ことか可能になる。さらにNYABロッド13を、LD
温調用のベルチェ素子20で同時に冷却しているので、
部品点数も少なく、かつ温調によりNYA Bロッド1
3の縦モードホップを抑制することができ、周囲温度の
変化に対する第2高調波15′の出力変動を、はぼ完全
に抑えることが可能となった。
明する。本実施例ではさらに高出力の第2高調波15°
を得るために、NYABロッド13を結晶長L−7mm
と長くし、かつ入力側のロッド端面13aの曲率半径を
R−7mmとした。その結果、共振器長が明確に長くな
ったので、発振レーザービーム15は縦モードマルチ発
振となる。それを抑制するために、図示のように出力端
面13bにエタロン板22を貼着し、この出力端面13
bに第1実施例と同様のARコートを施した。
、単一横モードLDIIを使用し、発散光であるレーザ
ービーム10を平行光化するコリメーターレンズ23と
、平行光化されたレーザービームlOを集束させる集光
レンズ24によってNYABロッド13に入力される。
側端面13aとエタロン板22の片端面22aとの間で
共振し、レーザー発振する。このようにして得られる第
2高調波15’ の出力は、半導体レーザービーム10
の出力をtoo mWとしたときに約5mWとなった。
長L−5mmでかつ曲率半径R−5mmに加工し、その
他は本実施例と同様の構成とした場合、ブロードエリア
の半導体レーザービーム1゜を用いて第2高調波15’
を発生させたところ、4゜OmW入力にて、出力20
m Wが得られた。
のエタロン板22を用いる他、第4図に示すようにNY
ABロッド端面13bにλ/4板等の波長板25を貼着
したり、第5図に示すようにNYABロッド端面13b
にエタロン板22を貼着し、さらにその上に波長板25
を貼着する、等の構成を取ることができる。さらには第
6図に示すように、2つのNYABロッド13.13の
間にエタロン板22を貼着してそれら3要素を一体化し
たり、第7図に示すように、2つのNYABロッド13
.13の間にエタロン板22を貼着するとともに、両N
YABロッド13.13の外端面に各々波長板25を貼
着してそれら5要素を一体化する、といった構成を取る
こともできる。
同様のコーティングを施すことによって、構成可能であ
る。
を取った際の結果について説明する。NYABロッド1
3は結晶長L−5mmにカットされ、LDII側の端面
13aに波長10G2nmに対する反射コート、波長8
04nmに対するARロートが施され、共振器ミラーの
一方を構成している。反対側のロッド端面13bは、波
長1[lG2nmに対するARコート、波長531nm
に対するARコートが施されている。共振器を構成する
もう一方の出力ミラー30は、内側の端面30aがR=
100mmの曲率半径を有し、そこに波長10G4nm
に対する反射コート、波長531nmに対するARコー
トが施されている。そしてこの共振器の間に、エタロン
板22が挿入されている。
ードが何十本と発振しているために、エタロン板22を
入れることで、単一縦モード化を実現している。さらに
、共振器長が長いために、周囲の温度変化に対しても縦
モードポツプが生じゃすく、パワーの不安定性をより増
長する構成になっている。この場合、400 mWのレ
ーザービーム10(ブロードエリアレーザー)を入力さ
せたときの第2高調波15°の出力は6mWであった。
多いために、その分、発振レーザービーム15の散乱、
吸収2反射ロスが増大してしまうことに起因する。この
ように本発明によれば、高い波長変換効率が得られるこ
とが裏付けられた。
図は、本発明の第4実施例によるレーザーダイオードポ
ンピング固体レーザーを示すものである。このレーザー
ダイオードポンピング固体レーザーにおいては、ポンピ
ング光としてのレーザービーム40を発するLD(フェ
ーズドアレイレーザー) 41が用いられている。この
LD41は、波長804nmのレーザービーム40を発
する。またコリメーターレンズ23と集光レンズ24と
の間にはビームスプリッタ42が配され、このビームス
プリッタ42には、もう1つのLD(単一縦モードレー
ザー)43から発せられコリメーターレンズ44によっ
て平行光とされた、波長830nmのレーザービーム4
5が入射せしめられる。このレーザービーム45はビー
ムスプリッタ42により、ポンピング光であるレーザー
ビーム40と合波され、NYABロッド13に入射され
る。なお、上記LD41.43は各々、ベルチェ索子1
4と図示しない温調回路により、所定温度に温調される
。
130 nmのレーザービーム45と、波長λ2 =1
082nmのNYABロッド13の発振ビーム46は、
このNYABロッド13自身によって、波長λ3 =4
68 nmの和周波47に波長変換される。なおNYA
Bロッド13は、TYPEIの角度位相整合が成立する
ようにカットされている。
、波長10G2n mに対する反射コートが施され、そ
れにより、波長10(f2n mの発振レーザービーム
46が閉じ込められ、レーザー発振するようになってい
る。また入射端面13aには、波長804nmと830
nmに対するARコートが施され、出力端面13bには
、波長4[i8nmに対するARコートが施されている
。
100 mWの半導体レーザービーム45から、1mW
の和周波47が得られた。
804 nmの半導体レーザービーム40によってポン
ピングし、その半導体レーザービーム40と、NYAB
ロッド13の波長λ2 =10B2nmの発振レーザー
ビーム46との和周波48(波長λ3−459 nm)
を得ることもできる。
ng CrystalとしてNYAB結晶を例にとって
説明したが、本発明においては、その他の結晶としてN
d:MgO:LiNbO2やNd : KTP、Nd
: PNP等も同様にして用いることが可能である。こ
れらの材料はNYAB結晶より大きな非線形光学定数を
有することがあり、したがってそれらを用いれば、さら
に効率良く波長変換波を得ることが可能となる。
みで説明してきたが、本発明のレーザーダイオードポン
ピング固体レーザーにおいてはその内部ロスを低減可能
であるので、Ndの発振ラインの0,9μm帯、1.3
μm帯の発振も可能となり、その発振ビームの第2高調
波、およびその発振ビームと半導体レーザービームとの
和周波等の波長変換波を、効率良く得ることができる。
るために、レーザー媒質の結晶を温調して縦モードホッ
プを抑制できるが、本発明の場合は、キャビティ長を非
常に短くできるので、温調も容易になり、周囲温度変化
によるパワーの不安定性を大幅に改善することが可能と
なる。
ンピング固体レーザーは、波長変換機能を有する固体レ
ーザーロッドを共振器とし、もしくは光学素子と上記固
体レーザーロッドを一体化させて共振器としたので、内
部ロスを減少させて内部パワーを増大させ、それにより
波長変換効率を向上させて極めて高強度、高効率な短波
長レーザー光を得ることが可能となる。特に従来低効率
であった和周波発生を、高効率で実現可能となる。
ザーにおいては、上述のように波長変換効率が高くなる
ので、現在のところ比較的出力が低い単一横モード、単
一縦モード半導体レーザーをボンピンク源として用いて
も、十分高強度の短波長レーザーを得ることが可能とな
る。こうして、単一横モード、単一縦モード半導体レー
ザーをボンピンク源として用いれば、固体レーザーの発
振効率が高くなるので、この場合はエネルギー利用効率
が特に高くなる。
ンピング源として用いても、十分高強度の短波長レーザ
ーを得ることができるから、本発明のレーザーダイオー
ドポンピング固体レーザーは従来装置と比べて、同一光
強度の波長変換波を得る場合は、より低出力で安価な半
導体レーザーを使用可能となり、前述の固体レーザーロ
ッドを共振器とすることによりコンパクト化および部品
点数の減少が可能であることとあいまって、低コストか
つ超コンパクトな固体レーザーが実現できる。
ーザーにより和周波を発生させる場合は、従来困難とな
っていた回折限界までの集光も可能となる。
び3実施例によるレーザーダイオードポンピング固体レ
ーザーを示す概略側面図、第4.5.6および7図は、
本発明における固体レーザーロッドと光学素子との組合
せ状態の例を示す概略側面図、 第8図は、従来のレーザーダイオードポンピング固体レ
ーザーの例を示す概略側面図、第9およびLQ図はそれ
ぞれ、本発明の第4および5実施例によるレーザーダイ
オードポンピング固体レーザーを示す概略側面図である
。 10.40.45・・・レーザービーム11.41.4
3・・・半導体レーザー12・・・セルフォックロッド
レンズ 13=・NYA B o ラド 13a、、13b山
ロッド端面14.20・・・ベルチェ素子 15.46・・・固体レーザー発振ビーム15′ ・・
・第2高調波 22・・・エタロン板22a
・・・エタロン板の端面 23.44・・・コリメーターレンズ 24・・・集光
レンズ25・・・波長板 3o・・・
出力ミラー42・・・ビームスプリッタ 47.
48・・・和周波第1図 第2図 第3 菌 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図
Claims (5)
- (1)ネオジウム等の希土類がドーピングされ、かつ光
波長変換機能を有する固体レーザーロッドを、半導体レ
ーザーによってポンピングするレーザーダイオードポン
ピング固体レーザーにおいて、固体レーザーロッドの両
端面を共振器ミラーとし、 それによる発振レーザービームの第2高調波もしくは、
半導体レーザービームと発振レーザービームの和周波等
の波長変換波を取り出すことを特徴とするレーザーダイ
オードポンピング固体レーザー。 - (2)ネオジウム等の希土類がドーピングされ、かつ光
波長変換機能を有する固体レーザーロッドを、半導体レ
ーザーによってポンピングするレーザーダイオードポン
ピング固体レーザーにおいて、固体レーザーロッドの一
端面に、波長変換波のパワーを安定化する機能を有する
エタロンや波長板等の光学素子を貼着して一体化し、 該光学素子の片面を固体レーザーの共振器ミラーとする
一方、前記固体レーザーロッドの他端面をもう1つの共
振器ミラーとして共振器を構成し、それによる発振レー
ザービームの第2高調波もしくは、半導体レーザービー
ムと発振レーザービームの和周波等の波長変換波を取り
出すことを特徴とするレーザーダイオードポンピング固
体レーザー。 - (3)ネオジウム等の希土類がドーピングされ、かつ光
波長変換機能を有する固体レーザーロッドを、半導体レ
ーザーによってポンピングするレーザーダイオードポン
ピング固体レーザーにおいて、波長変換波のパワーを安
定化する機能を有するエタロンや波長板等の光学素子を
2つの固体レーザーロッドの間に貼着して一体化し、 これら固体レーザーロッドの各外端面を共振器ミラーと
し、 それによる発振レーザービームの第2高調波もしくは、
半導体レーザービームと発振レーザービームの和周波等
の波長変換波を取り出すことを特徴とするレーザーダイ
オードポンピング固体レーザー。 - (4)ネオジウム等の希土類がドーピングされ、かつ光
波長変換機能を有する固体レーザーロッドを、半導体レ
ーザーによってポンピングするレーザーダイオードポン
ピング固体レーザーにおいて、波長変換波のパワーを安
定化する機能を有するエタロンや波長板等の複数の光学
素子を、1つもしくは複数の固体レーザーロッドに貼着
して一体化し、 これら光学部品のいずれかの端面を共振器ミラーとして
共振器を構成し、 それによる発振レーザービームの第2高調波もしくは、
半導体レーザービームと発振レーザービームの和周波等
の波長変換波を取り出すことを特徴とするレーザーダイ
オードポンピング固体レーザー。 - (5)前記和周波を得るための半導体レーザーとして、
固体レーザーの共振器内にレーザービームを入射させる
半導体レーザーとは別のものを用いることを特徴とする
請求項1〜4いずれか1項記載のレーザーダイオードポ
ンピング固体レーザー。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2120350A JP2981671B2 (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | レーザーダイオードポンピング固体レーザー |
US08/029,378 US5341393A (en) | 1990-05-10 | 1993-03-10 | Laser-diode-pumped solid-state laser |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2120350A JP2981671B2 (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | レーザーダイオードポンピング固体レーザー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0417379A true JPH0417379A (ja) | 1992-01-22 |
JP2981671B2 JP2981671B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=14784056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2120350A Expired - Lifetime JP2981671B2 (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | レーザーダイオードポンピング固体レーザー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2981671B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5392690A (en) * | 1977-01-24 | 1978-08-14 | Mitsubishi Electric Corp | Solid state laser equipment |
JPH01220879A (ja) * | 1988-02-29 | 1989-09-04 | Sony Corp | レーザ光源 |
-
1990
- 1990-05-10 JP JP2120350A patent/JP2981671B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5392690A (en) * | 1977-01-24 | 1978-08-14 | Mitsubishi Electric Corp | Solid state laser equipment |
JPH01220879A (ja) * | 1988-02-29 | 1989-09-04 | Sony Corp | レーザ光源 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2981671B2 (ja) | 1999-11-22 |
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